JP5428293B2 - 車両用ドア開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両ボディに形成されたドア開口の開閉に係る車両ドアを駆動する車両用ドア開閉装置に関するものである。
従来、車両用ドア開閉装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この車両用ドア開閉装置は、車両ボディに固定されたガイドレールを備えるとともに、車両ドアに固定されガイドレールに移動自在に係合されたガイドローラ部材を備える。また、車両ボディには、駆動源としての電動モータが設置されており、該電動モータに回転駆動されるドラムにより選択的に巻取り・繰出し可能なケーブル(ワイヤ)の両端末がガイドローラ部材にそれぞれ連結されている。従って、電動モータの駆動力がケーブルを介してガイドローラ部材に伝達されると、該ガイドローラ部材はガイドレールに沿って移動する。そして、車両ドアは、ガイドローラ部材と一体移動することでドア開口を開閉する。
また、ケーブルの各端末にテンション機構を設け、該端末をテンション機構を介してガイドローラ部材に揺動自在に連結したことで、ガイドレールの湾曲形状に影響されることなく、ケーブルの移動方向とテンション機構の作動方向とを一致させて、テンション機構が正常に作動するようにしている。これにより、ケーブルの張力が適切に保たれ、車両ドアが滑らかに開閉作動する。
さらに、このテンション機構は脱着が容易であることから、組付け工数が削減されるとともに点検時や補修時に要する作業工数も削減される。
特開2005−248514号公報
ところで、特許文献1の車両用ドア開閉装置では、テンション機構(スリーブ部材、保持部材、ばね部材)全体がケーブルの延在方向に一直線上に配置されてその端末に設けられていることから、当該方向におけるテンション機構の配置スペースの増大を余儀なくされている。
本発明の目的は、ケーブルの延在方向におけるテンション機構の配置スペースをより小型化することができる車両用ドア開閉装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両ボディ側及び該車両ボディに形成されたドア開口を開閉する車両ドア側のいずれか一方に固定され、駆動源、該駆動源により回転駆動されるドラム及び該ドラムに巻回されたケーブルを有する駆動部材を備え、前記車両ボディ側及び前記車両ドア側のいずれか他方に連結された前記ケーブルの両端末を前記駆動部材により選択的に巻取り・繰出しすることで前記車両ドアを開閉作動させる車両用ドア開閉装置において、前記ケーブルの前記端末は、前記ケーブルに張力を付与する一対のテンション機構を介して前記車両ボディ側及び前記車両ドア側のいずれか他方に連結されており、前記各テンション機構は、前記端末が係止される係止部材と、前記ケーブルの延在方向に対する直交方向で前記係止部材に重合配置され、前記車両ボディ側及び前記車両ドア側のいずれか他方と弾性的に接触して前記ケーブルに張力が付与されるように前記係止部材を付勢する付勢部材とを備えたことを要旨とする。
同構成によれば、前記係止部材(及び係止部材と端末との連結部)と、該係止部材を付勢する前記付勢部材とが前記ケーブルの延在方向に対する直交方向で重合配置されることで、当該延在方向におけるテンション機構の配置スペースをより小型化することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用ドア開閉装置において、前記車両ボディに固定され、前記車両ドアの開閉方向に延在するガイドレールと、前記ガイドレールを転動するローラを有して前記車両ドアに回動自在に連結され、前記ローラが前記ガイドレールに案内されて前記車両ドアの開閉を案内するガイドローラ部材とを備え、前記各テンション機構は、前記ローラの直下もしくは直上に配置されて前記端末を前記ガイドローラ部材に連結していることを要旨とする。
