JPH07137885A - 媒体重送検知方法 - Google Patents

媒体重送検知方法

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JPH07137885A
JPH07137885A JP28798093A JP28798093A JPH07137885A JP H07137885 A JPH07137885 A JP H07137885A JP 28798093 A JP28798093 A JP 28798093A JP 28798093 A JP28798093 A JP 28798093A JP H07137885 A JPH07137885 A JP H07137885A
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JP
Japan
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medium
thickness
measured
value
roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP28798093A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Machida
克彦 町田
Hiroki Sato
弘樹 佐藤
Akira Hatori
明 羽鳥
Yasuo Okazaki
保夫 岡崎
Shigeru Takeda
茂 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Power Tech Co Ltd
Oki Information Systems Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Power Tech Co Ltd
Oki Information Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数種類の媒体を取扱う装置において、媒体
の個別情報を持たなくても媒体の重送検知を行うことが
できる。 【構成】 まず媒体スライド手段により媒体を搬送方向
にずらす(S1)。この場合、重送の媒体が重なり合う
部分があるようにずらす。そして搬送しながら媒体の厚
さを測定し(S2)、引き続き測定を続ける。測定値に
変化があるかどうかを判定し(S3)、変化があれば、
測定値の差を求めて(S6)、その差がある一定値θよ
り大きければ(S7)、重送と判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厚さの異なる複数種類
の媒体を取り扱う装置において、媒体の重送を検知する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、媒体取扱装置は、例えば金融機関
等に設置される自動取引装置に媒体処理装置を付加して
構成されたものがある。この種の媒体取扱装置で扱う媒
体は、例えば公共料金の納付書等であり、媒体取扱装置
では、媒体の重送を次のように検知している。
【0003】即ち、まず媒体の搬送途中で媒体の厚さを
測定し、次に測定した厚さが規定の範囲内にあるかどう
か判定する。そして測定した厚さが規定の範囲内にあれ
ばその媒体は正常と判定し、規定の範囲より厚ければ、
媒体が重送していると判定する。また規定の範囲より薄
い場合は、異常媒体と判定して装置外で排出する。
【0004】上記規定の範囲の情報は、媒体の種類毎に
装置内の情報ファイルに保持されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の重送検知方法では、厚さ検知用の情報を媒体の種類毎
に保持する必要があったので、媒体厚情報の個別管理上
の煩わしさがあった。即ち、取扱う媒体毎に上記規定の
範囲の設定値を変えなければならないことに加えて、媒
体を常に設定した値の範囲内にするという煩雑さがあっ
た。とくに、媒体を常に設定値内に維持することは、近
年の再生紙利用の促進により、媒体の厚さが絶えず変化
しており、ますます困難になってきている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の媒体重送検知方法は、重なった媒体を該媒体
の搬送方向に強制的にずらし、ずらした状態の媒体に対
して複数箇所で厚さを測定し、前記複数箇所における厚
さの測定値の変化を検出することにより媒体の重送を検
知するようにしたものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、重なった媒体を該媒体の搬送
方向に強制的にずらし、ずらした状態の媒体に対して複
数箇所で厚さを測定する。媒体が重送の場合には、各測
定箇所における厚さの測定値は異なる。それ故、各測定
箇所における測定値の変化が検出されると、媒体は重送
していると検知される。したがって、媒体の種類毎に個
別に厚さの規定情報を持つ必要がなくなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面にしたがっ
て説明する。なお各図面に共通する要素には同一の符号
を付す。図1は本発明に係る実施例の媒体重送検知動作
を示すフローチャート、図2は本実施例に係る媒体取扱
装置を示すブロック図である。
【0009】図2において、媒体取扱装置1は、自動取
引装置2と媒体処理装置3とから構成される。自動取引
装置2は、金融機関等に設置されるもので、入出金処理
あるいは振り込み処理等を行うことができる。媒体取扱
装置1が取り扱う媒体は公共料金の納付書で、装置1は
利用者が持参した納付書を基に料金の納付を受け付け
る。納付書は種類により厚さが異なる。例えば、電気料
金の納付書は連量70kgの用紙を使用し、ガス料金の納
