JP2734763B2 - 通信網構築工程スケジューリングシステム - Google Patents

通信網構築工程スケジューリングシステム

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JP2734763B2
JP2734763B2 JP24459890A JP24459890A JP2734763B2 JP 2734763 B2 JP2734763 B2 JP 2734763B2 JP 24459890 A JP24459890 A JP 24459890A JP 24459890 A JP24459890 A JP 24459890A JP 2734763 B2 JP2734763 B2 JP 2734763B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、回線および伝送路の設定および撤去につい
ての工事スケジュールの作成および調整の作業を効率化
するために、自動的に、あるいは各事業所のオペレータ
と対話的に、工事スケジュールを立案または修正する通
信網構築工程スケジューリングシステムに関し、特に、
数ケ月程度の長期的な工事スケジュールを立案し、立案
された長期的工事スケジュールを状況の変化に応じて修
正し、当日の工事の進捗状況と長期的工事スケジールか
ら翌日の短期的工事スケジュールを立案し、また、作業
の実行状況に応じて実行中の短期的工事スケジュールを
修正し、今後の対策を提示する通信網構築工程スケジュ
ーリングシステムに関するものである。
〔従来の技術〕
従来の、回線および伝送路の設定または撤去の工事ス
ケジュールの作成および調整技術について説明を行う前
に、スケジューリングされる対象である回線および伝送
路の設定方法の概要を、第2図(a)および同(b)を
用いて説明する。
まず、第2図(a)に基づいて、回線を設定する場合
を説明する。回線を終端する二つの事業所AおよびBに
おいて、回線の建設に関する工事オーダは、交換装置に
関する工事と伝送装置に関する工事とに大きく分けられ
る(101〜104)。工事担当者は、受け取った工事オーダ
に記載された工事の内容に従って、必要な工事を行う
(105〜110)。二つの事業所でのすべての工事が終了し
た後に、新たに設定した回線のサービスを開始する前
に、二つの事業所間での確認試験111を行って、試験の
結果、サービスを開始しても問題がないことが確認され
た場合には、その回線のサービス(使用)を開始112す
る。その後、回線収容データ等のデータの更新,修正等
の後処理を行う(113〜116)。
また、伝送路を設定する場合には、伝送路を終端する
二つの事業所AおよびBと、伝送路を中継するいくつか
(図の例では一つ)の事業所が、第2図(b)に示す如
く、伝送路の建設についての工事オーダを受け取る(20
1〜203)。各事業所は、工事オーダに記載された工事の
内容に従って、必要な工事を行う(204〜206)。すべて
の事業所で工事が終了した後、通信品質等の試験207を
行い、試験の結果、問題がないことが確認された場合に
は、工事を終了する。その後、伝送路収容データ等のデ
ータの更新,修正等の後処理を行う(208〜210)こと
は、回線設定の場合と同様である。
この他にも、回線および定送路を撤去する作業がある
が、これらは、複数の事業所間で協調しながら行う工事
ではなく、各事業所で独立してできる作業であり、回線
および伝送路の設定工事より容易であるので、説明は省
略する。
次に、従来の、回線および伝送路の設定または撤去の
ための工事スケジューリング技術について説明する。
数ケ月程度にわたる回線および伝送路の設定または撤
去のための長期的工事スケジュール立案作業において
は、回線および伝送路を終端する二つの事業所間で、開
通試験日を決定することが主要な目的である。長期的工
事スケジュール立案作業の一部はいわゆるOA(Office A
utomation)化がなされているが、実施可能な長期的工
事スケジュールの候補を作成する作業,作成された長期
的工事スケジュールの候補の中から様々な評価項目を考
慮して適切な長期的工事スケジュールを決定する作業
等、最も重要な作業は人手に依存する部分が大きい。こ
のため、従来は、長期的工事スケジュールを立案する作
業は、全国の事業所の担当者が会議を行って、回線およ
び伝送路の開通試験日を決定していた。
また、上述の作業によって立案された長期的工事スケ
ジュールは、工事状況の変化によってはその一部を変更
する必要がでてくる。例えば、変換機の故障の発生等に
より、予定されていた工事が実行できなくなったり、新
たな回線および伝送路を設定または撤去する工事のオー
ダの追加等の、長期的工事スケジュールを立案した時点
ではなかった諸条件の変化によって、長期的工事スケジ
ュールの一部を変更しなければならない事態が発生す
る。この場合、従来は、スケジュールを変更しなければ
ならない複数の事業所の担当者が電話を介して話し合い
を行うことにより、長期的工事スケジュールの変更を行
っていた。
一方、日々の短期的工事スケジュールの立案作業は、
各事業所の担当者が、長期的工事スケジュール,前日ま
での自事業所における工事の進捗状況,当日の稼働量
(作業者数)等を考慮して決定していた。但し、短期的
工事スケジュールを立案するとき、自事業所の工事の進
捗状況は考慮されるが、工事に関連する相手の事業所の
工事の進捗状況はその把握のための手続きが繁雑なた
め、相手の事業所が予定通り工事が進んでいることを仮
定して、短期的工事スケジュールを立案するようにして
いた。
上述の作業によって立案された短期的工事スケジュー
ルは、当日の工事の進捗状況の変化によってはその作業
内容を変更する必要がでてくる。例えば、自事業所の工
事の進捗が予定通りであっても、開通試験を行う予定の
別の事業所の工事が遅れることにより、予定の時刻から
開通試験を行うことが不可能になる。このような場合、
今後、予定されていた工事の代りにどのような工事をし
なければならないかの対策を立てる必要があるが、従来
は、関係する複数の事業所の担当者が電話を介して話し
合いを行うことにより、今後のやるべき仕事を決定して
いた。
なお、他の一般的なスケジュール立案・変更システム
としては、鉄道,バスの車両運行スケジュールや、工場
の設備稼働スケジュールに関するものが知られている
が、これらのスケジューリングシステムは、各分野特有
の制約条件の下で、車両や設備の使用率を最大化するこ
とあるいは従来人手に頼っていた作業を効率化すること
を目的とするものであり、本発明とは対象が異なる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の従来技術には、以下の如き問題がある。
まず、長期的工事スケジュールを立案するためには、
各事業所の担当者が互いに話い合うことによって開通試
験実施日を決定する必要があるという点である。設定お
よび撤去する回線または伝送路の工事オーダは非常に多
数あるため、電話によるスケジュールの調整は非常に時
間がかかり、困難である。このために、各事業所の担当
者が会議を開くことも非効率的である。
また、長期的工事スケジュールの立案の手法として
も、各事業所の人手に頼っていたため、全体として整合
のとれたスケジュールの立案は困難であり、この結果、
工事が能率的に進まない事態が発生するという問題があ
った。
長期的工事スケジュールは、その工事スケジュールを
変更しなければならない事態になった場合には、関係す
る事業所の担当者の話い合いによって、長期的工事スケ
