JP4333687B2 - 農業用トラクタの変速制御装置 - Google Patents
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Description
また、実車速が所定時間(Td)にわたり所定の低速範囲内の状態が継続したときには、1速シフトダウンする。そして、所定時間(Td)が経過するごとに繰り返してシフトダウンするが、このシフトダウンの都度、次第に所定時間(Td)を短くする。
また、所定時間(Td)が経過していない状態のときにアクセル操作が開操作されると、所定時間(Td)のカウントをリセットする。この1速シフトダウンする車速のしきい値をシフト位置により変える。
また、実車速が所定時間(Td)にわたり所定の低速範囲内の状態が継続したときには、1速シフトダウンする。このように、実車速に基づいて制御処理することにより、クラッチを切って惰性で走っている場合に車速が十分に落ちない間はシフトダウンしないので、惰性でかなり速い速度で走行している途中でクラッチを再接続しても、エンジンブレーキは軽くて済み、ショックの少ない安定した走行が可能となる。
そして、所定時間(Td)が経過するごとに繰り返してシフトダウンするので、1速シフトダウンしただけでは車速がまだ十分に遅くない場合にも対応することができる。この場合、十分安全な変速位置まで自動変速されるので、安全性が向上するとともに、次回の加速時に十分な加速(トルク)を得ることができる。
また、このシフトダウンの都度、次第に所定時間(Td)を短くすることで、アクセルを緩めている時間が延びるほど、より低速のシフト位置に素早くシフトダウンすることができる。
また、所定時間(Td)が経過していない状態のときにアクセル操作が開操作されると、所定時間(Td)のカウントをリセットすることで、アクセルを踏み込むことにより、シフトダウンすることなく素早く車速を上げることができる。したがって、負荷が大きい場合において、アクセルを踏み込んでもエンジン回転が上がらない状態が所定時間(Td)以上継続して自動シフトダウンするという事態を回避することができる。
また、1速シフトダウンする車速のしきい値をシフト位置により変えるように構成することで、低速シフト位置にスムーズに移行することができる。
本発明に係る路上走行変速制御装置の適用対象となる農業用トラクタの走行伝動機構の伝動系統展開図を図1に示す。図1において、農業用トラクタの走行伝動機構は、エンジン1からの回転動力を断続するべくクラッチハウジング内に設けられた主クラッチ3から、ミッションケース内の第一主変速装置4、前後進切替装置6、第二主変速装置7、副変速装置9、差動減速部11等を介して左右の後輪13,13に変速伝動する。
この場合の制御処理は、図5の路上走行用の自動変速制御のフローチャート(2)に示すように、S1で各センサ、スイッチ類を読み込み、これをS2からS4の逐次判定により自動変速制御においてクラッチ「切」かつ車速0になるまで繰り返す。この条件が満たされると、S5で1速にギヤシフトを指令する。
この場合においては、上述のシフトアップ制御を含め、マイコンチェッカ等を用いてシフトアップ制御の基準となる基準回転数を変更できるように構成することが効果的である。すなわち、変速タイミングをもっと遅く、或いはもっと早くというように、マイコンチェッカを用いてオペレータに合わせた変更調節が可能となる。
3 主クラッチ
4 第一主変速装置
7 第二主変速装置
9 副変速装置
13 走行車輪
20 演算処理部(変速制御手段)
23 自動変速スイッチ
26 主クラッチペダルスイッチ
27a,27b 主変速増減スイッチ
27 変速スイッチ
31 車速センサ
33 エンジン回転センサ
34 スロットル開度センサ
36 主変速位置感知センサ
37 変速モードスイッチ
51 サブシフトレバー
56 シフトパターン
Tkd 規定時間
Td 所定時間
Claims (1)
- エンジン(1)からの回転動力を主変速装置(7)、副変速装置(9)等からなる走行伝動機構を経て走行車輪(13,13)に伝達するよう構成し、前記主変速装置(7)の伝動ギヤ比をエンジン回転数に応じて切替制御する自動変速制御手段(20)を備える農業用トラクタの変速制御装置において、上記変速制御手段(20)は、スロットル開度センサ(34)の検出に基づきアクセルが全開状態にあり、主変速位置感知センサ(36)の検出によって主変速装置(7)の伝動状態が所定高速位置にあり、かつエンジン回転数センサ(33)の検出に基づきエンジン回転数が所定回転数以下のとき、その状態が規定時間(Tkd)継続すると、主変速装置(7)をシフトダウンするよう制御出力する構成とし、さらに、実車速が所定時間(Td)にわたり所定の低速範囲内の状態が継続したときには、1速シフトダウンする構成にすると共に所定時間(Td)が経過するごとに繰り返してシフトダウンするにあたり、シフトダウンの都度、次第に所定時間(Td)を短くする構成とし、該所定時間(Td)が経過していない状態のときにアクセル操作が開操作されると、所定時間(Td)のカウントをリセットする構成とし、前記1速シフトダウンする車速のしきい値をシフト位置により変えるように構成したことを特徴とする農業用トラクタの変速制御装置。
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JP2006107988A JP4333687B2 (ja) | 2006-04-10 | 2006-04-10 | 農業用トラクタの変速制御装置 |
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