JP7287134B2 - ウインドレギュレータ - Google Patents

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Description

本発明は、ウインドレギュレータに関する。
特許文献1には、ガイドレールとワイヤと駆動部とスライダベースを有するワイヤレギュレータが開示されている。ガイドレールは、ウインドガラスの開閉方向に沿って配置される。ワイヤは、ガイドレールに沿って設けられ、端部にワイヤエンド部材を有する。駆動部は、ワイヤをガイドレールに沿って移動させる。スライダベースは、ウインドガラス、ワイヤが取り付けられ、ガイドレールと対向する面側にガイドレールに係合する係合部を有し、ガイドレールに移動可能に設けられる。
スライダベースは、ワイヤエンド部材取付部と溝を有する。ワイヤエンド部材取付部は、ガイドレールと対向する面と反対側の面側に開口を有し、その開口からワイヤエンド部材が取り付けられる。溝は、ガイドレールと対向する面と反対側の面側に開口を有し、スライダベースの外部からワイヤエンド取付部にワイヤを案内する。
特許第6025366号公報
しかしながら、特許文献1のワイヤレギュレータは、ガイドレールとスライダベースを組み付ける際に、ガイドレールとスライダベースの係合部を係合させることができないおそれがある。特に、ガイドレールとスライダベースのなす角度(進入角度)が適正角度からずれている場合、スライダベースの係合部にガイドレールの先端部(エッジ部)が当接して、スライダベースの係合部が破損する(折れる)おそれがある。
本発明は、以上の問題意識に基づいて完成されたものであり、ガイドレールとスライダベースを好適に組み付けることができるウインドレギュレータを提供することを目的とする。
本実施形態のウインドレギュレータは、上下方向に延びるガイドレールと、前記ガイドレールに上下方向に駆動可能に支持されるスライダベースと、を有し、前記ガイドレールは、支持壁を有し、前記スライダベースは、前記ガイドレールの前記支持壁により車内側と車外側の少なくとも一方側で支持される被支持部と、前記被支持部よりも前記ガイドレールと前記スライダベースの組付方向の上流側に位置するとともに、前記ガイドレールと前記スライダベースを組み付ける際に、前記被支持部が前記支持壁により車内側と車外側の一方側で支持される場合に、前記ガイドレールの先端部を車内側と車外側の他方側に誘導可能な傾斜誘導部と、を有し、前記被支持部は、前記ガイドレールの前記支持壁により車内側で支持される車内側被支持部と、前記ガイドレールの前記支持壁により車外側で支持される車外側被支持部と、を有し、前記傾斜誘導部は、前記ガイドレールと前記スライダベースを組み付ける際に、前記ガイドレールの先端部を前記車内側被支持部と前記車外側被支持部の間に誘導する、ことを特徴としている。
本実施形態のウインドレギュレータは、上下方向に延びるガイドレールと、前記ガイドレールに上下方向に駆動可能に支持されるスライダベースと、を有し、前記ガイドレールは、支持壁を有し、前記スライダベースは、前記ガイドレールの前記支持壁により車内側と車外側の少なくとも一方側で支持される被支持部と、前記被支持部よりも前記ガイドレールと前記スライダベースの組付方向の上流側に位置するとともに、前記ガイドレールと前記スライダベースを組み付ける際に、前記被支持部が前記支持壁により車内側と車外側の一方側で支持される場合に、前記ガイドレールの先端部を車内側と車外側の他方側に誘導可能な傾斜誘導部と、を有し、前記ガイドレールと前記スライダベースの組付状態では、前記傾斜誘導部は、前記支持壁と非接触である、ことを特徴としている。
前記被支持部は、前記ガイドレールの前記支持壁により車内側で支持される車内側被支持部と、前記ガイドレールの前記支持壁により車外側で支持される車外側被支持部と、を有し、前記傾斜誘導部は、前記ガイドレールと前記スライダベースを組み付ける際に、前記ガイドレールの先端部を前記車内側被支持部と前記車外側被支持部の間に誘導することができる。
