JPH05280248A - ウインドレギュレ−タ装置 - Google Patents

ウインドレギュレ−タ装置

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JPH05280248A
JPH05280248A JP10898792A JP10898792A JPH05280248A JP H05280248 A JPH05280248 A JP H05280248A JP 10898792 A JP10898792 A JP 10898792A JP 10898792 A JP10898792 A JP 10898792A JP H05280248 A JPH05280248 A JP H05280248A
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wire
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晴久 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易且つ小型な機構によって、ワイヤの弛み
を除去もしくは吸収できるワイヤ方式のウインドレギュ
レ−タ装置を提供すること。 【構成】 ウインドガラスを支持してガイドレ−ル上を
上方又は下方へ摺動するスライダベ−スに取付けられる
ワイヤエンド固定部材20を;ワイヤ11,11’の一端部に
取付けられるエンドブシュ29と、該エンドブシュ29を係
止するための係止面27a を有する係止部27と、該係止部
27から導出されるワイヤ11を半円カ−ブで反転させて当
該ワイヤ11についての引張方向へ導出するガイド部23
と、該ガイド部23をそこで反転されるワイヤについての
引張方向と逆の方向へ付勢するスプリング25と、を用い
て構成したワイヤ方式のウインドレギュレ−タ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウインドレギュレ−タ
装置に関する。詳しくは、ウインドガラス支持用のスラ
イダベ−スを引張して昇降させるためのワイヤが弛むこ
とによる不具合を防止した装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のウインドガラスを支持するスラ
イダベ−スを、ドアパネル内に配設したガイドレ−ルに
案内させて上方又は下方に摺動させることにより、ウイ
ンドガラスを開閉するウインドレギュレ−タ装置であっ
て、上記スライダベ−スの摺動を、該ベ−スに取付けた
ワイヤの引張力によって行うようにした、いわゆるワイ
ヤ方式のレギュレ−タ装置が提供されている。
【0003】ワイヤ方式のウインドレギュレ−タ装置で
は、組み付け時に、又は、使用によって、ワイヤに弛み
が発生する。その場合には、ワイヤとウインドガラスと
が干渉して油がガラスに付着したり、昇降時の遊び量が
増大したり、といった不具合が発生する。また、ワイヤ
方式のウインドレギュレ−タ装置では、スライダベ−ス
の上下に導出される各ワイヤを、ガイドレ−ルの上下端
のプ−リ−にて各々方向を変換した後、単一のワイヤ巻
取ドラムに各々反対回りに巻回して取り付けており、該
ワイヤ巻取ドラムを正方向又は逆方向に回転させること
により、スライダベ−スを上方向又は下方向へ摺動させ
ている。このため、上記の如くワイヤに弛みが生ずる
と、ワイヤ巻取ドラムに各々反対回りに巻回されるワイ
ヤが、ドラム周面の正規の溝に巻き取られず、他方のワ
イヤの溝に乗り上げてしまい、作動不能に到るという不
具合も発生する。
【0004】このため、本発明者は、ワイヤの弛みを吸
収するべく、図4の方式を考案している。これは、スラ
イダベ−スに取付けられるワイヤエンド固定部材200
に、ワイヤ11(上方側のワイヤ)の一端部を接続する方
式である。図4では、ワイヤ11の一端に取付けたエンド
ブシュ209 を、ワイヤエンド固定部材200 内に設けた空
洞207 の係止面207aによって係止するとともに、該エン
ドブシュ209 を、スプリング205 によって反引張方向
(矢印b,b’方向)へ付勢している。なお、下方側の
ワイヤ11’の場合も上方側のワイヤ11と同様である。
【0005】ワイヤの弛みを除去もしくは吸収するため