ジュールの変更がなされる。上述の場合の話い合いは通
常電話を介して行われるため、複数の事業所が工事の変
更に関連するとき、その調整には時間がかかり非効率的
である。また、調整の結果、修正された長期的工事スケ
ジュールも、関連する事業所間だけで決定されるため、
全体的に見ると、変更スケジュール案が適切であるとい
う保証はない。
一方、短期的工事スケジュールは、前日までの自事業
所における工事の進捗状況と当日の自事業所の稼働量等
を考慮して、各事業所の担当者が決定していた。この場
合、各事業所が自事業所での工事に関する事情のみを考
慮して短期的工事スケジュールを立案するため、各事業
所が同時に行わなければならない開通試験の如き工事
も、各事業所で別々の短期的工事スケジュールを立案す
るような事態も生じていた。この結果、他の事業所の工
事が長期的工事スケジュール通り進んでいないと開通試
験は当日に行うことが不可能となり、作業能率が悪化す
る。また、短期的工事スケジュールの立案作業も、人手
に頼ったものであり非効率的である。
短期的工事スケジュールの変更作業も、長期的工事ス
ケジュールと同様に、その工事スケジュールを変更しな
ければならない事態になった場合には、関係する事業所
の担当者の話い合いによって変更がなされる。短期的工
事スケジュールの変更は、今後のスケジュールの変更で
あるため、迅速さが第一に要求されるが、従来の手法
は、電話を介しての複数の事業所間の話し合いを要する
ものであるため時間がかかり、また、修正される短期的
工事スケジュールも、関連する事業所内だけで決定され
るため、全体的に見て、適切な変更スケジュール案が作
成される保証はない。
なお、上記技術に関しては、例えば、井川および西川
による「効率的なネットワークシステム設計を実現する
TEAMS−ネットワーク設計システム(TEAMS)の概要−」
(NTT技術ジャーナル1989年12月号,65〜69頁)中に関連
する記載があるが、このシステムでは、各事業所でのオ
ペレータとの対話によるスケジュールの立案または修正
に関しては考慮されていない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、従来の技術における上述の如き問題を
解消し、回線および伝送路の設定または撤去についての
工事スケジュールの作成および調整の作業を効率化可能
とした、工事スケジュールを立案または修正する通信網
構築工程スケジューリングシステムを提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の上述の目的は、回線および伝送路を終端ある
いは中継するシステムを有する複数の事業所と、該事業
所との通信手段を有するセンタ装置から成る情報処理シ
ステムにおいて、上記センタ装置に、上記各事業所に設
置されている回線および伝送路を収容するシステムの設
定状態に関するデータおよび上記各事業所に配属されて
いる工事実施者の作業の習熟度および作業計画に関する
データ等の資源に関するデータを管理するデータベース
と、工事間の実行順序関数および工事の制約条件に関す
るデータおよび上記通信手段を介して上記各事業所から
送信される回線および伝送路の開通試験希望日に関する
データ等の工事に関するデータを管理するデータベース
と、前記各データベースを用いて、長期間にわたる回線
および伝送路の開通試験実施予定日あるいは撤去工事予
定日を定めた長期的工事スケジュールを作成または修正
し、その結果を、前記通信手段を介して前記各事業所に
送信する手段を設けたことを特徴とする通信網構築工程
スケジューリングシステムによって達成される。
〔作用〕
本発明に係る通信網構築工程スケジューリングシステ
ムにおいては、長期的工事スケジュールの作成または修
正を行うとき、前出の第2図(a)または(b)に示し
た如き、回線および伝送路を設定または撤去するための
一連の作業群を一つの単位としてスケジューリングを行
うが、以下、この一連の作業群をタスクと呼ぶことにす
る。
通信網構築工程スケジューリングシステムによる長期
的工事スケジュールの作成(立案)の動作を第3図を用
いて説明する。ここで、タスク等の作業に関するデー
タ,工事の稼働量(作業者数等)や交換機の状態等の資
源に関するデータは、長期的工事スケジュールの立案以
前に、すべて通信網構築工程スケジューリングシステム
のセンタ装置内のデータベースにデータとして書き込ん
でおく。
まず、最初に、各事業所は、自事業所に関係するそれ
ぞれのタスクについて、開通試験希望日を通信回線によ
るデータ転送等の通信手段を用いて通信網構築工程スケ
ジューリングシステムのセンタ装置に送信する(ステッ
プ301)。全事業所からの開通試験希望日についてのデ
ータが送信された後、通信網構築工程スケジューリング
システムのセンタ装置は、開通試験希望日と工事に関す
る制約条件を用いて、長期的工事スケジュールの立案を
行う(ステップ302)。
立案された長期的工事スケジュールは、制約条件を満
たすだけのスケジュールで最適性は考慮されていない。
そこで、次に、ヒューリスティックな、つまり、確証は
ないが経験的に有効な手法を用いて、立案された長期的
工事スケジュールの改良を行う(ステップ303)。改良
され、出力された長期的工事スケジュールは、前記通信
手段を介して、それぞれのタスクに関係する各事業所に
送信される(ステップ304)。各事業所では、送信され
て来た長期的工事スケジュールに問題がないかどうかの
チェックを行う(ステップ305)。
すべての事業所が、立案された長期的工事スケジュー
ルに不満がなければ、長期的工事スケジュールの立案は
終了し、開通試験予定日が決定される(ステップ30
7)。決定された長期的工事スケジュールは、通信網構
築工程スケジューリングシステムのセンタ装置内のデー
タベースにデータとして書き込まれる。また、センタ装
置は、タスク単位で工事が関係する事業所に対して、ス
ケジュール(開通試験予定日)を送信する(ステップ30
8)。
事業所から見て、立案された長期的工事スケジュール
の中に受け入れられない開通試験予定日があるときは、
立案された長期的工事スケジュールを修正することがで
きる。この場合には、立案された長期的工事スケジュー
ルを受け入れられない事業所は、開通試験予定日を変更
したいタスク名を、ステップ306で、前記通信手段を用
いて通信網構築工程スケジューリングシステムのセンタ
装置に送信する。センタ装置は、送信されて来たタスク
名を基に長期的工事スケジュールの修正を行い(ステッ
プ303)、以下、同様の手続きを行う。
上述の如き手順により、スケジュールの立案作業が自
動化され、スケジュールの調整作業もスケジューリング
システムが中心となって行うため、大幅に効率化され、
立案された長期的工事スケジュールも整合性の良いスケ
ジュールとなる。
次に、本発明に係る通信網構築工程スケジューリング
システムによる長期的工事スケジュールの調整(修正)
の動作を第4図を用いて説明する。
長期的工事スケジュールを立案した時点ではなかった
条件が新たに追加されたとき、または、長期的工事スケ
ジュールを立案した時点では存在した条件がなくなった
とき、あるいは、条件が修正されたとき、それら追加,
削除,修正されたデータを、通信回線を介するデータ転
送等の通信手段を用いて、通信網構築工程スケジューリ
ングシステムのセンタ装置に送信する(ステップ40
1)。
センタ装置は、送信されてきたデータを解析して、既
存の長期的工事スケジュールを修正する必要があるかど
