JP2007186928A - 車両用スライドドア装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用スライドドア装置のケーブル先端の車体側への結合作業を作業性良好かつ正確にできるようにする。
【解決手段】車両のスライドドアに設けたモーター駆動装置に巻き取り繰り出し可能に設けた第1ケーブル2を車体のケーブルガイド1に沿って配策し、第1ケーブル2の先端をケーブルガイド1の前端付近で車体側へ結合し、上記モーター駆動装置により第1ケーブル2を巻き取ることによりスライドドアをドア開口の閉じ方向へ移動せしめる車両用スライドドア装置において、ケーブルガイド1の前端部側に配置し、第1ケーブル2を所定方向に案内する補助ガイド3と、第1ケーブル2の先端に連結し、第1ケーブル2に張力を付与するテンショナー20とを備え、補助ガイド3とテンショナー20が相互に結合せしめた状態で車体に組付け、テンショナー20を介して第1ケーブル2の先端を車体側へ結合するようになす。
【選択図】 図1

Description

本発明は車体のドア開口を開閉するスライドドア装置、特に駆動装置によりスライドドアを自動に開閉移動せしめる車両用スライドドア装置に関する。
従来、スライドドアを自動に開閉移動せしめる車両用スライドドア装置としては、下記特許文献1,2に記載されている。
図11はこの種の従来のスライドドア装置の代表例を示す。スライドドア80は、車体Bの側面に形成されたドア開口90の上縁と下縁に沿って設置されたアッパレール91、ロアレール92、およびドア開口90後方のクォータパネル94に設置されたセンタレール93にそれぞれ、図略のガイドロ−ラ−を介して前後に移動可能に支持され、ドア開口90を開閉する。車体側にはセンタレール93の下縁に沿ってケーブルガイド1が設けられている。
スライドドア80には内部空間に、電動モーター等を備えた駆動装置81が組み込まれており、駆動装置81にはこれにより巻き取り、送り出し可能に連結された第1および第2ケーブル2,7が設けられている。第1および第2ケーブル2,7はドア80内に設けられた中継プーリー82および案内プーリー83を経てドア80側から車体B側へ渡され、ケーブルガイド1に沿って前後方向に配索されている。そして、第1ケーブル2の先端はケーブルガイド1の前端位置でケーブル2に張力を付与するテンショナー20を介して車体側に結合され、第2ケーブル7はケーブルガイド1の後端位置でケーブル7に張力を付与するテンショナー70を介して車体側に結合されている。
スライドドア駆動装置は、スライドドア80の閉じ位置で、駆動装置81により第1ケーブル2を送り出しつつ第2ケーブル7を巻き取ることでスライドドア80を後方の開き位置へ移動させ、ドア閉じ位置から駆動装置81により第1ケーブル2を巻き取りつつ第2ケーブル7を送り出すことで上記閉じ位置へ移動させる。
特開2003−82928号公報 特開2004−176417号公報
ところで、第1ケーブル2の先端(テンショナー20)はドア開口90の開口後縁をなすリヤピラー95のピラー前端面96に結合され、この場合、図12に示すように、ケーブルガイド1の前端にはこれを車体側へ締結する金属板のブラケット10が設けられ、ブラケット10にはケーブルガイド1の前方位置で第1ケーブル2を下方へ曲げ案内する補助ガイド3と、ケーブルガイド1の前斜め下方位置にテンショナー20を固定するテンショナー取付部4が設けられている。そして第1ケーブル2は、補助ガイド3を通してこれに沿って下方へ曲げられ、テンショナー20を上下方向にテンショナー取付部4へ嵌合係止して第1ケーブル2の先端が車体側へ結合される。
