JP3087625B2 - 鋼材の試験管理装置 - Google Patents

鋼材の試験管理装置

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は製造された鋼材の
試験の計画工程と実績工程とを計算機を用いて比較して
効率の良い試験を行なうための鋼材の試験管理装置に関
し、特に、計画された工程に従う試験の進捗状況を収集
することにより得られた実績工程と計画工程との照合結
果に基づき試験計画の精度向上を図る鋼材の試験管理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、鋼材製造側においては、鋼材製品の納期の遅れは、
需要家が要求する多様な試験の実施に要する時間にかな
りの制限を受けていたこと、多様な試験の実施要求に伴
い試験計画の立案や進捗情報の収集における作業または
判断に要する工数が増大することなどが原因となってい
た。
【0003】そこで、鋼材製造側においては、鋼材の生
産や操業における計画および実績収集に関する管理が重
要視されてきたわけであるが、従来、この管理は生産管
理システムと操業管理システムとの間の相互のデータ伝
送により行なわれていた。たとえば、特開平4−257
058号公報には生産計画部門と製造部門と予算編成部
門との間で相互が有する情報を交換することで、各情報
が有効利用されて、各部門で効率よく計画策定できると
いう鋼材の生産計画システムが開示される。
【0004】しかしながら、この公報には、鋼材の試験
業務における計画と、その計画に従う試験の進捗に関す
る管理など、上述した実際の試験計画立案作業および試
験進捗情報の収集作業における負荷の増大傾向を解決す
るためのものは何ら示されていない。
【0005】それゆえにこの発明の目的は、鋼材の試験
計画の立案および試験進捗情報の収集の作業における負
荷の軽減と作業の正確性向上とを図ることができる鋼材
の試験管理装置を提供することである。
【0006】この発明の他の目的は、精度よく鋼材の試
験計画が立てられる鋼材の試験管理装置を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の鋼材の
試験管理装置は、鋼材の所定の製造単位ごとに、実施す
べき少なくとも1種類以上の試験の名称データと納期の
データとを含む生産計画情報と、試験の種類ごとに該試
験の実施に要する時間データを含む所要時間情報と、こ
れら生産計画情報と所要時間情報とに基づいて、鋼材の
所定の製造単位ごとに実施すべき少なくとも1種類以上
の試験のそれぞれについて該試験の実施工程を計画する
計画手段とを備えて構成される。
【0008】請求項1に記載の鋼材の試験管理装置はこ
のように構成されるので、人手を介することなく計画手
段により予め作成されている生産計画情報と所要時間情
報とから鋼材の所定の製造単位ごとに実施すべき試験の
それぞれについて試験の実施工程を立案することができ
て、試験計画立案作業における作業者の負荷軽減と正確
性の向上を図ることができる。
【0009】請求項2に記載の鋼材の試験管理装置は、
請求項1に記載の装置がさらに、計画手段により計画さ
れた試験の実施工程に基づいて、鋼材の所定の製造単位
ごとに対応の少なくとも1種類以上の試験を実施するた
めの実施手段と、少なくとも1種類以上の試験のそれぞ
れについて、実施手段により実施されて得られた実績工
程と計画手段により計画された工程との差を求め、求め
られた差により所要時間情報の対応する試験の実施に要
する時間データを更新する手段とをさらに備えて構成さ
れる。
【0010】請求項2に記載の鋼材の試験管理装置はこ
のように構成されるので、実施手段により試験が実施さ
れて得られた実績工程と計画された計画工程との差が求
められ、求められた差により所要時間情報の対応する試
験の実施に要する時間データが更新されるので、試験進
捗情報の収集の作業が人手を介さず行なわれることにな
って作業者の負荷軽減が図られるとともに、作業の正確
性向上も図られる。
【0011】また、実績工程と計画工程との差により試
験の実施に要する時間データは更新されるので、より現
実に即した、言い換えれば試験現場の状況または試験作
業員の能力や作業負荷などを考慮した試験計画の立案が
行なわれることになって、精度よく鋼材の試験計画を立
てることができる。
【0012】請求項3に記載の鋼材の試験管理装置は請
求項1または2に記載の装置がさらに、少なくとも1種
類以上の試験のそれぞれについて、計画手段により計画
された工程における負荷を予測し出力する手段を備えて
構成される。
【0013】請求項3に記載の鋼材の試験管理装置はこ
