JP2009226227A - 薬剤調合情報管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】1つのおよび/または複数のユーザおよび/またはネットワークのための、強化されたオーダーエントリ機能および情報管理機能を有する薬剤調合システムおよび方法を提供すること。
【解決手段】情報管理システムおよび方法は、少なくとも1つの薬剤調合デバイスを用いて利用され得る(図1)。本発明のシステムおよび方法は、調合デバイス(10)に結合されたコントローラを含む。調合制御マネージャは、コントローラ(20)上に備わっており、調合オーダー入力を受け取り、少なくとも一部、ブラウザベースのインターフェース(20)を介して、調合オーダー入力に基づいて、制御コマンドを調合デバイス(10)に生成する。
【選択図】図1

Description

1つのおよび/または複数のユーザおよび/またはネットワークのための、強化されたオーダーエントリ機能および情報管理機能を有する薬剤調合システムおよび方法
(関連出願)
本願は、「Pharmaceutical Compounder and Information Management System」という名称で2001年12月31日に出願された米国仮特許出願第60/344,869号に基き、その優先権を主張するものである。
本発明は、人または動物に投与されることを意図する液体および/または薬物の調合のためのシステムおよび方法に関する。
液体および/または薬物の混合物を、必要としている個体に経静脈的に(点滴で)投与するために、薬剤の調合は、2つ以上の個々の液体および/または薬物を複数の、元となる(ソース)容器から1つの混合用容器に移動させることを伴う。現在、液体および/または薬物の調合は、主に3つの現場において発生する。それらは、(1)病院の薬剤部で薬剤師または調剤の専門家によって行われる病院ベースの調合、(2)在宅治療会社の薬局で主に薬剤師または調剤の専門家によって行われる代替場所ベースの調合、(3)いくつかの主要な製薬会社または病院用備品会社の任意の1つの会社によって経営される調合センターである。
これらの調合システムおよび方法における操作上および性能の要求は、例えば、安全、速度、信頼性、正確さおよび全体としてのユーザフレンドリーの程度および人間工学に関して、ますます複雑かつ精緻になっている。これらの調合システムおよび方法における操作上および性能の要求はまた、臨床医に始まり末端の患者に終わる情報経路の提供という点において、患者の管理および処方の情報に関してますます複雑かつ精緻になっている。
(本発明の要旨)
本発明の1つの局面が、少なくとも1つの薬剤調合デバイスによって使用されることに適応された情報管理システムおよび方法を提供する。このシステムおよび方法は、調合デバイスに接続されるコントローラを含む。調合制御マネージャは、調合オーダー入力を受け取り、少なくとも一部において調合オーダー入力に基づいて調合デバイスに対して制御コマンドを生成するコントローラ上に常駐する。オーダープロセス制御マネージャは、調合オーダー入力を調合制御マネージャに伝えるために、調合制御マネージャとデータの通信を行う。オーダーエントリプロセスマネージャは、ブラウザベースのインターフェースを介する調合オーダー入力のエントリを受け取るためのオーダー機能を含む。
ブラウザベースのインターフェースは、調合デバイスから離れたオーダーエントリワークステーション、または調合デバイスから離れたオーダーエントリワークステーションのネットワークを含み得、またはコントローラ上に常駐し得る。
オーダーエントリープロセスマネージャは、調合オーダー入力をメモリに保持するためのデータベース機能、少なくとも一部分において調合オーダー入力に基づき、例えばラベル表示などの印刷可能な出力を生成するための印刷機能、または少なくとも一部分において調合オーダー入力に基づき記録の出力を生成するための記録機能を含み得る。
本発明の別の局面は、少なくとも1つのポンプ要素と、ポンプ要素に接続されるコントローラと、コントローラ上に常駐し、調合オーダー入力を受け取り、少なくとも一部分において調合オーダー入力に基づき、ポンプ要素に対する制御コマンドを生成するための調合制御マネージャとを含む、薬剤調合デバイスを提供する。本発明のこの局面によると、この調合制御マネージャは、制御コマンドを生成する前に所定のバーコード入力を要求する検証機能を含む。このバーコード入力は、例えば、ソース溶液の識別および/またはソース溶液のロット番号、および/またはソース溶液の有効期限などを含み得る。
本発明の別の局面は、調合デバイスを用いて薬剤調合手順を実行するためのインターフェースを提供する。このインターフェースは、調合デバイスに接続されるコントローラと、コントローラに接続されるディスプレイスクリーンと、コントローラ上に常駐し、調合オーダー入力を受け取り、少なくとも一部分において調合オーダー入力に基づき、調合デバイスへの制御コマンドを生成する、調合制御マネージャとを含む。本発明のこの局面によると、調合制御マネージャは、調合オーダー入力を受け取るための少なくとも1つのタッチスクリーンを含むディスプレイスクリーン上に生成されるグラフィックユーザインターフェースを含む。タッチスクリーン機能は、例えば、ソース溶液の選択、または運搬される液体の量の選択に作用し得る。調合制御マネージャはまた、グラフィックユーザインターフェースを介して実行されるヘルプ機能、または、グラフィックユーザーインターフェースを介して実行される情報ビデオを含み得る。
本発明の別の局面は、調合デバイスを用いて薬剤の調合手順を実行するためのインターフェースを提供する。このインターフェースは、調合デバイスに接続されるコントローラと、コントローラに接続されるディスプレイスクリーンと、コントローラに常駐し、調合オーダー入力を受け取り、少なくとも一部分において調合オーダーの入力に基づき、調合デバイスに対する制御コマンドを生成する調合制御マネージャとを含む。本発明のこの局面によると、この調合制御マネージャは、ディスプレイスクリーン上に表示可能な少なくとも1つの情報ビデオを含む。
本発明の別の局面は、ドライバと、回転のためにこのドライバに接続されるドライブシャフトとを含む、薬剤調合デバイスを提供する。このドライブシャフトは、第1の軸に沿って延びる。このデバイスはまた、第1の軸からオフセットされた第2の軸にそって延びるアイドルシャフトを含む。蠕動ポンプロータはアイドルシャフトで保持される。ドライブギアはドライブシャフトで保持され蠕動ポンプロータに接続される。クラッチアセンブリはドライブシャフトで保持され、ドライブギアに接続される。クラッチアセンブリは、第1のモードでドライバシャフトからドライブギアを解除するために、かつ第2のモードでドライブギアをドライブシャフトにかみ合わせるために動作可能である。クラッチアセンブリは、それによって、選択的にドライブシャフトの回転を蠕動ポンプロータに伝える。
本発明の別の局面は流体運搬セットを提供する。このセットは、第1の運搬チューブと、第2の運搬チューブと、第1の運搬チューブと第2の運搬チューブとを流体連絡で結合するマニフォールドとを含む。第1の一方向バルブは第1の運搬チューブ中にインラインにあり、第1の運搬チューブの中の流体をマニフォールドの方へ流し得るが、逆方向へは流し得ない。第1の一方向のバルブは、第1のクラッキング圧力を有する。第2の一方向バルブは第2の運搬チューブ中にインラインにあり、第2のチューブの中の流体をマニフォールドの方へ流し得るが、逆方向には流し得ない。第2の一方向バルブは、第1のクラッキング圧力とは異なる第2のクラッキング圧力を有する。薬剤の調合に使用されるとき、運搬セットは脂質の濁りを調節し得る。
本発明の別の特徴および利点は、以下の明細および添付の図面に説明される。
本発明は本発明の意図または本質的な特徴から逸脱することなく、いくつかの形式で具体化され得る。本発明の範囲は、以下の特定の説明によって規定されるのではなく、添付の請求項によって規定される。請求項の意図および範囲と等価であるすべての実施形態は、したがって請求項に含まれることが意図される。
図1は、使用時、人または動物に投与されることが意図される2つ以上の選択された液体および/または薬物を混合または調合する調合デバイスを含む、薬剤調合システムの概略図である。 図2Aは、図1に示す調合デバイスと関連して使用され得る使い捨ての運搬セットの図である。 図2Bは、図2Aに示す運搬セットが脂質の濁り(hazing)を調節するために組み込み得るマニフォールドの実施形態を、部分的に取りだし拡大した断面図である。 図2Cは、図2Aに示す運搬セットが脂質の濁り(hazing)を調節するために組み込み得るマニフォールドの実施形態を、部分的に取りだし拡大した断面図である。 図2Dは、図2Aに示す運搬セットが脂質の濁り(hazing)を調節するために組み込み得るマニフォールドの別の実施形態を、部分的に取りだし拡大した断面図である。 図2Eは、図2Aに示す運搬セットが脂質の濁り(hazing)を調節するために組み込み得るマニフォールドの別の実施形態を、部分的に取りだし拡大した断面図である。 図2Fは、図2Aに示す使い捨ての運搬セットの部分の図であり、この運搬セットの部分は、図1に示す調合デバイスと共にこの運搬セットを使用するのを容易にするための運搬チューブのオーガナイザを含む。 図3は、図2Aに示す運搬セットが使用のために調合デバイスに取り付けられたところを表す図1に示すシステムの概略図である。 図4は、図2Aに示すタイプの運搬セットを装着するために蠕動ポンプステーションが開かれている、図1に示す調合デバイスの概略図である。 図5は、蠕動ポンプステーションに運搬セットが取り付けられた、図4に示す調合デバイスの透視図である。 図6Aは、蠕動ポンプコンポーネントとその他の内部コンポーネントとを示すために外側のケースが外された、図4に示す調合デバイスの透視図である。 図6Bは、図6Aに示す蠕動ポンプのコンポーネントの分解透視図である。 図7は、図6Aに示す調合デバイスの上面図である。 図8Aは、図1に示す調合デバイスを組み込む、リンクされるおよび/またはネットワーク化されるシステムの別の構成の概略図である。 図8Bは、図1に示す調合デバイスを組み込む、リンクされるおよび/またはネットワーク化されるシステムの別の構成の概略図である。 図8Cは、図1に示す調合デバイスを組み込む、リンクされるおよび/またはネットワーク化されるシステムの別の構成の概略図である。 図8Dは、図1に示す調合デバイスを組み込む、リンクされるおよび/またはネットワーク化されるシステムの別の構成の概略図である。 図8Eは、図1に示す調合デバイスを組み込む、リンクされるおよび/またはネットワーク化されるシステムの別の構成の概略図である。 図8Fは、図1に示す調合デバイスを組み込む、リンクされるおよび/またはネットワーク化されるシステムの別の構成の概略図である。 図9Aは、図1に示す調合デバイスに常駐する調合制御マネージャ機能が、調合手順を可能にしかつ制御するプロセスにおいて、生成し得るグラフィックユーザインターフェースの代表的なスクリーンである。 図9Bは、図1に示す調合デバイスに常駐する調合制御マネージャ機能が、調合手順を可能にしかつ制御するプロセスにおいて、生成し得るグラフィックユーザインターフェースの代表的なスクリーンである。 図9Cは、図1に示す調合デバイスに常駐する調合制御マネージャ機能が、調合手順を可能にしかつ制御するプロセスにおいて、生成し得るグラフィックユーザインターフェースの代表的なスクリーンである。 図9Dは、図1に示す調合デバイスに常駐する調合制御マネージャ機能が、調合手順を可能にしかつ制御するプロセスにおいて、生成し得るグラフィックユーザインターフェースの代表的なスクリーンである。 図9Eは、図1に示す調合デバイスに常駐する調合制御マネージャ機能が、調合手順を可能にしかつ制御するプロセスにおいて、生成し得るグラフィックユーザインターフェースの代表的なスクリーンである。 図9Fは、図1に示す調合デバイスに常駐する調合制御マネージャ機能が、調合手順を可能にしかつ制御するプロセスにおいて、生成し得るグラフィックユーザインターフェースの代表的なスクリーンである。 図9Gは、図1に示す調合デバイスに常駐する調合制御マネージャ機能が、調合手順を可能にしかつ制御するプロセスにおいて、生成し得るグラフィックユーザインターフェースの代表的なスクリーンである。 図9Hは、図1に示す調合デバイスに常駐する調合制御マネージャ機能が、調合手順を可能にしかつ制御するプロセスにおいて、生成し得るグラフィックユーザインターフェースの代表的なスクリーンである。 図9Iは、図1に示す調合デバイスに常駐する調合制御マネージャ機能が、調合手順を可能にしかつ制御するプロセスにおいて、生成し得るグラフィックユーザインターフェースの代表的なスクリーンである。 図9Jは、図1に示す調合デバイスに常駐する調合制御マネージャ機能が、調合手順を可能にしかつ制御するプロセスにおいて、生成し得るグラフィックユーザインターフェースの代表的なスクリーンである。 図9Kは、図1に示す調合デバイスに常駐する調合制御マネージャ機能が、調合手順を可能にしかつ制御するプロセスにおいて、生成し得るグラフィックユーザインターフェースの代表的なスクリーンである。 図9Lは、図1に示す調合デバイスに常駐する調合制御マネージャ機能が、調合手順を可能にしかつ制御するプロセスにおいて、生成し得るグラフィックユーザインターフェースの代表的なスクリーンである。 図9Mは、図1に示す調合デバイスに常駐する調合制御マネージャ機能が、調合手順を可能にしかつ制御するプロセスにおいて、生成し得るグラフィックユーザインターフェースの代表的なスクリーンである。 図9Nは、図1に示す調合デバイスに常駐する調合制御マネージャ機能が、調合手順を可能にしかつ制御するプロセスにおいて、生成し得るグラフィックユーザインターフェースの代表的なスクリーンである。 図9Oは、図1に示す調合デバイスに常駐する調合制御マネージャ機能が、調合手順を可能にしかつ制御するプロセスにおいて、生成し得るグラフィックユーザインターフェースの代表的なスクリーンである。 図9Pは、図1に示す調合デバイスに常駐する調合制御マネージャ機能が、調合手順を可能にしかつ制御するプロセスにおいて、生成し得るグラフィックユーザインターフェースの代表的なスクリーンである。 図9Qは、図1に示す調合デバイスに常駐する調合制御マネージャ機能が、調合手順を可能にしかつ制御するプロセスにおいて、生成し得るグラフィックユーザインターフェースの代表的なスクリーンである。 図9Rは、図1に示す調合デバイスに常駐する調合制御マネージャ機能が、調合手順を可能にしかつ制御するプロセスにおいて、生成し得るグラフィックユーザインターフェースの代表的なスクリーンである。 図9Sは、図1に示す調合デバイスに常駐する調合制御マネージャ機能が、調合手順を可能にしかつ制御するプロセスにおいて、生成し得るグラフィックユーザインターフェースの代表的なスクリーンである。 図9Tは、図1に示す調合デバイスに常駐する調合制御マネージャ機能が、調合手順を可能にしかつ制御するプロセスにおいて、生成し得るグラフィックユーザインターフェースの代表的なスクリーンである。 図9Uは、図1に示す調合デバイスに常駐する調合制御マネージャ機能が、調合手順を可能にしかつ制御するプロセスにおいて、生成し得るグラフィックユーザインターフェースの代表的なスクリーンである。 図9Vは、図1に示す調合デバイスに常駐する調合制御マネージャ機能が、調合手順を可能にしかつ制御するプロセスにおいて、生成し得るグラフィックユーザインターフェースの代表的なスクリーンである。 