JP2009224543A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】合わせズレによるトランジスタの特性バラつきとトランジスタ性能の劣化の2点を同時に解決することを可能にする。
【解決手段】内部にソース領域14が形成された半導体基板11上にマスク開口部34を有するハードマスク層31を形成する工程と、マスク開口部34の側壁にサイドウォールマスク(図示せず)を形成する工程と、サイドウォールマスクとハードマスク層31をマスクにして半導体基板11に溝15をソース領域14に達するように形成する工程と、サイドウォールマスクを除去する工程と、マスク開口部34と溝15の内部にゲート絶縁膜16を介してゲート電極18を形成する工程と、ゲート電極18の側壁にサイドウォール19を形成した後、ゲート電極18の側方の半導体基板11の表面側にドレイン領域20を形成する工程とを有することを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関するものである。
縦型トランジスタの従来の形成方法を図6および図7によって説明する。
図6(1)に示すように、半導体基板111内部にソース領域112を形成した後、上記半導体基板111表面にマスク開口部114を有するハードマスク層113を形成する。
次いで、上記ハードマスク層113をエッチングマスクに用いて、上記半導体基板111をエッチングし、溝(トレンチ)115を形成する。この溝115は、溝115の底面に上記ソース領域113が表出するように形成される。もしくはソース領域113に入り込むように形成される。
次いで、図6(2)に示すように、上記ハードマスク層113(前記図6(1)参照)を除去した後、上記溝115の内面および上記半導体基板111の表面にゲート絶縁膜116を形成する。このゲート絶縁膜116は表面酸化によって、酸化シリコン膜で形成される。
次いで、図6(3)に示すように、上記溝115の内部を埋め込むように上記ゲート絶縁膜116を介して、上記半導体基板111上に、ゲート電極を形成するためのゲート形成膜117を成膜する。このゲート形成膜117は、例えばポリシリコンで形成される。
次いで、図7(4)に示すように、通常のレジストマスクを用いたリソグラフィー技術とエッチング技術によって、上記ゲート形成膜117でゲート電極118を形成する。その後、レジストマスクを除去する。
上記ゲート電極118の加工では、半導体基板111上のゲート電極118の部分は、上記溝115よりも幅広に形成される。
次いで、通常のサイドウォール形成技術によって、上記ゲート電極118の上部の側壁にサイドウォール119を形成する。
次いで、図7(5)に示すように、上記ゲート電極118の側方の上記半導体基板11の表面側にドレイン領域120を形成する。このドレイン領域120は、例えばイオン注入法によって、例えば半導体基板111の表面側に導電型不純物をイオン注入することで形成される。
次いで、上記ドレイン領域120上にシリサイド層121を形成する。このとき、ゲート電極118上にもシリサイド層121が形成される。このシリサイド層121は、例えばコバルトシリサイド、ニッケルシリサイド等の金属シリサイドで形成される。上記シリサイド層21の形成方法は、通常のシリサイド層の形成方法と同様である。
このようにして、縦型トランジスタ101が形成される(例えば、特許文献1参照。)。
上記製造方法で形成された縦型トランジスタ101のゲート電極118が半導体基板111上に乗り上げている部分(以下、乗り上げ部という)118Aの長さdのバラつきを考える。
上記従来技術の製造方法では乗り上げ部118Aの長さdがリソグラフィー技術におけるマスクの合わせズレによって大きくバラつく。そのため、トランジスタ特性がばらついたり、トランジスタの微細化が困難になるという問題があった。
上記乗り上げ部118Aの長さdを、自己整合的に決定する製造方法(例えば、特許文献1参照。)を以下に説明する。
前記図6(1)によって説明した溝115を形成した後、図8に示すように、ウェットエッチングもしくは等方的ドライエッチングによって、ハードマスク層113を半導体基板111表面にそって後退させることによって、ゲート電極118の乗り上げ部118Aが形成される部分113Sを形成するようにしている。
この方法では乗り上げ部118A(前記図7(5)参照)は溝115と自己整合的に形成できる。