うかを判定する(ステップ402)。判定の結果、既存の
長期的工事スケジュールを修正する必要がある場合は、
ステップ403で、追加,削除,修正されたデータを用い
て、ヒューリスティックな手法により、長期的工事スケ
ジュールの変更案を作成する。ヒューリスティックな手
法を用いることの利点としては、修正スケジュール案が
高速に求められること、全体的なスケジュールの変更に
ならないため他の各事業所に対する影響が少なくなるこ
と等を挙げることができる。
修正された長期的工事スケジュールは、前記通信手段
を用いて、長期的工事スケジュールの修正が関係する事
業所に送信される(ステップ404)。送信を受けた各事
業所では、送信されて来た長期的工事スケジュールに問
題がないかどうかのチェックを行う(ステップ405)。
スケジュールの変更に関係するすべての事業所が、変
更された長期的工事スケジュール案に不満がなければ、
長期的工事スケジュールの修正は終了し(ステップ40
7)、通信網構築工程スケジューリングシステム内の長
期的工事スケジュールに関するデータベースのデータが
更新される。
続いて、関係する事業所に、変更された長期的工事ス
ケジュールを送信する(ステップ408)。
なお、修正された長期的工事スケジュールを受け入れ
られない事業所は、再度、長期的工事スケジュールの変
更を要求することができる。この場合、立案された変更
スケジュールを受け入れられない事業所は、変更したい
タスク名を前記通信手段を用いて、通信網構築工程スケ
ジューリングシステムのセンタ装置に送信する(ステッ
プ406)。センタ装置は、送信されて来た変更希望に基
づいて、更に、長期的工事スケジュールの修正を行い
(ステップ403)、以下、同様の手続きを行う。
以上の如き手順により、スケジュールの修正作業が自
動化されるため、大幅に効率化される。
次に、通信網構築工程スケジューリングシステムによ
る短期的工事スケジュールの作成(立案)および修正の
動作を説明する。なお、短期的工事スケジュールの作成
(立案)および修正を実施するとき、タスクを幾つかの
工事実行単位に分割したサブタスクと呼ばれる工事の単
位を用いる。
まず、通信網構築工程スケジューリングシステムによ
る短期的工事スケジュールの作成(立案)の動作を、第
5図を用いて説明する。
毎日、各事業所から回線および伝送路の設定または撤
去に関する工事の進捗状況データが送信されて来る(ス
テップ501)。通信網構築工程スケジューリングシステ
ムのセンタ装置は、送信されて来た工事進捗状況データ
を、システム内のデータベースに格納する。全事業所か
ら工事進捗状況データが送信された後、センタ装置は、
上記工事進捗状況データ,長期的工事スケジュール,翌
日の工事の稼働量等を用いて、翌日実行するサブタスク
をデータベースから抽出する(ステップ502)。
そして、抽出したサブタスクを用いて、短期的工事ス
ケジュールの立案を行う(ステップ503)。上で立案さ
れた短期的工事スケジュールは、制約条件を満たすこと
は考慮されているが、作業の効率は考慮されていないた
め、通信網構築工程スケジューリングシステムでは、続
いて、ヒューリスティックな手法により、立案された短
期的工事スケジュールの改良を行い(ステップ504)、
短期的工事スケジュールが確定する。
短期的工事スケジュールの立案によって、各タスクの
開通試験開始時刻や、通信設備のメモリを変更する内容
を作成するサブタスクの実行優先順位,伝送路を設定す
るサブタスクのリスト等が決定される(ステップ50
5)。立案された短期的工事スケジュールは、関係する
事業所毎にに送信される(ステップ506)。
上述の如き手順により、短期的工事スケジュールの立
案作業が自動化されるので、大幅に効率化される。ま
た、立案された短期的工事スケジュールは、全事業所の
工事進捗状況に基づいて立案されているため、各事業所
毎の整合性のないスケジュールが立案されるようなこと
はなくなる。
次に、通信網構築工程スケジューリングシステムによ
る短期的工事スケジュールの調整(修正)の動作を第6
図を用いて説明する。
まず、短期的工事スケジュールを立案した時点では考
慮されていなかった事態、例えば、故障により当日の開
通試験が不可能になる等の事態が発生した場合には、当
該事業所は通信回線によるデータ転送等の通信手段を用
いて、通信網構築工程スケジューリングシステムのセン
タ装置にその事態を送信する(ステップ601)。センタ
装置は、送信されてきたデータを解析して今後どのよう
な作業をすれば良いかについて、ヒューリスティックな
手法を用いて短期的工事スケジュールの変更案を作成す
る(ステップ602)。
立案された今後の修正スケジュールは、前記通信手段
を用いて、変更に関係する事業所に送信される(ステッ
プ603)。
修正スケジュールを送信された各事業所は、そのスケ
ジュールをチェックする(ステップ604)。スケジュー
ルの変更に関係するすべての事業所が変更されたスケジ
ュールに満足したら、短期的工事スケジュールの修正は
終了し(ステップ606)、データベース内の短期的工事
スケジュールの該当データを更新して、関係する事業所
へ変更スケジュールを送信する(ステップ607)。ま
た、修正された該当する事業所に受け入れてもらえなか
った場合には、更に、スケジュールの変更を行う。
修正された短期的工事スケジュールを受け入れられな
い事業所は、更に、スケジュールの変更を要求すること
ができる。この場合には、立案された変更スケジュール
を受け入れられない事業所は、変更希望サブタスク名を
前記通信手段を用いて、通信網構築工程スケジューリン
グシステムのセンタ装置に送信する(ステップ605)。
センタ装置は、送信されて来た変更希望に基づいて、更
に、ステップ602で、今後の短期的工事スケジュールの
修正を行い、以下、同様の手続きを行う。
以上の如き手順により、短期的工事スケジュールの修
正作業が自動化されるため、大幅に効率化される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、本発明に係る通信網構築工程スケジューリ
ングシステムの一実施例を示すブロック構成図である。
図において、1は通信網構築工程スケジューリングシス
テムの運用中心であるセンタ装置、2,3,4は回線および
伝送路を終端あるいは中継するシステムを有する事業
所、9は回線および伝送路を設定または撤去するための
工事に関するデータベース、10は各事業所の稼働量ある
いは交換機の状態等資源に関するデータベース、12は各
工事の開通試験日を定めた長期的工事スケジュールに関
するデータベース、13は開通試験開始時刻,サブタスク
の実行優先順位等を定めた短期的工事スケジュールに関
するデータベース、15,16はそれぞれ事業所2に関する
タスクのみを格納した長期的工事スケジュールのデータ
ベースと短期的工事スケジュールのデータベース、18,1
9はそれぞれ事業所3に関するタスクのみを格納した長
期的工事スケジュールのデータベースと短期的工事スケ
ジュールのデータベース、21,22はそれぞれ事業所4に
関するタスクのみを格納した長期的工事スケジュールの
データベースと短期的工事スケジュールのデータベース
を示している。
また、31,32,33はそれぞれ事業所2,3,4と通信網構築
工程スケジューリングシステム1との間で通信を行うた
めの通信回線、34〜37はスケジュールを立案あるいは修
正するときに必要となる情報を入出力するための入出力
装置、38〜41はスケジュールを出力するためのプリン
タ、42はスケジューリングを行うときの専門家の知識を