図9Wは、図1に示す調合デバイスに常駐する調合制御マネージャ機能が、調合手順を可能にしかつ制御するプロセスにおいて、生成し得るグラフィックユーザインターフェースの代表的なスクリーンである。 図10Aは、オーダーエントリプロセスマネージャ機能の代表的機能モジュールのシステムフローチャートである。このモジュールは、図1に示す調合デバイスの調合制御マネージャ機能と関連して使用されるとき、リモートワークステーションにインストールされたブラウザによってアクセスされ得る、強化された調合オーダーエントリ機能および処理機能を提供する。 図10Bは、オーダーエントリプロセスマネージャ機能の代表的機能モジュールのシステムフローチャートである。このモジュールは、図1に示す調合デバイスの調合制御マネージャ機能と関連して使用されるとき、リモートワークステーションにインストールされたブラウザによってアクセスされ得る、強化された調合オーダーエントリ機能および処理機能を提供する。 図10Cは、オーダーエントリプロセスマネージャ機能の代表的機能モジュールのシステムフローチャートである。このモジュールは、図1に示す調合デバイスの調合制御マネージャ機能と関連して使用されるとき、リモートワークステーションにインストールされたブラウザによってアクセスされ得る、強化された調合オーダーエントリ機能および処理機能を提供する。 図10Dは、オーダーエントリプロセスマネージャ機能の代表的機能モジュールのシステムフローチャートである。このモジュールは、図1に示す調合デバイスの調合制御マネージャ機能と関連して使用されるとき、リモートワークステーションにインストールされたブラウザによってアクセスされ得る、強化された調合オーダーエントリ機能および処理機能を提供する。 図10Eは、オーダーエントリプロセスマネージャ機能の代表的機能モジュールのシステムフローチャートである。このモジュールは、図1に示す調合デバイスの調合制御マネージャ機能と関連して使用されるとき、リモートワークステーションにインストールされたブラウザによってアクセスされ得る、強化された調合オーダーエントリ機能および処理機能を提供する。 図11Aは、図10Aから図10Eに示すオーダーエントリプロセスマネージャの機能モジュールをリモートワークステーションにアクセス可能にする、ブラウザベースのグラフィックユーザインターフェースの代表的スクリーンである。 図11Bは、図10Aから図10Eに示すオーダーエントリプロセスマネージャの機能モジュールをリモートワークステーションにアクセス可能にする、ブラウザベースのグラフィックユーザインターフェースの代表的スクリーンである。 図11Cは、図10Aから図10Eに示すオーダーエントリプロセスマネージャの機能モジュールをリモートワークステーションにアクセス可能にする、ブラウザベースのグラフィックユーザインターフェースの代表的スクリーンである。 図11Dは、図10Aから図10Eに示すオーダーエントリプロセスマネージャの機能モジュールをリモートワークステーションにアクセス可能にする、ブラウザベースのグラフィックユーザインターフェースの代表的スクリーンである。 図11E(1)は、図10Aから図10Eに示すオーダーエントリプロセスマネージャの機能モジュールをリモートワークステーションにアクセス可能にする、ブラウザベースのグラフィックユーザインターフェースの代表的スクリーンである。 図11E(2)は、図10Aから図10Eに示すオーダーエントリプロセスマネージャの機能モジュールをリモートワークステーションにアクセス可能にする、ブラウザベースのグラフィックユーザインターフェースの代表的スクリーンである。 図11E(3)は、図10Aから図10Eに示すオーダーエントリプロセスマネージャの機能モジュールをリモートワークステーションにアクセス可能にする、ブラウザベースのグラフィックユーザインターフェースの代表的スクリーンである。 図11E(4)は、図10Aから図10Eに示すオーダーエントリプロセスマネージャの機能モジュールをリモートワークステーションにアクセス可能にする、ブラウザベースのグラフィックユーザインターフェースの代表的スクリーンである。 図11F(1)は、図10Aから図10Eに示すオーダーエントリプロセスマネージャの機能モジュールをリモートワークステーションにアクセス可能にする、ブラウザベースのグラフィックユーザインターフェースの代表的スクリーンである。 図11F(2)は、図10Aから図10Eに示すオーダーエントリプロセスマネージャの機能モジュールをリモートワークステーションにアクセス可能にする、ブラウザベースのグラフィックユーザインターフェースの代表的スクリーンである。 図11F(3)は、図10Aから図10Eに示すオーダーエントリプロセスマネージャの機能モジュールをリモートワークステーションにアクセス可能にする、ブラウザベースのグラフィックユーザインターフェースの代表的スクリーンである。 図11F(4)は、図10Aから図10Eに示すオーダーエントリプロセスマネージャの機能モジュールをリモートワークステーションにアクセス可能にする、ブラウザベースのグラフィックユーザインターフェースの代表的スクリーンである。 図11G(1)は、図10Aから図10Eに示すオーダーエントリプロセスマネージャの機能モジュールをリモートワークステーションにアクセス可能にする、ブラウザベースのグラフィックユーザインターフェースの代表的スクリーンである。 図11G(2)は、図10Aから図10Eに示すオーダーエントリプロセスマネージャの機能モジュールをリモートワークステーションにアクセス可能にする、ブラウザベースのグラフィックユーザインターフェースの代表的スクリーンである。 図11H(1)は、図10Aから図10Eに示すオーダーエントリプロセスマネージャの機能モジュールをリモートワークステーションにアクセス可能にする、ブラウザベースのグラフィックユーザインターフェースの代表的スクリーンである。 図11H(2)は、図10Aから図10Eに示すオーダーエントリプロセスマネージャの機能モジュールをリモートワークステーションにアクセス可能にする、ブラウザベースのグラフィックユーザインターフェースの代表的スクリーンである。 図11H(3)は、図10Aから図10Eに示すオーダーエントリプロセスマネージャの機能モジュールをリモートワークステーションにアクセス可能にする、ブラウザベースのグラフィックユーザインターフェースの代表的スクリーンである。 図11I(1)は、図10Aから図10Eに示すオーダーエントリプロセスマネージャの機能モジュールをリモートワークステーションにアクセス可能にする、ブラウザベースのグラフィックユーザインターフェースの代表的スクリーンである。 図11I(2)は、図10Aから図10Eに示すオーダーエントリプロセスマネージャの機能モジュールをリモートワークステーションにアクセス可能にする、ブラウザベースのグラフィックユーザインターフェースの代表的スクリーンである。 図11I(3)は、図10Aから図10Eに示すオーダーエントリプロセスマネージャの機能モジュールをリモートワークステーションにアクセス可能にする、ブラウザベースのグラフィックユーザインターフェースの代表的スクリーンである。 図12は、図10Aから図10Eまでおよび図11Aから図11Iに示すオーダーエントリプロセスマネージャが生成し得るラベル表示の代表的な図である。 図13は、図1に示す調合デバイスが組み込み得るコントローラの概略図である。このコントローラは、図9Aから図9W、図10Aから図10E,および図11Aから図11Iに示す調合制御マネージャ機能およびオーダーエントリプロセスマネージャ機能を実行し得る。 図14Aは、図1に示す調合デバイスの調合制御マネージャと統合され得る、トレーニング/ヘルプのビデオ−オーディオ機能の代表的なスクリーンである。 図14B(1)は、図1に示す調合デバイスの調合制御マネージャと統合され得る、トレーニング/ヘルプのビデオ−オーディオ機能の代表的なスクリーンである。 図14B(2)は、図1に示す調合デバイスの調合制御マネージャと統合され得る、トレーニング/ヘルプのビデオ−オーディオ機能の代表的なスクリーンである。 図14B(3)は、図1に示す調合デバイスの調合制御マネージャと統合され得る、トレーニング/ヘルプのビデオ−オーディオ機能の代表的なスクリーンである。 図14B(4)は、図1に示す調合デバイスの調合制御マネージャと統合され得る、トレーニング/ヘルプのビデオ−オーディオ機能の代表的なスクリーンである。 図14B(5)は、図1に示す調合デバイスの調合制御マネージャと統合され得る、トレーニング/ヘルプのビデオ−オーディオ機能の代表的なスクリーンである。 図14B(6)は、図1に示す調合デバイスの調合制御マネージャと統合され得る、トレーニング/ヘルプのビデオ−オーディオ機能の代表的なスクリーンである。 図14B(7)は、図1に示す調合デバイスの調合制御マネージャと統合され得る、トレーニング/ヘルプのビデオ−オーディオ機能の代表的なスクリーンである。 図14B(8)は、図1に示す調合デバイスの調合制御マネージャと統合され得る、トレーニング/ヘルプのビデオ−オーディオ機能の代表的なスクリーンである。
(好ましい実施形態の説明)
図1は、薬剤調合システム10を示す。システム10は、人または動物に投与されることが意図される2つ以上の選択された液体および/または薬物の混合または調合に使用され得る。使用時、システム10は、液体および/または薬物が必要とする個体に(例えば点滴で)投与され得るように、2つ以上の個々の所定の液体および/または薬物を、複数の(例えば、各ガラス瓶、瓶、注射器、または袋の)ソース容器から(例えばビン、注射器、または袋の)1つの混合容器に移す役割をする。
1つの例として、怪我、病気またはトラウマ(心的外傷)のために、患者は必要な栄養のすべてまたはいくらかを点滴で取る必要があり得る。この状況で、患者は典型的にアミノ酸、デキストロース、および脂肪乳剤の混合物を含む塩基性の溶液を摂取する。これら混合物は、患者の必要とする栄養の主要な部分を提供し、それは完全非経口栄養、または略してTPNと呼ばれる。この構成の中で、医者は、頻繁な薬剤の投与だけではなく、投与されるべきアミノ酸、デキストロース、および脂肪乳剤の混合物を処方する。患者を長期にわたりTPNで維持するために、ビタミン、ミネラル、電解質等の少量の追加の添加剤もまたその混合物に含むように処方される。薬剤師の監督の下で、システム10を使用すると、固体への投与のために処方のオーダーが入力され、そしてこれに従って処方された液体、薬物、および/または添加剤の個々の投与量が別々の個々のソース容器から1つの容器での混合のために運搬される。
システム10が使用に適する別の環境もある。例えば、医療分野では、システム10は、化学療法、心筋収縮の中断、抗生物質および/または血液製剤の治療の実施が関与する治療の支援において、ならびに、診断用の溶液調製、および細胞および分子のプロセス開発のための溶液調製を含むバイオテクノロジーの操作において、液体および/または薬物の調合に使用され得る。さらに、システム10は、医療分野外で、液体の調合に使用され得る。
しかしながら、システム10の特徴および利点を説明するために、例示する実施形態はTPNの支援におけるシステム10の使用を説明する。
(I. システム概略)
システム10は、3つの主要なコンポーネントを含む。それらは、(i)使用時は、最終溶液容器14を個々の溶液ソース容器16に結合する、液体運搬セット12(図2A参照)、(ii)使用時は(図3参照)、運搬セット12と相互作用する、溶液ソース容器16から最終溶液容器14へ液体を移すための、調合または溶液混合デバイス18、および(iii)通常は、調合現場で、訓練された臨床医によって薬剤師の監督の下で実行される、医師によって処方される調合または溶液混合の手順を実行するための相互作用を調節するコントローラ20(図1参照)の3つである。
調合デバイス18およびコントローラ20は、長期の使用が可能な耐用品であることが意図される。例示される実施形態(図1参照)では、調合デバイス18はハウジングまたはケース22の内側に取り付けられ、コントローラ20は、その大部分が、ケース22の外部表面に取り付けられたコントロールパネル24内に取り付けられる。ケース22は、テーブル上またはその他比較的小さい表面上での設置または動作に適する、コンパクトな設置面積を表す。ケース22およびパネル24は、例えば、モールドまたは成型によって所望の構成に形成し得る。ケース22およびパネル24は、好ましくは、例えばプラスチックまたは金属の、軽い、しかし耐用性のある材料で製造される。
運搬セット12(図2A参照)は、無菌の、1回のみの使用の、使い捨て品であることが意図される。図3に例示するように、所定の調合手順を開始する前に、オペレータは、デバイス18に関連する運搬セット12の種々のコンポーネントを装着する。
説明のように、デバイス18は、使用時、(図3に示すように)最終溶液容器14を保持する計量ステーション26を含む。計量ステーション26は、例示の実施形態では、支持アーム28はケース22の側面または底部に取り付けられる。計量ステーション26はまた、支持アーム28の上部から吊るされる通常のロードセル30を含む。調合の間、最終溶液容器14は、ロードセル30(図3参照)上のハンガーHから吊るされる。やはり例示するように、デバイス18は、ソース溶液支持フレーム32を含む。支持フレーム32は、調合の間、個々のソース容器16を保持するいくつかの個々のハンガーHを有する。
例示するように、支持フレーム32は別個のコンポーネントを含むが、支持フレーム32は、ケース22に適切な方法で取り付けられ得る。通常、調合の間、デバイス18は、ソース容器16および最終容器14と共に層流フードの内部に「無菌室」の環境で装着される。
図2Aに示す運搬セット12は、一般的に、一方の端で共通連結部またはマニフォールド36に結合されるいくつかのソース運搬チューブ34を含み得る。ソース運搬チューブ34のもう一方の端はそれぞれ、スパイク38または適切な、取り外し可能な結合器を含み、それは、ソース溶液容器16とそれぞれのソース運搬チューブ34との間の液体連絡を開くために、関連するソース溶液容器16が有するダイアフラム(隔壁)を介して挿入され得る。1本の最終運搬チューブ40は最終溶液容器14に接続される。最終運搬チューブ40のもう一方の端はスパイク42または適切な、取り外し可能な結合器を含み、それは、最終溶液容器14をソース溶液容器16に結合するために、マニフォールド36の出口44の中に挿入され得る。ソース運搬チューブ34および最終運搬チューブ40はdi−2−ethylhexyl−phthalateによって可塑化されたポリ塩化ビニルなどの、医療グレードのフレキシブルなプラスチック材料から製造され得る。1つ以上のソース容器16または最終容器14は、同様に、意図されるソース溶液との不活性さおよび適合性のために選択される医療グレードのプラスチック材料から製造され得る。同様に、1つ以上のソース容器16または最終容器14はガラスから製造され得る。
各ソース運搬チューブ34は、スパイク38およびマニフォールド36との間にインラインにあるポンプセグメント46を含む。ポンプセグメント34は、例えばシリコンラバーから製造され得る。各ソース運搬チューブ34はまた、インラインにある(例えば、ダックビル型、ディスク型、または傘型バルブの)一方向バルブ48を含み、例示の実施形態では、そのバルブはマニフォールド36の中に保持され(図2B参照)、ソース容器16からマニフォールド36へ液体を流させるがマニフォールド36から任意のソース容器16への逆流を防ぐ。各バルブ48は、順方向の流体の流れに応じて開き、液体がマニフォールド36の中へ流れ込みスパイク受け出口(spiki−receiving outlet)44を通過する(つまり、最終溶液容器14の方へ流れる)のを可能にする。各バルブ48は、出口44から来るマニフォールド36の中への液体の逆流に対して閉じる。
