JP2001243324A - 薬剤管理方法 - Google Patents

薬剤管理方法

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JP2001243324A
JP2001243324A JP2000057706A JP2000057706A JP2001243324A JP 2001243324 A JP2001243324 A JP 2001243324A JP 2000057706 A JP2000057706 A JP 2000057706A JP 2000057706 A JP2000057706 A JP 2000057706A JP 2001243324 A JP2001243324 A JP 2001243324A
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JP
Japan
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medicine
data
drug
state
time
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Application number
JP2000057706A
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English (en)
Inventor
Mitsumasa Nomoto
光正 野本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の薬剤を調合するとき、薬剤の状態情報
により柔軟に複数薬剤に対応できるようにすることによ
り、効率良く薬剤管理を行う。 【解決手段】 データ処理装置3は、薬剤受入の際に、
薬剤名称、製造ロット番号、受入単位当たりの量、受入
数量、製造年月日、受入年月日、及び有効期限等のデー
タがデータ入力装置5から入力された場合には、管理番
号を発番して、受け入れ薬剤の前記薬剤状態を受入状態
としてデータベース11に保存し、多成分系薬剤の調合
の際に、使用された薬剤の管理番号が入力された場合に
は、薬剤状態を使用中状態とし、調合して使用が終了し
た薬剤の管理番号が入力された場合には、該使用が終了
した薬剤の薬剤状態を終了状態としてデータベース1に
保存する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬剤管理方法、薬
剤管理データベース及び薬剤特性換算データより詳細に
は、薬剤の在庫ロット管理、多成分系薬剤の予測使用量
及びモニタ管理に有用な管理方法に関し、例えば複合材
料の材料管理に応用可能な方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、薬液組成を管理するための装置と
して、例えば、特開平5−129274号公報に開示さ
れた多成分系薬液処理装置がある。しかし、上記公報の
ものは、消費した薬剤のロット番号が管理されてなく、
薬剤の状態及び薬剤の使用量履歴を追うことができな
い。また、薬剤の新規投入時に、その薬剤が複数のパラ
メータで決まる有効範囲内になければならない特性を有
する薬剤である場合には、交換時に測定した複数のパラ
メータが上記の有効範囲内にあるかどうかを判断するこ
とが困難であり、また、測定パラメータが基本となる有
効範囲にあるかどうかを判断するために所定の条件にお
けるパラメータ値に換算しなければならないことが考慮
されていないという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のごと
とき実情に鑑みてなされたもので、複数の薬剤を調合す
るとき、消費した薬剤の使用履歴情報を格納し、複数パ
ラメータで有効範囲がある薬剤の交換履歴を管理し、薬
剤の状態情報により柔軟に複数薬剤に対応できるように
することにより、効率良く薬剤管理を行うことができる
方法を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、1つ
または複数の薬剤を管理する管理システムに適用され、
薬剤の状態を複数の薬剤状態に類別して管理する薬剤管
理方法であって、前記管理システムは、薬剤受入の際
に、受入薬剤に関する所定の管理データが入力された場
合には、管理番号を発番して、前記受入薬剤の前記薬剤
状態を受入状態として設定し、多成分系薬剤の調合の際
に、調合時に使用された薬剤のそれぞれの管理番号が入
力された場合には、該使用された薬剤の前記薬剤状態を
使用中状態として設定し、調合して使用が終了した薬剤
の管理番号が入力された場合には、該使用が終了した薬
