JP2009224502A - 貫通コンデンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】回路基板に搭載した場合における配線密度の低下を抑制でき、且つESLの低下を図ることが可能な貫通コンデンサを提供する。
【解決手段】貫通コンデンサC1は、複数の絶縁体層9を積層してなる略直方体状のコンデンサ素体1と、コンデンサ素体1内に配置された信号用内部電極20及び接地用内部電極24と、信号用内部電極20に接続された信号用端子電極11,12と、接地用内部電極24に接続された接地用端子電極13〜16と、を備える。信号用端子電極11,12はコンデンサ素体1の第1及び第2の端面2,3にそれぞれ設けられ、接地用端子電極13〜16はコンデンサ素体1の第1〜第4の側面4〜7に設けられている。接地用端子電極13〜16は、第1の端面2寄り及び第2の端面3寄りのいずれか少なくとも一方に設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、貫通コンデンサに関する。
貫通コンデンサとして、誘電体層と内部電極とが交互に積層されたコンデンサ素体と、当該コンデンサ素体の表面に形成された端子電極とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平01−206615号公報
ところで、このような貫通コンデンサの低インピーダンス化を図るためには、等価直列インダクタンス(ESL)を低くする必要がある。特に、高周波動作を達成するにはESLを十分に低く保つことが必要とされている。しかしながら、特許文献1記載の貫通コンデンサでは、ESLを低くするための検討は行っていない。
また近年、製品の小型化が進んでおり、これに伴って回路基板における配線密度の向上が望まれている。しかしながら、特許文献1記載の貫通コンデンサでは、これを回路基板に搭載するとその分配線スペースが減ることになる。そのため、配線密度が低下してしまう。
そこで、回路基板に搭載した場合における配線密度の低下を抑制でき、且つESLの低下を図ることが可能な貫通コンデンサを提供することを課題とする。
本発明の貫通コンデンサは、複数の絶縁体層を積層してなる略直方体状のコンデンサ素体と、コンデンサ素体内に配置され、互いに対向する信号用内部電極及び接地用内部電極と、コンデンサ素体の長手方向における第1及び第2の端面にそれぞれ設けられ、信号用内部電極に接続された信号用端子電極と、コンデンサ素体の長手方向に沿って伸びる第1〜第4の側面のいずれか少なくとも1つの側面に設けられ、接地用内部電極に接続された接地用端子電極と、を備え、接地用端子電極は、第1の端面寄り及び第2の端面寄りのいずれか少なくとも一方に設けられていることを特徴とする。
本発明に係る貫通コンデンサによれば、コンデンサ素体の第1及び第2の端面に信号用端子電極が設けられ、コンデンサ素体の第1〜第4の側面に接地用端子電極が設けられる。接地用端子電極は第1の端面寄りか第2の端面寄りに設けられるので、接地用端子電極と信号用端子電極との位置を近づけることができる。よって、貫通コンデンサのESLを低下させることができる。また、第1〜第4の側面の中央部は端子電極が形成されない領域となる。よって、貫通コンデンサを回路基板に搭載した場合には、貫通コンデンサの中央部の下を配線スペースとして利用することができ、貫通コンデンサC1の搭載時に生じうる配線密度の低下を抑制できる。
好ましくは、第1〜第4の側面のうち少なくとも1つの側面には、接地用端子電極が第1の端面寄り及び第2の端面寄りにそれぞれ設けられ、接地用端子電極が第1の端面寄り及び第2の端面寄りに設けられた側面に垂直な方向から見たとき、当該側面にそれぞれ設けられた接地用端子電極の間の距離は、第1の端面寄りに設けられた接地用端子電極と第1の端面との間の距離、及び、第2の端面寄りに設けられた接地用端子電極と第2の端面との間の距離よりも長い。
この場合、接地用端子電極と信号用端子電極とをより近づけることができるので、貫通コンデンサのESLを更に低下させることができる。第1の端面寄りに設けられた接地用端子電極と第2の端面寄りに設けられた接地用端子電極との間の距離を長くできるので、貫通コンデンサの中央部における端子電極が形成されない領域をより広いものとすることができる。よって、この貫通コンデンサを回路基板に搭載した場合には、貫通コンデンサの下により広い配線スペースを確保でき、貫通コンデンサの下により多くの配線を通すことができる。
好ましくは、第1の側面では第1の端面寄りに接地用端子電極が設けられ、第1の側面と対向する第2の側面では第2の端面寄りに接地用端子電極が設けられ、第1及び第2の側面の対向方向から見たとき、第1の側面において第1の端面寄りに設けられた接地用端子電極と第2の側面において第2の端面寄りに設けられた接地用端子電極との間の距離は、第1の側面において第1の端面寄りに設けられた接地用端子電極と第1の端面との間の距離、及び、第2の側面において第2の端面寄りに設けられた接地用端子電極と第2の端面との間の距離よりも長い。
