JP2004192473A - 電力資源取引システム及び電力資源取引サーバ - Google Patents

電力資源取引システム及び電力資源取引サーバ Download PDF

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敏和 工藤
Kazuhiko Kusakari
和彦 草苅
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郁夫 西村
Shinya Ichioka
信也 市岡
Hideya Kusano
英哉 草野
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Abstract

【課題】複数の電力生産主体間で、余剰電力を経済性に則り可能な限り融通し合うことにより、各電力生産主体の電力需要を満たしつつ、結果的に電力生産主体全体の電力供給コストの削減等を図ること
【解決手段】電力資源取引管理サーバ11と、電力会社A〜Iの端末装置12A〜12Iとがネットワーク100を介して接続されている。電力資源取引管理サーバ11は、販売・購入条件登録部と、販売・購入実質電力量計算部とを備えており、電力売手会社からの販売条件,電力買手会社からの購入条件を、電力会社の端末装置から登録し、電力会社の端末装置の電力取引画面には、電力を授受するときの送電ロスを考慮した販売希望電力表示と、購入希望電力表示と、電力取引実行表示等が表示される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の電力生産主体間で、余剰電力を、経済性に則り可能な限り融通し合うことにより、各電力生産主体の電力需要を満たしつつ、結果的に電力生産主体全体の電力供給コストの削減、さらにはCO排出原単位の削減等を図ることができる電力資源取引システムおよび電力資源取引サーバに関する。
【0002】
【発明の背景】
現在、電力生産主体(以下、「電力会社」と言う)間で、実施されている電力融通制度は、電力の需給バランスの経済的達成を主目的に運用されており、電力を融通する際には、販売主体は、その電力を生成する際に要したコストを考慮し、販売価格を決定している。
【0003】
また、この電力の融通は、各電力会社間で個別に行われることが多く、融通した電力がどの発電施設により生成されたかは特定するのも不明瞭であることから、コストのみでなく、CO排出量も考慮した上で、最適な販売主体を見つけ、電力の融通を受けることは困難であった。
【0004】
最近では、CO排出削減対策から、販売主体より購入主体に電力を移転するとともに、その融通の対象となる電力を生産(発電)する際に発生するCOの排出量も併せて移転させ、当該COは購入主体側のCO排出量に算入されることも考えられている。
【0005】
電力の送電には送電ロスが伴うため、販売主体の生産電力量から送電ロス分の電力量が差し引かれたものが購入主体の購入電力量となる。従って、CO原単位付きの余剰電力の取引において当該生産主体間の送電ロスを考慮しないと、購入主体のCO排出原単位を正しく算定することができない上に、送電ロスの大きい取引と送電ロスの小さい取引におけるCO原単位に差異がなくなってしまうという問題がある。もちろん、送電ロスを考慮することができるが、送電経路により送電ロスは異なり、オンラインで行われる複数会社による取引を考えると、各取引間の送電ロスの適切かつ迅速な把握が求められる。
【0006】
また、実際には各生産主体間の送電設備上の制限により制限電力量を越える取引は不可能である。現在の電力融通では、人手を介して制限電力量を越えないよう措置しているが、オンラインで行われるCO原単位付きの余剰電力の取引においても、制限電力量を越える取引を制限することは不可欠である。
【0007】
本発明は、複数の電力会社間での余剰電力の融通をオンラインで行う場合に、送電ロス等を考慮した、購入を希望する電力会社が購入するべき電力量等の電力取引情報を電力会社の端末装置に表示することができる電力資源取引システム並びにサーバ等を提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明は、複数の電力会社間でのCO排出原単位付きの余剰電力の融通をオンラインで行う場合にも、CO排出原単位についても、送電ロスに伴う影響のない取引情報を電力会社の端末装置に表示することができる電力資源取引システム並びにサーバ等を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の電力資源取引システムは、電力資源取引管理サーバと、複数の電力会社の端末装置とがネットワークを介して接続され、前記電力会社間で相互に電力資源のオンライン取引を行うためのものであり、以下の(1),(2)の要件を具備するようにした。
【0010】
(1)前記電力資源取引管理サーバは、売買条件登録部(実施の形態では、「販売・購入条件登録部」に対応)と、売買実質電力量計算部(実施の形態では、「販売・購入実質電力量計算部」に対応)とを備える。そして、前記売買条件登録部は、電力販売を希望する電力会社が提示する販売希望電力量と販売希望価格とを含む販売条件を、当該販売希望電力会社の端末装置から前記ネットワークを介して登録する機能を持つ。また、前記売買実質電力量計算部は、前記電力販売を希望する電力会社が提示した販売希望電力量から、当該電力会社が他の電力会社に送電するときの送電ロス分を考慮した電力量を補正後販売希望電力量として求める機能を持つ。
【0011】
(2)前記複数の電力会社の端末装置の各ユーザインタフェースには、販売希望電力表示部と、電力取引実行部とを有する電力取引画面が表示される。そして、前記販売希望電力表示部には、少なくとも前記補正後販売希望電力量と、当該電力販売を希望する電力会社が提示した前記販売希望価格とが販売希望電力として表示されるように構成する。さらに、前記電力取引実行部には、前記販売電力表示部に表示された1つまたは複数の販売希望電力のうち何れかの選択ができる販売希望電力の購入注文欄が表示されるように構成する。
【0012】
