JP2009223153A - トナー及び画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トナー担持体とトナー担持体上のトナー量を規制しトナー層を形成するトナー規制部材を有する画像形成装置に用いられるトナーであって、
該トナー担持体は、軸芯体及び軸芯体の外周の弾性層、並びに該弾性層の外周に結着樹脂と粒子を含有する表面層を有しており、
該トナー担持体表面の粗さと該粒子の粒度分布が各々規定され、
該トナーは、その粒度分布において、個数平均粒径D1(T)が3.0乃至8.0μm、個数平均粒径2.0μm未満の割合が18.0個数%以下、重量平均粒径8.0μm以上の割合が3.0体積%以下であり、
該トナーのフローテスター昇温法による100℃における粘度が4.0×103乃至5.0×104Pa・sであることを特徴とする。
【選択図】なし
Description
少なくともトナー担持体とトナー担持体上のトナー量を規制しトナー層を形成するトナー規制部材を有する画像形成装置に用いられるトナーであって、
該トナー担持体は、軸芯体及び軸芯体の外周の弾性層、並びに該弾性層の外周に少なくとも結着樹脂と粒子を含有する表面層を有するトナー担持体であり、
該トナー担持体表面の粗さ曲線の歪度Rskが0.15乃至0.70であり、
該粒子は体積粒度分布において2ピークを有し、それぞれのピーク位置をDP(A)[μm]及びDP(B)[μm]、ピーク高さをDH(A)及びDH(B)とし、該トナーの個数平均粒径をD1(T)[μm]としたとき、
2.0≦DP(B)−DP(A)≦12.0
3.0≦D1(T)<DP(A)<DP(B)≦30.0
1.0≦DH(A)/DH(B)≦8.0
であり、
該トナーは、結着樹脂、着色剤、及び離型剤を少なくとも含有するトナー粒子と、無機微粉体とを有し、
該トナーの粒度分布において、個数平均粒径D1(T)が3.0乃至8.0μm、個数平均粒径2.0μm未満の割合が18.0個数%以下、重量平均粒径8.0μm以上の割合が3.0体積%以下であり、
該トナーのフローテスター昇温法による100℃における粘度が4.0×103乃至5.0×104Pa・sであることを特徴とするトナー。
該トナー担持体の表面層において、結着樹脂100質量部に対する粒子の配合量をC[質量部]、該表面層の厚さをt[μm]としたとき、
15.0≦C≦40.0
8.0≦t≦15.0
であることを特徴とする<1>に記載のトナー。
該トナー担持体の表面硬度が30.0〜38.0であることを特徴とする<1>又は<2>に記載のトナー。
該トナー担持体の表面層の該粒子が主粒子としてA及びBを含み、A、Bの混合重量比がA:B=60:40乃至90:10であることを特徴とする<1>乃至<3>のいずれかに記載のトナー。
該トナー担持体の表面層の該粒子が樹脂粒子であり、トナー担持体の表面層の該結着樹脂及び該樹脂粒子がウレタン樹脂であることを特徴とする<1>乃至<4>のいずれかに記載のトナー。
該トナー担持体の表面層の該粒子が主粒子としてA及びBを含み、Aの重量平均粒径D4(A)[μm]が、6.0≦D4(A)≦10.0であることを特徴とする<1>乃至<5>のいずれかに記載のトナー。
該トナー担持体の表面層の該粒子が主粒子としてA及びBを含み、Bの重量平均粒径D4(B)[μm]が、12.0≦D4(B)≦20.0であることを特徴とする<1>乃至<6>のいずれかに記載のトナー。
該トナー担持体の表面層の該粒子が主粒子としてA及びBを含み、Aの重量平均粒径D4(A)[μm]とBの重量平均粒径D4(B)[μm]が、D4(B)−D4(A)≧4.0であることを特徴とする<1>乃至<7>のいずれかに記載のトナー。
該トナーの個数平均粒径2.0μm未満の割合が5.0個数%以下であることを特徴とする<1>乃至<8>のいずれかに記載のトナー。
該トナーの重量平均粒径8.0μm以上の割合が1.0体積%以下であることを特徴とする<1>乃至<9>のいずれかに記載のトナー。
該トナーのフローテスター昇温法による100℃における粘度が4.0×103乃至2.0×104Pa・sであることを特徴とする<1>乃至<10>のいずれかに記載のトナー。
該トナー粒子が、樹脂微粒子、着色剤微粒子、及び離型剤微粒子を少なくとも凝集して微粒子の凝集体を形成する工程及び微粒子の該凝集体中の微粒子間の融着を起こさせる熟成工程を経て得られる乳化凝集法で得られることを特徴とする<1>乃至<11>のいずれかに記載のトナー。
該樹脂微粒子がポリエステル樹脂からなることを特徴とする<1>乃至<12>のいずれかに記載のトナー。
帯電部材に電圧を印加し静電潜像担持体を帯電する帯電工程と、帯電された静電潜像担持体に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、静電潜像担持体上に形成された静電潜像にトナー担持体上に担持されたトナーを付着させてトナー像を静電潜像担持体上に形成する現像工程と、静電潜像担持体上に形成されたトナー像を中間転写体を介して又は介さずに転写材に静電転写する転写工程と、転写材に静電転写されたトナー像を定着する定着工程とを有する画像形成方法であって、
該トナーが<1>乃至<13>のいずれかに記載のトナーであることを特徴とする画像形成方法。
該トナー担持体は、軸芯体及び軸芯体の外周の弾性層、並びに該弾性層の外周に少なくとも結着樹脂と粒子を含有する表面層を有するトナー担持体であり、
該トナー担持体表面の粗さ曲線の歪度Rskが0.15乃至0.70であり、
該粒子は体積粒度分布において2ピークを有し、それぞれのピーク位置をDP(A)[μm]及びDP(B)[μm]、ピーク高さをDH(A)及びDH(B)とし、該トナーの個数平均粒径をD1(T)[μm]としたとき、
2.0≦DP(B)−DP(A)≦12.0
3.0≦D1(T)<DP(A)<DP(B)≦30.0
1.0≦DH(A)/DH(B)≦8.0
であり、
該トナーは、結着樹脂、着色剤、及び離型剤を少なくとも含有するトナー粒子と、無機微粉体とを有し、
該トナーの粒度分布において、個数平均粒径D1(T)が3.0乃至8.0μm、個数平均粒径2.0μm未満の割合が18.0個数%以下、重量平均粒径8.0μm以上の割合が3.0体積%以下であり、
該トナーのフローテスター昇温法による100℃における粘度が4.0×103乃至5.0×104Pa・sであることを特徴とする。
2.0≦DP(B)−DP(A)≦12.0 [式1]
3.0≦D1(T)<DP(A)<DP(B)≦30.0 [式2]
1.0≦DH(A)/DH(B)≦8.0 [式3]
の関係式が成り立つ。本発明のトナーの個数平均粒径D1(T)とトナー担持体表面層中の粒子の体積粒度分布の関係図を図4に示す。
更に、本発明では、トナーの粒度分布に該特徴を持たせることにより、上記改善効果がより一層発揮できている。
本発明におけるトナー担持体表面の粗さ曲線の歪度RskはJIS B0601−2001に準拠して測定した。具体的な測定方法を以下に示す。
◆測定位置
軸方向:トナー担持体軸方向中心部と、軸方向両端部から内側に各30mmの位置の3点
周方向:上記軸方向3点にそれぞれに関して、周方向に角度90°刻み
◆測定条件
測定方向 :トナー担持体軸方向
カットオフ :0.8mm
フィルター :2CR
評価長さ :4mm