しかしながら、第1ケーブル2の先端を車体側へ結合する作業はスライドドア80を車体Bへ組付けた後で作業がなされ、車体側へ組付けられたスライドドア80は全開位置でもドア前端がドア開口90の後縁(リヤピラー95の前端面96)よりも前側位置となり、ドア開口90の車外側からケーブル2の先端の結合作業を行うことができず車室内側からの作業となる。車室内側からの作業では作業スペースが限られ、しかもスライドドア80の車室面に沿うようにピラー前端面96側へ向かって作業しなければならず作業性がよくない。このため作業に正確性を欠き、ケーブル2の補助ガイドへ通す作業やテンショナー20をテンショナー取付部4へ嵌合係止する作業が不完全となるおそれがある。そこで本発明は、ケーブル先端の車体側への結合作業を作業性良好かつ正確にでき、補助ガイドからのケーブルの外れや取付部からのテンショナーの外れることのない車両用スライドドア装置を提供することを課題としてなされたものである。
本発明は車体に設けられたガイドレールと、該ガイドレールにスライド自在に支持されたスライドドアと、上記スライドドアに配置されたモーター駆動装置と、上記ガイドレールに沿って配置されたケーブルガイドと、上記モーター駆動装置に巻き取り繰り出し可能に設けられ、先端が上記ケーブルガイドの前端部側の車体に結合され、スライドドアと上記先端との間の部分が上記ケーブルガイドに保持される第1ケーブルと、上記モーター駆動装置に巻き取り繰り出し可能に設けられ、先端が上記ケーブルガイドの後端部側の車体に結合され、スライドドアと上記先端との間の部分が上記ケーブルガイドに保持される第2ケーブルとを備え、上記駆動装置により上記第1ケーブルを巻き取りつつ上記第2ケーブルを繰り出すことによりスライドドアが上記ガイドレールに沿ってドア開口の閉じ方向へ移動し、上記駆動装置により上記第1ケーブルを繰り出しつつ上記第2ケーブルを巻き取ることによりスライドドアが上記ガイドレールに沿ってドア開口の開き方向へ移動する車両用スライドドア装置であって、上記ケーブルガイドの前端部側に配置され、上記第1ケーブルを所定方向に案内する補助ガイドと、第1ケーブルの先端に連結され、第1ケーブルに張力を付与するテンショナーとを備え、上記補助ガイドと上記テンショナーが相互に結合された状態で車体に組付け、テンショナーを介して第1ケーブルの先端を車体側へ結合するようになす(請求項1)。補助ガイドをテンショナー側へ結合するようにしたので、第1ケーブルを補助ガイドに通す作業を車体側で行う必要がなく、作業性容易かつ確実に第1ケーブルを補助ガイドに通すことができる。また補助ガイドとテンショナーとを一度に車体側へ取付けるので車体側での作業工数を軽減できテンショナーを車体側へ確実に取付けることができる。
上記ケーブルガイドの前端には車体へ固定する前端ブラケットを備え、該前端ブラケットを介してケーブルガイドの前端を車体のドア開口の後縁をなす車体ピラーの前端面に結合するようになし、該前端ブラケットにはケーブルガイド前端の前斜め下方位置にテンショナー取付部が設けられ、該テンショナー取付部に上記テンショナーを取付け、第1ケーブルの先端を車体ピラーの前端面に結合するようになし、上記補助ガイドを、テンショナーからケーブルガイドの前端へ向けて上方かつ後側へ緩やかに湾曲する湾曲形状に形成して第1ケーブルの先端を上記ケーブルガイドの前端から前斜め下方へ向けて湾曲状に案内するようになす(請求項2)。テンショナーを備えた第1ケーブルの先端を車体ピラーの前端面に結合するスライドドア装置に好適に適用できる。
上記テンショナーはその外周を囲む箱型のケーシングの上端面に、上記第1ケーブルの先端をケーシング内へ挿通する筒型突起状の挿通部を有し、上記補助ガイドは、上記テンショナー側から上記ケーブルガイドの前端側へ湾曲状に延び、ケーブルを案内するガイド溝を有する断面ほぼコ字形のガイド本体と、該ガイド本体の下端部側の上記ガイド溝の開口を覆うカバー体とを備え、上記ガイド本体のガイド溝に上記ケーブルを通し、上記カバー体で上記ガイド溝の開口を覆ってガイド本体の下端部を筒状に構成し、ガイド本体とカバー体とで上記挿通部を挟み付けてテンショナーと補助ガイドとを結合せしめる(請求項3)。第1ケーブルを補助ガイドに通す作業やテンショナーと補助ガイドとの連結が容易にできる。
