JP2009227404A - 搬送部材位置変動量測定装置、被搬送体厚さ測定装置、被搬送体枚数測定装置、被搬送体重送検知装置、画像形成装置及び被搬送体重送検知装置用プログラム - Google Patents

搬送部材位置変動量測定装置、被搬送体厚さ測定装置、被搬送体枚数測定装置、被搬送体重送検知装置、画像形成装置及び被搬送体重送検知装置用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】搬送部材の回転周期に依存することなく、搬送部材が1回転以上する間において所定時間間隔で搬送部材の位置変動を検出した検出値を用いて、搬送部材の位置変動量を高精度に測定することができる搬送部材位置変動量測定装置を提供する。
【解決手段】被搬送体を搬送する回転可能に支持されている搬送部材と、該搬送部材の被搬送体を搬送する際における位置変動を検出する位置変動検出手段と、前記搬送部材が1回転以上する間において所定時間間隔で前記位置変動検出手段が検出した検出値を取得し、前記搬送部材の1回転分における前記検出値の平均値を算出することを最初の前記検出値から所定数の所定時間間隔を遅延して複数の平均値が取得されるように実行し、前記複数の平均値を更に平均して前記搬送部材の位置変動量を算出する搬送部材位置変動量演算手段と、を備えることを特徴とする搬送部材位置変動量測定装置。
【選択図】図5

Description

本発明は、搬送部材位置変動量測定装置、被搬送体厚さ測定装置、被搬送体枚数測定装置、被搬送体重送検知装置、画像形成装置及び被搬送体重送検知装置用プログラムに関する。
従来、紙葉体を搬送するローラ対と、該ローラ対に狭持された紙葉体によって発生する前記ローラ対の変位量に対応した信号を出力する厚さ検出手段と、前記ローラ対の偏心誤差を相殺すべく、前記ローラ対が少なくとも1回転する期間前記厚さ検出手段の出力をサンプリングして重送を判別する手段であって、第n番目(nは2以上の整数)の紙葉体が前記ローラ対で狭持・搬送されている状態で前記ローラ対が少なくとも1回転する期間にサンプリングされた出力の平均値を求め、その平均値と第n−1番目の紙葉体が前記ローラ対で狭持・搬送されている状態で前記ローラ対が少なくとも1回転する期間にサンプリングされた出力の平均値との差をあらかじめ定めた第1の値と比較し、この比較結果に基づき第n番目の紙葉体の重送を判別する判別手段と、を有することを特徴とする紙葉体重送検知装置が知られている(特許文献1参照)。
特公平07−084278号公報
本発明の目的とするところは、搬送部材の回転周期に依存することなく、搬送部材が1回転以上する間において所定時間間隔で搬送部材の位置変動を検出した検出値を用いて、搬送部材の位置変動量を高精度に測定することができる搬送部材位置変動量測定装置、並びにこれを備えた被搬送体厚さ測定装置、被搬送体枚数測定装置、被搬送体重送検知装置、及び画像形成装置、並びに被搬送体重送検知装置用プログラムを提供することにある。
請求項1に記載された発明は、被搬送体を搬送する回転可能に支持されている搬送部材と、該搬送部材の被搬送体を搬送する際における位置変動を検出する位置変動検出手段と、前記搬送部材が1回転以上する間において所定時間間隔で前記位置変動検出手段が検出した検出値を取得し、前記搬送部材の1回転分における前記検出値の平均値を算出することを最初の前記検出値から所定数の所定時間間隔を遅延して複数の平均値が取得されるように実行し、前記複数の平均値を更に平均して前記搬送部材の位置変動量を算出する搬送部材位置変動量演算手段と、を備えることを特徴とする搬送部材位置変動量測定装置である。
請求項2に記載された発明は、被搬送体を搬送する回転可能に支持されている搬送部材と、該搬送部材の被搬送体を搬送する際における位置変動を検出する位置変動検出手段と、前記搬送部材が1回転以上する間において所定時間間隔で前記位置変動検出手段が検出した検出値を取得し、前記搬送部材の1回転分における前記検出値の平均値を算出することを最初の前記検出値から所定数の所定時間間隔を遅延して複数の平均値が取得されるように実行し、前記複数の平均値を更に平均して前記搬送部材の位置変動量を算出する搬送部材位置変動量演算手段と、被搬送体が搬送されている際に前記搬送部材位置変動量演算手段で算出された前記位置変動量と、被搬送体が搬送されていない際に前記搬送部材位置変動量演算手段で算出された前記位置変動量との差分から被搬送体の厚さを算出する被搬送体厚さ演算手段と、を備えることを特徴とする被搬送体厚さ測定装置である。
請求項3に記載された発明は、被搬送体を搬送する回転可能に支持されている搬送部材と、該搬送部材の被搬送体を搬送する際における位置変動を検出する位置変動検出手段と、前記搬送部材が1回転以上する間において所定時間間隔で前記位置変動検出手段が検出した検出値を取得し、前記搬送部材の1回転分における前記検出値の平均値を算出することを最初の前記検出値から所定数の所定時間間隔を遅延して複数の平均値が取得されるように実行し、前記複数の平均値を更に平均して前記搬送部材の位置変動量を算出する搬送部材位置変動量演算手段と、被搬送体が搬送されている際に前記搬送部材位置変動量演算手段で算出された前記位置変動量と、被搬送体が搬送されていない際に前記搬送部材位置変動量演算手段で算出された前記位置変動量との差分から被搬送体が重送される枚数を算出する被搬送体枚数演算手段と、を備えることを特徴とする被搬送体枚数測定装置である。