付書は連量110kgの用紙を使用している。
【0010】媒体処理装置3は、処理装置3の動作を制
御する副制御部4、媒体の厚さを計測する媒体厚演算手
段5および媒体重送検知部6を有している。媒体重送検
知部6はさらに、媒体搬送手段7、媒体スライド手段8
および媒体厚測定手段9を有している。媒体搬送手段7
は搬送ローラにより構成される。媒体スライド手段8お
よび媒体厚測定手段9については後述する。副制御部4
は自動取引装置2の主制御部10に接続され、主制御部
10の指示を受ける。主制御部10は自動取引装置2の
動作全体を制御するもので、媒体情報ファイル11が接
続されている。媒体情報ファイル11には、媒体取扱装
置1が扱う複数種類の媒体のうち、最大厚さの媒体の厚
さ情報と最小厚さの媒体の厚さ情報のみが格納されてい
る。
【0011】図3は媒体スライド手段8を示す説明図、
図4は媒体厚測定手段9を示す説明図である。
【0012】図3において、媒体スライド手段8は、上
部搬送ローラ21と下部搬送ローラ22とにより構成さ
れ、上部搬送ローラ21はモータ23により駆動され、
下部搬送ローラ22はモータ24により駆動され、両ロ
ーラ21、22は同一方向に回転可能である。両ローラ
21、22は図示しない圧接手段により互いに圧接可能
に配設され、媒体Pは両ローラ21、22の間に入り込
むようになっている。媒体Pが両ローラ21、22の間
に入り込む際に、例えば上部搬送ローラ21が上方に押
し上げられる。
【0013】図4において、媒体厚測定手段9は、上部
ローラ31、下部ローラ32、上部ローラ31を回転自
在に支持するレバー33およびポテンショメータ34と
から構成される。上部ローラ31はレバー33の支軸3
5に対して回転自在に取付けられている。下部ローラ3
2は図示しないモータにより駆動される。レバー33
は、装置の筐体に設けられた支軸36に回転可能に取付
けられており、その一端37はポテンショメータ34に
連結されている。ポテンショメータ34は、その一端部
37の変位を検出し、検出信号を図1に示す副制御部4
に送信する。
【0014】次に本実施例の媒体重送検知動作について
主に図1のフローチャートにしたがって説明する。
【0015】媒体Pが装置利用者により媒体処理装置3
に挿入されると、媒体搬送手段7により媒体Pは矢印A
方向に搬送され、媒体スライド手段8へ送られる。媒体
スライド手段8では、下部搬送ローラ22がモータ24
により矢印B方向に回転し、上部搬送ローラ21はモー
タ23により矢印C方向に一定量回転する。送られてき
た媒体Pは両ローラ21、22の間に入り込む。
【0016】ここで搬送ローラ21、22と媒体Pとの
間の摩擦について説明する。媒体Pが挟まれた状態で、
下部搬送ローラ22と媒体Pとの間の摩擦力は、上部搬
送ローラ21と媒体Pとの間の摩擦力より大きく、上部
搬送ローラ21と媒体Pとの間の摩擦力は、媒体P間の
摩擦力よりも大きく設定されている。
【0017】したがって、両ローラ21、22の間に入
り込んだ媒体Pが2枚重送の場合、下側の媒体P1は矢
印A方向に搬送され、上側の媒体P2はその逆方向に搬
送される。上部搬送ローラ21の回転量は、上側の媒体
P2が下側の媒体P1に対して重なる部分を残してずれ
る位置になるまでの回転量に設定されている。したがっ
て両方の搬送ローラ21、22により、二重送の媒体P
は図3に示すようになる。この状態で媒体Pは、媒体厚
測定手段9へ送られる。そのために、媒体Pを搬送方向
へずらした後、上部搬送ローラ21を矢印C方向の逆方
向に回転させるようにする(S1)。
【0018】また媒体Pが1枚で媒体スライド手段8に
送られてきた場合、媒体Pは上部搬送ローラ21と下部
搬送ローラ22により互いに反対方向に送られようとす
るが、下部搬送ローラ22と媒体Pとの間の摩擦力の方
が、上部搬送ローラ21と媒体Pとの間の摩擦力よりも
大きいので、媒体Pは矢印A方向に搬送される。
【0019】媒体厚測定手段9において、まず媒体Pの
先頭部分、即ち媒体Pが1枚である部分の厚さを測定す
る。図4において、上部ローラ31と下部ローラ32と
により媒体P1を挟み、その時のレバー33の変位量を
ポテンショメータ34により測定する。これにより媒体
P1の1枚での厚さが測定される(S2)。測定結果t
1 は副制御部4を介して媒体厚演算手段5へ送られる。
【0020】上部ローラ31と下部ローラ32とで媒体
Pを挟んだ状態で、媒体PをA方向に搬送させ、その間
ポテンショメータ34はレバー33の変位量を測定し続
ける。測定結果は絶えず媒体厚演算手段5へ送られる。
上側の媒体P2と下側の媒体P1とが重なった部分がロ
ーラ31と32の間にくると、上部ローラ31が上方へ
移動し、レバー33が回転するので、ポテンショメータ
34による測定値は変化する。副制御部4がこの変化を
認識し(S3)、変化しなくなったときの媒体Pの厚さ
をポテンショメータ34により測定する(S4)。その
時の測定値T2は副制御部4を介して媒体厚演算手段5
へ送られる。媒体Pが1枚の場合、ポテンショメータ3
4の測定値には変化がない。一定時間経過しても測定値
に変化がない場合は(S5)、媒体Pは1枚であると判
断される。
【0021】次に媒体厚演算手段5は、変化した後の測
定値t2 から変化前の測定値t1 を減算し(S6)、減
算結果を副制御部4へ送る。副制御部4では、自己の内
に格納してある、この装置1で扱う媒体の厚さの最小値
より小さい値θを取り出し、減算結果がこのθより大き
いかどうかを判定する(S7)。減算結果がθより大き
いと判定した場合は、媒体Pが重送しているとして(S
8)、副制御部4は媒体Pを返却する(S9)。
【0022】減算結果がθ以下の場合には、ポテンショ
メータ34による測定値にその後変化がないことを確認
して(S10)、媒体Pは1枚であると判定し(S1
1)、副制御部4は、最初に測定した測定値t1 を、自