同構成によれば、前記各テンション機構は、前記ローラ(及びガイドレール)の直下(直上)に配置されることで、前記係止部材に係止される前記ケーブルの端末も前記ローラの直下(直上)に配置される。従って、前記ローラに対する前記ケーブルの移動軌跡のずれ量を全体として小さくすることができ、ひいては前記ケーブルの配置自由度の制約をより軽減することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両用ドア開閉装置において、前記両係止部材は、前記ケーブルの延在方向に離隔配置され、開口側が互いに対向する一対のフック部材であって、前記各フック部材はスリットにて分岐されており、前記ケーブルの端末に固着され、前記スリットに前記ケーブルが通されて前記フック部材に揺動可能に掛止される一対の係止片を備えたことを要旨とする。
同構成によれば、前記端末は、前記スリットに前記ケーブルが通され前記係止片が前記フック部材に揺動可能に掛止されることでその揺動が許容されるため、例えばテンション機構全体を前記車両ボディ側及び前記車両ドア側のいずれか他方に揺動可能に連結する場合に比べて、前記テンション機構の構造を簡易化することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の車両用ドア開閉装置において、前記両テンション機構は、前記両フック部材にそれぞれ一体形成され、前記付勢部材の付勢方向に互いに対向して離隔配置され、前記付勢部材の付勢力の受部をそれぞれ形成する一対の対向壁部を備えたことを要旨とする。
同構成によれば、前記両テンション機構は、前記付勢部材の付勢方向に互いに対向して離隔配置された一対の対向壁部を備えることで、例えば先端から基端に向かって徐々に拡幅されるガイド部を有する治具を前記付勢部材の付勢力に抗して前記一対の対向壁部間に挿入すれば、該対向壁部間の離隔距離が徐々に広がる。これにより、前記対向壁部の一体形成された前記両フック部材間の離隔距離を長くすることができる。従って、一のフック部材に前記係止片を掛止する際に、他のフック部材との間により広い空間を確保することができ、前記テンション機構への前記ケーブルの組付け性を向上することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の車両用ドア開閉装置において、前記フック部材に前記係止片を掛止する際に、先端から基端に向かって徐々に拡幅されるガイド部を有する治具を前記付勢部材の付勢力に抗して前記一対の対向壁部間に挿入して、該対向壁部間の離隔距離を広げることを要旨とする。
同構成によれば、前記フック部材に前記係止片を掛止する際に、先端から基端に向かって徐々に拡幅される前記ガイド部を有する極めて簡易な形状の治具を利用することで、前記一対の対向壁部間の離隔距離を広げることができる。
本発明では、ケーブルの延在方向におけるテンション機構の配置スペースをより小型化することができる車両用ドア開閉装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図7は、本発明が適用される自動車などの車両を示す模式図である。同図に示すように、車両の本体をなす車両ボディ10には、その側部に形成されたドア開口10aの上縁及び下縁に沿って前後方向に延在するアッパレール11及びロアレール12がそれぞれ設置されるとともに、ドア開口10aの後方のクォータパネル10bにおいて前後方向に延在するガイドレールとしてのセンターレール13が設置されている。そして、これらアッパレール11、ロアレール12及びセンターレール13には、ガイドローラユニット14,15及びガイドローラ部材としてのガイドローラユニット16をそれぞれ介して車両ドアとしてのスライドドア20が前後方向に移動可能に支持されている。
次に、前記センターレール13及びガイドローラユニット16等について図8に基づき更に説明する。なお、図8は、前記スライドドア20が全開位置に配置される状態を示す平面図であって、便宜的にスライドドア20が全閉位置に配置される状態を2点鎖線で併せて描画している。同図において、上側及び下側がそれぞれ車両幅方向外側(車外側)及び内側(車内側)に相当し、左側及び右側がそれぞれ車両前側及び後側に相当する。
図8に示されるように、前記センターレール13は、例えば金属板にて成形されており、長手方向中間部に湾曲部13aを有して車両前後方向(即ちスライドドア20の開閉方向)に延在している。センターレール13は、湾曲部13aの前端側で車両幅方向内側に向かって傾斜する曲成部13bを、該湾曲部13aの後端側で車両後方に延びる直線部13cをそれぞれ形成している。なお、車両ボディ10には、センターレール13(曲成部13b)の前端に対向して前側プーリ17が回転自在に支持されるとともに、センターレール13(直線部13c)の後端に対向して後側プーリ18が回転自在に支持されている。
