JP2009228876A - トラクタ - Google Patents

トラクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2009228876A
JP2009228876A JP2008078246A JP2008078246A JP2009228876A JP 2009228876 A JP2009228876 A JP 2009228876A JP 2008078246 A JP2008078246 A JP 2008078246A JP 2008078246 A JP2008078246 A JP 2008078246A JP 2009228876 A JP2009228876 A JP 2009228876A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
hydraulic clutch
speed
sub
auxiliary transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008078246A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5063431B2 (ja
Inventor
Tomonori Suyama
智典 須山
Yasuhito Tsuji
八州仁 辻
Kentaro Yasutsugu
謙太郎 安次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP2008078246A priority Critical patent/JP5063431B2/ja
Publication of JP2009228876A publication Critical patent/JP2009228876A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5063431B2 publication Critical patent/JP5063431B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Abstract

【課題】副変速装置の切換え時におけるショックの発生を抑える。
【解決手段】油圧クラッチC1〜C4、CL、CHを用いて構成される主変速装置5と副変速装置8とを直列に結合して多段の走行変速を行うトラクタTであって、主変速装置5を構成する複数の油圧クラッチC1〜C4は、それぞれ電磁比例弁16a〜16dの昇圧制御にもとづいて択一的な作動制御が行われ、副変速装置8を構成する油圧クラッチCL、CHは、電磁方向切換弁17の切換え制御にもとづいて作動制御が行われ、さらに、副変速装置8はニュートラル位置を有し、副変速装置8の切換えを必要とする走行変速に際しては、副変速装置8を一旦ニュートラルとし、副変速装置8の伝動上手側と伝動下手側との回転差を減少させてから、副変速装置8の油圧クラッチCL、CHを接続させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、油圧クラッチを用いて構成される主変速装置と副変速装置とを直列に結合して多段の走行変速を行うトラクタに関する。
油圧クラッチを用いて構成される主変速装置と副変速装置とを直列に結合して多段の走行変速を行うトラクタが知られている。例えば、特許文献1に示されるトラクタは、3つの油圧クラッチで3段の変速を行う主変速装置(第一主変速機構)と、2つの油圧クラッチで2段の変速を行う副変速装置(第二主変速装置)とを備え、これらの油圧クラッチをそれぞれ電磁比例弁の昇圧制御にもとづいて作動制御することにより、6段の走行変速が可能となっている。また、特許文献2に示されるトラクタは、4つの油圧クラッチで4段の変速を行う主変速装置と、2つの油圧クラッチで2段の変速を行う副変速装置とを備え、主変速装置を構成する4つの油圧クラッチをそれぞれ電磁方向切換弁の切換え制御にもとづいて作動制御すると共に、副変速装置を構成する2つの油圧クラッチをそれぞれ電磁比例弁の昇圧制御にもとづいて作動制御することにより、8段の走行変速が可能となっている。
特開2000−205391号公報 特開2000−62500号公報
