JP2009230715A - 無人搬送台車の制御装置、その制御システム及びその制御方法、並びに、プログラム - Google Patents

無人搬送台車の制御装置、その制御システム及びその制御方法、並びに、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無人搬送台車を用いた搬送を効率的に行うことができるようにする。
【解決手段】障害物を検知する障害物センサを具備する無人搬送台車(AGV)120が走行路を走行する際に、当該無人搬送台車(AGV)120の動作を制御する制御装置100において、搬送を行う前に、無人搬送台車(AGV)120に走行路を走行させて当該走行路の各地点において無人搬送台車(AGV)120と通信を行って、走行路の各地点間の走行区間ごとに、障害物センサのオン/オフに係る検知状態の情報を取得する。そして、実際の搬送を行う際に、制御装置100は、無人搬送台車(AGV)120に対して、搬送を行う前に取得した障害物センサのオン/オフに係る検知状態の情報に基づいて、障害物センサがオンとなる走行区間については障害物センサの検知に基づく動作を不能とする制御を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、走行路を走行する無人搬送台車の動作を制御する無人搬送台車の制御装置、その制御システム及びその制御方法、並びに、当該制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。
近年、生産工場等においては、省力化のために、部品などを無人で搬送する無人搬送台車が用いられるようになってきている。そして、この無人搬送台車は、生産工場内において、例えば、既設生産設備や、作業者が走路に立ち入らないようにするためのフェンスなどの既設設備の近傍を走行する。
この際、無人搬送台車は、障害物への衝突を防止するために、走行方向に障害物が存在する場合にこれを検知する障害物センサを具備し、当該障害物センサが障害物を検知した際に減速及び停止する機能を有するものが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2001−60111号公報
しかしながら、上述した既設設備間を縫うように走行する無人搬送台車の場合、例えば、走行路のカーブ部等において既設設備のフェンスなどを障害物として障害物センサで検出してしまい、最悪の場合、無人搬送台車が停止してしまうことになる。この様子を図10に示す。
即ち、従来においては、既設設備間を縫うように走行する無人搬送台車において、既設設備を障害物として検出してしまい、無人搬送台車を用いた搬送を効率的に行うことが困難であるという問題点があった。そして、無人搬送台車をこのような障害物の近傍で走行させる場合、障害物センサの動作を不能にして走行させることになるが、従来においては、障害物センサの検出場所の抽出と当該障害物センサ不能化の登録を人手で行っていたため、膨大な労力を必要とするばかりか、障害物センサ不能化の登録の抜けが生じ、搬送の妨げとなっていた。
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、障害物センサの無用な動作箇所抽出と障害物センサ不能化の登録を自動化することで、無人搬送台車の導入における省力化と確実な障害物センサ不能箇所の登録を実現することを目的とするものである。
本発明の無人搬送台車の制御装置は、障害物を検知する障害物センサを具備する無人搬送台車が走行路を走行する際に、当該無人搬送台車の動作を制御する無人搬送台車の制御装置であって、搬送を行う前に、前記無人搬送台車に前記走行路を走行させて当該走行路の各地点において前記無人搬送台車と通信を行って、前記走行路の各地点間の走行区間ごとに、前記障害物センサのオン/オフに係る検知状態の情報を取得する取得手段と、搬送を行う際に、前記無人搬送台車に対して、前記取得手段で取得した前記障害物センサのオン/オフに係る検知状態の情報に基づいて、前記障害物センサがオンとなる走行区間において前記障害物センサの検知に基づく動作を不能とする制御を行う制御手段とを有する。
本発明の無人搬送台車の制御システムは、前記無人搬送台車の制御装置と、前記無人搬送台車と、前記走行路の各地点に配設され、前記無人搬送台車の制御装置と前記無人搬送台車との通信を中継する通信機とを有する。
本発明の無人搬送台車の制御方法は、障害物を検知する障害物センサを具備する無人搬送台車が走行路を走行する際に、当該無人搬送台車の動作を制御する無人搬送台車の制御方法であって、搬送を行う前に、前記無人搬送台車に前記走行路を走行させて当該走行路の各地点において前記無人搬送台車と通信を行って、前記走行路の各地点間の走行区間ごとに、前記障害物センサのオン/オフに係る検知状態の情報を取得する取得ステップと、搬送を行う際に、前記無人搬送台車に対して、前記取得ステップで取得した前記障害物センサのオン/オフに係る検知状態の情報に基づいて、前記障害物センサがオンとなる走行区間において前記障害物センサの検知に基づく動作を不能とする制御を行う制御ステップとを有する。