前記傾斜誘導部は、前記車内側被支持部に対応する車内側傾斜誘導部と前記車外側被支持部に対応する車外側傾斜誘導部の少なくとも一方を有することができる。
前記車内側傾斜誘導部は、前記ガイドレールと前記スライダベースを組み付ける際に前記ガイドレールの先端部が前記車内側被支持部に当接することを防止し、前記車外側傾斜誘導部は、前記ガイドレールと前記スライダベースを組み付ける際に前記ガイドレールの先端部が前記車外側被支持部に当接することを防止することができる。
前記車内側被支持部は、前記組付方向に対して傾斜する車内側傾斜被支持部を有し、前記車外側被支持部は、前記組付方向に対して傾斜する車外側傾斜被支持部を有し、前記車内側傾斜誘導部は、前記車内側傾斜被支持部又はその延長部と交わらず、前記車外側傾斜誘導部は、前記車外側傾斜被支持部又はその延長部と交わらないことができる。
前記ガイドレールと前記スライダベースの組付状態では、前記傾斜誘導部は、前記支持壁と非接触であることができる。
本発明によれば、ガイドレールとスライダベースを好適に組み付けることができるウインドレギュレータを提供することができる。
本実施形態によるウインドレギュレータを車内側から見た図である。 本実施形態によるウインドレギュレータを車外側から見た図である。 本実施形態によるウインドレギュレータを後側から見た図である。 ガイドレールの一般断面形状を示す図である。 スライダベースの構成を示す拡大図である。 図5のVI-VI線に沿う断面図である。 ガイドレールとスライダベースの組付構造を示す図6に対応する断面図である。 車内側傾斜誘導部の作用効果を示す概念図である。 スライダベースの変形例を示す図6に対応する断面図である。 ガイドレールとスライダベースの組付構造を示す図7に対応する断面図である。 車内側傾斜誘導部と車外側傾斜誘導部の作用効果を示す第1の概念図である。 車内側傾斜誘導部と車外側傾斜誘導部の作用効果を示す第2の概念図である。
図1~図12を参照して、本実施形態によるウインドレギュレータ1について詳細に説明する。以下の説明中の方向(上、下、前、後、車内、車外)は、図中に記載した矢線方向を基準とする。本実施形態において、上下方向は、完全な垂直方向(鉛直方向)のみならず、当該垂直方向から若干傾いた方向(略上下方向)を含む概念で使用する。前後方向と車幅方向は、完全な水平面における方向のみならず、当該水平面から若干傾いた方向(略前後方向と略車幅方向)を含む概念で使用する。
≪ウインドレギュレータ1の全体構造(基本構造)≫
図1~図3は、ウインドレギュレータ1を車内側、車外側、後側から見た図である。図1~図3に示すように、ウインドレギュレータ1は、ガイドレール10とスライダベース20とを有している。ガイドレール10は、ウインドガラス(図示略)の駆動方向である上下方向に延びる。スライダベース20は、ウインドガラス(図示略)が取り付けられると共にガイドレール10に支持されて上下方向(駆動方向)に昇降可能(駆動可能)に案内される。ガイドレール10は、ブラケット30を介して、車両のインナパネル(図示略)に固定される。ガイドレール10とスライダベース20の組付構造は、後に詳細に説明する。
スライダベース20には、当該スライダベース20をガイドレール10に対して上下方向(駆動方向)に沿って駆動するための一対の駆動ワイヤ40、50のそれぞれの一端部が接続されている。
ガイドレール10の上端部には、ガイドプーリ(アッパガイド、ガイドレール組付部材)60が、その回転軸孔に挿通した回転軸61によって回転自在に支持されている(ガイドレール10にガイドプーリ60が組み付けられている)。駆動ワイヤ40は、スライダベース20からガイドレール10に沿って上方向に延び、ガイドプーリ60の外周面上に形成したワイヤガイド溝(図示略)によって支持される。駆動ワイヤ40の進退に応じて、ガイドプーリ60は回転軸61を中心とした回転を行う。