上記テンショナー取付部と上記ケーブルガイドの前端ブラケットとを別体で構成し、テンショナー取付部を、これにテンショナーを取付けた状態で、上記ケーブルガイドの前端ブラケットに締結固定せしめる(請求項4)。テンショナーをテンショナー取付部に嵌合係止した後にテンショナー取付部を車体側に締結してテンショナーを車体側へ取付けるようにしたので、より確実なテンショナーの取付けができる。
本発明を車両のスライドドア装置に適用した実施形態を説明する。本実施形態のスライドドア装置は従来構造と同様のスライドドアを自動で開閉動作させるドア装置で、図11に示すように、車体Bの側面に形成されたドア開口90の上縁、下縁およびドア開口90後方のクォータパネル94に沿って設置されたアッパレール91、ロアレール92、およびセンタレール93にそれぞれ、図略のガイドロ−ラ−を介してスライドドア80が前後に移動可能に支持されている。
センタレール93は、クォータパネル94の車外面の前後方向に延びる凹状の溝部941内に複数のネジ部材Nにより締結してあり、センタレール93の前端は車室側へ緩やかに湾曲し、ドア開口90の開口後縁をなす車体ピラー95の前端面96に締結してある。センタレール93にはその下縁の全長にわたって後述の第1および第2ケーブル2,7を保持するケーブルガイド1が設けてある。ケーブルガイド1は図略の複数のクリップによりセンタレール93の下縁に沿って係止固定するとともに、前端に設けた前端ブラケット10を車体ピラー95の前端面96に締結するとともに、後端の後端ブラケット11をクォータパネル94の溝部941後端に締結してある。
スライドドア80内には、下端部に電動モーター等を有するモーター駆動装置81が設けてあり、ドアベルトライン付近の前後位置にそれぞれ中継プーリー82と案内プーリー83が組付けてある。モーター駆動装置81にはこれに巻き取りまたは繰り出し可能に第1ケーブル2と第2ケーブル7が設けてある。
第1および第2ケーブル2,7は、中継プーリー82および案内プーリー83を経てドア80の後端から車体側へ渡され、第1ケーブル2をケーブルガイド1に沿って前方へ配索し、ケーブル先端をケーブルガイド1の前端ブラケット10を介して車体側に結合するとともに、第2ケーブル7をケーブルガイド1に沿って後方へ配索し、ケーブル先端をケーブルガイド1の後端ブラケット11を介して車体側に結合している。
スライドドア装置は、モーター駆動装置81により第1ケーブル2を繰り出しつつ第2ケーブル7を巻き取ることで、スライドドア80を閉じ位置から後方へ自動に移動せしめてドア開口90を開き、逆にモーター駆動装置81により第1ケーブル2を巻き取りつつ第2ケーブル7を繰り出すことで、スライドドア80を開き位置から前方へ自動に移動せしめてドア開口90を閉じる。
以下、図1ないし図7に基づいて本発明の要部にかかる第1ケーブル2の先端の車体側への結合部の詳細を説明する。図1ないし図3に示すように、ケーブルガイド1の前端ブラケット10は、ケーブルガイド1の前端から前斜め下方へ延びる金属板で、後部上端がケーブルガイド1の前端とリベットによりカシメ結合してある。前端ブラケット10はその中央付近に形成された貫通穴を介してネジ部材Nにより車体ピラー95の前端面96に締結される。前端ブラケット10の前端下部には、第1ケーブル2の先端に連結されたテンショナー20を取付けるテンショナー取付部4が上下方向に形成してある。
テンショナー取付部4は、前端ブラケット10の前端下部に重ね合せて溶接する溶接部41とその後端から屈曲して車外側へ突出する後面部42とで、前方かつ車外側へ開口する断面ほぼL字形の金属板で構成してある。テンショナー取付部4には後面部42の上端から前方へ屈曲して上部を覆う上面部43が形成してあり、上面部43の中央には車外側からほぼU字状に切欠いたスリット44が設けてある。後面部42には中央に上下方向に長径の係止穴45が形成してある。
また前端ブラケット10にはテンショナー取付部4とケーブルガイド1前端との間に、ブラケット上縁から屈曲して車外側へ張り出す舌片状の補助ガイド支持部46が形成してある。