各ポンプセグメント46は蠕動ポンプロータと関連して使用するように設計される。したがって、図4に示すように、調合デバイス18は蠕動ポンプステーション50を含む。図4に示すように、蠕動ポンプステーション50はポンプベイ52またはデバイスの中に形成される区画を占有する。図示のように、蠕動ポンプステーション50は、個々の蠕動ポンプロータアセンブリ54の軸アレイを含むが、非軸アレイも使用し得る。さらに、ポンプステーション50は、横に並んだ蠕動ポンプロータアセンブリ54のバンクを複数含み得る。
蠕動ポンプステーション50はポンプベイ52を開閉するドア56を含む。図5に示すように、ドア56は(図4に示すように)、選択された蠕動ポンプロータアセンブリ54の1つと関連して、選択されたポンプセグメント46の1つを装着し得るように開く。ドアは、(図3に示すように)動作の間、蠕動ポンプステーション50を封入するために閉じる。望ましくは、コントローラ20は、電子インターロック66に接続され(図13参照)、ドア56が開かれている間、蠕動ポンプロータアセンブリ54の動作を妨げる。
コントローラ20は、所定のデータエントリオーダーおよび事前にプログラムされたポンプ制御ルールに基いて調合プロトコルまたは手順を実行する。コントローラ20はまた、オペレータからの別の入力も含み得る。動作の間、蠕動ポンプロータアセンブリ54は、コントローラ20によって指示されるように、個々に、選択的に連続して動作されるか、または同時に、選択的に並行して動作され、ソース溶液の所望の量を個々のソース容器16からマニフォールド36を通って最終容器14へ運ぶ。ロードセル30は、コントローラ20に接続され、個々のソース溶液が最終容器14に漸増的に運搬されるのを重量測定的にモニターする。コントローラ20は重量の漸増的変化をモニターする。漸増的変化は、所定の蠕動ポンプアセンブリ54が動作される速度を調節し、最終的に所定の量のソース溶液が運ばれたとき停止するように、事前にプログラムされたルールにしたがって処理される。
コントローラ20(図13参照)は、メイン処理ユニット(MPU)58を含み得る。MPU58は、例示される実施形態では、調合デバイス18のケース22の外側で、コントロールパネル24内に取り付けられる従来のPCを含む。もしくは、MPU58は、調合デバイス18のケース22内に取り付けられ得る。MPU58は、Microsoft(登録商標)Windows(登録商標)の動作環境をサポートする、1つ以上の従来のマイクロプロセッサを含み得る。MPU58は、従来のRAM122およびハードディスクドライブなどの、従来の不揮発性メモリデバイス74を含む。MPU50は、例えばCD読み出し装置のメモリデバイス74にプログラムをアップロードするための入力デバイス124を含む。例示される実施形態では、調合制御マネージャ機能72は、MPU58のメモリデバイス74の中にプロセスソフトウェアとして常駐する。
例示される実施形態では、コントローラ20はまた、スーパーバイザーCPU126および周辺処理ユニット(PPU)60を含む。CPU126およびPPU60の両方とも望ましくはプリント回路基板上で実行される。CPUは、uC/OS−IIのオペレーティングシステムを走行させ得る通常のマイクロプロセッサを含む。PPUは、処理タスクおよび制御機能専用のファームウェアで駆動されるマイクロチップのPICである。例示される実施形態では、CPU126およびPPU60は、調合デバイス18の電子ベイ62またはケース22の区画の中に取り付けられる(図6A、図6Bおよび図7参照)。ACパワーサプライ(図示せず)は、デバイス18のCPU126、PPU60、およびその他の電子コンポーネントに電力を供給する。
CPU126は、USB、RS−232、またはEthernet(登録商標)ポート、またはその他接続手段を介して、MPU58に接続される(図13参照)。CPU126は、調合制御マネージャ72によって生成されるハイレベルの命令をMPU58から受け取る。PPU60(図13参照)は、RS−232リンクを介してCPU126に接続される。調合制御マネージャ72によって生成されるハイレベルの命令は中間レベルコマンドとしてCPU126を介してPPU60に運ばれる。PPU60は、蠕動ポンプステーション50および計量ステーション26の種々のハードウェア、例えば、ドアインターロック66(既に説明)、ポンプモータ64(後述する図6Aをさらに参照)、ポンプクラッチ68(後述する)、ホール効果ポンプロータセンサ70(同様に後述する)、ロードセル30(既に説明)等に接続される。PPU60は、(例えば、既に説明したように、ドア56が開くとポンプモータ64を停止する)などのセーフガードの第1のレベルに基くだけでなく、CPU126によって生成される中間レベルの制御コマンドにも基き、ハードウェア専用のコマンドを提供する。PPU60およびCPU126は、個々の故障のバックアップおよび修正動作をとるために互いに通信しかつモニターする。
調合制御マネージャ72機能72はMPU58上に常駐する。調合制御マネージャ72は、所定の調合タスクを達成するために、入力データの受け取りおよび操作、デバイスのステータスおよび動作条件のモニター、データの出力または格納、および蠕動ポンプステーション50の動作の命令を行うための手順を規定する、事前にプログラムされたルールを含む。MPU58は、(例えば、各蠕動ポンプアセンブリ54が運ぶ液体の量など)ハイレベルの命令をCPU126に伝える。このハイレベルの命令はオペレータによる入力に応じて調合制御マネージャ72によって作成される。次にCPU126は、中間レベルの命令をPPU60に伝え、PPU60は、ポンピングの命令を実行するために特定のポンプコマンドを蠕動ポンプアセンブリ54に伝え、閉ループのフィードバック制御および対応するアラームを生成するために、センサおよびロードセルからの動作ステータスを受け取り評価する。PPU60はまた、動作ステータスをCPU126にリレーし、CPU126はまた、PPU60と並行して動作データを評価する。この点において、CPU126は、PPU60によってアラーム状態が検出されないとき、セーフガードの第2のレベルを提供する(例えば、別の方法ではPPU60によって検知されない過剰運搬が起こっているとき、ポンピングを停止する)。
例示的実施形態において(図1参照)、コントローラ20は、コントロールパネル24の一部分であるディスプレイデバイス76と、データ入力デバイス78(例えば、キーボードおよびマウス)と、データ出力ステーション80(例えば、プリンタ)とを備え、これらは、適切な入力および出力を介してMPU58に接続されている。例示的実施形態において(図1参照)、ディスプレイデバイス76は、さらに、例えば、調合制御マネージャ72に常駐するWindows(登録商標)ベースの動作プラットフォームを用いる調合制御マネージャ72によって実現される従来のタッチスクリーン手法を用いる別のデータ入力デバイスとしても利用されることも好ましい。調合制御マネージャ72がこの構成で実行するデータディスプレイとデータ入力との組み合わされた能力は、双方向ユーザインターフェースをディスプレイデバイス76上に提供し、この表示デバイス76は、調合制御マネージャ72に常駐する事前プログラムされた規則下でデータ入力を受取り、かつ、入力されたデータを入力促進または確認する情報、ならびに調合デバイス18のモニタリングされた動作ステータスおよび状態をオペレータに表示する。調合制御マネージャ72は、さらに、実際のポンプ送達結果に関する元の指示を検証することによって、第3レベルの安全措置を提供する。必要に応じて、英数字フォーマットで、および/または図表または図形イメージとして表示され得る。調合制御マネージャ72は、さらに、例えば、作業報告として、選択された情報を所望のフォーマットでプリンタ80に出力することを可能にする。調合制御マネージャ72の双方向ユーザインターフェースは、オペレータが、システム10の動作に関する情報を都合よく入力、閲覧、および取り入れることを可能にする。調合制御マネージャ72によって実現され得る調合制御マネージャ72およびタッチスクリーン双方向ユーザインターフェースのさらなる詳細が後述される。
図1にも示されるように、MPU58は、走査して情報を調合制御マネージャ72に読み込むためのバーコードリーダ82等の入力をさらに含む。システム10のこの局面のさらなる詳細が後述される。
図1にも示されるように、MPU58は、キーボードおよびマウスデータエントリデバイス78の入力をさらに備える。これらのデバイス78は、オペレータが調合制御マネージャ72によって走査するためにデータを入力し、表示デバイス76によって提供された情報と異なった方法で双方向通信することを可能にし、かつ、調合制御マネージャ72のタッチスクリーンデータ入力能力は使用しない。この構成において(図13参照)、コントローラ20は、好ましくは、コントロールパネル24におけるMPU58のメモリデバイス74に常駐し得るオーダーエントリプロセスマネージャ(order entry process manager)84を備える。オーダーエントリマネージャ84は、双方向データ入力およびデータ閲覧プラットフォームの可能な他の形態、ならびに、詳細に後述されるように、最終溶液容器14のラベリングのような、選択されたフォーマットでのプリンタ80へのデータ出力の他の形態を作製する。
好ましくは(図13が示すように)、オーダーエントリプロセスマネージャ84は、デバイスコントローラ20の調合制御マネージャ72にリンクされた1つ以上の外部マイクロプロセッサ88上に常駐するブラウザソフトウェア86によってアクセスされ得る。この構成において、コントローラ20は、好ましくは、RS−232リンクまたは別の代替的データ通信接続(例えば、無線、マイクロ波、赤外線、または他の電磁波通信システム)を備え、例えば、単一ステーションのハブを有さないローカルエリアネットワーク接続、複数ステーションハブ、またはスイッチローカルエリアネットワーク接続、ファシリティネットワークサーバとの複数ステーションハブ通信、ならびに/あるいは、公開インターネットを通じての複数ステーション接続等を用いて、調合性制御マネージャ72と外部入力または出力デバイス(例えば、他のデータ入力ワークステーションおよび/またはプリンタ)との間の電子または電磁データ通信を可能にする。逆に、または、さらに、複数の調合デバイス18は、そこに実装されたコントローラを通じて複数のデータ入力ワークステーションまたはサイトにリンクされ得る。コントローラ20のこれらの能力は、多様な構成の完全にネットワーク化された薬剤調合を可能にする。調合制御マネージャ72と関連してコントローラ20によって収容され得る、双方向データ入力およびデータ閲覧プラットフォームのこれらのネットワーク化された形態(例えば、インターネット、イントラネット、またはループバック)のさらなる詳細が後述される。
調合手順を完了すると、オペレータは、最終溶液容器14のインレット管40をシールし、最終移送管スパイク42をマニホルド36から取り外す。少なくともいくつかの同じ源の溶液の混合物を必要とする一連の調合指示がある場合(通常、そうである)、オペレータは、新しい最終溶液容器14のインレット管のスパイク42をマニホルド36に取り付け、別の調合手順を実行することによって、次の調合指示に進む。そうでない場合、オペレータは、ソース移送管34をソース容器16から取り外し、移送セット12およびソース容器16をデバイス18との連係から除去する。移送セット12は廃棄され得る。各最終溶液容器14およびその調合液コンテンツは、格納、注入、輸注、またはさらなる処理のために保持される。
(II.調合デバイスの技術的特徴)
図6A、図6Bおよび図7は、調合デバイス18の代表的な実施形態の構成の詳細を最も良く示す。示されるように、デバイス18は、上述のように、ポンプベイ52と電子ベイ62とに分割されるフレーム90を備える。ぜん動性のポンピングステーション50のハードウェアコンポーネントはポンプベイ52を占める。ポンピングステーション50およびロードセル30の電子コンポーネント、ならびにPPU60が電子ベイ62を占める。例えば、図4および図5に示されるケース22は、フレーム90と、これが支持するコンポーネントとを含む。
(A.ぜん動性ポンピングステーション)
ポンプベイ52の中で、ぜん動性ポンピングステーション50は、すでに一般的に記載されたように、ぜん動性ポンポレータアセンブリ54のアレイを備える。ぜん動性ロータアセンブリ54の数および構成は、デバイス18の問題点および調合要件に応じて異なり得る。例示的実施形態において(図4に示される)、9個のぜん動性ポンプレータアセンブリ54がある。
示されるように(図6Aおよび図6Bを参照)、各ぜん動性ポンプロータアセンブリ54は、同じ態様で構成される。各アセンブリ54は、フレーム90に安全に固定されたベアリングプレート92で支持される。ベアリングプレート92は、駆動シャフト94に沿って軸方向に間隔を置いた関係で連続的に構成される。駆動シャフト94は、駆動ベルト96および駆動プーリ98を介して、電子駆動モータ64の一方の端部に結合されている(図6A参照)。あるいは、駆動シャフト94は、駆動モータ64に直接結合され得る。コントローラ20によって調節される駆動モータ64の動作は、所望の回転速度で駆動シャフト94を回転させる。代表的な実装例において、駆動モータは、可変のレートで駆動シャフトを回転させる。代表的な実装例において、駆動モータは、可変レートで駆動シャフト94を回転させ得る。各ポンプロータアセンブリ54は、駆動シャフト94上のベアリング102によって支持される駆動歯車100を備える。従来の電磁クラッチアセンブリ68は、各駆動歯車100に結合される。各クラッチアセンブリ68は、コントローラ20に個別に結合される(図13に示されるように)。コントローラ20によって駆動された場合、所与のクラッチアセンブリ68は、駆動歯車100を駆動シャフト94と摩擦するように結合させ、これにより、駆動歯車100を回転させる。クラッチアセンブリ68がコントローラ20によって駆動されない場合、駆動シャフト94の回転が関連した駆動歯車100に伝えられない。
固定されたアイドラシャフト104は、ベアリングプレート92を通って延び、駆動シャフト94から間隔を置くか、またはオフセットされる。各ポンプロータアセンブリ54は、アイドラシャフト104上のブッシング108で支持される駆動歯車106をさらに備える。駆動ギア106は、駆動歯車100に個別に結合され、これにより、所与の駆動歯車100の回転は、そのそれぞれの駆動歯車106に回転を伝える。この構成において、各ポンプロータアセンブリ54は、各駆動歯車106と共に回転するように結合された(例えば、歯車取り付けネジ112によって)ポンプロータ110を備える。各ポンプロータ110は、使用の際に、移送管34の列形噴射ポンプセグメント46と係合するポンプローラのアレイを支持する。
コントローラ20による所与のクラッチアセンブリ68の駆動は、関連した駆動歯車100を駆動シャフト94に結合し、この駆動シャフトに、駆動モータ64によって回転が伝えられ、この駆動シャフト94は、次に、駆動歯車106を通じて関連したポンプロータ110に回転を伝える。ポンプロータ110の回転中に、ポンプローラ114は、関連したポンプセグメント46を係合させ、良好に理解されたぜん動性ポンピング動作によって液体を、移送管34を通して輸送する。
