JP5369579B2 - 車両用パワースライドドア装置 - Google Patents

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本発明は、車両側面のスライドドアを自動開閉させるための車両用パワースライドドア装置に関するものである。
車両に設けられるスライドドアを自動開閉させるパワースライドドア装置としては、例えば特許文献1に記載されるようなものがある。
特許文献1に記載の車両には、車体に形成された開口よりも後方における車体の後部外壁に、ガイドレールが車両前後方向に延設されている。該ガイドレールにはスライドドアがドアブラケットを介して移動自在に係合されている。車体にはモータ等を駆動源とする駆動装置が設けられており、駆動装置から車両前後方向に引き出されたケーブルはガイドレールの両端部に配設される反転プーリを介して車両前後方向からドアブラケットに案内されている。ケーブルの両端部には円柱状のケーブルエンドが固定されており、該ケーブルエンドはガイド溝内に位置するドアブラケットのケーブルエンド支持部に連結されている。また、駆動装置には、スライドドアの移動に伴い生じるケーブルの移動経路長の変化を吸収してスライドドアを確実に作動させるための張力を付与するテンショナ機構が設けられている。このような構成により、駆動装置の駆動力がケーブルを介してスライドドアに伝達され、スライドドアは自動開閉する。
ここで、一方のケーブルエンドはケーブルエンド支持部が有する上下方向に貫通する連結孔に下方もしくは上方から挿通されてケーブルエンド支持部に連結される。しかしながら、他方のケーブルエンドを連結する際には、ケーブルにスライドドアを確実に作動させるための張力を付与した状態であるため、該張力に抗して組み付ける必要があり、一方のケーブルエンドと同様の組み付けを行うと組み付けが困難である。そこで、特許文献1では他方のケーブルエンドが連結されるケーブルエンド支持部にスライド方向に延在するスリットを有する組み付けレバーを取り付けて、該組み付けレバーにケーブルエンドを仮保持した後に回動させることで組み付ける。このように、組み付けレバーを採用することで、他方のケーブルエンドを組み付ける際にはガイド溝内で組み付ける必要がなく、ケーブルに張力を付与した状態でも組み付けしやすくなっている。すなわち、特許文献1に記載のパワースライドドア装置では、他方のケーブルエンドの組み付け性を考慮した構成を有している。
特開2007−313942号公報
しかしながら、従来の車両用パワースライドドア装置は、上記のように他方のケーブルエンドの組み付け性は考慮されているが、一方のケーブルエンドについては考慮されていない。すなわち、ケーブルエンド支持部はガイド溝内にあるため、一方のケーブルエンドをドアブラケットに組み付ける作業はガイド溝内で行う必要がある。しかも、ガイド溝内でケーブルエンドを下方もしくは上方からケーブルエンド支持部の連結孔に連結させる必要がある。そのため、一方のケーブルエンドの組み付け作業は困難である。
そこで、本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、ケーブルとドアブラケットとの組み付け性を向上させた車両用パワースライドドア装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、車体及び、該車体側面の乗降用開口部を開閉するスライドドアのどちらか一方において、車両前後方向にガイド溝が延びるように配設されたガイドレール側に配設される駆動部と、前記駆動部により駆動され、前記ガイドレールに沿って延在するケーブルと、前記ガイドレールにスライド自在に係合して前記車体及び前記スライドドアの他方に連係し、前記ケーブルの端部が連結されるドアブラケットとを備える車両用パワースライドドア装置において、前記ドアブラケットは、前記ガイド溝内に位置して該ガイドレールに対して転動自在に当接する転動体と、前記ガイド溝の外側かつ前記転動体の直上もしくは直下に位置するとともに前記ドアブラケットのスライド方向に延在する貫通孔を有するケーブルエンド支持部とを備え、前記ケーブルの端部は、前記貫通孔に挿通された際に前記ケーブルエンド支持部に係合する係合部位を有することを要旨とする。