の上記以外の他の方式としては、実公平2−18228
号公報,実公平2−30627号公報,実公平3−33
915号公報,等に記載の方式が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図4の方式は、ワイヤ
の弛みを吸収するためのストロ−ク、つまり、吸収可能
な量が小さい。また、ストロ−クを大きくするために
は、ワイヤエンド固定部材200 の上下方向(ワイヤ方
向)の長さを大きくする必要があるが、これは、コスト
アップになるばかりでなく、狭いドアパネル内に設置す
るために部品を小型軽量化したいという要請にも反す
る。
【0007】実公平2−18228号公報,実公平2−
30627号公報の方式は、ワイヤを巻き取るためのド
ラム側に、ワイヤの弛みを吸収するためのバネ機構を設
けたものであるが、機構が複雑であり、また、部品点数
も多い。実公平3−33915号公報の方式は、ワイヤ
の弛みを吸収するためのプ−リ−及びバネ機構を設けた
ものであるが、これも、機構が複雑であり、部品点数が
多い。
【0008】本発明は、簡易且つ小型な機構により、ワ
イヤの弛みを除去もしくは吸収できるワイヤ方式のウイ
ンドレギュレ−タ装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車用ウイ
ンドガラスを支持するスライダベ−スを、該スライダベ
−スに一端部を接続したワイヤの引張力により、自動車
用ドアパネル内に配設されるガイドレ−ルの案内で上方
又は下方に摺動させて、ウインドガラスを開閉するよう
にしたウインドレギュレ−タ装置に於いて;前記ワイヤ
の一端部と前記スライダベ−スとの接続を、該スライダ
ベ−スに取付けられるワイヤエンド固定部材に於いて行
い、該ワイヤエンド固定部材を;前記ワイヤの一端部に
取付けられるエンドブシュと、前記エンドブシュを係止
するための係止面を有する係止部と、前記係止部から導
出されるワイヤを半円カ−ブで反転させて当該ワイヤの
引張方向へ導出させるガイド部と、前記ガイド部を当該
ワイヤの反引張方向へ付勢する付勢手段と、を用いて構
成したウインドレギュレ−タ装置である。
【0010】上記に於いて、『ワイヤの引張方向』と
は、当該ワイヤの引張によってスライダベ−スが移動さ
れる方向であり、『反引張方向』とは、これとは逆の方
向である。したがって、上側のワイヤの場合は、上方向
が『引張方向』,下方向が『反引張方向』となる。ま
た、下側のワイヤであれば、これとは逆となる。
【0011】
【作用】ワイヤ端部に取付けたエンドブシュを係止面で
係止されることにより、ワイヤは、ワイヤエンド固定部
材に接続される。係止部から引出されたワイヤは、ガイ
ド部で半円状のカ−ブで反転されて、ワイヤエンド固定
部材外へ導出される。ガイド部には、常に、反引張方向
への付勢力が与えられている。このため、ワイヤは、常
に、反引張方向へ付勢され、これにより、弛みが吸収さ
れる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1〜図
3は実施例を示し、図1はスライダベ−ス10の概略構成
を、図2はワイヤエンド固定部材20の断面構成を、図3
はウインドレギュレ−タ装置の概略構成を、各々示す。
【0013】図3のように、本装置は、自動車用ウイン
ドガラス51を支持しているスライダベ−ス10を、自動車
用ドアパネル52内に配設されたガイドレ−ル13の案内で
上方向又は下方向に摺動させることにより、ウインドガ
ラス51を開閉するウインドレギュレ−タ装置である。
【0014】スライダベ−ス10の上方向又は下方向への
移動は、巻取ドラム17を正方向又は逆方向へ回転させ
て、上プ−リ−15又は下プ−リ15’を介して上ワイヤ11
又は下ワイヤ11’を引っ張ることにより、行われる。巻
取ドラム17の正逆回転は、不図示のハンドルによって手
動で、又は、不図示のモ−タによって電動で、行うこと
ができる。また、スライダベ−ス10の摺動は、図1の如
くスライダベ−ス10の上下端部に取付けた摺動ピ−ス10
a,10b を、ガイドレ−ル13に脱落しないように嵌め合わ
せて、これらをガイドレ−ル13上で摺動させることによ
り、行われる。
【0015】スライダベ−ス10の車内側の面には、ワイ