この場合、接地用端子電極と信号用端子電極とを近づけることができるので、貫通コンデンサのESLを更に低下させることができる。第1の端面寄りに設けられた接地用端子電極と第2の端面寄りに設けられた接地用端子電極との間の距離を長くできるので、貫通コンデンサの中央部における端子電極が形成されない領域をより広いものとすることができる。よって、この貫通コンデンサを回路基板に搭載した場合には、貫通コンデンサの下により広い配線スペースを確保でき、配線密度の低下をより確実に抑制できる。
好ましくは、接地用内部電極及び接地用端子電極を複数備え、接地用内部電極のうち少なくとも2つは接続される接地用端子電極が異なる。
この場合、並列接続された静電容量成分の形成領域を少なくとも2つ有することとなり、これらの領域は並列接続の関係となる。これらの領域の静電容量値が異なるように設計すれば、広帯域にわたってインピーダンスが低い貫通コンデンサを得ることが可能となる。
好ましくは、信号用内部電極を複数備え、複数の信号用内部電極のうち少なくとも一つと複数の接地用内部電極のうち少なくとも一つとは、積層方向において同一の層に形成されている。
この場合、信号用内部電極と接地用内部電極とを同一の層に形成するので、その分、積層数を減らすことができ、貫通コンデンサを小型にすることができる。
本発明の貫通コンデンサの実装構造は、上記の貫通コンデンサと、表面に導体配線が形成された回路基板と、を備え、貫通コンデンサは、長手方向と導体配線の伸びる方向とが交差するように、導体配線上に配置されることを特徴とする。
上記の貫通コンデンサを長手方向と導体配線の伸びる方向とが交差するように回路基板に実装した場合、貫通コンデンサの信号用端子電極及び接地用端子電極と導体配線との間にショートを発生させることなく、貫通コンデンサの下に導体配線を這わせることが可能となる。よって、貫通コンデンサの設置スペースを配線スペースとして利用することができ、貫通コンデンサの搭載による配線密度の低下を抑制できる。
好ましくは、積層方向から見たときに、貫通コンデンサにおいて第1の端面寄りに設けられた接地用端子電極と第2の端面寄りに設けられた接地用端子電極との間にある領域が導体配線上に配置される。
この場合、貫通コンデンサの信号用端子電極及び接地用端子電極と導体配線との間にショートが発生する確率をより低くすることができる。
本発明によれば、回路基板に搭載した場合における配線密度の低下を抑制でき、且つESLの低下を図ることが可能な貫通コンデンサを提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る貫通コンデンサの斜視図である。図2は、第1実施形態に係る貫通コンデンサが備えるコンデンサ素体の分解斜視図である。図3は、第1実施形態に係る貫通コンデンサの断面図である。図4は、第1実施形態に係る貫通コンデンサ及び当該貫通コンデンサが実装された回路基板の上面図である。なお図4では、図面を見易くするために、貫通コンデンサと回路基板との半田付け部分について記載を省略している。
図1に示されるように、本実施形態に係る貫通コンデンサC1は、コンデンサ素体1と、第1及び第2の信号用端子電極11,12と、第1〜第4の接地用端子電極13〜16とを備えている。
コンデンサ素体1は略直方体状であり、長手方向に直交し且つ互いに対向する第1及び第2の端面2,3と、長手方向に伸びると共に第1及び第2の端面2,3間を連結し且つ互いに対向する第1及び第2の側面4,5と、長手方向に伸びると共に第1及び第2の端面2,3間を連結し且つ互いに対向する第3及び第4の側面6,7と、を有している。第3の側面6又は第4の側面7はコンデンサ素体1における主面であり、他の部品(例えば、回路基板や電子部品等)に対する実装面となる。
コンデンサ素体1は、図2に示されるように、複数の絶縁体層9を有している。コンデンサ素体1は、複数の絶縁体層9が第3及び第4の側面6,7が対向する方向に積層されることにより構成されており、誘電特性を有している。各絶縁体層9は、例えば誘電体セラミック(BaTiO系、Ba(Ti,Zr)O系、又は(Ba,Ca)TiO系等の誘電体セラミック)を含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成される。なお、実際の貫通コンデンサC1では、各絶縁体層9は、互いの間の境界が視認できない程度に一体化されている。
第1の信号用端子電極11は、コンデンサ素体1の第1の端面2に配置されている。第1の信号用端子電極11は、第1の端面2の全面を覆うように、第1〜第4の側面4〜7の端部(第1の端面2側の端部)に亘って形成されている。第2の信号用端子電極12は、コンデンサ素体1の第2の端面3に配置されている。第2の信号用端子電極12は、第2の端面3の全面を覆うように、第1〜第4の側面4〜7の端部(第2の端面3側の端部)に亘って形成されている。第1の信号用端子電極11と第2の信号用端子電極12とは、第1及び第2の端面2,3の対向方向(長手方向)で対向している。
第1の接地用端子電極13は、コンデンサ素体1の第1の側面4に配置されている。第1の接地用端子電極13は、第1の側面4の一部を第3及び第4の側面6,7の対向方向に沿って覆うように、第3及び第4の側面6,7に亘って形成されている。第1の接地用端子電極13は、第1の側面4上において、第1の端面2寄りに位置している。