剤の前記薬剤状態を終了状態として設定することを特徴
としたものである。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記受入薬剤に関する所定の管理データは、薬剤名
称、製造ロット番号、受入単位当たりの量、受入数量、
製造年月日、受入年月日、有効期限等のいずれかを含む
データであることを特徴としたものである。
【0006】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、該薬剤管理方法は、前記管理システムにて
管理されている薬剤を用いて調合される調合薬剤の状態
を、複数の調合薬剤状態に類別して管理する方法を含
み、前記管理システムは、多成分系薬剤が調合される際
に、薬剤名称、調合量、調合ロット番号、調合作業者
名、調合済み薬剤を使用する対象製品管理番号、薬剤の
調合年月日時分等のいずれかを含むデータが入力された
場合に、調合済み管理番号を発番し、前記調合薬剤状態
を調合状態として設定し、調合薬剤が、該調合薬剤を使
用する設備のラインに投入される際に、投入者、投入
量、調合済み管理番号、投入年月日時分のいずれかを含
むデータが入力された場合には、前記調合薬剤状態を投
入状態として設定し、前記ラインに対し、調合薬剤を交
換または追加する際に、交換または追加量、交換または
追加担当者、交換または追加年月日時分のいずれかを含
むデータが入力された場合に、前記調合薬剤状態を終了
状態として設定することを特徴としたものである。
【0007】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記ラインにおいて調合薬剤を交換する場合に、実
際に該調合薬剤が前記ラインへ投入された投入時間デー
タと、投入からの経過時間データと、該調合薬剤を使用
する設備の実稼動時間データと、交換量データと、交換
年月日時分データとのいずれかを含むデータによる薬剤
使用実績データを蓄積し、該薬剤使用実績データから得
られる設備の実稼動実時間累積データ及び交換薬剤累積
量データから、単位時間当たりの薬剤の消費量を算出す
ることを特徴としたものである。
【0008】請求項5の発明は、請求項3の発明におい
て、前記ラインに対して少なくなった調合薬剤を追加し
て使用する場合に、実際にラインへ投入された投入時間
データと、投入からの経過時間データと、該調合薬剤を
使用する設備の実稼動時間データと、追加薬剤量データ
と、追加年月日時分データとのいずれかを含むデータに
よる薬剤使用実績データを蓄積し、該薬剤使用実績デー
タから得られる設備の実稼動時間累積データ及び追加薬
剤累積量データから、単位時間当たりの薬剤の消費量を
算出することを特徴としたものである。
【0009】請求項6の発明は、請求項1ないし5のい
ずれか1の発明において、薬剤の特性を示す1つあるい
は複数のパラメータの有効特性範囲のデータが薬剤ごと
に登録されている薬剤特性データベースを用いることに
より、薬剤の特性を判断できるようにしたことを特徴と
したものである。
【0010】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、薬剤の少なくとも1つのパラメータを、前記薬剤特
性データベースに適用できるデータに換算するためのデ
ータを保持している薬剤特性換算データベースを用いる
ことを特徴としたものである。
【0011】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、使用する薬剤の1つ或いは複数のパラメータの測定
値を、前記薬剤特性換算データベースのデータを用いて
換算し、換算値に基づいて前記測定値が前記薬剤特性デ
ータベースの有効特性範囲内にあるかどうかを判定し、
判定結果の出力装置への表示及び/または音声該判定結
果の音声による出力を行うことを特徴としたものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の薬剤状態管理方
法を適用する管理装置の一実施例を説明するためのブロ
ック図である。図1において、操作者は、データ入力装
置5から、管理番号、薬剤名称、製造ロット番号、受入
単位当たりの量、受入数量、製造年月日、受入年月日、
有効期限等のデータを入力する。これらのデータは、デ
ータ処理装置3によってデータベース1へ登録される。
そしてタイマ/カウンタ4により、その日の年月日(8
桁)と、薬剤の受入量最大値に依存して決定される桁数
の1から始まる数字と、受入数量とから自動的にそれぞ
れの管理番号が発番され、データベース1へ登録され
る。同時に新規受入薬剤のデータとして薬剤の受入状態
が登録される。
【0013】また、薬剤の調合時には、データベース1