ガイドレール10の下端部には、ガイド部材(ロアガイド、ガイドレール組付部材)70が組み付けられている。駆動ワイヤ50は、スライダベース20からガイドレール10に沿って下方向に延びて、ガイド部材70に案内される。ガイド部材70は、ガイドレール10に対して固定されており、ガイド部材70に形成したワイヤガイド溝(図示略)によって進退可能に駆動ワイヤ50が支持される。
ガイドプーリ60から出た駆動ワイヤ40は、管状のアウタチューブ40Tに挿通され、アウタチューブ40Tが接続されるドラムハウジング80に設けた駆動ドラム90に巻回される。ガイド部材70から出た駆動ワイヤ50は、管状のアウタチューブ50Tに挿通され、アウタチューブ50Tが接続されるドラムハウジング80に設けた駆動ドラム90に巻回される。
ドラムハウジング80に対してモータユニット100が取り付けられる。このモータユニット100は、モータ101と、モータ101の出力軸の回転を減速させながら伝達する減速ギヤ列を内蔵したギヤボックス102とを有している。
アウタチューブ40Tは、一端がガイドプーリ60に接続され、他端がドラムハウジング80に接続され、このように両端位置が定められたアウタチューブ40T内で駆動ワイヤ40が進退可能となっている。アウタチューブ50Tは、一端がガイド部材70に接続され、他端がドラムハウジング80に接続され、このように両端位置が定められたアウタチューブ50T内で駆動ワイヤ50が進退可能となっている。
ドラムハウジング80は車両のドアパネル(図示略)に固定される。モータ101の駆動力によって駆動ドラム90が正逆に回転すると、駆動ワイヤ40と駆動ワイヤ50の一方が駆動ドラム90に対する巻回量を大きくし、駆動ワイヤ40と駆動ワイヤ50の他方が駆動ドラム90から繰り出されて、駆動ワイヤ40と駆動ワイヤ50の牽引と弛緩の関係によってスライダベース20がガイドレール10に沿って移動する。スライダベース20の移動に応じてウインドガラス(図示略)が昇降する。
≪ガイドレール10とスライダベース20の組付構造≫
図4は、ガイドレール10の一般断面形状を示す図である。ガイドレール10は、前後方向に延びる前後方向壁11と、前後方向壁11の前端部から車幅方向の車外側に延びた後に車内側に折り返される折返壁12と、折返壁12の前端部から前側に延びる離間壁13と、前後方向壁11の後端部から車幅方向の車外側に延びる車幅方向壁14と、車幅方向壁14の車外側の端部から後側に延びる離間壁(支持壁)15とを有している。本実施形態では離間壁15を「支持壁」としているが、ガイドレール10の離間壁15以外の部分を「支持壁」としてもよい。
図5は、スライダベース20の構成を示す拡大図である。スライダベース20は、スライダベース20にウインドガラス(図示略)を締結する締結部材(図示略)を挿通するための挿通孔21を有している。スライダベース20は、駆動ワイヤ40のワイヤエンド(図示略)を収納するワイヤエンド収納部22と、駆動ワイヤ50のワイヤエンド(図示略)を収納するワイヤエンド収納部23とを有している。ワイヤエンド収納部22には、駆動ワイヤ40が挿通されるワイヤ溝24が連通して形成されており、ワイヤエンド収納部23には、駆動ワイヤ50が挿通されるワイヤ溝25が連通して形成されている。
図6は、図5のVI-VI線に沿う断面図である。図7は、ガイドレール10とスライダベース20の組付構造を示す図6に対応する断面図である。
スライダベース20は、ガイドレール10の離間壁(支持壁)15により車外側で支持される車外側被支持部(被支持部)26を有している。車外側被支持部26は、下方に向かうに連れて車内側に傾斜する第1傾斜被支持部26Aと、第1傾斜被支持部26Aの先端から延びるとともに下方に向かうに連れて車外側に傾斜する第2傾斜被支持部26Bとを有している。第1傾斜被支持部26Aは、ガイドレール10とスライダベース20の組付方向(上下方向)に対して傾斜する「車外側傾斜被支持部」を構成する。