測定速度 :1mm/秒
まず、トナー担持体から表面層を切り取った。切り取った表面層を適当な方法で引き裂いて破断し、破断面を、ビデオマイクロスコープの如き光学的拡大観察手段で観察する。観察倍率は500乃至2000倍が好ましい。
15.0≦C≦40.0
8.0≦t≦15.0
であることが、トナー担持体表面の粗さ曲線の歪度Rskを0.15乃至0.70にコントロールできることから好ましい。更に、
25.0≦C≦35.0
9.0≦t≦12.0
であることが、トナー担持体の表面粗さの粗さ曲線の歪度Rskをより好ましい範囲である0.30乃至0.60にコントロールできることからより好ましい。
2.0≦DP(B)−DP(A)≦12.0 [式1]
3.0≦D1(T)<DP(A)<DP(B)≦30.0 [式2]
2.0≦DP(B)−DP(A)≦12.0 [式1]
<結着樹脂>
樹脂粒子の分散液は、少なくとも樹脂粒子を分散剤中に分散させてなるものである。樹脂粒子の樹脂としては、熱可塑性結着樹脂が挙げられる。本発明のトナーに使用し得る結着樹脂としては、具体的には、以下のものが挙げられる。ポリエチレン、ポリプロピレン等のエチレン系樹脂、ポリスチレン、ポリ(α−メチルスチレン)等を主成分とするスチレン系樹脂、ポリメチルメタアクリレート、ポリアクリロニトリル等を主成分とする(メタ)アクリル系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリエステル樹脂及びこれらの共重合樹脂。本発明のトナーとしては、帯電安定性や現像耐久性の観点からスチレン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、スチレン−(メタ)アクリル系共重合樹脂及びポリエステル樹脂が好ましい。
本発明のトナーは、着色力を付与するために着色剤を必須成分とする。本発明に好ましく使用される着色剤として、以下の有機顔料、有機染料、無機顔料が挙げられる。
本発明のトナーは、離型剤成分を必須とする。該離型剤成分の含有量は、結着樹脂の全量に対して4.0質量%以上25.0質量%以下であることが好ましい。離型剤成分の含有量が4.0質量%より小さいと、定着時の離型性効果が十分に発揮できず、定着体が低温になった場合に、転写紙の巻きつきが起こりやすくなる。一方、25.0質量%より大きいと、現像装置内において過剰な摩擦の如き機械的ストレスを受けた場合、離型剤成分がトナー粒子表面に偏在しやすくなりカブリや融着といった弊害を生じやすくなる。
本発明のトナーには、必要に応じて帯電制御剤が添加されてもよい。
本発明のトナーは、必要に応じてトナー内部にその他内添剤を添加してもよい。内添剤は一般に定着画像の粘弾性制御の目的で使用される。前記内添剤の具体例としては、シリカ、チタニアのような無機微粒子や、ポリメチルメタクリレート等の有機微粒子などからなり、分散性を高める目的で表面処理されていてもよい。またそれらは単独でも、2種以上の内添剤を併用してもよい。
前記樹脂粒子の分散液、着色剤粒子の分散液、離型剤分散液に含まれる分散剤としては、極性界面活性剤を含有する水系媒体が挙げられる。前記水系媒体としては、蒸留水、またはイオン交換水の如き水;アルコール類が挙げられる。これらは、単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。前記極性を有する分散剤における前記極性界面活性剤の含有量としては、一概に規定することはできず、目的に応じて適宜選択することができる。
<凝集剤>
本発明のトナーの製造に乳化凝集法を用いた場合、凝集工程においてpH変化等により凝集を発生させ、結着樹脂及び着色剤を含有するトナー粒径の粒子を調製することができる。同時に粒子の凝集を安定に、また迅速に、又はより狭い粒度分布を持つ凝集体(凝集粒子)を得るため、凝集剤を添加しても良い。
熱融着工程(熟成工程)は、前記凝集粒子を加熱して融着する工程である。融着工程に入る前に、トナー粒子間の融着を防ぐため、前記pH調整剤、前記極性界面活性剤、または前記非極性界面活性剤を適宜投入することができる。
本発明のトナー粒子には流動性向上剤として、無機微粉体が添加されている。
トナーの個数平均粒径D1(T)は、コールターマルチサイザー(コールター社製)を用い、個数分布、体積分布を出力するインターフェイス(日科機製)及びPC9801パーソナルコンピューター(NEC製)を接続し、該装置の操作マニュアルに従い実施した。
フローテスター昇温法によるトナーの100℃における粘度は、フローテスターCFT−500D(株式会社島津製作所製)を用い、該装置の操作マニュアルに従い、下記の条件で測定を行った。
・サンプル:トナーを1.0g秤量し、これを直径1cmの加圧成型器により荷重20kNで1分間加圧することで成型してサンプルとする。
・ダイ穴径:1.0mm
・ダイ長さ:1.0mm
・シリンダ圧力:9.807×105(Pa)
・測定モード:昇温法
・昇温速度:4.0℃/min
トナーの平均円形度は、フロー式粒子像測定装置「FPIA−2100型」(東亜医用電子社製)を用い、該装置の操作マニュアルに従って下記項目の測定を行い、下記式を用いて算出した。
離型剤成分のDSC装置で測定される昇温時のDSC吸熱曲線における最大吸熱ピーク温度の測定は、例えばパーキンエルマー社製のDSC−7又はTAインスツルメンツジャパン社製のDSC−2920が利用できる。本発明においては、TAインスツルメンツジャパン社製DSC−2920を用い、該装置の操作マニュアルに従い実施した。具体的には、測定サンプルにはアルミニウム製のパンを用い、対照用に空パンをセットし、20℃から振幅±1.5℃、周期1/minのモジュレーションをかけながら昇温速度2℃/minで180℃まで昇温し、得られた昇温時のDSC曲線から離型剤成分の最大吸熱ピーク温度を得た。
トナー担持体の中央部、両端部からそれぞれ30mm中央部側の合計3点から、鋭利なかみそり刃を用いて、トナー担持体の表面層を弾性層ごとかまぼこ形状に切り出して表面層厚さ測定サンプル3つを得た。得られた3つのサンプルそれぞれにおいて、測定位置を変えて5点表面層厚さを測定し、合計15点の測定結果の平均値をトナー担持体の表面層厚さとした。ここで、表面層厚さを測定する手段としては、ビデオマイクロスコープ(キーエンス社製、倍率2000倍)を用いた。
マイクロゴム硬度計MD−1タイプA(高分子計器社製)を用いて、トナー担持体の表面硬度を測定した。測定点は12点とし、その平均値をトナー担持体の表面硬度とした。
トナー担持体の表面層の主粒子A及びBの重量平均粒径D4(A)及びD4(B)は、コールターマルチサイザー(コールター社製)を用い、個数分布、体積分布を出力するインターフェイス(日科機製)及びPC9801パーソナルコンピューター(NEC製)を接続し、該装置の操作マニュアルに従い実施した。
《樹脂の合成》
(結晶性ポリエステル樹脂(1))
撹拌機、温度計、コンデンサー、窒素ガス導入管を備えた反応容器中に、1,8−オクタンジカルボン酸4.9モル、5−スルホイソフタル酸ナトリウムジメチル0.1モル、1,6−ヘキサンジオール4.8モル及びエチレングリコール0.22モルを入れた後、容器内を窒素ガスにより不活性雰囲気下とし、ジブチルスズオキシドを0.04モル投入し、窒素ガス気流下約180℃で約5時間撹拌反応させた。