のように構成されるので、各試験業務における負荷の予
測が容易に可能となる。
【0014】これにより、試験業務の過負荷による納期
の遅れを予め回避するような計画の見直しが可能とな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0016】図1はこの発明の実施の形態による鋼材の
試験管理システムのハードウェアのブロック構成図であ
る。図において試験管理システムは試験の計画および進
捗など、試験に関する全般を管理するための試験管理計
算機10、試験の計画に基づく試験の実施を管理するた
めの試験実施計算機20、試験を管理するためにオペレ
ータが操作するための試験管理端末30、および計画に
従った試験を実施するための試験装置60を外部接続し
て装置60での試験の実施を管理するための試験実施端
末40を含み、これら各計算機および各端末はLAN
(ローカルエリアネットワークの略)50を介して相互
に通信接続される。
【0017】なお、図では、端末30および40はそれ
ぞれ1台のみ示したが、実際はそれぞれ複数台接続され
て複数のオペレータにより操作されたり、複数の異なる
種類の試験を同時に実施することができるように設けら
れたりする。
【0018】試験管理計算機10は計算機10自体を集
中管理するためのCPU(中央処理装置の略)11、動
作プログラムなどを格納するためのメモリ12、データ
ベースなどを格納するための外部記憶装置13およびプ
リンタ14を含む。
【0019】試験実施計算機20は、計算機20自体を
集中管理するためのCPU21、動作プログラムを格納
するためのメモリ22、データベースなどを格納するた
めの外部記憶装置23およびプリンタ24を含む。
【0020】試験管理端末30は、端末30自体を集中
管理するためのCPU31、動作プログラムなどを格納
するためのメモリ32、データ入力のためのキーボード
33および表示媒体または印字媒体などからなる出力装
置34を含む。
【0021】試験実施端末40は、端末40自体を集中
管理するためのCPU41、動作プログラムなどを格納
するためのメモリ42、データ入力のためのキーボード
43および表示媒体または印字媒体などからなる出力装
置44を含む。
【0022】図2は、図1のシステムにおけるソフトウ
ェア構成を示す図であり、図1の各計算機および各端末
におけるソフトウェア構成が示される。図において試験
管理計算機10はデータベース(以下、DBと略す)1
5、DB15に関する検索、登録および削除などのデー
タ処理を行なうためのDBアクセスプログラム16、L
AN50を介してデータを送受信するためのデータ送受
信プログラム17を含む。また試験実施計算機20はD
B25、DB25に関する検索、登録および削除などの
データ処理を行なうためのDBアクセスプログラム26
およびLAN50を介してデータを送受信するためのデ
ータ送受信プログラム27を含む。
【0023】また試験管理端末30はキーボード33な
どの外部から、またはLAN50を介してデータを入力
するためのプログラム35および入力されたデータを所
定手順に従って加工(処理)して、出力するためのデー
タ加工プログラム36を含む。また試験実施端末40は
キーボード43などの外部から、またはLAN50を介
してデータを入力するためのプログラム45および入力
されたデータを所定手順に従って加工(処理)して出力
するためのデータ加工プログラム36を含む。
【0024】DB15および25のそれぞれは、後述す
る各種試験に関する情報を蓄積するためのものであり、
個々に蓄積された情報をLAN50に接続された各端末
により任意にアクセス(検索、登録、削除)できるよう
に、プログラム16および26は対応のDBをアクセス
するためのプログラム起動の情報の集合からなる。各端
末からのこれらプログラム起動の要求と、この要求に従
うDBアクセス結果の各端末への応答についてのデータ
はLAN50を介して受け渡しされる。各端末では、各
種データの加工が容易にできるように、メモリ32また
は42に表形式でデータを蓄積し、それらをデータ加工
プログラム36または46はグラフ化処理する。
【0025】図3には、この発明の実施の形態による試
験管理に関する処理の概略フローチャートが、LAN5
0による試験管理計算機10と試験実施計算機20との
間でのデータの受け渡しとともに示される。
【0026】図3の処理において参照されるデータが図
4〜図7に示される。図4は、この発明の実施の形態に
よる生産計画データを表形式にして示す図であり、生産
計画データ70は図4の表形式にてDBに格納される。
データ70を作成するための生産計画はオペレータによ