スライダベース20は、上方から下方に向かって順に、ガイドレール10の離間壁(支持壁)15により車内側で支持される車内側被支持部27、車内側被支持部28、車内側被支持部29を有している。
車内側被支持部27は、下方に向かうに連れて車外側に傾斜する傾斜被支持部を有している。
車内側被支持部28は、下方に向かうに連れて車外側に傾斜する傾斜被支持部28Aと、傾斜被支持部28Aの先端から上下方向に延びる上下方向被支持部28Bとを有している。傾斜被支持部28Aは、ガイドレール10とスライダベース20の組付方向(上下方向)に対して傾斜する「車内側傾斜被支持部」を構成する。
車内側被支持部29は、下方に向かうに連れて車外側に傾斜する傾斜被支持部を有している。
ここで、ウインドレギュレータ1において、ガイドレール10とスライダベース20を組み付ける際に、ガイドレール10とスライダベース20のなす角度(進入角度)が適正角度からずれている場合、スライダベース20の車内側被支持部28(傾斜被支持部28A)にガイドレール10の先端部(エッジ部)が当接して、スライダベース20の車内側被支持部28(傾斜被支持部28A)が破損する(折れる)おそれがある。
本実施形態では、上記の問題を重要な技術課題として捉えて、スライダベース20に、ガイドレール10とスライダベース20を組み付ける際に、ガイドレール10の先端部(エッジ部)が車内側被支持部28(傾斜被支持部28A)に当接して破損する(折れる)ことを防止するために、当該ガイドレール10の先端部(エッジ部)を車外側に誘導する車内側傾斜誘導部(傾斜誘導部)110を形成している。車内側傾斜誘導部110は、ガイドレール10の先端部(エッジ部)をスライダベース20の車外側被支持部26と車内側被支持部27~29の間に誘導する機能も有している。
本実施形態では、車内側傾斜誘導部110が車内側被支持部28(傾斜被支持部28A)に対応して設けられている。但し、車内側被支持部27、29に対応する別の車内側傾斜誘導部を追加で設けてもよい。あるいは/加えて、車外側被支持部26に対応する別の車外側傾斜誘導部を追加で設けてもよい。さらには、車外側傾斜誘導部だけを設けて車内側傾斜誘導部を設けなくてもよい。また、車内側傾斜誘導部と車外側傾斜誘導部は各1つに限定されず(複数あってもよく)、車内側傾斜誘導部と車外側傾斜誘導部は少なくとも一方が設けられていればよい。
車内側傾斜誘導部110は、車内側被支持部28(傾斜被支持部28A)よりもガイドレール10とスライダベース20の組付方向の上流側(図中の上側)に位置している。図6に示すように、車内側傾斜誘導部110は、車内側被支持部28の傾斜被支持部28A又はその延長面と交わらない。
図8に示すように、ガイドレール10とスライダベース20を組み付ける際に、ガイドレール10とスライダベース20のなす角度(進入角度)が適正角度からずれた場合でも、車内側傾斜誘導部110によって、ガイドレール10の先端部(エッジ部)が車外側に誘導され、スライダベース20の車外側被支持部26と車内側被支持部27~29の間に誘導される。
すなわち、ガイドレール10の先端部(エッジ部)が車内側傾斜誘導部110にぶつかって、ガイドレール10とスライダベース20のなす角度(進入角度)が適正角度に補正される結果、ガイドレール10の先端部(エッジ部)が車外側に誘導され、スライダベース20の車外側被支持部26と車内側被支持部27~29の間に誘導される。別減すると、車内側傾斜誘導部110は、ガイドレール10とスライダベース20を組み付ける際に、ガイドレール10の先端部(エッジ部)が車内側被支持部28(特に傾斜被支持部28A)に当接することを防止する。これにより、車内側被支持部28(特に傾斜被支持部28A)が破損する(折れる)ことが効果的に防止される。