各ポンプロータアセンブリ54は、関連したポンプロータ110と位置合わせされた1対の保持ブラケット116を備える。保持ブラケット116は、各ポンプセグメント46の対向する両端部に形成されたマウント118と取り外し可能に嵌め合うように大きさが調整および構成される。保持ブラケット116は、ポンプセグメントマウント118と機能的に係合し、これにより、図5に示されるように、使用中に所望の動作ができるようにポンプローラ114と連係してポンプセグメント46を保持する。
かなり詳細に後述されるように、ポンプロータアセンブリ54の保持ブラケット116および移送管34のポンプセグメントの実装118が、所望のように一意的にコード化され(例えば、数をマッチングさせることによっておよび/または色をマッチングさせる事によって等)、選択されたポンプロータ110に対して選択されたポンプセグメント46の実装について所望の指示を促す。一意的にマッチングするコードは、さらに、関連した移送管34のスパイク38によって(例えば、番号付けおよび色付けされたタブ120によって)実行され、選択されたソース容器16に対する移送管34の所望の結合を促す。かなり詳細に後述されるように、調合制御マネージャ72によって生成されたユーザインターフェースのグラフィックは、好ましくは、この一意的コードを組み込み、これにより、移送セット12の使い捨てのコンポーネントをポンプステーション50のハードウェアコンポーネントと、および、調合制御マネージャ72によって提供された所望のソフトウェア機能とをマッチングさせる。
好ましくは、一意的にマッチングするコードは、例えば、1または2次元のバーコードを含む。この構成において、調合制御マネージャ72は、オペレータが溶液容器および移送セット上のバーコード表示を走査する物理的行為を実行することを必要とする。ソフトウェアとハードウェアと使い捨てコンポーネントとの間の統合(marriage)が、人間によるエラーのために、調合エラーのソースを最小化する。
図2Fに示されるように、移送セット12は、ポンプセグメント46とスパイク38との間の移送管34を1つのユニットとして所望の順序(order)で捕獲するように寸法調整および構成された、成形または製造されたプラスティックのストリップを含む管オーガナイザ128をさらに備える。この構成において、オーガナイザ128は、オペレータが、1つのユニットとしてポンプセグメント46を保持ブラケット116に実装することを必要とし、ポンプロータアセンブリ54に対する移送管24の順序は、オーガナイザ128によって予め決定される。オーガナイザ128は、さらに、移送管34は、所望の指示で調合デバイス18にロードされる。ことを保証する。
システム10は、医師が指示する時点で開始するステップ、調合の継続、ならびに最終製品を配送および受領といった調合プロセスの各ステージでの体系的なプロセス制御を可能にする。上述のように、指示は、病院ベースの電子指示システムを介して患者の場所から受信され得る。データが電子的に受け取られると、このようなデータは、調合制御マネージャ72に電子的に入力および伝送され得る。最終溶液容器14は、調合プロセスに先行するステップとして自動的にラベリングされ得る。調合プロセスは、その後、ソース容器ラベリングおよびバーコードとの組み合わせで最終溶液容器14へのラベリングを通じて制御および検証され得る。
(B.ポンプ制御基準)
これまで一般的に記載され、さらに詳細に後述されるように、所望の調合指示がオペレータによって入力され、コントロールパネル24のMPU58における調合制御マネージャ72は調合指示を実行する。通常、調合指示は、ソース溶液および最終溶液中に混合されるべき各ソース溶液の量を(重量または体積によって)識別する。調合制御マネージャ72は、(調合デバイス18におけるPPU60を通じて)個々のポンプロータアセンブリ54を連続調合モードで動作させ、すなわち、第1のポンプロータアセンブリ54を動作させて、所望の量の第1のソース溶液内に運び、次に、第2のポンプロータアセンブリ54を動作させて、所望の量の第2のソース溶液を最終容器14内に運び、所望の混合物を含むように所望の量の各ソース溶液が送達されるまでこれを続ける。
個々のポンプロータアセンブリ54を制御する際に、調合制御マネージャ72の事前プログラムされた規則は、好ましくは、事前に確立された送達精度基準を考慮に入れる。この基準は、達成されるべき調合タスクにより変動し得る。例えば、TPNに関して、送達精度基準は、0.2mL以上の成分の場合、任意の+/−5%以上の基準であり得る。+5%/−0%の送達精度基準は、過少充填の可能性を消去するように確率され得る。
調合制御マネージャ72の事前プログラムルールは、好ましくは、送達体積を考慮に入れる送達時間基準を含む。絶対誤差を可能な限り小さくすることには、より小さい送達体積で+/−5%以上のシステム送達精度目標を達成することが要求される。このようなより小さい絶対送達誤差は、調合制御マネージャ72がより厳しいプロセス制御を組み込むことを必要とし、これは、より小さい送達体積の場合、mLの送達ごとにより長い送達時間をもたらし得る。しかしながら、より大きい送達体積で+/−5%以上のシステム送達精度目標を達成するためにより大きい絶対誤差が許容可能である。例えば、10mLに対する1%の誤差は、0.1mLである。1000mLに対する同じ1%の誤差は10mLである。従って、調合制御マネージャ72は、より大きい体積に対して異なったプロセス制御を設定し得、これは、より大きい送達体積の場合、mLの送達ごとにより速い送達時間をもたらし得る。
調合制御マネージャ72は、さらに、同じソース溶液の並行処理にも対処できる。例えば、同じソース溶液が、2つのポンプロータアセンブリ54に存在する場合、両方のソース溶液が、並行に(同時に)ポンプされ、送達時間全体を短縮し得る。従って、連続的調合を用いて(すなわち、溶液を次々と)単一の容器に満たすために2分かかった場合、最終製品を含む溶液成分に応じて、並行調合は、この時間用件を潜在的に1分に短縮し得る。
調合制御マネージャ72の事前プログラムされた規則が、ポンプ駆動モータ64の所望の閉ループ制御を設定する。閉ループ制御は、好ましくは、従来の比例積分微分(PID)制御スキーマを実現して、ポンプ速度を制御し、所望の目標送達を達成する。PID制御スキーマは、現在の送達量と目標量との間の絶対差だけでなく、ある期間にわたって、絶対差が変化する速さも考慮に入れるポンプ集積コマンドを生成する。制御スキーマは、純粋に数学的なPIDモデルを用い得るか、または、これらの制御スキーマは、「ファジーロジック(fuzzy logic)」技術を組み込み得、所望の流量を取得するためにモータ速度を調整する方法を決定するために、推定および補完を用いる。ファジーロジック技術の使用は、乗算および除算命令を用いることなく、モータ速度制御機能を可能にし、これにより、処理の複雑性を最小化する。
ある代表的実施形態において、調合制御マネージャ72は、送達された体積と目標アプローチとの間の絶対差がプリセットされた量に近づくまで高速流量制御方式を実行する。この「減速」点において、調合制御マネージャ72は、流量をランプ下降(ramp−down)させ、低速流量制御方式を実行する。この方式の間、修正コマンドは、送達された体積と目標減衰との間の差のように連続的に小さくなる。この方式の間の流量の減少のレートは、線形または非線形であり得、非線形の減少の勾配は、凹状または凸状、あるいはこれらの組み合わせであり得る。
所望の実現において、調合制御マネージャ72は、目標体積に近くなると、それぞれのポンプロータアセンブリをステップ化するか、または脈動させ、PPU60は、ロータ回転センサ70と通信し得、これにより、ロータの回転は、複数のインクリメント的なセンシングステップと関連し得、ロータの回転は、次に、ロータ回転のインクリメント角度(例えば、完全な1回転(360度)は、500回のインクリメント的なセンシングステップと関連し得、従って、各インクリメント的にセンシングされるステップは、0.72度の回転である。このようにして、PPU60は、目標体積に近付いた場合、ポンプロータ回転の小さいインクリメント単位に対して非常に正確なポンプコマンドを生成して過剰な充填を防ぐ。
(III.移送セットの技術的特徴)
記載する前に、典型的な調合セッションについて、通常、少なくともいくつかの同じソース溶液の混合物を必要とする一連の調合指示がある。この構成において、オペレータは、採集溶液容器14を同じマニホルド36と繰返し交換する。
これらの状況において、ソース溶液として脂肪エマルジョンを必要とする調合指示は、マニホルド36内に残滓を残し得る。マニホルド36内に残ったこの残滓は、体積は小さいが、脂肪エマルジョンを指定し得ない次の調合指示の最終溶液容器14に導入され得る。意図されない残滓は、脂肪エマルジョンがないようにサポートされる調合指示の最終溶液容器14内に、通常、「リピドヘイジング(lipid hazing)」と呼ばれるものを引き起こす。
図2Bにおいて、リピドヘイジング効果を最小にするために、使用中に、脂肪エマルジョンの運搬専用であるように意図された移送管34’がある。すでに述べられたように、必要とされるバーコード走査と結合された固有の符号化構成は、この移送管34’が、使用中に、ソース容器からの脂肪エマルジョンの運搬専用であることを保証するように組み込まれ得る。調合中に、脂肪エマルジョンは、他のソース溶液に先だって、最終溶液容器14内に運ばれる。従って、脂肪エマルジョンの後の他のソース溶液の調合が、残った脂肪エマルジョンをマニホルド36から最終溶液容器14内にフラッシュするために利用される。
後続の調合は、スパイク42がアウトレット44から引き出される場合、マニホルド36内に一時的真空が発生する。アウトレット44からスパイクを引き出すことによって生成された一時的真空に対してバルブ48が開き得、ソース溶液の小さいボーラスをマニホルド36に引き込む。脂肪エマルジョンの残滓は、このボーラス内に含まれ得る。
示された構成において、脂肪エマルジョン移送管34’と直線上にあるマニホルド36内のバルブ48’は、脂肪エマルジョンソース容器に結合されない移送管34と直線上にあるマニホルド36内の他のバルブの開放または「クラック」圧力よりも大きい、バルブ開放またはクラック圧力を有するようにサイズ調整および構成される。脂肪エマルジョン移送管34’と一直線上にあるバルブ48’のより大きいクラック圧力は、スパイク42がアウトレット44から引き出された場合に閉じられるバルブ48’を保持するように選択される。
使用において(図2Cに示されるように)、スパイク42は、アウトレット44から引き出され、脂肪エマルジョン移送管34’と一直線上にないバルブ48のクラック圧力がより小さくなるように、アウトレット44からスパイク42を引き出すことによって引き出された一時的真空に応答して、これらのバルブ48は開かれ得る。しかしながら、脂肪エマルジョン移送管34’と一直線上にあるバルブ48’のクラック圧力がより大きいために、バルブ48’は、スパイク42がアウトレット44から引き出された場合は閉じられたままである。従って、スパイク42が引き出され、かつマニホルド36内に一時的真空が発生すると、マニホルド36内に引き込まれ得るすべてのソース容器からソース溶液の小さいボーラスは、脂肪エマルジョンを含み得ない。従って、脂肪エマルジョンの残滓は、最終溶液容器14が交換された場合、マニホルド36内に入ることが防止される。
これに代わる構成において(図2Dおよび図2Eを参照)、脂肪エマルジョンの運搬専用のある移送管34’用に利用されるぜん動性ポンプロータアセンブリ54’は、コントローラ20の指示(direction)下で回転を逆にすることができる。逆回転は、負の圧力を生成し、かつ、閉じられた一直線上の閉じられたバルブ48’を引き込む。この構成において、コントローラ20は、オペレータがアウトレット44からスパイクを除去する前に、脂肪エマルジョンポンプアセンブリ54’の逆回転を命令する。図2Eに示されるように、スパイク42を除去すると、負のポンプ圧の対向力により閉じたままである脂肪エマルジョン管34’におけるバルブ48’以外のバルブが開き得る。上述のように、スパイク42が除去されると、すべてのソース容器からのソース溶液のボーラスは、脂肪エマルジョンを除いて、マニホルド36に引き入れられ得る。
スパイク42の除去によって生成された真空は、スパイク42が引き込まれると、前方方向に他のぜん動性ポンプロータアセンブリ54を脈動することによって増強され得る。この構成において、脂肪エマルジョン移送管34’を利用するバルブ48’のクラック圧は、他のバルブ48のクラック圧と異なる必要はない。
(IV.コントローラの技術的特徴)
(A.調合制御マネージャ)
調合制御マネージャ72は、コントロールパネル24のMPU58に常駐する。調合制御マネージャ72は、臨床医が所与の調合プロトコルに付随する情報を入力し、閲覧し、調節し、かつ、オフロードすることを可能にする。
通常、調合制御マネージャ72は、リアルタイムフィードバックとのオペレータおよびグラフィックユーザインターフェース(GUI)要素を介する調合デバイスとのインタラクションを提供するプログラム言語である。Windows(登録商標)ベースのグラフィカルフォーマットで生成されるGUI要素は、調合制御マネージャ72によって生成された様々な入力および出力を表示し、ユーザが調合制御マネージャ72によって利用される情報を入力および調節することを可能にして、調合デバイス18を動作させる。
GUI要素を開発するために、調合制御マネージャ72は、特定の第三者の規格品のコンポーネントおよびツールを利用し得る。一旦開発されると、調合制御マネージャ72は、標準的なウィンドウベースのソフトウェアプログラムとしてメモリデバイスに常駐し得る。
図9A〜9Wは、調合制御マネージャ72の代表的な実施形態によって生成される表示画面のウォークスルーであり、これは、調合制御マネージャ72の様々な特徴を示す。
初期スタートアップモードのソフトウェアの起動の後に、メインワーク領域がディスプレイデバイス76に生成され、ディスプレイデバイス76は、ログイン画面200を最初に開く(図9A)。ログイン画面200は、バーコードスキャナを用いてオペレータバッジナンバーをスキャンするか、あるいは、グラフィカルタッチスクリーン入力パッドにバッジナンバーまたは他の選択された識別の形式を入力することによって、オペレータにオペレータ自身を識別することを促す。この識別手続きは、ログインするおよび/またはセキュリティクリアランスのオペレータのレベルを評価するために必要とされる。望ましくは、システムアドミニストレータは、既に確立された認証されたユーザのリストを有しており、このリストとサインインデータとが比較される。
一旦認証された識別が入力されると、ログイン画面200は、メイン画面202によって置き換えられる(図9B)。メイン画面202は、連続的に番号が付けられたポンプステーションのデータフィールド204を表示する。ポンプステーションのデータフィールド204は、望ましくは、調合デバイスの煽動ポンプロータアセンブリ54の左から右への配置に応じて番号が付けられる。番号はまた、望ましくは、前述されたように、調合デバイス18の煽動ポンプロータアセンブリ54に割り当てられたカラーコードに応じて、カラーコードが付けられる。