り所定の日(たとえば、毎月1日または15日など)
に、需要家により受注した鋼材の注文を1カ月単位でま
とめて端末30のキーボード33から入力されるもので
ある。鋼材の製造注文がされると、その製造番号と納期
と必要な試験の種類はほぼ決定される。
【0027】図の生産計画データ70は入力された生産
計画に基づいて、まずDB15上に作成される。生産計
画データ70は少なくとも1つ以上の受注鋼材に割当て
られた製造番号71を含み、さらに各製造番号について
受注鋼材の納期を示す製造納期72、および製造された
受注鋼材を需要家に納品する前に実施すべき試験の種類
を示す実施試験名73、74、…を含む。実施すべき試
験は通常、製造番号71ごとに少なくとも1つ以上あ
る。
【0028】製造番号71は各鋼材の製造時に一意に付
される作業番号である。注文によっては、1つの製造番
号で1枚の鋼板が製造されたり、数百枚の鋼板が製造さ
れたりする。
【0029】図5は、この発明の実施の形態による試験
計画立案データを表形式にして示す図であり、試験計画
立案データ80は図5の表形式にてDBに格納される。
【0030】図において試験計画立案データ80は複数
の試験名81と各試験名81に対応して試験に要する時
間82を格納する。各試験は、製造された鋼材から採取
されたサンプルとしての試験片に対して実施されて、対
応の製造された鋼材が需要家の要求する試験値を満足し
ているか否かが判断される。試験に要する時間82は各
試験によりまちまちであり経験によりおおよその所要時
間が初期設定される。図5では、試験に要する時間82
は1つの試験片の試験に要する最大の時間である。
【0031】図6はこの発明の実施の形態による試験計
画データ90を表形式に示す図であり、試験計画データ
90は図の表形式にてDBに格納される。試験計画デー
タ90は受注鋼材に割当てられた製造番号91、各製造
番号91について実施が計画される試験名92、試験開
始予定時間93および試験完了予定時間94を含む。開
始および完了予定時間92および93は対応する試験名
92について設定される。
【0032】図7はこの発明の実施の形態による試験実
績データを表形式にして示す図であり、試験実績データ
100は図の表形式にてDBに格納される。実績データ
100は受注鋼材に割当てられた製造番号101、各製
造番号101について実施された試験名102、試験開
始実績時間103および試験完了実績時間104を含
む。時間103および104は対応の試験名102に対
応の試験を実際に実施した場合の開始時間と完了時間で
ある。
【0033】次に、図1および図2に示された試験管理
システムによる鋼材試験に関する試験計画、この計画に
従う試験の進捗および試験の実績などを一貫して管理す
るための手順について、図3のフローチャートに従い説
明する。
【0034】まずステップS1(以下、単にS1と略
す)で、オペレータにより試験管理端末30のキーボー
ド33から注文に従う生産計画が入力されると、LAN
50を介して試験管理計算機10のDBアクセスプログ
ラム16によりDB15に図4の生産計画データ70が
登録される。
【0035】次に、S2で試験管理計算機10のCPU
11は、所定手順に従ってDB15に図6の試験計画デ
ータ90を登録する。データ90は予めDB15に登録
されている試験計画立案データ80と前述のS1でDB
15に登録された生産計画データ70とに基づいて作成
される。詳細には、立案データ80を基に計画データ7
0の製造番号71ごとに、その納期72から逆算して実
施試験名73、74、…のそれぞれに対応の実施試験の
開始予定時間93と完了予定時間94を算出する。これ
により、各製造番号91ごとに実施すべき試験名92
と、対応の試験名92の試験の開始予定時間93と完了
予定時間94とが求められて、図6の試験計画データ9
0としてDB15に登録される。
【0036】さらにS2では、計画された各試験におけ
る作業負荷が算出されて、一旦立てられた試験計画デー
タは、算出された作業負荷量を用いて見直される。その
ために、図8のこの発明の実施の形態による作業負荷量
のグラフが出力される。
【0037】このグラフはプリンタ14を介して、また
は端末30の出力装置34を介して出力される。また、
LAN50を介して計算機20のプリンタ24から、ま
たは端末40の出力装置44から出力するようにしても
よい。
【0038】図8のグラフは生産計画データ70の実施
試験名73、74、…のそれぞれについて作成される。
グラフは縦軸に試験作業負荷量Wが、横軸に日程Dがそ
れぞれとられる。CPU11は、生産計画データ70の