撹拌機、温度計、コンデンサー、窒素ガス導入管を備えた反応容器中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物1.5モルと、ビスフェノールAトリメチレンオキサイド2モル付加物1.8モルと、シクロヘキサンジメタノール1.1モルと、エチレングリコール0.62モルと、テレフタル酸4.0モルと、イソフタル酸1.0モルとを投入し、反応容器中を乾燥窒素ガスで置換した後、ジブチルスズオキサイド0.04モルを投入して、窒素ガス気流下約195℃で約6時間撹拌反応させた。
ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン2.75molポリオキシエチレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン1.0mol、イソフタル酸6.1mol、無水トリメット酸0.15molを測りとった。これら酸・アルコール100部と、0.27部のジブチルスズオキサイドをガラス製4リットルの4つ口フラスコに入れ、温度計,撹拌棒,コンデンサー及び窒素導入管を取りつけマントルヒーター内においた。窒素雰囲気下で、220℃で反応させ、酸価が13になった時点で加熱を停止し徐々に冷却することで、ポリエステルユニット成分を有する非晶性線状ポリエステル樹脂(1)を得た。DSC法によるTgが67.0℃、スチレン換算GPC法によるMwが14000、Mnが5800、Mw/Mnが2.3、JIS−K0070に従ってアセトン−トルエン混合溶液を用いて測定した酸価が21KOHmg/gであった。
−樹脂粒子分散液(1)−
・スチレン(和光純薬社製):325部
・nブチルアクリレート(和光純薬社製):100部
・アクリル酸(ローディア日華社製):13部
・1,10−デカンジオールジアクリレート(新中村化学社製):1.5部
・ドデカンチオール(和光純薬社製):3.0部
上記成分を予め混合し、溶解して溶液を調製しておき、アニオン性界面活性剤(ダウケミカル社製、ダウファックスA211)9部をイオン交換水580部に溶解した界面活性剤溶液をフラスコに収容し、上記の溶液のうち400部を投入して分散し乳化して10分間ゆっくりと撹拌・混合しながら、過硫酸アンモニウム6部を溶解したイオン交換水50部を投入した。
前記非晶性ポリエステル樹脂(1)を、キャビトロンCD1010(株式会社ユーロテック製)を高温高圧型に改造した分散機を用いて分散した。具体的には、イオン交換水79%、アニオン系界面活性剤(第一工業製薬(株):ネオゲンRK)が1%(有効成分として)、非晶性ポリエステル樹脂(1)の濃度が20%の組成比で、アンモニアによりpHを8.5に調整し、回転子の回転速度が60Hz、圧力が5kg/cm2、熱交換器による加熱140℃、の条件でキャビトロンを運転し、個数平均粒径が290nmの樹脂微粒子分散液(2)を得た。
前記結晶性ポリエステル樹脂(1)200部を蒸留水800部中に入れ、85℃に加熱後、アンモニアにてpH9.0に調整し、アニオン系界面活性剤(第一工業製薬(株)製、ネオゲンRK)0.4部(有効成分として)を加え、85℃に加熱しながら、ホモジナイザー(IKAジャパン社製、ウルトラタラクスT50)にて8000rpmで7分間分散し、樹脂粒子分散液(3)を得た。樹脂粒子の個数平均粒径は260nmであった。
前記非晶性ポリエステル樹脂(2)を、キャビトロンCD1010(株式会社ユーロテック製)を高温高圧型に改造した分散機を用いて分散した。具体的には、イオン交換水79%、アニオン系界面活性剤(第一工業製薬(株):ネオゲンRK)が1%(有効成分として)、非晶性ポリエステル樹脂(2)の濃度が20%の組成比で、アンモニアによりpHを8.5に調整し、回転子の回転速度が60Hz、圧力が5kg/cm2、熱交換器による加熱140℃、の条件でキャビトロンを運転し、個数平均粒径が290nmの樹脂微粒子分散液(4)を得た。
・樹脂粒子分散液(2)(非晶性ポリエステル樹脂濃度:20%) 150部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬(株)、ネオゲンRK、有効成分量60%)
1.5部(有効成分として0.9部)
以上の成分を混合した後、1.0%硝酸水溶液を添加し、pHを4.0にして、追加粒子(1)を調製した。
・樹脂粒子分散液(4)(非晶性ポリエステル樹脂濃度:20%) 150部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬(株)、ネオゲンRK、有効成分量60%)
1.5部(有効成分として0.9部)
以上の成分を混合した後、1.0%硝酸水溶液を添加し、pHを4.0にして、追加粒子(2)を調製した。
・C.I.Pigment Blue15:3 20部
・アニオン系界面活性剤(第一工業製薬社製、ネオゲンR) 2部
・イオン交換水 78部
上記成分をホモジナイザー(IKA社製、ウルトラタラックスT50)を用いて、3000rpmで2分間、顔料を水になじませ、さらに5000回転で10分間分散後、通常の撹拌器で1昼夜撹拌させて脱泡した後、高圧衝撃式分散機アルティマイザー((株)スギノマシン社製、HJP30006)を用いて、圧力240MPaで約1時間分散させて着色剤分散液(1)を得た。さらに分散液のpHを6.5に調節した。
・C.I.Pigment Yellow 74 20部
・アニオン系界面活性剤(第一工業製薬社製、ネオゲンR) 2部
・イオン交換水 78部
上記成分をホモジナイザー(IKA社製、ウルトラタラックスT50)を用いて、3000rpmで2分間、顔料を水になじませ、さらに5000回転で10分間分散後、通常の撹拌器で1昼夜撹拌させて脱泡した後、高圧衝撃式分散機アルティマイザー((株)スギノマシン社製、HJP30006)を用いて、圧力240MPaで約1時間分散させて着色剤分散液(2)を得た。さらに分散液のpHを6.5に調節した。
・C.I.Pigment Red 122 20部
・アニオン系界面活性剤(第一工業製薬社製、ネオゲンR) 2部
・イオン交換水 78部
上記成分をホモジナイザー(IKA社製、ウルトラタラックスT50)を用いて、3000rpmで2分間、顔料を水になじませ、さらに5000回転で10分間分散後、通常の撹拌器で1昼夜撹拌させて脱泡した後、高圧衝撃式分散機アルティマイザー((株)スギノマシン社製、HJP30006)を用いて、圧力240MPaで約1時間分散させて着色剤分散液(1)を得た。さらに分散液のpHを6.5に調節した。
・カーボンブラック 20部
・アニオン系界面活性剤(第一工業製薬社製、ネオゲンR) 2部
・イオン交換水 78部
上記成分をホモジナイザー(IKA社製、ウルトラタラックスT50)を用いて、3000rpmで2分間、顔料を水になじませ、さらに5000回転で10分間分散後、通常の撹拌器で1昼夜撹拌させて脱泡した後、高圧衝撃式分散機アルティマイザー((株)スギノマシン社製、HJP30006)を用いて、圧力240MPaで約1時間分散させて着色剤分散液(1)を得た。さらに分散液のpHを6.5に調節した。
・炭化水素系ワックス 45部
(フィッシャートロプシュワックス、最大吸熱ピーク=78℃、Mw=750)