各ポンプステーションのデータフィールド204は、オペレータがどの溶液が配達されるべきかを識別する溶液フィールド206、および、その溶液フィールドがどれだけ配達されるべきかを識別する量フィールド208を含む。溶液フィールド206は、TOUCH TO PROGRAM STATION(プログラムステーションにタッチする)を促すタッチボタン210を含む。プロンプトボタン210をタッチすることは、オペレータが、調合制御マネージャ72によって必要とされる溶液フィールド206および量フィールド208にデータを入力することを可能にする。
プロンプトボタン210を最初にタッチすることは、溶液プログラミングボックス212を開く(図9C)。溶液プログラミングボックス212は、溶液タイプ(DEX(グルコース)、AMINO(アミノ酸)、LIPID(脂肪乳剤)、LYTES(電解質))の特定の識別を含むか、あるいは、オペレータが別の溶液タイプ(OTHER)を指定するか、または、利用可能な溶液のリスト(LIST)を求めることを可能にするタッチボタンのアレイをメイン画面202内に表示する。望ましくは、システムアドミニストレータは、後述されるように、メイン画面202のOPTION MENU(オプションメニュー)タッチボタン214を用いて、以前に確立された溶液のリストを有していてもよい。溶液プログラミングボックス内の他のタッチボタンは、オペレータが溶液のリスト(PREVIOUS SOLUTION(前回の溶液)、 NEXT SOLUTION(次回の溶液))をスクロールすることを可能にする。別のボタン(OK)は、識別された溶液の検証および溶液フィールド206のその溶液の入力を可能にするか、溶液フィールド206にデータ入力のない溶液プログラミングボックスに近い終了ボタン(CANCEL)が可能にする。特定の溶液タイプ(例えば、DEX)のボタン(図9Dを参照)の選択は、リストのそのタイプ(すなわち、グルコース70%)の溶液のみを入力するか、または、様々な選択がなされる場合は(例えば、AMINOを選択することによって)、溶液タイプの溶液リスティングボックス216を表示する。オペレータは、その溶液リスティングボックスから、その溶液タイプをタッチによって選択する(図9Eを参照)。
一旦溶液タイプが選択されると、オペレータは、溶液プログラミングボックス212のOKボタンを選択し、その溶液タイプは、ポンプステーションデータフィールド204の溶液フィールド206に現れる(図9Fを参照)。量プログラミングボックス218がまた開かれ(図9F)、溶液プログラミングボックス218を置き換える。量プログラミングボックス212は、グラフィカル数字キーパッドを含み、このグラフィカル数字キーパッドによって、オペレータは、選択された単位で表される量を入力し得る。選択された単位で表される量が、ソース溶液容器から最終の容器(例えば、mLで表される体積)に、選択されたポンプステーションによって移動される。量の単位はまた、DOSE CALCULATOR(服用量計算機)タッチボタン220の利用によって指定され得る。一旦数量が入力されると、量プログラミングボックス218のENTER(入力)タッチボタンを押すことで、ポンプステーションデータフィールド204の量フィールド208に入力された量を入力し(図9Fを参照)、量プログラミングボックス218が閉じる。
ステーション制御ボックス222(図9Gを参照)はまた、ステーション番号識別アイコン224を押すことによって、オプションで選択され得る。ステーション制御ボックス222は、ソリューションフィールド206で識別された溶液の移動が、オペレータがCONFIRM SOLUTION(溶液を確認する)タッチボタン226を押すことによって確認されることを必要とする。CONFIRM SOLUTIONタッチボタン226を押すと、溶液確認ボックス(228)が開く(図9H)。オペレータは、ソース溶液容器のバーコードをスキャンする(バースキャナ入力デバイス82を用いて)ように促される。このバーコードは、例えば、溶液のタイプ、溶液のロットナンバー、およびその使用期限日を識別する。バーコードをスキャンすることによって、調合制御マネージャ72は、検証および溶液トラッキング目的で、この情報を特定の調合オーダーにリンクする。さらに、調合制御マネージャ72は、使用期限日制御を実装して、期限切れの溶液の利用をロックアウトし得る。バーコードスキャニング機能の調合制御マネージャ72との統合は、ロットナンバーおよび使用期限日トラッキングならびに/あるいは調合デバイス18の動作についての検証を統合する。
オペレータはまた、ポンプステーション番号に対応する固有のコーディングを有する移動チュービング34が、バーコードがスキャンされるソース容器に結合されることを視覚的に保証し、かつ、そのポンプステーションの移動チュービング24の固有のコードのバーコードコンポーネントをスキャンするように促される。正確なソース溶液容器15および移動チュービング24の確認は、バーコードをスキャンすることによって、オペレータによってなされ、溶液確認ボックス228の情報が更新される(図9Iを参照)。完全な確認が達成された後、オペレータは、溶液確認ボックス228のOKタッチボタンを押すことができる。
溶液フラッシュボックス230(図9J)はまた、ステーション制御ボックス222のFLUSHステーション制御ボタンを押す(図9G)ことによってオプションで選択され得る。溶液フラッシュボックス230は、オペレータが、SHORT FLUSH(例えば、2秒)またはLONG FLUSH(例えば、5秒)を導くことを促すタッチボタンを含む。この時間に、調合制御マネージャ72は、選択されたポンプステーションの対応する煽動ポンプロータアセンブリ54を動作させる。ロードセル30は、重量変化をモニタリングし、最終の容器14に溶液への入力を指示し、(望まれる場合は)ソース溶液容器16と最終の容器14との間に流れの伝達が存在することを検証する。溶液フラッシュボックス230は、フラッシュの完了を指示し(図9Kを参照)、オペレータは、EXITタッチボタンによってメイン画面202に戻るように促される。フラッシュは、調合の開始の前に必要とされないが、オプションの設定ステップ時に利用可能である。
オペレータは、プログラミングが完了する前に、各ソース溶液および各ポンプステーションについて、上述のシーケンスに従うように促される。図9Lは、(i)オペレータが調合制御マネージャ72のプログラミングを完了して、137mLの70%グルコース(ポンプステーション1)、54mLの15%ノバアミン(ポンプステーション2)、77mLの10%トラバソル(ポンプステーション3)、および216mLのステライル水(ポンプステーション9)をソース溶液容器から最終の容器へ混合し、(ii)オペレータがまた、適切なソース溶液および移動チュービング設定が存在することを各ポンプステーションについて検証した後の、メイン画面202を示す。図9Lが示すように、メイン画面202は、各ポンプステーションボックス204のそれぞれのフィールド206および208に溶液および量をリスト化し、さらに、オペレータにハイライトされたSTART(開始)タッチボタン232を押すように促す。STARTタッチボタンの選択時に、調合が、複合制御マネージャ72の制御下で直ちに開始する。オペレータがSTARTボタン232を押した時に、1つ以上のソース溶液が確認されなかった場合、調合制御マネージャ72は、自動的に、調合の開始が可能になる前に、オペレータに各残りのソース溶液を確認するように促す。STARTタッチボタン232は、全ての必要とされる予備ステップが満足に完了するまで、調合制御マネージャ72によってイネーブルされない。
あるいは、オペレータは、メイン画面202のAUTO PGMタッチボタン232を選択し得る(図9Lを参照)。これは、システムアドミニストレータによって確立されるプログラミングされたスケジュールキューのリストを表示するキュー選択画面236(図9P)を開く。オペレータは、所望のキューを選択し、キュー選択画面336のENTER(入力)タッチボタンを押す。調合制御マネージャ72は、メモリにオーダーキューリストを保持し、メイン画面202(図9Qを参照)は、オペレータが、1度に1つ、キューボックス238の現在のオーダーキューリストを閲覧するのを可能にする。この構成では、オペレータは、メイン画面202のプログラミングされたオーダーキューリストからオーダーを選択し、調合を開始する。あるいは、オペレータは、調合される最終の溶液容器のバーコードをスキャンし得る。調合制御マネージャ72は、この最終の容器の調合オーダーをアップロードおよび提示する。
調合が進むにつれ、調合制御マネージャ72は、(インクリメントすることによって)番号TOTAL DELIVEREDフィールド240およびメイン画面202のそれぞれのポンプステーションフィールド204の量フィールド208(図9M)を更新し、いくつかのソース容器16から最終の容器14への液体の連続的移動を示す。図9Mでは、ポンプステーション1、2、および3はプログラムされている。ステーション1は、そのポンピングを完了している(所望の138mLを配達している)。ステーション3は、ポンピングを開始している(38mLをポンピングしている)。ステーション9は、開始を待っている。TOTAL DELIVERED(全ての配達された)フィールド240は、176mLを示し、176mLは、ポンプステーション1、2、および3によってポンピングされた量の現在の合計である。PUMPING(ポンピング)アイコン242は、調合が進行中であることを示すように図示されている。オペレータは、所望であれば、図示されるSTOP(停止)タッチボタン244を押すことによって調合を終了させ得る。
調合の過程で、ロードセル30が最終の容器14への液体移動がないことを示す場合、調合制御マネージャ72は、ポンピングアラームを発生させる。調合制御マネージャ72は、このアラーム条件が発生するときに、調合手続きを中断する。調合制御マネージャ72は、ポンピングアラーム画面246を開く(図9N)。INTERRUPTED(中断された)アイコン248はまた、調合が進行していないことを示すように図示されている。情報フィールド250は、アラーム条件に属する情報を表示する。情報フィールド250は、オペレータが正しいアクションを取るように促し、RESUME(再開)タッチボタン252を押すことによって、再び調合を開始する。
調合が完了している場合、調合制御マネージャ72は、情報フィールド250のCOMPLETE(完了)メッセージを表示し(図9O)、オペレータが最終の容器14を取り除くように促す。
オペレータは、調合制御マネージャ72を再プログラムし、上記のステップのシーケンスに従うことによって、別の調合体積を実行し得る。
メイン画面202には、様々なサポート機能を実行するために利用され得る他のグラフィカルボタンが存在する(図9A)。例えば、OPTION MENU(オプションメニュー)タッチボタン214を押すことによって、オプションメニュー画面が表示される(図9R)。オプションメニュー画面は、オペレータが、管理機能のリストの中から選択するように促し、このリストは、示される実施形態では、REPEAT LAST ORDER(最後のオーダーを繰り返す)、ORDER HISTORY(オーダー履歴)、SETTINGS AND DIAGNOSTICS(設定および診断)、ならびにSIGN OFF(サインオフ)を含む。REPEAT LAST ORDERボタンを押すことで、自動的に、調合制御マネージャが最も最近のオーダーに従って調合を行うように設定する。ORDER HISTORYボタンを押すことで、オーダー履歴画面を表示し(図9S)、オーダー履歴画面は、調合制御マネージャ72によって実行された調合オーダーをリスト化する。これらの調合オーダーは、調合制御マネージャ72によってメモリに維持される。SETTINGS AND DIAGNOSTICSボタンを押すことで、設定および診断画面260を表示し(図9T)、設定および診断画面260は、上述のように、溶液プログラミングボックス212の利用可能なソース溶液のリストを確立することなど(図9Dおよび図9E)、システムアドミニストレータが実行し得る付加的な管理機能を表示する。他の付加的な管理機能は、この画面を介してアクセスされ得る。SING OFFボタンを押すことで、新しいログイン画面を表示し、調合制御マネージャ72は、オペレータからの新しいオーダーシーケンスを待つ。
図示される実施形態では、メイン画面202はまた、CALIBRATE SCALE(較正スケール)タッチボタン262を含む(図9A)。押されると、ボタン262は、命令画面を開き(図9W)、命令画面は、ロードセルを較正するステップのシーケンスを介してオペレータを導く。
HELP(ヘルプ)アイコン264がまた、メイン画面202に表示される(クエスチョンマークによって識別される−−?)。メイン画面202のHELPアイコン264を押すことで、メイン画面のヘルプ画面266が開き(図9U)、メイン画面のヘルプ画面266は、通常、調合制御マネージャ72に属する利用可能なヘルプトピックスのリスト、および調合デバイス18の動作を表示する。望ましくは、HELPアイコン264はまた、調合制御マネージャ72によって生成される全ての他の機能画面またはボックスに存在する(例えば、図9A、9E、9H、9Pを参照)。任意の所与の画面のHELPアイコン264を押すことで、内容を感知するヘルプ画面268を開き、この画面は、所与の画面が実行する特定の機能に付随するガイダンスを提供する。例えば、図9Vは、ポンプアラーム画面246のHELPアイコン264(図9N)が押されたときに開く、内容を感知するヘルプ画面268を示す。示されるように、ないように特定のヘルプトピックは、NO SOLUTION FLOW ALARM(溶液の流れのアラームなし)であり、この画面は、アラーム条件を訂正する命令を提供する。
望ましい実装例では、調合制御マネージャ72は、その事前にプログラミングされた構造内に、例えばMPEGフォーマットのトレーニングおよび/またはヘルプビデオファイルの統合された選択を組み込む。この統合されたトレーニングおよび/またはヘルプビデオファイルは、フォーマットされた事前にテープ録音録画されたビデオ映像(footage)およびストリーミングオーディオを含む。表示画面76の調合制御マネージャ72によって提示される場合に、ファイルは、直接視聴的および聴覚的方法でオペレータと情報を通信する。この通信のプラットフォームは、調合制御マネージャ72の統合された部分を形成し、オペレータに、内容に特定の情報へのダイレクトかつリアルタイムのアクセスを提供して、オフラインのトレーニングマニュアルまたは別個のCDに頼る必要性を排除する。
代表的な実装例では、メイン画面202のHELPアイコン264を押すことで、メイン画面ビデオトレーニング/ヘルプ画面270を開く(図14A)。画面270は、通常、調合制御マネージャ72および調合デバイス18の動作に属する利用可能なトレーニング/ヘルプトピックのリストを表示する。この画面は、MPEG表示領域272を組み込み270、MPEG表示領域272では、調合制御マネージャ72のトレーニングおよび/またはヘルプビデオファイルが表示される。命令/ヘルプトピックを選択することで、関連するMPEGファイルが実行する。