請求項4に記載された発明は、被搬送体を搬送する回転可能に支持されている搬送部材と、該搬送部材の被搬送体を搬送する際における位置変動を検出する位置変動検出手段と、前記搬送部材が1回転以上する間において所定時間間隔で前記位置変動検出手段が検出した検出値を取得し、前記搬送部材の1回転分における前記検出値の平均値を算出することを最初の前記検出値から所定数の所定時間間隔を遅延して複数の平均値が取得されるように実行し、前記複数の平均値を更に平均して前記搬送部材の位置変動量を算出する搬送部材位置変動量演算手段と、被搬送体が搬送されている際に前記搬送部材位置変動量演算手段で算出された前記位置変動量と、被搬送体が搬送されていない際に前記搬送部材位置変動量演算手段で算出された前記位置変動量との差分から被搬送体の厚さを算出する被搬送体厚さ演算手段と、dnを、前記被搬送体厚さ演算手段で算出したN(N≧2の整数)枚目の被搬送体の厚さとし、d0を、前記被搬送体厚さ演算手段で算出したN−1枚目までの少なくとも1枚以上の被搬送体の厚さの平均値とし、
n≧d0×α(1<α<2)・・・(1)
上記(1)式が満たされた場合に、被搬送体が重送されたと判定する重送判定演算手段と、を備えることを特徴とする被搬送体重送検知装置である。
請求項5に記載された発明は、前記被搬送体重送検知装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項6に記載された発明は、被搬送体を搬送する回転可能に支持されている搬送部材が1回転以上する間において所定時間間隔で前記搬送部材の被搬送体を搬送する際における位置変動を検出する位置変動検出手段が検出した検出値を取得し、前記搬送部材の1回転分における前記検出値の平均値を算出することを最初の前記検出値から所定数の所定時間間隔を遅延して複数の平均値が取得されるように実行し、前記複数の平均値を更に平均して前記搬送部材の位置変動量を算出する搬送部材位置変動量演算手段と、被搬送体が搬送されている際に前記搬送部材位置変動量演算手段で算出された前記位置変動量と、被搬送体が搬送されていない際に前記搬送部材位置変動量演算手段で算出された前記位置変動量との差分から被搬送体の厚さを算出する被搬送体厚さ演算手段と、dnを、前記被搬送体厚さ演算手段で算出したN(N≧2の整数)枚目の被搬送体の厚さとし、d0を、前記被搬送体厚さ演算手段で算出したN−1枚目までの少なくとも1枚以上の被搬送体の厚さの平均値とし、
n≧d0×α(1<α<2)・・・(1)
上記(1)式が満たされた場合に、被搬送体が重送されたと判定する重送判定演算手段と、してコンピュータを機能させることを特徴とする被搬送体重送検知装置用プログラムである。
請求項1に記載された発明によれば、本構成を有しない場合に比較して搬送部材の位置変動量を高精度に測定することができる。
請求項2に記載された発明によれば、本構成を有しない場合に比較して被搬送体の厚さを高精度に測定することができる。
請求項3に記載された発明によれば、本構成を有しない場合に比較して被搬送体が重送される枚数を高精度に測定することができる。
請求項4に記載された発明によれば、本構成を有しない場合に比較して被搬送体の重送を高精度に検知することができる。
請求項5に記載された発明によれば、本構成を有しない場合に比較して被搬送体の重送を高精度に検知する画像形成装置を提供することができる。
請求項6に記載された発明によれば、本構成を有しない場合に比較して被搬送体の重送を高精度に検知する被搬送体重送検知装置用プログラムを提供することができる。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1〜図9は、本発明に係る被搬送体重送検知装置を備える画像形成装置の第1実施形態を説明する図である。
図1は、本実施形態における画像形成装置を示す正面図である。画像形成装置100は、プラテン10上に置かれた原稿11の画像を光学的に読み取ってこれをCCDセンサ12で電気的な画像データに変換する画像入力部(IIT)1、及び画像入力部1から転送された画情データに基づいて記録シート(被送出体)P上に画像形成を行う画像出力部(IOT)2から構成されており、更に、画像入力部1にはプラテン10に対して原稿11を自動給送するADF13を取り付けることができるようになっている。
画像出力部2は、画像データに基づいて記録シートPに現像剤で未定着画像を形成する画像形成部2A、及び画像形成部2Aで記録シートPに形成された未定着画像を加圧及び加熱して記録シートPに画像が形成されるように定着する定着器4から構成されている。
画像出力部2は画像入力部1から転送された画像データに基づいて感光体ドラム20上にトナー像を形成した後、かかるトナー像を無端状の転写ベルト3に一次転写し、更に転写ベルト3上のトナー像を記録シートPに二次転写することで記録シートP上に未定着画像を形成しており、トナー像が二次転写された記録シートPは定着器4を経て排出トレイ5上に排出されるようになっている。
また、感光体ドラム20は所定のプロセス速度で矢線方向に回転しており、その周囲には、感光体ドラム20の表面を所定の背景部電位にまで一様帯電する帯電コロトロン21、画像データに基づいて変調されたレーザビームで感光体ドラム20を露光し、感光体ドラム20上に静電潜像を形成するレーザビームスキャナ22、感光体ドラム20上の静電潜像を現像する現像器23、転写ベルト3に対するトナー像の一次転写に先立って感光体ドラム20上の電位を除去する転写前処理コロトロン24、及びトナー像の一次転写が終了した後の感光体ドラム20上の残留トナーを除去するクリーナ25が配置されている。