しかし、ドライエッチングを用いた場合、エッチングダメージがトランジスタのチャネル領域となる部分に入る、またエッチングガス中の元素が不純物としてチャネル領域となる部分中に打ち込まれる等によって、トランジスタ特性を劣化させる懸念がある。
また、ウエットエッチングを用いた場合、溝115の加工マスクとして酸化シリコン(SiO2)を用いれば希フッ酸(DHF)による後退が可能であるが、一般にマスクの下地にSTIやLOCOSなど酸化シリコン(SiO2)系の材料が使用されており、ハードマスク層113を後退させる際に、下地との選択比がとれない問題がある。このため、一般に酸化シリコン(SiO2)系の材料を溝加工のエッチングマスクとして用いることは難しい。
代替として窒化シリコン膜を用いれば、ハードマスク層113を後退させるエッチングの際の選択比の問題は回避できるものの、ハードマスク層113を後退させる時には熱燐酸を用いる必要があり、シリコン表面の面荒れによってトランジスタ性能が劣化する懸念がある。
したがって、上記方法では、ゲート電極118の乗り上げ部118Aが形成される部分を自己整合的に形成できるが、トランジスタ性能の劣化を伴う懸念がある。
特開2006-13556号公報
解決しようとする問題点は、ゲート電極の乗り上げ部が形成される部分を自己整合的に形成できるが、トランジスタ性能の劣化を伴う点である。
本発明は、ゲート電極が形成される溝およびハードマスク層のマスク開口部の形成方法を工夫することで、合わせズレによるトランジスタの特性バラつきとトランジスタ性能の劣化の2点を同時に解決することを可能にする。
本発明は、内部にソース領域が形成された半導体基板上にマスク開口部を有するハードマスク層を形成する工程と、前記マスク開口部の側壁にサイドウォールマスクを形成する工程と、前記サイドウォールマスクと前記ハードマスク層をマスクにして前記半導体基板に溝を前記ソース領域に達するように形成する工程と、前記サイドウォールマスクを除去する工程と、上記マスク開口部と前記溝の内部にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極の側壁にサイドウォールを形成した後、前記ゲート電極の側方の前記半導体基板の表面側にドレイン領域を形成する工程とを有する。
本発明では、ハードマスク層に形成されたマスク開口部にサイドウォールマスクを形成した後、上記ハードマスク層とサイドウォールマスクをマスクに用いて半導体基板に溝を形成し、その後、サイドウォールマスクを除去して、再びハードマスク層にマスク開口部を形成することから、溝に対してマスク開口部は自己整合的に形成される。
したがって、溝とマスク開口部の内部に埋め込むように形成されたゲート電極の半導体基板上に乗り上げている部分、いわゆる乗り上げ部を溝に対して自己整合的に形成することができる。
また、ハードマスク層を窒化シリコンで形成し、サイドウォールマスクを酸化シリコンで形成することで、溝を加工した後にサイドウォールマスクを希フッ酸(DHF)により選択的に除去することが可能になる。このように、サイドウォールマスクの除去をチャネル形成領域にダメージを与えないフッ酸を用いることができるようになる。
本発明の半導体装置の製造方法は、いわゆる乗り上げ部を溝に対して自己整合的に形成することができるため、縦型トランジスタの素子特性のバラつきを抑制することができ、歩留まりを改善することができるという利点がある。
また、ハードマスクを後退させて、いわゆる乗り上げ部を形成する方法と異なり、エッチングにおいて、チャネルへダメージを与える可能性のある熱燐酸によるウエットエッチングを使用する必要がないため、トランジスタ性能の劣化がないという利点がある。
本発明の半導体装置の製造方法に係る一実施の形態(実施例)を、図1〜図5の製造工程断面図によって説明する。
図1(1)に示すように、半導体基板11に、トランジスタ形成領域12を分離する素子分離領域13を形成する。
上記半導体基板11には、例えばシリコン基板を用いる。また、上記半導体基板11にはシリコン層を形成したSOI基板を用いてもよい。
上記素子分離領域12は、例えばSTI(Shallow Trench Isolation))で形成されている。
次に、図1(2)に示すように、上記半導体基板11の上記トランジスタ形成領域12中にソース領域14を形成する。このソース領域14は、図示したように、素子分離領域13の下方側の半導体基板11にも形成されてもよい。
