JP2007503649A - 個別ディスプレイ設計決定容易化 - Google Patents
個別ディスプレイ設計決定容易化 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007503649A JP2007503649A JP2006524711A JP2006524711A JP2007503649A JP 2007503649 A JP2007503649 A JP 2007503649A JP 2006524711 A JP2006524711 A JP 2006524711A JP 2006524711 A JP2006524711 A JP 2006524711A JP 2007503649 A JP2007503649 A JP 2007503649A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- product
- design
- service provider
- latest
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F30/00—Computer-aided design [CAD]
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q30/00—Commerce
- G06Q30/06—Buying, selling or leasing transactions
- G06Q30/0601—Electronic shopping [e-shopping]
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B2219/00—Program-control systems
- G05B2219/30—Nc systems
- G05B2219/32—Operator till task planning
- G05B2219/32032—Salesman creates order, system answers back with price, estimated date
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B2219/00—Program-control systems
- G05B2219/30—Nc systems
- G05B2219/32—Operator till task planning
- G05B2219/32034—Electronic market, network broker
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F2111/00—Details relating to CAD techniques
- G06F2111/02—CAD in a network environment, e.g. collaborative CAD or distributed simulation
Abstract
製品設計者所望の個別ディスプレイ製品についてその製品仕様決定及び製造者宛発注を容易化する方法であって、製品設計者が所望の個別ディスプレイ製品についての設計情報をサービスプロバイダに提示するステップと、何個所かのディスプレイ製造者が最新の製造パラメタデータを含む製造情報を準備するステップと、サービスプロバイダが設計情報を解析し、何個所かのディスプレイ製造者から受け取った最新の製造情報に基づいてその設計に対する変更案か設計確認を通知するステップと、製品設計者がサービスプロバイダに対し利用サービス対価支払情報を提示するステップと、を有する。
Description
本発明は、設計データ管理プロセスの最適化により、ディスプレイ製品をより低コストに設計製造できるようにするシステム及び方法に関する。より詳細には、本発明は、現実世界での製造能力に基づき、且つネットワークに接続されておりディスプレイ設計者及びディスプレイ製造者双方にアクセスできるコンピュータ上のアプリケーションにより、設計解析及びデータ変換を実行するシステム及び方法に関する。本願では、本システムの用例を多数説明する。
OLED(organic light-emitting diode)ディスプレイを初めとするディスプレイ製品の利用及び需要が増加するにつれ、そうしたディスプレイ製品の設計製造をより効率化する必要が増してきている。また、最近数十年に亘るコンピュータ産業の絶え間ない拡張に伴い、量産電子製品の設計製造に使用できる技術及びツールの自動化が一層進展した。現在、電子製品設計工程においては多数のCAD(computer-aided design)ツールを使用することができ、それらツールの支援を受けて製品の電気的及び機械的設計を行うことができる。設計が完成した製品の製造は、一般に、多数のCAM(computer-aided manufacturing)ツールやロボットを用いて行うのが普通である。
CADツール及びCAMツールを用いて製品を仕上げる上で問題となるのは、広く知られているように、CADシステムにおける保存・使用データが、CAMシステムや製造システムにおける保存・使用データと、必ずしも同じものでないことである。即ち、CADシステムにて使用するデータには本質的に設計にしか関係がなく製品製造には不要なデータが含まれているし、逆に、製品製造に必須なデータであってもCADシステムでは用いられず作成もされないデータもある。加えて、CADシステムとCAM/工場自動化システムでは、使用するデータフォーマット、数値フォーマット、基準軸、目印(fiducial)マーク等もしばしば相違する。こうした問題への古典的対策としては、CADシステムにて作成したデータのハードコピーを製造会社に持ち込み、このハードコピーの内容を人間の力で解釈して適宜注記する、という策がある。こうした策を採る場合、まずは、製造したい製品の図面ハードコピーをCADシステムにより作成して製造担当技術者の許に届ける。このCAD図面を見た製造担当技術者は、その図面に含まれている事項の中から、製品製造に邪魔な些末事項を無視乃至抹消すると共に、図面にない情報を付け加える。そのCAD図面を読んだ技能者は、製造ライン内の自動装置に対し通常はマニュアルでプログラミングを施す。より進んだCAD/CAMシステムとしては、CADデータをCAMデータに自動変換して自動製造装置用プログラムを生成するシステムがある。こうした変換システムでは、通常は、使用しようとしている自動装置の性能がある仮想的乃至理想的な性能であると仮定されており、現実世界での工程的制約条件等は考慮に入れられない。
どのような製品であれ、製品設計段階で製造可能要件を満足させることは設計者や販売者のコストを費消するものである。製品設計を製造者に示すやり方には幾つかのやり方があるが、その中で最も基本的乃至初歩的なやり方は、顧客が自らの仕様に合致するよう決定した紙の製品仕様書を製造者に示す、というやり方である。この場合、製品仕様を見た製造者は、示された製品仕様と、自分の許にある装置で実際に実行できる事柄に関するルールとを比較する。より近代化された手順による設計工程であれば、コンピュータに実装したDRC(design rule check)プログラムを用い製造者宛送付前にその製品仕様を評価乃至確認する、というやり方が用いられる。
しかしながら、製品設計の示し方に関する顧客と製造者の間の個別的関係がどのような関係であれ、現実世界に存する様々な制約事項がこれら既知デザインルールに組み込まれていることは滅多にない。そのため、そうした現実的制約事項が原因となって、その存在すら知らなかったルールにあうよう製品設計者が仕様を変更又は再提示しなければならなくなることがしばしばであり、場合によっては設計したものを製造できないことすらある。加えて、もし顧客が適切な情報を入手できるなら、十分なレベルの製造能力を有する製造現場を顧客が選択できることとなり、製造コストの節約になるはずである。従って、より現実世界の事情にあった製品設計をより低コストで示せるようにすることが、求められているといえよう。