一方、転写ベルト3は複数のロールに掛け回されて矢線方向に回転しており、感光体ドラム20上に形成されるトナー像はこの転写ベルト3に転写された後に、転写ベルト3から記録シートPへ二次転写されるようになっている。転写ベルト3を挟んで感光体ドラム20と対向する位置には感光体ドラム20との間に転写電界を形成する一次転写ロール30が設けられる一方、トナー像の二次転写位置には二次転写ロール31及び対向電極ロール32が転写ベルト3を挟んで設けられており、記録シートPは二次転写ロール31と転写ベルト3との間に挿入され通過されてトナー像が転写されるように構成されている。また、転写ベルト3の回転経路のうち、二次転写位置と一次転写位置との間には、二次転写が終了した転写ベルト3の表面から紙粉や残留トナーを除去するベルトクリーナ33が設けられている。
また、画像出力部2の下方には、画像出力部2に対して記録シートPを供給するための給紙装置150が設けられている。給紙装置150には、サイズの異なる記録シートPを収容した4段の給紙トレイ151a〜151dが装備されている。そして、複写作業で選択されたサイズの記録シートPが、いずれかの給紙トレイから画像出力部2に向けて送り出されるようになっている。各給紙トレイ151a〜151dからトナー像の二次転写位置へ至る記録シートPの搬送経路上には複数のシート搬送ロール52が設けられていると共に、二次転写位置の直前にはレジストレーションロール53が設けられており、レジストレーションロール53は給紙トレイ151a〜151dから送り出された記録シートPを感光体ドラム20に対する静電潜像の書き出しタイミングに同期した所定のタイミングで二次転写位置に送り込むようになっている。
尚、図1中において、符号26は画像入力部1から画像出力部2に転送されてきた画像データを複写作業の内容に応じて処理した後にレーザビームスキャナ22に供給する画像処理部である。
また、符号54は記録シートPの手差し給紙に用いる手差しトレイである。
また、符号55はトナー像が二次転写された記録シートPを定着器4へ給送するためのシート搬送ベルトである。
また、符号56は、画像形成部2A及び定着器4で一面に画像が形成された記録シートPを反転して両面に画像を形成するため再度、画像形成部2Aに搬送するインバータ通路である。
また、符号CRは、各構成機器の所定の制御動作を司る装置コントローラ(制御部)である。
以上のように構成された本実施形態における画像形成装置では、画像入力部1によって取り込まれた原稿の画像データに基づいてレーザビームスキャナ22が感光体ドラム20を露光し、感光体ドラム20上には画像データに対応した静電潜像の書き込みが行われる。この静電潜像は現像器23によってその書き込みタイミングから少し遅れて現像される。そして、このようにして形成されたトナー像は一次転写ロール30によって転写ベルト3上に一次転写され、転写ベルト3はトナー像を保持したまま回転する。転写ベルト上に一次転写されたトナー像は所定のタイミングでレジストレーションロール53から送られてきた記録シートPに二次転写され、未定着画像が転写された記録シートPは定着器4を経て排出トレイ5に排出される。
次に、本実施形態における画像形成装置100の給紙装置150について説明する。
図2は、本実施形態における画像形成装置の給紙装置を説明する正面図である。
給紙装置150には、積載されている記録シートPの最上面に回転部材152aを圧接して回転部材152aの記録シートPとの接触面Sを図中右方向に移動することで記録シートPを送り出すピックアップロール152が設けられている。
ピックアップロール152は、積載されている記録シートPの先端部に設けられている。例えば、ピックアップロール152は、ピックアップロール152の鉛直中心軸が積載されている記録シートPの先端から20mmとなる位置に設けられる。
ピックアップロール152の回転部材152aは、記録シートPを送り出す際に、不図示の回転駆動装置で反時計回り方向に回転駆動される。
ピックアップロール152には、回転部材152aが記録シートPに圧接する圧接力を調節する不図示の圧接力調節装置が設けられている。
圧接力調節装置としては、例えば、回転部材152aの回転中心に設けられる軸を上下方向に移動することができる駆動装置が挙げられる。
また、ピックアップロール152には、回転部材152aの記録シートPとの接触面Sが移動する速度(接触面速度)を測定する不図示の接触面速度測定装置が設けられている。
接触面速度測定装置としては、例えば、回転部材152aと回転部材152aを回転駆動する回転駆動装置とを連結する回転軸に設けられ回転軸の回転速度を測定するロータリエンコーダ、及びロータリエンコーダで測定した回転軸の回転速度から回転部材152aの回転速度に基づいて接触面Sの移動速度を算出する演算部から構成される装置が挙げられる。
ピックアップロール152によって記録シートPが送り出される方向であるピックアップロール152の下流側には、ピックアップロール152で送り出された記録シートPが重送された場合に一の記録シートPに分離する分離装置153が設けられている。