本発明のプログラムは、障害物を検知する障害物センサを具備する無人搬送台車が走行路を走行する際に、当該無人搬送台車の動作を制御する無人搬送台車の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、搬送を行う前に、前記無人搬送台車に前記走行路を走行させて当該走行路の各地点において前記無人搬送台車と通信を行って、前記走行路の各地点間の走行区間ごとに、前記障害物センサのオン/オフに係る検知状態の情報を取得する取得ステップと、搬送を行う際に、前記無人搬送台車に対して、前記取得ステップで取得した前記障害物センサのオン/オフに係る検知状態の情報に基づいて、前記障害物センサがオンとなる走行区間において前記障害物センサの検知に基づく動作を不能とする制御を行う制御ステップとをコンピュータに実行させるためのものである。
本発明によれば、障害物センサの障害物検出箇所の抽出と障害物センサ不能化の登録を自動化することができ、無人搬送台車の導入における省力化と確実な障害物センサ不能箇所の登録が実現できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら、説明を行う。
図1は、本発明の実施形態に係る無人搬送台車の制御システムにおける概略構成の一例を示す模式図である。図1には、本発明の実施形態に係る無人搬送台車の制御システム100の概略構成の一例として、図1(a)に示す無人搬送台車の制御システムと、図1(b)に示す無人搬送台車の制御システムが示されている。
図1(a)に示す無人搬送台車の制御システム100は、無人搬送台車の制御装置110と、無人搬送台車(AGV)120と、ネットワーク130と、シーケンサ140(140−1、140−2)と、通信機150(150−1、150−2)を有して構成されている。
制御装置110は、無人搬送台車(AGV)120が走行路を走行する際に、当該無人搬送台車(AGV)120の動作を制御するものである。
無人搬送台車(AGV)120は、障害物を検知する障害物センサを具備し、走行路を走行している際に、障害物センサが障害物を検知した場合、検知の状態に応じて、減速または停止する機能を有している。
ネットワーク130は、イーサネット(登録商標)(Ethernet(登録商標))などを用いて構成されており、制御装置110と無人搬送台車(AGV)120との通信を、シーケンサ140及び通信機150を介して行えるように構成されている。
シーケンサ140(140−1、140−2)及び通信機150(150−1、150−2)は、制御装置110と無人搬送台車(AGV)120との通信を中継するものである。具体的に、通信機150は、走行路の各地点に配設され、無人搬送台車(AGV)120が当該各地点の付近に到着した際に、無人搬送台車(AGV)120と通信を行って、制御装置110と無人搬送台車(AGV)120との通信を中継する。この際、通信機150は、例えば、無人搬送台車(AGV)120と光通信或いは電波通信にて通信を行う。図1(a)に示す例では、通信機150として、通信機150−1及び通信機150−2の2つの通信機が配設された例が示されており、この2つの通信機に対応して、それぞれ、シーケンサ140−1及びシーケンサ140−2が設けられている。
図1(b)に示す無人搬送台車の制御システム100は、図1(a)に示す無人搬送台車の制御システム100に対して、シーケンサ140(140−1、140−2)を取り除いて、システム構成の簡素化を図ったものである。以下の説明では、本発明の実施形態に係る無人搬送台車の制御システムとして、図1(b)に示す無人搬送台車の制御システム100を適用した例について説明を行う。
次に、制御装置110の内部構成について説明する。
図2は、図1に示す無人搬送台車の制御装置110の内部構成の一例を示す模式図である。
図2に示すように、制御装置110は、CPU111と、ROM112と、RAM113と、ポインティングデバイス(PD)114と、ハードディスク(HD)115と、表示装置116と、通信インターフェース(通信I/F)117と、バス118を有して構成されている。
CPU111は、制御装置110における動作を統括的に制御するものであり、バス118を介して、制御装置110の各構成部(112〜117)を制御する。
ROM112は、例えば、CPU111の制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やオペレーティングシステムプログラム(OS)等を記憶するメモリである。
RAM113は、CPU111の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU111は、処理の実行に際して、ROM112やHD115から、必要なプログラムや情報等をRAM113にロードし、当該プログラムや当該情報等の処理を実行することで各種の動作を実現する。
PD114は、例えば、マウスやキーボード等からなり、操作者(ユーザ)が必要に応じて、当該制御装置110に対して操作入力を行うための操作入力手段を構成する。
HD115は、CPU111が後述する図6及び図8の処理を実行するために必要なプログラム115aや、無人搬送台車(AGV)120が走行する走行路の走行ルート情報115b(図5(b))、後述する障害物センサ検知テーブル115c(図7)、その他、各種の情報やデータを記憶する記憶媒体を構成する。
表示装置116は、CPU111の制御に基づいて、各種の情報やデータを表示する表示手段を構成する。
通信I/F117は、CPU111の制御に基づいて、外部装置である無人搬送台車(AGV)120とネットワーク130(及び通信機150)を介して各種の情報等の通信を行う。