製品製造者にとっても、製品設計者から渡される仕様を検討する段取りはコストを食うものである。提示され検討される設計の中には基本的な条件を満足してないものも多い。例えば十分な情報が提示されないこともあるし、利用不可能な製造装置を必要とする製品設計が提示されることもある。そうした場合における製品仕様検討や製品設計者に対する修正の段取りは面倒でコスト的に合わないものである。従って、製品仕様検討過程をより低コストにすることが求められているといえよう。
CAMシステムへのCADファイル転送を自動化する上でもう一つ支障になっているのは、どのようにすれば能力データ及びデザインルールを最新版に保てるか、という点である。この種のデータは(1)製品更新に伴い製品設計側で変更されることがあり、(2)装置老朽度、処理技術、補給状態等に応じて製品製造側で変更されることがあり、そして(3)基本的な技術変化が生じたときに変更されることがある。顧客が使用するデータセットと製造者が使用するデータセットが同じデータセットでないと、工程の流れが不効率で不経済なものになる。このような理由で、製品設計者と製品製造者との間で使用デザインルールや使用製造ルールの同期を保持できるようにすることが、求められている。
特許文献1に記載されている方法は、設計システム(CAD)から製造システム(CAM)にデータを与えるための方法であり、製造対象物の相対形状情報を含んでいる。この方法においては、少なくとも製造対象物の各部形状が次のようにして定まる。まずは、設計システム(CAD)の第1ライブラリにアクセスして最低でも所定の項目・事項を取り出し、この項目・事項に対する参照子を設計システム内製造対象物定義ファイルにインポートし、参照項目・事項を特定して設計システム(CAD)から製造システムへと製造対象物定義ファイルを送る。次いで、製造システムと連携する第2ライブラリにアクセスして製造対象物定義ファイル内参照子に対応した参照子の働きにより製造データを選抜し、その製造データを製造対象物製造ファイル内にインポートする。この方法では、デザインルール及びデータ変換ルールを格納しておくデータベースシステムが形成されることとなるが、マシン別製造能力データを実時間ベースで反映できるシステムにはなっていない。
そこで、本発明は、ディスプレイ製品の設計を製造可能な水準に高めていく過程を、より低コストなものにすることを目的とする。
本発明は、また、設計解析工程例えばDRC工程を高効率化することを目的とする。
本発明は、更に、製品設計者製品製造者間で主要設計データ主要製造データ間同期が維持されるようにすることを目的とする。
本発明は、更に、製造能力データを実時間更新可能にすることを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明に係る方法は、製品設計者所望の個別ディスプレイ製品についてその製品仕様決定及び製造者宛発注を容易化する方法であって、
a)製品設計者が所望の個別ディスプレイ製品についての設計情報をサービスプロバイダに提示するステップと、
b)何個所かのディスプレイ製造者が最新の製造パラメタデータを含む製造情報を準備するステップと、
c)サービスプロバイダが設計情報を解析し、何個所かのディスプレイ製造者から受け取った最新の製造情報に基づき設計変更案か設計確認を通知するステップと、
d)製品設計者がサービスプロバイダに対し利用サービス対価支払情報を提示するステップと、
を有する。
a)製品設計者が所望の個別ディスプレイ製品についての設計情報をサービスプロバイダに提示するステップと、
b)何個所かのディスプレイ製造者が最新の製造パラメタデータを含む製造情報を準備するステップと、
c)サービスプロバイダが設計情報を解析し、何個所かのディスプレイ製造者から受け取った最新の製造情報に基づき設計変更案か設計確認を通知するステップと、
d)製品設計者がサービスプロバイダに対し利用サービス対価支払情報を提示するステップと、
を有する。
本発明におけるサービスプロバイダは、従来技術に係る設計データ管理システムでは得られない幾つかの際だった効果を奏するものである。それらの効果の中には、正確で低コストな設計解析ができること、基本的パラメタを実時間更新できること、基本的データを集中管理乃至制御できること等が含まれる。まず、正確且つ低コストな設計解析が可能になるのは、実際の能力データに基づき解析工程を実施しているため、解析の質及び精度が大きく高まるからである。また、基本的パラメタを実時間更新できるのは、集約的な能力データベースを製品製造者から提示されるデータに基づきマシン対マシンベースで実時間更新できるためである。そして、基本的データを集中管理乃至制御できるのは、能力データを集中管理できるソフトウェアアーキテクチャを使用しているため、セキュリティ、無矛盾性及び正確性を向上させられるからである。加えて、設計や製造に関わる変化を同期的に反映させるという難しい作業が大きく簡略化され、またデータベースや解析/変換ツールアクセスの制御を通じた集中管理によって収入発生過程の解明が可能になる。
本発明は、現実世界での製造能力に基づき、且つネットワークに接続されており製品設計者及び製品製造者双方にアクセス可能なコンピュータ上のアプリケーションによって、設計解析及びデータ変換を実行するシステム及び方法に関する。以下、本システムの用例を幾つか説明する。本方法は、OLED製品等のディスプレイ製品向けに、また製品乃至技術能力パラメタを用いて設計情報例えばCADファイルの解析によって指定製品製造可否を判別できると望ましい製造工程向けに、開発されたものであり、そうした製品乃至工程向けに利用できるものである。
まず、図1は、製品設計者所望の個別ディスプレイ製品についてその製品仕様決定及び製造者宛発注を容易化するシステムを示すブロック図である。製品設計者は設計拠点10に所在しており、製造設備例えば製造拠点80にて製造したいディスプレイを設計する。サービスプロバイダはサービスプロバイダ拠点40に所在しているが、このサービスプロバイダ拠点40と設計拠点10及び製造拠点80は、同じ場所であってもよいし違う場所であってもよい。但し、それらの間は皆通信回線によって接続されている必要がある。そのための通信回線例えば回線30及び35は、LAN、WAN、ISDN、ATM、PSTN、ダイアルアップ接続、イントラネット、インターネット等、各種のネットワークとすることができる。この通信回線は、オープンチャネルであってもセキュアチャネルであってもよく、何れにするかは必要に応じて定めればよい。設計拠点10にはモデム25を介しネットワークに接続されるワークステーション乃至コンピュータ15が設けられており、製品設計者は、例えばCADプログラムを使用することによってディスプレイ装置を設計し(20)、その設計情報を例えば回線30を介し設計拠点10からサービスプロバイダ拠点40に所在のサービスプロバイダへと送ることができる。
製造拠点80には何台かのディスプレイ製造装置70が設けられている。ディスプレイ製造装置70としては、例えば、その特許を受ける権利が本願出願人に譲受されている2001年12月12日付米国特許出願第10/021410号「ドナーからの有機素材移送によりOLEDデバイス内に層を形成可能な装置」(Apparatus for Permitting Transfer of Organic Material From a Donor to Form a Layer in an OLED Device)(発明者:Bradley A. Phillips et al.)に記載の装置を用いることができる。なお、この参照を以てこの米国特許出願による開示の内容を本願中に繰り入れることとする。ディスプレイ製造装置70においては、例えば、上記米国特許出願に記載の通りレーザ等の輻射源65等が用いられる。ディスプレイ製造装置70に対する制御や監視は、接続手段75を介しコンピュータ55により行うことができる。コンピュータ55は、更に、ディスプレイ製造装置70の能力の調査乃至評価に使用可能な図示しない計測装置(metrology equipment)等に接続できる。また、コンピュータ55を、例えばモデム60及び回線35を介してサービスプロバイダ拠点40に接続すれば、サービスプロバイダ拠点40に所在しているサービスプロバイダ宛に最新の製造情報を提示することができる。