分離装置153は、記録シートPを図中右方向に搬送するフィードロール153a、及びフィードロール153aとの間に圧接部Nを形成するように対向配置されフィードロール153aで搬送される方向に対して反対方向に付勢されているリタードロール153bから構成されている。
フィードロール153aは、ピックアップロール152に対して略水平方向に設けられている。
フィードロール153aには、反時計回り方向に回転駆動される不図示の回転駆動装置が設けられている。
リタードロール153bは、フィードロール153aの回転中心に対してリタードロール153bの回転中心が略鉛直方向下方となるように設けられている。
リタードロール153bには、反時計回り方向に付勢されるように不図示の回転駆動装置が設けられている。
リタードロール153bには初期付勢力(初期トルク)T0が加えられている。尚、圧接部Nに一枚の記録シートPが侵入した場合のリタードロール153bと記録シートP間の摩擦力をF1、圧接部Nに複数枚の記録シートPが侵入した場合の記録シートP間の摩擦力をF2、及びリタードロール153bの半径をRとすると、初期トルクT0は、F1>T0÷R>F2の関係となるように決定される。
また、リタードロール153bには、リタードロール153bが付勢されている付勢力(トルク)を調節する不図示の付勢力調節装置が設けられている。
付勢力調節装置としては、例えば、リタードロール153bの回転駆動装置に加える駆動力を増減することができる装置が挙げられる。
尚、リタードロール153bをトルクリミッタで構成する場合には、リタードロール153bの回転駆動装置及び付勢力調節装置は省略することができる。
積載されている記録シートPの後端側には、記録シートPが移動する速度(被送出体速度)を測定する不図示の記録シート速度測定部が設けられている。
記録シート速度測定部は、記録シートPの移動に追従して回転する不図示の回転部材、回転部材の回転速度を測定する不図示のロータリエンコーダ、ロータリエンコーダで測定した回転部材の回転速度に基づいて記録シートPの移動速度を算出する不図示の演算部、及び回転部材が積載されている記録シートPの最上面に圧接するように付勢する不図示の弾性部材から構成されている。
尚、弾性部材としては、例えば、圧縮コイルバネが挙げられる。
次に、本実施形態における重送検知装置(被搬送体重送検知装置)160について説明する。
図3は、本実施形態における重送検知装置160の構成を示す斜視図である。
重送検知装置160は、記録シートPを搬送する回転可能に支持されているシート搬送ロール(搬送部材)52、シート搬送ロール52の記録シートPを搬送する際における位置変動を検出するロータリポテンショメータ組立体(位置変動検出手段)162、及びシート搬送ロール52が1回転以上する間において所定時間間隔でロータリポテンショメータ組立体162が検出した検出値を取得し、シート搬送ロール52の1回転分における検出値の平均値を算出することを最初の検出値から所定数の所定時間間隔を遅延して複数の平均値が取得されるように実行し、複数の平均値を更に平均してシート搬送ロール52の位置変動量を算出する不図示のシート搬送ロール位置変動量演算部(搬送部材位置変動量演算手段)を備えている。
シート搬送ロール52は、駆動ロール本体164、及び駆動ロール本体164と一体となって回転する駆動ロールシャフト166から構成されている駆動ロール168、及び従動ロール本体170、及び従動ロール本体170と一体となって回転する従動ロールシャフト172から構成され駆動ロール164本体と従動ロール本体170の間に圧接部Nを形成するように対向配置されている従動ロール174から構成されている。
駆動ロールシャフト166の両端部には、装置本体に対して回転可能に支持されるようにベアリング176が設けられている。また、駆動ロールシャフト166の一端部には、駆動ロール164を駆動する駆動源178の駆動軸180に設けられているギア182と噛み合うギア184が設けられている。
ロータリポテンショメータ組立体162は、駆動ロール168と従動ロール174が離間する方向に追従して変位するように従動ロールシャフト172に接触しているアクチュエータ186、及びアクチュエータ186の一端部に連結されアクチュエータ186の変位角度を検出するロータリポテンショメータ188から構成されている。
図4は、本実施形態における重送検知装置160の構成を示す側面図である。
駆動ロール168と従動ロール174との間には、記録シートPが搬送されるように所定間隔で対の平板からなる記録シート搬送路190が設けられている。
シート搬送ロール52の下流側には、記録シート(用紙)Pの有無を検知する記録シート(用紙)検知センサ192が設けられている。
次に、本実施形態におけるシート搬送ロール位置変動量演算部の原理について説明する。
図5は、本実施形態におけるシート搬送ロール位置変動量演算部の原理を説明する図である。
図5におけるグラフは、シート搬送ロール52の従動ロール174が1回転以上した場合のロータリポテンショメータ188の出力を示している。
図5における矢印の範囲は、シート搬送ロール52の従動ロール174が1回転した場合の時間を示している。
図5における01〜17は、サンプリングデータ配列を示している。サンプリングデータ配列とは、シート搬送ロール52が1回転以上する間において所定時間間隔でロータリポテンショメータ組立体162が検出した検出値を取得したデータ配列のことである。