・カチオン性界面活性剤(ネオゲンRK、第一工業製薬) 5部
・イオン交換水 200部
上記成分を95℃に加熱して、ホモジナイザー(IKA製、ウルトラタラックスT50)にて十分に分散後、圧力吐出型ゴーリンホモジナイザーで分散処理し、個数平均径190nm、固形分量25%の離型剤分散液(1)を得た。
コロイダルシリカAとしてST−OL(日産化学社製、中心粒子径40nm)5部と、コロイダルシリカBとしてコロイダルシリカST−OS(日産化学社製、中心粒子径8nm)2部とを混合し、これに0.3mol/lの硝酸15部を加え、更にポリ塩化アルミニウム0.3部を添加し、20分間常温下放置し、凝集させたものをコロイダルシリカA(ST−0L)/コロイダルシリカB(ST−OS)の混合分散液とした。
《トナー担持体aの製造例》
図1に示す構成のトナー担持体を下記の要領で作製した。
軸芯体1としてSUS製のΦ8mm芯金にニッケルメッキを施し、さらにプライマ−DY35−051(商品名、東レダウコーニングシリコーン社製)を塗布、焼付けしたものを用いた。ついで、軸芯体2を内径16mmの円筒状金型に同心となるように配置し、液状シリコーンゴム材料SE6724A/B(商品名、東レ・ダウコーニングシリコーン社製)100部に対し、カーボンブラックトーカブラック#7360SB(商品名、東海カーボン社製)を35部、耐熱性付与剤としてシリカ粉体を0.2部、および白金触媒0.1部を混合した付加型シリコーンゴム組成物を金型内に形成されたキャビティに注入した。続いて、金型を加熱してシリコーンゴムを150℃、15分間加硫硬化し、脱型した後、さらに200℃、2時間加熱し硬化反応を完結させ、厚み4mmの弾性層2を軸芯体1の外周に設けた。
表面層3の結着樹脂成分として、ポリテトラメチレングリコールPTG1000SN(商品名、保土谷化学社製)100部に、イソシアネート化合物ミリオネートMT(商品名、日本ポリウレタン工業社製)20部をMEK溶媒中で段階的に混合し、窒素雰囲気下80℃にて7時間反応させて、水酸基価が20のポリエーテルポリオールを作製した。
窒素雰囲気下、数平均分子量500のポリプロピレングリコール100部に対し、粗製MDI57部を90℃で2時間加熱反応した後、ブチルセロソルブを固形分70%になるように加え、固形分当たりのNCO%が5.0%のイソシアネート化合物を得た。その後、反応物温度50℃の条件下、MEKオキシムを22部を滴下し、ブロックポリイソシアネートAを得た。
上記のようにして作製したポリオールに対し、ブロックポリイソシアネートAをNCO/OH基比が1.4になるように混合し、結着樹脂固形分100部に対し、カーボンブラック(商品名:MA100、三菱化学社製、pH=3.5)20部を混合し、総固形分比が35質量%になるようにMEKに溶解、混合し、1.5mmの粒径のガラスビースを用いてサンドミルを用いて4時間分散して分散液1を作製した。その後、分散液中の結着樹脂成分固形分と同量のMEK中に球状ウレタン樹脂粒子アートパールC800透明(商品名、根上工業社製、体積平均粒径7.3μm)を24部、球状ウレタン樹脂粒子アートパールC400透明(商品名、根上工業社製、体積平均粒径14.0μm)を6質量部添加し、超音波分散することにより球状ウレタン樹脂粒子分散液を得た。得られた球状ウレタン樹脂粒子分散液を分散液1に追加して、サンドミルを用いてさらに30分間分散して表面層用塗料を得た。
上記のようにして得られた表面層用塗料を、オーバーフロー方式の浸漬塗工装置を用いて前記弾性層上にそれぞれ浸漬塗工した後乾燥させ、150℃にて2時間加熱処理することで弾性層表面に厚さ10μmの樹脂層を設け、トナー担持体aを得た。トナー担持体aの物性を表1に示す。
・イオン交換水 400部
・樹脂粒子分散液(3) 186部(結晶性ポリエステル樹脂濃度:20%)
・樹脂粒子分散液(2) 279部(非晶性ポリエステル樹脂濃度:20%)
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬(株)、ネオゲンRK、有効成分量:60%)
1.5部(有効成分として0.9部)
以上の成分を、温度計、pH計、撹拌機を具備した3リットルの反応容器に入れ、外部からマントルヒーターで温度制御しながら、温度30℃、撹拌回転数150rpmにて、30分間保持した。その後、着色剤分散液(1)88部、離型剤分散液(1)60部を投入し、5分間保持した。そのまま、1.0%硝酸水溶液を添加し、pHを3.0に調整した。次いで、撹拌機、マントルヒーターをはずし、ホモジナイザー(IKAジャパン社製:ウルトラタラクスT50)にて、3000rpmで分散しながら、ポリ塩化アルミニウム0.33部、0.1%硝酸水溶液37.5部の混合溶液を、そのうちの1/2を添加した後、分散回転数を5000rpmにして、残りの1/2を1分間かけて添加し、分散回転数を6500rpmにして、6分間分散した。
キヤノン製プリンターLBP5300改造機(トナー規制部材として、厚み8μmのSUSブレードを用い、このトナー規制部材にブレードバイアスを現像バイアスに対して−200Vのブレードバイアスを印加できるように改造したもの)を使用し、各環境下にて画像評価を行った。評価は、画像出力用カートリッジのトナー担持体を上記トナー担持体aに取り替え、且つトナーとして上記トナーAを160g充填したものをシアンステーションに装着し、その他にはダミーカートリッジを装着し、評価を実施した。
現像スジ発生の有無の確認は、1000枚出力する毎に、ベタ画像、ハーフトーン画像を出力して画像を目視することにより判断し、15000枚まで耐久評価した。現像スジ発生開始枚数が遅いものほど現像スジに対する特性が良く、現像スジ発生開始枚数が12000枚以前のものは不可と判断した。A,B及びCは使用上問題とならないレベルであるが、D及びEは使用上問題となるレベルである。
A:15000枚まで、現像スジ未発生
B:14001乃至15000枚で、現像スジ発生
C:12001乃至14000枚で、現像スジ発生
D:10001乃至12000枚で、現像スジ発生
E:10000枚以前で、現像スジ発生
15000枚の耐久評価終了時に白地部分を有する画像を出力し、「REFLECTMETER MODEL TC−6DS」(東京電色社製)により測定したプリントアウト画像の白地部分の白色度(反射率Ds(%))と転写紙の白色度(平均反射率Dr(%))の差から、カブリ濃度(%)(=Dr(%)−Ds(%))を算出し、耐久評価終了時の画像カブリを評価した。フィルターは、アンバーライトフィルターを用いた。A,B及びCは使用上問題とならないレベルであるが、D及びEは使用上問題となるレベルである。
A:0.5%未満
B:0.5%以上1.0%未満
C:1.0%以上1.5%未満
D:1.5%以上5.0%未満
E:5.0%以上
以下のトナー担持体bを使用する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
《トナー担持体aの製造例》において、添加する球状ウレタン樹脂粒子として以下のようにして調整したものを用いることに変更する以外は《トナー担持体aの製造例》と同様にしてトナー担持体bを作製した。トナー担持体bの物性を表2に示す。
●球状ウレタン樹脂粒子アートパールC800透明を以下のように分級・・・26部