サービスプロバイダ拠点40には、モデム50を介してネットワーク(回線30及び35)に接続され設計拠点10及び製造拠点80とやりとりするコンピュータ45が設けられている。サービスプロバイダは例えばコンピュータ45による全自動型とすることもできるし、マニュアル操作を伴う構成とすることもできる。
図2はシステムデータフロー100を示すブロック図である。このシステムデータフロー100内には、設計管理システム等のサービスプロバイダ110、製品設計者120及びディスプレイ製品製造者140が含まれており、またデータの流れ125,130,145及び150も含まれている。
製品設計者120は、製造しようと目論んでいるディスプレイ製品の設計データ乃至設計仕様を作成提示する主体である。設計データの形態はCADファイルが典型的であろうが、自動処理に適した形態であればどのような形態でもよい。
製品設計者120からサービスプロバイダ110に向かうデータの流れ125には、所望のディスプレイ製品についての設計情報が含まれており、設計情報の提示は望むならセキュアチャネル経由で行うことができる。この設計情報に含めることができる情報としては、CAD情報、設計仕様ファイル、必要条件ファイル、ローカル(設計者)での設計解析結果(例えばDRCによるもの)、フォームフィットアンドファンクション情報付の概略仕様案等、製品設計者120にて作成できサービスプロバイダ110による解析、変換乃至管理の対象となり得る各種のデータがある。概略仕様案としては、例えばセキュアチャネルを介してCAD情報を与える。また、ここでいうフォームフィットアンドファンクション情報とは、設計に対し電気回路的及び機械構造的に整合しており所望の機能を発揮できることとなるような装置、部品群乃至は個別部品を、特定するのに十分な情報のことである。
データの流れ125に含めることができる情報としては、更に、製品設計者120がサービスプロバイダに対し利用サービス対価を支払うために使用する情報がある。例えば、製品設計者120は、利用サービス対価の払込先口座を指定することができる。
データの流れ145に含まれる製造情報は、例えば最新の製造パラメタデータを含む情報である。この製造情報は望むならセキュアチャネルを介して提示することができる。この情報に含めることができる情報としては、更に、最新コストデータ、最新診断データ、最新製造範囲(manufacturability)データ又はその任意の組合せがある。製造情報に含めることができる情報には、更に、最新製造機器等級・種別、診断リクエスト、最新の製造可否情報(manufacturing ability)等がある。最新製造機器等級・種別は、最新診断データ、診断リクエスト及び最新製造可否情報と共に又はこれに代えて、製造情報内に含めることができる。診断データは、実際のコンポーネント製造時ではなく診断を実行しているときに、マシン毎に又は工程毎に収集捕捉する。
最新の製造パラメタデータに含めることができる情報としては、管理/制御チャート、工程能力データ、工程生産高、デザインルールリミット等がある。データの流れ145に含める製造パラメタデータは最新乃至直近の状態におけるそれとする。最新乃至直近とは、例えば最近6ヶ月、好ましくは最近3ヶ月、より好ましくは最近1ヶ月についての実績データという意味である。
データの流れ145に含めることができる情報としては、更に、製品製造者140がサービスプロバイダ110に対し支払いを行うための情報がある。こうした支払いは、例えば、製品設計者120により指定された製品製造者140が行う。
データの流れ130には、リモート(プロバイダ)での設計解析結果、ソフトウェアの更新版等、サービスプロバイダ110に対してリクエストされている又はサービスプロバイダ110に要求されているデータが含まれる。リモートでの設計解析結果には、設計適否判別結果、エラー項目ファイル、設計条件解析結果、補給能力整合性判別結果、費用対設計トレードオフ判別結果、製品性能推定結果等が含まれる。データの流れ130に含めることができる情報としては、更に、設計変更案、推奨製造者、コスト情報、調達配送情報、ディスプレイ製品性能情報又はそれらの任意の組合せがある。データの流れ130に含めることができる情報としては、更に、サービスプロバイダ110から製品設計者120に宛てた通信文がある。サービスプロバイダ110は、こうした通信文のやりとりを利用して、製品設計者120に対し実効的回答を与えるのに必要な情報を取得する。
データの流れ150にはCAMデータが含まれる。データの流れ150に含めることができる情報としては、更に、サービスプロバイダ110から製品製造者140に宛てた通信文がある。サービスプロバイダ110は、こうした通信文のやりとりを利用して、製品設計者120に対し実効的回答を与えるのに必要な情報を取得する。
なお、図1及び図2には製造拠点80及びディスプレイ製造者140をそれぞれ1個所ずつしか示していないが、ご理解頂けるように、本願記載の方法はディスプレイ製造者140が複数個所ある場合にも実行できる。
サービスプロバイダ110は一連の自動プロセスを実行する。対応するデータ転送処理及び管理ハードウェアは、製品設計者120及び製品製造者140に対してリクエストを送信する。次に、図3及び図4に基づきサービスプロバイダ110についてより詳細に説明する。
図3は、設計管理システムトポロジ200を示すブロック図である。この設計管理システムトポロジ200内には、その構成要素として、複数個のクライアントコンピュータ(210a及び210n)、ネットワーク220及び設計管理ホスト230が含まれている。設計管理ホスト230内には、更に、ウェブサーバ232、アプリケーションサーバ234及びデータベースサーバ236が含まれている。
クライアントコンピュータ(210a及び210n)は典型的にはパーソナルコンピュータ乃至ワークステーションであり、製品設計者120又は製品製造者140の許に所在している。クライアントコンピュータ(210a及び210n)はネットワーク220を介しデータを送受信する能力を有している。
ネットワーク220は通信ネットワーク、例えばLAN、WAN、ISDN、ATM、PSTNダイアルアップ接続、イントラネット、インターネット等である。
設計管理ホスト230はサービスプロバイダ110としての機能を実行するハードウェアシステムである。設計管理ホスト230の実体は、設計管理システムトポロジ200の個別的条件によるが、単独サーバ上に配置することも複数サーバに分散させることも可能である。設計管理ホスト230が他の要素と併置される又は分散配置される分散コンピューティングアーキテクチャは、既存のどのようなものであってもよい。
ウェブサーバ232はワールドワイドウェブサービスを提供するサーバアプリケーションであり、実体的には複数個のサーバ上に分散配置することも可能である。ウェブサーバ232は、クライアントコンピュータ(210a及び210n)からのHTTPリクエスト全てを処理し、またクライアントコンピュータ(210a及び210n)上に表示させたいデータについてのリクエストをアプリケーションサーバ234宛に送信する。
アプリケーションサーバ234は、設計管理ホスト230が必要としている各種のアプリケーションをサポートするサーバアプリケーションであり、実体的には複数個のサーバ上に分散配置することも可能である。アプリケーションサーバ234は、設計管理システムトポロジ200におけるビジネスロジック及びルールの一部を実現しており、当該ビジネスロジック及びルールの残りの部分はデータベースサーバ236内のデータベースシステムにより実現されている。アプリケーションサーバ234は、最低でも、(1)データエントリ用フォーム及び表示を管理する、(2)添付ファイルを保存する、(3)アプリケーションに関わる電子メールを処理する、(4)クエリ(質問)を処理する、(5)報告ツールを提供する、という5種類の機能を担う。