電磁比例弁の昇圧制御にもとづく油圧クラッチの作動制御によれば、変速ショックの少ない円滑な走行変速が可能となるが、特許文献1のように、主変速装置及び副変速装置の各油圧クラッチをすべて電磁比例弁で制御するものでは、電磁比例弁の必要個数が多くなり、高価な走行変速装置となってしまうという問題がある。一方、特許文献1に示されるものでは、副変速装置の各油圧クラッチを電磁比例弁で制御するものの、主変速装置の各油圧クラッチは電磁方向切換え弁で制御するので、安価な走行変速装置とすることが可能であるが、電磁比例弁の昇圧制御にもとづいて円滑な走行変速を行うには、変速の度に副変速装置の油圧クラッチを断続しなければならないため、副変速装置に設けられる油圧クラッチの耐久性を向上させる必要があり、また、主変速装置と副変速装置の同時変速によって変速時間が長くなったり、両変速装置の変速タイミングよって変速ショックが生じる可能性があった。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、油圧クラッチを用いて構成される主変速装置と副変速装置とを直列に結合して多段の走行変速を行うトラクタであって、前記主変速装置を構成する複数の油圧クラッチは、それぞれ電磁比例弁の昇圧制御にもとづいて択一的な作動制御が行われ、副変速装置を構成する油圧クラッチは、電磁方向切換弁の切換え制御にもとづいて作動制御が行われ、さらに、副変速装置はニュートラル位置を有し、副変速装置の切換えを必要とする走行変速に際しては、副変速装置を一旦ニュートラルとし、副変速装置の伝動上手側と伝動下手側との回転差を減少させてから、副変速装置の油圧クラッチを接続させることを特徴とする。このようにすると、主変速装置及び副変速装置の各油圧クラッチをすべて電磁比例弁で制御するものに比べ、走行変速装置を安価に構成することができる。また、変速の度に副変速装置の油圧クラッチを断続する必要がないので、副変速装置に設けられる油圧クラッチの耐久性を向上させるためのコストアップが回避される。しかも、副変速装置はニュートラル位置を有し、副変速装置の切換えを必要とする走行変速に際しては、副変速装置を一旦ニュートラルとし、副変速装置の伝動上手側と伝動下手側との回転差を減少させてから、副変速装置の油圧クラッチを接続させるので、副変速装置の切換え時におけるショックの発生を抑えることができる。
また、前記副変速装置の切換えを必要とする走行変速に際しては、副変速装置をニュートラルとした状態で、主変速装置の油圧クラッチを接続することにより、副変速装置の伝動上手側と伝動下手側との回転差を減少させることを特徴とする。このようにすると、副変速装置の伝動上手側と伝動下手側との回転差を減少させるにあたり、主変速装置を利用するので、構造の複雑化やコストアップを回避できる。
また、前記副変速装置の切換えを必要とする走行変速に際しては、副変速装置をニュートラルとした状態で、主変速装置の油圧クラッチを瞬時接続することにより、副変速装置の伝動上手側と伝動下手側との回転差を減少させ、その後、副変速装置の油圧クラッチを接続させると共に、電磁比例弁の昇圧制御にもとづいて主変速装置の油圧クラッチを接続させることを特徴とする。このようにすると、副変速装置のニュートラル滞在時間を短縮しつつ、一連の変速作動を円滑に行うことができる。
また、前記主変速装置の油圧クラッチは、副変速装置をニュートラルとした状態で瞬時接続された後、切断側のストロークエンドまで戻すことなく、クラッチミート付近で所定時間保持され、副変速装置の油圧クラッチが接続されてから、電磁比例弁の昇圧制御にもとづいて接続されることを特徴とする。このようにすると、副変速装置の油圧クラッチを接続した後、主変速装置の油圧クラッチをクラッチミート位置まで移動させる処理及び時間を省き、直ちに接続することができるので、一連の変速作動に要する時間をさらに短縮することができる。
次に、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。図1において、Tは農用のトラクタであって、該トラクタTには、トランスミッションケース1が搭載されている。図2に示すように、トランスミッションケース1は、主クラッチ機構2を介してエンジンEの動力を入力すると共に、入力した動力を走行動力伝動経路3とPTO動力伝動経路4とに分岐させる。走行動力伝動経路3には、走行動力を多段に変速するために、複数の変速装置が設けられている。走行動力伝動経路3に設けられる変速装置には、摩擦多板式の油圧クラッチを用いて構成され、変速操作に際して伝動上手側の主クラッチ機構2を切る必要がない油圧クラッチ式変速装置と、常時噛合式の歯車変速装置を用いて構成され、変速操作に際して主クラッチ機構2を切る必要がある噛み合い式変速装置とが含まれており、油圧クラッチ式変速装置と噛み合い式変速装置の組み合せにより走行動力の多段変速を行うようになっている。
具体的に説明すると、走行動力伝動経路3には、摩擦多板式の油圧クラッチC1〜C4を用いて構成され、4段の変速を行う主変速装置5と、摩擦多板式の油圧クラッチCF、CRを用いて構成され、走行動力の正逆転変速を行う前後進変速装置6と、常時噛合式の歯車変速装置を用いて構成され、3段の変速を行う高中低変速装置7と、摩擦多板式の油圧クラッチCL、CHを用いて構成され、高低2段の変速を行う副変速装置8とが設けられており、通常の作業においては、図3に示すように、主変速装置5と副変速装置8による変速の組み合せによって8段の走行変速が可能になると共に、前後進変速装置6による前後進切換えが可能となっている。尚、本実施形態では、さらに、高中低変速装置7の変速を組み合せることにより、24段の走行変速が可能であるが、高中低変速装置7は、本発明の要部ではないので、詳細な説明は省略する。