また、前記車両ボディ10には、前記センターレール13の少なくとも車外側に突出しない状態で、駆動部材30が固定されている。この駆動部材30は、駆動源としての駆動モータ31、該駆動モータ31により回転駆動されるドラム32並びに該ドラム32に巻回された前側ケーブル33及び後側ケーブル34を有する。そして、前側ケーブル33は、ドラム32及び前側プーリ17間に配索された外側チューブ35内を通って前側に延びて外部に露出するとともに、前側プーリ17に掛けられて後側に転向し、更に後側に延びるその端末33a(図1参照)がガイドローラユニット16に連結されている。一方、後側ケーブル34は、ドラム32及び後側プーリ18間に配索された外側チューブ36内を通って後側に延びて外部に露出するとともに、後側プーリ18に掛けられて前側に転向し、更に前側に延びるその端末34a(図1参照)がガイドローラユニット16に連結されている。
従って、駆動モータ31によりドラム32が一方向に回転駆動され、前側ケーブル33が巻き取られるとともに後側ケーブル34が繰り出されると、端末33aに連結されたガイドローラユニット16がセンターレール13に沿って前側に移動するとともに、該ガイドローラユニット16に連結されたスライドドア20が一体で前側に移動(閉作動)する。一方、駆動モータ31によりドラム32が他方向に回転駆動され、後側ケーブル34が巻き取られるとともに前側ケーブル33が繰り出されると、端末34aに連結されたガイドローラユニット16がセンターレール13に沿って後側に移動するとともに、該ガイドローラユニット16に連結されたスライドドア20が一体で後側に移動(開作動)する。
特に、スライドドア20は、ガイドローラユニット16が前記湾曲部13aの前端側(曲成部13b)においてセンターレール13に案内されることで、例えば全閉位置から開作動する直後に車外側に押し出され、あるいは全閉位置になる直前に車内側に引き込まれる。これは、スライドドア20の開作動時にその後方へのスライドを許容し、全閉時にこれを車両ボディ10の側面と面一になるように配置するためである。詳細な説明は割愛するが、アッパレール11及びロアレール12の前端部も、同様の理由で車室内側に緩やかに湾曲している。
次に、ガイドローラユニット16並びに前側ケーブル33の端末33a及び後側ケーブル34の端末34aの連結態様について説明する。図1及び図2は、ガイドローラユニット16を示す斜視図及び正面図であり、図3は、図2のA−A線に沿った断面図である。また、図4は、ガイドローラユニット16を示す平面図であり、図5は、図4のB−B線に沿った断面図である。なお、図1に併せ示したように、前記センターレール13は、車外側(スライドドア20側)に開口する略C字の一定断面形状に成形されており、車外側に延びる下側の壁部にて第1ローラガイド13dを形成するとともに、車外側に延びる上側の壁部の先端部が下方に折り返されて第2ローラガイド13eを形成する。
図1〜図2に示すように、前記ガイドローラユニット16は、例えば金属板からなるベースプレート21、ロードロ−ラー22及び一対の垂直ローラ23,24を備えて構成される。ベースプレート21は、スライドドア20下部に設けられた適宜のブラケット(図示略)に対し車両高さ方向に延びる回動軸O1(図1参照)を中心に回動自在に連結される取付壁部21aを有するとともに、該取付壁部21aの基端から立ち上がる立設壁部21bを有し、更に該立設壁部21bの上端から前記センターレール13側に臨むように延出する支持壁部21cを有する。なお、支持壁部21cは、断面略「く」の字に屈曲されており、その上部は、略垂直方向に立ち上がって縦壁部21dを形成するとともに、該縦壁部21dの車両前後方向中央部から上側に湾出する第1支持片21eを形成し(図2参照)、更に該第1支持片21eを挟んだ車両前後方向両側で車内側に屈曲する一対の第2支持片21fを形成する。そして、第1支持片21eには、前記ロードロ−ラー22が前記センターレール13内への進入方向に延びる回転軸を中心に回転自在に連結されている。また、両第2支持片21fには、前記垂直ローラ23,24が上下方向に延びる回転軸を中心に回転自在に連結されている。