データベースサーバ236は、設計管理システムトポロジ200におけるアーキテクチャ上の個別的な必要に鑑み、各種テーブルその他のデータ構造をサポート及び保守するサーバアプリケーションである。データベースサーバ236は、最低でも、リレーショナルDBMS(databese management system)機能を担う。データベースサーバ236は各種の処理乃至通信情報を保持及び格納しており、これらの情報はネットワーク220を介してクライアントコンピュータ(210a及び210n)に返送される。
具体例としては、ウェブサーバ232、アプリケーションサーバ234及びデータベースサーバ236を皆、単一の物理的実体を有するサーバ上にインストールする形態がある。
他の具体例としては、ウェブサーバ232、アプリケーションサーバ234及びデータベースサーバ236をそれぞれ別々のサーバコンピュータ上に配置する形態がある。
動作時におけるクライアントコンピュータ(210a及び210n)による情報入力、格納、処理及び出力は、従来と同様のやり方にて行う。
その実施に当たっては、好ましくは、製品設計者120がクライアントコンピュータ(210a及び210n)上にインストール済のウェブブラウザソフトウェアを起動させ、ウェブサーバ232により提供されるウェブページからなるユーザインタフェース(例えば製品設計情報送信元の製品設計者120向けにカスタマイズされたユーザインタフェース)をウェブブラウザ上に表示させ、アプリケーションサーバ234上のソフトウェアにより処理させたい製品仕様を含むCADファイルを製品設計者120がこのユーザインタフェースを用いて随意選択し、選択された製品仕様をクライアントコンピュータ(210a及び210n)からネットワーク220を介し送信して設計管理ホスト230内に格納させる、という形態にする。これに続く処理工程については後述する。なお、CADファイルを入力するのに代え顧客が構造化データファイルを入力するようにしてもよい。この構造化入力ファイルは、所要製品パラメタ全てを含むファイルとする。
サービスプロバイダ110は、設計解析及びデータ変換を実行するに当たり、現実世界における製造上の制約要件や変動要素を勘案する。この特徴的処理の根幹をなしているのは、現実世界における処理能力に関する情報を利用すること、またそれが可能であることである。
図4は、設計データ管理用のソフトウェアアーキテクチャ300を示すブロック図である。このソフトウェアアーキテクチャ300は、製造者間に共通する工程能力関連情報を蓄えるデータベースを提供するものであり、このデータベースは逐次更新される。ソフトウェアアーキテクチャ300には、解析プロセス310、変換プロセス330、ネットワーク350及び能力データベース360が含まれている。
更に、解析プロセス310には設計データ解析アプリケーション315及び能力マトリクステーブル320が含まれている。解析プロセス310は、後に図4を参照して詳述する実施形態においてはアプリケーションサーバ234内に組み込まれており、後に図5を参照して詳述する実施形態においてはクライアントコンピュータ(210a及び210n)にインストールされるソフトウェア内に組み込まれている。
また、変換プロセス330には設計データ変換アプリケーション335及び能力マトリクステーブル340が含まれている。
ネットワーク350は、前述したネットワーク220と同様にデータ通信ネットワークである。
能力データベース360は、製造能力及び技術的能力についてのパラメタ群にアクセスできるよう構成されたリレーショナルデータベースであり、データベースサーバ236内に組み込まれている。
動作時には、解析プロセス310は、所与形態の設計データ(図示せず)を処理せよという処理リクエストを受信する。このリクエストを処理する際には、その一環として所定種類の製造能力インデクス乃至技術能力インデクスを何個か指定し、指定したインデクスに係るリクエストをネットワーク350経由で送信して能力データベース360を検索し、それによって能力マトリクステーブル320を構築する。設計データ解析アプリケーション315例えばデザインルールチェッカは、能力マトリクステーブル320を用い、設計データ処理用の解析パラメタを特定・設定する。
変換プロセス330、設計データ変換アプリケーション335及び能力マトリクステーブル340は、それぞれ、解析プロセス310、設計データ解析アプリケーション315及び能力マトリクステーブル320と同様の形態で動作する。
ソフトウェアアーキテクチャ300は、当該ソフトウェアアーキテクチャ300をサポートしているハードウェアがどのような種類のものかやローカルかどうか等といったことにはさほど影響を受けない。解析プロセス310、変換プロセス330、ネットワーク350及び能力データベース360は、同一コンピュータ上に同居させることもできるし、別々のコンピュータ上に置くこともできる。
実施に当たっては、有効な能力マトリクステーブル無しでは動作できないように解析プロセス310及び変換プロセス330を設計・構成するのが望ましい。能力マトリクステーブルの有効性は様々なやり方で判別できる。例えば、これに限られるものでもないが、日付コード、CRC(cyclic redundancy check)、パスワード保護、ファイルソース等のやり方の何れでもよい。
図5は、図2に示したデータフローについて、製品設計者120所望の個別ディスプレイ製品の製品仕様決定及び製造者宛発注を容易化する方法を示すフローチャートである。ステップ365にてこの方法が開始されると、製品設計者120は、所望の特定ディスプレイ製品についての設計情報を、ステップ370にてデータ125の流れ125を介しサービスプロバイダ110に提示する。このとき設計情報をセキュアチャネル経由で提示してもよい。他方で、何個所かのディスプレイ製造者140が、最新の製造パラメタデータを含む製造情報を、ステップ375にてデータの流れ145を介し同じサービスプロバイダ110に提示する。データの流れ145について前述した通り、これらの製造情報には様々なデータ乃至情報を含めることができる。また、この製造情報をセキュアチャネル経由で提示してもよい。その際に使用するセキュアチャネルは設計情報用に使用したセキュアチャネルと同一のセキュアチャネルでもよいしまた別のセキュアチャネルでもよい。ステップ375は、ステップ370より先に実行してもよいし、ステップ370より後に実行してもよいし、ステップ370と同時に実行してもよい。これらのステップの後、サービスプロバイダ110は、製品設計者120から提示された設計情報をステップ380にて解析する。
サービスプロバイダ110は、製品設計者120から提示された設計情報が製品設計者120に対し実効的回答を返すのに十分かどうかをステップ382にて判別する。その結果不十分であると判別した場合、サービスプロバイダ110は、データの流れ130を介しステップ372にて製品設計者120とやりとりを行って、製品設計者120に対し実効的回答を返すのに必要な情報を入手する(なおこの処理は必須ではない)。情報提示に係るステップ370、情報解析に係るステップ380並びに情報追加リクエスト通信に係るステップ372は、必要に応じ何サイクルでも繰り返し実行することができる。
サービスプロバイダ110は、製品製造者140から提示された設計情報が製品設計者120に対し実効的回答を返すのに十分かどうかを、ステップ383にて判別する。その結果不十分であると判別した場合、サービスプロバイダ110は、データの流れ150を介しステップ377にて何個所かの製品製造者140とやりとりを行って、製品設計者120に対し実効的回答を返すのに必要な情報を入手する(なおこの処理は必須ではない)。情報提示に係るステップ375、情報解析に係るステップ380並びに情報追加リクエスト通信に係るステップ377は、必要に応じ何サイクルでも繰り返し実行することができる。