図7に示すように、ガイドレール10とスライダベース20の組付状態では、車内側傾斜誘導部110は、ガイドレール10の離間壁(支持壁)15とは非接触である。但し、ウインドレギュレータ1に強い荷重が入力された場合(例えば車両ドアを強く閉めた場合)は、車内側傾斜誘導部110がガイドレール10の離間壁(支持壁)15に接触する場合もある。
図9は、スライダベース20の変形例を示す図6に対応する断面図である。図10は、ガイドレール10とスライダベース20の組付構造を示す図7に対応する断面図である。車内側被支持部27~29及び車内側傾斜誘導部110は、図6~図8と同一の構成及び作用効果を有しているので、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図9、図10の変形例では、図6~図8の車外側被支持部26に代えて車外側被支持部26’を設けている。車外側被支持部26’は、上方に向かうに連れて車内側に傾斜する第1傾斜被支持部26A’と、第1傾斜被支持部26A’の先端から延びるとともに上方に向かうに連れて車外側に傾斜する第2傾斜被支持部26B’とを有している。第2傾斜被支持部26B’は、ガイドレール10とスライダベース20の組付方向(上下方向)に対して傾斜する「車外側傾斜被支持部」を構成する。
図9、図10の変形例では、車内側傾斜誘導部110に加えて、スライダベース20に車外側傾斜誘導部(傾斜誘導部)120を設けている。車外側傾斜誘導部120は、車外側被支持部26’(第2傾斜被支持部26B’)に対応して設けられている。車外側傾斜誘導部120は、ガイドレール10とスライダベース20を組み付ける際に、ガイドレール10の先端部(エッジ部)が車外側被支持部26’(第2傾斜被支持部26B’)に当接して破損する(折れる)ことを防止するために、当該ガイドレール10の先端部(エッジ部)を車内側に誘導する。車外側傾斜誘導部120は、ガイドレール10の先端部(エッジ部)をスライダベース20の車外側被支持部26’と車内側被支持部27~29の間に誘導する機能も有している。
車外側傾斜誘導部120は、車外側被支持部26’(第2傾斜被支持部26B’)よりもガイドレール10とスライダベース20の組付方向の上流側(図中の上側)に位置している。図9に示すように、車外側傾斜誘導部120は、車外側被支持部26’の第2傾斜被支持部26B’又はその延長面と交わらない。
図11、図12に示すように、ガイドレール10とスライダベース20を組み付ける際に、ガイドレール10とスライダベース20のなす角度(進入角度)が適正角度からずれた場合でも、車内側傾斜誘導部110と車外側傾斜誘導部120によって、ガイドレール10の先端部(エッジ部)がスライダベース20の車外側被支持部26’と車内側被支持部27~29の間に誘導される。
図11では、ガイドレール10の先端部(エッジ部)が車外側傾斜誘導部120にぶつかって、ガイドレール10とスライダベース20のなす角度(進入角度)が適正角度に補正される結果、ガイドレール10の先端部(エッジ部)がスライダベース20の車外側被支持部26’と車内側被支持部27~29の間に誘導される。すなわち、車外側傾斜誘導部120は、ガイドレール10とスライダベース20を組み付ける際に、ガイドレール10の先端部(エッジ部)が車外側被支持部26’(特に第2傾斜被支持部26B’)に当接することを防止する。これにより、車外側被支持部26’(特に第2傾斜被支持部26B’)が破損する(折れる)ことが効果的に防止される。
図12では、ガイドレール10の先端部(エッジ部)が車内側傾斜誘導部110にぶつかって、ガイドレール10とスライダベース20のなす角度(進入角度)が適正角度に補正される結果、ガイドレール10の先端部(エッジ部)がスライダベース20の車外側被支持部26’と車内側被支持部27~29の間に誘導される。すなわち、車内側傾斜誘導部110は、ガイドレール10とスライダベース20を組み付ける際に、ガイドレール10の先端部(エッジ部)が車内側被支持部28(特に傾斜被支持部28A)に当接することを防止する。これにより、車内側被支持部28(特に傾斜被支持部28A)が破損する(折れる)ことが効果的に防止される。