バス118は、CPU111、ROM112、RAM113、PD114、HD115、表示装置116及び通信I/F117を相互に通信可能に接続するためのバスである。
次に、無人搬送台車(AGV)120の内部構成について説明する。
図3は、図1に示す無人搬送台車(AGV)120の内部構成の一例を示す模式図である。
図3に示すように、無人搬送台車(AGV)120は、CPU121と、ROM122と、RAM123と、モーター群124と、ハードディスク(HD)125と、非接触式センサ126と、接触式センサ127と、通信インターフェース(通信I/F)128と、バス129を有して構成されている。ここで、本実施形態の無人搬送台車(AGV)120には、障害物を検知する障害物センサとして、非接触式センサ126及び接触式センサ127が具備されている。
CPU121は、無人搬送台車(AGV)120における動作を統括的に制御するものであり、バス129を介して、無人搬送台車(AGV)120の各構成部(122〜128)を制御する。
ROM122は、例えば、CPU121の制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やオペレーティングシステムプログラム(OS)等を記憶するメモリである。
RAM123は、CPU121の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU121は、処理の実行に際して、ROM122やHD125から、必要なプログラムや情報等をRAM123にロードし、当該プログラムや当該情報等の処理を実行することで各種の動作を実現する。
モーター群124は、CPU121の制御に基づいて、無人搬送台車(AGV)120を駆動するものである。このモーター群124は、無人搬送台車(AGV)120を前方、後方、右方及び左方のそれぞれの方向に駆動させることができるように構成されている。また、モーター群124は、CPU121の制御に基づいて、無人搬送台車(AGV)120の走行速度を変更したり、無人搬送台車(AGV)120の走行を停止したりすることができるように構成されている。
HD125は、CPU121が処理を実行するために必要なプログラム、各種の情報やデータを記憶する記憶媒体を構成する。
非接触式センサ126は、無人搬送台車(AGV)120の走行方向の遠方に存在する障害物を非接触で検知する遠方検知センサ126aと、無人搬送台車(AGV)120の走行方向の付近に存在する障害物を非接触で検知する付近検知センサ126bを有して構成されている。
接触式センサ127は、無人搬送台車(AGV)120の走行方向の障害物を接触により検知するセンサである。
通信I/F128は、CPU121の制御に基づいて、走行路の各地点に配設されている通信機150と通信を行う。これにより、無人搬送台車(AGV)120は、走行路の各地点に配設されている通信機150を介して、制御装置110と通信を行うことができる。
バス129は、CPU121、ROM122、RAM123、モーター群124、HD125、非接触式センサ126、接触式センサ127及び通信I/F128を相互に通信可能に接続するためのバスである。
次に、無人搬送台車(AGV)120の非接触式センサ126及び接触式センサ127について説明する。
図4は、図3に示す無人搬送台車(AGV)120の非接触式センサ126及び接触式センサ127を説明するための模式図である。上述したように、本実施形態の無人搬送台車(AGV)120においては、障害物を検知する障害物センサとして、非接触式センサ126及び接触式センサ127を構成している。
図4(a)は、無人搬送台車(AGV)120を走行方向の正面から見た外観の一例を示す模式図である。図4(a)に示す例では、無人搬送台車(AGV)120の正面の両側に、非接触式センサ126が構成されており、具体的に、無人搬送台車(AGV)120の正面の両側の上方に、遠方検知センサ126a(126a−1、126a−2)が設けられ、無人搬送台車(AGV)120の正面の両側の下方に、付近検知センサ126b(126b−1、126b−2)が設けられている。また、図4(a)に示す例では、非接触式センサ126の下方に、接触式センサ127が構成されている。
まず、図4(b)を用いて非接触式センサ126について説明する。図4(b)は、無人搬送台車(AGV)120が紙面の左から右に走行する際の様子を示した模式図である。
非接触式センサ126を構成する遠方検知センサ126a及び付近検知センサ126bは、障害物を検知するために、例えば赤外線を前方(走行方向)に照射し、その反射光を受光して障害物の有無を検知している。図4(b)では、遠方検知センサ126aが遠距離用赤外線401を放射し、付近検知センサ126bが近距離用赤外線402を照射している様子を示している。また、図4(b)では、遠方検知センサ126aが遠距離用赤外線401により、障害物である人物200を検知している様子を示している。
例えば、本実施形態の無人搬送台車(AGV)120のCPU121は、遠方検知センサ126aが障害物を検出したタイミングで安全に停止できる速度まで減速するように制御する。そして、無人搬送台車(AGV)120のCPU121は、付近検知センサ126bが障害物を検出したタイミングで停止するように制御する。
続いて、図4(c)を用いて接触式センサ127について説明する。図4(c)は、図4(b)と同様に、無人搬送台車(AGV)120が紙面の左から右に走行する際の様子を示した模式図である。