図1に示すように、前記ガイドローラユニット16は、垂直ローラ23,24が第2ローラガイド13eに転動可能に装着された状態で、ロードロ−ラー22が第1ローラガイド13dに支持されている。従って、ガイドローラユニット16は、センターレール13の第2ローラガイド13eに沿って垂直ローラ23,24を転動させつつ、第1ローラガイド13dに沿ってロードロ−ラー22を転動させることで、車両前後方向に移動する。このとき、ガイドローラユニット16と一体移動するスライドドア20がドア開口10aを開閉することは既述のとおりである。
なお、前記ベースプレート21は、その中央部を車両幅方向に貫通する四角形の透孔25を有する。そして、ベースプレート21には、その車外側から透孔25を通って車内側に進入するケーブル端末連結部材40が設置されている。
詳述すると、ケーブル端末連結部材40は、支持壁部21cの基端部上面に接合される金属板からなる取付ブラケット41を備える。この取付ブラケット41は、透孔25を通って車内側斜め上方に延出する延出壁部41aを有するとともに、透孔25を貫通した延出壁部41aの先端から車両前後方向に拡幅されて略水平方向に車内側に延出する底壁部41bを有する。また、取付ブラケット41は、底壁部41bの車両前後方向両端から上側に延出する一対の側壁部41cを有するとともに、底壁部41bの車内側先端から上側に若干延出する段付き形状のフランジ41dを有する。
そして、図6にケーブル端末連結部材40の分解斜視図を示したように、取付ブラケット41の底壁部41b上には、例えば樹脂材からなるホルダ42が設置されている。このホルダ42は、前記両側壁部41c間の距離よりも短い長さを有して該側壁部41cの車外側端面と略面一になるように車両前後方向に延在する側壁部42aを有するとともに、該側壁部42aの上端及び下端から車内側に延出する蓋壁部42b及び底壁部42cを有して断面略コ字状に成形されている。なお、側壁部42aの長手方向中央部には、当該方向に延在する略長方形の透孔42dが形成されている。
ホルダ42の設置された底壁部41b上には、例えば金属板からなるカバー43が装着されている。このカバー43は、前記底壁部41bと同等の車両幅方向の長さ及び前記ホルダ42(蓋壁部42b)と同等の車両前後方向の長さを有する蓋壁部43aを有するとともに、該蓋壁部43aの車両前後方向両端から下側に延出して側壁部41c及びホルダ42間に挿入される一対の側壁部43bを有し、更に蓋壁部43aの車内側先端から下側に若干延出する段付き形状のフランジ43cを有する。なお、ホルダ42との間で取付ブラケット41の側壁部41cに重ねられる側壁部43bは、側壁部41cに車両高さ方向で略対称な形状となっている。そして、カバー43は、底壁部41b及び該底壁部41bに設置されたホルダ42とともに、基本的に車内側にのみ開口する収容空間S(図1参照)を形成する。この収容空間Sは、ロードロ−ラー22等の直下に配置されている。もちろん、収容空間Sは、ロードロ−ラー22等の直下でなく、直上に配置された構成であってもよい。ここで、「直下(直上)」とは必ずしも厳密な真下(真上)だけを指すわけではなく、ある程度の範囲を有するものである。図4に示すように、縦壁部21dからガイドレール13の車両内側面までの距離Wは「直下(直上)」に含むものとする。
そして、この収容空間Sには、車両前後方向で略対称な形状の一対の係止部材としてのフック部材44,45が収容されている。各フック部材44,45は、例えば樹脂材にて成形されている。なお、両フック部材44,45を合わせた車両前後方向の長さは、ホルダ42の車両前後方向の長さよりも短く設定されており、従って、両フック部材44,45間は車内側に開放されている。
車両前側に配置される一方のフック部材44は、車内側に開口する略U字溝状のホルダ部44aを有しており、該ホルダ部44aにおいて前記蓋壁部43a及び前記底壁部41bに挟まれている。図1及び図2に示すように、フック部材44は、車両高さ方向に離隔配置されてホルダ部44aの内壁面上部及び下部に一体形成された鉤形の対のフック片44b,44cを有しており、両フック片44b,44cが車両高さ方向に離隔配置されることで形成されるスリット44dにて分岐されている。なお、フック部材44は、鉤形の開口側がフック部材45に対向している。