本実施形態においては、01〜13までのサンプリングデータ配列の平均値d0(0)、03〜15までのサンプリングデータ配列の平均値d0(1)、及び05〜17までのサンプリングデータ配列の平均値d0(2)を算出して、更に、平均値d0(0)、平均値d0(1)、及び平均値d0(2)の平均値を算出する。
即ち、本実施形態では、シート搬送ロール52の1回転分における検出値の平均値を算出することを最初の検出値から所定数の所定時間間隔を遅延して複数の平均値が取得されるように実行し、複数の平均値を更に平均してシート搬送ロール52の位置変動量を算出する。
次に、本実施形態における重送検知装置160の重送判定演算部(重送判定演算手段)の原理について説明する。
図6は、本実施形態における重送検知装置160の重送判定演算部(重送判定演算手段)の原理について説明する図である。
図6における上段のグラフは、記録シート(用紙)検知センサ192の出力を示している。記録シート検知センサ192の出力が「1」の場合に記録シートPを検出しており(記録シート(用紙)Pがシート搬送ロール52にニップされている状態)、記録シート検知センサ192の出力が「0」の場合は記録シートPを検出していない(記録シートPがシート搬送ロール52にニップされていない状態)。
図6における下段のグラフは、ロータリポテンショメータ(ロール変位センサ)188の出力を示している。
図6において、t0を記録シートPがシート搬送ロール52にニップされていない状態におけるサンプリング開始時刻、t1をシート搬送ロール52にニップされている状態におけるサンプリング開始時刻、sをサンプリング開始間隔、rをシート搬送ロール52の回転周期、fをサンプリング間隔、r÷f=R、及びVをロータリポテンショメータ188の出力とすると、
記録シートPがシート搬送ロール52にニップされていない状態におけるn個のサンプリングデータ配列の平均値は、下式のようになる。
0(0)={V(t0)+V(t0+f)+・・・+V(t0+(R−1)×f)}÷R
0(1)={V(t0+s)+V(t0+s+f)+・・・+V(t0+s+(R−1)×f)}÷R
0(2)={V(t0+s×2)+V(t0+s×2+f)+・・・+V(t0+s×2+(R−1)×f)}÷R



0(n−1)={V(t0+s×(n−1))+V(t0+s×(n−1)+f)+・・・+V(t0+s×(n−1)+(R−1)×f)}÷R
記録シートPがシート搬送ロール52にニップされている状態におけるm個のサンプリングデータ配列の平均値は、下式のようになる。
1(0)={V(t1)+V(t1+f)+・・・+V(t1+(R−1)×f)}÷R
1(1)={V(t1+s)+V(t1+s+f)+・・・+V(t1+s+(R−1)×f)}÷R
0(2)={V(t1+s×2)+V(t1+s×2+f)+・・・+V(t1+s×2+(R−1)×f)}÷R



1(m−1)={V(t0+s×(m−1))+V(t0+s×(m−1)+f)+・・・+V(t0+s×(m−1)+(R−1)×f)}÷R
従って、記録シートPがシート搬送ロール52にニップされていない状態におけるn個のサンプリングデータ配列の平均値の更なる平均値は、下式のようになる。
0={d0(0)+d0(1)+d0(2)+・・・+d0(n−1)}÷n
また、記録シートPがシート搬送ロール52にニップされている状態におけるm個のサンプリングデータ配列の平均値の更なる平均値は、下式のようになる。
1={d1(0)+d1(1)+d1(2)+・・・+d1(m−1)}÷m
即ち、記録シートPの厚さは、記録シートPがシート搬送ロール52にニップされていない状態における平均値d0と、記録シートPがシート搬送ロール52にニップされている状態における平均値d1の差分であり、下式のようになる。
Δd=|d0−d1
よって、重送判定演算部では、K枚目に搬送される記録シートPの厚さをΔdK、過去L枚の記録シートPの厚さの平均値をΔdL(=(ΔdK-L+ΔdK-L+1+・・・+ΔdK-1)÷(K−L))、及び重送判定倍率をα(1<α<2)とすると、下式が満たされた場合に重送が発生したと判断する。
ΔdK≧ΔdL×α
次に、本実施形態における重送検知装置160の重送判定演算部における処理方法について説明する。
図7は、本実施形態における重送検知装置160の重送判定演算部における処理方法を示すフローチャートである。
最初に、用紙検知センサ192が用紙Pを検知しているか否かを判断する(S100)。尚、S100でYESの場合には、例えば、画像形成装置100の表示部にシート残留エラーである旨を表示して(S101)処理を終了する。
次いで、S100でNOの場合には、シート搬送ロール52の駆動を開始する(S102)。実質的には、シート搬送ロール52における駆動ロール168の駆動を開始する。
そして、所定のタイマであるtimer0を0に初期化する(S104)。
次いで、timer0がサンプリング開始時間に達したか否かを判断する(S106)。尚、S106でNOの場合には、timer0に1を加算して(S107)再度S106を実行する。
そして、S106でYESの場合には、ロール変位センサ188で記録シートPがシート搬送ロール52にニップされていない状態における変位量d0(用紙0枚時変位量)を計測する(S108)。
次いで、用紙検知センサ192が用紙Pを検知しているか否かを判断する(S110)。尚、S110でNOの場合には、S110の処理を繰り返す。
そして、S110でYESの場合には、所定のタイマであるtimer0を0に初期化する(S112)。