上記構成により、ケーブルエンド支持部がガイド溝の外側に位置するため、ドアブラケットにケーブルを組み付ける際にガイド溝内でケーブルの組み付け作業をする必要がなく組み付け性が向上する。そして、ケーブルの端部を貫通孔に挿通させるだけで係合部位がケーブルエンド支持部に係合するため、特にケーブルに張力が付与された状態であっても、容易にケーブルをケーブルエンド支持部に組み付けることができる。また、転動体の直上もしくは直下にケーブルの端部が支持されるため、ドアブラケットの動きに伴うケーブルとガイドレールとの軌跡差が小さくなり、ケーブルのたわみを抑制できるため、車両用パワースライドドア装置の組み付け性を向上させるとともに動作信頼性も確保できる。
また、上記構成により、規制部材によりケーブルエンド支持部に対するケーブルの端部のスライド方向への移動をさらに規制することができる。それゆえ、ケーブルエンドとケーブルエンド規制部との係合をより強固にすることができ、車両用パワースライドドア装置の動作信頼性が向上する。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の車両用パワースライドドア装置において、前記ケーブルが挿通される挿通孔を有するとともに前記係合部位を有するテンショナハウジング及び前記テンショナハウジングに収納されるとともに該テンショナハウジングの一端と前記ケーブルの一端との間に配設されて前記ケーブルに対して前記スライド方向に張力を付与する弾性部材を有するテンショナを前記ケーブルの端部に設け、該テンショナを前記ケーブルエンド支持部に取着することにより前記ケーブルの端部を前記ドアブラケットに連結することを要旨とする。
上記構成により、テンショナの張力付与方向とケーブル(テンショナ)の取付方向とが一致するため、例えばケーブルをケーブルエンド支持部に組み付ける際にテンショナをスライド方向に引張ると前記張力に抗してテンショナハウジング内からケーブルが引き出されるため組み付けがしやすい。また、ケーブルの端部にテンショナを設けたため、駆動手段の内部にテンショナを設ける必要がなく、駆動手段をコンパクト化、簡素化できる。
上記課題を解決するために、請求項3に記載の発明では、車体及び、該車体側面の乗降用開口部を開閉するスライドドアのどちらか一方において、車両前後方向にガイド溝が延びるように配設されたガイドレール側に配設される駆動部と、前記駆動部により駆動され、前記ガイドレールに沿って延在するケーブルと、前記ガイドレールにスライド自在に係合して前記車体及び前記スライドドアの他方に連係し、前記ケーブルの端部が連結されるドアブラケットとを備える車両用パワースライドドア装置において、前記ドアブラケットは、前記ガイド溝内に位置して該ガイドレールに対して転動自在に当接する転動体と、前記ガイド溝の外側かつ前記転動体の直上もしくは直下に位置するとともに前記ドアブラケットのスライド方向に延在する貫通孔を有するケーブルエンド支持部とを備え、前記ケーブルの端部は、前記貫通孔に挿通された際に前記ケーブルエンド支持部に係合する係合部位を有し、前記ドアブラケットは、前記ケーブルの端部が互いに対向する方向から前記貫通孔に挿通された状態で前記ケーブルエンド支持部及び前記ケーブルの端部に対して係合するとともに、前記ケーブルエンド支持部に対する前記ケーブルの端部の前記スライド方向への移動を規制する規制部材を有することを要旨とする。
上記構成により、ケーブルエンド支持部がガイド溝の外側に位置するため、ドアブラケットにケーブルを組み付ける際にガイド溝内でケーブルの組み付け作業をする必要がなく組み付け性が向上する。そして、ケーブルの端部を貫通孔に挿通させるだけで係合部位がケーブルエンド支持部に係合するため、特にケーブルに張力が付与された状態であっても、容易にケーブルをケーブルエンド支持部に組み付けることができる。また、転動体の直上もしくは直下にケーブルの端部が支持されるため、ドアブラケットの動きに伴うケーブルとガイドレールとの軌跡差が小さくなり、ケーブルのたわみを抑制できるため、車両用パワースライドドア装置の組み付け性を向上させるとともに動作信頼性も確保できる。