で受入状態にある薬剤をデータ処理装置3が検索して表
示装置2に表示し、調合作業者が表示装置2の中から使
用する薬剤を選択し、選択したそれぞれの薬剤の管理番
号をデータ入力装置5から入力すると、データ処理装置
3は、薬剤状態を使用中状態にし、データベース1に登
録する。当該薬剤を調合したときに、使用が終了した薬
剤の管理番号をデータ入力装置5から入力すると、デー
タ処理装置3が薬剤状態を終了状態にし、データベース
1に登録する。
【0014】また、薬剤調合時、調合作業者がデータ入
力装置5に対象薬剤を入力すると、データ処理装置3が
処理を開始し、データベース1の調合薬剤別レシピが表
示装置2に表示される。調合作業者が表示内容を確認し
ながら、データ入力装置5から薬剤の名称と使用量と管
理番号、調合作業者名、調合済み薬剤を使用する対象製
品管理番号、薬剤の調合時間等のデータを入力する。こ
の入力データはデータ処理装置3によりデータベース1
に登録される。そしてタイマ/カウンタ4は、その日の
年月日と1から始まる任意の桁の数字から自動的に調合
済み薬剤番号を発番し、新規調合薬剤のデータとして薬
剤状態を調合状態にして、データ処理装置3がデータベ
ース1へ登録する。
【0015】また、設備管理装置9からの稼動中信号を
タイマ/カウンタ4によりデータ処理装置3が処理し、
各薬剤の使用時間にあたる設備の実稼動時間を各薬剤を
使用する設備毎にデータベース1に格納している。
【0016】薬剤使用設備に対し、調合薬剤を交換また
は追加して使用する場合、調合作業者は、データ入力装
置5に、実際に設備のラインに対して交換または追加さ
れた薬剤の投入年月日時分、作業者、調合済み管理番
号、上記の設備稼働時間、交換廃棄量または追加量、及
び交換年月日時分または追加年月日時分等のデータを入
力して、交換または追加される側の調合薬剤状態を終了
状態にし、新規に交換または追加する調合薬剤の状態を
投入状態にすることにより、データ処理装置3は、当該
薬剤の交換または追加を示すデータをデータベース1に
登録する。データベース1の当該薬剤使用実績から、デ
ータ処理装置3は、設備稼動実時間と交換薬剤累積量ま
たは追加薬剤累積量とから単位時間当たりの消費量を算
出することができる。
【0017】調合作業者は、薬剤特性表または薬剤特性
換算表をデータ処理装置3で検索して、表示装置2に表
示させることができる。また、データ入力装置5で新規
に薬剤特性表または薬剤特性換算表の登録/更新を入力
し、データ処理装置3によりデータベース1に反映させ
ることができる。
【0018】また、薬剤の交換または追加において、温
度センサ7と比重センサ8の測定値をデータ処理装置3
で検出して、データベース1に予め登録されている薬剤
特性換算表から換算比重を導出し、薬剤特性表に当該換
算比重にマッチするものがあるかを判定し、当該判定結
果を表示装置2に表示する。このとき音声出力装置6に
より当該判定結果を示す音声を出力することもできる。
【0019】上述のように構成された装置により実行さ
れる本発明の薬剤管理方法の実施例について以下に説明
する。図2は、本発明の薬剤管理方法における薬剤受け
入れ処理の一例を説明するためのフローチャートであ
る。まず調合作業者は、受け入れ薬剤を確認し(ステッ
プS1)、データ入力装置5から、薬剤名称、製造ロッ
ト番号、受入単位当たりの量、受入数量、製造年月日、
受入年月日、有効期限等のデータを入力する(ステップ
S2〜S3)。
【0020】そしてタイマ/カウンタ4は、その日の年
月日(8桁)と薬剤の受入量最大値に依存する桁数の1
から始まる数字と受入数量とから自動的に管理番号を発
番する(ステップS4)。例えば、1999年2月9日
で薬剤受入最大桁数が3で受入数量が4の場合、“19
990209−001”、“19990209−00
2”、“19990209−003”、“199902
09−004”のように発番される。同時に新規受入薬
剤の薬剤状態を示すデータとして受入状態を示す、例え
ば、整数の1を生成する(ステップS5)。なお、薬剤
状態は、いかなる表現形式でもかまわない。同じ日に同
じ薬剤の複数の受入がある場合は、登録された最新の管
理番号を検索して当該管理番号に1を加えることにより
次の管理番号を生成する。上記のステップS2、S4及
びS5で入力または生成された各データが、データ処理
装置3によってデータベース1に登録される(ステップ
S6)。
【0021】図3は、本発明による薬剤管理方法におけ
る薬剤調合時の薬剤状態更新処理処理の一例を示すフロ
ーチャートである。調合時には、データベース1で受入
状態にある薬剤をデータ処理装置3が検索して表示装置
2に表示させ、調合作業者は、表示装置2の中から使用