第2の接地用端子電極14は、コンデンサ素体1の第1の側面4に配置されている。第2の接地用端子電極14は、第1の側面4の一部を第3及び第4の側面6,7の対向方向に沿って覆うように、第3及び第4の側面6,7に亘って形成されている。第2の接地用端子電極14は、第1の側面4上において、第2の端面3寄りに位置している。
第3の接地用端子電極15は、コンデンサ素体1の第2の側面5に配置されている。第3の接地用端子電極15は、第2の側面5の一部を第3及び第4の側面6,7の対向方向に沿って覆うように、第3及び第4の側面6,7に亘って形成されている。第3の接地用端子電極15は、第2の側面5上において、第1の端面2寄りに位置している。第3の接地用端子電極15は、第1の接地用端子電極13と第1及び第2の側面4,5の対向方向で対向している。
第4の接地用端子電極16は、コンデンサ素体1の第2の側面5に配置されている。第4の接地用端子電極16は、第2の側面5の一部を第3及び第4の側面6,7の対向方向に沿って覆うように、第3及び第4の側面6,7に亘って形成されている。第4の接地用端子電極16は、第2の側面5上において、第2の端面3寄りに位置している。第4の接地用端子電極16は、第2の端子電極14と第1及び第2の側面4,5の対向方向で対向している。
図4からもわかるように、第1の接地用端子電極13と第2の接地用端子電極14との間の距離は、第1の接地用端子電極13と第1の端面2との間の距離よりも長い。また、第1の接地用端子電極13と第2の接地用端子電極14との間の距離は、第2の接地用端子電極14と第2の端面3との間の距離よりも長い。第3の接地用端子電極15と第4の接地用端子電極16との間の距離は、第3の接地用端子電極15と第1の端面2との間の距離よりも長い。また、第3の接地用端子電極15と第4の接地用端子電極16との間の距離は、第4の接地用端子電極16と第2の端面3との間の距離よりも長い。
第1及び第2の信号用端子電極11,12と第1〜第4の接地用端子電極13〜16とは、例えば導電性金属粉末及びガラスフリットを含む導電性ペーストをコンデンサ素体1の外表面に付与し、焼き付けることによって形成される。必要に応じて、焼き付けられた第1及び第2の信号用端子電極11,12と第1〜第4の接地用端子電極13〜16との上にめっき層が形成されることもある。
貫通コンデンサC1は、図2及び図3に示されるように、複数(本実施形態では2つ)の信号用内部電極20と複数(本実施形態では2つ)の接地用内部電極24とを備えている。信号用内部電極20と接地用内部電極24とは、第3及び第4の側面6,7の対向方向において異なる位置(層)に配置されている。すなわち、信号用内部電極20と接地用内部電極24とは、コンデンサ素体1内において、信号用内部電極20、接地用内部電極24、信号用内部電極20、接地用内部電極24の順で、第3及び第4の側面6,7の対向方向に間隔を有して配置されている。信号用内部電極20と接地用内部電極24とは、コンデンサ素体1内に配置されている。
信号用内部電極20及び接地用内部電極24は、積層型の電気素子の内部電極として通常用いられる導電性材料(例えば、卑金属であるNi等)からなる。信号用内部電極20及び接地用内部電極24は、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成される。
信号用内部電極20は、略矩形状を呈しており、主電極部21と引き出し部22,23とを有している。主電極部21と引き出し部22,23とは、一体的に形成されている。引き出し部22は、主電極部21の第1の端面2側の縁から、第1の端面2に端が露出するように伸びている。引き出し部23は、主電極部21の第2の端面3側の縁から、主電極部21の第2の端面3に端が露出するように伸びている。
前述した第1の信号用端子電極11は、引き出し部22の第1の端面2に露出した部分をすべて覆うように形成されており、引き出し部22は第1の信号用端子電極11に物理的且つ電気的に接続される。また、第2の信号用端子電極12は、引き出し部23の第2の端面3に露出した部分をすべて覆うように形成されており、引き出し部23は第2の信号用端子電極12に物理的且つ電気的に接続される。これにより、信号用内部電極20は第1及び第2の信号用端子電極11,12に接続されることとなる。
接地用内部電極24は、略矩形状の主電極部25と、引き出し部26〜29とを有している。主電極部25と引き出し部26〜29とは、一体的に形成されている。引き出し部26,27は、主電極部25の第1の側面4側の縁から、第1の側面4に端が露出するように伸びている。引き出し部26は第1の端面2寄りに位置し、引き出し部27は第2の端面3寄りに位置している。引き出し部28,29は、主電極部25の第2の側面5側の縁から、第2の側面5に端が露出するように伸びている。引き出し部28は第1の端面2寄りに位置し、引き出し部29は第2の端面3寄りに位置している。
前述した第1の接地用端子電極13は、引き出し部26の第1の側面4に露出した部分をすべて覆うように形成されており、引き出し部26は第1の接地用端子電極13に物理的且つ電気的に接続される。第2の接地用端子電極14は、引き出し部27の第1の側面4に露出した部分をすべて覆うように形成されており、引き出し部27は第2の接地用端子電極14に物理的且つ電気的に接続される。第3の接地用端子電極15は引き出し部28の第2の側面5に露出した部分をすべて覆うように形成されており、引き出し部28は第3の接地用端子電極15に物理的且つ電気的に接続される。第4の接地用端子電極16は、引き出し部29の第2の側面5に露出した部分をすべて覆うように形成されており、引き出し部29は第4の接地用端子電極16に物理的且つ電気的に接続される。これにより、接地用内部電極24は、第1〜第4の接地用端子電極13〜16に接続されることとなる。