球状ウレタン樹脂粒子アートパールC800透明(商品名、根上工業社製、体積平均粒径7.3μm)を分級装置ターボフレックス100ATP(ホソカワミクロン社製)を用いて微粉および粗粉を除去し、体積平均粒径7.5μmに調整したもの。
●球状ウレタン樹脂粒子アートパールC400透明を以下のように分級・・・4部
球状ウレタン樹脂粒子アートパールC400透明(商品名、根上工業社製、体積平均粒径14.0μm)を分級装置ターボフレックス100ATP(ホソカワミクロン社製)を用いて微粉および粗粉を除去し、体積平均粒径14.8μmに調整したもの。
以下のトナー担持体cを使用する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
《トナー担持体aの製造例》において、添加する球状ウレタン樹脂粒子の添加量を以下のように変更する以外は《トナー担持体aの製造例》と同様にしてトナー担持体cを作整した。トナー担持体cの物性を表2に示す。
●球状ウレタン樹脂粒子アートパールC800透明・・・22部
(商品名、根上工業社製、体積平均粒径7.3μm)
●球状ウレタン樹脂粒子アートパールC400透明・・・8部
(商品名、根上工業社製、体積平均粒径14.0μm)
以下のトナー担持体dを使用する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
《トナー担持体aの製造例》において、添加する球状ウレタン樹脂粒子として以下のようにして調整したものを用いることに変更する以外は《トナー担持体aの製造例》と同様にしてトナー担持体dを作製した。トナー担持体dの物性を表2に示す。
●球状ウレタン樹脂粒子アートパールC600透明を以下のように分級・・・14部
球状ウレタン樹脂粒子アートパールC600透明(商品名、根上工業社製、体積平均粒径10.3μm)を分級装置ターボフレックス100ATP(ホソカワミクロン社製)を用いて粗粉を除去し、体積平均粒径9.3μmに調整したもの。
●球状ウレタン樹脂粒子アートパールC300透明を以下のように分級・・・6部
球状ウレタン樹脂粒子アートパールC300透明(商品名、根上工業社製、体積平均粒径21.5μm)を分級装置ターボフレックス100ATP(ホソカワミクロン社製)を用いて粗粉を除去し、体積平均粒径19.3μmに調整したもの。
以下のトナー担持体eを使用する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
《トナー担持体aの製造例》において、添加する球状ウレタン樹脂粒子として以下のようにして調整したものを用いることに変更する以外は《トナー担持体aの製造例》と同様にしてトナー担持体eを作製した。トナー担持体eの物性を表2に示す。
●球状ウレタン樹脂粒子アートパールC800透明を以下のように分級・・・25部
球状ウレタン樹脂粒子アートパールC800透明(商品名、根上工業社製、体積平均粒径7.3μm)を分級装置ターボフレックス100ATP(ホソカワミクロン社製)を用いて粗粉を除去し、体積平均粒径6.0μmに調整したもの。
●球状ウレタン樹脂粒子アートパールC600透明・・・6部
(商品名、根上工業社製、体積平均粒径10.3μm)
以下のトナー担持体fを使用する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
《トナー担持体aの製造例》において、添加する球状ウレタン樹脂粒子として以下のようにして調整したものを用いることに変更する以外は《トナー担持体aの製造例》と同様にしてトナー担持体fを作製した。トナー担持体fの物性を表2に示す。
●球状ウレタン樹脂粒子アートパールC300透明・・・12部
(商品名、根上工業社製、体積平均粒径21.5μm)
●球状ウレタン樹脂粒子アートパールC200透明を以下のように分級・・・3部
球状ウレタン樹脂粒子アートパールC200透明(商品名、根上工業社製、体積平均粒径30.5μm)を分級装置ターボフレックス100ATP(ホソカワミクロン社製)を用いて粗粉を除去し、体積平均粒径26.5μmに調整したもの。
以下のトナー担持体gを使用する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
《トナー担持体aの製造例》において、添加する球状ウレタン樹脂粒子として以下のようにして調整したものを用いることに変更する以外は《トナー担持体aの製造例》と同様にしてトナー担持体gを作製した。トナー担持体gの物性を表2に示す。
●球状ウレタン樹脂粒子アートパールC400透明を以下のように分級・・・12部
球状ウレタン樹脂粒子アートパールC400透明(商品名、根上工業社製、体積平均粒径14.0μm)を分級装置ターボフレックス100ATP(ホソカワミクロン社製)を用いて微粉を除去し、体積平均粒径15.3μmに調整したもの。
●球状ウレタン樹脂粒子アートパールC200透明を以下のように分級・・・3部
球状ウレタン樹脂粒子アートパールC200透明(商品名、根上工業社製、体積平均粒径30.5μm)を分級装置ターボフレックス100ATP(ホソカワミクロン社製)を用いて粗粉を除去し、体積平均粒径26.5μmに調整したもの。
以下のトナー担持体hを使用する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
《トナー担持体aの製造例》において、添加する球状ウレタン樹脂粒子の添加量を以下のように変更する以外は《トナー担持体aの製造例》と同様にしてトナー担持体hを作成した。トナー担持体hの物性を表2に示す。
●球状ウレタン樹脂粒子アートパールC800透明・・・35部
(商品名、根上工業社製、体積平均粒径7.3μm)
●球状ウレタン樹脂粒子アートパールC400透明・・・4部
(商品名、根上工業社製、体積平均粒径14.0μm)
トナー担持体b、及び以下のトナーBを使用することに変更する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
・樹脂粒子分散液(1):470部
・着色剤分散液(1):80部
・コロイダルシリカA(ST−0)/コロイダルシリカB(ST−OL)混合分散液:135部
・離型剤分散液(1):95部
上記成分を丸型ステンレス製フラスコ中においてウルトラタラックスT50で十分に混合・分散した。次いで、これにポリ塩化アルミニウム6部を加え、ウルトラタラックスで分散操作を継続した。加熱用オイルバスでフラスコを撹拌しながら47℃まで加熱した。47℃で60分保持した後、ここに樹脂粒子分散液(1)を緩やかに300部を追加した。その後、0.5mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液でフラスコ内のpHを6.0にした後、ステンレス製フラスコを密閉し、磁力シールを用いて撹拌を継続しながら96℃まで加熱し、融合時間として3.5時間保持した。
トナー担持体b、及び以下のトナーCを使用することに変更する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
《トナーAの製造例》において、樹脂粒子分散液(2)を樹脂粒子分散液(4)に変更する以外は、《トナーAの製造例》と同様にしてトナーCを作製した。トナーCの物性を表1に示す。