第1ケーブル2の先端に連結されたテンショナー20は、合成樹脂からなる箱型のケーシング内で構成してあり、上記ケーシングの一端には第1ケーブル2を挿通する挿通部21が形成してある。挿通部21は上記一端から外側へ突出する円筒状で、先端がロート状に拡径してある。テンショナー20は挿通部21を通して第1ケーブル2の先端を収容し、かつケーシング内に設けたスプリングにより第1ケーブル2の先端を常にテンショナー2内へ引き込む方向に付勢し、第1ケーブル2に張力を与えるようにしている。
テンショナー20にはケーシングの車外側の外周表面に上記テンショナー取付部4に嵌合係止する際に作業者がつかむ把手部22が形成してあり、かつケーシングの外周後面にはテンショナー取付部4の後面部42に対応して、上記外周後面と所定の間隔をおいて近接対向する係止片23が設けてある。係止片23は上記外周後面から後へ張り出す基端部と、基端部から屈曲して外周後面と平行に延びる係止部とで断面ほぼL字状に形成してある。係止片23の先端には上記外周後面側へ突出する係止爪を備えている。
図3ないし図7に示すように、補助ガイド3は合成樹脂製で、ガイド本体3aとこれに組付けるカバー体3bとからなる2部品で構成してあり、下端をテンショナー20と連結する構造である。ガイド本体3aは下端から上方かつ後方へ向けて円弧状に形成してあり、ガイド本体3aの車外側の表面には全長にわたって第1ケーブル2を通すガイド溝31が形成してあり、断面ほぼコ字形をなす。ガイド溝31の下端および後端は開放しており、下端にはテンショナー20の挿通部21に対応して溝幅を拡径し、挿通部21と嵌合可能な連結部32が形成してある。ガイド本体3aはその下半部の車外側にカバー体3bを組付けるようにしてある。
ガイド本体3aの中間部には上記下半部よりも車外側へ張り出してガイド本体3aの横幅を拡大する張出部30が設けてあり、張出部30は後端部に向かって漸次横幅を小さくするテーパー状に形成してある。これは上記下半部にカバー体3bを組付けたときに該下半部から後端部へ滑らかに横幅を細くするようにしている。ガイド本体3aの下端は前後幅が拡大してあり、下端の前後両側には車外側へ向けて開口し、ガイド本体3aの横幅方向へ延びる角形トンネル状の係止穴33,33が形成してある。各係止穴33,33の奥端はそれぞれ、前方および後方へ屈曲してある。またガイド本体3aの下半部にはガイド溝31の上縁側に小径のピン嵌合穴34が形成してある。
カバー体3bはガイド本体3aの下半部に対応する短躯状で、上記ガイド溝31と対称に車内側へ開口するガイド溝31aを設けた断面ほぼ逆コ字形をなす。ガイド溝31aの下端にはガイド本体3aと同様にガイド溝31aの溝幅を拡径し、挿通部21と嵌合可能な連結部32aが形成してある。
カバー体3bの前後幅を拡大した下端には、その前後両側にガイド本体3aの係止穴33,33に対向して車内側へ突出する前後一対の係止片35,35が設けてある。各係止片35,35は先端に係止爪を備えている。またカバー体3bにはガイド溝31aの上縁側にガイド本体3aのピン嵌合穴34に対応して車内側へ突出するピン36が形成してある。
補助ガイド3は、ガイド本体3aのガイド溝31に第1ケーブル2を通し、ガイド本体3aの下半部にその車外側からカバー体3bを被せ、カバー体3bの前後一対の係止片35,35およびピン36をそれぞれガイド本体3aの係止穴33,33およびピン嵌合穴34に嵌入せしめ、両者3a,3bのガイド溝31,31aを相互に合致せしめて重ね合わせる。この時、ガイド本体3aの溝下端の連結部32およびカバー体3bの連結部32aで、テンショナー20の挿通部21をその両側から挟み付け、補助ガイド3とテンショナー20とを連結する。ガイド本体3aとカバー体3bは重ね合わせたことにより筒状となり、この状態で、上記両係止片35,35の先端の係止爪が係止穴33,33の屈曲部に係止する。