信号用内部電極20の主電極部21と、接地用内部電極24の主電極部25とは、コンデンサ素体1の一部である少なくとも一つの絶縁体層9を挟んで絶縁体層9の積層方向に互いに対向する領域を含んでいる。すなわち、信号用内部電極20と接地用内部電極24とは、第3及び第4の側面6,7の対向方向から見て互いに重なる領域を有している。したがって、絶縁体層9のうち、信号用内部電極20の主電極部21と接地用内部電極24の主電極部25とに重なる部分は、静電容量成分を実質的に生じさせる領域となる。
上述した構成を有する貫通コンデンサC1は、図4に示されるような回路基板B1に搭載される。回路基板B1は、表面に導体配線30〜37が形成された回路基板であり、貫通コンデンサC1のほかに半導体素子E1〜E3が搭載されている。半導体素子E1,E2は導体配線30で接続され、半導体素子E2,E3は導体配線31〜33で接続されている。半導体素子E1と貫通コンデンサC1の第1の信号用端子電極11とは導体配線34で接続され、半導体素子E3と貫通コンデンサC1の第2の信号用端子電極12とは導体配線35で接続されている。貫通コンデンサC1の第1及び第3の接地用端子電極13,15は導体配線36に接続され、貫通コンデンサC1の第2及び第4の接地用端子電極14,16は導体配線37に接続されている。導体配線30,34,35は電源ラインであり、導体配線36,37はグランドラインである。導体配線31〜33は、半導体素子E1,E2間の信号伝送ラインであり、互いに隣り合うと共に一部が同じ方向に伸びている。
貫通コンデンサC1は、第1及び第2の端面2,3の対向方向(長手方向)が導体配線35〜37が伸びる方向と交差するように、導体配線31〜33上に配置されている。第3及び第4の側面6,7の対向方向から見たとき、導体配線31〜33は、貫通コンデンサC1の第1及び第2の接地用端子電極13,14の間を通ると共に、貫通コンデンサC1の第3及び第4の接地用端子電極15,16の間を通っている。
以上のように、本実施形態によれば、コンデンサ素体1の第1及び第2の端面2,3に第1及び第2の信号用端子電極11,12が設けられ、コンデンサ素体1の第1〜第4の側面4〜7に第1〜第4の接地用端子電極13〜16が設けられている。第1〜第4の接地用端子電極13〜16は第1の端面2寄りか第2の端面3寄りに設けられているので、第1〜第4の接地用端子電極13〜16と第1及び第2の信号用端子電極11,12とは位置が近くなる。よって、貫通コンデンサC1のESLを低下させることができる。また、第1〜第4の側面4〜7の中央部は接地用端子電極が形成されない領域となる。よって、貫通コンデンサC1を回路基板B1に搭載した場合には、貫通コンデンサC1の中央部の下を配線スペースとして利用することができ、貫通コンデンサC1の搭載時に生じうる配線密度の低下を抑制できる。
また、本実施形態によれば、第1の接地用端子電極13と第2の接地用端子電極14との間の距離は、第1の接地用端子電極13と第1の端面2との間の距離、及び、第2の接地用端子電極14と第2の端面3との間の距離よりも長い。第3の接地用端子電極15と第4の接地用端子電極16との間の距離は、第3の接地用端子電極15と第1の端面2との間の距離、及び、第4の接地用端子電極16と第2の端面3との間の距離よりも長い。この場合、第1〜第4の接地用端子電極13〜16と第1及び第2の信号用端子電極11,12とをより近づけることができるので、貫通コンデンサC1のESLを更に低下させることができる。第1の接地用端子電極13と第2の接地用端子電極14との間隔、及び、第3の接地用端子電極15と第4の接地用端子電極16との間隔が広がるので、貫通コンデンサC1の中央部における接地用端子電極が形成されない領域をより広いものとすることができる。よって、この貫通コンデンサC1を回路基板B1に搭載した場合には、貫通コンデンサC1の下により広い配線スペースを確保でき、貫通コンデンサC1の下により多くの配線を這わせることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る貫通コンデンサについて説明する。第2実施形態に係る貫通コンデンサは、信号用端子電極及び接地用端子電極の形状及び配置が第1実施形態に係る貫通コンデンサC1と相違する。図5は、第2実施形態に係る貫通コンデンサが備えるコンデンサ素体の分解斜視図である。
第2実施形態に係る貫通コンデンサは、図示は省略するが、第1実施形態に係る貫通コンデンサC1と同じく、コンデンサ素体1と、第1及び第2の信号用端子電極11,12と、第1〜第4の接地用端子電極13〜16とを備えている。第2実施形態に係る貫通コンデンサも、第1実施形態に係る貫通コンデンサC1同様に、図4に示した回路基板B1に実装することができる。