トナー担持体b、及び以下のトナーDを使用することに変更する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
《トナーAの製造例》において、追加粒子分散液(1)を5分間かけて投入しその後30分間保持するところを、保持時間を15分間に変更する以外は、《トナーAの製造例》と同様にしてトナーDを作製した。トナーDの物性を表4に示す。
トナー担持体b、及び以下のトナーEを使用することに変更する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
《トナーAの製造例》において、ポリ塩化アルミニウム、及び硝酸水溶液を添加したのち42℃で15分間保持するところを、保持時間を30分に変更し、重量平均粒径が5.6μmとなってから追加粒子分散液(1)を投入することに変更する以外は、《トナーAの製造例》と同様にしてトナーEを作製した。トナーEの物性を表4に示す。
トナー担持体b、及び以下のトナーFを使用することに変更する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
《トナーAの製造例》において、ポリ塩化アルミニウム、及び硝酸水溶液を添加したのち42℃まで0.5℃/分で昇温し15分間保持するところを、0.4℃/分で昇温し45分間保持し、重量平均粒径が7.2μmとなってから追加粒子分散液(1)を投入することに変更する以外は、《トナーAの製造例》と同様にしてトナーFを作製した。トナーFの物性を表4に示す。
トナー担持体b、及び以下のトナーGを使用することに変更する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
《トナーAの製造例》において、ポリ塩化アルミニウム、及び硝酸水溶液を添加したのち42℃まで0.5℃/分で昇温し15分間保持するところを、0.7℃/分で昇温し10間保持し、重量平均粒径が3.4μmとなってから追加粒子分散液(1)を投入することに変更し、更に、追加粒子分散液(1)を5分間かけて投入しその後30分間保持するところを、3分間かけて投入しその後10分間保持することに変更する以外は、《トナーAの製造例》と同様にしてトナーGを作製した。トナーGの物性を表4に示す。
トナー担持体b、及び以下のトナーHを使用することに変更する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
下記材料を予め混合物し、二軸エクストルーダーで溶融混練し、冷却した混練物をハンマーミルで粗粉砕し、粗粉砕物をジェットミルで微粉砕し、得られた微粉砕物を分級してトナー粒子(H)を得た。得られたトナー粒子に、実施例1と同様にして無機微粉体を外添し、トナーHを得た。トナーHの物性を表1に示す。
・非晶性ポリエステル樹脂(2) 100部
・C.I.Pigment Blue15:3 5部
・ジ−ターシャリーブチルサリチル酸のアルミ化合物 3部
〔オリエント化学工業社製:ボントロンE88〕
・炭化水素系ワックス 5部
(フィッシャートロプシュワックス、最大吸熱ピーク=78℃、Mw=750)
以下の比較用トナー担持体iを使用する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
《トナー担持体aの製造例》において、球状ウレタン樹脂粒子アートパールC400透明を添加せず、球状ウレタン樹脂粒子アートパールC800透明の添加量を30部に変更する以外は《トナー担持体aの製造例》と同様にして比較用トナー担持体iを作製した。比較用トナー担持体iの物性を表2に示す。
以下の比較用トナー担持体jを使用する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
《トナー担持体aの製造例》において、添加する球状ウレタン樹脂粒子として以下のようにして調整したものを用いることに変更する以外は《トナー担持体aの製造例》と同様にして比較用トナー担持体jを作製した。比較用トナー担持体jの物性を表2に示す。
●球状ウレタン樹脂粒子アートパールC800透明を以下のように分級・・・25部
球状ウレタン樹脂粒子アートパールC800透明(商品名、根上工業社製、体積平均粒径7.3μm)を分級装置ターボフレックス100ATP(ホソカワミクロン社製)を用いて粗粉を除去し、体積平均粒径6.0μmに調整したもの。
●球状ウレタン樹脂粒子アートパールC600透明を以下のように分級・・・6部
球状ウレタン樹脂粒子アートパールC600透明(商品名、根上工業社製、体積平均粒径10.3μm)を分級装置ターボフレックス100ATP(ホソカワミクロン社製)を用いて粗粉を除去し、体積平均粒径9.3μmに調整したもの。
以下の比較用トナー担持体kを使用する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
《トナー担持体aの製造例》において、添加する球状ウレタン樹脂粒子として以下のようにして調整したものを用いることに変更する以外は《トナー担持体aの製造例》と同様にして比較用トナー担持体kを作成した。比較用トナー担持体kの物性を表2に示す。
●球状ウレタン樹脂粒子アートパールC800透明を以下のように分級・・・23部
球状ウレタン樹脂粒子アートパールC800透明(商品名、根上工業社製、体積平均粒径7.3μm)を分級装置ターボフレックス100ATP(ホソカワミクロン社製)を用いて微粉および粗粉を除去し、体積平均粒径7.5μmに調整したもの。
●球状ウレタン樹脂粒子アートパールC400透明を以下のように分級・・・6部
球状ウレタン樹脂粒子アートパールC400透明(商品名、根上工業社製、体積平均粒径14.0μm)を分級装置ターボフレックス100ATP(ホソカワミクロン社製)を用いて微粉および粗粉を除去し、体積平均粒径14.8μmに調整したもの。
以下の比較用トナー担持体lを使用する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
《トナー担持体aの製造例》において、添加する球状ウレタン樹脂粒子として以下を用いることに変更し、表面層の厚みを表2のように調整する以外は《トナー担持体aの製造例》と同様にして比較用トナー担持体lを作成した。比較用トナー担持体lの物性を表2に示す。
●球状ウレタン樹脂粒子アートパールC300透明・・・11部
(商品名、根上工業社製、体積平均粒径21.5μm)
●球状ウレタン樹脂粒子アートパールC200透明・・・4部
(商品名、根上工業社製、体積平均粒径30.5μm)
以下の比較用トナー担持体mを使用する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
《トナー担持体aの製造例》において、添加する球状ウレタン樹脂粒子として以下を用いることに変更する以外は《トナー担持体aの製造例》と同様にして比較用トナー担持体mを作製した。比較用トナー担持体mの物性を表2に示す。
●球状ウレタン樹脂粒子アートパールC600透明・・・20部
(商品名、根上工業社製、体積平均粒径10.3μm)
●球状ウレタン樹脂粒子アートパールC300透明・・・10部
(商品名、根上工業社製、体積平均粒径21.5μm)