十分な情報が提示されているのであれば、追加情報を求めるために製品設計者120や製品製造者140と更なるやりとりを行う必要はない。そこで、サービスプロバイダ110は、何個所かのディスプレイ製造者140から受け取った最新の製造情報に基づきステップ385にて、データの流れ130を介し製品設計者120へと設計変更案を通知するか、或いは設計変更不要なら設計確認を通知する。サービスプロバイダ110は、これに加え、解析結果に基づく推奨製造者、コスト情報、調達配送情報、ディスプレイ製品性能情報又はそれらの任意の任意の組合せを、提示することもできる。その上で、製品設計者120は、ステップ390にてサービスプロバイダ110に対し利用サービス対価についての支払情報を提示する。例えば、利用サービス対価をサービスプロバイダ110に支払うための払込先の口座を、製品設計者120がデータの流れ125にて指定する。それが済んだらステップ395にてこの手順は終了する。また、図示されていない工程をオプションとして付加してもよい。例えば、製品設計者120が指定した製品製造者140がサービスプロバイダ110に対し支払情報を提示するようにしてもよい。
次の2枚の図面は、サービスプロバイダ110が設計情報を解析する際に実行する処理をより詳細に示したものである。
図6は、解析プロセス310の実行形態の一例としてデザインルールチェック実行方法400を示すフローチャートである。この例における解析プロセス310はデザインルールチェッカという形態を採っている。この方法400においては、次に述べるステップにより、能力マトリクステーブル320がアプリケーション毎にオンザフライ生成される。
ステップ410では、製品設計者120がサービスプロバイダ110に対しDRCアプリケーションへのアクセスをリクエストする。
判別ステップ420では、この依頼元のシステムオペレータがサービスプロバイダ110のシステムの認証ユーザかどうかが判別される。ユーザに対する認証は、例えば、ユーザ名及びパスワードを用いた従来型の認証手法により行う。その際には、設計管理ホスト230からクライアントコンピュータ(210a及び210n)へとユーザログオンフォームを送信し、そのフォームにより入力されたユーザ名及びパスワードの組合せを、設計管理ホスト230上のファイル内に格納されている有効なユーザ名及びパスワードと比較する。システムオペレータが示したユーザ名及びパスワードの組合せが、設計管理ホスト230が知っている有効な組合せと合致したら、この方法400による処理はステップ430へと進む。逆に、例えば3回程度繰り返し試行したにもかかわらず、システムオペレータが示したユーザ名及びパスワードが見つからなかった場合等には、この方法400は終了する。
ステップ430においては、製品設計者120がDRC対象設計データを提示して、指定する製品が製造可能なものであるかどうか、確認を求める。製品仕様ファイルは、例えばCADファイルでもよいし、構造化データセットでもよい。製品仕様ファイルはネットワーク220を介して送信され、引き続く解析に備え設計管理ホスト230により例えばアプリケーションサーバ234内に格納される。
ステップ440においては、設計管理ホスト230内のデータベースサーバ236により少なくとも三種類のデータ項目を有する能力マトリクステーブル320が作成・頒布される。三種類とは、(1)製品デザインルールについての最新データ、(2)製造装置/機械の等級/種別、並びに(3)応募する製造者の許にある製造装置についての能力データである。なお、この例における設計データ解析アプリケーション315は、製造装置の能力についてのデータを取り込んでいる点で、従来型のDRC方法とは異なっている。製品設計情報が提示されたとき実行されるこのステップにおいては、例えば設計管理ホスト230からネットワーク220を介し(製品製造者140を構成する)複数のクライアントコンピュータ(210a及び210n)にリクエストを何回か送信する。上述したデータセットを有している製品製造者140は、それぞれ、例えば上記三種類のデータのうち何個かについての最新データを、設計管理ホスト230からアクセス可能なクライアントコンピュータ(210a及び210n)経由で提示する。製品製造者140からのこのデータは能力データベース360内に格納される。
ステップ450においては、ステップ430にて提示された設計データが、ステップ440にて頒布された能力マトリクステーブル320に含まれるパラメタを用いて解析される。能力マトリクステーブル320により決まる条件をその設計データが満足しているのであれば、方法400による処理はステップ470へと進むが、そうでなければステップ460へと進む。
ステップ460においては、製品仕様に関するエラー明細が、設計管理ホスト230からネットワーク220経由で製品設計者120に送信される。このエラー明細は、デザインルールチェッカによる監視下にその製品設計を実行することによって、作成される。製品設計者120に送信されるエラー明細には、その製品設計者120が迅速に設計エラーを発見でき、その修正のためにどのような措置を執ったらよいかをはっきり特定できるような情報を、含めるのがよいであろう。製品設計に潜在するエラーの種類としては、例えば、DRCコンパイルエラー、制限条件違反、不完全な定義や定義の誤り、デバイス特性やレイヤ特性の不適合、シンタクスエラー等の分野に関する項目がある(但しこれらに限られるものではない)。送信を終えたらこの方法400は終了する。
ステップ470においては、製品仕様に関する追加情報が設計管理ホスト230からネットワーク220経由で送信される。例えば、製品設計者120が受け取って検討できるよう、設計変更案を製品設計者120に送信する。また例えば、設計案に対する確認メッセージを製品設計者120に提示することにより、その設計案で製造できることを表明する。更に例えば、指定製品仕様及び製造側の能力に基づき、生産高解析結果を製品設計者120に提示する。更に例えば、推奨製品製造者140、即ちその製造者の製造装置を用い指定製品を製造することが可能な製品製造者を示す情報を、製品設計者120に提示しる。その上でこの方法400は終了する。
図7は、例示した方法400とは別の形態でDRCを実行する方法500を示すフローチャートである。この方法500によれば、能力マトリクステーブル320をクライアントコンピュータ(210a及び210n)内にローカル格納して解析プロセス310を実行することができ、また能力マトリクステーブル320の有効性を実行のたびにチェックすることができる。この方法500は、次のようなステップを含んでいる。
ステップ510では、製品設計者120がサービスプロバイダ110に対しDRCアプリケーションへのアクセスをリクエストする。
ステップ520では、この依頼元のシステムオペレータがサービスプロバイダ110のシステムの認証ユーザかどうかが判別される。ユーザに対する認証は、例えば、ユーザ名及びパスワードを用いた従来型の認証手法により行う。その際には、設計管理ホスト230からクライアントコンピュータ(210a及び210n)へとユーザログオンフォームを送信し、そのフォームにより入力されたユーザ名及びパスワードの組合せを、設計管理ホスト230上のファイル内に格納されている有効なユーザ名及びパスワードと比較する。システムオペレータが示したユーザ名及びパスワードの組合せが、設計管理ホスト230が知っている有効な組合せと合致したら、この方法500による処理はステップ530へと進む。逆に、例えば3回程度繰り返し試行したにもかかわらず、システムオペレータが示したユーザ名及びパスワードが見つからなかった場合等には、この方法500は終了する。
ステップ530においては、製品設計者120がDRC対象となる設計データを提示して、指定する製品が製造可能なものであるかどうか確認を求める。製品仕様ファイルは、例えばCADファイルでもよいし、構造化データセットでもよい。製品仕様ファイルはネットワーク220を介して送信され、引き続く解析に備え設計管理ホスト230により例えばアプリケーションサーバ234内に格納される。
判別ステップ533においては、デザインルールチェッカは、設計管理ホスト230への問い合わせを通じ、クライアントコンピュータ(210a及び210n)内にある能力マトリクステーブル320が最新版かどうかを判別する。もし最新版であれば方法500における処理はステップ550に進むが、最新版でなければステップ537に進む。