動取引装置2の媒体情報ファイル11から主制御部10
を介して取り寄せた媒体厚情報の示す媒体厚値と比較す
る。すなわち、取り寄せた媒体厚情報の示す媒体厚値に
は、装置1で扱う媒体の厚さの最小値と最大値があり、
この両者に対して測定値t1 を比較する。この結果、測
定値t1 が最小値よりも小さく、また最大値よりも大き
い場合は、媒体Pは異常であると判断され(S12)、
その媒体は返却される(S9)。また測定値t1 が最小
値と最大値の間にあれば、その媒体Pは正常であるとし
て、次の処理に進む。
【0023】媒体Pが3枚重送された場合には、ポテン
ショメータ34による測定値tは3つになる場合がある
が、このような場合には最後に測定した測定値から最初
に測定した測定値を減算して、その差をスライス値θと
比較して重送かどうかを判定するようにする。
【0024】以上のように、自動取引装置2の媒体情報
ファイル11に格納しておく媒体情報は、この装置1で
扱う媒体厚の最大値と最小値だけで、媒体の重送検知を
行うことができる。
【0025】なお上記スライス値θは、前述のように、
0<θ<(装置が取り扱う最小媒体厚値)に設定されて
いるが、ノイズ等の影響を加味した値である。
【0026】また、上記の測定値t1 およびt2 は、複
数箇所における測定値の平均値としても良い。この様に
すれば、測定値t1 、t2 の精度が向上する。
【0027】上記実施例は媒体を外部から挿入して処理
する装置について説明したが、本発明はこれに限らず、
装置内のホッパ等に媒体をストックしておき、1枚ずつ
繰出し搬送する装置における重送検知にも適用できるこ
とはいうまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、媒体を搬送方向にずらし、ずらした状態で複数箇所
厚さを測定し、その測定値の差を求めることにより媒体
の重送を検知するようにしたので、複数種類の媒体毎に
個別情報を保持する必要がなくなる。また、媒体毎の個
別情報を保持する必要がなくなることから、媒体の紙質
変更による媒体情報の変化があっても、何等問題はな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の媒体重送検知動作を示す
フローチャートである。
【図2】実施例に係る媒体取扱装置を示す構成図であ
る。
【図3】実施例の媒体スライド手段を示す説明図であ
る。
【図4】実施例の媒体厚測定手段を示す説明図である。
【符号の説明】
1 媒体取扱装置 4 副制御部 5 媒体厚演算手段 7 媒体搬送手段 8 媒体スライド手段 9 媒体厚測定手段 P 媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽鳥 明 群馬県高崎市栄町20番10号 株式会社沖情 報システムズ内 (72)発明者 岡崎 保夫 群馬県高崎市栄町20番10号 株式会社沖情 報システムズ内 (72)発明者 武田 茂 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送する媒体の重送を検知する方法にお
    いて、 重なった媒体を該媒体の搬送方向に強制的にずらし、 ずらした状態の媒体に対して複数箇所で厚さを測定し、 前記複数箇所における厚さの測定値の変化を検出するこ
    とにより媒体の重送を検知することを特徴とする媒体重
    送検知方法。
JP28798093A 1993-11-17 1993-11-17 媒体重送検知方法 Pending JPH07137885A (ja)

Priority Applications (1)

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JP28798093A JPH07137885A (ja) 1993-11-17 1993-11-17 媒体重送検知方法

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JP28798093A JPH07137885A (ja) 1993-11-17 1993-11-17 媒体重送検知方法

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JPH07137885A true JPH07137885A (ja) 1995-05-30

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JP28798093A Pending JPH07137885A (ja) 1993-11-17 1993-11-17 媒体重送検知方法

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JP (1) JPH07137885A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009227404A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Fuji Xerox Co Ltd 搬送部材位置変動量測定装置、被搬送体厚さ測定装置、被搬送体枚数測定装置、被搬送体重送検知装置、画像形成装置及び被搬送体重送検知装置用プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009227404A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Fuji Xerox Co Ltd 搬送部材位置変動量測定装置、被搬送体厚さ測定装置、被搬送体枚数測定装置、被搬送体重送検知装置、画像形成装置及び被搬送体重送検知装置用プログラム

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