記述した知識ベース、50はスケジューリングプロセッサ
23において長期的工事スケジュールの立案を行う長期的
工事スケジュール立案部、54はスケジューリングプロセ
ッサ23において長期的工事スケジュールの修正を行う長
期的工事スケジュール修正部、58はスケジューリングプ
ロセッサ23において短期的工事スケジュールの立案を行
う短期的工事スケジュール立案部、62はスケジューリン
グプロセッサ23において短期的工事スケジュールの修正
を行う短期的工事スケジュール修正部を示している。
第11図(a)は、上述の工事に関するデータベース9
内にあるタスクデータベースのデータ項目とレコードの
一例を示す図である。図中、データ項目「タスク識別
子」は、タスクを検索するときのキーとなるデータ項目
であり、すべてのタスクに対して一つずつ割り当てられ
ている。また、データ項目「タスク付帯情報」は、回線
名,回線種別等のデータであり、オペレータがタスクの
内容を把握するために用いられる。データ項目「上位事
業所開通試験希望日」および「下位事業所開通試験希望
日」には、それぞれ、上位および下位事業所の開通試験
希望日が設定される。データ項目「上位事業所識別子」
および「下位事業所識別子」には、回線を終端する二つ
の事業所名が設定されている。このデータ項目は、事業
所を検索するときのキーとなるデータ項目であり、すべ
ての事業所毎に一つずつ割り当てられている。
データ項目「タスク進捗状況」は、タスクの工事の状
態を管理するためのデータ項目である。データ項目「上
位交換機識別子」および「下位交換機識別子」は、交換
機を検索するときのキーとなるデータ項目であり、すべ
ての交換機に一つずつ割り当てられている。データ項目
のうち、タスク識別子,タスク付帯情報,上位事業所識
別子,下位事業所識別子,タスク進捗状況,上位交換機
識別子,下位交換機識別子は、スケジューリングを実施
する以前に、既にデータが設定されている。第11図
(a)のレコード1は、タスクデータベースのレコード
の初期値の例を示すものである。
第11図(b)は、同じく、上述の工事に関するデータ
ベース9内にあるサブタスクデータベースのデータ項目
とレコードの一例を示す図である。図中、データ項目
「サブタスク識別子」はサブタスクを検索するときのキ
ーとなるデータ項目であり、すべてのサブタスクに対し
て一つずつ設定されている。データ項目「サブタスク付
帯情報」は、工事の名称等、オペレータがサブタスクの
内容を把握するために用いられる。データ項目「タスク
識別子」は、サブタスクを包含するタスクを検索すると
きのキーとなるデータ項目である。データ項目「サブタ
スク進捗状況」は、サブタスクの工事の状況を管理する
データ項目である。データ項目「予想工事時間」は、サ
ブタスクを実施するときにかかる時間の予想値である。
データ項目「次サブタスク識別子」および「前サブタス
ク識別子」は、サブタスク間の実行の前後関係を検索す
るためのデータ項目である。データ項目「事業所識別
子」は、事業所を検索するときのキーとなるデータ項目
である。データ項目「サブタスク種別」は、サブタスク
の種類を管理するデータ項目である。すべてのデータ項
目は、スケジューリングを実施する前に、既に設定され
ている。第11図(b)のレコード1は、サブタスクデー
タベースのレコードの初期値の例を示すものである。
第12図(a)は、前述の、資源に関するデータベース
10内にあるヒューマンリソースデータベースのデータ項
目とレコードの一例を示す図である。図中、データ項目
「事業所識別子」は、事業所を検索するときのキーとな
るデータ項目であり、すべての事業所に対して一つずつ
割り当てられている。データ項目「事業所付帯情報」
は、オペレータがその事業所についての情報を得るため
のデータ項目である。データ項目「平均稼働量」は、そ
の事業所の平均の稼働量を管理するためのデータ項目で
ある。データ項目「平均開通試験稼働量」は、その事業
所の平均の開通試験の稼働量を管理するデータ項目であ
る。すべてのデータ項目は、スケジューリングを実施す
る以前に、既に設定されている。第12図(a)のレコー
ド1は、ヒューマンリソースデータベースのレコードの
初期値の例を示すものである。
第12図(b)は、同じく、前述の資源に関するデータ
ベース10内にある交換機データベースのデータ項目とレ
コードの一例を示す図である。図中、データ項目「交換
機識別子」は、交換機を検索するときのキーとなるデー
タ項目であり、すべての交換機に対して一つずつ割り当
てられている。データ項目「交換機付帯情報」は、オペ
レータが交換機についての情報を得るためのデータ項目
である。データ項目「交換機使用不可期間」は、交換機
の設定状態を変えられない期間を管理するためのデータ
項目である。すべてのデータ項目は、スケジューリング
を実施する以前に、既に設定されている。第12図(b)
のレコード1は、交換機データベースのレコードの初期
値の例を示すものである。
第13図は(a)、長期的工事スケジュールデータベー
ス12のデータ項目とレコードの一例を示す図である。図
中、データ項目「タスク識別子」は、タスクを検索する
ときのキーとなるデータ項目であり、すべてのタスクに
対して一つずつ割り当てられている。データ項目「開通
試験予定日」は、スケジュール立案および修正の結果、
決定した最新の開通試験予定日を管理するデータ項目で
ある。スケジューリングを実施する以前に、設定されて
いるデータ項目はない。第13図(a)のレコード1は、
長期的工事スケジュールデータベースのレコードの初期
値の例を示すものである。
第13図(b)は、短期的工事スケジュールデータベー
ス13のデータ項目とレコードの一例を示す図である。図
中、データ項目「サブタスク識別子」は、サブタスクを
検索するときのキーとなるデータ項目であり、すべての
サブタスクに対して一つずつ割り当てられている。デー
タ項目「開通試験開始時刻」は、開通試験サブタスクの
みにデータが設定されるデータ項目であり、短期的工事
スケジューリングの結果、決定された開通試験開始時刻
を管理するデータ項目である。データ項目「優先順位」
は、開通試験以外のサブタスクに設定されるデータ項目
であり、短期的工事スケジューリングの結果、決定され
た開始時刻を管理するデータ項目である。スケジューリ
ングを実施する以前に、設定されているデータ項目はな
い。第13図(b)のレコード1は、短期的工事スケジュ
ールデータベースのレコードの初期値の例を示すもので
ある。
以下、第1図,第7図,第11図(a),第12図
(a),同(b)および第13図(a)を用いて、本実施
例における、通信網構築工程スケジューリングシステム
による長期的工事スケジューリングの立案方法を説明す
る。以下の説明においては、全国の事業所の、数ケ月間
の回線および伝送路の開通試験予定日を決定する長期的
工事スケジュールを立案する必要が生じたものとする。
この場合、通信網構築工程スケジューリングシステム
のセンタ装置1のスケジューリングプロセッサ23内の長
期的工事スケジュール立案部50は、最初に、自システム
内の工事に関するデータベース9内のタスクデータベー
スのデータ項目「タスク進捗状況」の値が「未実施」と
設定されているレコードを抽出する。次に、長期的工事
スケジュール立案部50は、抽出されたレコードのデータ
項目「タスク識別子」および「タスク付帯情報」に設定
されているデータを、そのレコードのデータ項目「上位
事業所識別子」あるいは「下位事業所識別子」に設定さ
れているデータと同一の名称の事業所へ、通信回線(3