上記ソース領域14は、例えば半導体基板11中に導電型不純物をイオン注入することで形成される。例えば、nMOSトランジスタを形成する場合にはn型の導電型不純物としてリン(P)、ヒ素(As)もしくはアンチモン(Sb)をイオン注入する。例えば、pMOSトランジスタを形成する場合にはp型の導電型不純物としてホウ素(B)もしくは二フッ化ホウ素(BF2)をイオン注入する。上記ソース領域14は、例えば半導体基板11の表面から1000nm程度の深さから100nm〜200nm程度の幅に形成されている。
次に、図1(3)に示すように、上記半導体基板11上にハードマスク層31を形成する。このハードマスク層31は、例えば酸化シリコン膜32と窒化シリコン膜33の積層膜からなる。
上記酸化シリコン膜32は、例えばCVD法、熱酸化法等の酸化シリコン膜の成膜技術によって上記半導体基板11表面に形成する。例えばCVD法で形成した場合には、半導体基板11の全面に形成される。また、熱酸化法で形成した場合には、露出している半導体基板11表面に形成され、通常、酸化シリコンで形成されるSTIの素子分離領域13上には形成されないか、極薄く酸化層が成長される。
上記酸化シリコン膜32は、例えば10nmの厚さに形成され、上記窒化シリコン膜33は、例えば150nmの厚さに形成される。
上記した酸化シリコン膜32、窒化シリコン膜33の各膜厚は一例であって、適宜、変更することができる。
次に、図2(4)に示すように、上記ハードマスク層31上にレジスト膜を形成し、通常のリソグラフィー技術によってパターニングして、レジストマスク41を形成する。このレジストマスク41は、上記トランジスタ形成領域12上にレジスト開口部42を有するように形成される。
次に、図2(5)に示すように、上記レジストマスク41(前記図2(4)参照)を用いて、上記ハードマスク層31をエッチングする。この結果、上記ハードマスク層31にマスク開口部34が形成される。上記エッチングは、例えば異方性のドライエッチングで行うことが好ましい。
その後、上記レジストマスク41を除去する。この図2(5)ではレジストマスク41を除去した後の状態を示した。
次に、図2(6)に示すように、上記ハードマスク層31に形成されたマスク開口部34の底面と側面およびハードマスク層31表面にサイドウォール形成膜43を形成する。このサイドウォール形成膜43は、例えば減圧CVD法を用いて、例えば酸化シリコン膜を50nmの厚さに形成される。
次に、図3(7)に示すように、異方性のドライエッチングによって、上記サイドウォール形成膜43を異方性ドライエッチングし、上記ハードマスク層31のマスク開口部34の側壁に上記サイドウォール形成膜43を残して、サイドウォールマスク44を形成する。
次に、図3(8)に示すように、上記サイドウォールマスク44およびハードマスク層31をエッチングマスクに用いて、例えば異方性ドライエッチングにより、上記半導体基板11に溝(トレンチ)15を上記ソース領域14に達するように形成する。すなわち、この溝15は、溝15の底部に上記ソース領域14が表出する、もしくは溝15がソース領域14の上部に入り込むように形成される。
次に、図3(9)に示すように、上記サイドウォールマスク44(前記図3(8)参照)を除去する。このサイドウォールマスク44の除去は、例えばエッチングにより行う。このエッチングは、例えば希フッ酸(DHF)等のエッチング液を用いたウエットエッチングにより行う。
このとき、ハードマスク層31の上面は窒化シリコン膜33で形成されているのでエッチングされない。
この結果、再び、マスク開口部34が形成される。
次に、図4(10)に示すように、上記溝15の内面にゲート絶縁膜16を形成する。このゲート絶縁膜16は、例えば酸化膜で形成される。この酸化膜が例えば酸化シリコン膜の場合の膜厚は、例えば10nmとする。その成膜方法は、例えば熱酸化法を用い、例えば半導体基板11表面を酸化して形成する。
次に、図4(11)に示すように、上記溝15およびマスク開口部34の内部を埋め込むように、上記ハードマスク層31上にゲート電極を形成するためのゲート形成膜17を形成する。このゲート形成膜17は、通常のトランジスタのゲート材料が用いられ、例えばリンドープのアモルファスシリコンで形成され、その膜厚を例えば300nmとした。このゲート形成膜17の膜厚は、上記溝15およびマスク開口部34を埋め込む膜厚であればよく、上記示した膜厚は一例である。