主変速装置5、高中低変速装置7及び副変速装置8で変速された走行動力は、前車軸及び後車軸に伝動される。前車軸への動力伝動経路には、前車軸に伝達する動力を高低に変速又は切断する倍速伝動装置9が設けられており、該倍速伝動装置9による動力の変速又は切断によって、旋回時における前輪倍速駆動や4駆、2駆の切換えが行われるようになっている。そして、倍速伝動装置9は、摩擦多板式の油圧クラッチを用いて構成されることにより、円滑な変速や切断が可能となっている。
PTO動力伝動経路4には、摩擦多板式の油圧クラッチを用いて構成されるPTOクラッチ10と、常時噛合式の歯車変速装置を用いて構成されるPTO変速装置11とが設けられており、走行状態に影響されない独立したPTO動力伝動系、すなわち、インディペンデントPTO仕様のPTO動力伝動経路4を構成している。
本実施形態のトラクタTには、図4に示すような油圧回路が構成されている。この油圧回路は、2つの油圧ポンプP1、P2を備え、一方の油圧ポンプP1から供給される油圧で、倍速伝動装置9、リフトシリンダ12及びリフトロッドシリンダ13を動作させ、他方の油圧ポンプP2から供給される油圧で、ステアリングユニット14、主変速装置5、前後進変速装置6、副変速装置8、PTOクラッチ10及び自動ブレーキ旋回装置15を動作させるように構成されている。
少なくとも、主変速装置5及び副変速装置8の油圧クラッチC1〜C4、CL、CHは、電磁弁の制御にもとづいて作動される。電磁比例弁の昇圧制御にもとづく油圧クラッチの作動制御によれば、変速ショックの少ない円滑な走行変速が可能となるが、主変速装置5及び副変速装置8の各油圧クラッチC1〜C4、CL、CHをすべて電磁比例弁で制御するものでは、電磁比例弁の必要個数が多くなり、高価な走行変速装置となってしまうという問題がある。また、副変速装置8の各油圧クラッチCL、CHを電磁比例弁で制御し、主変速装置5の各油圧クラッチC1〜C4を電磁方向切換え弁で制御するようにした場合、安価な走行変速装置とすることが可能であるが、電磁比例弁の昇圧制御にもとづいて円滑な走行変速を行うには、変速の度に副変速装置8の油圧クラッチCL、CHを断続しなければならないため、副変速装置8に設けられる油圧クラッチCL、CHの耐久性を向上させなければならない。
そこで、本実施形態のトラクタTでは、図4に示すように、主変速装置5の各油圧クラッチC1〜C4を、それぞれ電磁比例弁16a〜16dの昇圧制御にもとづいて択一的に作動制御し、副変速装置8の各油圧クラッチCL、CHを、電磁方向切換弁17の切換え制御にもとづいて作動制御する。このようにすると、主変速装置5及び副変速装置8の各油圧クラッチC1〜C4、CL、CHをすべて電磁比例弁で制御するものに比べ、走行変速装置を安価に構成することができる。また、変速の度に副変速装置8の油圧クラッチCL、CHを断続する必要がないので、副変速装置8に設けられる油圧クラッチCL、CHの耐久性を向上させるためのコストアップが回避される。
副変速装置8は、ニュートラル位置を有し、副変速装置8の切換えを必要とする走行変速に際しては、副変速装置8を一旦ニュートラルとし、副変速装置8の伝動上手側と伝動下手側との回転差を減少させてから、副変速装置8の油圧クラッチCL、CHを接続させるようになっている。例えば、電磁方向切換弁17に3つの切換ポジションを設け、第一の切換ポジションでは、副変速装置8の油圧クラッチCLだけを入りとし、第二の切換ポジション(中立ポジション:ニュートラル位置)では、副変速装置8の両油圧クラッチCL、CHを切りとし、第三の切換ポジションでは、副変速装置8の油圧クラッチCHだけを入りとする。そして、副変速装置8の切換えを必要とする走行変速に際しては、副変速装置8の両油圧クラッチCL、CHを切ったニュートラル状態で、副変速装置8の伝動上手側と伝動下手側との回転差を減少させることにより、回転差に起因するショックの発生を抑えることが可能になる。
副変速装置8の切換えを必要とする走行変速に際し、副変速装置8の伝動上手側と伝動下手側との回転差を減少させるには、副変速装置8をニュートラルとした状態で、主変速装置5の油圧クラッチC1〜C4を接続させればよい。
例えば、図5の(B)に示すように、4速から5速へ変速する場合は、主変速装置5の4速用油圧クラッチC4を切ってから、電磁方向切換弁17をニュートラル位置とし、副変速装置8の両油圧クラッチCL、CHが切りの状態で、電磁比例弁16aの昇圧制御にもとづいて主変速装置5の1速用油圧クラッチC1を昇圧させる。これにより、副変速装置8における高速用油圧クラッチCH側の回転数が下がる。そして、高速用油圧クラッチCHの伝動上手側と伝動下手側との回転差が小さくなったタイミングで電磁方向切換弁17を切換え、副変速装置8の高速用油圧クラッチCHを入りにする。