ヤ11,11’の端部を接続するための樹脂製のワイヤエン
ド固定部材20が、図1の如く、ガイドレ−ル13の近傍の
位置に、且つ、ガイドレ−ル13に平行に取付けられてい
る。
【0016】ワイヤエンド固定部材20は、図2のよう
に、ワイヤ11の端部に取付けられたエンドブシュ29を、
空間27の係止面27a で係止するとともに、空間27から引
き出されたワイヤ11を、半円状のガイド23のガイド溝23
a に沿って案内しつつ反転させて、ワイヤエンド固定部
材20外へ導出するものであり、ガイド23に対しては、そ
の背後に配設されたスプリング25によって、ワイヤ11の
反引張方向(上ワイヤ11の場合は下方向)への付勢力が
与えられている。
【0017】このようにワイヤエンド固定部材20が構成
されているため、組み付け時に、又は、使用によって、
ワイヤ11に弛みが生じたとしても、その弛みは、スプリ
ング25の付勢力でガイド23が反引張方向へ変位すること
によって吸収される。また、弛みの吸収量は、ワイヤ11
がガイド23で反転されているため、ガイド23の変位量の
2倍である。即ち、短い変位ストロ−クで、十分な吸収
効果を得ることができる。また、変位ストロ−クが短く
て足りるため、スプリング25も、バネ特性の良好な領域
で用いることができる。なお、下ワイヤ11’について
も、上ワイヤ11と同様である。
【0018】
【発明の効果】以上、本発明では、ウインドレギュレ−
タ装置のワイヤに生ずる弛みは、ワイヤエンド固定部材
のガイド部が、その背後の付勢手段の付勢力で変位する
ことにより吸収される。また、その吸収ストロ−クも、
ガイド部の変位ストロ−クの2倍である。即ち、短い変
位ストロ−クで充分な吸収効果を得る。また、ワイヤエ
ンド固定部材の大型化も免れる。このようにワイヤの弛
みが吸収されるため、ワイヤとウインドガラスとの干渉
による油のガラスへの付着,昇降時の遊び量の増大,さ
らには、ワイヤ巻取ドラムの作動不能等の不具合も防止
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例装置に搭載されるスライダベ−スの説明
図である。
【図2】上記スライダベ−スに取付けられるワイヤエン
ド固定部材の断面図である。
【図3】実施例装置を自動車に組み付けた様子を示す説
明図である。
【図4】従来のワイヤエンド固定部材の断面図である。
【符号の説明】
10 スライダベ−ス, 11,11’ ワイヤ, 20 ワイヤエンド固定部材, 23 ガイド, 25 スプリング, 27 空間, 29 エンドブシュ,

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用ウインドガラスを支持するスラ
    イダベ−スを、該スライダベ−スに一端部を接続したワ
    イヤの引張力により、自動車用ドアパネル内に配設され
    るガイドレ−ルの案内で上方又は下方に摺動させて、ウ
    インドガラスを開閉するようにしたウインドレギュレ−
    タ装置に於いて;前記ワイヤの一端部と前記スライダベ
    −スとの接続を、該スライダベ−スに取付けられるワイ
    ヤエンド固定部材に於いて行い、該ワイヤエンド固定部
    材を;前記ワイヤの一端部に取付けられるエンドブシュ
    と、 前記エンドブシュを係止するための係止面を有する係止
    部と、 前記係止部から導出されるワイヤを半円カ−ブで反転さ
    せて当該ワイヤの引張方向へ導出させるガイド部と、 前記ガイド部を、当該ワイヤの反引張方向へ付勢する付
    勢手段と、 を用いて構成したウインドレギュレ−タ装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06146709A (ja) * 1992-11-06 1994-05-27 Aisin Seiki Co Ltd ウインドレギユレータ装置
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JP2018178470A (ja) * 2017-04-10 2018-11-15 株式会社ミツバ ローラユニットおよび車両用開閉体駆動装置

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