次いで、timer0がサンプリング開始時間に達したか否かを判断する(S114)。尚、S114でNOの場合には、timer0に1を加算して(S115)再度S114を実行する。
そして、S114でYESの場合には、ロール変位センサ188で記録シートPがシート搬送ロール52にニップされている状態における変位量d1(シート搬送1回目変位量)を計測して用紙厚さ(ΔdL=Δd1=d1−d0)を算出する(S116)。
次いで、ジョブが終了したか否かを判断する(S118)。尚、S118でYESの場合には、d0、d1をリセットして(S119)処理を終了する。
そして、S118でNOの場合には、用紙検知センサ192が用紙Pを検知しているか否かを判断する(S120)。尚、S120でNOの場合には、S118の処理を繰り返す。
次いで、S120でYESの場合には、所定のタイマであるtimer0を0に初期化する(S122)。
そして、timer0がサンプリング開始時間に達したか否かを判断する(S124)。尚、S124でNOの場合には、timer0に1を加算して(S125)再度S124を実行する。
次いで、S124でYESの場合には、ロール変位センサ188で記録シートPがシート搬送ロール52にニップされていない状態における変位量d0(用紙0枚時変位補正)を実行する(S126)。
そして、用紙検知センサ192が用紙Pを検知しているか否かを判断する(S128)。尚、S128でNOの場合には、S128の処理を繰り返す。
次いで、S128でYESの場合には、所定のタイマであるtimer0を0に初期化する(S130)。
そして、timer0がサンプリング開始時間に達したか否かを判断する(S132)。尚、S132でNOの場合には、timer0に1を加算して(S133)再度S132を実行する。
次いで、S130でYESの場合には、ロール変位センサ188で記録シートPがシート搬送ロール52にニップされている状態における変位量d1(シート搬送N回目変位量(ΔdN=|d1−d0|))を計測する(S134)。
そして、dNがα×ΔdL以下であるか否かを判断する(S136)。尚、S136でNOの場合には、重送であると判断し(S137)、ジョブを停止し(S138)、d0、d1をリセットして(S139)処理を終了する。
次いで、用紙Pの搬送が2回目であるか否かを判断する(S140)。尚、S140でYESの場合には、Δd1がα×Δd2以下であるか否かを判断する(S141)。S140でNOの場合には、用紙Pの搬送の1回目が重送であると判断し(S142)、ジョブを停止し(S143)、d0、d1をリセットして(S144)処理を終了する。尚、S139でYESの場合には、次のS144を実行する。
そして、ジョブが終了したか否かを判断する(S146)。尚、S146でYESの場合には、d0、d1をリセットして(S147)処理を終了する。
次いで、S146でNOの場合には、過去L枚の用紙厚さΔdN-L+1Δ〜ΔdNの平均値にΔdLを更新する(S148)。
そして、用紙検知センサ192が用紙Pを検知しているか否かを判断する(S150)。尚、S150でNOの場合には、S150の処理を繰り返す。また、S150でYESの場合には、S122に戻る。
尚、上記フローチャートは、コンピュータのプログラムとすることができる。
次に、従来技術におけるシート搬送ロールの位置変動量の平均値を算出する方法について説明する。
図8は、従来技術におけるシート搬送ロールの位置変動量の平均値を算出する方法について説明する図である。
図8におけるグラフは、シート搬送ロール52の従動ロール174が2回転以上した場合のロータリポテンショメータ188の出力を示している。
図8における矢印の範囲は、シート搬送ロール52の従動ロール174が1回転した場合の時間を示している。
図8における01〜29は、サンプリングデータ配列を示している。サンプリングデータ配列とは、シート搬送ロール52が1回転以上する間において所定時間間隔でロータリポテンショメータ組立体162が検出した検出値を取得したデータ配列のことである。
従来技術においては、01〜13までのサンプリングデータ配列の平均値d0(0)、及び14〜26までのサンプリングデータ配列の平均値d0(1)を算出して、更に、平均値d0(0)、及び平均値d0(1)の平均値を算出する。
図9は、従来技術に対する本発明の効果を示す図である。横軸は、サンプリングデータ量(ロール回転数)であって、縦軸は、紙厚(用紙厚)検知バラツキ(標準偏差3σ)である。
実験条件は、t0=10ms、t1=10ms、s=10ms、r=57ms、f=1ms、R=57、紙厚(用紙厚)=50μm、従動ロール径=φ20mm、搬送速度=1.1m/sであって、
サンプリングデータ量1.2に対する標準偏差3σは、d0=(d0(0)+d0(1))÷2、及びd1=(d1(0)+d1(1))÷2の絶対値差Δd=|d0−d1|を20回計測(用紙搬送20回)し、その20回のデータに対する標準偏差3σである。
サンプリングデータ量1.4に対する標準偏差3σは、d0=(d0(0)+d0(1)+d0(3))÷3、及びd1=(d1(0)+d1(1)+d1(3))÷3の絶対値差Δd=|d0−d1|を20回計測(用紙搬送20回)し、その20回のデータに対する標準偏差3σである。
サンプリングデータ量1.6に対する標準偏差3σは、d0=(d0(0)+d0(1)+d0(3)+d0(4))÷4、及びd1=(d1(0)+d1(1)+d1(3)+d1(4))÷4の絶対値差Δd=|d0−d1|を20回計測(用紙搬送20回)し、その20回のデータに対する標準偏差3σである。
サンプリングデータ量1.8に対する標準偏差3σは、d0=(d0(0)+d0(1)+d0(3)+d0(4)+d0(5))÷5、及びd1=(d1(0)+d1(1)+d1(3)+d1(4)+d1(5))÷5の絶対値差Δd=|d0−d1|を20回計測(用紙搬送20回)し、その20回のデータに対する標準偏差3σである。
本実験値によれば、サンプリングデータ量1.0における従来の用紙厚検知バラツキとサンプリングデータ量2.0における従来の用紙厚検知バラツキとの間の用紙厚検知バラツキを改善することができる。
尚、サンプリングデータ量2.0を確保できない場合としては、第1に、記録シートPの搬送方向長さが短い場合(記録シートP内で従動ロール174が2回転できない場合)、第2に、複数のシート搬送ロール52間が短い場合(第1のシート搬送ロール52で記録シートPを搬送している間に第2のシート搬送ロール52又はレジストレーションロール53に達して搬送速度が変化するような場合)、及び搬送される記録シートP間が短い場合(記録シートPがシート搬送ロール52にニップされていない状態が従動ロール174の2回転以上ない場合)である。
次に、重送検知装置160で重送を検知した場合の画像形成装置100の制御部CRの制御について説明する。
重送検知装置160で重送を検知した場合、制御部CRは、重送判定演算部から重送検知信号を受信して画像形成処理を停止する。
また、制御部CRは、重送判定演算部から重送検知信号を受信して重送が検知された被搬送体より先に搬送された記録シートPに画像形成処理をするようにすることもできる。
また、制御部CRは、重送判定演算部から重送検知信号を受信して重送が検知された記録シートPを画像形成処理することなく排出トレイ5に排出するようにすることもできる。
また、制御部CRは、記録シート速度測定部で測定された記録シートPが移動する速度とピックアップロール152の接触面速度測定装置で測定された接触面Sが移動する速度との速度差が所定基準値に対して小さい場合、及び重送検知装置160で重送を検知した場合には、ピックアップロール152の圧接力調節装置で圧接力を所定基準値に対して小さくする、及びリタードロール153bの付勢力調節装置でトルクを初期トルクT0に対して大きくするようにすることもできる。
[第2実施形態]
次に、本発明に係る被搬送体重送検知装置における第2実施形態について説明する。尚、本実施形態において、第1実施形態に示す構成と同一の構成については、同一符号を付すことでその説明を省略する。
図10は、本実施形態における重送検知装置(被搬送体重送検知装置)200を示す図である。
重送検知装置200は、第1実施形態の重送検知装置160において従動ロールシャフト172にアクチュエータ186が接触する部位に、ベアリング202を介して円筒状のホルダー204を設けたものである。
本実施形態によれば、ホルダー204が従動ロールシャフト172に追従して回転しないため、アクチュエータ186が摩擦により摩耗することを防止することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明に係る被搬送体重送検知装置における第3実施形態について説明する。尚、本実施形態において、第2実施形態に示す構成と同一の構成については、同一符号を付すことでその説明を省略する。
図11は、本実施形態における重送検知装置(被搬送体重送検知装置)300を示す図である。
重送検知装置300は、第2実施形態の重送検知装置200においてアクチュエータ186を水平部と鉛直部とからなるL字状に形成し水平部にアクチュエータが上下方向に揺動するようにアクチュエータ揺動軸302を有するアクチュエータ304とすると共に、ロール変位センサ188をアクチュエータ304の揺動により発光素子で発光され受光素子で受光される光量が変化するように取り付けられたフォトインタラプタ306としたものである。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、重送検知装置160を、搬送部材位置変動量測定装置、被搬送体厚さ測定装置、及び被搬送体枚数測定装置として機能させることができる。
図1は、第1実施形態における画像形成装置を示す正面図である。 図2は、第1実施形態における画像形成装置の給紙装置を説明する正面図である。 図3は、第1実施形態における重送検知装置の構成を示す斜視図である。 図4は、第1実施形態における重送検知装置の構成を示す側面図である。 図5は、第1実施形態におけるシート搬送ロール位置変動量演算部の原理を説明する図である。 図6は、第1実施形態における重送検知装置の重送判定演算部の原理について説明する図である。 図7は、第1実施形態における重送検知装置の重送判定演算部における処理方法を示すフローチャートである。 図8は、従来技術におけるシート搬送ロールの位置変動量の平均値を算出する方法について説明する図である。 図9は、従来技術に対する本発明の効果を示す図である。 図10は、第2実施形態における重送検知装置を示す図である。 図11は、第3実施形態における重送検知装置を示す図である。
符号の説明
100:画像形成装置、52:シート搬送ロール(搬送部材)、160、200、300、400:重送検知装置、162:ロータリポテンショメータ組立体(位置変動検出手段)、P:記録シート(被送出体)