図4(c)に示すように、接触式センサ127は、無人搬送台車(AGV)120の正面に凸部を有して構成されており、例えば、テープスイッチを用いて形成されている。この接触式センサ127は、無人搬送台車(AGV)120が障害物(図4(c)に示す例では、人物200)に衝突した際に、これを検知するものである。本実施形態の無人搬送台車(AGV)120のCPU121は、接触式センサ127が障害物との接触を検出したタイミングで、当該無人搬送台車(AGV)120をこれ以上進めないために、当該無人搬送台車(AGV)120を停止するように制御する。
次に、本発明の実施形態における具体的な実施例について説明する。
図5は、本発明の実施例を示し、無人搬送台車の制御システムにおける概略構成、及び、無人搬送台車の走行ルート情報の一例を示す模式図である。ここで、図5(a)に、無人搬送台車の制御システムにおける概略構成を示し、図5(b)に、無人搬送台車の走行ルート情報を示す。また、図5(a)において、図1(b)に示す構成と同様の構成については、同じ符号を付している。また、図5(b)に示す無人搬送台車の走行ルート情報は、図2に示すHD115に、走行ルート情報115bとして予め記憶されている。
図5(a)に示す無人搬送台車の制御システムでは、走行路のA地点、B地点、C地点、D地点及びE地点に、それぞれ、通信機150−A、150−B、150−C、150−D及び150−Eが配設されている。これらの通信機150は、無人搬送台車(AGV)120が当該各地点の付近に到着した際に、無人搬送台車(AGV)120と通信を行って、制御装置110と無人搬送台車(AGV)120との通信を中継する。
図5(b)に示す走行ルート情報115bには、図5(a)に示す無人搬送台車の制御システムにおいて、無人搬送台車(AGV)120の走行路における走行ルートが、走行ルート番号と関連付けられて設定されている。具体的に、図5(b)には、走行ルート番号1として、A地点→B地点→C地点→D地点と走行する走行ルートが設定されている。また、図5(b)には、走行ルート番号2として、D地点→C地点→B地点→A地点と走行する走行ルートが設定されている。同様に、図5(b)には、走行ルート番号3としてA地点→B地点→E地点と走行する走行ルートが設定され、走行ルート番号4としてE地点→C地点→D地点と走行する走行ルートが設定され、走行ルート番号5としてD地点→C地点→E地点と走行する走行ルートが設定され、走行ルート番号6としてE地点→B地点→A地点と走行する走行ルートが設定されている。
以下に、まず、無人搬送台車(AGV)120を用いて、実際の搬送を行う前の処理について、図6を用いて説明する。
図6は、本発明の実施例を示し、無人搬送台車の制御装置110において、搬送前の処理手順の一例を示すフローチャートである。具体的に、図6には、搬送を行う前に、無人搬送台車(AGV)120に図5(a)に示す走行路を走行させて当該走行路の各地点(A地点〜E地点)において無人搬送台車(AGV)120と通信を行って、走行路の各地点間の走行区間ごとに、障害物センサ(本例では、付近検知センサ126b)のオン/オフに係る検知状態の情報を取得する処理が示されている。
まず、図6のステップS101において、制御装置110のCPU111は、図5(a)に示す走行路における走行ルート(r)の設定を行う。具体的に、本例では、図5(b)に示す走行ルート情報115bに示される走行ルートが設定される。
続いて、ステップS102において、制御装置110のCPU111は、ステップS101で設定した走行ルート(r)の数Nの設定を行う。具体的に、図5(b)に示す例では、走行ルート(r)の数Nとして、「6」が設定される。
続いて、ステップS103において、制御装置110のCPU111は、走行ルート番号の変数を示すrに1を設定する。これにより、図5(b)に示す走行ルート番号1が走行ルート(r)として設定される。
続いて、ステップS104において、制御装置110のCPU111は、無人搬送台車(AGV)120に対して、走行ルート(r)情報の送信、及び、当該走行ルート(r)の走行開始位置への移動制御を行う。
続いて、ステップS105において、制御装置110のCPU111は、当該走行ルート(r)の走行開始位置に配設された通信機150を介して無人搬送台車(AGV)120と通信を行い、無人搬送台車(AGV)120の走行準備がOKであるか否かを判断する。この判断の結果、無人搬送台車(AGV)120の走行準備がOKでない(即ち、NGである)場合には、無人搬送台車(AGV)120の走行準備がOKとなるまで、ステップS105で待機する。
一方、ステップS105の判断の結果、無人搬送台車(AGV)120の走行準備がOKである場合には、ステップS106に進む。
ステップS106に進むと、制御装置110のCPU111は、無人搬送台車(AGV)120に対して、走行ルート(r)の走行開始指示を行う。ここで、本実施形態の無人搬送台車(AGV)120は、走行路を走行する際に、少なくとも、通常の走行速度(第1の速度)と、通常の走行速度よりも低速である低速の走行速度(第2の速度)での走行が可能に構成されている。そして、ステップS106では、制御装置110のCPU111は、無人搬送台車(AGV)120に対して、走行条件として、低速の走行速度で、且つ、障害物センサがオンしても走行を継続する走行開始指示を行う。