また、図6に示すように、フック部材44には、ホルダ部44aのフック部材45に対向する先端から車外側に突出する対向壁部としての四角板状の座部46が一体形成されるとともに、該座部46には、車両前側(フック部材45から離隔する側)に突出する円柱状のガイドピン46aが形成されている。座部46の車両幅方向(車外側)への突出長は、ホルダ42(蓋壁部42b及び底壁部42c)の車両幅方向(車内側)への突出長と同等に設定されるとともに、フック部材44及び座部46を合わせた車両幅方向の長さは、底壁部41b又は蓋壁部43aの車両幅方向の長さと同等に設定されている。フック部材44は、座部46がホルダ42内に挿入され、ホルダ部44aが蓋壁部43a及び底壁部41b間に挟まれて、座部46ともども車両前後方向に摺動自在に収容空間S内に収容されている。このとき、フック部材44は、フランジ41d,43cに規制されて車内側への脱落が阻止されている。
なお、図3に示すように、座部46(ガイドピン46a)は車両前後方向で側壁部43bに対向しており、座部46及び側壁部43b間には、ガイドピン46aに挿入・案内された付勢部材としてのコイルスプリング51が介装されている。このコイルスプリング51は、側壁部43b(スライドドア20側)と弾性的に接触しており、座部46ともどもフック部材44を対向するフック部材45側に付勢する。つまり、座部46は、フック部材44がコイルスプリング51からの付勢力を受ける受部となっている。車両幅方向(前側ケーブル33の延在方向に対する直交方向)に重合配置されて収容空間Sに収容されたフック部材44及びコイルスプリング51は、前側ケーブル33に張力を付与する一方のテンション機構40aを構成する。
同様に、車両後側に配置される他方のフック部材45は、車内側に開口する略U字溝状のホルダ部45aを有しており、該ホルダ部45aにおいて前記蓋壁部43a及び前記底壁部41b間に挟まれている。図1及び図2に示すように、フック部材45は、車両高さ方向に離隔配置されてホルダ部45aの内壁面上部及び下部に一体形成された鉤形の対のフック片45b,45cを有しており、両フック片45b,45cが車両高さ方向に離隔配置されることで形成されるスリット45dにて分岐されている。なお、フック部材45は、鉤形の開口側がフック部材44に対向している。
また、図6に示すように、フック部材45には、ホルダ部45aのフック部材44に対向する先端から車外側に突出する対向壁部としての四角板状の座部47が一体形成されるとともに、該座部47には、車両後側(フック部材44から離隔する側)に突出する円柱状のガイドピン47aが形成されている。座部47の車両幅方向(車外側)への突出長は、ホルダ42(蓋壁部42b及び底壁部42c)の車両幅方向(車内側)への突出長と同等に設定されるとともに、フック部材45及び座部47を合わせた車両幅方向の長さは、底壁部41b又は蓋壁部43aの車両幅方向の長さと同等に設定されている。フック部材45は、座部47がホルダ42内に挿入され、ホルダ部45aが蓋壁部43a及び底壁部41b間に挟まれて、座部47ともども車両前後方向に摺動自在に収容空間S内に収容されている。このとき、フック部材45は、フランジ41d,43cに規制されて車内側への脱落が阻止されている。
なお、図3に示すように、座部47(ガイドピン47a)は車両前後方向で側壁部43bに対向しており、座部47及び側壁部43b間には、ガイドピン47aに挿入・案内された付勢部材としてのコイルスプリング52が介装されている。このコイルスプリング52は、側壁部43b(スライドドア20側)と弾性的に接触しており、座部47ともどもフック部材45を対向するフック部材44側に付勢する。つまり、座部47は、フック部材45がコイルスプリング52からの付勢力を受ける受部となっている。車両幅方向(後側ケーブル34の延在方向に対する直交方向)に重合配置されて収容空間Sに収容されたフック部材45及びコイルスプリング52は、後側ケーブル34に張力を付与する他方のテンション機構40bを構成する。