一方、5速から4速へ変速する場合は、主変速装置5の1速用油圧クラッチC1を切ってから、電磁方向切換弁17をニュートラル位置とし、副変速装置8の両油圧クラッチCL、CHが切りの状態で、電磁比例弁16dの昇圧制御にもとづいて主変速装置5の4速用油圧クラッチC4を昇圧させる。これにより、副変速装置8における低速用油圧クラッチCL側の回転数が上がる。そして、低速用油圧クラッチCLの伝動上手側と伝動下手側との回転差が小さくなったタイミングで電磁方向切換弁17を切換え、副変速装置8の低速用油圧クラッチCLを入りにする。
また、副変速装置8の切換えを必要とする走行変速に際しては、副変速装置8をニュートラルとした状態で、主変速装置5の油圧クラッチC1〜C4を瞬時接続することにより、副変速装置8の伝動上手側と伝動下手側との回転差を減少させ、その後、副変速装置8の油圧クラッチCL、CHを接続させると共に、電磁比例弁16a〜16dの昇圧制御にもとづいて主変速装置5の油圧クラッチC1〜C4を接続させるようにしてもよい。このようにすると、副変速装置8のニュートラル滞在時間を短縮しつつ、一連の変速作動を円滑に行うことができる。
例えば、図6の(B)に示すように、4速から5速へ変速する場合は、主変速装置5の4速用油圧クラッチC4を切ってから、電磁方向切換弁17をニュートラル位置とし、副変速装置8の両油圧クラッチCL、CHが切りの状態で、電磁比例弁16aの急激な圧力上昇にもとづいて主変速装置5の1速用油圧クラッチC1を瞬時接続させる。これにより、副変速装置8における高速用油圧クラッチCH側の回転数が下がる。その後、電磁方向切換弁17を切換えて副変速装置8の高速用油圧クラッチCHを入りにすると共に、電磁比例弁16aの昇圧制御にもとづいて主変速装置5の1速用油圧クラッチC1を入りにする。尚、本実施形態では、電磁比例弁16a〜16dの緩やかな昇圧制御に先立ち、瞬間的に急激な圧力上昇状態を現出させるが、これは、油圧クラッチC1〜C4をクラッチミート位置まで迅速に移動させるための処理であり、単純な昇圧制御による油圧クラッチC1〜C4の動作遅れを防止するためのものである。
また、副変速装置8の切換えを必要とする走行変速に際し、主変速装置5の油圧クラッチC1〜C4は、副変速装置8をニュートラルとした状態で瞬時接続された後、切断側のストロークエンドまで戻すことなく、クラッチミート付近で所定時間保持され、副変速装置8の油圧クラッチCL、CHが接続されてから、電磁比例弁16a〜16dの昇圧制御にもとづいて接続されるようにしてもよい。このようにすると、副変速装置8の油圧クラッチCL、CHを接続した後、主変速装置5の油圧クラッチC1〜C4をクラッチミート位置まで移動させる処理及び時間を省き、直ちに接続することができるので、一連の変速作動に要する時間をさらに短縮することができる。
例えば、図6の(C)に示すように、4速から5速へ変速する場合は、主変速装置5の4速用油圧クラッチC4を切ってから、電磁方向切換弁17をニュートラル位置とし、副変速装置8の両油圧クラッチCL、CHが切りの状態で、電磁比例弁16aの急激な圧力上昇にもとづいて主変速装置5の1速用油圧クラッチC1を瞬時接続させる。このとき、1速用油圧クラッチC1は、切断側のストロークエンドまで戻すことなく、クラッチミート付近で所定時間保持する。具体的には、1速用油圧クラッチC1を瞬時接続した後、1速用油圧クラッチC1がクラッチミート位置に戻るタイミングで昇圧し、1速用油圧クラッチC1の戻しスプリングとバランスする圧力を維持する。その後、電磁方向切換弁17を切換えて副変速装置8の高速用油圧クラッチCHを入りにすると共に、電磁比例弁16aの昇圧制御にもとづいて主変速装置5の1速用油圧クラッチC1を入りにする。
次に、電磁比例弁16a〜16d及び電磁方向切換え弁17の具体的な制御例について、図7を参照して説明する。この図に示すように、トラクタTには、マイコンなどを用いて構成される制御装置22が設けられている。制御装置22の入力側には、走行変速段を1段ずつアップさせるシフトアップスイッチ23と、走行変速段を1段ずつダウンさせるシフトダウンスイッチ24と、エンジンの回転を検出するエンジン回転センサ25と、車軸の回転を検出する車軸回転センサ26と、油圧回路の油温を検出する油温センサ27と、前後進変速レバー20の操作位置を検出する前後進センサ28と、主クラッチ機構2の入り切りを検出する主クラッチセンサ29とが接続される一方、制御装置22の出力側には、前述した電磁比例弁16a〜16d及び電磁方向切換え弁17が接続されている。つまり、制御装置22は、上記のスイッチ23、24やセンサ25〜29からの入力信号にもとづいて、電磁比例弁16a〜16d及び電磁方向切換え弁17を制御するように構成されており、以下、シフトアップスイッチ23及びシフトダウンスイッチ24の操作に応じた電磁比例弁16a〜16d及び電磁方向切換え弁17の制御手順について説明する。尚、以下の説明は、前述した実施例1〜3のうち、実施例1にもとづくものである。