1,32,33等)を介して送信する。
各事業所(2,3,4等)のオペレータは、入出力装置(3
5,36,37等)を介して、送信されて来た「タスク付帯情
報」のデータを参照し、該当するタスクについての「開
通試験希望日」のデータを入力し、「タスク識別子」お
よび「事業所識別子」(事業所識別子は、開通試験日希
望日が、上位,下位どちらの事業所から送信された来た
かを判定するために必要なもの)のデータとともに、通
信回線(31,32,33等)を介してセンタ装置1に送信す
る。センタ装置1の長期的工事スケジュール立案部50
は、「タスク識別子」および「事業所識別子」のデータ
をキーとして、送信されて来た「開通試験希望日」のデ
ータを、工事に関するデータベース9内のタスクデータ
ベースの該当するレコードのデータ項目「上位事業所開
通試験希望日」あるいは「下位事業所開通試験希望日」
内に設定する。
すべての事業所から「開通試験希望日」が送信された
後、長期的工事スケジュール立案部50は、工事に関する
データベース9内のタスクデータベースのレコードのデ
ータ項目「上位事業所開通試験希望日」および「下位事
業所開通試験希望日」に設定されている開通試験希望日
に関するデータのうち、早い方の希望日を「開通試験予
定日」として、長期的工事スケジュールデータベース12
のデータ項目「タスク識別子」,「開通試験予定日」に
データを設定し、新たなレコードを作成する。このと
き、交換機データベースのデータ項目「交換機使用不可
期間」に設定されている期間中に「開通試験予定日」の
データが設定された場合は、該当するタスクの長期的工
事スケジュールデータベース12のデータ項目「開通試験
予定日」のデータを、「交換機使用不可期間」が終了す
る翌日に変更する。
長期的工事スケジュールの対象となっているすべての
タスクに対してレコードの作成が終了したら、長期的工
事スケジュール立案部50は、前述の資源に関するデータ
ベース10内のヒューマンリソースデータベースのレコー
ドのデータ項目「事業所識別子」および「平均開通試験
稼働量」のデータと、長期的工事スケジュールデータベ
ース12のデータ項目「開通試験予定日」のデータと、工
事に関するデータベース9内のタスクデータベースのデ
ータ項目「上位(下位)事業所識別子」のデータとを参
照して、すべての事業所が各々の事業所の「平均開通試
験稼働量」を基に算出された、1日の開通試験の限界稼
働量を越えないかどうかをチェックする。
限界稼働量を越える事業所があれば、工事に関するデ
ータベース9内のタスクデータベースのデータ項目「上
位事業所開通試験希望日」と「下位事業所開通試験希望
日」との偏差の大きさを尺度にして、最も偏差の大きい
タスクの長期的工事スケジュールデータベース12のデー
タ項目「開通試験予定日」のデータを1日遅らせる。こ
の際、交換機データベースのデータ項目「交換機使用不
可期間」に設定されている期間中に「開通試験予定日」
のデータが設定された場合には、該当するタスクの長期
的工事スケジュールデータベース12のデータ項目「開通
試験予定日」のデータを、「交換機使用不可期間」が終
了する翌日に変更する。
以上の手続きを、限界稼働量を越える事業所がなくな
るまで繰り返す。続いて、「同一対地間の開通試験は同
じ日に実行した方が良い」という従来の日程調整の専門
家のヒューリスティックな知識を実現するために、長期
的工事スケジュール立案部50は、前述知識ベース42に記
述されているルールに従って、連続する10日間におい
て、同一対地間のタスク、すなわち、工事に関するデー
タベース9内のタスクデータベースのデータ項目「上位
事業所識別子」および「下位事業所識別子」のデータが
同一であるタスクを抽出し、抽出した複数のタスクの長
期的工事スケジュールデータベース12のデータ項目「開
通試験予定日」のデータの中で、「開通試験予定日」が
最も早い日に、抽出したすべてのタスクの長期的工事ス
ケジュールデータベース12のレコードのデータ項目「開
通試験予定日」のデータを変更する。
長期的工事スケジュールデータベース12のレコードの
データ項目「開通試験予定日」のデータの変更によっ
て、新たに限界稼働量を越える事業所が発生した場合、
長期的工事スケジュール立案部50は、先に述べた長期的
工事スケジュールデータベース12のデータ項目「開通試
験予定日」のデータを変更する手続きを実施し、限界稼
働量を越える事業所がなくなるようにする。続いて、長
期的工事スケジュール立案部50は、長期的工事スケジュ
ールデータベース12のデータ項目「タスク識別子」のデ
ータをキーとして、工事に関するデータベース9内のタ
スクデータベースのデータ項目「上位事業所識別子」お
よび「下位事業所識別子」のデータを検索し、それらの
事業所識別子に対応する事業所へ、前記通信回線(31,3
2,33等)を介して、データ項目「タスク識別子」,「タ
スク付帯情報」および「開通試験予定日」等のデータを
送信する。
各事業所(2,3,4等)のオペレータは、送信されて来
たタスクの開通予定日が、自事業所にとって希望とかけ
離れた予定でないかどうかのチェックを行い、そのスケ
ジュールを容認できないときは、前記通信回線(31,32,
33等)を介して、容認できないタスクの「タスク識別
子」のデータと自事業所の「事業所識別子」のデータ
を、センタ装置1に送信する。センタ装置1の長期的工
事スケジュール立案部50は、送信された来た「タスク識
別子」と「事業所識別子」のデータを参照して、送信さ
れて来た「事業所識別子」に対応する事業所のタスクデ
ータベースのデータ項目「上位(下位)事業所開通試験
希望日」のデータを、長期的工事スケジュールデータベ
ース12のデータ項目「開通試験予定日」に設定する。
データ項目「開通試験予定日」のデータの変更によっ
て、新たに限界稼働量を越える事業所が発生した場合、
長期的工事スケジュール立案部50は、先に述べた長期的
工事スケジュールデータベース12のデータ項目「開通試
験予定日」のデータを変更する手続きを実施し、限界稼
働量を越える事業所がなくなるようにする。そして、長
期的工事スケジュール立案部50は、データ項目「開通試
験予定日」を更新したタスクのデータ項目「タスク識別
子」,「タスク付帯情報」および「開通試験予定日」
を、前記通信回線(31,32,33等)を介して、該当する事
業所に送信する。
上述の如き長期的工事スケジュールの改良のサイクル
は、無限に回ることを防止するため、数回以上はスケジ
ュールの改良を行わないように予め設定しておく。すべ
ての事業所から長期的工事スケジュール改良の要望がな
くなるか、予め設定された回数だけ長期的工事スケジュ
ール改良のサイクルが回ったら、長期的工事スケジュー
ルは最終的に決定となる。
長期的工事スケジュール立案部50は、タスクデータベ
ースのデータ項目「上位事業所識別子」および「下位事
業所識別子」のデータを参照して、該当する事業所に、
「タスク識別子」,「タスク付帯情報」および「開通試
験予定日」のデータを前記通信回線(31,32,33等)を介
して送信し、各事業所内の長期的工事スケジュールデー
タベース(15,18,21等)に設定する。各事業所(2,3,4
等)では、決定した長期的工事スケジュールを入出力装
置(35,36,37等)やプリンタ(39,40,41等)を用いて出
力し、確認することができる。以上の如き処理によっ
て、長期的工事スケジュールの立案の作業が終了する。
第7図に、上述の長期的工事スケジュールの立案作業の
例を示す。
次に、第1図,第8図,第11図(a),第12図