図5に示されるように、第2実施形態に係る貫通コンデンサは、複数(本実施形態では2つ)の第1の信号用内部電極50と、複数(本実施形態では2つ)の第2の信号用内部電極60と、複数(本実施形態では2つ)の第1の接地用内部電極54と、複数(本実施形態では2つ)の第2の接地用内部電極57と、複数(本実施形態では2つ)の第3の接地用内部電極64と、複数(本実施形態では2つ)の第4の接地用内部電極67と、を備えている。第1及び第2の信号用内部電極50,60と第1〜第4の接地用内部電極54,57,64,67とは、コンデンサ素体1内に配置されている。
第1の信号用内部電極50と第2の信号用内部電極60とは、第3及び第4の側面6,7の対向方向において異なる位置(層)に配置されている。第1の信号用内部電極50と第1及び第2の接地用内部電極54,57とは、第3及び第4の側面6,7の対向方向においてそれぞれ同一の位置(層)に配置されている。第2の信号用内部電極60と第3及び第4の接地用内部電極64,67とは、第3及び第4の側面6,7の対向方向においてそれぞれ同一の位置(層)に配置されている。
第1及び第2の信号用内部電極50,60と第1〜第4の接地用内部電極54,57,64,67とは、積層型の電気素子の内部電極として通常用いられる導電性材料(例えば、卑金属であるNi等)からなる。第1及び第2の信号用内部電極50,60と第1〜第4の接地用内部電極54,57,64,67とは、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成される。
第1の信号用内部電極50は、クランク形状を呈しており、主電極部51と引き出し部52,53とを有している。主電極部51と引き出し部52,53とは、一体的に形成されている。引き出し部52は、主電極部51の第1の端面2側の縁から、第1の端面2に端が露出するように伸びている。引き出し部53は、主電極部51の第2の端面3側の縁から、主電極部21の第2の端面3に端が露出するように伸びている。
第2の信号用内部電極60は、クランク形状を呈しており、主電極部61と引き出し部62,63とを有している。主電極部61と引き出し部62,63とは、一体的に形成されている。引き出し部62は、主電極部61の第1の端面2側の縁から、第1の端面2に端が露出するように伸びている。引き出し部63は、主電極部61の第2の端面3側の縁から、主電極部61の第2の端面3に端が露出するように伸びている。
第1の信号用端子電極11は、引き出し部52,62の第1の端面2に露出した部分をすべて覆うように形成されており、引き出し部52,62は第1の信号用端子電極11に物理的且つ電気的に接続される。また、第2の信号用端子電極12は、引き出し部53,63の第2の端面3に露出した部分をすべて覆うように形成されており、引き出し部53,63は第2の信号用端子電極12に物理的且つ電気的に接続される。これにより、第1及び第2の信号用内部電極50,60は、第1及び第2の信号用端子電極11,12に接続されることとなる。
第1の接地用内部電極54は、第1の信号用内部電極50と第1の側面4との間に位置している。第1の接地用内部電極54は、略矩形状の主電極部55と、引き出し部56とを有している。主電極部55と引き出し部56とは、一体的に形成されている。引き出し部56は、主電極部55の第1の側面4側の縁から、第1の側面4に端が露出するように伸びている。引き出し部56は第1の端面2寄りに位置している。
第2の接地用内部電極57は、第1の信号用内部電極50と第2の側面5との間に位置している。第2の接地用内部電極57は、略矩形状の主電極部58と、引き出し部59とを有している。主電極部58と引き出し部59とは、一体的に形成されている。引き出し部59は、主電極部58の第2の側面5側の縁から、第2の側面5に端が露出するように伸びている。引き出し部59は第2の端面3寄りに位置している。
第3の接地用内部電極64は、第2の信号用内部電極60と第2の側面5との間に位置している。第3の接地用内部電極64は、略矩形状の主電極部65と、引き出し部66とを有している。主電極部65と引き出し部66とは、一体的に形成されている。引き出し部66は、主電極部65の第2の側面5側の縁から、第2の側面5に端が露出するように伸びている。引き出し部66は第1の端面2寄りに位置している。
第4の接地用内部電極67は、第2の信号用内部電極60と第1の側面4との間に位置している。第2の接地用内部電極67は、略矩形状の主電極部68と、引き出し部69とを有している。主電極部68と引き出し部69とは、一体的に形成されている。引き出し部69は、主電極部68の第1の側面4側の縁から、第1の側面4に端が露出するように伸びている。引き出し部69は第2の端面3寄りに位置している。
第1の接地用端子電極13は、引き出し部56の第1の側面4に露出した部分をすべて覆うように形成されており、引き出し部56は第1の接地用端子電極13に物理的且つ電気的に接続される。第2の接地用端子電極14は、引き出し部69の第1の側面4に露出した部分をすべて覆うように形成されており、引き出し部69は第2の接地用端子電極14に物理的且つ電気的に接続される。第3の接地用端子電極15は、引き出し部66の第2の側面5に露出した部分をすべて覆うように形成されており、引き出し部66は第3の接地用端子電極15に物理的且つ電気的に接続される。第4の接地用端子電極16は、引き出し部59の第2の側面5に露出した部分をすべて覆うように形成されており、引き出し部59は第4の接地用端子電極16に物理的且つ電気的に接続される。これにより、第1の接地用内部電極54は第1の接地用端子電極13に、第2の接地用内部電極57は第4の接地用端子電極16に、第3の接地用内部電極64は第3の接地用端子電極15に、第4の接地用内部電極67は第2の接地用端子電極14に、それぞれ接続されることとなる。