1速の状態では、主変速装置5の1速用油圧クラッチC1と、副変速装置8の低速用油圧クラッチCLが入りとなっている。シフトアップスイッチ23の操作に応じて1速から2速へ変速する場合は、副変速装置8の低速用油圧クラッチCLを入りとしたまま、主変速装置5の1速用油圧クラッチC1を切り、電磁比例弁16bの昇圧制御にもとづいて2速用油圧クラッチC2を入りとする。
また、シフトアップスイッチ23の操作に応じて2速から3速へ変速する場合は、副変速装置8の低速用油圧クラッチCLを入りとしたまま、主変速装置5の2速用油圧クラッチC2を切り、電磁比例弁16cの昇圧制御にもとづいて3速用油圧クラッチC3を入りとする。
また、シフトアップスイッチ23の操作に応じて3速から4速へ変速する場合は、副変速装置8の低速用油圧クラッチCLを入りとしたまま、主変速装置5の3速用油圧クラッチC3を切り、電磁比例弁16dの昇圧制御にもとづいて4速用油圧クラッチC4を入りとする。
また、シフトアップスイッチ23の操作に応じて4速から5速へ変速する場合は、主変速装置5の4速用油圧クラッチC4を切ってから、電磁方向切換弁17をニュートラル位置とし、副変速装置8の両油圧クラッチCL、CHが切りの状態で、電磁比例弁16aの昇圧制御にもとづいて主変速装置5の1速用油圧クラッチC1を昇圧させる。これにより、副変速装置8における高速用油圧クラッチCH側の回転数が下がる。そして、高速用油圧クラッチCHの伝動上手側と伝動下手側との回転差が小さくなったタイミングで電磁方向切換弁17を切換え、副変速装置8の高速用油圧クラッチCHを入りにする。
また、シフトアップスイッチ23の操作に応じて5速から6速へ変速する場合は、副変速装置8の高速用油圧クラッチCHを入りとしたまま、主変速装置5の1速用油圧クラッチC1を切り、電磁比例弁16bの昇圧制御にもとづいて2速用油圧クラッチC2を入りとする。
また、シフトアップスイッチ23の操作に応じて6速から7速へ変速する場合は、副変速装置8の高速用油圧クラッチCHを入りとしたまま、主変速装置5の2速用油圧クラッチC2を切り、電磁比例弁16cの昇圧制御にもとづいて3速用油圧クラッチC3を入りとする。
また、シフトアップスイッチ23の操作に応じて7速から8速へ変速する場合は、副変速装置8の高速用油圧クラッチCHを入りとしたまま、主変速装置5の3速用油圧クラッチC3を切り、電磁比例弁16dの昇圧制御にもとづいて4速用油圧クラッチC4を入りとする。
逆に、シフトダウンスイッチ24の操作に応じて8速から7速へ変速する場合は、副変速装置8の高速用油圧クラッチCHを入りとしたまま、主変速装置5の4速用油圧クラッチC4を切り、電磁比例弁16cの昇圧制御にもとづいて3速用油圧クラッチC3を入りとする。
また、シフトダウンスイッチ24の操作に応じて7速から6速へ変速する場合は、副変速装置8の高速用油圧クラッチCHを入りとしたまま、主変速装置5の3速用油圧クラッチC3を切り、電磁比例弁16bの昇圧制御にもとづいて2速用油圧クラッチC2を入りとする。
また、シフトダウンスイッチ24の操作に応じて6速から5速へ変速する場合は、副変速装置8の高速用油圧クラッチCHを入りとしたまま、主変速装置5の2速用油圧クラッチC2を切り、電磁比例弁16aの昇圧制御にもとづいて1速用油圧クラッチC1を入りとする。
また、シフトダウンスイッチ24の操作に応じて5速から4速へ変速する場合は、主変速装置5の1速用油圧クラッチC1を切ってから、電磁方向切換弁17をニュートラル位置とし、副変速装置8の両油圧クラッチCL、CHが切りの状態で、電磁比例弁16dの昇圧制御にもとづいて主変速装置5の4速用油圧クラッチC4を昇圧させる。これにより、副変速装置8における低速用油圧クラッチCL側の回転数が上がる。そして、低速用油圧クラッチCLの伝動上手側と伝動下手側との回転差が小さくなったタイミングで電磁方向切換弁17を切換え、副変速装置8の低速用油圧クラッチCLを入りにする。
また、シフトダウンスイッチ24の操作に応じて4速から3速へ変速する場合は、副変速装置8の低速用油圧クラッチCLを入りとしたまま、主変速装置5の4速用油圧クラッチC4を切り、電磁比例弁16cの昇圧制御にもとづいて3速用油圧クラッチC3を入りとする。
また、シフトダウンスイッチ24の操作に応じて3速から2速へ変速する場合は、副変速装置8の低速用油圧クラッチCLを入りとしたまま、主変速装置5の3速用油圧クラッチC3を切り、電磁比例弁16bの昇圧制御にもとづいて2速用油圧クラッチC2を入りとする。
また、シフトダウンスイッチ24の操作に応じて2速から1速へ変速する場合は、副変速装置8の低速用油圧クラッチCLを入りとしたまま、主変速装置5の2速用油圧クラッチC2を切り、電磁比例弁16aの昇圧制御にもとづいて1速用油圧クラッチC1を入りとする。