(a),同(b)および第13図(a)を用いて、本実施
例における通信網構築工程スケジューリングシステムに
よる長期的工事スケジューリングの修正方法を説明す
る。以下の説明においては、事業所2において長期的工
事スケジュールを立案した時点では不明であったが、交
換機のメモリを変更するため、一定期間、事業所2内の
ある交換機の使用が不可能になったものとする。
この場合、事業所2のオペレータは、入出力装置35か
ら、「交換機識別子」と「交換機使用不可期間」のデー
タを入力する。入力された「交換機識別子」と「交換機
使用不可期間」のデータは、通信回線(31,32,33等)を
介して、センタ装置1に送信される。センタ装置1の長
期的工事スケジュール修正部54は、送信されて来た「交
換機識別子」のデータをキーとして、資源に関するデー
タベース10内の交換機データベースのデータ項目「交換
機使用不可期間」に、上記「「交換機使用不可期間」の
データを設定する。
次に、長期的工事スケジュール修正部54は、交換機デ
ータベースのデータ項目「交換機使用不可期間」に設定
されている交換機の使用不可期間中に、その交換機を用
いて開通試験を行うタスクがあるかどうかのチェック
を、交換機データベースのデータ項目「交換機識別子」
および「交換機使用不可期間」のデータと、タスクデー
タベースのデータ項目「タスク識別子」および「上位交
換機識別子」,「下位交換機識別子」のデータと、長期
的工事スケジュールデータベース12のデータ項目「タス
ク識別子」および「開通試験予定日」のデータを用いて
行う。
チェックの結果、「交換機使用不可期間」中に、「開
通試験予定日」が設定されているタスクが存在すること
が判明した場合には、長期的工事スケジュール修正部54
は、該当するタスクの長期的工事スケジュールデータベ
ース12のデータ項目「開通試験予定日」のデータを、
「交換機使用不可期間」が終了する翌日に変更する。こ
のタスクの「開通試験予定日」の変更によって、新たに
限界稼働量を越える事業所が発生した場合、長期的工事
スケジュールの立案の項で述べた。長期的工事スケジュ
ールデータベースのデータ項目「開通試験予定日」のデ
ータを変更する手続きを実施し、限界稼働量を越える事
業所がなくなるようにする。続いて、長期的工事スケジ
ュール修正部54は、長期的工事スケジュールデータベー
ス12のデータ項目「タスク識別子」のデータをキーとし
て、長期的工事スケジュールデータベース12のデータ項
目「開通試験予定日」のデータの修正のあったタスクに
対して、タスクデータベースのデータ項目「上位事業所
識別子」および「下位事業所識別子」のデータを検索
し、それらの「事業所識別子」に対応する事業所へ通信
回線を介して、「タスク識別子」,「タスク付帯情
報」,「開通試験予定日」のデータを送信する。
事業所2,3のオペレータは、送信されて来たタスクの
「開通試験予定日」のデータが、自事業所にとって容認
できるものであるかどうかを判定する。判定の結果、こ
こでは、事業所2に関連する「開通試験予定日」のデー
タについては、事業所2は不満はないものとする。一
方、事業所3に関連する「開通試験予定日」のデータに
ついては、事業所3は容認できないものとする。この場
合、事業所3では、長期的工事スケジュールを修正する
ために、変更したいタスクの「タスク識別子」のデータ
と自事業所の「事業所識別子」のデータを、通信回線32
を介してセンタ装置1に送信する。
センタ装置1の長期的工事スケジュール修正部54は、
送信されて来た「タスク識別子」と「事業所識別子」の
データを参照して、長期的工事スケジュールデータベー
スのデータ項目「開通試験予定日」のデータを、送信さ
れて来た「事業所識別子」と同一の事業所のデータ項目
「上位(下位)事業所開通試験希望日」に設定されてい
る日で、かつ、交換機データベースのデータ項目「交換
機使用不可期間」のデータ等の制約条件を満たした上で
最も近い日に、長期的工事スケジュールデータベースの
データ項目「開通試験予定日」を設定する。このタスク
の「開通試験予定日」の変更によって、新たに限界稼働
量を越える事業所が発生した場合、長期的工事スケジュ
ールの立案の項で述べた、長期的工事スケジュールデー
タベースのデータ項目「開通試験予定日」のデータを変
更する手続きを実施し、限界稼働量を越える事業所がな
くなるようにする。
上述の如き長期的工事スケジュールの修正のサイクル
は、無限に回ることを防止するため、数回以上はスケジ
ュールの修正を行わないように予め設定しておく。すべ
ての事業所から長期的工事スケジュール修正の要望がな
くなるか、予め設定された回数だけ長期的工事スケジュ
ール修正のサイクルが回ったら、長期的工事スケジュー
ルの修正は終了となる。
長期的工事スケジュール修正部54は、タスクデータベ
ースのデータ項目「上位事業所識別子」および「下位事
業所識別子」のデータを参照して、該当する事業所(2
および3)に、「タスク識別子」,「タスク付帯情報」
および「開通試験予定日」のデータを前記通信回線(3
1,32,33等)を介して送信し、各事業所内の長期的工事
スケジュールデータベース(15,18,21等)に設定する。
各事業所2および3では、修正した長期的工事スケジュ
ールを入出力装置(35,36,37等)やプリンタ(39,40,41
等)を用いて出力し、確認することができる。以上の如
き処理によって、長期的工事スケジュールの修正作業が
終了する。第8図に、上述の長期的工事スケジュールの
修正作業の例を示す。
次に、第1図,第9図,第11図(a)および(b)と
第12図(a)および(b),第13図(a)および(b)
を用いて、本実施例における、通信網構築工程スケジュ
ーリングシステムによる短期的工事スケジューリングの
立案方法を説明する。
一日の作業が終了した後、各事業所(2,3,4等)から
その日終了したサブタスクの「サブタスク識別子」,
「サブタスク進捗状況」のデータが通信回線31,32,33を
介して、センタ装置1に送信されて来る。送信されて来
た「サブタスク進捗状況」のデータは、「サブタスク識
別子」のデータをキーとして、工事に関するデータベー
ス9内のサブタスクデータベースのデータ項目「サブタ
スク進捗状況」に設定される。
全事業所から、「サブタスク進捗状況」が送信された
ら、センタ装置1の短期的工事スケジュール立案部58
は、工事に関するデータベース9内のサブタスクデータ
ベースのデータ項目「サブタスク種別」のデータが、
「開通試験サブタスク」であり、かつ、サブタスクデー
タベースのデータ項目「サブタスク進捗状況」の値が未
実施であり、かつ、前に行われるべきサブタスクのデー
タ項目「「サブタスク進捗状況」の値がすべて「実施
済」であるサブタスクの「サブタスク識別子」を、長期
的工事スケジュールデータベースのデータ項目「開通試
験予定日」に設定されている日にちの早い順に抽出し、
その順に従って、短期的工事スケジュールデータベース
のデータ項目「サブタスク識別子」,「開通試験開始時
刻」のデータを設定し、新たなレコードを作成する。こ
のとき、データ項目「優先順位」のデータは、ブランク
のままである。
短期的工事スケジュールデータベースのデータ項目
「開通試験開始時刻」のデータを設定するときは、サブ
タスクデータベースのデータ項目「事業所識別子」と
「予想工事時間」のデータを参照して、順に「開通試験
開始時刻」を設定していき、更に、ヒューマンリソース
データベースのデータ項目「事業所識別子」,「平均開
通試験稼働量」のデータを参照して、限界稼働量以下に