する薬剤を選択し、それぞれの薬剤の管理番号をデータ
入力装置5から入力する(ステップS11〜S12)。
データ処理装置3は、薬剤状態を使用中状態を示す、例
えば、整数の2に更新し、データベース1へ登録する
(ステップS13)。
【0022】図4は、本発明による薬剤管理方法におけ
る薬剤使用終了時の薬剤状態更新処理の一例を示すフロ
ーチャートである。薬剤の調合時に、調合作業者が使用
が終了してその薬剤の管理番号をデータ入力装置5から
入力する(ステップS21〜S22)と、データ処理装
置3は、薬剤状態を終了状態を示す、例えば、整数の3
に更新し(ステップS23)、データベース1へ登録す
る(請求項1,2)。
【0023】図5は、本発明による薬剤管理方法におけ
る薬剤調合時の調合薬剤処理の一例を示すフローチャー
トである。調合作業者がデータ入力装置5に調合対象の
薬剤を入力すると、データ処理装置3が処理を開始し、
データベース1に登録されている調合薬剤別レシピが表
示装置2に表示される。ここで薬剤の調合レシピとは、
薬剤の対象製品、品種、主剤その他の薬剤の調合比率等
を登録したデータベースのことである。調合作業者は、
表示内容を確認し(ステップS31)、データ入力装置
5から薬剤の名称、使用量(調合量)、調合ロット番
号、調合作業者名、調合済み薬剤を使用する対象製品管
理番号、及び薬剤の調合年月日時分等のデータを入力す
る。例えば、液晶用シール剤のレシピの一例として、調
合年月日1998/11/21、対応機種A210、主
剤ERS2200を40g、硬化剤アンカミンZを5
g、シリカ剤サイシリア310を2g、導通剤AU20
7を1.5g等とそれぞれの管理番号がデータベース1
に登録されている(請求項3)。
【0024】薬剤の調合が終了すると(ステップS3
3)、タイマ/カウンタ4は、その日の年月日と1から
始まる例えば3桁の数字から自動的に調合済み薬剤番号
を生成し(ステップS34)、新規調合薬剤の状態のデ
ータとして調合薬剤状態を示す、例えば、整数の10を
登録する(ステップS35)。上記ステップS32、S
34及びS35で入力または生成されたデータは、デー
タ処理装置3によりデータベース1に登録される(ステ
ップS36)。
【0025】図6は、本発明による薬剤管理方法におけ
る薬剤投入時の調合薬剤状態更新処理の一例を示すフロ
ーチャートである。薬剤の交換または追加の際に、調合
作業者は、まず調合薬剤を選択し(ステップS41)、
作業者、交換または追加量、調合管理番号、交換または
追加年月日時分等のデータを入力し(ステップS4
2)、調合薬剤を投入したならば(ステップS43)、
前回投入した調合薬剤状態を例えば30にし(ステップ
S44)、現在の調合薬剤状態として例えば20を生成
して(ステップS45)、これらのデータをデータベー
スに登録する(ステップS46)。すなわち、データ処
理装置3は、既に登録されている薬剤で、調合薬剤状態
が整数の20のものを検索して、その薬剤状態を整数の
30に変更する処理を行う(請求項3)。
【0026】図7は、本発明による薬剤管理方法におけ
る時間当たりの薬剤使用量を算出する処理の一例を示す
フローチャートである。調合薬剤を交換または追加して
使用する場合は、データ処理装置3が実際にラインへ投
入された投入時間と投入からの経過時間と当該薬剤を使
用する設備の実稼動時間と交換廃棄量、交換年月日時分
をデータベースに格納することにより、薬剤使用実績デ
ータを蓄積し、設備稼動実時間と交換薬剤累積量から単
位時間当たりの消費量を算出する(請求項4,5)。
【0027】すなわち、図7に示すように、交換または
追加前の薬剤の投入時間と交換または追加時間とから設
備の使用時間を算出し(ステップS51)、設備管理装
置からの稼働中信号とタイマ/カウンタ4により薬剤使
用設備の稼働時間を算出し(ステップS53)、交換ま
たは追加前の薬剤の残量を入力し(ステップS53)、
これらデータをデータベース1に登録する(ステップS
54)。そして累積計算であれば、累積使用量を合計
し、薬剤使用時間の累積合計、及び設備稼働時間の合計
から単位時間使用量を算出する(ステップS56)。
【0028】図8は、本発明による薬剤管理方法におい
て薬剤が有効特性範囲であることを判別して報知する処
理の一例を示すフローチャートである。薬剤特性表(請
求項6)または薬剤特性換算表(請求項7)をデータ処
理装置3で検索し、表示装置2に表示することができ
る。また、データ入力装置5で新規に薬剤特性表または
薬剤特性換算表の登録/更新を実行でき、データ処理装
置3によりデータベース1に反映される。
【0029】すなわち、図8に示すように、薬剤の交換
または追加前に、データ入力装置5から交換時または追