このように補助ガイド3に第1ケーブル2を通し、補助ガイド3とテンショナー20とを連結した状態で、第1ケーブル2先端のテンショナー20を車体側に締結されたケーブルガイド1の前端ブラケット10のテンショナー取付部4に固定する。テンショナー20は上下姿勢とし、テンショナー取付部4にその車外側から配し、補助ガイド3の底面とテンショナー20上面との間の僅少な隙間にテンショナー取付部4の上面部43を差し入れ、上面部43のスリット44にテンショナー20の挿通部21の根元を嵌合する。これとともに、テンショナー20の外周後面と係止片23との隙間にテンショナー取付部4の後面部42を圧入して係止片23の係止爪と後面部42の係止穴45に係止する。テンショナー20をテンショナー取付部4へ取付けたとき、補助ガイド3の下面が前端ブラケット10のガイド支持部46に当接し、これにより補助ガイド3は支えられる。
本実施形態によれば、スライドドア80を車体へ組付ける前に第1ケーブル2を補助ガイド3に通すので、作業性良好かつ確実に通すことができる。この場合、補助ガイド3をガイド本体3aとカバー体3bとで構成し、両者3a,3bにより補助ガイド3の下半部を筒状としたので、確実にケーブル2を保持でき、補助ガイド3からケーブル2が外れない。
また第1ケーブル2先端のテンショナー20と補助ガイド3とを連結したので、スライドドア80を車体へ組付けた後に、テンショナー20を車体側のテンショナー取付部4へ嵌合固定することで補助ガイド3も車体側にセットでき、従来構造に比べて車体側での作業工数を軽減でき、テンショナー20を確実に嵌合係止することができる。従ってスライドドアの開閉を繰り返しても補助ガイド3からケーブル2が外れたり車体側のテンショナー取付部4からテンショナー20が外れるといった不具合が生じない。
上述の実施形態では補助ガイド3を、ガイド本体3aの車外側にカバー体3bを組付ける構造としたが、これに限らず、図8に示すように、補助ガイド3として、ガイド本体3cの下半部にその車内側からカバー体3dを組付けるようにしてもよい。この場合、ガイド本体3cはその下半部を車内側へ向けて断面ほぼコ字形に形成し、中間部から後端にかけてはガイド溝31の上縁部と下縁部とを互いに離間した状態で両者を平行に延設した断面二字形に形成する。カバー体3dは車外側へ向けて断面ほぼコ字形に形成し、ガイド本体3cの下半部にその車内側より重ね合わせる。カバー体3dは上述の実施形態と同様に、前後の係止片35とピン36によりガイド本体3cに係止固定する。この構造においても上述の実施形態と同様の作用効果を奏する。
更に本発明は、図9に示すように、テンショナー取付部4Aをケーブルガイド1の前端ブラケット10とは別体で構成し、スライドドアを車体へ組付ける前に、第1ケーブル2先端のテンショナー20を取付部4Aに嵌合係止し、スライドドアを車体へ組付けた後にテンショナー取付部4Aを前端ブラケット10にネジ部材により車体側へ締結してもよい。図例では、テンショナー取付部4Aの形状を簡素にするため、車外側へ屈曲する前面部40を形成し、これに係止穴45を形成する一方、これに対応してテンショナー20の外周前面に係止片23を設けた。これによれば、スライドドアを車体へ組付ける前に、テンショナー20をテンショナー取付部4Aへより確実に嵌合係止することができる。
本発明を適用したスライドドア装置の要部を示す分解斜視図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 本発明の第1ケーブル先端のテンショナーと補助ガイドの分解斜視図である。 上記補助ガイドを構成するガイド本体の車外側から観た側面図である。 上記補助ガイドを構成するカバー体の車内側から観た側面図である。 上記ガイド本体およびカバー体の下面図である。 図6のVII −VII 線に沿う位置で上記テンショナーとの連結構造を示す断面図である。 図3に対応する本発明の他の実施形態を示す分解斜視図である。 図1に対応する本発明の更に他の実施形態を示す分解斜視図である。 車両のスライドドア装置の分解斜視図である。 車両のスライドドア装置の説明図である。 図1に対応する従来のスライドドア装置の要部を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 ケーブルガイド