続いて、ステップS107において、制御装置110のCPU111は、無人搬送台車(AGV)120が次の地点に到着したタイミングで無人搬送台車(AGV)120と通信を行って、当該走行区間における障害物センサ(本例では、付近検知センサ126b)のオン/オフに係る検知状態の情報を取得する。
続いて、ステップS108において、制御装置110のCPU111は、無人搬送台車(AGV)120が走行ルート(r)の終点まで走行を終了したか否かを判断する。この判断の結果、無人搬送台車(AGV)120が走行ルート(r)の終点まで走行を終了していない場合には、ステップS107に戻る。
一方、ステップS107の判断の結果、無人搬送台車(AGV)120が走行ルート(r)の終点まで走行を終了した場合には、ステップS109に進む。
ステップS109に進むと、制御装置110のCPU111は、現在の走行ルート番号を示す変数rがステップS102で設定された数Nより小さいか否かを判断する。この判断の結果、現在の走行ルート番号を示す変数rがステップS102で設定された数Nより小さい場合には、ステップS101で設定された全ての走行ルートについては未だ処理を行っていないと判断し、ステップS110に進む。
ステップS110に進むと、制御装置110のCPU111は、走行ルート番号を示す変数rに1を加算して、走行ルート(r)を変更する。そして、変更した走行ルート(r)に対して、ステップS104以降の処理を再度行う。
一方、ステップS109の判断の結果、現在の走行ルート番号を示す変数rがステップS102で設定された数N以上である場合には、ステップS101で設定された全ての走行ルートについて処理を行ったと判断し、ステップS111に進む。
ステップS111に進むと、制御装置110のCPU111は、ステップS107で取得した障害物センサ(本例では、付近検知センサ126b)のオン/オフに係る検知状態の情報を、走行区間ごとに、記憶媒体であるHD115に障害物センサ検知テーブル115cとして記憶する処理を行う。
図7は、本発明の実施例を示し、図2に示すHD115に記憶される障害物センサ検知テーブル115cの一例を示す模式図である。
図7に示す障害物センサ検知テーブル115cには、図5(a)に示す走行路の各地点(A地点〜E地点)間の走行区間と、当該各走行区間における、搬送前の既設設備の障害物センサ(本例では、付近検知センサ126b)におけるオン/オフに係る検知状態の結果が示されている。図7に示す例では、B地点→E地点、C地点→E地点、E地点→B地点、E地点→C地点の各走行区間において、付近検知センサ126bがオンとなったことを示している。なお、図7に示す障害物センサ検知テーブル115cにおいて、例えば、A地点→B地点とB地点→A地点のように、両方の走行方向における障害物センサの検知結果が同じである場合には、A地点⇔B地点として設定する形態であっても良い。
そして、ステップS111の処理が終了すると、図6に示すフローチャートにおける処理を終了する。
次に、無人搬送台車(AGV)120を用いて、実際の搬送を行う際の処理について、図8を用いて説明する。
図8は、本発明の実施例を示し、無人搬送台車の制御装置110において、搬送の際の処理手順の一例を示すフローチャートである。具体的に、図8には、無人搬送台車(AGV)120を用いて搬送物の搬送を行う際に、無人搬送台車(AGV)120に対して、搬送前の既設設備の状態で障害物センサがオンとなる走行区間において障害物センサの検知に基づく動作を不能とする制御を行う処理が示されている。
まず、操作者(ユーザ)からPD114を介して無人搬送台車(AGV)120による搬送物の搬送指示及びその搬送ルートの入力がなされると、図8のステップS201において、制御装置110のCPU111は、PD114からの入力情報に基づいて、搬送時の走行ルートである搬送ルートの設定を行う。このステップS201では、本例では、図9に示す搬送ルート情報901に示すように、A地点→B地点→E地点→C地点→D地点と走行する搬送ルートが設定されるものとする。
続いて、ステップS202において、制御装置110のCPU111は、ステップS201で設定された搬送ルートの走行区間を検出する処理を行う。具体的に、本例では、走行区間として、A地点→B地点、B地点→E地点、E地点→C地点、及び、C地点→D地点の各走行区間が検出される。
続いて、ステップS203において、制御装置110のCPU111は、ステップS202で検出した各走行区間について、搬送前の既設設備の状態における障害物センサ(本例では、付近検知センサ126b)の検知状態を、HD115に記憶されている障害物センサ検知テーブル115cから抽出する。具体的に、本例では、図7に示す障害物センサ検知テーブル115cに基づいて、A地点→B地点の走行区間において障害物センサの検知状態としてオフが抽出され、B地点→E地点の走行区間において障害物センサの検知状態としてオンが抽出され、E地点→C地点の走行区間において障害物センサの検知状態としてオンが抽出され、C地点→D地点の走行区間において障害物センサの検知状態としてオフが抽出される。
続いて、ステップS204において、制御装置110のCPU111は、ステップS203の抽出結果に基づいて、障害物センサ(本例では、付近検知センサ126b)における動作制御情報を生成する処理を行う。このステップS204では、本例では、図9に示す障害物センサ動作制御情報902を生成する。
具体的に、図9に示す障害物センサ動作制御情報902について説明する。
図9に示す障害物センサ動作制御情報902では、A地点→B地点の走行区間については、図7に示す障害物センサ検知テーブル115cに示すように、搬送前の既設設備の状態における障害物センサの検知状態がオフであるため、搬送時の障害物センサの検知に基づく動作を可能とする設定(図9の○)がなされている。また、B地点→E地点の走行区間及びE地点→C地点の走行区間については、図7に示す障害物センサ検知テーブル115cに示すように、搬送前の既設設備の状態における障害物センサの検知状態がオンであるため、搬送時の障害物センサの検知に基づく動作を不能とする設定(図9の×)がなされている。また、C地点→D地点の走行区間については、図7に示す障害物センサ検知テーブル115cに示すように、搬送前の既設設備の状態における障害物センサの検知状態がオフであるため、搬送時の障害物センサの検知に基づく動作を可能とする設定(図9の○)がなされている。
続いて、ステップS205において、制御装置110のCPU111は、無人搬送台車(AGV)120に対して、ステップS201で設定した搬送ルート情報(本例では、図9に示す搬送ルート情報901)、及び、ステップS204で生成した障害物センサ動作制御情報(本例では、図9に示す障害物センサ動作制御情報902)の送信、並びに、当該搬送ルートの走行開始位置への移動制御を行う。
続いて、ステップS206において、制御装置110のCPU111は、当該搬送ルートの走行開始位置に配設された通信機150を介して無人搬送台車(AGV)120と通信を行い、無人搬送台車(AGV)120の走行準備がOKであるか否かを判断する。この判断の結果、無人搬送台車(AGV)120の走行準備がOKでない(即ち、NGである)場合には、無人搬送台車(AGV)120の走行準備がOKとなるまで、ステップS206で待機する。
一方、ステップS206の判断の結果、無人搬送台車(AGV)120の走行準備がOKである場合には、ステップS207に進む。
ステップS207に進むと、制御装置110のCPU111は、無人搬送台車(AGV)120に対して、送信した搬送ルート情報及び障害物センサ動作制御情報に基づく搬送ルートの走行開始指示を行う。
具体的に、ステップS207では、制御装置110のCPU111は、無人搬送台車(AGV)120に対して、障害物センサ動作制御情報902で設定した障害物センサの検知に基づく動作を不能とする走行区間(B地点→E地点及びE地点→C地点の走行区間)、即ち、搬送前の既設設備の状態で障害物センサがオンとなる走行区間については、障害物センサ(本例では、付近検知センサ126b)がオンしても、低速の走行速度で走行を継続する制御が行われる。つまり、通常の場合には、付近検知センサ126bのオンが検知されると、上述したように、無人搬送台車(AGV)120を停止する動作がなされるが、搬送前の既設設備の状態で障害物センサがオンとなる走行区間では、付近検知センサ126bのオンが検知されても、当該検知に基づく動作が不能され、走行が継続されることになる。一方、ステップS207では、搬送前の既設設備の状態で障害物センサがオフとなる走行区間については、通常の走行速度で走行する制御が行われる。
続いて、ステップS208において、制御装置110のCPU111は、無人搬送台車(AGV)120が次の地点に到着したタイミングで無人搬送台車(AGV)120と通信を行って、当該走行区間における障害物センサのオン/オフに係る検知状態の情報を受信する。このステップS208では、障害物センサのオン/オフに係る検知状態の情報として、遠方検知センサ126a、付近検知センサ126b及び接触式センサ127のオン/オフに係る検知状態の情報を受信する。
続いて、ステップS209において、制御装置110のCPU111は、無人搬送台車(AGV)120が、ステップS201で設定した搬送ルートの終点まで走行を終了したか否かを判断する。この判断の結果、無人搬送台車(AGV)120が、ステップS201で設定した搬送ルートの終点まで走行を終了していない場合には、ステップS208に戻る。
一方、ステップS209の判断の結果、無人搬送台車(AGV)120が、ステップS201で設定した搬送ルートの終点まで走行を終了した場合には、図8に示すフローチャートにおける処理を終了する。
以上説明したように、無人搬送台車の制御装置110では、搬送を行う前に、無人搬送台車120に走行路を走行させて当該走行路の各地点において無人搬送台車120と通信を行って、走行路の各地点間の走行区間ごとに、障害物センサ(本例では、付近検知センサ126b)のオン/オフに係る検知状態の情報を取得するようにしている(図6のS107)。そして、無人搬送台車の制御装置110では、搬送を行う際に、無人搬送台車120に対して、ステップS107で取得した障害物センサのオン/オフに係る検知状態の情報に基づいて、障害物センサがオンとなる走行区間において障害物センサの検知に基づく動作を不能とする制御を行うようにしている(図8のS207等)。
かかる構成によれば、搬送前の既設設備において障害物センサ(本例では、付近検知センサ126b)がオンとなる走行区間については、当該障害物センサの検知に基づく動作を不能とするようにしたので、実際の搬送の際に、障害物センサが既設設備を障害物として検知して走行の停止等がなされることを回避することができ、無人搬送台車を用いた搬送を効率的に行うことができる。これにより、障害物センサの障害物検出箇所の抽出と障害物センサ不能化の登録を自動化することができ、無人搬送台車の導入における省力化と確実な障害物センサ不能箇所の登録が実現できる。