第1の信号用内部電極50の主電極部51と、第3及び第4の接地用内部電極64,67の主電極部65,68とは、コンデンサ素体1の一部である少なくとも一つの絶縁体層9を挟んで絶縁体層9の積層方向に互いに対向する領域を含んでいる。すなわち、第1の信号用内部電極50と第3及び第4の接地用内部電極64,67とは、第3及び第4の側面6,7の対向方向から見て互いに重なる領域をそれぞれ有している。したがって、絶縁体層9のうち、第1の信号用内部電極50の主電極部51と第3の接地用内部電極64の主電極部65とに重なる部分、及び、第1の信号用内部電極50の主電極部51と第4の接地用内部電極67の主電極部68とに重なる部分は、それぞれ静電容量成分を実質的に生じさせる領域となる。
第2の信号用内部電極60の主電極部61と、第1及び第2の接地用内部電極54,57の主電極部55,58とは、コンデンサ素体1の一部である少なくとも一つの絶縁体層9を挟んで絶縁体層9の積層方向に互いに対向する領域を含んでいる。すなわち、第2の信号用内部電極60と第1及び第2の接地用内部電極54,57とは、第3及び第4の側面6,7の対向方向から見て互いに重なる領域を有している。したがって、絶縁体層9のうち、第2の信号用内部電極60の主電極部61と第1の接地用内部電極54の主電極部55とに重なる部分、及び、第2の信号用内部電極60の主電極部61と第2の接地用内部電極57の主電極部58とに重なる部分は、それぞれ静電容量成分を実質的に生じさせる領域となる。
このように、第2実施形態に係る貫通コンデンサでは、絶縁体層9のうち、主電極部51と主電極部65とに重なる部分、主電極部51と主電極部68とに重なる部分、主電極部61と主電極部55とに重なる部分、及び、主電極部61と主電極部58とに重なる部分が、静電容量成分を実質的に生じさせる領域となる。よって、第2実施形態に係る貫通コンデンサは、静電容量成分を実質的に生じさせる領域を4種類有することとなる。
以上の構成を有する第2実施形態に係る貫通コンデンサによれば、第1実施形態の貫通コンデンサC1と同様の理由で、貫通コンデンサのESLを低下させることができる。また、第2実施形態に係る貫通コンデンサを回路基板B1に搭載した際に生じうる配線密度の低下を抑制できる。
また、第2実施形態に係る貫通コンデンサは、静電容量成分を実質的に生じさせる領域を4種類有し、これら4種類の領域は並列接続の関係にある。よって、これら4種類の領域のサイズや形状を調整し、静電容量値が異なるように設計すれば、広帯域にわたってインピーダンスが低い貫通コンデンサを得ることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る貫通コンデンサについて説明する。第3実施形態に係る貫通コンデンサは、信号用端子電極及び接地用端子電極の形状及び配置が第1及び第2実施形態に係る貫通コンデンサと相違する。図6は、第3実施形態に係る貫通コンデンサが備えるコンデンサ素体の分解斜視図である。
第3実施形態に係る貫通コンデンサは、図示は省略するが、第1実施形態に係る貫通コンデンサC1と同じく、コンデンサ素体1と、第1及び第2の信号用端子電極11,12と、第1〜第4の接地用端子電極13〜16とを備えている。第3実施形態に係る貫通コンデンサも、第1実施形態に係る貫通コンデンサC1同様に、図4に示した回路基板B1に実装することができる。
図6に示されるように、第3実施形態に係る貫通コンデンサは、複数(本実施形態では2つ)の第1の信号用内部電極70と、複数(本実施形態では2つ)の第2の信号用内部電極80と、複数(本実施形態では2つ)の第1の接地用内部電極74と、複数(本実施形態では2つ)の第2の接地用内部電極84と、を備えている。第1及び第2の信号用内部電極70,80と第1及び第2の接地用内部電極74,84とは、コンデンサ素体1内に配置されている。
第1の信号用内部電極70と第2の信号用内部電極80とは、第3及び第4の側面6,7の対向方向において異なる位置(層)に配置されている。第1の信号用内部電極70と第1の接地用内部電極74とは、第3及び第4の側面6,7の対向方向においてそれぞれ同一の位置(層)に配置されている。第2の信号用内部電極80と第2の接地用内部電極84とは、第3及び第4の側面6,7の対向方向においてそれぞれ同一の位置(層)に配置されている。
第1及び第2の信号用内部電極70,80と第1及び第2の接地用内部電極74,84とは、積層型の電気素子の内部電極として通常用いられる導電性材料(例えば、卑金属であるNi等)からなる。第1及び第2の信号用内部電極70,80と第1及び第2の接地用内部電極74,84とは、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成される。