Claims (6)

  1. 被搬送体を搬送する回転可能に支持されている搬送部材と、
    該搬送部材の被搬送体を搬送する際における位置変動を検出する位置変動検出手段と、
    前記搬送部材が1回転以上する間において所定時間間隔で前記位置変動検出手段が検出した検出値を取得し、前記搬送部材の1回転分における前記検出値の平均値を算出することを最初の前記検出値から所定数の所定時間間隔を遅延して複数の平均値が取得されるように実行し、前記複数の平均値を更に平均して前記搬送部材の位置変動量を算出する搬送部材位置変動量演算手段と、
    を備えることを特徴とする搬送部材位置変動量測定装置。
  2. 被搬送体を搬送する回転可能に支持されている搬送部材と、
    該搬送部材の被搬送体を搬送する際における位置変動を検出する位置変動検出手段と、
    前記搬送部材が1回転以上する間において所定時間間隔で前記位置変動検出手段が検出した検出値を取得し、前記搬送部材の1回転分における前記検出値の平均値を算出することを最初の前記検出値から所定数の所定時間間隔を遅延して複数の平均値が取得されるように実行し、前記複数の平均値を更に平均して前記搬送部材の位置変動量を算出する搬送部材位置変動量演算手段と、
    被搬送体が搬送されている際に前記搬送部材位置変動量演算手段で算出された前記位置変動量と、被搬送体が搬送されていない際に前記搬送部材位置変動量演算手段で算出された前記位置変動量との差分から被搬送体の厚さを算出する被搬送体厚さ演算手段と、
    を備えることを特徴とする被搬送体厚さ測定装置。
  3. 被搬送体を搬送する回転可能に支持されている搬送部材と、
    該搬送部材の被搬送体を搬送する際における位置変動を検出する位置変動検出手段と、
    前記搬送部材が1回転以上する間において所定時間間隔で前記位置変動検出手段が検出した検出値を取得し、前記搬送部材の1回転分における前記検出値の平均値を算出することを最初の前記検出値から所定数の所定時間間隔を遅延して複数の平均値が取得されるように実行し、前記複数の平均値を更に平均して前記搬送部材の位置変動量を算出する搬送部材位置変動量演算手段と、
    被搬送体が搬送されている際に前記搬送部材位置変動量演算手段で算出された前記位置変動量と、被搬送体が搬送されていない際に前記搬送部材位置変動量演算手段で算出された前記位置変動量との差分から被搬送体が重送される枚数を算出する被搬送体枚数演算手段と、
    を備えることを特徴とする被搬送体枚数測定装置。
  4. 被搬送体を搬送する回転可能に支持されている搬送部材と、
    該搬送部材の被搬送体を搬送する際における位置変動を検出する位置変動検出手段と、
    前記搬送部材が1回転以上する間において所定時間間隔で前記位置変動検出手段が検出した検出値を取得し、前記搬送部材の1回転分における前記検出値の平均値を算出することを最初の前記検出値から所定数の所定時間間隔を遅延して複数の平均値が取得されるように実行し、前記複数の平均値を更に平均して前記搬送部材の位置変動量を算出する搬送部材位置変動量演算手段と、
    被搬送体が搬送されている際に前記搬送部材位置変動量演算手段で算出された前記位置変動量と、被搬送体が搬送されていない際に前記搬送部材位置変動量演算手段で算出された前記位置変動量との差分から被搬送体の厚さを算出する被搬送体厚さ演算手段と、
    nを、前記被搬送体厚さ演算手段で算出したN(N≧2の整数)枚目の被搬送体の厚さとし、
    0を、前記被搬送体厚さ演算手段で算出したN−1枚目までの少なくとも1枚以上の被搬送体の厚さの平均値とし、
    n≧d0×α(1<α<2)・・・(1)
    上記(1)式が満たされた場合に、被搬送体が重送されたと判定する重送判定演算手段と、
    を備えることを特徴とする被搬送体重送検知装置。
  5. 前記被搬送体重送検知装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 被搬送体を搬送する回転可能に支持されている搬送部材が1回転以上する間において所定時間間隔で前記搬送部材の被搬送体を搬送する際における位置変動を検出する位置変動検出手段が検出した検出値を取得し、前記搬送部材の1回転分における前記検出値の平均値を算出することを最初の前記検出値から所定数の所定時間間隔を遅延して複数の平均値が取得されるように実行し、前記複数の平均値を更に平均して前記搬送部材の位置変動量を算出する搬送部材位置変動量演算手段と、
    被搬送体が搬送されている際に前記搬送部材位置変動量演算手段で算出された前記位置変動量と、被搬送体が搬送されていない際に前記搬送部材位置変動量演算手段で算出された前記位置変動量との差分から被搬送体の厚さを算出する被搬送体厚さ演算手段と、
    nを、前記被搬送体厚さ演算手段で算出したN(N≧2の整数)枚目の被搬送体の厚さとし、
    0を、前記被搬送体厚さ演算手段で算出したN−1枚目までの少なくとも1枚以上の被搬送体の厚さの平均値とし、
    n≧d0×α(1<α<2)・・・(1)
    上記(1)式が満たされた場合に、被搬送体が重送されたと判定する重送判定演算手段と、
    してコンピュータを機能させることを特徴とする被搬送体重送検知装置用プログラム。
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