なお、図8のステップS207では、搬送前の既設設備の状態で障害物センサ(本例では、付近検知センサ126b)がオンとなる走行区間については、実際の搬送の際に当該障害物センサがオンしても、当該障害物センサの検知に基づく動作を不能とする制御を行うようにしているが、例えば、当該走行区間については、実際の搬送の際に当該障害物センサによる検知自体を行わないように制御して、当該障害物センサの検知に基づく動作を不能とする制御を行う形態を適用することも可能である。
また、図8のステップS201では、図5(b)に示す走行ルート情報115bに示される走行ルートと異なる走行ルートを搬送ルート(図9)として設定する例を示したが、図5(b)に示す走行ルート情報115bに示される走行ルートを搬送ルートとして設定する形態であっても良い。
前述した本実施形態に係る無人搬送台車の制御装置110による無人搬送台車の制御方法を示す図6及び図8の各ステップは、CPU111がHD115に記憶されたプログラム115aを実行することによって実現できる。同様に、本実施形態に係る無人搬送台車120の制御方法においても、CPU121がHD125に記憶されたプログラムを実行することによって実現できる。これらのプログラム及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明に含まれる。
具体的に、前記プログラムは、例えばCD−ROMのような記憶媒体に記録し、或いは各種伝送媒体を介し、コンピュータに提供される。前記プログラムを記録する記憶媒体としては、CD−ROM以外に、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、不揮発性メモリカード等を用いることができる。他方、前記プログラムの伝送媒体としては、プログラム情報を搬送波として伝搬させて供給するためのコンピュータネットワーク(LAN、インターネットの等のWAN、無線通信ネットワーク等)システムにおける通信媒体を用いることができる。また、この際の通信媒体としては、光ファイバ等の有線回線や無線回線などが挙げられる。
また、本発明は、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより本実施形態に係る無人搬送台車の制御装置110の機能が実現される態様に限られない。そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)或いは他のアプリケーションソフト等と共同して本実施形態に係る無人搬送台車の制御装置110の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明に含まれる。また、供給されたプログラムの処理の全て、或いは一部がコンピュータの機能拡張ボードや機能拡張ユニットにより行われて本実施形態に係る無人搬送台車の制御装置110の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明に含まれる。
また、前述した本実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術的思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の実施形態に係る無人搬送台車の制御システムにおける概略構成の一例を示す模式図である。 図1に示す無人搬送台車の制御装置の内部構成の一例を示す模式図である。 図1に示す無人搬送台車(AGV)の内部構成の一例を示す模式図である。 図3に示す無人搬送台車(AGV)の非接触式センサ及び接触式センサを説明するための模式図である。 本発明の実施例を示し、無人搬送台車の制御システムにおける概略構成、及び、無人搬送台車の走行ルート情報の一例を示す模式図である。 本発明の実施例を示し、無人搬送台車の制御装置において、搬送前の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施例を示し、図2に示すHDに記憶される障害物センサ検知テーブルの一例を示す模式図である。 本発明の実施例を示し、無人搬送台車の制御装置において、搬送の際の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施例を示し、搬送ルート情報及び障害物センサ動作制御情報の一例を示す模式図である。 走行路を走行する無人搬送台車(AGV)の一例を示す模式図である。
符号の説明
100 無人搬送台車の制御システム
110 無人搬送台車の制御装置
111 CPU
112 ROM
113 RAM
114 ポインティングデバイス(PD)
115 ハードディスク
115a プログラム
115b 走行ルート情報
115c 障害物センサ検知テーブル
116 表示装置
117 通信インターフェース(通信I/F)
118 バス
120 無人搬送台車(AGV)
121 CPU
122 ROM
123 RAM
124 モーター群
125 ハードディスク(HD)
126 非接触式センサ
126a 遠方検知センサ
126b 付近検知センサ
127 接触式センサ
128 通信インターフェース(通信I/F)
129 バス
130 ネットワーク
140 シーケンサ
150 通信機

Claims (8)

  1. 障害物を検知する障害物センサを具備する無人搬送台車が走行路を走行する際に、当該無人搬送台車の動作を制御する無人搬送台車の制御装置であって、
    搬送を行う前に、前記無人搬送台車に前記走行路を走行させて当該走行路の各地点において前記無人搬送台車と通信を行って、前記走行路の各地点間の走行区間ごとに、前記障害物センサのオン/オフに係る検知状態の情報を取得する取得手段と、
    搬送を行う際に、前記無人搬送台車に対して、前記取得手段で取得した前記障害物センサのオン/オフに係る検知状態の情報に基づいて、前記障害物センサがオンとなる走行区間において前記障害物センサの検知に基づく動作を不能とする制御を行う制御手段と
    を有することを特徴とする無人搬送台車の制御装置。
  2. 前記無人搬送台車は、前記走行路を走行する際に、少なくとも、第1の速度と、当該第1の速度よりも低速である第2の速度での走行が可能に構成されており、
    前記制御手段は、前記障害物センサがオンとなる走行区間において、前記無人搬送台車を前記第2の速度で走行させる制御を更に行うことを特徴とする請求項1に記載の無人搬送台車の制御装置。
  3. 前記取得手段で取得した前記障害物センサのオン/オフに係る検知状態の情報を、前記走行区間ごとに記憶媒体に記憶する記憶手段と、
    前記搬送を行う際に、前記無人搬送台車を走行させる、前記走行路における搬送ルートを設定する設定手段と
    を更に有し、
    前記制御手段は、前記無人搬送台車に対して、前記搬送ルートを指示すると共に、前記記憶媒体に記憶されている前記検知状態の情報に基づいて、前記搬送ルートの各走行区間のうち、前記障害物センサがオンとなる走行区間において前記障害物センサの検知に基づく動作を不能とする制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の無人搬送台車の制御装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無人搬送台車の制御装置と、
    前記無人搬送台車と、
    前記走行路の各地点に配設され、前記無人搬送台車の制御装置と前記無人搬送台車との通信を中継する通信機と
    を有することを特徴とする無人搬送台車の制御システム。
  5. 障害物を検知する障害物センサを具備する無人搬送台車が走行路を走行する際に、当該無人搬送台車の動作を制御する無人搬送台車の制御方法であって、
    搬送を行う前に、前記無人搬送台車に前記走行路を走行させて当該走行路の各地点において前記無人搬送台車と通信を行って、前記走行路の各地点間の走行区間ごとに、前記障害物センサのオン/オフに係る検知状態の情報を取得する取得ステップと、
    搬送を行う際に、前記無人搬送台車に対して、前記取得ステップで取得した前記障害物センサのオン/オフに係る検知状態の情報に基づいて、前記障害物センサがオンとなる走行区間において前記障害物センサの検知に基づく動作を不能とする制御を行う制御ステップと
    を有することを特徴とする無人搬送台車の制御方法。
  6. 前記無人搬送台車は、前記走行路を走行する際に、少なくとも、第1の速度と、当該第1の速度よりも低速である第2の速度での走行が可能に構成されており、
    前記制御ステップでは、前記障害物センサがオンとなる走行区間において、前記無人搬送台車を前記第2の速度で走行させる制御を更に行うことを特徴とする請求項5に記載の無人搬送台車の制御方法。
  7. 前記取得ステップで取得した前記障害物センサのオン/オフに係る検知状態の情報を、前記走行区間ごとに記憶媒体に記憶する記憶ステップと、
    前記搬送を行う際に、前記無人搬送台車を走行させる、前記走行路における搬送ルートを設定する設定ステップと
    を更に有し、
    前記制御ステップでは、前記無人搬送台車に対して、前記搬送ルートを指示すると共に、前記記憶媒体に記憶されている前記検知状態の情報に基づいて、前記搬送ルートの各走行区間のうち、前記障害物センサがオンとなる走行区間において前記障害物センサの検知に基づく動作を不能とする制御を行うことを特徴とする請求項5又は6に記載の無人搬送台車の制御方法。
  8. 障害物を検知する障害物センサを具備する無人搬送台車が走行路を走行する際に、当該無人搬送台車の動作を制御する無人搬送台車の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    搬送を行う前に、前記無人搬送台車に前記走行路を走行させて当該走行路の各地点において前記無人搬送台車と通信を行って、前記走行路の各地点間の走行区間ごとに、前記障害物センサのオン/オフに係る検知状態の情報を取得する取得ステップと、
    搬送を行う際に、前記無人搬送台車に対して、前記取得ステップで取得した前記障害物センサのオン/オフに係る検知状態の情報に基づいて、前記障害物センサがオンとなる走行区間において前記障害物センサの検知に基づく動作を不能とする制御を行う制御ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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