叙述の如く構成された本実施形態によれば、油圧クラッチC1〜C4、CL、CHを用いて構成される主変速装置5と副変速装置8とを直列に結合して多段の走行変速を行うトラクタTであって、主変速装置5を構成する複数の油圧クラッチC1〜C4は、それぞれ電磁比例弁16a〜16dの昇圧制御にもとづいて択一的な作動制御が行われ、副変速装置8を構成する油圧クラッチCL、CHは、電磁方向切換弁17の切換え制御にもとづいて作動制御が行われるので、主変速装置5及び副変速装置8の各油圧クラッチC1〜C4、CL、CHをすべて電磁比例弁で制御するものに比べ、走行変速装置を安価に構成することができる。また、変速の度に副変速装置8の油圧クラッチCL、CHを断続する必要がないので、副変速装置8に設けられる油圧クラッチCL、CHの耐久性を向上させるためのコストアップが回避される。
しかも、副変速装置8はニュートラル位置を有し、副変速装置8の切換えを必要とする走行変速に際しては、副変速装置8を一旦ニュートラルとし、副変速装置8の伝動上手側と伝動下手側との回転差を減少させてから、副変速装置8の油圧クラッチCL、CHを接続させるので、副変速装置8の切換え時におけるショックの発生を抑えることができる。
また、副変速装置8の切換えを必要とする走行変速に際しては、副変速装置8をニュートラルとした状態で、主変速装置5の油圧クラッチC1〜C4を接続することにより、副変速装置8の伝動上手側と伝動下手側との回転差を減少させるので、別途装置の追加を不要にし、構造の複雑化やコストアップを回避できる。
また、第二及び第三の実施例によれば、副変速装置8の切換えを必要とする走行変速に際しては、副変速装置8をニュートラルとした状態で、主変速装置5の油圧クラッチC1〜C4を瞬時接続することにより、副変速装置8の伝動上手側と伝動下手側との回転差を減少させ、その後、副変速装置8の油圧クラッチCL、CHを接続させると共に、電磁比例弁16a〜16dの昇圧制御にもとづいて主変速装置5の油圧クラッチC1〜C4を接続させるので、副変速装置8のニュートラル滞在時間を短縮しつつ、一連の変速作動を円滑に行うことができる。
また、第三の実施例によれば、主変速装置5の油圧クラッチC1〜C4は、副変速装置8をニュートラルとした状態で瞬時接続された後、切断側のストロークエンドまで戻すことなく、クラッチミート付近で所定時間保持され、副変速装置8の油圧クラッチCL、CHが接続されてから、電磁比例弁16a〜16dの昇圧制御にもとづいて接続されるので、副変速装置8の油圧クラッチCL、CHを接続した後、主変速装置5の油圧クラッチC1〜C4をクラッチミート位置まで移動させる処理及び時間を省き、直ちに接続することができ、その結果、一連の変速作動に要する時間をさらに短縮することができる。
トラクタの斜視図である。 トランスミッションケースの全体断面図である。 走行変速パターンの説明図である。 トラクタの油圧構成を示す油圧回路図である。 (A)は本発明が解決しようとする課題を説明するためのタイミングチャート、(B)は本発明の第一の実施例を示すタイミングチャートである。 (A)は本発明が解決しようとする課題を説明するためのタイミングチャート、(B)は本発明の第二の実施例を示すタイミングチャート、(C)は本発明の第三の実施例を示すタイミングチャートである。 制御装置の入出力を示すブロック図である。
符号の説明
1 トランスミッションケース
5 主変速装置
8 副変速装置
16a〜16d 電磁比例弁
17 電磁方向切換弁
22 制御装置
C1〜C4 主変速用油圧クラッチ
CL、CH 副変速用油圧クラッチ
T トラクタ

Claims (4)

  1. 油圧クラッチを用いて構成される主変速装置と副変速装置とを直列に結合して多段の走行変速を行うトラクタであって、
    前記主変速装置を構成する複数の油圧クラッチは、それぞれ電磁比例弁の昇圧制御にもとづいて択一的な作動制御が行われ、
    副変速装置を構成する油圧クラッチは、電磁方向切換弁の切換え制御にもとづいて作動制御が行われ、
    さらに、副変速装置はニュートラル位置を有し、副変速装置の切換えを必要とする走行変速に際しては、副変速装置を一旦ニュートラルとし、副変速装置の伝動上手側と伝動下手側との回転差を減少させてから、副変速装置の油圧クラッチを接続させる
    ことを特徴とするトラクタ。
  2. 前記副変速装置の切換えを必要とする走行変速に際しては、副変速装置をニュートラルとした状態で、主変速装置の油圧クラッチを接続することにより、副変速装置の伝動上手側と伝動下手側との回転差を減少させることを特徴とする請求項1記載のトラクタ。