以下の比較用トナー担持体nを使用する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
《トナー担持体aの製造例》において、添加する球状ウレタン樹脂粒子として以下を用いることに変更し、表面層の厚みを表2のように調整する以外は《トナー担持体aの製造例》と同様にして比較用トナー担持体nを作製した。比較用トナー担持体nの物性を表2に示す。
●球状ウレタン樹脂粒子アートパールC800透明・・・29部
(商品名、根上工業社製、体積平均粒径7.3μm)
●球状ウレタン樹脂粒子アートパールC400透明・・・1部
(商品名、根上工業社製、体積平均粒径14.0μm)
トナー担持体b、及び以下の比較用トナーIを使用することに変更する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
《トナーAの製造例》において、同様の成分を、温度計、pH計、撹拌機を具備した3リットルの反応容器に入れ、外部からマントルヒーターで温度制御しながら、温度30℃、撹拌回転数150rpmにて、30分間保持した。その後、着色剤分散液(1)88部、離型剤分散液(1)60部を投入し、5分間保持した。そのまま、1.0%硝酸水溶液を添加し、pHを3.0に調整した。次いで、撹拌機、マントルヒーターをはずし、ホモジナイザー(IKAジャパン社製:ウルトラタラクスT50)にて、3000rpmで分散しながら、ポリ塩化アルミニウム0.33部、0.1%硝酸水溶液37.5部の混合溶液を、そのうちの1/2を添加した後、分散回転数を6000rpmにして、残りの1/2を1分間かけて添加し、分散回転数を7000rpmにして、6分間分散した。
トナー担持体b、及び以下の比較用トナーJを使用することに変更する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
《トナーAの製造例》において、同様の成分を、温度計、pH計、撹拌機を具備した3リットルの反応容器に入れ、外部からマントルヒーターで温度制御しながら、温度30℃、撹拌回転数150rpmにて、30分間保持した。その後、着色剤分散液(1)88部、離型剤分散液(1)60部を投入し、5分間保持した。そのまま、1.0%硝酸水溶液を添加し、pHを3.0に調整した。次いで、撹拌機、マントルヒーターをはずし、ホモジナイザー(IKAジャパン社製:ウルトラタラクスT50)にて、3000rpmで分散しながら、ポリ塩化アルミニウム0.33部、0.1%硝酸水溶液37.5部の混合溶液を、そのうちの1/2を添加した後、分散回転数を5000rpmにして、残りの1/2を1分間かけて添加し、分散回転数を5000rpmのまま、6分間分散した。
トナー担持体b、及び以下の比較用トナーKを使用することに変更する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
《トナーAの製造例》において、同様の成分を、温度計、pH計、撹拌機を具備した3リットルの反応容器に入れ、外部からマントルヒーターで温度制御しながら、温度30℃、撹拌回転数150rpmにて、30分間保持した。その後、着色剤分散液(1)88部、離型剤分散液(1)60部を投入し、5分間保持した。そのまま、1.0%硝酸水溶液を添加し、pHを3.0に調整した。次いで、撹拌機、マントルヒーターをはずし、ホモジナイザー(IKAジャパン社製:ウルトラタラクスT50)にて、3000rpmで分散しながら、ポリ塩化アルミニウム0.33部、0.1%硝酸水溶液37.5部の混合溶液を、そのうちの1/2を添加した後、分散回転数を5000rpmにして、残りの1/2を1分間かけて添加し、分散回転数を6500rpmにして、6分間分散した。
トナー担持体b、及び以下の比較用トナーLを使用することに変更する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
《トナーAの製造例》において、同様の成分を、温度計、pH計、撹拌機を具備した3リットルの反応容器に入れ、外部からマントルヒーターで温度制御しながら、温度30℃、撹拌回転数150rpmにて、30分間保持した。その後、着色剤分散液(1)88部、離型剤分散液(1)60部を投入し、5分間保持した。そのまま、1.0%硝酸水溶液を添加し、pHを3.0に調整した。次いで、撹拌機、マントルヒーターをはずし、ホモジナイザー(IKAジャパン社製:ウルトラタラクスT50)にて、3000rpmで分散しながら、ポリ塩化アルミニウム0.33部、0.1%硝酸水溶液37.5部の混合溶液を、そのうちの1/2を添加した後、分散回転数を5000rpmにして、残りの1/2を1分間かけて添加し、分散回転数を6500rpmにして、6分間分散した。
トナー担持体b、及び以下の比較用トナーMを使用することに変更する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
《トナーAの製造例》において、樹脂粒子分散液(3)(結晶性ポリエステル樹脂濃度:20%)を100部に、樹脂粒子分散液(2)(非晶性ポリエステル樹脂濃度:20%)を365部に変更する以外は、《トナーAの製造例》と同様にしてトナーMを作製した。トナーMの物性を表1に示す。
トナー担持体b、及び以下の比較用トナーNを使用することに変更する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
《トナーAの製造例》において、樹脂粒子分散液(3)(結晶性ポリエステル樹脂濃度:20%)を250部に、樹脂粒子分散液(2)(非晶性ポリエステル樹脂濃度:20%)を215部に、追加粒子分散液(1)を追加粒子分散液(2)に変更する以外は、《トナーAの製造例》と同様にしてトナーNを作製した。トナーNの物性を表1に示す。
トナー担持体e、及びトナーFを使用することに変更する以外は、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
《トナーA−Yの製造例》
《トナーAの製造例》において、着色剤分散液(1)を着色剤分散液(2)に変更する以外は、《トナーAの製造例》と同様にしてトナーA−Yを作製した。トナーA−Yの物性を表4に示す。
《トナーAの製造例》において、着色剤分散液(1)を着色剤分散液(3)に変更する以外は、《トナーAの製造例》と同様にしてトナーA−Mを作製した。トナーA−Mの物性を表4に示す。
《トナーAの製造例》において、着色剤分散液(1)を着色剤分散液(4)に変更する以外は、《トナーAの製造例》と同様にしてトナーA−Bkを作製した。トナーA−Bkの物性を表4に示す。
キヤノン製プリンターLBP5300改造機(トナー規制部材として、厚み8μmのSUSブレードを用い、このトナー規制部材にブレードバイアスを現像バイアスに対して−200Vのブレードバイアスを印加できるように改造したもの)を使用し、各環境下にて画像評価を行った。評価は、画像出力用カートリッジのトナー担持体をトナー担持体aに取り替え、且つトナーとして実施例1で使用したシアントナーA、及び上記イエロートナーA−Y、マゼンタトナーA−M、ブラックトナーA−Bkを160g充填したものを各色ステーションに装着し、フルカラー画像評価を実施した。