ステップ537においては、最新版のDRC能力マトリクステーブル320のコピーが、クライアントコンピュータ(210a及び210n)内の解析プロセス310へとネットワーク220経由で転送される。このステップを実行することによって、製品設計をチェックする際に利用するデザインルール及び製造情報を確実に最新版にすることが可能になる。
判別ステップ550においては、ステップ530にて提示された設計データが解析され、ステップ537で配布を受けた能力マトリクステーブル320と比較される。DRC能力マトリクスにより決まる条件をその設計データが満足しているのであれば、方法500による処理はステップ570へと進むが、そうでなければステップ560へと進む。
ステップ560においては、製品仕様に関するエラー明細が、設計管理ホスト230からネットワーク220経由で製品設計者120に送信される。このエラー明細は、デザインルールチェッカによる監視下にその製品設計を実行することによって作成される。製品設計者120に送信されるエラー明細には、その製品設計者120が迅速に設計エラーを発見でき、それを修正するのに何をすればよいかをはっきり特定できるような情報を、含めるのがよいであろう。製品設計に潜在しているこのエラーの中には、例えば、DRCコンパイルエラー、制限条件違反、不完全な定義や定義の誤り、デバイス特性やレイヤ特性の不適合、シンタクスエラー等の分野に関する事項が含まれる(但しこれらに限られるものではない)。送信を終えたらこの方法500は終了する。
ステップ570においては、製品仕様に関する追加情報が設計管理ホスト230からネットワーク220経由で送信される。例えば、製品設計者120が受け取って検討できるよう、設計変更案を製品設計者120に送信する。また例えば、設計案に対する確認メッセージを製品設計者120に提示することによって、その設計案で製造できることを通知する。更に例えば、指定製品仕様及び製造者側の能力に基づく生産高解析結果を製品設計者120に提示する。更に例えば、推奨製品製造者140、即ちその製造者の製造装置を用い指定製品を製造可能な製品製造者を示す情報を、製品設計者120に提示する。その上でこの方法500は終了する。
なお、方法400及び500は本発明によりサポートされる設計解析方法の2例に過ぎず、本発明は設計データ変換プロセス(例えばCADデータをCAM/工場自動化データに変換するプロセス)であって別種のものをもサポートしている。例えば、レーザ熱転写プロセス管理用にラスタ画像を生成する場合に、これをサービスプロバイダ110と組合せ、有効で適切な能力データからしか当該ラスタ画像が生成されないことを保証してもよい。
以上、本発明についてその好適な実施形態群を個別に参照しながら説明を行ったが、ご理解頂けるように、本発明の神髄及び技術的範囲内で変形変更を施すことが可能である。
10 設計拠点、15,45,55 コンピュータ、20 設計、25,50,60 モデム、30,35 回線、40 サービスプロバイダ拠点、65 輻射源、70 ディスプレイ製造装置、75 接続手段、80 製造拠点、100 システムデータフロー、110 サービスプロバイダ、120 製品設計者、125,130,145,150 データの流れ、140 ディスプレイ製品製造者、200 設計管理システムトポロジ、210a,210n クライアントコンピュータ、220,350 ネットワーク、230 設計管理ホスト、232 ウェブサーバ、234 アプリケーションサーバ、236 データベースサーバ、300 ソフトウェアアーキテクチャ、310 解析プロセス、315 設計データ解析アプリケーション、320,340 能力マトリクステーブル、330 変換プロセス、335 設計データ変換アプリケーション、360 能力データベース、365,370,372,375,377,380,385,390,395,410,430,440,460,470,510,530,537,560,570 ブロック、382,383,420,450,520,533,550 判別ブロック、400,500 方法。
Claims (17)
- 製品設計者所望の個別ディスプレイ製品についてその製品仕様決定及び製造者宛発注を容易化する方法であって、
a)製品設計者が所望の個別ディスプレイ製品についての設計情報をサービスプロバイダに提示するステップと、
b)何個所かのディスプレイ製造者が最新の製造パラメタデータを含む製造情報を準備するステップと、
c)サービスプロバイダが設計情報を解析し、何個所かのディスプレイ製造者から受け取った最新の製造情報に基づき設計変更案か設計確認を通知するステップと、
d)製品設計者がサービスプロバイダに対し利用サービス対価支払情報を提示するステップと、
を有する方法。 - 請求項1記載の方法であって、製造情報が更に、最新コストデータ、最新診断データ、最新製造可否情報、最新製造機器等級・種別又はその任意の組合せを含む方法。
- 請求項1記載の方法であって、ステップc)においてサービスプロバイダが更に、推奨製造者、コスト情報、調達配送情報、ディスプレイ製品性能情報又はその任意の組合せを提示する方法。
- 製品設計者所望の個別ディスプレイ製品についてその製品仕様決定及び製造者宛発注を容易化する方法であって、
a)製品設計者がセキュアチャネルを介し所望の個別ディスプレイ製品についての設計情報をサービスプロバイダに提示するステップと、
b)何個所かのディスプレイ製造者が上記と同一の又はそれとは別のセキュアチャネルを介し最新の製造パラメタデータを含む製造情報を準備するステップと、
c)サービスプロバイダが、製品設計者に対し実効的回答を与えるのに必要な情報を、何個所かのディスプレイ製造者とのやりとりによって入手するステップと、
d)サービスプロバイダが設計情報を解析し、何個所かのディスプレイ製造者から受け取った最新の製造情報に基づき設計変更案か設計確認を通知するステップと、
e)製品設計者がサービスプロバイダに対し利用サービス対価支払情報を提示するステップと、
を有する方法。 - 請求項4記載の方法であって、製造情報が更に、最新コストデータ、最新診断データ、最新製造可否情報、最新製造機器等級・種別又はその任意の組合せを含む方法。
- 請求項4記載の方法であって、ステップd)においてサービスプロバイダが更に、推奨製造者、コスト情報、調達配送情報、ディスプレイ製品性能情報又はその任意の組合せを提示する方法。
- 製品設計者所望の個別ディスプレイ製品についてその製品仕様決定及び製造者宛発注を容易化する方法であって、
a)製品設計者がセキュアチャネルを介し所望の個別ディスプレイ製品についての設計情報をサービスプロバイダに提示するステップと、
b)何個所かのディスプレイ製造者が上記と同一の又はそれとは別のセキュアチャネルを介し最新の製造パラメタデータを含む製造情報を準備するステップと、
c)サービスプロバイダが、製品設計者に対し実効的回答を与えるのに必要な情報を、何個所かのディスプレイ製造者及び製品設計者とのやりとりによって入手するステップと、
d)サービスプロバイダが設計情報を解析し、何個所かのディスプレイ製造者から受け取った最新の製造情報に基づき設計変更案か設計確認を通知するステップと、
e)製品設計者がサービスプロバイダに対し利用サービス対価支払情報を提示するステップと、
を有する方法。 - 請求項7記載の方法であって、製造情報が更に、最新コストデータ、最新診断データ、最新製造可否情報、最新製造機器等級・種別又はその任意の組合せを含む方法。
- 請求項7記載の方法であって、ステップd)においてサービスプロバイダが更に、推奨製造者、コスト情報、調達配送情報、ディスプレイ製品性能情報又はその任意の組合せを提示する方法。
- 製品設計者所望の個別ディスプレイ製品についてその製品仕様決定及び製造者宛発注を容易化する方法であって、
a)製品設計者がセキュアチャネルを介し、所望の個別ディスプレイ製品についての設計情報として、フォームフィットアンドファンクション情報を含む概略仕様案を含む情報を、サービスプロバイダに提示するステップと、
b)何個所かのディスプレイ製造者が上記と同一の又はそれとは別のセキュアチャネルを介し、最新の製造パラメタデータ、最新コストデータ、最新診断データ、最新製造可否情報及び最新製造機器等級・種別を含む製造情報を準備するステップと、
c)サービスプロバイダが、製品設計者に対し実効的回答を与えるのに必要な情報を、何個所かのディスプレイ製造者とのやりとりによって入手するステップと、
d)サービスプロバイダが設計情報を解析し、何個所かのディスプレイ製造者から受け取った最新の製造情報に基づき設計変更案か設計確認を通知し、推奨製造者、コスト情報、調達配送情報、ディスプレイ製品性能情報又はその組合せを提示するステップと、
e)製品設計者がサービスプロバイダに対し利用サービス対価支払情報を提示するステップと、
を有する方法。 - 請求項10記載の方法であって、製品設計者が利用サービス対価の払込先口座を指定する方法。
- 請求項10記載の方法であって、製品設計者が指定した製品製造者がサービスプロバイダに支払情報を提示する方法。
- 請求項10記載の方法であって、概略仕様案がセキュアチャネルを介して供給されるCAD情報を含む方法。
- 製品設計者所望の個別ディスプレイ製品についてその製品仕様決定及び製造者宛発注を容易化する方法であって、
a)製品設計者がセキュアチャネルを介し、所望の個別ディスプレイ製品についての設計情報として、CAD情報を含む概略仕様案を含む情報を、サービスプロバイダに提示するステップと、
b)何個所かのディスプレイ製造者が上記と同一の又はそれとは別のセキュアチャネルを介し、最新の製造パラメタデータを含み且つ最新コストデータ、最新診断データ、最新製造可否情報又は最新製造機器等級・種別を含む製造情報を準備するステップと、
c)サービスプロバイダが、製品設計者に対し実効的回答を与えるのに必要な情報を、何個所かのディスプレイ製造者とのやりとりによって入手するステップと、
d)サービスプロバイダが設計情報を解析し、何個所かのディスプレイ製造者から受け取った最新の製造情報に基づき設計変更案か設計確認を通知し、推奨コスト情報、調達配送情報又はディスプレイ製品性能情報を提示するステップと、
e)製品設計者がサービスプロバイダに対し利用サービス対価支払情報を提示するステップと、
を有する方法。 - 請求項14記載の方法であって、製品設計者が利用サービス対価の払込先口座を指定する方法。
- 請求項14記載の方法であって、製品設計者が指定した製品製造者がサービスプロバイダに支払情報を提示する方法。
- 製品設計者所望の個別ディスプレイ製品についてその製品仕様決定及び製造者宛発注を容易化する方法であって、
a)製品設計者がセキュアチャネルを介し、所望の個別ディスプレイ製品についての設計情報として、CAD情報を含む概略仕様案を含む情報を、サービスプロバイダに提示するステップと、
b)複数のディスプレイ製造者が上記と同一の又はそれとは別のセキュアチャネルを介し、最新の製造パラメタデータを含み且つ最新コストデータ、最新診断データ、最新製造可否情報又は最新製造機器等級・種別を含む製造情報を準備するステップと、
c)サービスプロバイダが、製品設計者に対し実効的回答を与えるのに必要な情報を、上記複数のディスプレイ製造者のうち少なくとも何れかとのやりとりによって入手するステップと、
d)サービスプロバイダが設計情報を解析し、ディスプレイ製造者から受け取った最新の製造情報に基づき設計変更案か設計確認を通知し、コスト情報、調達配送情報及びディスプレイ製品性能情報を提示するステップと、
e)製品設計者がサービスプロバイダに対し利用サービス対価支払情報を提示するステップと、
を有する方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US10/647,399 US20050049883A1 (en) | 2003-08-25 | 2003-08-25 | Facilitating the design specification and ordering from a manufacturer of a particular display product |
PCT/US2004/026617 WO2005022307A2 (en) | 2003-08-25 | 2004-08-17 | Facilitating design specification of a particular display |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007503649A true JP2007503649A (ja) | 2007-02-22 |
Family
ID=34216503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006524711A Pending JP2007503649A (ja) | 2003-08-25 | 2004-08-17 | 個別ディスプレイ設計決定容易化 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20050049883A1 (ja) |
JP (1) | JP2007503649A (ja) |
WO (1) | WO2005022307A2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014514671A (ja) * | 2011-05-05 | 2014-06-19 | フォンクレー インコーポレイテッド | パーソナライズ及びカスタマイズされたモバイル装置を生成するシステム |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7747470B2 (en) * | 2005-04-14 | 2010-06-29 | Time Wise Solutions, Llc | System and method to improve manufacturing |
US8340807B1 (en) | 2005-04-14 | 2012-12-25 | Time Wise Solutions, Llc | Rapid production turnkey system and related method |
US9002501B1 (en) * | 2005-04-14 | 2015-04-07 | Time Wise Solutions, Llc | Rapid production turnkey system and related method |
WO2007127432A2 (en) * | 2006-04-27 | 2007-11-08 | Carnegie Mellon University | Method and apparatus for quantifying aesthetic preferences in product design using production rules |
US20080294396A1 (en) * | 2007-03-23 | 2008-11-27 | Shingchi Hsu | System and method for validating design requirements |
US20080301012A1 (en) * | 2007-05-31 | 2008-12-04 | Cogswell Thomas A | Methods and systems for distributing computer modeled product design and manufacture data to peripheral systems |
US8738410B2 (en) * | 2007-05-31 | 2014-05-27 | The Boeing Company | Methods and systems for managing electronic work instructions for manufacture of product |