例として、図14B(1)〜図14B(8)は、「調合物をプログラミングする。」ためのトレーニング/ヘルプビデオからの代表的な画面キャプチャを示す。関連するストリーミングサウンドファイルによる、トレーニング/ヘルプビデオは、調合制御マネージャ72のグラフィカルユーザインターフェースを用いて、オペレータに調合オーダーを入力するステップを介して歩かせる。これらのステップは、図9Bから図9Fを参照して、前述された。トレーニング/ヘルプビデオは、第1のステップがソース溶液を識別する(図14B(2))ことであり、次に進んで(図14B(3))、視覚的および聴覚的命令によって、Solution Programming Box(溶液プログラミングボックス)212を用いる手続きを進めることである(図9Cおよび図9Dに関連して前述された)ことを説明する。トレーニング/ヘルプビデオは、次のステップが溶液の体積を決定する(図14B(4))ことであり、次に進んで(図14B(5)〜図14B(7))、視覚的および聴覚的命令によって、Amount Programming Box(量プログラミングボックス)218を用いる手続きを進めることである(図9Fに関連して前述された)ことを説明する。トレーニング/ヘルプビデオは、オペレータがプログラミング手続きの達成を成功するように設定することによって、終了する(図14B(8))。
ここまでで理解され得るように、調合制御マネージャ72は、画面を混雑させすぎることなく、可能な限り1つの画面に多くの情報/制御を提示する、インタラクティブなユーザおよびインターフェースを発生させる役割を果たす。特に、これらの特徴は、(i)ユーザの入力ポイントに非常に焦点を当て、かつ、大きなディスプレイおよびキーパッド領域を利用することによって、ユーザの入力エラーを最小化すること、(ii)経験のあるユーザのキーストロークを最小化すること、(iii)経験のないユーザに対して可能な限り多くのヘルプを提供すること、ならびに(iv)「スマートヘルプ」を利用可能にすることによって、サービスの呼び出しを最小化することである。
調合制御マネージャ72は、ダイレクトソフトウェアプロセス制御下で、重力測定の調合デバイス18の動作を可能する一方で、プロセス品質制御メカニズムとしてバーコードを利用する。
(B.オーダー入力プロセスマネージャ)
オーダー入力プロセスマネージャ84は、コントローラ20にリンクされたコントローラ20のMPU58に、および/または、別のワークステーションにインストールされ得る。オーダー入力プロセスマネージャ84は、調合制御マネージャ72の向上したオーダー入力機能の並びを提供する。オーダー入力プロセスマネージャ84はまた、患者ごとに、情報管理機能およびラベル印刷機能を提供し、簡略化されかつ整備されたオーダーデータレコード格納および制御を可能にする。この機能は、調合デバイス18の調合制御マネージャ72に対するオーダーデータの通信と一体化され、それにより、エラーを最小化する信頼性のある様式で、セットアップ、動作、および調合システム全体の管理を促進する。オーダー入力プロセスマネージャ84は、中央集中型または分散型オーダーデータ入力、オーダーデータ格納、オーダーデータ操作、およびオーダーデータ通信システムを可能にする。
オーダーデータ入力プロセスマネージャ84は、望ましくは、キーボード/マウスデバイス78を介してデータ入力を受け取り、コントロールパネル24の表示画面76を介してか(図8Aに示される)、または、専用のディスプレイデバイス300を介して(図8Bから図8Fに示される)データ出力を提供する。オーダー入力プロセスマネージャ84はまた、望ましくは、レポートを提供し、かつ、ペーパー形式でラベリングするプリンタ302にリンクされる。
オーダー入力プロセスマネージャ84は、専用のユーザインターフェースを生成するように開発され得る(調合制御マネージャ72のように)。しかし、望ましくは、オーダー入力プロセスマネージャ84は、例えば、Apache(登録商標)またはJava(登録商標)動作環境を用いて、グラフィックベースの環境(例えば、Windows(登録商標)、Linux(登録商標)等)で開発される。これらの動作環境は、Microsoft(登録商標) Internet Explorer、Netscape(登録商標) Navigatorまたは等価なパブリックにアクセス可能なブラウザ等、従来のウェブサーバまたはブラウザソフトウェア86に関連付けて利用され得る。この構成では、オーダー入力プロセスマネージャ84は、望ましくは、オペレータに、ブラウザベースのグラフィックユーザインターフェース(GUI)要素を介するリアルタイムのフィードバックおよび調合デバイスのコントローラ20とのインタラクションを提供する、プログラム言語を含む。ブラウザベースのGUI要素は、オペレータが、調合制御マネージャ72によって利用される情報を入力および調節して、調合デバイスを動作させることを可能にする。これは、調合デバイスの専用の調合制御マネージャ72が、従来のブラウザデータ入力および出力プラットフォームの1つ、いくつか、またはネットワーク全体とリンクすることを可能にする。このネットワークは、単一のローカルサイトまたはリモートサイトのネットワークを含み得る。この態様で実装される場合、オーダー入力プロセスマネージャ84は、ネットワーク機器機能を可能にし、それにより、認証されたオペレータがなすべき全てのことは、ブラウザを調合デバイス18のMPU58と接続させて、調合デバイス18を制御することを可能にすることである。ネットワーク機器機能は、調合デバイス18のユーザビリティおよびフレキシビリティを著しく向上させる。
ブラウザベースのGUI要素を開発するために、オーダー入力プロセスマネージャ84は、Apache(登録商標)またはJava(登録商標)動作環境等で利用可能な特定の第三者の規格品のコンポーネントおよびツールを利用する。一旦開発されると、オーダー入力プロセスマネージャ84は、メモリデバイスにソフトウェアプログラムとして常駐し得る。オーダー入力プロセスマネージャ84は、ブラウザを実行させて、異なるオーダー入力プラットフォームを提供し得るラップトップまたはデスクトップワークステーションコンピュータ、PDAデバイス、または任意の他のデバイスによってアクセスされ得る。
(C.調合制御マネージャとの関連)
オーダー入力プロセスマネージャ84およびブラウザソフトウェア86は、調合デバイス18のコントローラ20にインストールされた調合制御マネージャ72との種々の異なる関連を収容する。
基本の形式(図8Aを参照)では、オーダー入力プロセスマネージャ84およびブラウザソフトウェアは、調合デバイス18のコントロールパネル24のMPU58にインストールされ。単一のコントロールパネルを構成し得る。この構成では、コントロールパネル24のディスプレイデバイス76は、調合デバイスへのオーダー入力およびラベル印刷のために、オーダー入力プロセスマネージャ84のブラウザベースのインターフェースをサポートし、かつ、調合デバイスの動作中に、調合制御マネージャ72の専用のタッチスクリーンインターフェースをサポートする。
別の構成(図8Bを参照)では、ブラウザソフトウェア86は、調合デバイス18と同一の設備に配置されるデータ入力ワークステーションにインストールされ得る。データ入力ワークステーション304は、調合デバイス18の近くに配置され得るか、または、設備内の調合デバイスから物理的に分離され得る。この構成では、データ入力ワークステーション304のブラウザソフトウェア86は、例えば、ハブのないローカルエリアネットワーク接続を介して、調合デバイス18のコントロールパネル24のMPU58に常駐するオーダー入力プロセスマネージャ84にリンクされ、単一のデータ入力ステーション設定を構成する。この構成では、データ入力ワークステーション304のディスプレイデバイス300は、調合デバイスへのオーダー入力およびラベル印刷のために、オーダー入力プロセスマネージャ84のブラウザベースのインターフェースをサポートする。コントロールパネル24のディスプレイデバイス76は、調合デバイス18の動作中に、調合制御マネージャ72の専用のタッチスクリーンインターフェースをサポートする。
別の構成(図8Cを参照)では、ブラウザソフトウェア86は、調合デバイス18と同一の設備に配置されたいくつかのデータ入力ワークステーション304にインストールされ得る。データ入力ワークステーション304のブラウザソフトウェア86は、例えば、ローカルエリアネットワークとしてのハブ306またはスイッチを介して、調合デバイス18のコントロールパネル24のMPU58に常駐するオーダー入力プロセスマネージャ84にリンクされ、複数のデータ入力ステーション設定を構成し得る。この構成では、各データ入力ワークステーション304のディスプレイデバイス300は、調合デバイス18へのオーダー入力およびプリンタ302によるラベル印刷のために、オーダー入力プロセスマネージャ84のブラウザベースのインターフェースをサポートする。それにより、単一の調合デバイス18は、いくつかのオーダー入力ワークステーション304にリンクされる。調合デバイス18のコントロールパネル24のディスプレイデバイス76は、調合デバイスの動作中に、調合制御マネージャ72の専用のタッチスクリーンインターフェースをサポートする。
別の構成(図8Dを参照)では、ブラウザソフトウェア86は、いくつかの調合デバイス18と同じ施設に配置されたいくつかのデータエントリワークステーション304にインストールされてもよい。データエントリワークステーション304のブラウザソフトウェア86は、例えば、サーバ308を介してリンクされて、イントラネット施設ネットワーク310を形成し、いくつかの調合デバイス18のコントロールパネル24のMPU58に常駐しているオーダーエントリプロセスマネージャ84は、ハブ312を介してサーバ308にリンクされて、完全にネットワーク化されたデータエントリ、複数の調合ステーションコンフィグレーションを構成する。この構成では、各データエントリワークステーション304のディスプレイデバイス300は、調合デバイス18へのオーダーエントリおよびプリンタ302によるラベル印刷のために、オーダーエントリプロセスマネージャ84のブラウザベースインタフェースをサポートする。これにより、複数の調合デバイス18は、複数のオーダーエントリワークステーション304にリンクされ得る。各調合デバイス18のコントロールパネル24におけるディスプレイデバイス76は、各調合デバイスの動作中に、調合コントロールマネージャ72の専用タッチスクリーンインタフェースをサポートする。図8Dに示されるように、ブラウザソフトウェアは、PDAデバイス314、およびブラウザを作動させることができる任意の他のデバイスにインストールされて、異なるオーダーエントリプラットフォームを提供してもよい。
別の構成(図8Eを参照)では、ブラウザソフトウェア86は、1つ以上の調合デバイス18が設置された別の施設318から遠隔にあるデータエントリ施設316に配置された1つ以上のデータエントリワークステーション304にインストールされてもよい。遠隔データエントリ施設316における1つ以上のデータエントリワークステーション304のブラウザソフトウェア86は、パブリックインターネット320を介して、遠隔調合施設318における調合デバイス(単数または複数)18のコントロールパネル(単数または複数)24のMPU(単数または複数)58に常駐しているオーダーエントリプロセスマネージャ84にリンクされ得る。もちろん、遠隔リンケージの他の形式が用いられてもよい。ブラウザソフトウェア56は、独立で、または、遠隔ワークステーション304へのインストールと共に、ローカル調合施設318の1つ以上のデータエントリワークステーション304にインストールされてもよい。ブラウザソフトウェア56は、さらに、パブリックインターネット320を介して調合デバイス(単数または複数)18のコントロールパネル(単数または複数)24のMPU(単数または複数)58でオーダーエントリプロセスマネージャ84にリンクされてもよい。施設316および318が共通の動作エンティティの一部である場合、オーダーエントリプロセスマネージャ84およびブラウザソフトウェア56は、データエントリ施設316とデータ調合施設322との両方に遠隔であるデータセンター施設322に配置されたデータ収集/管理ワークステーション304にインストールされてもよい。データセンター322は、患者情報および調合施設318用の調合リソースの情報データベース324を保管し、さらに、パブリックインターネット320を介してデータエントリ施設316および調合施設318にリンクされる。
図8Eに示される構成の改変(図8Fを参照)では、パブリックインターネット320を介して、ホストデータエントリサービス施設326(ここに、オーダーエントリプロセスマネージャ84がインストールされている)が1つ以上の遠隔データエントリ施設328A,328B,328C,328Dに接続され得る。このホストデータエントリサービス施設326は、さらに、パブリックインターネットによって仮想プライベートネットワーク328を介して、遠隔調合施設330(ここでは、調合コントロールマネージャ72は、調合デバイス18のコントロールパネル24におけるMPU58にインストールされている)にリンクされてもよい。ブラウザソフトウェア86は、遠隔データエントリ施設328A〜328Dに配置されたデータエントリワークステーション304にインストールされる。ホストデータエントリサービス施設326は、全ネットワークのために、データ収集および管理データベース332を保管する。この様態で、複数のオーダーエントリ施設328A〜328Dが中間のサービス施設326(このサービス施設326は、また、中央収集および管理データベース332を保管してもよい)を介して1つの調合施設330にリンクされてもよい。
(B.オーダーエントリプロセスマネージャの機能)
図10Aは、オーダーエントリプロセスマネージャ84の代表的な実装例が保有し得る、オペレータが選択可能な機能別モジュールの一般的な概略図を示す。図示されるように、これらの機能別モジュールは、処方オーダーモジュール400、ソース溶液モジュール402、レポートモジュール404、管理モジュール406、およびナビゲーションモジュール408を含む。処方オーダーモジュール400によって、オペレータは、先に存在する化合物式または新しい化合物式を参照して、所与の患者に対する処方オーダーを入力し、かつ、調合のオーダーをスケジューリングすることが可能となる。ソース溶液モジュール402は、処方オーダーモジュール400の化学式ライブラリにおいて相互参照される利用可能なベースソース溶液および添加物ソース溶液の在庫目録を保管する。レポートモジュール404は、調合アクティビティを追跡して、これらのアクティビティに関する様々な管理レポートを生成する可能性をオペレータに提供する。管理モジュール406は、調合アクティビティをサポートする様々な管理タスクの性能があるという点でオペレータに役に立つ。ナビゲーションモジュール408は、オーダーエントリプロセスマネージャ84を用いるオペレータを支援する。各モジュールは、以下に詳細に説明するように、モジュールを用いる際にオペレータが選択可能である1つ以上の機能別コンポーネントを含む。
所与のオペレータは、システム管理者が所与のオペレータに許可を出したアクセスオプション(これらのアクセスオプションは、実行するためにオペレータが必要とされる機能に基づく)に基づいて、これらの機能別モジュールの1つ以上へのアクセス得ることが可能である。例えば、アクセスオプションの階層は、医師または薬剤師(それらが調合オーダーを特定する、または入力する)、調合アクティビティ管理者(それらの機能は、管理の観点から調合機能を監督することである)、ならびに、調合技術者(それらの機能は、1つ以上の調合デバイス18を動作させることである)によって用いられるために特定され得る。利用可能な機能別モジュールは、メインスクリーンまたはホームページ上にメニューボックスの選択肢として表示され得る。このメインスクリーンまたはホームページは、一度、所与のオペレータが適切なログ−オンスクリーン上で名前および割り当てられたパスワードによってオペレータ自身を特定すると、開く。