現像スジ発生の有無の確認は、1000枚出力する毎に、ベタ画像、ハーフトーン画像を出力して画像を目視することにより判断し、15000枚まで耐久評価した。現像スジ発生開始枚数が遅いものほど現像スジに対する特性が良く、現像スジ発生開始枚数が12000枚以前のものは不可と判断した。A,B及びCは使用上問題とならないレベルであるが、D及びEは使用上問題となるレベルである。
A:15000枚まで、現像スジ未発生
B:14001乃至15000枚で、現像スジ発生
C:12001乃至14000枚で、現像スジ発生
D:10001乃至12000枚で、現像スジ発生
E:10000枚以前で、現像スジ発生
15000枚の耐久評価終了時に白地部分を有する画像を出力し、「REFLECTMETER MODEL TC−6DS」(東京電色社製)により測定したプリントアウト画像の白地部分の白色度(反射率Ds(%))と転写紙の白色度(平均反射率Dr(%))の差から、カブリ濃度(%)(=Dr(%)−Ds(%))を算出し、耐久評価終了時の画像カブリを評価した。フィルターは、アンバーライトフィルター・グリーンライトフィルター・ブルーライトフィルターを用いた。A,B及びCは使用上問題とならないレベルであるが、D及びEは使用上問題となるレベルである。
A:0.5%未満
B:0.5%以上1.0%未満
C:1.0%以上1.5%未満
D:1.5%以上5.0%未満
E:5.0%以上
2 トナー担持体の導電性弾性層
3 トナー担持体の導電性樹脂層
4 プロセスカートリッジ
5 感光ドラム
6 トナー担持体
7 トナー塗布部材
8 トナー
9 トナー規制部材
10 現像装置
11 レーザー光
12 帯電部材
13 廃トナー容器
14 クリーニングブレード
15 定着装置
16 駆動ローラ
17 転写ローラ
18 バイアス電源
19 テンションローラ
20 転写搬送ベルト
21 従動ローラ
22 紙
23 給紙ローラ
24 吸着ローラ
31 トナー担持体表面層中の相対的に大きな粒子
32 トナー担持体表面層中の相対的に小さな粒子
G 相対的に大きな粒子と相対的に小さな粒子で形成されるギャップ
Claims (14)
- 少なくともトナー担持体とトナー担持体上のトナー量を規制しトナー層を形成するトナー規制部材を有する画像形成装置に用いられるトナーであって、
該トナー担持体は、軸芯体及び軸芯体の外周の弾性層、並びに該弾性層の外周に少なくとも結着樹脂と粒子を含有する表面層を有するトナー担持体であり、
該トナー担持体表面の粗さ曲線の歪度Rskが0.15乃至0.70であり、
該粒子は体積粒度分布において2ピークを有し、それぞれのピーク位置をDP(A)[μm]及びDP(B)[μm]、ピーク高さをDH(A)及びDH(B)とし、該トナーの個数平均粒径をD1(T)[μm]としたとき、
2.0≦DP(B)−DP(A)≦12.0
3.0≦D1(T)<DP(A)<DP(B)≦30.0
1.0≦DH(A)/DH(B)≦8.0
であり、
該トナーは、結着樹脂、着色剤、及び離型剤を少なくとも含有するトナー粒子と、無機微粉体とを有し、
該トナーの粒度分布において、個数平均粒径D1(T)が3.0乃至8.0μm、個数平均粒径2.0μm未満の割合が18.0個数%以下、重量平均粒径8.0μm以上の割合が3.0体積%以下であり、
該トナーのフローテスター昇温法による100℃における粘度が4.0×103乃至5.0×104Pa・sであることを特徴とするトナー。 - 該トナー担持体の表面層において、結着樹脂100質量部に対する該粒子の配合量をC[質量部]、該表面層の厚さをt[μm]としたとき、
15.0≦C≦40.0
8.0≦t≦15.0
であることを特徴とする請求項1に記載のトナー。 - 該トナー担持体の表面硬度が30.0乃至38.0であることを特徴とする請求項1又は2に記載のトナー。
- 該トナー担持体の表面層の該粒子が主粒子としてA及びBを含み、A、Bの混合重量比がA:B=60:40乃至90:10であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のトナー。
- 該トナー担持体の表面層の該粒子が樹脂粒子であり、トナー担持体の表面層の該結着樹脂及び該樹脂粒子がウレタン樹脂であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のトナー。
- 該トナー担持体の表面層の該粒子が主粒子としてA及びBを含み、Aの重量平均粒径D4(A)[μm]が、6.0≦D4(A)≦10.0であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のトナー。
- 該トナー担持体の表面層の該粒子が主粒子としてA及びBを含み、Bの重量平均粒径D4(B)[μm]が、12.0≦D4(B)≦20.0であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のトナー。
- 該トナー担持体の表面層の該粒子が主粒子としてA及びBを含み、Aの重量平均粒径D4(A)[μm]とBの重量平均粒径D4(B)[μm]が、D4(B)−D4(A)≧4.0であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のトナー。
- 該トナーの個数平均粒径2.0μm未満の割合が5.0個数%以下であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のトナー。
- 該トナーの重量平均粒径8.0μm以上の割合が1.0体積%以下であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のトナー。
- 該トナーのフローテスター昇温法による100℃における粘度が4.0×103乃至2.0×104Pa・sであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載のトナー。
- 該トナー粒子が、樹脂微粒子、着色剤微粒子、及び離型剤微粒子を少なくとも凝集して微粒子の凝集体を形成する工程及び微粒子の該凝集体中の微粒子間の融着を起こさせる熟成工程を経て得られる乳化凝集法で得られることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載のトナー。
- 該樹脂微粒子がポリエステル樹脂からなることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載のトナー。
- 帯電部材に電圧を印加し静電潜像担持体を帯電する帯電工程と、帯電された静電潜像担持体に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、静電潜像担持体上に形成された静電潜像にトナー担持体上に担持されたトナーを付着させてトナー像を静電潜像担持体上に形成する現像工程と、静電潜像担持体上に形成されたトナー像を中間転写体を介して又は介さずに転写材に静電転写する転写工程と、転写材に静電転写されたトナー像を定着する定着工程とを有する画像形成方法であって、
該トナーが請求項1乃至13のいずれか一項に記載のトナーであることを特徴とする画像形成方法。
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