ここで、前記端末33aには、車両高さ方向に中心線の延びる略円柱状の係止片48が固着されている。係止片48は、軸方向両端部がフック片44b,44cにそれぞれ係止される態様でフック部材44に引っ掛けられており、係止片48に繋がる端末33a(前側ケーブル33)は、スリット44dに通されてフック部材44との干渉が回避されている。同様に、前記端末34aには、車両高さ方向に中心線の延びる略円柱状の係止片49が固着されている。係止片49は、軸方向両端部がフック片45b,45cにそれぞれ係止される態様でフック部材45に引っ掛けられており、係止片49に繋がる端末34a(後側ケーブル34)は、スリット45dに通されてフック部材45との干渉が回避されている。
つまり、係止片48,49は、端末33a,34aがスリット44d,45d内を空走することでフック部材44,45に対し揺動可能となっている。そして、前側ケーブル33及び後側ケーブル34は、フック部材44,45に対する係止片48,49の揺動が許容されることで、過剰な曲げ荷重の付加が抑制されている。なお、前側ケーブル33及び後側ケーブル34は、ロードローラ22等の直下に配置されたケーブル端末連結部材40(フック部材44,45)に連結されていることで、基本的にセンターレール13の下側に配索されている。また、前側プーリ17及び後側プーリ18も、車両高さ方向においてセンターレール13の下側に配置されている。
次に、フック部材44,45(ケーブル端末連結部材40)に対する係止片48,49の組付態様について説明する。既述のように、収容空間S内に収容された両フック部材44,45間は車内側に開放されている。従って、ホルダ42の透孔42dも、その車両前後方向中央部が両フック部材44,45間を介して車内側に開口している。このような構成にあって、フック部材44,45に係止片48,49を組み付ける際には、これに先立って治具90を使用する。図6に示すように、治具90は、例えば樹脂材にて成形されており、透孔42dの外形と同等の断面形状を有して車内側に突出する平板状の押圧片部91を有するとともに、該押圧片部91の車外側に配置される基端部から車外側に略T字状に延出する把持部92を有する。そして、押圧片部91の先端部には、先端から基端に向かって徐々に拡幅されるガイド部91aが形成されている。なお、コイルスプリング51,52が弾性復帰しているときの両座部46,47間の距離は、車両前後方向においてガイド部91aの先端の長さよりも長く、且つ、ガイド部91aの基端の長さよりも短く設定されている。
従って、治具90の押圧片部91を握って、車外側から透孔42dに押圧片部91を挿入すると、ガイド部91aに案内されて両座部46,47間の距離がコイルスプリング51,52の付勢力に抗して広がる(長くなる)。これにより、両フック部材44,45間の距離も長くなって、該フック部材44,45間の車内側への開口量も広がる。
この状態で、スリット44d,45dにケーブル33,34を通しつつ車内側から両フック部材44,45間の開口に係止片48,49を挿入する。そして、係止片48,49をフック部材44,45の鉤形の開口に臨ませた状態で係止片48,49を解放すると、ケーブル33,34の張力で引っ張られる係止片48,49が該フック部材44,45に嵌入してこれに引っ掛かる。
次いで、透孔42dから押圧片部91を引き抜くと、該押圧片部91から解放されてコイルスプリング51,52が弾性復帰し、ケーブル33,34に弛み防止用の張力が付与されるようにフック部材44,45を付勢する。
このように、本実施形態では、治具90を用いて予め両フック部材44,45間の開口を広げた状態、即ち作業スペースを広げた状態で係止片48,49をフック部材44,45に組み付けるようにしたため、その作業性が向上されている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、フック部材44,45(及びフック部材44,45と端末33a,34aとの連結部)と、該フック部材44,45を付勢するコイルスプリング51,52とが車両幅方向(ケーブル33,34の延在方向に対する直交方向)で重合配置されることで、ケーブル33,34の延在方向におけるテンション機構40a,40bの配置スペースをより小型化することができる。