例えば、図11Aは、医師または薬剤師アクセスオプションを有するオペレータ用の代表的なメインスクリーンまたはホームページ410を示す。図11Aが示すように、全ての機能別モジュール400〜408がこのアクセスレベルの選択に対して利用可能である。なぜなら、医師または薬剤師の職務の性質がオーダーエントリプロセスマネージャ84の全ての機能へのアクセスを必要とし得るからである。例えば、図11Bと比較する。図11Bは、選択肢がより少ない機能別モジュールへのアクセス(なぜなら、技術者の職務は、オーダーエントリプロセスマネージャ84の全ての機能別機能へのアクセスを必要としないからである)を提供する、調合技術者用の代表的なメインスクリーンまたはホームページ410’を示す。所与の個人がアクセスし得る機能別モジュールメニューボックスが、オーダーエントリプロセスマネージャ84によって生成された他のスクリーンの左サイドにある列に現れ得る。
オペレータが医師または薬剤師アクセスレベルにあり、図11Aに示されたホームページを閲覧していると仮定すると、オペレータは、マウスクリックを用いて、所望の機能別モジュールを選択し得る。オペレータが所与の患者に対する処方オーダーを入力しようとしていることを仮定すると、PRESCRIPTION ORDER(処方オーダー)メニューボックス400のPatients(患者)コンポーネント上をマウス−クリックし、図11Cに示されるPATIENT MAIN PAGE(患者メインページ)412を開く。このウィンドウ412は、オーダーエントリプロセスマネージャ84のPatient Data Base Component(患者データベースコンポーネント)414の機能へのアクセスを提供する。それらの機能別ユニットは、図10Bに概略的に示される。
Patient Data Base Component(患者データベースコンポーネント)414によって、ユーザは、オーダーエントリプロセスマネージャ84によって保管された患者情報データベースに作成された患者情報ファイルのリストを名字検索することによって既存の患者を選択することが可能であるし(FIND A PATIENT(患者検索)ボックスフィールド416)、あるいは、新規の患者名を入力することも可能である(ENTER NEW PATIENT(新規患者入力)ボックスフィールド418)。
既存の患者名を見つけると、オーダーエントリプロセスマネージャ84は、対応する患者情報記録420(図11D)の内容を表示するウィンドウを提供する。この患者情報記録420によって、オペレータは、その患者用の患者データベースに保持された以前の調合オーダーに基づいて、新規の調合オーダーを入力することが可能である(TPN ORDERS ON FILE FOR PATIENT(患者のファイルのTPNオーダー)ボックスフィールド422)。あるいは、この患者記録調合オーダー420によって、オペレータは、患者が合致する患者タイプの標準デフォルトテンプレートに基づいて、その患者用の新しい調合オーダーを入力することも可能である(NEW TPN ORDER TEMPLATES AVAILABLE FOR STANDARD ADULT
PATIENT TYPE(標準的成人患者タイプに利用可能な新規のTPNオーダーテンプレート)ボックスフィールド424)。
PRESCRIPTION ORDER MENU(処方オーダーメニュー)ボックス400は、Formula Library(化学式ライブラリ)コンポーネントを含む。これが選択されると、Formula Library(化学式ライブラリ)コンポーネントは、オーダーエントリプロセスマネージャ84の化学式ライブラリデータベースコンポーネント426の機能へのアクセスを提供し、それらの機能ユニットは、図10Cに概略的に示される。化学式ライブラリコンポーネントを選択すると、図11F(1)に示されるFormula Library(化学式ライブラリ)ウェブページ432が開かれる。このFormula Library(化学式ライブラリ)ウェブページ432によって、オペレータは、患者情報記録ページ420の表示および選択用の既存のデフォルト化学式テンプレートを選択することを許可される。あるいは、オペレータは、患者情報記録への表示のための新しい化学式テンプレートを追加することを許可される。テンプレートを選択することにより、図11F(2)、11F(3)および11F(4)に示されるスクロール可能なオーダーテンプレートウェブページ434が開かれる。これにより、オペレータは、テンプレート化学式用のベースコンポーネント(種類および量)および添加剤溶液(種類および量)を特定することが可能となる。既存のテンプレート化学式のデフォルトデータは、また、変更されて、提出されてもよい。以下により詳細に説明されるように、オーダーエントリプロセスマネージャ84は、選択された種類および量のベースコンポーネントおよび添加剤に応じて、ソース溶液モジュール402に含まれたデータを頼りにテンプレート化学式の栄養所要量を計算する。
マウスクリックが患者情報記録上のオーダーオプション422または424のうちのいずれかを選択することによって、スクロール可能なオーダーエントリウィンドウ436が開かれる(図11E(1)〜図11E(4))。このオーダーエントリウィンドウ436は、PRESCRIPTION ORDER(処方オーダー)(ボックス438)、オーダー(種類および量)に含まれるBASE COMPONENTS(ベースコンポーネント)(ボックス440)、オーダー(種類および量)に含まれるADDITIVES(添加物)(ボックス442)、(オーダーに含まれるベースコンポーネントおよび添加剤の種類および量に基づく)NUTRITIONAL SUMMARY(栄養の要旨)(ボックス444)、および、(後述される)ORDER STATUS(オーダーステータス)(ボックス446)の詳細を含むフィールドボックスを含む。BASE COMPONENTS(ベースコンポーネント)およびADDITIVE(添加物)フィールドボックス440および442の溶液および溶液量のデフォルトリスト項目は、患者情報記録420上の選択肢に基づいて、以前のオーダーまたは標準テンプレートのオーダーを基礎として提供される。デフォルトBASE COMPONENTS(ベースコンポーネント)およびADDITIVES(添加物)は、以前のオーダー、あるいはテンプレートタイプおよび/または量を変更するように編集され得る。あるいは、それらは、変更することなく提出され得る。オーダーエントリプロセスマネージャ84は、ベースコンポーネントならびに添加剤の選択された種類および量に応じて、ソース溶液モジュール402に含まれたデータを頼りにNUTRITIONAL REQUIREMENTS(栄養要件)(ボックス444)を計算する。
オペレータは、患者メインウェブページ412(図11C)上のENTER A NEW PATIENT(新規患者の入力)フィールドボックス418を選択することによって、オーダーエントリウィンドウ(図11E(1)〜図11E(4))を開いて、新規の患者(すなわち、患者データベースに以前に入力されていない患者)に対する調合オーダーを入力可能である。これを選択することにより、オーダーエントリプロセスマネージャ84は、新規患者ウェブフォ−ム448を表示するウィンドウ(図11G(1)および11G(2))を開き、オペレータが新規患者に関するデータをエントリすることを助長する。新規患者情報をエントリすると、オペレータは、情報を患者データベースに保存する(図11G(2)に示されるUPDATE(更新)フィールドボックス450を選択する)。この時点で、スクロール可能なオーダーエントリウィンドウ436が調合オーダーのエントリ用に開かれる(図11E(1)〜図11(4))。
オーダーエントリウィンドウ436(図11E(4))の最後のスクリーンは、ORDER STATUS(ステータスのオーダー)ボックス446を含む。ORDER STATUS(ステータスのオーダー)ボックス446は、オーダーエントリと、患者への調合オーダーの伝達との間で実行される必要のある調合動作の機能別ステップのリスト項目を含む。ORDER STATUS(ステータスのオーダー)ボックス446はまた、ステップを色付けするか、強調するかし、どのステップが実行されて、どのステップが実行されるために残っているかを示す。ORDER STATUS(ステータスのオーダー)ボックス446は、調合処理を進めるために実行される必要のある機能のチェックリストを提供し、一目見ただけで、オペレータは、どの機能が実行されて、どの機能が依然として実行される必要があるかを知る。図示された実施形態(図11E(4))では、リストに挙げられたこの機能ステップは、OPEN(開く)、SUBMITTED(提出)、AUTHORIZED(非認可)、PRINTED(印刷)およびCOMPOUNDED(調合)を含む。
OPEN(開く)ステップは、オーダーエントリウィンドウ436を開いて、調合オーダーを作り上げる情報をエントリし、OPEN(開く)アイコン452をマウスクリックすることを必然的に伴う。図11E(4)では、OPEN(開く)アイコン452は、色付けられるか、強調されて、このステップが達成されたことを示す。
SUBMITTED(提出)ステップは、SUBMITTED(提出)アイコン454をマウスクリックすることを必然的に伴う。これにより、データベースに情報が置かれて、待ち状態の調合オーダーを含むオーダーエントリウィンドウを、適切なオペレータアクセスレベルで(この場合、指定された認可薬剤師である)任意のワークステーションを閲覧するために利用可能にする。SUBMITTED(提出)アイコン454は、ステップが完了すると、オーダーエントリウィンドウ436上で色付けされるか、強調される。オーダーエントリプロセスマネージャ84は、好ましくは、認可待ちの様々なオーダーエントリワークステーションによって提出された調合オーダーのデータベースを追跡する。これにより、調合オーダーのデータベースは、認可薬剤師のワークステーションのブラウザソフトウェアによって、組織化された様態でアクセスされ得る。認可薬剤師は、待ち状態のオーダーの各々を閲覧するために、周期的にブラウザソフトウェアを動作させて、待ち状態のオーダーのキューにアクセスし、オーダーエントリウィンドウ436上のAUTHORIZE THIS ORDER FOR COMPOUNDING(調合のこのオーダーを認可する)フィールドボックス456の各オーダーの認可を示すことを知っている。
別の構成では、オーダーエントリプロセスマネージャ84は、通知機能を含み得る。この通知機能は、認可薬剤師のワークステーションにポップアップメッセージを提供して、それぞれの薬剤師に対して、認可を待つ入力された調合オーダーがあることを通知する。ポップアップメッセージをクリックすると、認可薬剤師がアクセス可能である、認可を待つオーダーのリストが開かれる。
図示された実施形態では、認可ステートメント(ボックス458)をクリックして、調合が実行されるシフト(ボックス460)を選択し、AUTHORIZE FOR COMPOUNDING(調合のオーダーの認可)アイコン462を選択することを必然的に伴う。調合オーダーが可能な限り実行される場合、STAT ORDER(オーダー開始)アイコン464が提供される。AUTHORIZED(認可)アイコン466は、認可ステップが完了すると、オーダーエントリウィンドウ436上で色付けされるか、強調される。
オーダーエントリプロセスマネージャ84は、望ましくは、認可されて、ラベルプリントを待機しているデータベースにある調合オーダーを追跡する。これにより、オーダーのこのサブセットは、印刷が行われるワークステーションにおいて、組織化された様態でアクセスされ得る。これらの調合オーダーは、最終的な溶液コンテナ14用のラベルが印刷されるワークステーションにおいて、アクセスされる。
別の構成では、オーダーエントリプロセスマネージャ84は、通知機能を含み得る。この通知機能は、ワークステーションにおいてポップアップメッセージを提供する。このワークステーションでは、印刷が開始して、ポップアップメッセージ上で認可調合オーダー待機印刷をクリックすると、印刷機能を実行するためにオペレータがアクセス可能なオーダー待機ラベル印刷のリストが開かれることをオペレータに通知する。
オーダーエントリプロセスマネージャ84は、オーダーエントリウィンドウ436に入力された情報に基づいて、ラベリング(図12を参照)を初期化する。このラベリングは、オーダーされた場合、最終的な溶液コンテナ14用のラベル468、ソース溶液および目標の調合容積を特定するワークシート470、最終的な溶液コンテナ14の内容を栄養情報に提供するワークシート472、および、ピギーバックコンテナ用のラベル474を含む。さらに、ラベリングは、調合コントロールマネージャ72が調合オーダーを検証し、実際の調合処理を行うために必要とするバーコード476を含む。(最終的な溶液コンテナラベル468上の)この最終的なコンテナのバーコード476は、また、能力が高い医薬品調剤デバイス(例えば、注入ポンプ)への調合の後、化学式情報を電気的に転送するために用いられてもよい。
印刷ステップが完了すると、調合オーダーは、調合デバイス18の調合コントロールマネージャ72への電子転送のために利用可能とされる。PRINTED(印刷)アイコン478は、ラベリング印刷ステップが完了して、完了のために調合コントロールマネージャ72にオーダーが利用可能とされると、オーダーエントリウィンドウ436上で色づけされるか、強調される。
オーダーエントリプロセスマネージャ84が可能とするネットワーク化された調合環境では、調合するときに、調合ステーションにおける調合臨床医は、調合コントロールマネージャ72にログインして、調合コントールマネージャ72(図9Bを参照)によって生成されたメインスクリーン202上のAUTO PGM(自動PGM)タッチボタン234を選択する。これにより、キュー選択スクリーン236(図9P)が開かれる。このキュー選択スクリーン236は、オーダーエントリプロセスマネージャ84によって制御されるように、以前に記載されたオーダーエントリおよび処理ステップによって確立された、プログラムされたスケジュールキューのリストを表示する。オペレータは、(現在の調合シフト−(例えば、朝か午後か)に基づいて)所望のキューを選択し、キュー選択スクリーン236上のENTER(入力)タッチボタンを押す。調合コントロールマネージャ72は、それがオーダーエントリプロセスマネージャ84をメモリに受け取るオーダーキューリストを保持し、その後、メインスクリーン202(図9Qを参照)は、オペレータがウィンドウ238の現在のオーダーキューリストを閲覧することを可能にする。この構成では、オペレータは、メインスクリーン202上のプログラム化されたオーダーキューリスト238からオーダーを選択して、その後、調合コントロールマネージャ72によって促進される場合、最終的な溶液コンテナ14をマニホールド36に接続して、ソース溶液および最終的な溶液の検証の実行し、(必要である場合)フラッシングシーケンスを実行することへと進み、上述した様態で調合を開始する。