加時の薬剤の各種パラメータとして例えば温度センサと
比重センサで温度と比重を測定し(ステップS61)、
データ処理装置3で検出する。そして検出データから、
データベース1に予め設定されている薬剤特性換算表
(請求項7)により換算比重を導出し(ステップS6
2)、換算比重が薬剤特性表(請求項6)の有効範囲に
あるかどうかを比較して判定し(ステップS63、S6
4)、薬剤特性が無効である旨の表示(ステップS6
5)または有効である旨の表示(ステップS66)を表
示装置2にて実行する。また、音声出力装置6により当
該判定結果を表す音声を出力することもできる(請求項
8)。
【0030】例えば、図9に示すように、PMER現像
液P−3の薬剤特性表は、温度15℃で20倍希釈比重
は1.0089から1.0099の範囲を特性有効範囲と
している。これに対する薬剤特性換算表は、例えば、図
10に示すように、測定比重範囲が1.002から1.0
08、温度範囲が20℃から25℃のようになり、これ
に15℃の場合の換算比重が対応する。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明は、1つまたは複数の薬
剤を管理する管理システムに適用され、薬剤の状態を複
数の薬剤状態に類別して管理する薬剤管理方法であっ
て、前記管理システムは、薬剤受入の際に、受入薬剤に
関する所定の管理データが入力された場合には、管理番
号を発番して、前記受入薬剤の前記薬剤状態を受入状態
として設定し、多成分系薬剤の調合の際に、調合時に使
用された薬剤のそれぞれの管理番号が入力された場合に
は、該使用された薬剤の前記薬剤状態を使用中状態とし
て設定し、調合して使用が終了した薬剤の管理番号が入
力された場合には、該使用が終了した薬剤の前記薬剤状
態を終了状態として設定するので、受入数量から自動的
の管理番号を生成することによりポカミスを防止し、当
該薬剤のロット管理する受入薬剤の累積量を把握し、薬
剤在庫管理の効率が上がるといった効果を有し、また、
当該薬剤の個別管理を行うことにより、使用可能薬剤の
在庫管理ができ、できるだけ在庫を少なくし、発注タイ
ミングを最適化するといった効果を有する。
【0032】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記受入薬剤に関する所定の管理データは、薬剤名
称、製造ロット番号、受入単位当たりの量、受入数量、
製造年月日、受入年月日、有効期限等のいずれかを含む
データであり、管理システムを有効に機能させるための
具体的な入力データが提供される。
【0033】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、該薬剤管理方法は、前記管理システムにて
管理されている薬剤を用いて調合される調合薬剤の状態
を、複数の調合薬剤状態に類別して管理する方法を含
み、前記管理システムは、多成分系薬剤が調合される際
に、薬剤名称、調合量、調合ロット番号、調合作業者
名、調合済み薬剤を使用する対象製品管理番号、薬剤の
調合年月日時分等のいずれかを含むデータが入力された
場合に、調合済み管理番号を発番し、前記調合薬剤状態
を調合状態として設定し、調合薬剤が、該調合薬剤を使
用する設備のラインに投入される際に、投入者、投入
量、調合済み管理番号、投入年月日時分のいずれかを含
むデータが入力された場合には、前記調合薬剤状態を投
入状態として設定し、前記ラインに対し、調合薬剤を交
換または追加する際に、交換または追加量、交換または
追加担当者、交換または追加年月日時分のいずれかを含
むデータが入力された場合に、前記調合薬剤状態を終了
状態として設定するので、調合薬剤のそれぞれの実際の
使用量の把握、調合薬剤の番号による管理、調合薬剤の
履歴を照合することができ、市場クレームが発生した場
合に使用した薬剤の履歴が追跡して原因究明ができると
いった効果を有する。
【0034】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記ラインにおいて調合薬剤を交換する場合に、実
際に該調合薬剤が前記ラインへ投入された投入時間デー
タと、投入からの経過時間データと、該調合薬剤を使用
する設備の実稼動時間データと、交換量データと、交換
年月日時分データとのいずれかを含むデータによる薬剤
使用実績データを蓄積し、該薬剤使用実績データから得
られる設備の実稼動実時間累積データ及び交換薬剤累積
量データから、単位時間当たりの薬剤の消費量を算出す
るので、現在在庫と生産計画から薬剤の購入量、発注ポ
イントを予測でき、過剰在庫の低減や薬剤ショートをな
くすといった効果を有する。
【0035】請求項5の発明は、請求項3の発明におい
て、前記ラインに対して少なくなった調合薬剤を追加し
て使用する場合に、実際にラインへ投入された投入時間
データと、投入からの経過時間データと、該調合薬剤を
使用する設備の実稼動時間データと、追加薬剤量データ
と、追加年月日時分データとのいずれかを含むデータに
よる薬剤使用実績データを蓄積し、該薬剤使用実績デー
タから得られる設備の実稼動時間累積データ及び追加薬
剤累積量データから、単位時間当たりの薬剤の消費量を
算出するので、現在在庫と生産計画から薬剤の購入量、
発注ポイントを予測でき、過剰在庫の低減や薬剤ショー
トをなくすといった効果を有する。
【0036】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
のいずれか1の発明において、薬剤の特性を示す1つあ
るいは複数のパラメータの有効特性範囲のデータが薬剤
ごとに登録されている薬剤特性データベースを用いるこ
とにより、薬剤の特性を判断できるようにしたので、薬
剤の適正な条件設定データを引き出すことができ、検索
時間の短縮を図ることができるといった効果を有する。
【0037】請求項7記載の発明は、請求項6の発明に
おいて、薬剤の少なくとも1つのパラメータを、前記薬
剤特性データベースに適用できるデータに換算するため
のデータを保持している薬剤特性換算データベースを用
いるので、薬剤使用状態の測定パラメータから有効範囲
にあるかどうかパラメータ範囲を合わせ込むことがで
き、データの換算時間の短縮を図ることができるといっ
た効果を有する。
【0038】請求項8記載の発明は、請求項7の発明に
おいて、使用する薬剤の1つ或いは複数のパラメータの
測定値を、前記薬剤特性換算データベースのデータを用
いて換算し、換算値に基づいて前記測定値が前記薬剤特
性データベースの有効特性範囲内にあるかどうかを判定
し、判定結果の出力装置への表示及び/または音声該判
定結果の音声による出力を行うので、計算の手間を省く
ことができ、薬剤有効判定が時間短縮できるといった効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の薬剤状態管理方法を適用する管理装
置の一実施例を説明するためのブロック図である。
【図2】 本発明の方法による受入薬剤処理の一例を示
すフローチャートである。
【図3】 本発明の方法による薬剤調合時の薬剤状態更
新処理の一例を示すフローチャートである。
【図4】 本発明の方法による薬剤使用終了時の薬剤状
態更新処理の一例を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の方法による調合薬剤時の調合薬剤処
理の一例を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の方法による薬剤投入時の調合薬剤状
態更新の一例を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の方法による累積使用時間と累積使用
量から時間当たりの使用量を算出する処理の一例を示す
フローチャートである。
【図8】 本発明の方法による測定温度と比重から換算
比重を導出し、薬剤が有効特性範囲にあるか判別し、結
果出力をする処理の一例を示すフローチャートである。
【図9】 本発明の実施例にかかわる薬剤特性データベ
ースの一例を示す表である。
【図10】 本発明の実施例にかかわる薬剤特性換算デ
ータベースの一例を示す表である。
【符号の説明】 1…データベース、2…表示装置、3…データ処理装
置、4…タイマ/カウンタ、5…データ入力装置、6…
音声出力装置、7…温度センサ、8…比重センサ、9…
設備管理装置。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つまたは複数の薬剤を管理する管理シ
    ステムに適用され、薬剤の状態を複数の薬剤状態に類別
    して管理する薬剤管理方法であって、前記管理システム
    は、薬剤受入の際に、受入薬剤に関する所定の管理デー
    タが入力された場合には、管理番号を発番して、前記受
    入薬剤の前記薬剤状態を受入状態として設定し、多成分
    系薬剤の調合の際に、調合時に使用された薬剤のそれぞ
    れの管理番号が入力された場合には、該使用された薬剤
    の前記薬剤状態を使用中状態として設定し、調合して使
    用が終了した薬剤の管理番号が入力された場合には、該
    使用が終了した薬剤の前記薬剤状態を終了状態として設
    定することを特徴とする薬剤管理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の薬剤管理方法におい
    て、前記受入薬剤に関する所定の管理データは、薬剤名
    称、製造ロット番号、受入単位当たりの量、受入数量、
    製造年月日、受入年月日、有効期限等のいずれかを含む
    データであることを特徴とする薬剤管理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の薬剤管理方法
    において、該薬剤管理方法は、前記管理システムにて管
    理されている薬剤を用いて調合される調合薬剤の状態
    を、複数の調合薬剤状態に類別して管理する方法を含
    み、前記管理システムは、多成分系薬剤が調合される際
    に、薬剤名称、調合量、調合ロット番号、調合作業者
    名、調合済み薬剤を使用する対象製品管理番号、薬剤の
    調合年月日時分等のいずれかを含むデータが入力された
    場合に、調合済み管理番号を発番し、前記調合薬剤状態
    を調合状態として設定し、調合薬剤が、該調合薬剤を使
    用する設備のラインに投入される際に、投入者、投入
    量、調合済み管理番号、投入年月日時分のいずれかを含
    むデータが入力された場合には、前記調合薬剤状態を投
    入状態として設定し、前記ラインに対し、調合薬剤を交
    換または追加する際に、交換または追加量、交換または
    追加担当者、交換または追加年月日時分のいずれかを含
    むデータが入力された場合に、前記調合薬剤状態を終了
    状態として設定することを特徴とする薬剤管理方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の薬剤管理方法におい
    て、前記ラインにおいて調合薬剤を交換する場合に、実
    際に該調合薬剤が前記ラインへ投入された投入時間デー
    タと、投入からの経過時間データと、該調合薬剤を使用
    する設備の実稼動時間データと、交換量データと、交換
    年月日時分データとのいずれかを含むデータによる薬剤
    使用実績データを蓄積し、該薬剤使用実績データから得
    られる設備の実稼動実時間累積データ及び交換薬剤累積
    量データから、単位時間当たりの薬剤の消費量を算出す
    ることを特徴とする薬剤管理方法。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の薬剤管理方法におい
    て、前記ラインに対して少なくなった調合薬剤を追加し
    て使用する場合に、実際にラインへ投入された投入時間
    データと、投入からの経過時間データと、該調合薬剤を
    使用する設備の実稼動時間データと、追加薬剤量データ
    と、追加年月日時分データとのいずれかを含むデータに
    よる薬剤使用実績データを蓄積し、該薬剤使用実績デー
    タから得られる設備の実稼動時間累積データ及び追加薬
    剤累積量データから、単位時間当たりの薬剤の消費量を
    算出することを特徴とする薬剤管理方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1に記載の
    薬剤管理方法において、薬剤の特性を示す1つあるいは
    複数のパラメータの有効特性範囲のデータが薬剤ごとに
    登録されている薬剤特性データベースを用いることによ
    り、薬剤の特性を判断できるようにしたことを特徴とす
    る薬剤管理方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の薬剤管理方法におい
    て、薬剤の少なくとも1つのパラメータを、前記薬剤特
    性データベースに適用できるデータに換算するためのデ
    ータを保持している薬剤特性換算データベースを用いる
    ことを特徴とする薬剤管理方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の薬剤管理方法におい
    て、使用する薬剤の1つ或いは複数のパラメータの測定
    値を、前記薬剤特性換算データベースのデータを用いて
    換算し、換算値に基づいて前記測定値が前記薬剤特性デ
    ータベースの有効特性範囲内にあるかどうかを判定し、
    判定結果の出力装置への表示及び/または音声該判定結
    果の音声による出力を行うことを特徴とする薬剤管理方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009219899A (ja) * 2001-12-31 2009-10-01 B Braun Medical Inc 薬剤調合情報管理システム

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