また、上記構成により、規制部材によりケーブルエンド支持部に対するケーブルの端部のスライド方向への移動をさらに規制することができる。それゆえ、ケーブルエンドとケーブルエンド規制部との係合をより強固にすることができ、車両用パワースライドドア装置の動作信頼性が向上する。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の車両用パワースライドドア装置において、前記ドアブラケットは、車両上下方向に延在するとともに基部貫通孔が形成された基部を有し、前記ケーブルエンド支持部は、該基部から車両内側方向に屈曲突出することで形成され、前記スライド方向に前記ケーブルの端部が車両幅方向に並列に配置可能な前記貫通孔を有し、前記ケーブルの端部は、前記スライド方向に延在し、そのスライド方向の中心に車両上下方向に対して凹形状をなす凹形状部を有するとともにその先端部に前記係合部位を有し、前記規制部材は、前記各凹形状部と係合する二股部位と、前記基部貫通孔に嵌合する嵌合部位とを有することを要旨とする。
上記構成により、規制部材は、二股部位によりケーブルの端部を上下両方でスライド方向への移動規制し、嵌合部位によりケーブルエンド支持部のスライド方向への起動を規制するため、簡単な構造でケーブルの端部とケーブルエンド支持部とを固定可能である。
本発明によれば、ケーブルとドアブラケットとの組み付け性を向上させた車両用パワースライドドア装置を提供することができる。
(第1実施形態)
本発明を具体化した一実施形態を、図1〜図10に従って詳細に説明する。
<スライドドアの概要>
図1に示すように、スライドドア10を備えた車両11には、その車体12の側面に設けられた乗降用開口部13を開閉する開閉体としてスライドドア10が設けられている。車体12の側部における乗降用開口部13の後方かつ車両上下方向の略中心には車両前後方向に延びるガイド溝14aを有するガイドレール14が車両前後方向に延設される。
図2に示すように、スライドドア10にドアブラケット24が揺動自在に取り付けられ、ドアブラケット24がガイドレール14に移動自在に取り付けられている。そのため、ドアブラケット24がガイドレール14に案内されることにより、スライドドア10は車体12に対して車両前後方向に移動自在となり、乗降用開口部13を開閉する。ここで、図2に実線で示すスライドドア10及びドアブラケット24が開状態であり、二点鎖線で示すスライドドア10及びドアブラケット24が全閉状態である。
<パワースライドドア装置の概要>
図2に示すように、この車両11には、スライドドア10を自動的に開閉するためのパワースライドドア装置20(車両用パワースライドドア装置)が設けられている。パワースライドドア10装置は、駆動ユニット21(駆動部)と、駆動ユニット21により駆動されるケーブル22と、ケーブル22を反転させる反転プーリ23と、ケーブル22の端部22Aが連結されるドアブラケット24とを備える。
駆動ユニット21は、ガイドレール14における車両前後方向の略中央部に隣接して車体12の内部に固定される。駆動ユニット21は正逆転可能な電動モータ(図示なし)と、電動モータにより駆動されるとともにケーブル22を巻き取るドラム(図示なし)とを有する。ドラムからは車両前方側に引き出される閉側ケーブル22aと、車両後方側に引き出される開側ケーブル22bとが引き出されている。