そして、前記売買条件登録部は、電力購入を希望する電力会社が提示する購入希望電力量と購入希望価格とを含む購入条件を、当該電力購入を希望する電力会社の端末装置から前記ネットワークを介して登録する機能を持たせ、前記売買実質電力量計算部は、前記電力購入を希望する電力会社が提示した購入希望電力量から、当該電力会社に他の電力会社が送電するときの送電ロス分を考慮した電力量を補正後購入希望電力量として求める機能を持たせることである。さらに、電力表示画面には、購入希望電力表示部を表示させ、その購入希望電力表示部には、少なくとも前記補正後購入希望電力量と当該電力購入を希望する電力会社が提示した前記購入希望価格とが購入希望電力として表示されるように構成する。そして、前記電力取引実行部には、前記購入電力表示部に表示された1つまたは複数の購入希望電力のうち何れかの選択ができる購入希望電力の販売注文欄が表示されるようにすると良い。
【0013】
本発明の電力資源取引システムでは、前記電力資源取引管理サーバは、ある電力販売を希望する電力会社から、ある電力購入を希望する電力会社に送電するときの送電ルートとして、最適なルートを選定する送電ルート選定部を有することができる。
【0014】
なお、前記販売条件や前記購入条件には、電力量と希望価格とCO排出原単位が含まれるが、それ以外の条件を含むことも許容される。例えば、電力会社を特定するための情報や、登録日や、販売条件,購入条件の有効期限などがある。一方、販売条件に基づく販売希望電力や購入条件に基づく購入希望電力は、販売条件や購入条件と同じでも良いが、販売条件や購入条件のうちの一部の情報としてもよい。
【0015】
前記電力資源取引管理サーバは、前記電力販売を希望する電力会社が前記他の電力会社に送電するとき、または前記電力購入を希望する電力会社が前記他の電力会社から送電を受けるときの送電ルートに、取引当事者以外の電力会社が介在しているときは、当該電力会社に支払うべき託送料金を計算する託送料金計算手段を備え、前記複数の電力会社の端末装置は、前記電力取引画面に表示する前記販売希望価格として当該託送料金を考慮した価格を表示し、または前記電力取引画面に表示する前記購入希望価格として当該託送料金を考慮した価格を表示することができる。
【0016】
本発明の電力資源取引システムでは、前記電力資源取引管理サーバは、各電力会社から送電線利用情報を取得し、前記複数の電力会社の端末装置における前記電力取引画面のサポート画面に、当該送電線利用状態が表示されるようにできる。
【0017】
また、本発明の電力資源取引システムは、前記販売条件が前記販売希望電力量に付随するCO排出原単位を含み、前記購入条件は前記購入希望電力量に付随するCO排出原単位を含み、前記電力取引画面には、前記補正後販売希望電力量に対応するCO排出原単位の表示、および補正後購入希望電力量に対応するCO排出原単位の表示が含まれるように構成できる。
【0018】
本発明の電力資源取引システムは、1日(24時間)を、たとえば電力需給量の負荷特性に基づいて複数の時間帯に分割し、前記電力資源取引管理サーバは、所定日数分の各分割時間帯における電力需給量の累積値を単位として、前記電力資源取引管理サーバは、前記売買条件登録部による登録と、前記売買実質電力量計算部による補正を行い、前記電力取引画面には、当該分割時間帯単位で、前記電力取引画面の表示を行うようにできる。
【0019】
さらに本発明の電力資源取引システムでは、前記電力資源取引管理サーバは、前記各電力会社の、CO排出原単位削減に関する情報を保有し、前記ユーザインタフェースには、保有された前記情報に基づく、CO排出原単位削減にかかる解析結果を表示する画面が表示されるようにできる。
【0020】
本発明によれば、電力の融通を行うに際し、電力会社は、自己の端末装置を用い、ネットワークを介して電力資源取引管理サーバに接続し、そのサーバに、各電力会社が販売したい販売希望電力量(あるいはCO排出量が付属した電力量)や販売希望価格を登録し、あるいは逆に購入したい購入希望電力量(あるいはCO排出量が付属した電力量)や購入希望価格を登録する。
【0021】
電力資源管理サーバは、それら各電力会社の端末装置から収集した販売条件や購入条件を各端末装置に向けて表示する。各電力会社の端末装置のディスプレイに表示される電力量や価格は、送電ロスや託送料金が考慮されたものであり、各端末の画面上に、販売条件や購入条件が表示されるので、各電力会社側ではそれを見て最適な条件の電力を容易に見つけることができる。
【0022】
本発明では、オンラインでの余剰電力の取引を、送電ロス等を考慮して一括して集中・管理できる。したがって、CO排出量が付属した電力量の取引においても、正確なCO排出原単位の削減を図ることができる。
【0023】
本発明の電力資源取引管理サーバは、ネットワークを介して複数の電力生産主体の端末装置に接続されて前記電力会社間で相互に電力資源のオンライン取引を行わせるものであって、電力販売を希望する電力会社が提示する販売希望電力量と販売希望価格とを含む販売条件を、当該販売希望電力会社の端末装置から前記ネットワークを介して登録する前記売買条件登録部と、前記電力販売を希望する電力会社が提示した販売希望電力量から、当該電力会社が他の電力会社に送電するときの送電ロス分を考慮した電力量を補正後販売希望電力量として求める売買実質電力量計算部と、前記複数の電力会社の端末装置に、少なくとも前記補正後販売希望電力量を表示させるための表示情報を提供する売買条件情報提供部とを備えたことを特徴とする。
【0024】
そして、前記売買条件登録部は、電力購入を希望する電力会社が提示する購入希望電力量と購入希望価格とを含む購入条件を、当該電力購入を希望する電力会社の端末装置から前記ネットワークを介して登録する機能を付加し、前記売買実質電力量計算部は、前記電力購入を希望する電力会社が提示した購入希望電力量から、当該電力会社に他の電力会社が送電するときの送電ロス分を考慮した電力量を補正後購入希望電力量として求める機能を付加する。そして、前記売買条件情報提供部が提供する表示情報には、前記補正後購入希望電力量を含むようにすると良い。
本発明の電力資源取引管理サーバは、上述した電力資源取引システムにおいて使用された電力資源取引管理サーバの構成を備えることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を説明する。図1は、電力資源取引システム1の全体を示す概略図である。図1に示すように、電力資源取引システム1は、電力資源取引管理サーバ11と、9つの電力会社(電力会社A〜電力会社I)の端末装置は12A〜12Iは、インターネット100を介して接続されている。
【0026】
図2は、電力資源市場13での取引概念図であり、電力バブル200を構成する各電力会社A〜I間で、CO排出原単位付き電力の取引(本明細書では、この電力を「E&C商品」と言い、その取引を「E&C取引」と言う)や、CO排出削減量の取引(以下、「COクレジット取引」と言う)が、電力資源市場13で行われている様子が示されている。また、CO排出削減量の取引については、図2にも示すように、国内,国外の他の電力資源市場とリンクして取引できるように構成してもよい。なお、本実施の形態では説明しないが、本発明はCO排出原単位付きでない電力の取引についても適用できる。
【0027】
図1に示す電力資源取引管理サーバ11には、E&C商品の販売を希望する電力会社(「売手会社」)A〜Iからの「販売条件」が、各電力会社A〜Iの端末装置12A〜12Iから、インターネット(ネットワーク)100を介して登録される。
【0028】
この「販売条件」は、販売希望電力量(GWh)と、販売希望価格(円/kWh)と、販売希望電力量に付随する販売希望CO排出原単位とを含んでいる。また、CO排出削減量の取引についての販売希望量,販売希望価格を含むこともできる。
【0029】
電力資源取引管理サーバ11には、E&C商品の購入を希望する電力会社(「買手会社」)A〜Iからの「購入条件」も、各電力会社A〜Iの端末装置12A〜12Iから、ネットワーク100を介して登録される。この「購入条件」は、購入希望電力量(GWh)と、購入希望価格(円/kWh)と、購入希望電力量に付随する購入希望CO排出原単位(kg−CO/kWh)とを含んでいる。また、CO排出量の取引についての購入希望量,購入希望価格を含むこともできる。
【0030】
すなわち、電力資源取引管理サーバ11は、E&C商品の「売注文」と「買注文」とを、各電力会社の端末装置から取得し、これを端末装置12A〜12Iのディスプレイに表示し、各電力会社では自己端末に表示された各種の画面を参照して取引を実行することができる。
【0031】
これにより、各電力会社A〜Iの電力需要を満たしつつ、電力会社全体、または各電力会社のCO排出原単位の削減,発電コストの低減等を図ることができる。このように、各電力会社A〜Iは、ある場合には電力を販売する側になることができ、また他の場合には購入する側になることができる。
【0032】
電力資源取引管理サーバ11は、図3に示すように売買条件登録部である販売・購入条件登録部111と、売買実質電力計算部である販売・購入実質電力量計算部112と、最適送電ルート選定部113と、託送料金計算部114と、送電線利用率取得部115と、データベース116と、端末用データ提供部117とを含んでいる。
【0033】
販売・購入条件登録部111は、電力売手会社が提示する販売希望電力量と、販売希望価格と、前記販売希望電力量に付随する販売希望CO排出原単位を含む販売条件を、当該販売希望電力会社の端末装置(12A〜12I)からネットワーク100を介して受け取りこれをデータベース116に登録するとともに、電力買手会社が提示する購入希望電力量と、購入希望価格と、販売希望電力量に付随する販売希望CO排出原単位を含む購入条件を、当該電力買手会社の端末装置(12A〜12I)からネットワーク100を介して受け取りこれをデータベース116に登録する。
【0034】
販売・購入実質電力量計算部112は、電力売手会社が提示した販売希望電力量から、当該電力会社が他の電力会社に送電するときの送電ロス分を差し引いた電力量を補正後販売希望電力量として求めるとともに、電力買手会社が提示した購入希望電力量から、当該電力会社に他の電力会社が送電するときの送電ロス分を差し引いた電力量を補正後購入希望電力量として求める。
【0035】
最適送電ルート選定部113は、前記電力販売を希望する電力会社が前記他の電力会社に送電するとき、または前記電力購入を希望する電力会社が前記他の電力会社に送電するときの送電ルートとして送電ロスが最小となる送電ルートを選択することができる。この経路は、電力売手会社ごとあるいは電力買手会社ごとに選定され、選定結果は当該電力会社の端末装置に後述するサポート画面124として表示される。
【0036】
託送料金計算部114は、電力売手会社が他の電力会社に送電するとき、または電力買手会社が他の電力会社に送電するときの送電ルートに、取引当事者以外の電力会社が介在しているときは、当該電力会社に支払うべき託送料金を計算する。この託送料金は、電力売手会社ごとあるいは電力買手会社ごとに計算され、計算結果は当該電力会社の端末装置に後述するサポート画面124として表示される。
送電線利用率取得部115は、リアルタイムまたは準リアルタイムで各電力会社から送電線利用率を取得することができる。
【0037】
データベース116は、後述するように、▲1▼「電源毎の原価,排出係数データ」,▲2▼「各社毎の電力量,CO排出量データ」,▲3▼「E&C取引市場データ」,▲4▼「COクレジット取引市場データ」,▲5▼「送電経路データ」,▲6▼「連系線送電ロス・託送量データ」等、電力資源取引に必要な情報が格納されている。
【0038】
端末用データ提供部117は、各種の情報を集約して、端末装置12A〜12Iに応じてデータを提供する。端末用データ提供部117は、1日(24時間)を複数の時間帯に分割し、電力資源取引管理サーバ11は、所定日数分(通常、1年分や6ヶ月等の長期日数分)の各分割時間帯における電力需給量の累積値を単位として、販売・購入条件登録部111による登録,販売・購入実質電力量計算部112による補正,最適送電ルート選定部113による選定,託送料金計算部114による託送料の計算,送電線利用率取得部115による利用率の取得等を行う。
【0039】
たとえば各日を、各時間帯の境界が固定した複数の時間帯に分割することもできる。また、電力需給量の負荷特性に基づき、各時間帯の境界が変動する複数の時間帯に分割することもできる。たとえば、各日の需給ピーク時を含む時間帯を時間帯A、各日の需給最低時を含む時間帯を時間帯C、その他の時間帯をBとする場合において、各日の時間帯Aにおける電力需給量と、時間帯Bにおける電力需給量と、時間帯Cにおける電力需給量との比が、a:b:cとなるように、時間帯A,B,Cの境界を変化させる(すなわち時間帯A,B,Cを定義する)ことができる。また、時間帯A,B,Cは、たとえば24時間を、AはX時間、BはY時間、CはZ時間(X+Y+Z=24:たとえばX=6,Y=8,Z=10)といったように定義することもできる。そして、本実施の形態では、端末用データ提供部117は、後述する図18では、1日24時間を3分割している。
【0040】
一方、図4に示すように電力会社A〜Iの各端末装置12A〜12Iのユーザインタフェースには、販売希望電力表示部121と、購入希望電力表示部122と、電力取引実行部123とを有する電力取引画面12が表示されている。この電力取引画面12は、上記表示部に加えて、サポート画面124を表示することができる。
【0041】
販売希望電力表示部121には、少なくとも電力売手会社が提示した販売希望電力量から求めた補正後販売希望電力量と、当該電力売手会社が提示した販売希望価格とが販売希望電力として1つまたは複数表示される。本実施の形態では、販売希望電力には、販売希望電力量と、販売希望価格と、販売希望CO排出原単位とが含まれる。
【0042】
購入希望電力表示部122には、少なくとも電力買手会社が提示した購入希望電力量から求めた補正後購入希望電力量と当該電力買手会社が提示した購入希望価格とが購入希望電力として1つまたは複数(通常は複数)表示される。本実施の形態では、購入希望電力には、購入希望電力量と、購入希望価格と、購入希望CO排出原単位とが含まれる。
【0043】
電力取引実行部123には、販売希望電力表示部121に表示された1つまたは複数の販売希望電力のうち何れかの選択ができる販売希望電力の購入注文欄、または購入希望電力表示部122に表示された1つまたは複数の購入希望電力のうち何れかの選択ができる購入希望電力の販売注文欄が表示される。本実施の形態では、販売希望電力表示部121と購入希望電力表示部122と、は同一画面に表示されるが、電力取引実行部123は、この画面とは別の画面に表示される。
サポート画面124は、各電力会社の端末ごとに異なり、約定前と後でも異なる。託送料金表示部は、本実施の形態ではサポート画面124に含まれる。
【0044】
託送料金表示部124Aには、託送料金計算部114により計算された託送料金を表示することができる。なお、託送料金は、E&C商品の最終的な価格に反映されればよいので、必ずしも託送料金を託送料金表示部124Aにおいて明示する必要はない。取引当事者でない電力会社が、送電経路に介在することで、たとえば電力会社Aが、電力会社Cから、電力会社Bの送電設備を経由して電力取引を行う場合には、送電ロスに託送料によるロスが加算される。
【0045】
サポート画面124は、通常、複数の画面から構成され、最適送電ルート選定部113により選定される送電ルートをダイアグラムにより表示することができ、また、データベース116に保有された情報に基づき、CO排出量削減にかかる解析結果を表示することができる。
【0046】
以下、図1に示した電力資源取引システム1における電力資源取引管理サーバ11と、端末装置12A〜12Iとの動作を説明する。まず、電力資源取引管理サーバ11のデータベース116に蓄積されるデータについて説明する。データベース116には、▲1▼「電源毎の原価,排出係数データ」,▲2▼「各社毎の電力量,CO排出量データ」,▲3▼「E&C取引市場データ」,▲4▼「COクレジット取引市場データ」,▲5▼「送電経路データ」,▲6▼「連系線送電ロス・託送量データ」が格納されている。
【0047】
▲1▼「電源毎の原価,排出係数データ」には、各電力会社12A〜12I毎に、以下のフィールドが格納されている。
【0048】
【表1】
Figure 2004192473
【0049】
▲2▼「各社毎の電力量、CO排出量データ」には、各電力会社12A〜12I毎に以下のフィールドが格納されている。ここで、E&C商品取引、COクレジット取引の結果により以下のデータが更新される。
【0050】
【表2】
Figure 2004192473
【0051】
▲3▼の「E&C取引市場データ」は、E&C商品取引履歴が格納されている。以下のフィールドから構成され、注文時、及び取引成立時にレコードが追加される。
【0052】
【表3】
Figure 2004192473
【0053】
▲4▼「COクレジット取引市場データ」には、クレジット取引履歴が格納されている。CSV形式で以下のフィールドから構成され、売買注文時、及び取引成立時にレコードが追加される。
【0054】
【表4】
Figure 2004192473
【0055】
▲5▼「送電経路データ」には、各電力会社間の送電経路数と送電経路で使用する連系線の番号が格納されている。
【0056】
【表5】
Figure 2004192473
【0057】
▲6▼「連系線送電ロス・託送量データ」には、各連系線における損失分と託送料金、現状送電量が格納されている。E&C取引の結果により、時間帯毎の現状送電量が更新される。
【0058】
【表6】
Figure 2004192473
【0059】
図5に、端末装置12A〜12Iのユーザインタフェース(ディスプレイ)に表示される電力取引画面の例を示す。
【0060】
図5のE&C取引市場画面では、ある電力会社の売注文欄(本発明の、「販売希望電力表示部」)121,買注文欄(本発明の、「購入希望電力表示部」)122,COクレジット取引市場欄(本発明の、「電力取引実行部」)123が表示されている。売注文欄121の既約定の発注には「Grab」が付記されている。なお、図6に、売注文欄121と買注文欄122とを抜き出して示す。
【0061】
図5,図6では、商品番号[23],[25],[27]購入可能である。そして、売注文欄121と買注文欄122の下部に、この商品を購入したときの、後述する潜在価格が表示されている。
【0062】
「売注文」または「買注文」を発行する電力会社が、リスト番号(商品番号)毎に図示しない操作手段(ユーザインタフェースに含まれる)を用いて、買操作または売操作を行うことでE&C取引が成立する。これと同時に、CO排出原単位は、電力の取引成立と同時に売手会社から買手会社に移動する。E&C商品の取引は匿名で行うことができる。
【0063】
サポート画面124には、図7に示すように、利用可能容量が付加表示された会社間連携図を表示することができる。図7では会社間の送電経路には、送電線容量と利用可能容量が、(利用可能容量/送電線容量)のかたちで示されている。図7において、(a)容量に十分余裕がある経路(たとえば、利用可能容量が全容量の66%以上の経路),(b)容量が十分ではないが場合によっては利用できる経路(たとえば、利用可能容量が全容量の33%以上66%未満の経路),(c)容量に余裕がないために利用すべきでないまたは利用できない経路(たとえば、利用可能容量が全容量の33%未満の経路)を区別できる適宜の表示とされる。本実施の形態では、(a)については実線で、(b)については点線で、(c)については「×」付きの実線で表してある。このサポート画面124は、電力資源取引管理サーバ11の端末用データ提供部117から各電力会社の端末装置に提供される。
【0064】
図8に、端末用データ提供部117が会社間連携図を作成するときの処理を示す。まず、表示時間帯データが端末装置から入力されると(S101)、データベース116に格納された端末連系線データから送電線容量,現状発電量を取得する(S102)。この後、送電線の利用率(混雑度)を計算し(S103)、これらに応じて表示分けした会社間連携図を作成し(S104)、これを端末装置のサポート画面に送出する(S105)。
【0065】
図9〜図13は、電力資源取引システムを、より詳しく説明するための説明である。図9と図10は、電力資源取引管理サーバ11のE&C取引市場の管理機能図であり、図11と図12は、端末装置12A〜12Iのユーザインタフェースの機能図であり、図13は、電力資源取引管理サーバ11のCO取引市場の管理機能図である。
【0066】
まず、図11のB01において、オペレータがE&C商品の電力構成を入力すると、図9のA01において、データベース116を参照して各電力会社A〜Iについての「電源毎の原価,CO排出係数」より商品の電力量,CO排出原単位,原価が算出され、図11のB02において、E&C商品の電源毎の発電電力量,CO排出原単位,原価を画面表示する。
【0067】
次いで、図11のB03において売買価格を決定し、E&C商品を市場に出し、図9のA02において、E&C商品を「E&C取引市場データ」に登録する。この「E&C取引市場データ」は、データベース116に登録される。図9のA03では、「E&C取引市場データ」の内容から「E&C取引市場画面」を更新し、図11と図12に示すユーザインタフェース(USRI)のE&C取引市場画面(図5参照)に表示する一方、図9のA04に処理を渡す。A04では、データベース116の各電力会社A〜I毎の電力量,CO排出量を参照して、電源毎の発電電力量を、図11と図12のUSRIのサポート画面に表示する。
【0068】
このサポート画面には、図9のA05において、データベース116を参照して、現状の発電電力量と目標となる需要電力が表示されるとともに、A06において電源毎の発電量と排出係数から算出した各電力会社毎のCO排出量と目標値との差も表示される。
【0069】
図12のB04においては、オペレータは「E&C取引市場画面」,「COクレジット取引画面」,「サポート画面」からE&C取引かCOクレジット取引かを判断する。なお、図13のC01では、データベース116の「COクレジット取引市場データ」内容から、「COクレジット取引市場画面」を適宜更新している。B04において、E&C取引と判断した場合には、図12のB05において、E&C取引の商品番号を選択し、約定操作をする。
【0070】
この約定操作がなされると、図10のA07において、「E&C取引市場データ」の更新がなされ、A08において、各電力会社A〜I毎の「電力売買実績,CO排出量」が更新される。ついで、図10のA09において、「E&C取引市場データ」,「電力売買実績,CO排出量」の内容から、図11と図12に示すUSRIの「E&C取引画面」,「サポート画面」を更新する。
【0071】
一方、図12のB04において、COクレジット取引と判断された場合には、図12のB06において、COクレジットの売買価格売買量を決定し、注文を出す。図13のC02では、COクレジット取引成立の可否を調べ、約定分を「COクレジット取引市場デ−タ」に登録し、C03において、取引未約定分をデータベース116の「COクレジット取引市場デ−タ」に登録する。そして、図13のC04において、各電力会社毎のCO排出量を更新し、C05の「COクレジット取引市場データ」,「電力売買実績,CO排出量」の内容から、図11と図12のUSRIに示す「COクレジット取引画面」,「サポート画面」を更新する。
【0072】
サポート画面のレイアウトについて、図14,図15および図16を用いて簡単に説明する。図14のサポート画面において、領域R1は自社電源の操作画面であり、オペレータにより、適宜数値が入力される。この数値は電力生産が減少するときは負の値となる。領域R2はE&C商品の作成/約定画面である。領域R3は電力需給と平均CO原単位を示している。領域R4は電力需給と平均発電単位を示しており、領域R5は自社電源の状況を示している。
【0073】
また、サポート画面には、図15に示すようなCO付電力売買価格分布表示領域R6を設けることができる。図16は、サポート画面にCO付電力売買価格分布表示領域R6を導入した例を示している。
【0074】
CO付電力売買価格分布表示の作成処理を図17に示す。図17において、インターフェースから表示時間帯が入力されると(S201)、データベース116から「E&C取引市場データ」を取得し(S202)、商品の価格、排出係数を入力する。次に各商品について、横軸=排出係数,縦軸=価格のグラフ上の点を求め(S203)、サポート画面のCO付電力売買価格分布にこれらの点を表示するとともに(S204)、約定済のE&C商品があるか否かをチェックする(S205)。約定済のE&C商品がなければ処理を終了する。また、約定済のE&C商品があれば、約定済みの商品から最小二乗近似による直線の係数を求め(S206)、これから最小二乗近似による直線を求める。そして、図15に示したサポート画面のCO付電力売買価格分布に当該直線を表示する(S204)。なお、約定済みの商品は「▲」、未約定の商品は「■」、売り情報は「○」、買い情報は「×」で表示する。次に約定済みの商品が2つ以上存在する場合、最小二乗近似を実施し、近似直線を表示する。近似直線より、下の領域での取引は、買手会社にとって有利となる。
【0075】
本実施の形態では、端末用データ提供部117は、1日の全時間を、ベース時間帯,ミドル時間帯,ピーク時間帯の3つの時間帯に分割し、各時間帯に応じたデータを端末装置に提供し、E&C取引の市場も各時間帯ごとに設定している。
【0076】
本実施の形態では、図18に示すように、各日ごとの電力需給量を合計し、1年間の需給量を求めることもできる。年間合計をとることで、電力会社の需給状態を知ることができる。CO原単位削減目標及び電力供給コストの削減は、最終的には全時間帯区分の合計において達成されるべきである。本実施の形態では、時間帯区分の自社電源運用及び電力取引の結果を漸次全時間帯の合計に自動計算し、サポート画面124の選択により適宜表示可能とできる。
【0077】
図19に、全時間帯における取引の集計処理の流れを示す。まず、会社番号が入力されると(S301)、データベース116から連携線データを取得し、送電線容量,現状発電量を求め全時間帯について合計する(S302)。つぎに、データベース116から電源毎の原価・排出係数データを取得し、需要電力量、最大発電量、下限発電量を求め、全時間帯について合計する(S303)。さらに、データベース116から各社毎の電力量,CO排出量データを取得し、発電量現状,売電,買電,託送収入を求め、全時間帯について合計する(S304)。この後、サポート画面のデータ更新処理を行い(S305)、端末のインターフェース(ディスプレイ)に提供する(S306)。
【0078】
本実施の形態では、電力資源取引管理サーバ11は潜在価格表示機能を備えることができる。潜在価格表示を参照することで、市場に出ている商品が、自社の電源の代替となるか(市場から調達すると得になるかどうか)も瞬時に判断できる。
【0079】
すなわち、市場に出ている商品が、自社の電源の代替となるか(市場から調達すると得になるかどうか)を瞬時に判断できる。図6に示した例では、現時点でGrab可能なSELL情報である、[23]、[25]、[27]について、COの潜在価格,自社の代替商品(当商品を買った後、自社電源の何を止めればよいか)を表示している。すなわち、[23]をGrabした場合は潜在価格が−7643円/t−COであり、Grab後に石油を購入量分減少させればよいことになる。潜在価格が負値の場合は、計算上、儲けが出ることを意味しており、また、正値の場合は、CO取引市場の値と比較することにより、電力を購入してCOクレジットを調達する方がよいかどうかの判断をすることが可能となる。
【0080】
このときの処理を図20のフローチャートにより説明する。まず、表示時間帯、会社番号が入力されると(S401)、データベース116からE&C取引市場データを取得し、表示時間帯での商品の価格排出係数を求め(S402)、送電ロス、託送料金の計算をして(S403)、自社の発電資源と比較する(S404)。つぎに、代替性があるかをチェックし(S405)、代替性がなければ市場画面に代替性なしの表示をし(S406)、代替性があれば代替資源の候補の中から、潜在価格が最も安い資源を抽出し(S407)、市場画面に代替性なしの表示をする(S408)。
【0081】
本発明では電力資源取引管理サーバ11は、送電ロスを考慮して、取引情報を各電力会社に提供する。本実施の形態では、送電ロスに加えて、託送料金をも考慮して取引情報を作成する。このときの処理を図21のフローチャートにより説明する。
【0082】
まず、E&C取引市場画面更新処理を行うとともに(S501A)、売買情報約定処理を行う(S501B)。つぎに、計算対象の会社番号商品番号を入力を行う(S502)。
【0083】
つぎに、データベース116から入力商品番号のE&Cデータ(「注文会社番号」、「電力量」、「価格」、「排出係数」)を取得し(S503)、データベース116から計算対象会社番号、注文会社番号に一致する送電経路データを取得し(S504)、さらにデータベース116から送電経路となる連系線データを取得する(S505)。
【0084】
この後、送電経路の連系線の送電容量に余裕があるか否かをチェックし(S506)、余裕がなければ売買付加をサポート画面に表示し、余裕があれば各連系線の送電ロス・託送料金から計算対象会社番号での「電力量」,「価格」,「排出係数」を計算し(S507)、サポート画面に送電ロス・託送料金を考慮した、「電力量」,「価格」,「排出係数」を出力する(S508)。これにより、E&C取引市場画面更新処理が行なわれ(S509A)、売買情報約定処理画面の更新が行なわれる(S509B)。
【0085】
すなわち、「E&C取引市場画面更新処理」,「売買情報約定処理」から、計算対象会社番号,商品番号を入力し、「連系線データ」内の現状送電量を基に対象会社間での送電の可/不可を判別し、送電可能ならば、送電ロス・託送料金を考慮した、「電力量」,「価格」,「排出係数」を出力する。出力された「電力量」,「価格」,「排出係数」は、「E&C取引市場画面更新処理」,「売買情報約定処理」を行う際に使用する。
【0086】
図7に示した連携系統図において、電力会社Dが電力量=670,価格=10.00,排出係数=0.21で売り情報を出したときの、電力会社E,電力会社F,電力会社GのE&C取引市場画面を、それぞれ図22,図23,図24に示す。
【0087】
図7において、電力会社Dから電力会社Eへの送電経路は、電力会社Fを介する場合と介さない場合の2経路が存在する。しかし、電力会社Dから電力会社Eへの送電線の空き容量はいずれも不足するため、図22において電力会社Eに提示される売り情報は、送電不可を示す×印で表示される。
【0088】
また、電力会社Dから電力会社F、電力会社Gへの送電経路は連系線の送電容量に余裕があるため、託送料金、送電ロスを考慮した「電力量」,「価格」,「排出係数」で表示されている。
【0089】
電力会社Dが提示した売り情報を電力会社Gが約定した場合には、電力会社Fを介して送電される。よって経由会社である電力会社には託送収入がはいる。また電力会社Dの売電力量と電力会社Gの買電力量の差が送電ロス分となる。
約定時の「各社毎の電力量、CO排出量データ」の更新内容を表7に、「連系線データ」の更新内容を表8に示す。
【0090】
【表7】
Figure 2004192473
【0091】
【表8】
Figure 2004192473
【0092】
電力会社Dの約定前後の画面を図25,図26(図25からの変更点を楕円線で囲って示す)に、電力会社Fの約定前後の画面を図27,図28(図27からの変更点を楕円線で囲って示す)に、電力会社Gの約定前後の画面を図29,図30(図29からの変更点を楕円線で囲って示す)に示す。これらの図からもわかるように、各商品について、取引相手となる各社ごとに、各種の計算結果を反映した商品属性を市場に表示することで、取引をする場合の実際の商品属性を約定に先駆けて適切に把握することができる。この場合、各電力会社の端末装置のディスプレイに表示される取引条件(商品属性等)は、その電力会社独自のものであり、ある電力会社が、他の電力会社の取引条件を知ることはできない。また、図7の約定前の送電容量表示に対応する、約定後の送電容量表示を図31に示す(図7からの変更点を楕円線で囲って示す)。
【0093】
本発明における電力取引のシミュレーションにより、以下の結果を得ることができた。ここでは、電力会社9社でCO排出原単位付きの電力の取引に際して各社の電力需要と供給を一致させるとともに、CO排出原単位目標を9社合計で2010年に1990年比20%削減、および供給コストの低減を目標とした。
1.CO排出量削減:10.0%
2.電力供給コスト削減:0.2%
3.市場流動性の確保(電力量・COクレジットの取引量総計)
(1)電力量:174億kWh(全需要の0.5%)
(2)COクレジット:148万t-CO
なお、上記において、送電上の制限、時間区分の設定が、取引を現実的にする制限として機能したため、電力量の取引量は制限のない場合の1/5に低下したが、CO排出原単位の削減目標、電力供給コスト削減目標は達成されている。
【0094】
なおまた、上記した実施の形態では、電力の販売を希望する電力会社の販売希望情報と、電力を購入したい電力会社の購入希望情報を共に登録し、各電力会社は、それぞれに対して売買の申し込みをできるようにするための各処理部を設けたが、本発明はこれに限ることはなく、少なくとも、電力販売を希望する電力会社からの販売条件を登録し、それに基づいて、補正後販売希望電力量と他の電力会社の端末装置に表示し、他の電力会社が購入するための申し込みを行えるようになっていればよい。
【0095】
【発明の効果】
複数の電力会社間での余剰電力の融通をオンラインで行う場合に、送電ロス等を考慮した、購入希望電力会社が購入するべき電力量等の電力取引情報を電力会社の端末装置に表示することができる。また、複数の電力会社間でのCO排出原単位付きの余剰電力の融通をオンラインで行う場合にも、CO排出原単位についても、送電ロスに伴う影響のない取引情報を電力会社の端末装置に表示することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す電力資源取引システムの全体の概略図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す取引概念図である。
【図3】本発明における電力資源取引管理サーバの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明における電力会社の各端末装置のユーザインタフェースに表示される各種画面を示す図である。
【図5】本発明における電力会社の各端末装置のユーザインタフェースに表示される電力取引画面の例を示す図である。
【図6】図5から売注文欄と買注文欄を抜き出して示した図である。
【図7】利用可能容量が付加表示された会社間連携図が表示された本発明のサポート画面を示す図である。
【図8】端末用データ提供部が会社間連携図を作成するときの処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施の形態における電力資源取引管理サーバのE&C取引市場の管理機能図の一部である。
【図10】本発明の一実施の形態における端末装置のユーザインタフェースの機能図の一部である。
【図11】本発明の一実施の形態における端末装置のユーザインタフェースの機能図の一部である。
【図12】本発明の一実施の形態における端末装置のユーザインタフェースの機能図の一部である。
【図13】本発明の一実施の形態における電力資源取引管理サーバのCO取引市場の管理機能図である。
【図14】本発明の一実施の形態におけサポート画面の一例を示す図である。
【図15】CO付電力売買価格分布の表示の一例を示す図である。
【図16】図14のサポート画面に図15のCO付電力売買価格分布を表示させた画面を示す図である。
【図17】本発明の一実施の形態において、CO付電力売買価格分布表示の作成処理の流れを示す図である。
【図18】本発明の一実施の形態において、各日ごとの電力需給量および、これらを365日分合計することで求めた年間需給量を示すグラフである。
【図19】本発明の一実施の形態において、時間帯に分割しない1日の全時間における集計をとる場合の処理を示す図である。
【図20】本発明の一実施の形態において、電力資源取引管理サーバによる潜在価格表示の処理を示すフローチャートである。
【図21】本発明の一実施の形態において、電力資源取引管理サーバが、送電ロスおよび託送料金を考慮して取引情報を作成するときの処理を示すフローチャートである。
【図22】本発明の一実施の形態において、電力会社Dが売り情報を出したときの、電力会社EのE&C取引市場画面を示す図である。
【図23】本発明の一実施の形態において、電力会社Dが売り情報を出したときの、電力会社FのE&C取引市場画面を示す図である。
【図24】本発明の一実施の形態において、電力会社Dが売り情報を出したときの、電力会社GのE&C取引市場画面を示す図である。
【図25】本発明の一実施の形態において、電力会社Dの約定前の画面を示す図である。
【図26】本発明の一実施の形態において、電力会社Dの約定後の画面を示す図である。
【図27】本発明の一実施の形態において、電力会社Eの約定前の画面を示す図である。
【図28】本発明の一実施の形態において、電力会社Eの約定後の画面を示す図である。
【図29】本発明の一実施の形態において、電力会社Fの約定前の画面を示す図である。
【図30】本発明の一実施の形態において、電力会社Fの約定後の画面を示す図である。
【図31】本発明の一実施の形態において、約定後の送電容量表示を示す図である。
【符号の説明】
1 電力資源取引システム
11 電力資源取引管理サーバ
111 販売・購入条件登録部
112 販売・購入実質電力量計算部
113 最適送電ルート選定部
114 託送料金計算部
115 送電線利用率取得部
116 データベース
117 端末用データ提供部
121 販売希望電力表示部
122 購入希望電力表示部
123 電力取引実行部
124 サポート画面
12 電力取引画面
12A〜12I 各電力会社の端末装置
13 電力資源市場
14 CO排出削減量取引市場
100 インターネット(ネットワーク)
200 電力バブル
A〜I 電力会社

Claims (10)

  1. 電力資源取引管理サーバと、複数の電力生産主体の端末装置とがネットワークを介して接続され、前記電力生産主体間で相互に電力資源のオンライン取引を行うための電力資源取引システムであって、
    前記電力資源取引管理サーバは、売買条件登録部と、売買実質電力量計算部とを備え、
    前記売買条件登録部は、電力販売を希望する電力生産主体が提示する販売希望電力量と販売希望価格とを含む販売条件を、当該販売希望電力生産主体の端末装置から前記ネットワークを介して登録する機能を有し、
    前記売買実質電力量計算部は、前記電力販売を希望する電力生産主体が提示した販売希望電力量から、当該電力生産主体が他の電力生産主体に送電するときの送電ロス分を考慮した電力量を補正後販売希望電力量として求める機能を有し、
    前記複数の電力生産主体の端末装置の各ユーザインタフェースには、販売希望電力表示部と、電力取引実行部とを有する電力取引画面が表示され、
    前記販売希望電力表示部には、少なくとも前記補正後販売希望電力量と、当該電力販売を希望する電力生産主体が提示した前記販売希望価格とが販売希望電力として表示され、
    前記電力取引実行部には、前記販売電力表示部に表示された1つまたは複数の販売希望電力のうち何れかの選択ができる販売希望電力の購入注文欄が表示されることを特徴とする電力資源取引システム。
  2. 前記売買条件登録部は、電力購入を希望する電力生産主体が提示する購入希望電力量と購入希望価格とを含む購入条件を、当該電力購入を希望する電力生産主体の端末装置から前記ネットワークを介して登録する機能を有し、
    前記売買実質電力量計算部は、前記電力購入を希望する電力生産主体が提示した購入希望電力量から、当該電力生産主体に他の電力生産主体が送電するときの送電ロス分を考慮した電力量を補正後購入希望電力量として求める機能を有し、
    前記複数の電力生産主体の端末装置の各ユーザインタフェースには、購入希望電力表示部と、電力取引実行部とを有する電力取引画面が表示され、
    前記購入希望電力表示部には、少なくとも前記補正後購入希望電力量と当該電力購入を希望する電力生産主体が提示した前記購入希望価格とが購入希望電力として表示され、
    前記電力取引実行部には、前記購入電力表示部に表示された1つまたは複数の購入希望電力のうち何れかの選択ができる購入希望電力の販売注文欄が表示されることを特徴とする請求項1に記載の電力資源取引システム。
  3. 前記電力資源取引管理サーバは、ある電力販売を希望する電力生産主体から、ある電力購入を希望する電力生産主体に送電するときの送電ルートとして、最適なルートを選定する送電ルート選定部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の電力資源取引システム。
  4. 前記電力資源取引管理サーバは、前記電力販売を希望する電力生産主体が前記他の電力生産主体に送電するとき、または前記電力購入を希望する電力生産主体が前記他の電力生産主体から送電を受けるときの送電ルートに、取引当事者以外の電力生産主体が介在しているときは、当該電力生産主体に支払うべき託送料金を計算する託送料金計算手段を備え、
    前記複数の電力生産主体の端末装置は、前記電力取引画面に表示する前記販売希望価格として当該託送料金を考慮した価格を表示し、または前記電力取引画面に表示する前記購入希望価格として当該託送料金を考慮した価格を表示することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の電力資源取引システム。
  5. 前記電力資源取引管理サーバは、各電力生産主体間の取引において送電ルートの送電容量を超える取引を制限する機能を有し、
    前記各電力生産主体から送電線利用情報を取得し、各電力生産主体の端末装置における前記取引画面のサポート画面に、送電線制限量と実際の送電量を含む送電線利用状態を表示することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電力資源取引システム。
  6. 前記販売条件は前記販売希望電力量に付随するCO排出原単位を含み、前記購入条件は前記購入希望電力量に付随するCO排出原単位を含む請求項1から5のいずれか1項に記載の電力資源取引システムであって、
    前記電力取引画面には、前記補正後販売希望電力量に対応するCO排出原単位の表示、および補正後購入希望電力量に対応するCO排出原単位の表示が含まれることを特徴とする電力資源取引システム。
  7. 1日を複数の時間帯に分割し、前記電力資源取引管理サーバは、所定日数分の各分割時間帯における電力需給量の累積値を単位として、前記売買条件登録部による登録と、前記売買実質電力量計算部による補正を行い、前記電力取引画面には、当該分割時間帯単位で前記電力取引画面の表示が行なわれることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電力資源取引システム。
  8. 前記電力資源取引管理サーバは、前記各電力生産主体の、CO排出原単位削減に関する情報を保有し、
    前記ユーザインタフェースには、保有された前記情報に基づく、CO排出原単位削減にかかる解析結果表示を表示する画面が表示されることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の電力資源取引システム。
  9. ネットワークを介して複数の電力生産主体の端末装置に接続されて前記電力生産主体間で相互に電力資源のオンライン取引を行わせる電力資源取引管理サーバであって、
    電力販売を希望する電力生産主体が提示する販売希望電力量と販売希望価格とを含む販売条件を、当該販売希望電力生産主体の端末装置から前記ネットワークを介して登録する売買条件登録部と、
    前記電力販売を希望する電力生産主体が提示した販売希望電力量から、当該電力生産主体が他の電力生産主体に送電するときの送電ロス分を考慮した電力量を補正後販売希望電力量として求める売買実質電力量計算部と、
    前記複数の電力生産主体の端末装置に、少なくとも前記補正後販売希望電力量を表示させるための表示情報を提供する売買条件情報提供部とを備えたことを特徴とする電力資源取引管理サーバ。
  10. 前記売買条件登録部は、電力購入を希望する電力生産主体が提示する購入希望電力量と購入希望価格とを含む購入条件を、当該電力購入を希望する電力生産主体の端末装置から前記ネットワークを介して登録する機能を有し、
    前記売買実質電力量計算部は、前記電力購入を希望する電力生産主体が提示した購入希望電力量から、当該電力生産主体に他の電力生産主体が送電するときの送電ロス分を考慮した電力量を補正後購入希望電力量として求める機能を有し、
    前記売買条件情報提供部は、前記複数の電力生産主体の端末装置に、前記補正後購入希望電力量を表示させる機能を有することを特徴とする請求項9に記載の電力資源取引管理サーバ。
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