第1の信号用内部電極70は、略矩形状を呈しており、主電極部71と引き出し部72,73とを有している。主電極部71と引き出し部72,73とは、一体的に形成されている。引き出し部72は、主電極部71の第1の端面2側の縁から、第1の端面2に端が露出するように伸びている。引き出し部73は、主電極部71の第2の端面3側の縁から、主電極部71の第2の端面3に端が露出するように伸びている。
第2の信号用内部電極80は、略矩形状を呈しており、主電極部81と引き出し部82,83とを有している。主電極部81と引き出し部82,83とは、一体的に形成されている。引き出し部82は、主電極部81の第1の端面2側の縁から、第1の端面2に端が露出するように伸びている。引き出し部83は、主電極部81の第2の端面3側の縁から、主電極部81の第2の端面3に端が露出するように伸びている。
第1の信号用端子電極11は、引き出し部72,82の第1の端面2に露出した部分をすべて覆うように形成されており、引き出し部72,82は第1の信号用端子電極11に物理的且つ電気的に接続される。また、第2の信号用端子電極12は、引き出し部73,83の第2の端面3に露出した部分をすべて覆うように形成されており、引き出し部73,83は第2の信号用端子電極12に物理的且つ電気的に接続される。これにより、第1及び第2の信号用内部電極70,80は、第1及び第2の信号用端子電極11,12に接続されることとなる。
第1の接地用内部電極74は、第1の信号用内部電極70と第1の側面4との間に位置している。第1の接地用内部電極74は、略矩形状の主電極部75と、引き出し部76,77とを有している。主電極部75と引き出し部76,77とは、一体的に形成されている。引き出し部76,77は、主電極部75の第1の側面4側の縁から、第1の側面4に端が露出するように伸びている。引き出し部76は第1の端面2寄りに位置し、引き出し部77は第2の端面3寄りに位置している。
第2の接地用内部電極84は、第2の信号用内部電極80と第2の側面5との間に位置している。第2の接地用内部電極84は、略矩形状の主電極部85と、引き出し部86,87とを有している。主電極部85と引き出し部86,87とは、一体的に形成されている。引き出し部86,87は、主電極部85の第2の側面5側の縁から、第2の側面5に端が露出するように伸びている。引き出し部86は第1の端面2寄りに位置し、引き出し部87は第2の端面3寄りに位置している。
第1の接地用端子電極13は、引き出し部76の第1の側面4に露出した部分をすべて覆うように形成されており、引き出し部76は第1の接地用端子電極13に物理的且つ電気的に接続される。第2の接地用端子電極14は、引き出し部77の第1の側面4に露出した部分をすべて覆うように形成されており、引き出し部77は第2の接地用端子電極14に物理的且つ電気的に接続される。第3の接地用端子電極15は、引き出し部86の第2の側面5に露出した部分をすべて覆うように形成されており、引き出し部86は第3の接地用端子電極15に物理的且つ電気的に接続される。第4の接地用端子電極16は、引き出し部87の第2の側面5に露出した部分をすべて覆うように形成されており、引き出し部87は第4の接地用端子電極16に物理的且つ電気的に接続される。これにより、第1の接地用内部電極74は第1及び第2の接地用端子電極13,14に、第2の接地用内部電極84は第3及び第4の接地用端子電極15,16に、それぞれ接続されることとなる。
第1の信号用内部電極70の主電極部71と、第2の接地用内部電極84の主電極部85とは、コンデンサ素体1の一部である少なくとも一つの絶縁体層9を挟んで絶縁体層9の積層方向に互いに対向する領域を含んでいる。すなわち、第1の信号用内部電極70と第2の接地用内部電極84とは、第3及び第4の側面6,7の対向方向から見て互いに重なる領域を有している。したがって、絶縁体層9のうち、第1の信号用内部電極70の主電極部71と第2の接地用内部電極84の主電極部85とに重なる部分は、それぞれ静電容量成分を実質的に生じさせる領域となる。
第2の信号用内部電極80の主電極部81と、第1の接地用内部電極74の主電極部75とは、コンデンサ素体1の一部である少なくとも一つの絶縁体層9を挟んで絶縁体層9の積層方向に互いに対向する領域を含んでいる。すなわち、第2の信号用内部電極80と第1の接地用内部電極74とは、第3及び第4の側面6,7の対向方向から見て互いに重なる領域を有している。したがって、絶縁体層9のうち、第2の信号用内部電極80の主電極部81と第1の接地用内部電極74の主電極部75とに重なる部分は、それぞれ静電容量成分を実質的に生じさせる領域となる。
このように、第3実施形態に係る貫通コンデンサでは、絶縁体層9のうち、主電極部71と主電極部85とに重なる部分、及び、主電極部81と主電極部75とに重なる部分が、静電容量成分を実質的に生じさせる領域となる。よって、第3実施形態に係る貫通コンデンサは、静電容量成分を実質的に生じさせる領域を2種類有することとなる。
また、第3実施形態に係る貫通コンデンサによれば、第1実施形態に係る貫通コンデンサC1と同様の理由で、貫通コンデンサのESLを低下させることができる。また、第2実施形態に係る貫通コンデンサに搭載した際に生じうる配線密度の低下を抑制できる。