製造納期72をキーにして、各試験名について当月の製
造量(製造番号71の数)と試験量を検索して、計画デ
ータ90で予定された該試験の各製造番号ごとの試験時
間期間(=試験完了予定時間−試験開始予定時間)を累
積的に加算してグラフ化する。
【0039】各試験ごとに作成された図8のグラフを見
た管理側のオペレータは、作業負荷量Wが集中する(過
負荷となる)ような期間が確認されると、納期が遅れる
可能性が大であるので負荷量Wが集中しないように、か
つ納期が遅れないようにして、計画データ90の見直し
を図ることができる。
【0040】一方、試験実施側は、各試験ごとに作成さ
れた図8のグラフを見て、負荷量Wが集中して過負荷と
なっている場合は、この集中状態を改善するように管理
側に要求することができる。また、この図8のグラフは
上述した試験計画案見直しの他に、受注の見直しを図る
ための基礎データともなる。
【0041】次に、S3で、計算機10のCPU11は
データ送受信プログラム17によりS2で作成された試
験計画データ90をLAN50を介して試験実施計算機
20に送信する。
【0042】次に、S4およびS5で、実施計算機20
のCPU21は、LAN50およびデータ送受信プログ
ラム27を介して試験計画データ90を受信し、DBア
クセスプログラム26を介してDB25に試験予定デー
タとして登録する。
【0043】次に、S6で、各試験実施端末40は、L
AN50を介してDB25の試験予定データを検索し、
検索結果に基づいて対応の試験装置60に製造番号ごと
に実施すべき試験を実施させる。
【0044】次に、S7〜S10で、各試験実施端末4
0は、対応の試験装置60で実施された試験工程につい
て、その開始時と完了時に試験開始実績時間103と試
験完了実績時間104とを内部の図示されないタイマに
より得る。得られた実績時間103と104は製造番号
101と、実施した試験名102とに対応させて実施計
算機20に伝送するので、応じて計算機20のCPU2
1はデータ送受信プログラム27とDBアクセスプログ
ラム26とを介してデータベース25に試験進捗データ
として登録する。
【0045】また、試験進捗データはデータ送受信プロ
グラム27およびLAN50を介して試験管理計算機1
0に伝送されるので、CPU11、データ送受信プログ
ラム17およびDBアクセスプログラム16を介して、
図7の試験実績データ100としてDB15に登録す
る。なお、DB25に登録の試験進捗データはDB15
に登録の図7の試験実績データ100と同じ内容を有す
る。
【0046】次に、S11で、試験管理計算機10のC
PU11は、試験の計画工程と実績工程との差に基づい
てDB15に予め登録されていた試験計画立案データ8
0の内容を調整する。計画に従って試験が理想的に実施
できたならば、図7の実績データ100の内容は図6の
計画データ90の内容に全く一致するはずである。実際
は試験を実施するオペレータの能力レベル、作業負荷状
況および試験設備の状況などが原因となって、両データ
にはずれが生じる。したがって、試験計画立案データ8
0の試験に要する時間82は、試験を実施するオペレー
タの技術レベル、オペレータの作業負荷状況および試験
設備の状況に応じて調整することが必要である。
【0047】次に試験計画立案データ80の調整につい
て説明する。CPU11はDB15の試験計画データ9
0と試験実績データ100とを照合して、各試験名ごと
に、試験予定時間(=試験完了予定時間94−試験開始
予定時間93)と試験実績時間(=試験完了予定時間1
04−試験開始実績時間103)とを算出し比較する。
比較結果、試験予定時間>試験実績時間であれば、試験
計画立案データ80の対応の試験に要する時間82を減
じて、算出された試験実績時間となるように調整し、逆
に試験予定時間<試験実績時間であれば対応の試験に要
する時間82を増やして、算出された試験実績時間とな
るように調整する。このようにして、現時点で実際に得
られた試験に要する時間で試験計画立案データ80を定
期的に更新することができるので、データ80に基づい
て立てられる計画データ90の内容を現時点での試験作
業をするオペレータの能力、作業負荷および試験設備の
状況に見合った精度のよいものとすることができる。
【0048】実際には、各試験に要する時間は、その時
点での作業負荷の状況などで異なるので、試験に要する
時間=(作業負荷の度合い)×(通常の所要時間)とし
て算出して、図8の作業負荷量Wに応じた所要時間を求
める方法であってもよい。
【0049】上述したS1〜S11の手順を同様にして
生産計画データ70が入力されるごとに繰り返す。
【0050】なお、生産計画データ70は月単位で入力