サブタスクの数を抑えるようにし、もし、限界稼働量を
越えた場合には、それ以後、その事業所に関係するサブ
タスクの抽出は行わない。
次に、短期的工事スケジュール立案部58は、工事に関
するデータベース9内のサブタスクデータベースのデー
タ項目「サブタスク種別」のデータが「開通試験サブタ
スク」以外であり、かつ、サブタスクデータベースのデ
ータ項目「サブタスク進捗状況」の値が「未実施」であ
り、かつ、前に行われるべきサブタスクのデータ項目
「サブタスク進捗状況」の値がすべて「実施済」である
サブタスクの「サブタスク識別子」を、長期的工事スケ
ジュールデータベースのデータ項目「開通試験予定日」
に設定されている日にちの早い順に抽出し、その順に従
って、短期的工事スケジュールデータベースのデータ項
目「サブタスク識別子」,「優先順位」のデータを設定
し、新たなレコードを作成する。このとき、データ項目
「開通試験開始時刻」のデータはブランクのままであ
る。
短期的工事スケジュールデータベースのデータ項目
「優先順位」のデータを設定するときは、順に「優先順
位」を設定していき、更に、サブタスクデータベースの
データ項目「事業所識別子」と「予想工事時間」のデー
タと、ヒューマンリソースデータベースのデータ項目
「事業所識別子」,「平均稼働量」のデータを参照し
て、限界稼働量以下にサブタスクの数を抑えるように
し、もし、限界稼働量を越えた場合は、それ以降、その
事業所に関係するサブタスクの抽出は行わない。
続いて、「同一対地の開通試験は連続して行った方が
良い」という従来の日程調整の専門家のヒューリスティ
ックな知識を実現するために、短期的工事スケジュール
立案部58は、前述の知識ベース42に記述されているルー
ルに従って、短期的工事スケジュールデータベースのデ
ータ項目「サブタスク識別子」のデータと、サブタスク
データベースのデータ項目「サブタスク識別子」および
「事業所識別子」のデータを参照して、開通試験開始時
刻を変更すべき「開通試験サブタスク」があるかどうか
を検索し、開通試験開始時刻を変更すべき「開通試験サ
ブタスク」がある場合には、サブタスクデータベースの
データ項目「開通試験開始時刻」のデータを変更する。
上述の如き手順で、最終的に決定された短期的工事ス
ケジュールは、開通試験開始時刻,局データ作成および
伝送路の設定工事等、サブタスクの実行優先順位等であ
る。立案された短期的工事スケジュールは、短期的工事
スケジュールデータベース13に設定される。また、短期
的工事スケジュール立案部58は、各事業所(2,3,4等)
に、サブタスクデータベースのデータ項目「事業所識別
子」のデータを参照して、その事業所に関係する工事の
短期的工事スケジュールを記述したレコードのデータ
を、通信回線31,32,33等を介して送信する。各事業所
(2,3,4等)では、決定した短期的工事スケジュール
を、入出力装置(35,36,37等)やプリンタ(39,40,41
等)を用いて出力し、確認することができる。
以上の処理によって、短期的工事スケジュールの立案
作業が終了する。第9図に、短期的工事スケジュールを
立案する例を示す。
次に、第1図,第10図,第11図(a)および(b),
第12図(a)および(b),第13図(a)および(b)
を用いて、本実施例における、通信網構築工程スケジュ
ーリングシステムによる短期的工事スケジューリングの
修正方法を説明する。
以下の説明においては、事業所2の交換機と事業所3
の作換機との間で、回線の開通試験を行っているものと
する。
ここで、事業所2の交換機が故障したため、当初予定
されていた開通試験をその日のうちに終了することは不
可能になった。そこで、事業所2および3では、実行不
可能になったサブタスクの「サブタスク識別子」のデー
タを、それぞれ、通信回線31,32を介してセンタ装置1
に送信する。
センタ装置1の短期的工事スケジュール修正部62は、
送信されて来た「サブタスク識別子」のデータをキーに
して、サブタスクデータベースのデータ項目「タスク識
別子」のデータを検索し、更に、検索した「タスク識別
子」のキーにして、タスクデータベースのデータ項目
「上位交換機識別子」および「下位交換機識別子」のデ
ータを検索する。
次に、検索された「交換機識別子」のデータと、「タ
スク識別子」のデータをキーにして、タスクデータベー
スのデータ項目「タスク識別子」,「上位交換機識別
子」,「下位交換機識別子」と、サブタスクデータベー
スのデータ項目「サブタスク識別子」,「タスク識別
子」と、短期的工事スケジュールデータベースのデータ
項目「サブタスク識別子」,「開通試験開始時刻」を用
いて、故障した交換機で、当日開通試験を行うことにな
っていたサブタスクを抽出し、短期的工事スケジュール
データベースから、該当するサブタスクのレコードを削
除する。
次に、短期的工事スケジュール修正部62は、削除した
サブタスクの代りに実施できるサブタスクを抽出するた
め、工事に関するデータベース9内のサブタスクデータ
ベースのデータ項目「サブタスク種別」のデータが「開
通試験サブタスク」以外であり、かつ、サブタスクデー
タベースのデータ項目「サブタスク進捗状況」の値が
「未実施」であり、かつ、前に行われるべきサブタスク
データベースのデータ項目「サブタスク進捗状況」の値
がすべて「実施済」であるサブタスクの「サブタスク識
別子を、長期的工事スケジュールデータベースのデータ
項目「開通試験予定日」に設定されている日にちの早い
順に抽出し、その順に従って、短期的工事スケジュール
データベースのデータ項目「サブタスク識別子」,「優
先順位」のデータを設定し、新たなレコードを作成し、
既存のレコードに追加する。このとき、データ項目「開
通試験開始時刻」のデータは、ブランクのままである。
短期的工事スケジュールデータベースのデータ項目
「優先順位」のデータを設定するときは、既存のレコー
ドの優先順位に引き続いて順に「優先順位」を設定して
いき、更に、サブタスクデータベースのデータ項目「事
業所識別子」と「予想工事時間」のデータと、ヒューマ
ンリソースデータベースのデータ項目「事業所識別
子」,「平均稼働量」のデータを参照して、限界稼働量
以内にサブタスクの数を抑えるようにし、もし、限界稼
働量を越えたときは、短期的工事スケジュールの修正を
終了する。
修正された短期的工事スケジュールデータベースのレ
コードは、通信回線31,32,33を介して関係する事業所2
および3に送信される。修正された短期的工事スケジュ
ールデータベースのレコードを受信した事業所2および
3は、許容できる短期的工事スケジュールであるかどう
かを判定する。ここでは、判定の結果、事業所2のスケ
ジュールについて、事業所2は不満がないものとする。
一方、事業所3は、事業所2のスケジュールが受け入れ
難いものであるとする。この場合、事業所3では、短期
的工事スケジュールを修正するために、変更したい「サ
ブタスク識別子」を通信回線32を介してセンタ装置1に
送信する。センタ装置1の短期的工事スケジュール修正
部62は、送信されて来た「サブタスク識別子」のデータ
をキーとし、短期的工事スケジュールデータベースの中
から、「サブタスク識別子」のデータが一致するレコー
ドを抽出し、そのレコードを削除する。
次に、短期的工事スケジュール修正部62は、工事に関
するデータベース9内のサブタスクデータベースのデー
タ項目「サブタスク種別」のデータが「開通試験サブタ
スク」以外であり、かつ、サブタスクデータベースのデ
ータ項目「サブタスク進捗状況」の値が「未実施」であ