10 前端ブラケット
2 第1ケーブル
20 テンショナー
21 挿通部
3 補助ガイド
3a ガイド本体
3b カバー体
31 ガイド溝
4 テンショナー取付部
7 第2ケーブル
80 スライドドア
81 モーター駆動装置
90 ドア開口
95 車体ピラー
96 前端面
B 車体

Claims (4)

  1. 車体に設けられたガイドレールと、
    該ガイドレールにスライド自在に支持されたスライドドアと、
    上記スライドドアに配置されたモーター駆動装置と、
    上記ガイドレールに沿って配置されたケーブルガイドと、
    上記モーター駆動装置に巻き取り繰り出し可能に設けられ、先端が上記ケーブルガイドの前端部側の車体に結合され、スライドドアと上記先端との間の部分が上記ケーブルガイドに保持される第1ケーブルと、
    上記モーター駆動装置に巻き取り繰り出し可能に設けられ、先端が上記ケーブルガイドの後端部側の車体に結合され、スライドドアと上記先端との間の部分が上記ケーブルガイドに保持される第2ケーブルとを備え、
    上記駆動装置により上記第1ケーブルを巻き取りつつ上記第2ケーブルを繰り出すことによりスライドドアが上記ガイドレールに沿ってドア開口の閉じ方向へ移動し、上記駆動装置により上記第1ケーブルを繰り出しつつ上記第2ケーブルを巻き取ることによりスライドドアが上記ガイドレールに沿ってドア開口の開き方向へ移動する車両用スライドドア装置であって、
    上記ケーブルガイドの前端部側に配置され、上記第1ケーブルを所定方向に案内する補助ガイドと、
    第1ケーブルの先端に連結され、第1ケーブルに張力を付与するテンショナーとを備え、
    上記補助ガイドと上記テンショナーが相互に結合された状態で車体に組付け、テンショナーを介して第1ケーブルの先端を車体側へ結合するようになした車両用スライドドア装置。
  2. 上記ケーブルガイドの前端には車体へ固定する前端ブラケットを備え、該前端ブラケットを介してケーブルガイドの前端を車体のドア開口の後縁をなす車体ピラーの前端面に結合するようになし、該前端ブラケットにはケーブルガイド前端の前斜め下方位置にテンショナー取付部が設けられ、該テンショナー取付部に上記テンショナーを取付けて第1ケーブルの先端を車体ピラーの前端面に結合するようになし、
    上記補助ガイドを、テンショナーからケーブルガイドの前端へ向けて上方かつ後側へ緩やかに湾曲する湾曲形状に形成して第1ケーブルの先端を上記ケーブルガイドの前端から前斜め下方へ向けて湾曲状に案内するようになした請求項1に記載の車両用スライドドア装置。
  3. 上記テンショナーはその外周を囲む箱型のケーシングの上端面に、上記第1ケーブルの先端をケーシング内へ挿通する筒型突起状の挿通部を有し、
    上記補助ガイドは、上記テンショナー側から上記ケーブルガイドの前端側へ湾曲状に延び、ケーブルを案内するガイド溝を有する断面ほぼコ字形のガイド本体と、該ガイド本体の下端部側の上記ガイド溝の開口を覆うカバー体とを備え、上記ガイド本体のガイド溝に上記ケーブルを通し、上記カバー体で上記ガイド溝の開口を覆ってガイド本体の下端部を筒状に構成し、ガイド本体とカバー体とで上記挿通部を挟み付けてテンショナーと補助ガイドとを結合せしめた請求項1または2に記載の車両用スライドドア装置。
  4. 上記テンショナー取付部と上記ケーブルガイドの前端ブラケットとを別体で構成し、テンショナー取付部を、これにテンショナーを取付けた状態で、上記ケーブルガイドの前端ブラケットに締結固定せしめた請求項1ないし3のいずれかに記載の車両用スライドドア装置。
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