(2)本実施形態では、各テンション機構40a,40bは、ロードローラ22(及びセンターレール13)等の直下に配置されることで、フック部材44,45に係止されるケーブル33,34の端末33a,34aもロードローラ22等の直下に配置される。従って、ロードローラ22等に対するケーブル33,34の移動軌跡のずれ量を全体として小さくすることができ、ひいてはケーブル33,34の配置自由度の制約をより軽減することができる。
特に、ケーブル33,34の延在方向におけるテンション機構40a,40bの配置スペースがより小型化されており、且つ、テンション機構40a,40b(ケーブル端末連結部材40)の車両前後方向の範囲は、ガイドローラユニット16の当該方向の範囲内に収まっていることから、センターレール13に沿ったガイドローラユニット16の車両前後方向の移動範囲がテンション機構40a,40bによって制約を受けることはない。従って、例えばテンション機構によってガイドローラユニット16の車両前後方向の移動範囲が制約されないように前側プーリ17をセンターレール13(曲成部13b)の延在方向にずらしたりする必要がないため、前側プーリ17の車内側への突出量を抑えることができる。あるいは、前側プーリ17の車内側への突出量を抑えるために、ガイドローラユニット16の車両前後方向の移動範囲、即ちスライドドア20の開口量を減らしたりしなくてもよい。
(3)本実施形態では、端末33a,34aは、スリット44d,45dにケーブル33,34が通され係止片48,49がフック部材44,45に揺動可能に掛止されることでその揺動が許容されるため、例えばテンション機構全体をガイドローラユニット16(スライドドア20側)に揺動可能に連結する場合に比べて、テンション機構40a,40bの構造を簡易化することができる。また、例えば特許文献1のテンション機構に設定された回動用の係合ピンを割愛することができ、該係合ピンが延在するテンション機構(スリーブ部材)の径方向(車両高さ方向)に、より小型化することができる。
(4)本実施形態では、両テンション機構40a,40bは、車両前後方向(コイルスプリング51,52の付勢方向)に互いに対向して離隔配置された一対の座部46,47を備えることで、ガイド部91aを有する治具90をコイルスプリング51,52の付勢力に抗して一対の座部46,47間に挿入すれば、該座部46,47間の離隔距離が徐々に広がる。これにより、座部46,47の一体形成されたフック部材44,45間の離隔距離を長くすることができる。従って、一のフック部材44,45に係止片48,49を掛止する際に、他のフック部材44,45との間により広い空間を確保することができ、テンション機構40a,40bへのケーブル33,34の組付性を向上することができる。また、一のフック部材44,45から係止片48,49を外す際にも、他のフック部材44,45との間により広い空間を確保することができ、点検時や補修時に要する作業工数を削減することができる。
(5)本実施形態では、フック部材44,45に係止片48,49を掛止する際に、先端から基端に向かって徐々に拡幅されるガイド部91aを有する極めて簡易な形状の治具90を利用することで、一対の座部46,47間の離隔距離を広げることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、底壁部41bや蓋壁部43a、ホルダ42を車両前後方向で二分して、一対のフック部材44,45等を個別に収容するようにしてもよい。
・前記実施形態において、フック部材44,45及びコイルスプリング51,52は、ケーブル33,34の延在方向に対する直交方向であれば、例えば車両高さ方向などその他の方向で重合配置されていてもよい。
・前記実施形態においては、前側ケーブル33及び後側ケーブル34の2本のケーブルを使用しているが、1本のケーブルであってもよい。この場合、ケーブルの一方の端末が端末33aに相当し、他方の端末が端末34aに相当する。
・前記実施形態においては、テンション機構40a,40bをスライドドア20に支持されたガイドローラユニット16に連結したが、スライドドア20側の適宜の部材(ブラケット等)に連結してもよい。