図10に示すように、ガイドレール10とスライダベース20の組付状態では、車内側傾斜誘導部110と車外側傾斜誘導部120は、ガイドレール10の離間壁(支持壁)15とは非接触である。但し、ウインドレギュレータ1に強い荷重が入力された場合(例えば車両ドアを強く閉めた場合)は、車内側傾斜誘導部110と車外側傾斜誘導部120がガイドレール10の離間壁(支持壁)15に接触する場合もある。
以上のように、本実施形態のウインドレギュレータ1では、スライダベース20に、被支持部(車外側被支持部26’、車内側被支持部28)よりもガイドレール10とスライダベース20の組付方向の上流側に位置するとともに、ガイドレール10とスライダベース20を組み付ける際に、被支持部(車外側被支持部26’、車内側被支持部28)が支持壁(離間壁15)により車内側と車外側の一方側で支持される場合に、ガイドレール10の先端部を車内側と車外側の他方側に誘導可能な傾斜誘導部(車内側傾斜誘導部110、車外側傾斜誘導部120)を形成している。この傾斜誘導部(車内側傾斜誘導部110、車外側傾斜誘導部120)は、ガイドレール10とスライダベース20を組み付ける際に、ガイドレール10の先端部をスライダベース20の車外側被支持部26又は26’と車内側被支持部27~29の間に誘導する。このため、ガイドレール10とスライダベース20を好適に組み付けることができる。例えば、ガイドレール10とスライダベース20を組み付ける際に、スライダベース20の車外側被支持部26若しくは26’又は車内側被支持部27~29にガイドレール10の先端部(エッジ部)が当接して、スライダベース20の車外側被支持部26若しくは26’又は車内側被支持部27~29が破損する(折れる)ことを効果的に防止することができる。
ここで、傾斜誘導部(車内側傾斜誘導部110、車外側傾斜誘導部120)が、ガイドレール10の先端部を車内側と車外側の他方側に「誘導可能」と表現した趣旨は、以下の通りである。上述した通り、ガイドレール10とスライダベース20を組み付ける際に、ガイドレール10とスライダベース20のなす角度(進入角度)が適正角度からずれた場合に、傾斜誘導部(車内側傾斜誘導部110、車外側傾斜誘導部120)が、ガイドレール10の先端部を車内側と車外側の他方側に誘導する。逆に言うと、ガイドレール10とスライダベース20を組み付ける際に、ガイドレール10とスライダベース20のなす角度(進入角度)が適正角度の範囲内に収まっていれば、傾斜誘導部(車内側傾斜誘導部110、車外側傾斜誘導部120)がガイドレール10の先端部を車内側と車外側の他方側に誘導しない場合がある。以上を踏まえて、ガイドレール10とスライダベース20を組み付ける際に、ガイドレール10とスライダベース20のなす角度(進入角度)が適正角度からずれた場合に、ガイドレール10の先端部を車内側と車外側の他方側に誘導する傾斜誘導部(車内側傾斜誘導部110、車外側傾斜誘導部120)である限りで、本発明の技術的範囲に属することになる(実際の誘導の有無は問わない)。
1 ウインドレギュレータ
10 ガイドレール
11 前後方向壁
12 折返壁
13 離間壁
14 車幅方向壁
15 離間壁(支持壁)
20 スライダベース
21 挿通孔
22 23 ワイヤエンド収納部
24 25 ワイヤ溝
26 26’ 車外側被支持部(被支持部)
26A 26A’ 第1傾斜被支持部
26B 26B’ 第2傾斜被支持部(車外側傾斜被支持部)
27 車内側被支持部(被支持部、傾斜被支持部)
28 車内側被支持部(被支持部)
28A 傾斜被支持部(車内側傾斜被支持部)
28B 上下方向被支持部
29 車内側被支持部(被支持部、傾斜被支持部)
30 ブラケット
40 50 駆動ワイヤ
40T 50T アウタチューブ
60 ガイドプーリ(アッパガイド、ガイドレール組付部材)