US7912568B2 (en) * | 2007-11-27 | 2011-03-22 | International Business Machines Corporation | Tuning order configurator performance by dynamic integration of manufacturing and field feedback |
JP5365321B2 (ja) * | 2009-04-14 | 2013-12-11 | 富士通株式会社 | 設計データ併合装置、設計データ併合方法および設計データ併合プログラム |
US20110320998A1 (en) * | 2010-06-28 | 2011-12-29 | Perry Jeffrey R | Light-emitting diode system designer |
JP5894227B2 (ja) * | 2014-06-25 | 2016-03-23 | 株式会社カブク | 情報処理装置及びプログラム |
US20170032299A1 (en) * | 2015-07-28 | 2017-02-02 | The Boeing Company | Web-based System and Method for Facilitating Off-loading of Design Requirements to a Supplier |
US10534879B2 (en) * | 2016-02-29 | 2020-01-14 | SnapEDA, Inc. | EDA diagnostic checker |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2786000B1 (fr) * | 1998-11-17 | 2001-02-16 | Ciat Sa | Methode de transfert de donnees entre un systeme de conception et un systeme de fabrication assistes par ordinateur, application d'une telle methode et interface entre de tels systemes |
US6922701B1 (en) * | 2000-08-03 | 2005-07-26 | John A. Ananian | Generating cad independent interactive physical description remodeling, building construction plan database profile |
-
2003
- 2003-08-25 US US10/647,399 patent/US20050049883A1/en not_active Abandoned
-
2004
- 2004-08-17 JP JP2006524711A patent/JP2007503649A/ja active Pending
- 2004-08-17 WO PCT/US2004/026617 patent/WO2005022307A2/en active Application Filing
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014514671A (ja) * | 2011-05-05 | 2014-06-19 | フォンクレー インコーポレイテッド | パーソナライズ及びカスタマイズされたモバイル装置を生成するシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2005022307A2 (en) | 2005-03-10 |
US20050049883A1 (en) | 2005-03-03 |
WO2005022307A3 (en) | 2006-05-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20160267421A1 (en) | Quality information management system | |
US8131560B2 (en) | Systems and methods for managing regulatory information | |
US7099726B2 (en) | Production planning system | |
JP2007503649A (ja) | 個別ディスプレイ設計決定容易化 | |
RU2607992C2 (ru) | Система и способ для осуществления контроля функционирования инструментальных средств | |
US7039481B2 (en) | Production planning system | |
US20030126001A1 (en) | Process for managing requests for work within an organization through a centralized workflow management system | |
JP2003067003A (ja) | 遠隔アクセスを提供するための方法及びシステム | |
US20020138317A1 (en) | System for implementing an exchange | |
CN102541974A (zh) | 用于为过程控制系统提供搜索服务的系统、方法及制造品 | |
CN104541295A (zh) | 集成的制造和测试处理平台 | |
US20150278204A1 (en) | Document management system | |
JP2018530092A (ja) | 知的財産ポートフォリオ管理システム | |
KR20070113168A (ko) | 시스템 구축 가이드 시스템 | |
US20020183881A1 (en) | Method for managing manufacturing data | |
CN107533329A (zh) | 多学科工程系统中交叉学科数据验证检查的方法与系统 | |
JP5882289B2 (ja) | 機器の保守管理サーバ及び保守最適化システム | |
JP2018503180A (ja) | 用量調製データ分析 | |
TWI284846B (en) | Semiconductor automation system for a daily check and method thereof | |
US20070276527A1 (en) | Method, System, Apparatus, And Computer-Readable Medium For Providing Configure To Service For A Semiconductor Manufacturing Service Guide System | |
KR20240004853A (ko) | 온실 효과 가스 배출량의 정보를 취급하는 정보 제휴 시스템, 정보 처리 장치 및 프로그램 | |
US20030033130A1 (en) | Method and system for simulating processing condition of sample | |
JP2004199119A (ja) | ソフトウェアの開発・運用・保守コスト予測方法及びシステム | |
CA2450573A1 (en) | Method and apparatus for configuring, ordering and managing the fabrication in a factory of an injection molding machine apparatus using a distributed computing system | |
CN113906356B (zh) | 指标管理系统、指标管理方法、工程设计装置及计算机可读取的记录介质 |