するとしたが、さらに細かい単位、たとえば10日ごと
などに入力するようにすると、受注の見直しによる生産
計画データ70の見直しと試験計画データ90の見直し
がよりリアルタイムに行なえるようになる。
【0051】また、試験管理計算機10側に登録される
試験計画データ90と試験実績データ100のそれぞれ
は、試験実施計算機20内に登録される試験予定データ
と試験進捗データのそれぞれと同じ内容である。このよ
うに両計算機間でデータを冗長にして備えることで、一
方の計算機が何らかの原因で停止した場合でも、他方の
計算機で運用を継続することができる、いわゆるフォー
ルトトレラントを採用することができる。
【0052】この場合、お互いの計算機が常時、他方の
計算機が稼動中か否かチェックし、停止していたらデー
タとプログラムとを相手方に移行させて、処理を継続
し、システム利用者からはシステムが無停止状態に見え
るよう維持される。
【0053】図9は、この発明の実施の形態による試験
管理システムにおける試験業務の品質管理サイクルと効
果の関係を示す図である。
【0054】上述した一連の手順により、この発明の実
施の形態による試験管理システムにおいては、図9に示
されるように鋼材の試験管理業務における試験計画、試
験進捗および試験実績を一貫して管理できるので、計画
立案と実績データ収集に関する作業者の負荷の軽減と正
確性の向上を図ることができる。また、鋼材の試験業務
における納期管理の徹底、試験情報の共有化および試験
作業量の負荷予測が可能となって、試験業務における品
質管理サイクルを効率的に運用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態による鋼材の試験管理シ
ステムのハードウェアのブロック構成図である。
【図2】図1のシステムにおけるソフトウェア構成を示
す図である。
【図3】この発明の実施の形態による試験管理に関する
処理の概略フローチャートである。
【図4】この発明の実施の形態による生産計画データを
表形式にして示す図である。
【図5】この発明の実施の形態による試験計画立案デー
タを表形式にして示す図である。
【図6】この発明の実施の形態による試験計画データを
表形式にして示す図である。
【図7】この発明の実施の形態による試験実績データを
表形式にして示す図である。
【図8】この発明の実施の形態による作業負荷量のグラ
フである。
【図9】この発明の実施の形態による試験管理システム
における試験業務の品質管理サイクルと効果の関係を示
す図である。
【符号の説明】
10 試験管理計算機 20 試験実施計算機 30 試験管理端末 40 試験実施端末 50 LAN 60 試験装置 70 生産計画データ 80 試験計画立案データ 90 試験計画データ 100 試験実績データ W 試験作業負荷量 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼材の所定の製造単位ごとに、実施すべ
    き少なくとも1種類以上の試験の名称データと納期のデ
    ータとを含む生産計画情報と、 前記試験の種類ごとに、該試験の実施に要する時間デー
    タを含む所要時間情報と、 前記生産計画情報と前記所要時間情報とに基づいて、前
    記鋼材の所定の製造単位ごとに実施すべき前記少なくと
    も1種類以上の試験のそれぞれについて該試験の実施工
    程を計画する計画手段とを備えた、鋼材の試験管理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記計画手段により計画された前記試験
    の実施工程に基づいて、前記鋼材の所定の製造単位ごと
    に対応の前記少なくとも1種類以上の前記試験を実施す
    るための実施手段と、 前記少なくとも1種類以上の前記試験のそれぞれについ
    て、前記実施手段により実施されて得られた実績工程と
    前記計画手段により計画された前記工程との差を求め、
    求められた差により前記所有時間情報の対応する前記試
    験の実施に要する時間データを更新する手段とをさらに
    備えた、請求項1に記載の鋼材の試験管理装置。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも1種類以上の試験のそれ
    ぞれについて、前記計画手段により計画された前記工程
    における負荷を予測し出力する手段をさらに備えた、請
    求項1または2に記載の鋼材の試験管理装置。
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