61 回転軸
70 ガイド部材(ロアガイド、ガイドレール組付部材)
80 ドラムハウジング
90 駆動ドラム
100 モータユニット
101 モータ
102 ギヤボックス
110 車内側傾斜誘導部(傾斜誘導部)
120 車外側傾斜誘導部(傾斜誘導部)

Claims (6)

  1. 上下方向に延びるガイドレールと、
    前記ガイドレールに上下方向に駆動可能に支持されるスライダベースと、
    を有し、
    前記ガイドレールは、支持壁を有し、
    前記スライダベースは、
    前記ガイドレールの前記支持壁により車内側と車外側の少なくとも一方側で支持される被支持部と、
    前記被支持部よりも前記ガイドレールと前記スライダベースの組付方向の上流側に位置するとともに、前記ガイドレールと前記スライダベースを組み付ける際に、前記被支持部が前記支持壁により車内側と車外側の一方側で支持される場合に、前記ガイドレールの先端部を車内側と車外側の他方側に誘導可能な傾斜誘導部と、
    を有し、
    前記被支持部は、
    前記ガイドレールの前記支持壁により車内側で支持される車内側被支持部と、
    前記ガイドレールの前記支持壁により車外側で支持される車外側被支持部と、
    を有し、
    前記傾斜誘導部は、前記ガイドレールと前記スライダベースを組み付ける際に、前記ガイドレールの先端部を前記車内側被支持部と前記車外側被支持部の間に誘導する、
    ことを特徴とするウインドレギュレータ。
  2. 前記傾斜誘導部は、前記車内側被支持部に対応する車内側傾斜誘導部と前記車外側被支持部に対応する車外側傾斜誘導部の少なくとも一方を有する、
    ことを特徴とする請求項に記載のウインドレギュレータ。
  3. 前記車内側傾斜誘導部は、前記ガイドレールと前記スライダベースを組み付ける際に前記ガイドレールの先端部が前記車内側被支持部に当接することを防止し、
    前記車外側傾斜誘導部は、前記ガイドレールと前記スライダベースを組み付ける際に前記ガイドレールの先端部が前記車外側被支持部に当接することを防止する、
    ことを特徴とする請求項に記載のウインドレギュレータ。
  4. 前記車内側被支持部は、前記組付方向に対して傾斜する車内側傾斜被支持部を有し、
    前記車外側被支持部は、前記組付方向に対して傾斜する車外側傾斜被支持部を有し、
    前記車内側傾斜誘導部は、前記車内側傾斜被支持部又はその延長部と交わらず、
    前記車外側傾斜誘導部は、前記車外側傾斜被支持部又はその延長部と交わらない、
    ことを特徴とする請求項又は請求項に記載のウインドレギュレータ。
  5. 前記ガイドレールと前記スライダベースの組付状態では、前記傾斜誘導部は、前記支持壁と非接触である、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載のウインドレギュレータ。
  6. 上下方向に延びるガイドレールと、
    前記ガイドレールに上下方向に駆動可能に支持されるスライダベースと、
    を有し、
    前記ガイドレールは、支持壁を有し、
    前記スライダベースは、
    前記ガイドレールの前記支持壁により車内側と車外側の少なくとも一方側で支持される被支持部と、
    前記被支持部よりも前記ガイドレールと前記スライダベースの組付方向の上流側に位置するとともに、前記ガイドレールと前記スライダベースを組み付ける際に、前記被支持部が前記支持壁により車内側と車外側の一方側で支持される場合に、前記ガイドレールの先端部を車内側と車外側の他方側に誘導可能な傾斜誘導部と、
    を有し、
    前記ガイドレールと前記スライダベースの組付状態では、前記傾斜誘導部は、前記支持壁と非接触である、
    ことを特徴とするウインドレギュレータ。
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