・前記実施形態において、スライドドア20側に駆動部材30を固定し、車両ボディ10側にテンション機構40a,40bを連結してもよい。
・前記実施形態において、駆動部材30によるスライドドア20の開閉駆動に係るガイドレール及びガイドローラ部材は、センターレール13及びガイドローラユニット16に限定されるものではなく、例えばアッパレール11及びガイドローラユニット14やロアレール12及びガイドローラユニット15であってもよい。
本発明の一実施形態を示す斜視図。 同実施形態を示す正面図。 図2のA−A線に沿った断面図。 同実施形態を示す平面図。 図4のB−B線に沿った断面図。 同実施形態を示す分解斜視図。 同実施形態を示す模式図。 同実施形態を示す平面図。
符号の説明
10…車両ボディ、10a…ドア開口、13…センターレール(ガイドレール)、16…ガイドローラユニット(ガイドローラ部材)、20…スライドドア(車両ドア)、22…ロードロ−ラ、23,24…垂直ローラ、30…駆動部材、31…駆動モータ(駆動源)、32…ドラム、33,34…ケーブル、33a,34a…端末、40a,40b…テンション機構、44,45…フック部材(係止部材)、44d,45d…スリット、46,47…座部(対向壁部)、48,49…係止片、51,52…コイルスプリング(付勢部材)、90…治具、91a…ガイド部。

Claims (5)

  1. 車両ボディ側及び該車両ボディに形成されたドア開口を開閉する車両ドア側のいずれか一方に固定され、駆動源、該駆動源により回転駆動されるドラム及び該ドラムに巻回されたケーブルを有する駆動部材を備え、
    前記車両ボディ側及び前記車両ドア側のいずれか他方に連結された前記ケーブルの両端末を前記駆動部材により選択的に巻取り・繰出しすることで前記車両ドアを開閉作動させる車両用ドア開閉装置において、
    前記ケーブルの前記端末は、前記ケーブルに張力を付与する一対のテンション機構を介して前記車両ボディ側及び前記車両ドア側のいずれか他方に連結されており、
    前記各テンション機構は、
    前記端末が係止される係止部材と、
    前記ケーブルの延在方向に対する直交方向で前記係止部材に重合配置され、前記車両ボディ側及び前記車両ドア側のいずれか他方と弾性的に接触して前記ケーブルに張力が付与されるように前記係止部材を付勢する付勢部材とを備えたことを特徴とする車両用ドア開閉装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ドア開閉装置において、
    前記車両ボディに固定され、前記車両ドアの開閉方向に延在するガイドレールと、
    前記ガイドレールを転動するローラを有して前記車両ドアに回動自在に連結され、前記ローラが前記ガイドレールに案内されて前記車両ドアの開閉を案内するガイドローラ部材とを備え、
    前記各テンション機構は、前記ローラの直下もしくは直上に配置されて前記端末を前記ガイドローラ部材に連結していることを特徴とする車両用ドア開閉装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用ドア開閉装置において、
    前記両係止部材は、前記ケーブルの延在方向に離隔配置され、開口側が互いに対向する一対のフック部材であって、前記各フック部材はスリットにて分岐されており、
    前記ケーブルの端末に固着され、前記スリットに前記ケーブルが通されて前記フック部材に揺動可能に掛止される一対の係止片を備えたことを特徴とする車両用ドア開閉装置。
  4. 請求項3に記載の車両用ドア開閉装置において、
    前記両テンション機構は、前記両フック部材にそれぞれ一体形成され、前記付勢部材の付勢方向に互いに対向して離隔配置され、前記付勢部材の付勢力の受部をそれぞれ形成する一対の対向壁部を備えたことを特徴とする車両用ドア開閉装置。
  5. 請求項4に記載の車両用ドア開閉装置において、
    前記フック部材に前記係止片を掛止する際に、先端から基端に向かって徐々に拡幅されるガイド部を有する治具を前記付勢部材の付勢力に抗して前記一対の対向壁部間に挿入して、該対向壁部間の離隔距離を広げることを特徴とする車両用ドア開閉装置。
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