次に、図5(12)に示すように、上記ゲート形成膜17をドライエッチングによりエッチバックして、上記ハードマスク層31を露出させる。この結果、上記溝15および上記ハードマスク層31に形成された開口部34の内部に上記ゲート形成膜17が残され、これがゲート電極18となる。このゲート電極18は、上記ハードマスク層31表面よりも低く形成される。
したがって、ゲート電極18の上記半導体基板11上に形成される、いわゆる乗り上げ部18Aの長さdは、前記サイドウォールマスク44(前記図3(8)等参照)の厚さによって決定される。
次に、図5(13)に示すように、上記ハードマスク層31(前記図5(12)参照)を除去する。
まず、窒化シリコン膜33を除去する。この窒化シリコン膜33の除去には、例えばウエットエッチングを用いる。このウエットエッチングには、例えば熱リン酸をエッチング液に用いる。
次に酸化シリコン膜32を除去する。この酸化シリコン膜の除去には例えばウエットエッチングを用いる。このウエットエッチングには、例えば希フッ酸(DHF)などを用いる。このように、ウエットエッチングによって除去することで、半導体基板11へのエッチングダメージが入らないようにしている。
図面では、ハードマスク層31を除去した後の状態を示した。
次に、図5(14)に示すように、上記ゲート電極18の上部側壁にサイドウォール19を形成する。このサイドウォール19は、通常のゲート電極の側壁に形成されるサイドウォールと同様に、ゲート電極18を被覆するようにサイドウォール形成膜を形成した後、そのサイドウォール形成膜をエッチバックして上記ゲート電極18の側壁にサイドウォール形成膜を残すことで形成される。
次いで、上記ゲート電極18の側方の上記半導体基板11の表面側にドレイン領域20を形成する。このドレイン領域20は、例えばイオン注入法によって、例えば半導体基板11の表面側に導電型不純物をイオン注入することで形成される。例えば、nMOSトランジスタを形成する場合にはn型の導電型不純物としてリン(P)、ヒ素(As)もしくはアンチモン(Sb)をイオン注入する。例えば、pMOSトランジスタを形成する場合にはp型の導電型不純物としてホウ素(B)もしくは二フッ化ホウ素(BF2)をイオン注入する。
次いで、上記ドレイン領域20上にシリサイド層21を形成する。このとき、ゲート電極18上にもシリサイド層21が形成される。
上記シリサイド層21は、例えばコバルトシリサイド、ニッケルシリサイド等の金属シリサイドで形成される。
上記シリサイド層21の形成方法は、通常のシリサイド層の形成方法と同様である。例えば、ゲート電極18側の全面を被覆するように、金属シリサイドを形成する金属膜を形成した後、熱処理を行って、金属膜の金属とゲート電極18、半導体基板11等のシリコンを反応させて、金属シリサイドのシリサイド層21を形成する。その後、シリサイド反応しなかった余剰な金属膜を、例えばウエットエッチングによって除去する。その後、金属シリサイドの緻密化のための熱処理を施してもよい。
このようにして、半導体装置1が完成される。
また、上記ゲート絶縁膜16は、酸化シリコンよりも誘電率が高い、いわゆる高誘電率膜(High-k)絶縁膜で形成することもできる。
例えば、上記図4(10)によって説明した工程で、例えば原子層蒸着(ALD)法、スパッタリング法等の成膜方法によって、上記溝15の内面に、酸化ハフニウム膜、酸化アルミニウム膜等の高誘電率絶縁膜を成膜する。
その後、上記溝15およびハードマスク層31のマスク開口部34の内部にゲート電極18を形成する。このゲート電極18の形成方法は、上記説明した方法による。
次に、ゲート電極18をマスクにして、上記露出されている高誘電率絶縁膜を除去する。この高誘電率絶縁膜の除去はウエットエッチングによって行う。例えば、高誘電率絶縁膜が酸化ハフニウム等のハフニウム系絶縁膜の場合、フッ酸を用いる。また、高誘電率絶縁膜が酸化アルミニウム等のアルミニウム系絶縁膜の場合、例えばフッ酸を用いる。
その後、前記図5(14)によって説明したように、上記ゲート電極18の上部側壁にサイドウォール19を形成して、上記ゲート電極18の両側の上記半導体基板11にドレイン領域20を形成した後、上記ドレイン領域20上にシリサイド層21を形成すればよい。