  3. 前記副変速装置の切換えを必要とする走行変速に際しては、副変速装置をニュートラルとした状態で、主変速装置の油圧クラッチを瞬時接続することにより、副変速装置の伝動上手側と伝動下手側との回転差を減少させ、その後、副変速装置の油圧クラッチを接続させると共に、電磁比例弁の昇圧制御にもとづいて主変速装置の油圧クラッチを接続させることを特徴とする請求項1又は2記載のトラクタ。
  4. 前記主変速装置の油圧クラッチは、副変速装置をニュートラルとした状態で瞬時接続された後、切断側のストロークエンドまで戻すことなく、クラッチミート付近で所定時間保持され、副変速装置の油圧クラッチが接続されてから、電磁比例弁の昇圧制御にもとづいて接続されることを特徴とする請求項3記載のトラクタ。
JP2008078246A 2008-03-25 2008-03-25 トラクタ Expired - Fee Related JP5063431B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008078246A JP5063431B2 (ja) 2008-03-25 2008-03-25 トラクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008078246A JP5063431B2 (ja) 2008-03-25 2008-03-25 トラクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009228876A true JP2009228876A (ja) 2009-10-08
JP5063431B2 JP5063431B2 (ja) 2012-10-31

Family

ID=41244500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008078246A Expired - Fee Related JP5063431B2 (ja) 2008-03-25 2008-03-25 トラクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5063431B2 (ja)

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58146748A (ja) * 1982-02-22 1983-09-01 Mazda Motor Corp 複合クラッチ式多段歯車変速機の変速制御方法
JPH07103327A (ja) * 1993-10-05 1995-04-18 Komatsu Ltd 変速機の制御方法
JP2000062500A (ja) * 1998-08-19 2000-02-29 Kubota Corp 走行用伝動装置の変速操作部構造
JP2000170889A (ja) * 1998-12-10 2000-06-23 Yanmar Diesel Engine Co Ltd トラクタのトランスミッション
JP2000205391A (ja) * 1999-01-12 2000-07-25 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 変速装置の制御装置
JP2000291696A (ja) * 1992-09-16 2000-10-20 Iseki & Co Ltd トラクタの変速装置
JP2001233090A (ja) * 2000-02-25 2001-08-28 Mitsubishi Automob Eng Co Ltd 副変速機を備えた変速機の変速制御装置
JP2001270347A (ja) * 2000-03-28 2001-10-02 Isuzu Motors Ltd 車両の自動変速装置
JP2002295655A (ja) * 2001-03-28 2002-10-09 Nissan Diesel Motor Co Ltd 車両の自動変速装置
JP2003112541A (ja) * 2001-10-05 2003-04-15 Toyota Motor Corp 車両の変速制御装置
JP2004270891A (ja) * 2003-03-11 2004-09-30 Aisin Aw Co Ltd 車両用変速機の制御装置
JP2007278487A (ja) * 2006-04-12 2007-10-25 Mitsubishi Electric Corp 変速装置
JP2007315472A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Iseki & Co Ltd トラクターの走行装置

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58146748A (ja) * 1982-02-22 1983-09-01 Mazda Motor Corp 複合クラッチ式多段歯車変速機の変速制御方法