前述したように、調合制御マネージャ72の確認機能におけるバーコードデータの使用は、オーダーエントリプロセスマネージャ84により生成されるラベリング(図12)が調合デバイスを動作し、調合オーダーを完成するために調合臨床医に利用され、かつ、調合臨床医によって用いられる必要があることを余儀なくされる。これは、調合制御マネージャ72の制御機能を有するオーダーエントリプロセスマネージャ84の提出、認証、および印刷機能を統合する。
調合制御マネージャ72は、調合プロセスが完成したときに、オーダーエントリプロセスマネージャ84と通信し、従って、オーダーエントリウィンドウ上のCOMPOUNDED(調合)アイコン480は、色付けされるか、または強調表示される。
オーダーエントリプロセスマネージャ84は、PRESCRIPTION ORDERS(処方オーダー)メニューボックスを介してアクセスされ得る他の機能を提供し得る。例えば、図11Aに示されるように、オペレータがシフトによる調合オーダーのスケジューリングを見て、変更することを可能にする、Schedules(スケジュール)コンポーネントが含まれ得る。
図11Aに示されるホームスクリーン上で、オペレータは、マウスクリックでもって、オーダーエントリプロセスマネージャ84の他の機能モジュールを選択し得る。例えば、オペレータが調合設備によって保存されるベースコンポーネントの在庫を見ようとする場合、オペレータは、SOURCE SOLUTIONS(ソース溶液)のメニューボックス402のBASE COMPONENTS(ベースコンポーネント)の機能上でマウスをクリックする。SOURCE SOLUTIONS(ソース溶液)のメニューボックス402は、図11H(1)上に示されるBASE COMPONENTS MAIN PAGE(ベースコンポーネントのメインページ)482を開く。このウィンドウは、オーダーエントリプロセスマネージャ84のBase Solutions Data Base Component(ベース溶液のデータベースコンポーネント)428の機能へのアクセスを提供する。この機能的なユニットは図10Dに概略的に示される。
選択されるとき、BASE COMPONENTS MAIN PAGE(ベースコンポーネントのメインページ)482(図11H(1))により、オペレータは、既存の設備の在庫に保存されるベースコンポーネントを選択すること、および在庫にベースコンポーネントを追加することが可能になる。ベースコンポーネントの選択は、図11H(2)および11H(3)において示されるように、選択されるコンポーネントに関してスクロール可能なBase Component Inventory Page(ベースコンポーネントの在庫ページ)484を開く。Base Component Inventory Page(ベースコンポーネントの在庫ページ)484により、選択されたベースコンポーネントに関する適切な情報(例えば、その名前、族タイプ(アミノ酸、グルコース、脂肪乳剤など)、濃度、比重、100ml当たりの費用、コンポーネントを搬送するための調合デバイスのポンプロータアセンブリの選択、NDCロット番号、有効期限、電解液のコンテンツ、栄養学上のコンテンツ、および他の情報)のオーダーエントリプロセスマネージャ84によるエントリおよび保持が可能になる。
同様に、オペレータが調合設備によって保存される追加溶液の在庫にアクセスしようとする場合、オペレータは、SOURCE SOLUTIONS(ソース溶液)のメニューボックス402のAdditive Solutions(追加溶液)機能上でマウスをクリックし、図11I(1)に示されるADDITIVE SOLUTIONS MAIN PAGE(追加溶液のメインページ)486を開く。このウィンドウはオーダーエントリプロセスマネージャ84のAdditive Solutions Data Base Component(追加溶液のデータベースコンポーネント)430の機能へのアクセスを提供する。この機能ユニットは、図10Eに概略的に示される。
選択されるとき、ADDITIVE SOLUTIONS MAIN PAGE(追加溶液のメインページ)486(図11I(1))は、オペレータが既存の設備において保存される追加の溶液を選択すること、または、在庫に追加の溶液を追加することを可能にする。追加の溶液の選択は、図11I(2)および11I(3)に示されるように、選択された追加の溶液に関して、スクロール可能なAdditive Solution Inventry Page(追加溶液の在庫ページ)488を開く。Additive Solution Inventory Page(追加溶液の在庫ページ)488は、選択された追加の溶液に関する適切な情報(例えば、その名前、族タイプ(アミノ酸、グルコース、脂肪乳剤など)、濃度、比重、100ml当たりの費用、コンポーネントを搬送するための調合デバイスのポンプロータアセンブリの選択、NDCロット番号、有効期限、電解液のコンテンツ、栄養学上のコンテンツ、および他の情報)のオーダーエントリプロセスマネージャ84によるエントリおよび保持を可能にする。
オーダーエントリプロセスマネージャ84のBase Solutions Data
Base Component(ベース溶液のデータベースコンポーネント)428は、オーダーエントリプロセスマネージャ84の他の機能モジュールによる相互参照のために、適切な情報を格納する。例えば、Formula Library(製法ライブラリ)426は、Base Solutions Data Base(ベース溶液のデータベース)428およびAdditive Solutions Data Base(追加溶液のデータベース)430に格納された情報を参考にし、製法テンプレートにデフォルト情報を記入する。従って、ライブラリ溶液は、患者のタイプによって限定され得る。別の例として、プリントされたラベリング(図12におけるラベル472)に含まれる、オーダープロセスマネージャ84により引き出される栄養学上の情報は、ベース溶液のデータベース428に格納される情報から引き出される。管理レポート(後述される)は、Base Solutions Data Base(ベース溶液のデータベース)428およびAdditive Solutions Data Base(追加溶液のデータベース)430に格納される情報に基づいた在庫、使用、および費用管理情報を得る。
図11Aに示されるホームページから、オペレータは、マウスクリックを用いて、レポートモジュール404にアクセスすることを選択する。オペレータは、REPORT(レポート)メニューボックス404に含まれるレポート選択のリストの間で選択し得る。レポートモジュール404は、オペレータに、調合アクティビティのトラッキングおよびこれらのアクティビティに関係する様々な管理上のレポートを生成することを可能にさせる。勿論、調合設備の特別な要求によって、レポートの性質およびフォーマットが変化し得る。レポートモジュール404は、例えば、(i)所定のレポーティング周期中に入力された調合オーダー(例えば、患者、日付、時間、およびエントリオペレータなどによってアレンジされる)をリストするか、(ii)所定のレポーティング周期中に調合された調合オーダー(例えば、調合デバイス番号、日付、時間、調合臨床医、患者、最終コンテナ番号、および経過時間などによってアレンジされる)をリストするか、(iii)例えば、溶液タイプ、日、月、コスト、および/またはロット数などによってアレンジされる、所定のレポーティング周期中に、ソース溶液の使用リットルをリストするか、あるいは、(iv)例えば、溶液タイプにより調合された流体のmL当たりのコスト、コンテナまたは溶液タイプによる均一コスト、機械が調合する時間による人件費、均一な人件費、またはこれらの任意の組み合わせを含む、完成した調合されたコンテナに対する、顧客の請求書の控えをリストするか、あるいは、(v)日付、時間、オペレータの名前、およびイベントによってアレンジされる、オーダーエントリプロセシングマネージャにアクセスするオペレータのログをリストする、レポートを生成し得る。プレフォーマットされたテンプレートに従って、オーダーエントリプロセスマネージャのレポートモジュール404によってか、カスタマイズ化によってか、あるいはオーダーエントリプロセスマネージャ84により保持されるデータベースのカスタマイズ化かまたリレーショナルフィールドの検索によって、これらのレポートのいずれかまたは全てが生成され得る。レポートモジュール404は、好ましくは、ハードコピーフォーマットでプリントするためのレポートをフォーマットする機能、または、例えばPDFファイルフォーマットといった電子ファイルフォーマットでレポートをアンロードする機能を備える。
図11Aに示されるホームページから、オペレータは、マウスクリックを用いて、管理モジュール406にアクセスするように選択し得る。オペレータは、ADMINISTRATIONメニューボックス406に含まれる管理オプションのリスト間で選択し得る。管理モジュールは、この例において、一般に、調合アクティビティのサポートにおける多様な管理タスクの実行において、調合アクティビティの管理または監督者であるオペレータを補助する。
言うまでもなく、管理モジュール406によってサポートされる管理機能の性質は、調合設備の特別な要求に従って変化し得る。例えば、管理モジュール406により、管理者は、シフトスケジュール(このシフトスケジュールの間に調合が行われる)に追加、削除、または変更することが可能になり得る。次に、シフトスケジュールは、オーダー認証プロセス中に認証する薬剤師による選択に対し、Order Entry(オーダーエントリ)ウェブページ(図11E(4))において見えるようになる(ボックス460)。別の例として、管理モジュール406により、管理者は、調合設備によって維持される調合デバイスの在庫リストに追加、削除、または変更することが可能になり得る。次に、この情報は、レポートモジュール404によって生成される調合レポートにおける使用に対し利用可能になる。別の例として、管理モジュール406により、調合設備によって明らかにされる患者タイプ(例えば、標準的な大人、標準的な新生児、標準的な小児)のカテゴリに追加、削除、または変更することが可能になり得る。次に、患者タイプは、患者情報のデータベースにリンクされ得、かつオーダーエントリプロセスマネージャ84によって維持される処方テンプレートデータベース426にもリンクされ得る(すなわち、標準的な大人の処方テンプレートが、標準的な大人の患者タイプにリンクされ、調合オーダーエントリプロセスを容易にする)。別の例として、管理モジュール406により、管理者は、名前またはオペレータのグループ(例えば、管理スタッフ、薬局スタッフ、薬局の技術者、監督者)毎に、オペレータのリストに追加、削除、変更することが可能になり得る。各オペレータおよび各オペレータのグループへの特定の割当パスワードおよびアクセス権利と同じように、これらのオペレータのグループに、オーダーエントリプロセスマネージャ84へのアクセスが許可される。これについて、オペレータの権利および限定は、個々に、そのオペレータ(例えば、技術者または薬剤師として)に対し、グループ全体の一部としてではなく、調整され得る。グループはまた、正確な患者タイプへのアクセスが禁止されるか、または可能になり得る(例えば、ドクターブラウンは、ドクタースミスの患者に関する情報を見ることができる)。
図11Aに示されるホームページについて、オーダーエントリプロセスマネージャ84のナビゲーションモジュール408によって提供されるオプション間の選択は、オペレータのホームページ、ヘルプ機能、一般的なデータベースサーチ機能(オーダーエントリ、レポート、または管理機能を除く)、ならびに/あるいは、ユーザログアウト機能へのショートカットを提供し得る。政府のHIPAA規定に従って、患者記録のプライバシーについて、オペレータのアクセス権の選択的使用が可能になる。
ここで、理解され得るように、オーダーエントリプロセスマネージャ84およびブラウザソフトウェアは、ダイレクトワイヤ(direct wire)、ネットワーク、またはインターネットベースのシステムを介して、医者または調合オーダー設備に調合の要求を電子的に伝送する能力を提供する。オーダーエントリプロセスマネージャ84およびブラウザソフトウェアは、サイト上に調合の要求を電子的に入力するか、または遠隔サイトから生じた顧客の調合要求を電子的に受け取る能力を調合設備に提供する。オーダーエントリプロセスマネージャ84およびブラウザソフトウェアは、効率的な調合および送達スケジュールに複数の顧客の調合要求を待ち行列にする能力を調合設備に提供する。オーダーエントリプロセスマネージャ84およびブラウザソフトウェアは、バーコードを含むコンテナラベルを生成し、かつ、実際の調合プロセスを制御する能力を調合設備に提供する。オーダーエントリプロセスマネージャ84およびブラウザソフトウェアは、完全に調合されたコンテナに対する顧客の請求書および在庫制御を自動的に生成する能力を調合設備に提供する。請求書のオプションは、溶液タイプによる調合流体のmL毎のコスト、バッグまたは溶液タイプによる均一料金のコスト、機械の調合時間による労働賃金、均一な労働賃金、またはこれらの任意の組み合わせを含み得る。
発明の特徴は、添付の特許請求の範囲に示される。

Claims (7)

  1. 調合デバイスを用いて薬剤の調合手順を実行するためのインターフェースであって、
    該インターフェースは、
    該調合デバイスに結合されたコントローラと、
    該コントローラに結合されたディスプレイスクリーンと、
    調合オーダー入力を受け取り、かつ、該調合オーダー入力に少なくとも部分的に基づいて該調合デバイスに対する制御コマンドを生成する、該コントローラ上に常駐する調合制御マネージャと
    を含み、
    該調合制御マネージャは、該ディスプレイスクリーン上に生成されるグラフィカルユーザインターフェースを含み、該グラフィカルユーザインターフェースは、調合オーダー入力を受け取るための少なくとも1つのタッチ−スクリーン機能を含む、インターフェース。
  2. 前記調合制御マネージャは、前記グラフィカルユーザインターフェースを介して実行されるヘルプ機能を含む、請求項1に記載のインターフェース。
  3. 前記調合制御マネージャは、前記グラフィカルユーザインターフェースを介して実行される少なくとも1つの情報映像を含む、請求項1に記載のインターフェース。
  4. 調合オーダー入力を前記調合制御マネージャに通信するために該調合制御マネージャとのデータ通信を行うオーダープロセス制御マネージャをさらに含み、該 オーダープロセス制御マネージャは、ブラウザ−ベースのインターフェースを介して調合オーダー入力のエントリを受け取るためのオーダー機能を含む、請求項1に記載のインターフェース。
  5. 前記タッチ−スクリーン機能は、ソース溶液の選択に影響する、請求項1に記載のインターフェース。
  6. 前記タッチ−スクリーン機能は、運搬されるべき液体の量の選択に影響する、請求項1に記載のインターフェース。
  7. 調合デバイスを用いて薬剤の調合手順を実行するためのインターフェースであって、
    該インターフェースは、
    該調合デバイスに結合されたコントローラと、
    該コントローラに結合されたディスプレイスクリーンと、
    調合オーダー入力を受け取り、かつ、該調合オーダー入力に少なくとも部分的に基づいて該調合デバイスに対する制御コマンドを生成する、該コントローラ上に常駐する調合制御マネージャと
    を含み、
    該調合制御マネージャは、該ディスプレイスクリーン上に表示可能な少なくとも1つの情報映像を含む、インターフェース。
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