閉側ケーブル22aはガイドレール14の車両前方端に設けられる反転プーリ23に掛け渡されて車両前方側(閉側)からドアブラケット24に連結されており、電動モータにより閉側ケーブル22aが駆動されるとスライドドア10は閉側ケーブル22aにより牽引されて自動閉動作するようになっている。一方、開側ケーブル22bはガイドレール14の車両後方端に設けられる反転プーリ23に掛け渡されて車両後方側(開側)からドアブラケット24に連結されており、電動モータにより開側ケーブル22bが駆動されるとスライドドア10は開側ケーブル22bにより牽引されて自動開動作するようになっている。ここで、開側ケーブル22bと閉側ケーブル22aとは異なるケーブル22で構成されており、その一端がドラムに固定されていて他端がドアブラケット24に固定されている構成でもよいし、一本のケーブル22がドラムに捲回された状態でケーブル22の両端がそれぞれドアブラケット24に固定されている構成でもよい。
このように、パワースライドドア装置20は、車体12とスライドドア10との間に配索されたケーブル22を駆動ユニット21により駆動してスライドドア10を自動開閉動作させる、いわゆるケーブル式となっている。なお、各ケーブル22のドアブラケット24への連結構造については後述する。
<ガイドレール、ドアブラケット及び各ケーブルの連結構造>
図3に示すように、車体12の側面には、凹設部15が設けられ、ガイドレール14はその凹設部15に配設されている。凹設部15はカバー16により覆われている。図2に併せ示すように、ガイドレール14は、車両前後方向に延在しかつその車両外側において車両前後方向に延設された開口14bを含むガイド溝14aを有する。ガイド溝14aの延在方向に対して直交する面においてガイドレール14を断面視すると、略C字形状をなしている。ガイド溝14aは、ガイドレール14内に形成される内部空間であり、開口14bを介して外部に連通している。そして、ガイド溝14aの車両上下方向の幅は、開口14bを形成する部位で最も小さくなっている。
また、図2に示すように、ガイドレール14の車両前方側には車室内側に湾曲する曲部14cが設けられている。そのため、ドアブラケット24が曲部14cに案内されることにより、スライドドア10は車体12の側面と同一面に収まるように車体12の内側に引き込まれた状態で全閉状態となる(図2において二点鎖線にて示す状態)。ここで、ドアブラケット24はスライドドア10に対して揺動自在となっているため、ガイドレール14の曲部14cを移動する際にもガイドレール14に追従することができる。
なお、図示はしないが、ドアブラケット24は、図示する部位(センター部)以外にスライドドア10の前端部の上下部分(アッパー部・ロア部)にも設けられ、これらに対応して車体12の開口部の上下部位にもアッパー部・ロア部に対応するガイドレール(図示なし)が設けられており、スライドドア10は車体12に計3か所において支持されている。もちろん、必ずしもスライドドアは車体に対して3か所で支持される構成でなくてもよい。
図3〜5に示すように、ドアブラケット24は車両上下方向に延在する基部24aを有している。基部24aはその上端に、二股に分かれて車両内側方向に屈曲している二股部位24bを有している。二股部位24bの各先端にはそれぞれ車両上下方向を回転軸とする一対の案内用ローラ24c(転動体)が回転自在に装着されている。案内用ローラ24cの下方には基部24aから車両内側方向に延在する軸部24dに対して走行用ローラ24e(転動体)が回転自在に装着されている。案内用ローラ24cと走行用ローラ24eとがガイド溝14a内に位置してガイドレール14に対して転動自在に当接するため、ドアブラケット24はガイドレール14に対して移動自在に連係される。また、基部24aはその下端に、車両外側方向に屈曲しているドア連係部位24fを有する。図2に併せ示すように、ドア連係部位24fの先端にはスライドドア10が車両上下方向を回転軸として揺動自在に連係される。
図3,5に示すように、ドアブラケット24は、ガイド溝14aの外側かつ各ローラ24c,24eの直下に位置するとともにケーブル22の端部22Aに設けられたテンショナ26(図7に図示)が係合されるケーブルエンド支持部25を有している。ただし、ケーブル22により駆動されるドアブラケット24(本実施形態ではセンター部のドアブラケット24)のみがケーブルエンド支持部25を有する。ここで、「直下(直上)」とは必ずしも厳密な真下(真上)だけを指すわけではなく、ある程度の範囲を有するものである。図3に示すように、凹設部15の車幅方向の幅L、すなわち車体12の外側端から凹設部15の底面までの距離は「直下(直上)」に含むものとする。もちろん、各ローラ24c,24eの真下(直上)に位置する構成が好ましい。
ケーブルエンド支持部25は、基部24aが車両内側方向に屈曲突出することで形成されており、車両前後方向にテンショナ26を車両幅方向に並列に配置可能な貫通孔25aを有し、基部24aに基部貫通孔25bを有する構成である。詳説すると、図4に示すように、基部24a及びドア連係部位24fは、本体部材30と、貫通孔形成部材31とから以下のように構成されている。
本体部材30は、基部24aに相当する基部30aと、ドア連係部位24fに相当するドア連係部位30bとを有している。基部30aの下端かつ車両前後方向における中心部には、車両前後方向に延在する略長方形状に貫通孔30cが形成されている。
貫通孔形成部材31は、車両上下方向に延在する第1縦壁部31aを有している。第1縦壁部31aの下端から車両内側方向に上壁部31bが延在し、上壁部31bの車両内側の端部から下方に第2縦壁部31cが延在する。また、第2縦壁部31cから車両外側方向に下壁部31dが延在し、下壁部31dの車両外側端部からは下方に屈曲された後車両外側方向に屈曲された屈曲部31eが延在する。
そして、貫通孔形成部材31の上壁部31b及び第2縦壁部31c及び下壁部31dは本体部材30の貫通孔30cに嵌合されている。この際、第1縦壁部31aは基部30aに当接し、屈曲部31eはドア連係部位30bに当接している。そして、屈曲部31eとドア連係部位30bとは図5に示すボルト32にて連結されており、本体部材30と貫通孔形成部材31とは一体となっている。このように、貫通孔25aは、上壁部31bと、第2縦壁部31cと、下壁部31dと、基部30aとにより構成されている。基部貫通孔25bは、上壁部31bと、下壁部31dと、基部30aとにより構成されている。ここで、本実施形態では、ケーブルエンド支持部25と基部24aとは別部材であるが、もちろん一体部材であってもよい。また、ケーブルエンド支持部25には、その上壁部31b及び下壁部31dに車両上下方向に貫通する上下一対の係合孔25cが設けられ、その上壁部31bから第2縦壁部31c及び下壁部31dから第2縦壁部31cにかけて車幅方向に貫通する貫通孔25dが設けられている。
また、図7に示すように、駆動ユニット21のドラムから引き出された各ケーブル22の端部22Aには貫通孔25aに挿通された際にケーブルエンド支持部25の一端25e1(もしくは他端25e2)に係合する係止爪26a(係合部位)を有するテンショナ26が設けられている。また、テンショナ26は各ケーブル22の弛みを防止する。詳説すると、テンショナ26は、図8に示すように、車両前後方向に延在する略直方体形状のテンショナハウジング26cを有する。テンショナハウジング26cは、各ケーブル22a,22bが挿通される挿通孔26gを有するとともに挿通孔26gに挿通された各ケーブル22a,22bの各先端を保持する保持軸26bを摺動可能に収納している。テンショナハウジング26cには、テンショナハウジング26cの一端と保持軸26bとの間に介挿されたコイルスプリング26dが収納され、これらコイルスプリング26dによって保持軸26bを互いに反対の方向に付勢して、保持軸26bに連結された開側ケーブル22b及び閉側ケーブル22aに張力を付与するようになっている。また、保持軸26bの端部は、保持軸26bの他の部分よりも大径であり、テンショナハウジング26cの内側に突出する爪部26eにより抜け止めされている。
図7に示すように、テンショナハウジング26cは車両前後方向の中心部に車両上下方向に対して凹形状をなす一対の凹形状部26fを有する。そして、テンショナハウジング26cの先端部には片持ち支持されて車両上下方向に突出する一対の係止爪26aが形成されている。従って、図9に示すように、テンショナ26が車両前方から両係止爪26aを弾性変形させつつドアブラケット24の貫通孔25aに挿入され貫通すると、解放された両係止爪26aは、弾性復帰に伴いケーブルエンド支持部25よりも車両上下方向外側に突出する。このように、両係止爪26aがケーブルエンド支持部25の車両後方の端部25e1(車両後方から挿入された場合は車両前方の端部25e2)に係止されることで挿入方向とは逆方向への抜け止めがなされる。ここで、テンショナ26の張力付与方向は、貫通孔25aの貫通方向、すなわちテンショナ26の取付方向と一致する。
図10に示すように、テンショナ26が互いに対向する方向から貫通孔25aに挿通された状態で、規制部材27が、ケーブルエンド支持部25及びテンショナ26に対して車両外側から係合することでケーブルエンド支持部25に対するテンショナ26の車両前後方向の移動を規制する。規制部材27は、車両上下方向視で略T字形状をなしている。すなわち、規制部材27は、車両前後方向に延在するドアブラケット24の基部貫通孔25bに嵌合する嵌合部位27aと、嵌合部位27aの車両上下方向の端部かつ車両前後方向の中央部からそれぞれ車両内側方向に突出する二股部位27bとを有する。二股部位27bには片持ち支持されて車両上下方向に突出する係止爪27cが形成されている。また、二股部位27bの車両前後方向の幅は凹形状部26fの幅と略一致し、二股部位27bが凹形状部26fに嵌合する。ここで、図4に併せ示すように、係止爪27cは前述した一対の係合孔25cと係合し、二股部位24bの車両内側方向先端は前述した一対の貫通孔25dと係合する。
<ドアブラケット24に対する各ケーブル22の組み付け方法>
図9に示すように、一方のテンショナ26(例えば閉側ケーブル22a側のテンショナ26)をケーブルエンド支持部25に連結する際には、車両後方からテンショナ26をガイド溝14aの外側にあるケーブルエンド支持部25の貫通孔25aに挿入させてテンショナ26をドアブラケット24に係止する。次に、他方のテンショナ26(例えば開側ケーブル22b側のテンショナ26)をケーブルエンド支持部25に連結する際には、ケーブル22にスライドドア10を確実に作動させるための張力を付与した状態で、該張力に抗しながら車両前方からテンショナ26を貫通孔25aに挿入させてテンショナ26をドアブラケット24に係止する。このとき、図10に示すように、各テンショナ26が車両幅方向に並列に配置される。この状態で、規制部材27がケーブルエンド支持部25及びテンショナ26に対して車両外側から基部貫通孔25bに挿入される。このようにして、テンショナ26とドアブラケット24とは規制部材27によってより強固に係合される。もちろん、ケーブル22の組み付けはどちら側のケーブル22a,22bから行ってもよい。これにより、ケーブル22の端部22Aがケーブルエンド支持部26、つまりドアブラケット24に連結されることになる。
<本実施形態で得られる作用効果>
本実施形態によれば以下の作用効果を奏し得ることができる。
(1)ケーブルエンド支持部25がガイド溝14aの外側に位置するため、ドアブラケット24にケーブル22を組み付ける際にガイド溝14a内でケーブル22の組み付け作業をする必要がなく組み付け性が向上する。さらに、テンショナ26を貫通孔25aに挿通させるだけで係合爪26aがケーブルエンド支持部25に係合するため、特にケーブル22に張力が付与された状態であっても、容易にケーブル22をケーブルエンド支持部25に組み付けることができる。また、各ローラ24c,24eの直下にケーブル22のテンショナ26が支持されるため、ドアブラケット24の動きに伴うケーブル22とガイドレール14との軌跡差が小さくなり、ケーブル22のたわみを抑制できるため、パワースライドドア装置20の組み付け性を向上させるとともに動作信頼性も確保できる。
(2)テンショナ26の張力付与方向とテンショナ26の取付方向とが一致するため、例えばテンショナ26をケーブルエンド支持部25に組み付ける際にテンショナ26を車両前後方向に引張ると前記張力に抗してテンショナハウジング26c内からケーブル22が引き出されるため組み付けがしやすい。また、テンショナ26はテンショナを構成するため、駆動ユニット21の内部にテンショナを設ける必要がなく、駆動ユニット21をコンパクト化、簡素化できる。