JP2000291696A (ja) * 1992-09-16 2000-10-20 Iseki & Co Ltd トラクタの変速装置
JPH07103327A (ja) * 1993-10-05 1995-04-18 Komatsu Ltd 変速機の制御方法
JP2000062500A (ja) * 1998-08-19 2000-02-29 Kubota Corp 走行用伝動装置の変速操作部構造
JP2000170889A (ja) * 1998-12-10 2000-06-23 Yanmar Diesel Engine Co Ltd トラクタのトランスミッション
JP2000205391A (ja) * 1999-01-12 2000-07-25 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 変速装置の制御装置
JP2001233090A (ja) * 2000-02-25 2001-08-28 Mitsubishi Automob Eng Co Ltd 副変速機を備えた変速機の変速制御装置
JP2001270347A (ja) * 2000-03-28 2001-10-02 Isuzu Motors Ltd 車両の自動変速装置
JP2002295655A (ja) * 2001-03-28 2002-10-09 Nissan Diesel Motor Co Ltd 車両の自動変速装置
JP2003112541A (ja) * 2001-10-05 2003-04-15 Toyota Motor Corp 車両の変速制御装置
JP2004270891A (ja) * 2003-03-11 2004-09-30 Aisin Aw Co Ltd 車両用変速機の制御装置
JP2007278487A (ja) * 2006-04-12 2007-10-25 Mitsubishi Electric Corp 変速装置
JP2007315472A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Iseki & Co Ltd トラクターの走行装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5063431B2 (ja) 2012-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1750040B1 (en) Shift control device and method for automated manual transmission
JP5485370B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP2008151320A (ja) 自動変速機
JP2011106644A (ja) 変速機の油圧制御装置
JP4333687B2 (ja) 農業用トラクタの変速制御装置
JP2008302800A (ja) 車両用駆動装置
JP5016532B2 (ja) トラクタ
JP2008180260A (ja) 自動変速機の制御装置
JP5063431B2 (ja) トラクタ
JP6561979B2 (ja) 車両用駆動装置の制御装置
JP2011185351A (ja) 自動変速機の制御装置
JP5160277B2 (ja) トラクタ
JP4833037B2 (ja) トラクタ
JP2011052800A (ja) 変速機の制御装置
JP4458059B2 (ja) 農業用トラクタの変速制御装置
JP4873896B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP5528854B2 (ja) 自動変速機の制御装置
CN109563924B (zh) 自动变速器的换挡控制装置
JP2001173771A (ja) フルパワーシフトトランスミッションにおける油圧クラッチ制御装置
KR100580473B1 (ko) 더블 클러치 변속기
JP2006336817A (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP5851775B2 (ja) 作業車両の走行変速装置
WO2016204016A1 (ja) 変速機
WO2016204015A1 (ja) 変速機
JP2011052802A (ja) 変速機の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120726

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120807

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5063431

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees