JP2009225018A - 判定帰還等化装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハーフレート型判定帰還等化を利用した場合の再生クロック位相の調整方法と装置の提供。
【解決手段】奇および偶データ受信部と、パタンフィルタと、を備え、奇データ受信部は、奇データクロックで1/2DFE等化波形からデータ判定データを出力し、前記クロックと90度位相が異なる奇エッジタイミングクロックにて1/2DFE等化波形および非ハーフレートDFE等化波形の双方からエッジ判定データを出力し、偶データ受信部は、偶データクロックで同様の判定データを出力し、前記偶データクロックと90度位相が異なる偶エッジタイミングクロックにて同様のエッジ判定データを出力し、パタンフィルタにおいて、奇偶の各エッジタイミングでサンプリングされたエッジ判定データは、奇偶の各データタイミングでサンプリングされたデータ判定データから得られる、連続する3ビットのデータパタン(110または001)に応じて、一方が選択される。
【選択図】図7

Description

本発明は、判定帰還等化装置と方法に関し、特に、判定帰還等化後のエッジタイミング検出に関する。
高速シリアル通信では伝送路損失の周波数依存性等による符号(シンボル)間干渉(以下、「ISI」という)により受信器のデータ受信端でのアイパタンが閉口し、ビットエラーレートが悪化することが知られている。
ISIによる波形劣化を受信回路側で補償する判定帰還型等化(DFE:Decision Feedback Equalizer)とよばれる波形等化技術が知られている。
DFEは、データ判定回路が受信信号を判定した結果に対応した後続ISI量を後続ビットに負帰還してISIを除去する波形等化技術である。DFEについては例えば非特許文献1等の記載が参照される。
本願では、帰還信号の周期がデータレート周期(T)であるDFEを「フルレートDFE」、帰還信号の周期がデータレートの2倍(2T)であるDFEを「ハーフレートDFE」という。
高速シリアル通信では、「ダブルデータレート方式」と呼ばれる、データレートの周期(T)の2倍の周期(2T)の差動クロック(「ハーフレートクロック」という)の立ち上がりエッジタイミングを利用して、フルレートデータを送受信する方式が主流である。
例えば、ダブルデータレート方式では、10Gb/sのデータレート通信を5GHzの差動クロックで実現する。
以下、例として、ダブルデータレート方式での1タップDFE等化動作を、図1、図2を参照して説明する。
図1の受信信号110は、奇、偶のそれぞれのDFE判定帰還信号(奇、偶判定帰還信号)116、126と、奇DFE加算器111、偶DFE加算器121で加算されDFE等化される。
DFE処理された加算後信号112、122は、それぞれ奇ハーフレートクロック118と偶ハーフレートクロック128のタイミングで、奇データサンプリング部113、偶数データサンプリング部123でそれぞれインターリーブサンプリングされる。
奇データサンプリング部113と偶数データサンプリング部123でからの奇サンプリングデータ114と偶サンプリングデータ124は、それぞれ、タップゲイン117、127で乗算処理される。
タップゲイン127、117の出力は、奇判定帰還信号116、偶判定帰還信号126として、奇DFE加算器111、偶DFE加算器121の被加算信号として、負帰還される。
この負帰還機構によるDFE等化により、ISIが除去され、正しくデータ受信が可能となる。
また、この1タップ、ダブルデータレート構成のDFE動作について、図2のd1、d2、d3データを利用して説明する。
以下、データレート周期をT、ハーフレートクロック周期を2Tとする(10Gbps通信においては、データレート周期T=100ps、ハーフレートクロック周期2T=200ps)。
ISIの影響を受けている受信信号d2には、奇サンプリングデータd1にタップゲイン(α)を乗算した判定帰還信号が加算され、DFE等化された、
d2+α・d1
という偶加算後信号が得られる。
このDFE等化された波形は、偶ハーフレートクロックにて正しくサンプリングされ、周期2Tの偶サンプリングデータd2が得られる。
このサンプリングデータd2が及ぼす、d3へのISIを除去するために、タップゲイン(α)倍された奇判定帰還信号116(=α・d2)が、奇DFE加算器111に帰還され、奇DFE加算器111で、受信信号d3と加算され、d3がDFE等化される。
この負帰還の繰り返しにより、ダブルデータレート方式のDFE等化が実現されている。
ここで、ダブルデータレート方式はハーフレートクロックでサンプリングするため、サンプリングデータはデータレート周期Tの2倍の2Tとなってしまう。
その結果、DFE加算器における、2つの被加算信号のうち、一方は、サンプリングデータ周期2T、他方は、データレート周期Tの受信信号となる。
図1のDFEで波形等化されるのは、偶・奇の各サンプリングタイミングのデータのみとなる。そのため、DFE加算後信号は、偶側と奇側でそれぞれ2データに1回のデータしか波形等化されず、図4のように、波形等化された、開口データとされていない閉口データが交互に繰り返す波形が得られる。
Meghelli、 Mounir; Rylov、 Sergey; Bulzacchelli、 John; Rhee、 Woogeun; Rylyakov、 Alexander; Ainspan、 Herschel; Parker、 Benjamin; Beakes、 Michael; Chung、 Aichin; Beukema、 Troy; Pepeljugoski、 Petar; Shan、 Lei; Kwark、 Young; Gowda、 Sudhir; Friedman、 Daniel、 "A 10Gb/s 5−Tap DFE/4−Tap FFE Transceiver in 90−nm CMOS Technology、" IEEE International Solid−State Circuits Conference、 February 2006
以下に本発明による関連技術の分析を与える。
通常、シリアル通信では、クロックを送信せずに、受信側においてデータからクロックを再生するクロック再生回路(クロックリカバリ回路、「CDR」と略記される)を搭載する。
一般的に、データ中心のデータタイミング位相の信号と、エッジタイミング位相の信号を検出し、それらを比較して、再生クロックの位相を調整する2倍のオーバーサンプル型CDRが広く用いられている。
図3に、フルレートDFE後のアイパタンとエッジ分布例を示す。このエッジ分布からCDRの有するローパスフィルタ機能が分布中心を抽出し、隣り合う抽出エッジの中心位相にデータサンプリングクロックの立ち上がりエッジが調整され正しくデータをサンプリングできる。
しかしながら、図4に示すように、ハーフレートDFEでは、サンプリングする開口データの前後のビットは、アイ開口が得られず、エッジがビット幅全体に分布してしまう。その結果、エッジ位置の中心を正しく抽出できず、クロックの立ち上がりエッジを正しいサンプリング位相に調整できないという問題が顕在化する。
したがって、本発明の目的は、ハーフレート型判定帰還等化を利用した場合の再生クロックの位相を調整する装置と方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成し、再生クロックの分布を抑制し、データサンプリング精度を向上し、通信品質の向上を可能とする装置と方法を提供することも目的の一つとしている。
本願で開示される発明は、前記課題を解決するため概略以下の構成とされる。
本発明の1つの側面によれば、データサンプリングクロックと奇エッジサンプリングクロックとDFE入力信号とを入力とするハーフレートDFE等化機能を有する奇データ受信部と、偶データサンプリングクロックと偶エッジサンプリングクロックとDFE入力信号とを入力とするハーフレートDFE等化機能を有する偶データ受信部の双方にて、ハーフレートDFE等化信号でのデータ検出手段と、エッジ検出手段を有し、上記検出手段によるサンプリングデータ群を入力とし、連続する3ビットのデータ検出パタンが110又は001データパタンの検出手段、及び、その検出結果をもとに110又は001パタン時のみにハーフレートDFE等化信号でのエッジデータを選択する機構を有するパタンフィルタを備える判定帰還型等化器が提供される。本発明においては、この判定帰還型等化器の出力を基にクロックリカバリを行う。
本発明の他の側面によれば、奇データサンプリングクロックと奇エッジサンプリングクロックとDFE入力信号とを入力とする、ハーフレートDFE等化機能を有する奇データ受信部と、
偶データサンプリングクロックと偶エッジサンプリングクロックとDFE入力信号とを入力とする、ハーフレートDFE等化機能を有する偶データ受信部と、を備え、前記奇データ受信部及び前記偶データ受信部の各々が、
ハーフレートDFE等化信号でのデータ検出手段とエッジ検出手段、及び、
非ハーフレートDFE等化信号でのエッジ検出手段と、
を有し、さらに、
前記検出手段による、サンプリングデータ群を入力とし、連続する3ビットのデータ検出パタンが、110又は001データパタンと、101又は010データパタンを検出し、
前記検出結果をもとに、
110又は001パタン検出時に、ハーフレートDFE等化信号でのエッジデータを選択し、101又は010データパタン検出時に、非ハーフレートDFE等化信号でのエッジデータを選択する手段を含むパタンフィルタを有する判定帰還型等化器が提供される。
本発明によれば、ハーフレート型判定帰還等化を利用した場合の再生クロック位相を調整可能としている。本発明によれば、再生クロックの分布を抑制し、データサンプリング精度を向上し、通信品質の向上を可能としている。
本発明の実施の形態について説明する。本発明においては、データサンプリングクロックと奇エッジサンプリングクロックとDFE入力信号とを入力とするハーフレートDFE等化機能を有する奇データ受信部と、偶データサンプリングクロックと偶エッジサンプリングクロックとDFE入力信号とを入力とするハーフレートDFE等化機能を有する偶データ受信部の双方にて、ハーフレートDFE等化信号でのデータ検出手段とエッジ検出手段を有し、上記検出手段によるサンプリングデータ群を入力とし、連続する3ビットのデータ検出パタンが110又は001データパタンの検出手段、及び、その検出結果をもとに110又は001パタン時のみにハーフレートDFE等化信号でのエッジデータを選択する機構を有するパタンフィルタを備える。
本発明においては、奇データサンプリングクロックと奇エッジサンプリングクロックとDFE入力信号とを入力とするハーフレートDFE等化機能を有する奇データ受信部と、偶データサンプリングクロックと偶エッジサンプリングクロックとDFE入力信号とを入力とするハーフレートDFE等化機能を有する偶データ受信部の双方にて、ハーフレートDFE等化信号でのデータ検出手段と、エッジ検出手段、及び、非ハーフレートDFE等化信号でのエッジ検出手段を有し、上記検出手段によるサンプリングデータ群を入力とし、連続する3ビットのデータ検出パタンが110又は001データパタンと101又は010データパタンの検出手段、及び、その検出結果をもとに110又は001パタン時にハーフレートDFE等化信号でのエッジデータを選択し、101又は010データパタン時に非ハーフレートDFE等化信号でのエッジデータを選択する機能を有するパタンフィルタを備えることを特徴とする判定帰還型等化器を備えたことである。
本発明によれば、ハーフレートDFE等化信号の検出した連続するデータ列の排他的論理和演算機構、及び、その演算結果によりハーフレートDFE等化信号のエッジ検出結果と非ハーフレートDFE等化信号のエッジ検出結果を選択する機構を有するパタンフィルタとCDRのエッジ検出手段を組み合わせることでパタンフィルタを簡素化している。
本発明においては、判定帰還型等化器のデータサンプリング部及びエッジサンプリング部のオフセットをキャンセルする機構を備え、エラーレートの向上を図る。
本発明によれば、ハーフレートDFE等化信号のデータ検出手段と並列にサンプリング閾値を調整可能な振幅誤差サンプリング機構を備え、受信回路でのDFE適応等化を可能としている。
ハーフレートDFEにおいては、あるデータに干渉しているISIに最適化した判定帰還信号がデータレートの2倍(2T)の周期をもつ。
図4(B)の広範囲のエッジ分布は、2ビット幅の判定帰還信号が1ビット目のデータを対象に最適化されており、2ビット目のデータには最適化されていないことに起因する。
1ビット目と2ビット目の値が異なるにも関わらず、2ビット目の波形にも1ビット目に最適化された判定帰還信号が加算されてしまうために、2ビット目に不適切な負帰還信号が加算され、アイパタンは一方が閉口してしまうのである。
しかし、1ビット目と2ビット目のデータに、同じ量のISI量が干渉していると仮定した場合、双方は同様のISIを受けているため、双方とも適切な波形等化がかかる。この仮定する状態では、図3に示すフルレートDFEとハーフレートDFEは同じエッジ分布になり、CDRが正しくハーフレートクロックの位相を調整できる。従って、この仮定が実現するタイミングのエッジデータのみをCDRに利用すればハーフレートDFEにおいても正しくCDRが位相を調整でき、上記課題を解決できる。
以下、この条件を図5及び数式を利用して示す。
図5は、後続5ビット分のISI量を除去するハーフレートDFE(「5タップDFE」という)の動作例を説明するタイミング図である。ただし、本発明において、タップ数は5に限定されるものではない。
受信データは並列する2つのパスに分離され、各パスのサンプリングタイミングデータをハーフレートDFEにて波形等化する。この2つの並列パスを、それぞれ「奇データサンプリングパス」、「偶データサンプリングパスと」呼ぶこととする。
図5の例では、
奇データサンプリングパスで、データd1、d3、d5、d7、・・・からなるデータ列、
偶データサンプリングパスで、データd2、d4、d6、d8、・・・からなるデータ列
を交互にサンプリングしている。
ここで、各データサンプリングパスでのハーフレートDFE後のデータd6の波形に着目する。このときの、偶データサンプリングパスにおけるデータd6の信号レベルは、式(I)、奇データサンプリングパスにおけるデータd6の信号レベルは、式(II)で表現される。
ハーフレートDFE時のサンプリングデータd6:
dfe.even(d6)=d6・w0+d5・w1+d4・w2+d3・w3+d2・w4+d1・w5 ・・・(I)
ハーフレートDFE時の非サンプリングデータd6:
dfe.odd(d6)=d6・w0+d4・w1+d3・w2+d2・w3+d1・w4+d0・w5 ・・・(II)
上式(I)、(II)の変数wn(nは整数)は、図5に示すように、
w0:メインタップビット(d6)用DFEタップ係数、
w1:後続第1ビット(d5)のDFEタップ係数、
w2:後続第2ビット(d4)のDFEタップ係数、
・・・、
wn:後続第nビット用のDFEタップ係数
をそれぞれ示している。
式(II)の非サンプリングデータ信号が正しくDFEされるためには、下記のようなフルレートDFE時の信号レベルと等しくなければならない。
フルレートDFE時のサンプリングデータd6:
dfe.full(d6)=d6・w0+d5・w1+d4・w2+d3・w3+d2・w4+d1・w5 ・・・(III)
従って、式(II)と式(III)が等しい条件では、ハーフレートDFEとフルレートDFEで同等の波形が得られる。つまり、この条件の下では、ハーフレートDFEでもフルレートDFEでも同じタイミングのエッジを抽出できる。
式(II)と式(III)が等しい条件は、
(a) d4=d5、d3=d4、d2=d3、d1=d2、d0=d1、d(−1)=d0
(b) w1=w2=w3=・・・w5=0
である。
条件(b)は、DFEタップ係数がすべて0となり、等化しないことを意味するため除外する。その結果、条件(a)が、利用したい正しいエッジが得られる条件となる。
条件(a)を書き直すと、
d1=d2=d3=d4=d5・・・
となる。
このため、ハーフレートDFEでフルレートDFEと同様のエッジタイミングを得るには、データ遷移する前に、同一データが連続していることが条件である。
以上の考察から、d6以前のデータが常に同一データであることが望ましい。しかしながら、それでは、常に同じデータを送っているため、データ通信にならない。
しかし、ここで、wn(nは0、1、2、・・・)は、ISI量の補正用係数であり、メインタップビットの後続ISI量によって決定される量である。
一般的なFR4等のバックプレーン通信用伝送路では、後続ビットへのISIの影響量は、図6に示すように、だんだん小さくなっていく傾向がある。
特に、第1後方ISI量w1が、第2以降の後方ISI量w2、w3・・・に対して非常に大きく、一般的に、w1>>w2、w3、w4・・・の傾向が強い。
つまり、式(II)と式(III)の差は、第1後方ISI量w1の係数の差、つまり、|d5−d4|の値が支配的となることがわかる。
その結果、実使用上では、サンプリングデータの直前の2ビット分のデータである、d5とd4の値が等しい場合は、エッジ位置は、フルレートDFEとほぼ同じ位置に検出できる。
従って、ハーフレートDFE通過後の波形から、エッジ検出する場合に、パタンフィルタを利用して、エッジ直前のデータと、2ビット前のデータが等しい場合、つまり、データ列が、
”0→0→1”、又は、
”1→1→0”
のパタンである場合のみの遷移を、CDRのエッジデータとして利用することで、フルレートDFEと同様のエッジタイミングを検出することができる。ただし、上記議論では、”0”と”1”の2値信号の伝送を想定している。
本発明によって提案されるパタンフィルタでのフィルタリング処理により、エッジは検出可能となるが、このパタンフィルタリングにより、新たに、CDRのジッタトレランス特性が低下する、という問題が起り得る。
これは、データパタンフィルタにより、前データ遷移01/10に対して、001/110以外の、010/101パタンを無視することに起因する。ランダムデータを通信している場合には、約半数のエッジがCDRの位相調整に利用できないことになる。
さらに、一般に用いられる8B10Bエンコードにおいては、常に、01交番というパタンも存在するため、上記パタンフィルタでは、エッジを検出できず、010/101パタンのエッジを無視できない。
そこで、本発明においては、これらの課題を解決するために、010/101のデータ遷移のエッジは、ハーフレートDFEをかけていない波形から検出することを提案する。
DFE前の受信波形のアイパタンは閉口しているが、01交番パタンは、周波数成分がほぼ一定であるので、ISIが小さい。従って、エッジばらつきが小さく、CDRの機能として一般的に組み込まれるLPF(低域通過型フィルタ)によって、十分にフィルタリングできる。
010/101データと、001/110データのエッジは、同時に並列パスで、データを受信するが、DFE回路の通過の有無で遅延差が生じてしまう。
そのため、010/101データ用エッジパスは、DFE係数0の加算器を通過させるか、又は、遅延をあわせこむことで、信号遅延差をキャンセルする。
ただし、この場合も、001/110データと同様に、永久に、1010…の交番データでは、データを通信できない。このため、現実的な値として、3ビットのパタンフィルタで、データをフィルタリングする。
多くの標準ボードでの検討結果、この3ビットフィルタで、エッジばらつきを抑制できている。
以上より、ハーフレートクロックによるダブルデータレート方式での受信システムにおいて、ハーフレートDFE構成を利用する場合でも、
(1)110/001パタンのエッジデータには、ハーフレートDFE等化後波形のサンプリング結果を利用し、
(2)101/010パタンのエッジデータには、非DFE等化波形のサンプリング結果を利用することで、ハーフレートDFEの利用時にも、フルレート時と同様のクロック再生が可能となる。
その結果、再生クロックの分布が抑制され、データサンプリング精度が向上し、通信品質(ビットエラーレート)が向上する。以下実施例に即して説明する。
図7は、本発明の一実施例における、ハーフレートDFE利用時のエッジ検出ブロックの構成を示す図である。図7を参照すると、入力信号700は、奇データ受信部710及び偶データ受信部720において、各々ハーフレートクロック周期でインターリーブサンプリングされる。入力信号のサンプリングには、図8に示す90度位相がずれた2ペアの差動ハーフレートクロック(4相ハーフレートクロック)を用い、偶奇のデータタイミングとエッジタイミングにて入力信号を2倍オーバーサンプリングする。
図8に示すように、
奇データタイミングクロックをclk0、
奇エッジタイミングクロックをclk90(clk0から90度位相シフト)、
偶データタイミングクロックをclk180(clk0から180度位相シフト)、
偶エッジタイミングクロックをclk270(clk0から270度位相シフト)
とする。
奇データ受信部710及び偶データ受信部720には、
それぞれ、ハーフレートDFE等化後波形を、データタイミングとエッジタイミングでサンプリングする機構と、
非ハーフレートDFE等化波形をエッジタイミングでサンプリングする機構と、
を備える。
つまり、奇データ受信部710では、
・クロックclk0でハーフレートDFE等化波形をデータタイミングでサンプリングし、データ判定データ711として出力し、
・クロックclk90でハーフレートDFE等化波形及び非ハーフレートDFE等化波形の双方をエッジタイミングでサンプリングし、エッジ判定データは712、713として出力する。
同様に、偶データ受信部720では、
・clk180でハーフレートDFE等化波形をデータタイミングでサンプリングし、データ判定データ721として出力し、
・clk270でハーフレートDFE等化波形及び非ハーフレートDFE等化波形の双方をエッジタイミングでサンプリングし、エッジ判定データは722、723として出力する。奇データ受信部710では、偶データ受信部720でのDFE等化波形処理結果727(後述するように、例えば奇数段目のタップゲイン出力)と、奇データ受信部710でのDFE等化波形処理結果(後述するように、例えば偶数段目のタップゲイン出力)を合成して判定帰還信号を生成している。偶データ受信部720では、奇データ受信部710でのDFE等化波形処理結果726(後述するように、例えば奇数段目のタップゲイン出力)と、奇データ受信部710でのDFE等化波形処理結果(後述するように、例えば偶段目のタップゲイン出力)を合成して、判定帰還信号を生成している。
上記のサンプリングデータを入力とするパタンフィルタ730において、
奇偶の各エッジタイミングでサンプリングされた、2種類のエッジ判定データ712、713、及び、722、723)は、
奇偶の各データタイミングでサンプリングされたデータ判定データ711、721から得られる、連続する3ビットのデータパタンに応じて、一方が選択され、選択されたエッジ判定データ714、724、及び、データ判定データ715、725は、CDRの位相比較器740へ出力され、CDRのクロックリカバリ動作に利用される。
図9は、図7の奇データ受信部710の構成の一例を示す図である。図7の偶データ受信部720は、奇データ受信部710の構成と対称であり、奇を偶に、クロックclk0(180)をclk180(0)に置き換え、また、クロックclk90(270)をclk270(90)に置き換えた構成となる。
入力信号700は、奇データ受信部710と偶データ受信部720に分岐したのち、奇データ受信部710と偶データ受信部720の各ブロックのDFE等化波形処理部900と非DFE等化波形処理部901へ入力される。
DFE等化波形処理部900では、DFE加算器911にて、入力信号100と判定帰還信号916が加算され、DFE等化信号917を出力する。
DFE等化信号917は、データサンプリング部912によりclk0でサンプリングされるとともに、エッジサンプリング部922によりclk90でサンプリングされる。
データサンプリング部912でサンプリングされたデータ判定データは、ラッチ群913及びタップゲイン群915により、判定帰還信号916として、負帰還され、DFE加算器911でDFE等化処理に利用される。奇データ受信部710における奇数段目のタップゲイン915−1、915−3、・・・の出力は、偶データ受信部720の対応する奇数番目の加算器914−1、914−3・・・に入力され(図7の726)、偶データ受信部720における偶数段目のタップゲイン915−2、915−4、・・・の出力と加算され、判定帰還信号918が生成され、DFE加算器911に帰還入力される。偶データ受信部720における奇数段目のタップゲイン915−1、915−3、・・・の出力は、奇データ受信部710の対応する奇数番目の加算器914−1、914−3・・・に入力され(図7の727)、奇データ受信部710における偶数段目のタップゲイン915−2、915−4、・・・の出力と加算され、判定帰還信号918が生成され、DFE加算器911に帰還入力される。
ここで、タップゲイン915は、式(I)のwn(n:自然数)に相当するゲイン段である。またデータ判定データは、ラッチ群を通過後、奇データ判定データ711としてパタンフィルタ730へ出力される。ここで、図9ではデータ判定データ711はラッチ群913の最後のラッチから出力されているが、どのラッチから分岐してパタンフィルタへ出力してもかまわない。
エッジサンプリング部922でサンプリングされたエッジ判定データは、その後、ラッチ群923により遅延調整され、奇ハーフレートDFE後エッジ判定データ712としてパタンフィルタ730へ出力される。
非DFE等化波形処理部901では、入力信号700は、DFE加算器911の遅延に相当する量を遅延調整931で遅延させ、エッジサンプリング部932でエッジサンプリング部922のサンプリングと同タイミングクロックclk90で、非DFE等化波形のエッジ判定データがサンプリングされる。
図9には、遅延調整931として、加算信号を0としたDFE加算器911と同構成のダミー加算器を利用し遅延を調整する例が示されている。
エッジサンプリング部932の出力は、ラッチ群933にて、ラッチ群923と同様に遅延調整され、パタンフィルタ730へ出力される。ただし、データ判定データ711とエッジ判定データ712、713のサンプリング時の時系列が、パタンフィルタ730で判別できるように、各データ受信部710、720で遅延調整される。
なお、図9には、DFE加算器911入力前に既にDFEのすべてのタップ出力の判定帰還信号がDFE加算器914で加算されて判定帰還信号916とした例が示されているが、本発明はかかる構成に限定されるものでなく、各タップの判定帰還信号を直接DFE加算器で加算する等すべてのタップの判定帰還信号がDFE加算器911の出力で加算されていれば、構成は問わない。
以上の波形処理後のデータが、パタンフィルタ730へ出力され、エッジ判定データの選択が行われる。
また、図10に、DFE等化係数の調整に必要なサンプリングパス及びサンプリング部を、差動で構成した場合のオフセットキャンセル機構を備えたハーフレートDFEのフロントエンドの構成を示す。
図10を参照すると、図9のデータサンプリング部912と並列に、サンプリングする振幅誤差サンプリング部942によるハーフレートDFE等化波形のサンプリングパスが追加されている。振幅誤差サンプリング部942では、誤差判定参照電位948(Vref)とハーフレートDFE等化信号917との比較結果を、データサンプリング部912と同様clk0に相当するタイミングでサンプリングする。
振幅誤差サンプリング部942の出力は、データサンプリング部912と同様に、ラッチ群943等を利用して遅延調整し、データ判定データ711と同様、デマルチプレクサ(DEMUX)750へ出力される。
本発明においては、シングルエンド構成でも、差動構成であってもよい。差動構成の場合は、各サンプリング部912、922、932、942まで、通過した部分で発生した差動対のオフセット電圧により、各サンプリング部でデータを誤判定する可能性がある。
特に、DFE等化が必要となるような、減衰の大きい伝送路では、DFE等化後も、アイ開口が小さく、サンプリング時に問題となっている。
そのため、各サンプリング部(データサンプリング部、エッジサンプリング部、振幅誤差サンプリング部)に、オフセット補正機構を搭載することでより、ビットエラーレート(BER)を改善することができる。
図11に、サンプリング部の差動フリップフロップの一例と、図12にそのオフセットキャンセル機構の一例を示す。
図11を参照すると、差動入力1201(in、inb)は、マスターラッチ1202の差動対トランジスタ1221、1222に入力される。
clk1205とclk1206は差動クロックぺアであり、clkb1205によりトランジスタ1229がオン時に入力を受け付け(差動対1221、1222が活性化)、clk1206により、トランジスタ1230がオン時に受け付けた信号をラッチされ、同時に、そのラッチ信号は、スレーブラッチ1203の差動対トランジスタ1225、1226へ入力される。
再び、clkb1205により、トランジスタ1232がオン時にスレーブラッチが受け付けた信号がラッチされ、差動出力1204として次段のラッチ912、922、932、942、タップゲイン915等へ出力される。
本実施例において、出力をシングル(シングルエンデッド出力)にする差動ラッチを利用しても構わない。
これらの差動信号のオフセットをキャンセルする機構として、上記差動フリップフロップ内でキャンセルするものや、その全段で差動信号にオフセットを発生する回路を発生するものがある。図12に、後者の一例を示す。
図12を参照すると、差動入力をドレイン端子が共通の2種類の差動対1320、1321及び差動対1322、1323へ入力する。トランジスタ1320と1323、トランジスタ1321と1322はサイズが等しく、トランジスタ1320と1321の駆動力比率及びトランジスタ1321と1323の駆動力比率をM:1に設定する。
また、差動トランジスタ対1320と1321のソース端子は、可変電流源1310と接続されており、差動トランジスタ対1322と1323のソース端子は、可変電流源1312と接続されている。
可変電流源1310と1312における電流量は、それぞれ、電流量制御信号1311と1313で制御されている。
この電流量制御を、例えば可変電流源1310と可変電流源1312の電流比を、外部制御DAC(デジタルアナログコンバータ)(不図示)で制御することで差動出力1304に異なるオフセット量を発生することができる。
上記のようなオフセットキャンセル機構をサンプリング部912、922、932、942に備えることにより、備えない場合に対して受信感度を向上させるとともに、オフセット電圧低下を目的としたゲート面積増加を回避できる。
図9に示した構成例では、DFE加算器911の入力前に、既に、DFEのすべてのタップ出力の判定帰還信号が、加算器914で加算されて、判定帰還信号916とされているが、本発明はかかる構成に限定されるものでなく、各タップの判定帰還信号を直接DFE加算器で加算する等、すべてのタップの判定帰還信号がDFE加算器911の出力で加算されていれば、構成は問わない。
図13に、DFE加算器911にて各タップの判定帰還信号を直接加算する一例を示す。図13を参照すると、差動入力1401は初段の差動増幅回路(電流源1410、差動対(1420、1421)、負荷抵抗1424)へ入力され、その差動出力1404に、各タップの第1判定帰還信号1441、第2判定帰還信号1442、・・・第n判定帰還信号1443が負帰還する。
図13には、判定帰還信号が差動の例が示されている。第1判定帰還信号1441は、ソースが共通接続され第1可変電流源1411に接続されドレインが差動出力1404にそれぞれ接続された差動トランジスタ対1422、1423のゲートに差動入力され、同様に、第n判定帰還信号1443は、ソースが共通接続され第n可変電流源1413に接続されドレインが差動出力1404にそれぞれ接続された差動トランジスタ対1426、1427のゲートに差動入力される。各判定帰還信号の符号調整は、図13には示されていないが、一般的な手法(公知の手法)が用いられる。
各判定信号に対応するタップゲインは、電流制御信号1431、1432、1433で第1、第2、第n可変電流源1411、1412、1413を制御することで、タップゲイン915に相当する動作を同時に行うことができる。
本実施例では、コモンモード負帰還1402によるコモンモード制御を、差動出力1404に対して行う例が示されている。
以上の波形処理後のデータがパタンフィルタ730へ出力され、エッジ判定データの選択が行われる。
以上より、ハーフレートDFE後から、図4に示すような、1ビットおきのアイ開口から、インターリーブ方式によりデータとエッジの判定データを、及び非ハーフレートDFE波形からのエッジの判定データが得られる。
以下、本発明によって提案される、ハーフレートDFE後及び非ハーフレートDFE判定データからフルレートDFE時と同タイミングのエッジタイミングを得るためのパタンフィルタ730の構成を示す。
既に説明したように、データ判定データ列が110/001パタンの場合には、ハーフレートDFE後と非ハーフレートDFE時波形のデータ遷移タイミングがほぼ等しくなる。
データ判定データ列が101/010パタンの場合には、非ハーフレートDFE時のデータ遷移タイミングがほぼ等しくなる。
この3ビットのデータ列をフィルタリングする際に、一般的なロジックを利用してもよいが、3ビットのパタンフィルタは面積が大きい。
そこで、パタンフィルタ730では、3ビットの前半2ビット分のパタンフィルタリングを行い、位相比較回路740のエッジ検出手段を組み合わせることで、上記001/110及び101/010の3ビットのパタンフィルタリングすることで、パタンフィルタ規模を小さくできる。
以下、本実施例における、パタンフィルタ構成及びその方法を示す。一般的な2倍のオーバーサンプリングCDRには、クロック再生に必要なデータ遷移(エッジ)を検出するために、信号とクロックの位相比較器740を備え、エッジタイミングの検出機能が備わっている。
図14に、一般的な位相比較器740の一例を示す。
奇データと奇エッジの排他的論理和(EXOR)演算、
奇エッジと偶データの排他的論理和(EXOR)演算、
偶データと偶エッジの排他的論理和(EXOR)演算、
偶エッジと奇データの排他的論理和(EXOR)演算
を行うことで、再生クロックの位相を調整する。
図15には、図13の位相比較器の位相検出例を示している。データが0→1へ遷移する際のエッジのタイミングが、図15(A)の信号状態では、排他的論理和の結果、
up信号=1、
down信号=0
となり、クロック位相がup側にシフトするようにCDRロジック750が制御する。
反対に、図15(B)の信号状態では、
up信号=0、
down信号=1、
となり、クロック位相がdown側にシフトするように、CDRロジック750が制御する。
また、図15(C)のように、データが0→0と遷移しない場合には、
up信号=down信号=0
となりクロック位相は調整されない。
つまり、CDRには再生クロックの位相調整のためのデータ遷移(エッジ)の有無が検出される仕組みが内蔵されているのである。
このエッジ検出手段は、本願で提案している、3ビットパタンフィルタの後半2ビットのパタンフィルタリングの代わりに利用できる。
このような位相比較器740を用いる場合、
目的とするデータ遷移である、
001/110パタンの2ビット目、3ビット目の遷移01/10、及び、
101/010パタンの2ビット目と3ビット目の遷移01/10は、
パタンフィルタ730内でデータ列をフィルタリングする必要がなく、
前半が00/11か01/10かを判定すればよい。この結果、パタンフィルタが簡素化できる。
よって、パタンフィルタでは、
001/110パタン検出は、前半2ビット(00/11)の排他的論理和の結果が0、
101/010パタンの検出は、前半2ビット(01/10)の排他的論理和の結果が1
となる。
その排他的論理和の結果に対応して、DFE等化後波形と、非DFE等化後波形でのエッジ検出結果を選択すればよい。
図16に、本実施例の動作を一覧としてまとめて示す。
全エッジデータを利用するため、ダブルデータレート方式の場合「奇データ−偶データ」と「偶データ−奇データ」の双方を利用する必要がある。そのため、パタンフィルタ内でデータを1ビット分保持する機構が必要である。
図17は、本実施例におけるパタンフィルタ730の構成の一例を示す図である。ただし、図17の構成以外にも、提案するパタンのフィルタリングができれば構成は問わない。図17を参照すると、パタンフィルタ730には、
奇データ判定データ711、
偶データ判定データ721、
ハーフレートDFE後の奇エッジ判定データ712、及び
偶エッジ判定データ722、
非ハーフレートDFE波形の奇エッジ判定データ713、
偶エッジ判定データ723
が入力される。
フリップフロップ1810にて、一度入力データ群のタイミングを揃える。
偶データ(D2)1821と奇データ(D3)1822の排他的論理和をEXOR1830で演算し、その結果が、
1の場合、セレクタ1832は、奇ハーフレートDFE後エッジ判定データ712を選択し、
0の場合、セレクタ1832は、奇非ハーフレートDFEエッジ判定データ713を選択する。
同様に、奇データ(D3)1822と偶データ(D4)1823の排他的論理和をEXOR1831で演算し、その結果が、
1の場合、セレクタ1833は、偶ハーフレートDFE後エッジ判定データ722を選択し、
0の場合、セレクタ1833は、偶非ハーフレートDFE後エッジ判定データ723を選択する。
その結果、00/11と01/10でフィルタリングされた奇エッジデータ1824と偶エッジデータ1825が得られる。
データ1820、1821とエッジ1824、1825のタイミングをフリップフロップ1811でタイミング調整し、図15に示すようなCDRの位相比較器740へ出力される。
その後の動作は、上述したとおり、次のデータで遷移があれば、CDRがそのデータを利用し、遷移がなければ無視されるため、全体として目的の001/110、101/010の3ビットパタンフィルタを構成できる。
以上、パタンフィルタ730と位相比較回路740の動作により、ハーフレートDFE後エッジ判定データと非ハーフレートDFE後エッジ判定データを正しく選択し、CDRロジックへ出力することができる。
本実施例によれば、ハーフレートクロックによるダブルデータレート方式での受信システムにおいて、ハーフレートDFE構成を利用する場合でも110/001パタンのエッジデータにはハーフレートDFE等化後波形のサンプリング結果を利用し、101/010パタン時のエッジデータには非DFE等化波形のサンプリング結果を利用することで、ハーフレートDFE利用時にもフルレート時と同様のクロック再生を実現したエッジ抽出方法を提供することができる。再生クロックを正しく調整した結果データサンプリング精度が向上し、ビットエラーレートが向上する。
本発明の活用例として、サーバー、ルータ等のネットワーク機器やストレージ製品に使用される半導体装置が挙げられる。
なお、上記非特許文献1の開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
ダブルデータレート方式のDFE動作を説明するブロック図である。 ダブルデータレート方式の受信及びDFE動作を説明するタイミング図である。 フルレートDFE後のアイパタンとエッジ分布の例を示す図である。 ハーフレートDFE後のアイパタンとエッジ分布の例を示す図である。 ハーフレートDFEの動作を説明するためのタイミング図である。 一般的な伝送路での各タップの符号間干渉量を示す図である。 本発明の一実施例のハーフレートDFE及びエッジ検出ブロックの構成を示す図である。 4相ハーフレートクロックとデータとエッジの定義を示す図である。 本発明の一実施例のハーフレートDFEのエッジ検出部の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例のハーフレートDFEのエッジ検出部を示すブロック図である。 差動構成のサンプリング部の一例を示す図である。 オフセット補正機構の一例を示す図である。 nタップDFE加算器の一例を示す図である。 位相比較器の実施例を示す図である。 位相検出例を示す図である。 パタンフィルタの実施例を示す図である。 パタンフィルタの構成ブロック図である。
符号の説明
110 受信信号
111 奇DFE加算器
112 加算後信号
113 奇データサンプリング部
114 奇サンプリングデータ
115 ラッチ
116 奇判定帰還信号
117 タップゲイン
118 奇ハーフレートクロック
121 偶DFE加算器
122 加算後信号
123 偶数データサンプリング部
124 偶サンプリングデータ
125 ラッチ
126 偶判定帰還信号
127 タップゲイン
128 偶ハーフレートクロック
151〜154 EXOR
700 入力信号
710 奇データ受信部
711、721 データ判定データ
712、713、722、723 エッジ判定データ
714、724 エッジ判定データ
715、725 データ判定データ
720 偶データ受信部
726、727 タップゲイン出力
730 パタンフィルタ
740 位相比較器
750 デマルチプレクサ(DEMUX)
900 DFE等化波形処理部
902 ハーフレートDEF等化部
912 データサンプリング部
913、923、933 ラッチ
914 加算器
915 タップゲイン
917 ハーフレートDFE等化信号
922、932 サンプリング部
942 振幅誤差サンプリング部
948 誤差判定参照電位
1201 差動入力
1202 マスターラッチ
1203 スレーブラッチ
1205、1206 差動クロックぺア
1221、1222 差動対トランジスタ
1223 トランジスタ
1225、1226 差動対トランジス
1229 1230 トランジスタ
1310、1312 可変電流源
1311、1313 電流量制御信号
1320、1321 差動対
1322、1323 差動対
1320、1323、1321、1322 トランジスタ
1401 差動入力
1402 コモンモード負帰還
1404 差動出力
1411、1412、1413 電流源
1431、1432、1433 電流制御信号
1441、1442、1443 判定帰還信号
1810 フリップフロップ
1811 フリップフロップ
1820 奇データ(D1)
1821 偶データ(D2)
1822 奇データ(D3)
1823 偶データ(D4)
1824 奇エッジデータ
1825 偶エッジデータ
1830 EXOR
1831 EXOR
1832 セレクタ
1833 セレクタ

Claims (14)

  1. 奇データサンプリングクロックと奇エッジサンプリングクロックとDFE入力信号とを入力とする、ハーフレートDFE等化機能を有する奇データ受信部と、
    偶データサンプリングクロックと偶エッジサンプリングクロックと前記DFE入力信号とを入力とする、ハーフレートDFE等化機能を有する偶データ受信部と、
    を備え、
    前記奇データ受信部及び前記偶データ受信部の各々が、
    ハーフレートDFE等化信号でのデータ検出手段とエッジ検出手段と、
    を有し、
    前記検出手段によるサンプリングデータ群を入力とし、連続する3ビットのデータ検出パタンが、110又は001のデータパタンを検出し、
    前記検出結果をもとに、110又は001パタンの検出時のみに、ハーフレートDFE等化信号でのエッジデータを選択するパタンフィルタと、
    を有する、ことを特徴とする判定帰還型等化装置。
  2. 奇データサンプリングクロックと奇エッジサンプリングクロックとDFE入力信号とを入力とする、ハーフレートDFE等化機能を有する、奇データ受信部と、
    偶データサンプリングクロックと偶エッジサンプリングクロックとDFE入力信号とを入力とする、ハーフレートDFE等化機能を有する、偶データ受信部と、
    前記奇データ受信部及び前記偶データ受信部の各々が、
    ハーフレートDFE等化信号でのデータ検出手段とエッジ検出手段、及び、
    非ハーフレートDFE等化信号でのエッジ検出手段と、
    を有し、さらに、
    前記検出手段による、サンプリングデータ群を入力とし、連続する3ビットのデータ検出パタンが、110又は001データパタンと、101又は010データパタンを検出し、
    前記検出結果をもとに、
    110又は001パタン検出時に、ハーフレートDFE等化信号でのエッジデータを選択し、101又は010データパタン検出時に、非ハーフレートDFE等化信号でのエッジデータを選択する手段を含むパタンフィルタを有する、ことを特徴とする判定帰還型等化装置。
  3. 前記奇データ受信部は、前記奇データ受信部での判定帰還信号と前記偶データ受信部での判定帰還信号とを用いて前記ハーフレートDFE等化機能を実現し、
    前記偶データ受信部は、前記偶データ受信部での判定帰還信号と、前記奇データ受信部での判定帰還信号とを用いて前記ハーフレートDFE等化機能を実現する、ことを特徴とする請求項1又は2記載の判定帰還型等化装置。
  4. 前記パタンフィルタが、ハーフレートDFE等化信号の検出した連続するデータ列の排他的論理和演算手段と、
    前記排他的論理和演算結果により、ハーフレートDFE等化信号のエッジ検出結果と、非ハーフレートDFE等化信号のエッジ検出結果を選択する手段を有する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の判定帰還型等化装置。
  5. 前記データ検出手段及び前記エッジ検出手段のオフセットをキャンセルする手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の判定帰還型等化装置。
  6. 前記奇データ受信部と前記偶データ受信部のいずれか一方又は両方が、ハーフレートDFE等化信号でのデータ検出手段と並列に、サンプリング閾値を調整可能な振幅誤差サンプリング手段を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の判定帰還型等化装置。
  7. 入力信号を入力する奇データ受信部及び偶データ受信部と、
    前記奇データ受信部及び前記偶データ受信部でサンプリングデータを入力とするパタンフィルタと、
    を備え、
    前記奇データ受信部は、奇データタイミングクロックでハーフレートDFE等化波形をサンプリングし、奇エッジタイミングクロックにてハーフレートDFE等化波形及び非ハーフレートDFE等化波形の双方をサンプリングし、
    前記偶データ受信部は、偶データタイミングクロックでハーフレートDFE等化波形をサンプリングし、偶エッジタイミングクロックにてハーフレートDFE等化波形及び非ハーフレートDFE等化波形の双方をサンプリングし、
    前記パタンフィルタにおいて、奇偶の各エッジタイミングでサンプリングされたエッジ判定データは、奇偶の各データタイミングでサンプリングされたデータ判定データから得られる、連続する3ビットのデータパタンの値に応じて、ハーフレートDFE等化波形及び非ハーフレートDFE等化波形の一方が選択される、ことを特徴とする判定帰還型等化装置。
  8. 前記奇データ受信部と前記偶データ受信部の各々は、
    入力信号を入力するDFE等化波形処理部と非DFE等化波形処理部を備え、
    前記DFE等化波形処理部は、
    前記入力信号と判定帰還信号を加算しDFE等化信号を出力するDFE加算器と、
    前記DFE等化信号を前記奇又は偶データタイミングクロックでサンプリングするデータサンプリング部と、
    前記DFE等化信号を前記奇又は偶エッジタイミングクロックでサンプリングするエッジサンプリング部と、
    を備え、
    前記データサンプリング部でサンプリングされたデータ判定データは、ラッチ群及びタップゲイン群により判定帰還信号として負帰還されて前記DFE加算器でDFE等化処理に用いられるとともに、前記ラッチ群を通過後、データ判定データとして、前記パタンフィルタへ出力され、
    前記エッジサンプリング部でサンプリングされたエッジ判定データは、前記ラッチ群により遅延調整され、奇又は偶ハーフレートDFE後エッジ判定データとして、前記パタンフィルタへ出力され、
    前記非DFE等化波形処理部においては、
    前記入力信号を、前記DFE等化波形処理部の前記DFE加算器の遅延に相当する量を遅延調整部で遅延させ、前記DFE等化波形処理部の前記エッジサンプリング部のサンプリングと同タイミングクロックで非DFE等化波形のエッジ判定データをサンプリングするエッジサンプリング部を備え、
    前記エッジサンプリング部の出力は、ラッチ群にて遅延調整され、前記パタンフィルタへ出力される、ことを特徴とする請求項7記載の判定帰還型等化装置。
  9. 前記奇データ受信部の前記DFE等化波形処理部の前記DFE加算器には、前記奇データ受信部の所定段目のタップゲイン群の出力と、前記偶データ受信部の所定段目のタップゲイン群の出力とを合成してなる判定帰還信号が負帰還され、
    前記偶データ受信部の前記DFE等化波形処理部の前記DFE加算器には、前記偶データ受信部の所定段目のタップゲイン群の出力と、前記奇データ受信部の所定段目のタップゲイン群の出力とを合成してなる判定帰還信号が負帰還される、ことを特徴とする請求項7又は8に記載の判定帰還型等化装置。
  10. 前記パタンフィルタは、連続する3ビットのデータパタンが、110又は001のデータパタンの時、ハーフレートDFE等化信号でのエッジデータを選択する、ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の判定帰還型等化装置。
  11. 前記パタンフィルタは、連続する3ビットのデータパタンが、110又は001データパタンと、101又は010データパタンを検出し、
    110又は001データパタンを検出時に、ハーフレートDFE等化信号でのエッジデータを選択し、101又は010データパタンを検出時に、非ハーフレートDFE等化信号でのエッジデータを選択する、ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の判定帰還型等化装置。
  12. 奇データタイミングクロックでハーフレートDFE等化波形をサンプリングしてデータ判定データを出力し、及び、奇エッジタイミングクロックにてハーフレートDFE等化波形及び非ハーフレートDFE等化波形の双方をサンプリングしてエッジ判定データを出力し、
    偶データタイミングクロックでハーフレートDFE等化波形をサンプリングしてデータ判定データを出力し、及び、偶エッジタイミングクロックにてハーフレートDFE等化波形及び非ハーフレートDFE等化波形の双方をサンプリングしてエッジ判定データを出力し、
    奇偶の各エッジタイミングでサンプリングされたエッジ判定データは、奇偶の各データタイミングでサンプリングされたデータ判定データから得られる、連続する3ビットのデータパタンの値に応じて、ハーフレートDFE等化波形及び非ハーフレートDFE等化波形の一方が選択される、判定帰還等化方法。
  13. 前記パタンフィルタは、連続する3ビットのデータパタンが、110又は001のデータパタンの時、ハーフレートDFE等化信号でのエッジデータを選択する、ことを特徴とする請求項12記載の判定帰還等化方法。
  14. 前記パタンフィルタは、連続する3ビットのデータパタンとして、110又は001データパタンと、101又は010データパタンを検出し、
    110又は001データパタンを検出時に、ハーフレートDFE等化信号でのエッジデータを選択し、101又は010データパタンを検出時に、非ハーフレートDFE等化信号でのエッジデータを選択する、ことを特徴とする請求項12記載の判定帰還等化方法。
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