(3)規制部材27により、ケーブルエンド支持部25に対するテンショナ26のスライド方向の移動をさらに規制することができる。それゆえ、テンショナ26とケーブルエンド支持部25との係合をより強固にすることができ、パワースライドドア装置20の動作信頼性を向上させることができる。また、テンショナ26を互いに対向する方向から貫通孔25aに挿通させるだけでケーブルエンド支持部25に係合させることができる。そのため、特にケーブル22に張力が付与された状態であっても、容易にケーブル22をケーブルエンド支持部25に組み付けることができる。また、車両外側から規制部材27を係合させるため、例えばスライドドア10がドアブラケット24に組みつけられた状態で規制部材27を組み付ける場合であっても組みつけやすい。
(4)規制部材27は、二股部27bによりテンショナ26を上下両方でスライド方向への移動規制し、嵌合部位27bによりケーブルエンド支持部25のスライド方向への起動を規制するため、簡単な構造でテンショナ26とケーブルエンド支持部25とを固定可能である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下に示す態様に変更してもよい。
・上記実施形態では、センター部のガイドレール14にパワースライドドア装置20を設けているがこれに限られるものではなく、アッパー部・ロア部のガイドレール14に設けてもよい。
・上記実施形態では、ガイドレール14及び駆動ユニット21が車体12に設けられているが、車体12ではなくてスライドドア10に設けられていてもよい。
・上記実施形態では、ケーブルエンド支持部25は、ガイド溝14aの外側かつ各ローラ24c,24eの直下に位置しているが、ガイド溝14aの外側かつ各ローラ24c,24eの直上に位置していてもよい。
・上記実施形態では、各テンショナ26が車両幅方向に並列に配置される構成であるが、例えば車両上下方向に並列に配置されてもよい。
・上記実施形態において、係合爪26aとケーブルエンド支持部25との係合力がスライドドア10を作動させる際に十分耐えうる大きさであれば、規制部材27は必ずしも必要ではなく、規制部材27がない構成であってもよい。
・規制部材27は、ケーブルエンド支持部25に対するテンショナ26の車両前後方向の移動を規制する形状であれば、上記実施形態の形状に限定されない。
・上記実施形態では、ケーブル22の端部22Aには係合爪26aを有するテンショナ26が連結されているが、テンショナ26を用いずに係合爪26aを備えたケーブルエンドを用いてもよいし、ケーブル22に直接係合爪26aが設けられた構成であってもよい。
本発明の一例である実施形態におけるパワースライドドア装置が設けられた車両の斜視図。 本発明の一例である実施形態におけるパワースライドドア装置の概略平面図。 図1における車両のスライドドア周辺を車両前後方向に対する垂直面で切断した断面図。 図3におけるドアブラケットの拡大図。 図2における組み付けが完了したドアブラケットの斜視図。 図2における組み付け前のドアブラケットの斜視図。 図2における組み付け前のドアブラケット及びケーブルエンドの斜視図。 図4におけるドアブラケットのA−A断面図。 図2における組み付け途中のドアブラケット及びケーブルエンドの斜視図。 図2における組み付け途中のドアブラケット、ケーブルエンド及び規制部材の斜視図。
符号の説明
10 スライドドア
12 車体
13 乗降用開口部
14 ガイドレール
14a ガイド溝
20 パワースライドドア装置(車両用パワースライドドア装置)
21 駆動ユニット(駆動部)
22 ケーブル
22A 端部
24 ドアブラケット
24a 基部
24c 案内用ローラ(転動体)
24e 走行用ローラ(転動体)
25 ケーブルエンド支持部
25a 貫通孔
25b 基部貫通孔
26 ケーブルエンド
26a 係止爪(係合部位)
26c テンショナハウジング
26d コイルスプリング
26f 凹形状部
26g 挿通孔
27 規制部材
27a 嵌合部位
27b 二股部位

Claims (4)

  1. 車体及び、該車体側面の乗降用開口部を開閉するスライドドアのどちらか一方において、車両前後方向にガイド溝が延びるように配設されたガイドレール側に配設される駆動部と、
    前記駆動部により駆動され、前記ガイドレールに沿って延在するケーブルと、
    前記ガイドレールにスライド自在に係合して前記車体及び前記スライドドアの他方に連係し、前記ケーブルの端部が連結されるドアブラケットとを備える車両用パワースライドドア装置において、
    前記ドアブラケットは、前記ガイド溝内に位置して該ガイドレールに対して転動自在に当接する転動体と、
    前記ガイド溝の外側かつ前記転動体の直上もしくは直下に位置するとともに前記ドアブラケットのスライド方向に延在する貫通孔を有するケーブルエンド支持部とを備え、
    前記ケーブルの端部は、前記貫通孔に挿通された際に前記ケーブルエンド支持部に係合する係合部位を有し、
    前記ドアブラケットは、前記ケーブルの端部が互いに対向する方向から前記貫通孔に挿通された状態で前記ケーブルエンド支持部及び前記ケーブルの端部に対して車両外側から係合するとともに、前記ケーブルエンド支持部に対する前記ケーブルの端部の前記スライド方向への移動を規制する規制部材を有する、車両用パワースライドドア装置。
  2. 前記ケーブルが挿通される挿通孔を有するとともに前記係合部位を有するテンショナハウジング及び前記テンショナハウジングに収納されるとともに該テンショナハウジングの一端と前記ケーブルの一端との間に配設されて前記ケーブルに対して前記スライド方向に張力を付与する弾性部材を有するテンショナを前記ケーブルの端部に設け、該テンショナを前記ケーブルエンド支持部に取着することにより前記ケーブルの端部を前記ドアブラケットに連結することを特徴とする、請求項1に記載の車両用パワースライドドア装置。
  3. 車体及び、該車体側面の乗降用開口部を開閉するスライドドアのどちらか一方において、車両前後方向にガイド溝が延びるように配設されたガイドレール側に配設される駆動部と、
    前記駆動部により駆動され、前記ガイドレールに沿って延在するケーブルと、
    前記ガイドレールにスライド自在に係合して前記車体及び前記スライドドアの他方に連係し、前記ケーブルの端部が連結されるドアブラケットとを備える車両用パワースライドドア装置において、
    前記ドアブラケットは、前記ガイド溝内に位置して該ガイドレールに対して転動自在に当接する転動体と、
    前記ガイド溝の外側かつ前記転動体の直上もしくは直下に位置するとともに前記ドアブラケットのスライド方向に延在する貫通孔を有するケーブルエンド支持部とを備え、
    前記ケーブルの端部は、前記貫通孔に挿通された際に前記ケーブルエンド支持部に係合する係合部位を有し、
    前記ドアブラケットは、前記ケーブルの端部が互いに対向する方向から前記貫通孔に挿通された状態で前記ケーブルエンド支持部及び前記ケーブルの端部に対して係合するとともに、前記ケーブルエンド支持部に対する前記ケーブルの端部の前記スライド方向への移動を規制する規制部材を有する、車両用パワースライドドア装置。
  4. 前記ドアブラケットは、車両上下方向に延在するとともに基部貫通孔が形成された基部を有し、
    前記ケーブルエンド支持部は、該基部から車両内側方向に屈曲突出することで形成され、前記スライド方向に前記ケーブルの端部が車両幅方向に並列に配置可能な前記貫通孔を有し、
    前記ケーブルの端部は、前記スライド方向に延在し、そのスライド方向の中心に車両上下方向に対して凹形状をなす凹形状部を有するとともにその先端部に前記係合部位を有し、
    前記規制部材は、前記各凹形状部と係合する二股部位と、前記基部貫通孔に嵌合する嵌合部位とを有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の車両用パワースライドドア装置。
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