り、かつ、前に行われるべきサブタスクデータベースの
データ項目「サブタスク進捗状況」の値がすべて「実施
済」であり、かつ、長期的工事スケジュールデータベー
スのデータ項目「開通試験予定日」に設定されている日
にちが最も早いサブタスクの「サブタスク識別子」を抽
出し、そして、短期的工事スケジュールデータベースの
データ項目「サブタスク識別子」,「優先順位」のデー
タを設定し、新たなレコードを作成し、既存の短期的工
事スケジュールデータベースのレコードに追加する。こ
のとき、データ項目「開通試験開始時刻」のデータはブ
ランクのままである。
このような短期的工事スケジュールの再修正サイクル
は、無限に回ることを防止するため、数回以上はスケジ
ュールの修正を行わないように予め設定しておく。すべ
ての事業所から短期的工事スケジュール再修正の要望が
なくなるか、予め設定された回数だけ短期的工事スケジ
ュール修正のサイクルが回ったら、短期的工事スケジュ
ールの修正は終了となり、短期的工事スケジュールが決
定となる。
このようにして決定された短期的工事スケジュールデ
ータベースのレコードは、短期的工事スケジュールデー
タベース13に設定される。また、関係する事業所2およ
び3にも、修正した短期的工事スケジュールデータベー
スのレコードを通信回線31,32,を介して送信する。送信
された短期的工事スケジュールデータベースのレコード
は、それぞれ、自事業所の短期的工事スケジュールデー
タベース16および19に設定される。事業所2および3で
は、修正した短期的工事スケジュールを、入出力装置3
5,36やプリンタ39,40を用いて出力し、確認することが
できる。
上述の手順によって、短期的工事スケジュールの修正
作業が終了する。第10図に、作換ユニットにおいて障害
が発生した場合に短期的工事スケジュールを修正する例
を示す。
なお、上記各実施例は、本発明の一例を示すものであ
り、本発明はこれらに限定されるべきものではないこと
は言うまでもない。例えば、第11図〜第13図に示したデ
ータベース中のレコードの形式等は、他の形式を用いる
ことも可能であるという如くである。
〔発明の効果〕
以上、詳細に説明した如く、本発明によれば、回線お
よび伝送路の設定または撤去についての工事スケジュー
ルの作成および調整の作業を効率化可能とした、通信網
構築工程スケジューリングシステムを実現できるという
顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る通信網構築工程スケジューリング
システムの一実施例を示すブロック図、第2図は回線ま
たは伝送路を設定するための工事の概略を示すフロー
図、第3図は本発明の一実施例に係る長期的工事スケジ
ュールの立案のフロー図、第4図は同長期的工事スケジ
ュールの調整のフロー図、第5図は同短期的工事スケジ
ュールの立案のフロー図、第6図は同短期的工事スケジ
ュールの調整のフロー図、第7図〜第10図は立案または
調整されたスケジュールの一例を示す図、第11図〜第13
図は各データベースのデータ項目とレコードの一例を示
す図である。 1:センタ装置、2,3,4:事業所、9:工事に関するデータベ
ース、10:資源に関するデータベース、12,15,18および2
1:長期的工事スケジュールデータベース、13,16,19およ
び22:短期的工事スケジュールデータベース、23:スケジ
ューリングプロセッサ、31,32,33:通信回線、34〜37:入
出力装置、42:知識ベース、50:長期的工事スケジュール
立案部、54:長期的工事スケジュール修正部、58:短期的
工事スケジュール立案部、62:短期的工事スケジュール
修正部。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回線および伝送路を終端あるいは中継する
    システムを有する複数の事業所と、該事業所との通信手
    段を有するセンタ装置から成る情報処理システムであっ
    て、前記センタ装置に、前記各事業所に設置されている
    回線および伝送路を収容するシステムの設定状態に関す
    るデータおよび前記各事業所に配属されている工事実施
    者の作業の習熟度および作業計画に関するデータ等の資
    源に関するデータを管理するデータベースと、工事間の
    実行順序関係および工事の制約条件に関するデータおよ
    び前記通信手段を介して前記各事業所から送信される回
    線および伝送路の開通試験希望日に関するデータ等の工
    事に関するデータを管理するデータベースと、前記各デ
    ータベースを用いて、長期間にわたる回線および伝送路
    の開通試験実施予定日あるいは撤去工事予定日を定めた
    長期的工事スケジュールを作成し、その結果を、前記通
    信手段を介して前記各事業所に送信する手段を設けたこ
    とを特徴とする通信網構築工程スケジューリングシステ
    ム。
  2. 【請求項2】前記各手段に加えて、長期的工事スケジュ
    ールの立案後、前記資源に関するデータを管理するデー
    タベースまたは工事に関するデータを管理するデータベ
    ースのデータを変更する事態が発生したとき、前記各デ
    ータベース中の該当するデータの更新処理を行う手段
    と、更新されたデータを用いて前記長期的工事スケジュ
    ールの修正を行う手段を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の通信網構築工程スケジューリングシステム。
  3. 【請求項3】前記長期的工事スケジュールの修正を行う
    手段は、修正に必要な知識を含む知識ベースを含むこと
    を特徴とする請求項2記載の通信網構築工程スケジュー
    リングシステム。
  4. 【請求項4】前記各事業所は、前記各手段により作成,
    修正された長期的工事スケジュールに基づいて実施され
    る工事の進捗状況を示すデータを、前記通信手段を介し
    て前記センタ装置に送信することを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の通信網構築工程スケジューリン
    グシステム。
  5. 【請求項5】前記各手段に加えて、作成または修正され
    た長期的工事スケジュールと、前記各事業所から送信さ
    れる工事の進捗状況を示すデータとを用いて、前記各事
    業所毎に、回線および伝送路の開通試験の前作業に当た
    る工事についてはその作業順序を、また、回線および伝
    送路の開通試験に当たる工事については開通試験の開始
    時刻を、それぞれ定めた短期的工事スケジュールを作成
    する手段を設けたことを特徴とする請求項4記載の通信
    網構築工程スケジューリングシステム。
  6. 【請求項6】前記各手段に加えて、短期的工事スケジュ
    ールの立案後、スケジュールを変更する事態が発生した
    とき、その時点での工事の進捗状況を示すデータを用い
    て前記短期的工事スケジュールの修正を行う手段を設け
    たことを特徴とする請求項5記載の通信網構築工程スケ
    ジューリングシステム。
  7. 【請求項7】前記短期的工事スケジュールの修正を行う
    手段は、修正に必要な知識を含む知識ベースを含むこと
    を特徴とする請求項6記載の通信網構築工程スケジュー
    リングシステム。
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