上記半導体装置の製造方法では、ハードマスク層31に形成されたマスク開口部34にサイドウォールマスク44を形成した後、上記ハードマスク層31とサイドウォールマスク44をマスクに用いて半導体基板11に溝15を形成し、その後、サイドウォールマスク44を除去して、再びハードマスク層31にマスク開口部34を形成することから、溝15に対してマスク開口部34は自己整合的に形成される。
したがって、溝15とマスク開口部34の内部に埋め込むように形成されたゲート電極18の半導体基板11上に乗り上げている部分、いわゆる乗り上げ部18Aを溝15に対して自己整合的に形成することができる。
また、ハードマスク層31を窒化シリコンで形成し、サイドウォールマスク44を酸化シリコンで形成することで、溝15を加工した後にサイドウォールマスク44を希フッ酸(DHF)により選択的に除去することが可能になる。このように、サイドウォールマスク44の除去をチャネル形成領域にダメージを与えないフッ酸を用いることができるようになる。
以上、説明したように、本発明の半導体装置の製造方法は、いわゆる乗り上げ部18Aを溝15に対して自己整合的に形成することができるため、半導体装置(縦型トランジスタ)1の素子特性のバラつきを抑制することができ、歩留まりを改善することができるという利点がある。
また、ハードマスクを後退させて、いわゆる乗り上げ部を形成する方法と異なり、エッチングにおいて、チャネルへダメージを与える可能性のある熱燐酸によるウエットエッチングを使用する必要がないため、トランジスタ性能の劣化がないという利点がある。
本発明の半導体装置の製造方法に係る一実施の形態(実施例)を示した製造工程断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法に係る一実施の形態(実施例)を示した製造工程断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法に係る一実施の形態(実施例)を示した製造工程断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法に係る一実施の形態(実施例)を示した製造工程断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法に係る一実施の形態(実施例)を示した製造工程断面図である。 縦型トランジスタの従来の形成方法に係る一例を示した製造工程断面図である。 縦型トランジスタの従来の形成方法に係る一例を示した製造工程断面図である。 縦型トランジスタの従来の形成方法に係る一例を示した製造工程断面図である。
符号の説明
1…半導体装置、11…半導体基板、14…ソース領域、15…溝、16…ゲート絶縁膜、18…ゲート電極、19…サイドウォール、20…ドレイン領域、31…ハードマスク層、34…マスク開口部、44…サイドウォールマスク

Claims (4)

  1. 内部にソース領域が形成された半導体基板上にマスク開口部を有するハードマスク層を形成する工程と、
    前記マスク開口部の側壁にサイドウォールマスクを形成する工程と、
    前記サイドウォールマスクと前記ハードマスク層をマスクにして前記半導体基板に溝を前記ソース領域に達するように形成する工程と、
    前記サイドウォールマスクを除去する工程と、
    前記マスク開口部と前記溝の内部にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極の側壁にサイドウォールを形成した後、前記ゲート電極の側方の前記半導体基板の表面側にドレイン領域を形成する工程と
    を有する半導体装置の製造方法。
  2. 前記ハードマスク層を窒化シリコンで形成し、
    前記サイドウォールマスクを酸化シリコンで形成する
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記サイドウォールマスクを酸化シリコンで形成し、
    前記サイドウォールマスクを除去する工程は前記サイドウォールマスクを希フッ酸によるウエットエッチングで除去する
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記ドレイン領域上に金属シリサイド層を形成する
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。
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