また、第3実施形態に係る貫通コンデンサは、静電容量成分を実質的に生じさせる領域を2種類有し、これら2種類の領域は並列接続の関係にある。よって、これら2種類の領域のサイズや形状を調整し、静電容量値が異なるように設計すれば、広帯域にわたってインピーダンスが低い貫通コンデンサを得ることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、各種の信号用内部電極及び接地用内部電極の形状や数量、引き出し部の形成位置等は、上記実施形態のものに限られない。また、上述した実施形態では4つの接地用端子電極13〜16を備えているが、接地用端子電極の数はこれに限られず、4つの接地用端子電極13〜16のいずれか少なくとも一つを備える、としてもよい。例えば、第1及び第2の接地用端子電極13,14のみを備えてもよいし、第1及び第4の接地用端子電極13,16のみを備えてもよい。
第1の実施形態に係る貫通コンデンサの斜視図である。 第1実施形態に係る貫通コンデンサが備えるコンデンサ素体の分解斜視図である。 第1実施形態に係る貫通コンデンサの断面図である。 第1実施形態に係る貫通コンデンサ及び当該貫通コンデンサが実装された回路基板の上面図である。 第2実施形態に係る貫通コンデンサが備えるコンデンサ素体の分解斜視図である。 第3実施形態に係る貫通コンデンサが備えるコンデンサ素体の分解斜視図である。
符号の説明
C1…貫通コンデンサ、B1…回路基板、33-40…導体配線、13〜16…接地用端子電極、1…コンデンサ素体、2…第1の端面、3…第2の端面、4…第1の側面、5…第2の側面、6…第3の側面、7…第4の側面、9…絶縁体層、11,12…信号用端子電極、13〜16…接地用端子電極、20,50,60,70,80…信号用内部電極、24,54,57,64,67,74,84…接地用内部電極。

Claims (7)

  1. 複数の絶縁体層を積層してなる略直方体状のコンデンサ素体と、
    前記コンデンサ素体内に配置され、互いに対向する信号用内部電極及び接地用内部電極と、
    前記コンデンサ素体の長手方向における第1及び第2の端面にそれぞれ設けられ、前記信号用内部電極に接続された信号用端子電極と、
    前記コンデンサ素体の長手方向に沿って伸びる第1〜第4の側面のいずれか少なくとも1つの側面に設けられ、前記接地用内部電極に接続された接地用端子電極と、を備え、
    前記接地用端子電極は、前記第1の端面寄り及び前記第2の端面寄りのいずれか少なくとも一方に設けられていることを特徴とする貫通コンデンサ。
  2. 前記第1〜第4の側面のうち少なくとも1つの側面には、前記接地用端子電極が前記第1の端面寄り及び前記第2の端面寄りにそれぞれ設けられ、
    前記接地用端子電極が前記第1の端面寄り及び前記第2の端面寄りに設けられた側面に垂直な方向から見たとき、当該側面にそれぞれ設けられた前記接地用端子電極の間の距離は、前記第1の端面寄りに設けられた前記接地用端子電極と前記第1の端面との間の距離、及び、前記第2の端面寄りに設けられた前記接地用端子電極と前記第2の端面との間の距離よりも長いことを特徴とする請求項1記載の貫通コンデンサ。
  3. 前記第1の側面では前記第1の端面寄りに前記接地用端子電極が設けられ、前記第1の側面と対向する前記第2の側面では前記第2の端面寄りに前記接地用端子電極が設けられ、
    前記第1及び第2の側面の対向方向から見たとき、前記第1の側面において前記第1の端面寄りに設けられた前記接地用端子電極と前記第2の側面において前記第2の端面寄りに設けられた前記接地用端子電極との間の距離は、前記第1の側面において前記第1の端面寄りに設けられた前記接地用端子電極と前記第1の端面との間の距離、及び、前記第2の側面において前記第2の端面寄りに設けられた前記接地用端子電極と前記第2の端面との間の距離よりも長いことを特徴とする請求項1又は2記載の貫通コンデンサ。
  4. 前記接地用内部電極及び前記接地用端子電極を複数備え、前記接地用内部電極のうち少なくとも2つは接続される前記接地用端子電極が異なることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の貫通コンデンサ。
  5. 前記信号用内部電極を複数備え、
    複数の前記信号用内部電極のうち少なくとも一つと複数の前記接地用内部電極のうち少なくとも一つとは、前記積層方向において同一の層に形成されていることを特徴とする請求項4記載の貫通コンデンサ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項記載の貫通コンデンサと、
    表面に導体配線が形成された回路基板と、を備え、
    前記貫通コンデンサは、当該貫通コンデンサの長手方向と前記導体配線の伸びる方向とが交差するように、前記導体配線上に配置されることを特徴とする貫通コンデンサの実装構造。
  7. 前記積層方向から見たときに、前記貫通コンデンサにおいて前記第1の端面寄りに設けられた前記接地用端子電極と前記第2の端面寄りに設けられた前記接地用端子電極との間にある領域が、前記導体配線上に配置されることを特徴とする請求項6の貫通コンデンサの実装構造。
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