JP2009223051A - 表示装置および表示装置の駆動方法 - Google Patents

表示装置および表示装置の駆動方法 Download PDF

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Akihisa Iwamoto
明久 岩本
Hideki Morii
秀樹 森井
Takayuki Mizunaga
隆行 水永
Masahiro Hirokane
正浩 廣兼
Hiromi Ota
裕己 太田
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Abstract

【課題】シフトレジスタ回路の高密度配置を緩和することのできる表示装置を実現する。
【解決手段】第1のシフトレジスタ部(51a)の段(SR1、SR3、SR5、…)と第2のシフトレジスタ部(51b)の段(SR2、SR4、SR6、…)とが、第1のシフトレジスタ部(51a)の段から走査信号線に出力された走査パルスがシフトパルスとして第2のシフトレジスタ部(51b)に入力されるように、かつ、第2のシフトレジスタ部(51b)の段から走査信号線に出力された走査パルスがシフトパルスとして第1のシフトレジスタ部(51a)に入力されるように、走査信号線を介して交互に縦続接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置の走査信号線駆動回路に関するものである。
近年、ゲートドライバを液晶パネル上にアモルファスシリコンで形成しコスト削減を図るゲートモノリシック化が進められている。ゲートモノリシックは、ゲートドライバレス、パネル内蔵ゲートドライバ、ゲートインパネルなどとも称される。特許文献1〜3等には、ゲートモノリシックにより、シフトレジスタを構成した例が開示されている。
図11に、このようなゲートモノリシック化された液晶表示装置の、ゲートドライバにおけるシフトレジスタの構成例を示す。
図11に示すように、ゲートドライバはシフトレジスタ501を備えており、表示パネルのアクティブエリアである表示領域200aに対して、ゲートラインG1・G2・…の延びる方向に沿って片側に隣接する領域に配置されている。
シフトレジスタ501は、縦続接続された複数のシフトレジスタ段sr(sr1・sr2・…)を備えている。各シフトレジスタ段srは、セット入力端子Qn−1、出力端子GOUT、リセット入力端子Qn+1、クロック入力端子CKA・CKB、および、Low電源入力端子VSSを備えている。
i番目(i=1、2、…)のシフトレジスタ段sriの出力端子GOUTからの出力は、i番目のゲートラインに出力されるゲート出力Giとなる。
初段のシフトレジスタ段sr1のセット入力端子Qn−1にはゲートスタートパルスGSP1が入力され、2段目以降のシフトレジスタ段sriのそれぞれには、前段のシフトレジスタ段sri−1のゲート出力Gi−1が入力される。また、リセット入力端子Qn+1には後段のシフトレジスタ段sri+1のゲート出力Gi+1が入力される。
クロック入力端子CKAとクロック入力端子CKBとの一方にクロック信号CK1、他方にクロック信号CK2が入力され、隣接するシフトレジスタ段srどうしでクロック信号CK1の入力先とクロック信号CK2の入力先とが入れ替わるようになっている。ここでは、iが奇数(i=1、3、5、…)のシフトレジスタ段sriにおいては、クロック入力端子CKAにはクロック信号CK1が入力され、クロック入力端子CKBにはクロック信号CK2が入力される。iが偶数(i=2、4、6、…)のシフトレジスタ段sriにおいては、クロック入力端子CKAにはクロック信号CK2が入力され、クロック入力端子CKBにはクロック信号CK1が入力される。クロック信号CK1とクロック信号CK2とは、例えば図13に示すようにクロックパルスの期間が互いに重ならない位相関係にある。
このように、シフトレジスタ501は2相クロックによって駆動される。
図12に、上記シフトレジスタ段srの構成例を示す。
図12のシフトレジスタ段srは、特許文献1に記載されたものであり、RS(1)、RS(2)、RS(3)、…のそれぞれが各シフトレジスタ段srに相当しており、nチャネル型のTFT21・22・23・24を備えている。ダイオード接続されたTFT21のゲートおよびドレインがセット入力端子Qn−1に、TFT23のゲートがリセット入力端子Qn+1に、TFT22のドレインがクロック入力端子CKAに、TFT24のゲートがクロック入力端子CKBに、出力信号OUT(OUT1、OUT2、…)がゲート出力Giに、PstがゲートスタートパルスGSP1に、TFT23・24の各ソースがLow電源入力端子VSSに、それぞれ対応している。
図13に、図12の構成のシフトレジスタ段srを備えたシフトレジスタの動作を示す。
1Tの期間は1ライン期間であり、各ゲートラインの選択期間は1T以内の期間である。1Fの期間は1フレーム期間である。クロック信号CK1・CK2は、クロックパルスの期間(ハイレベルの期間)が互いに重ならない位相関係にある。
シフトレジスタ段RS(1)において、TFT21のゲートおよびドレインにゲートスタートパルスPstが入力されると、TFT21がON状態となって、配線容量Ca(図13ではCa(1))が充電される。ゲートスタートパルスPstの入力が終了すると、TFT21はOFF状態となる。配線容量Caは、TFT21のソース、TFT22のゲート、および、TFT23のドレインに囲まれて接続された配線に形成された容量である。配線容量Caの充電によりTFT22がON状態となって、クロック信号CK1が出力信号OUT1として出力される。このとき、ブートストラップ効果によりTFT22のゲート電位が突き上げられて、クロック信号CK1は急峻な立ち上がりで出力信号OUT1として出力される。
次に、シフトレジスタ段RS(2)において、シフトレジスタ段RS(1)の出力信号OUT1が、TFT21のゲートおよびドレインに入力され、シフトレジスタ段RS(1)と同様の動作を行う。このとき、シフトレジスタ段RS(2)の出力信号OUT2にはクロック信号CK2が出力される。また、クロック信号CK2のクロックパルスに相当する出力信号OUT2のパルスがシフトレジスタ段RS(1)のTFT23のゲートに入力されてTFT23がON状態となり、シフトレジスタ段RS(1)の容量配線Caが、TFT23・24の各ソースに入力されるLow電源電圧Vssによって放電される。
以降、各シフトレジスタ段RSからは、出力信号OUT3・OUT4・…としてクロックパルスが順次出力されていく。奇数段の出力信号OUT1・OUT3・…にはクロック信号CK1のクロックパルスが出力され、偶数段の出力信号OUT2・OUT4・…にはクロック信号CK2のクロックパルスが出力される。
また、クロック信号CK2のクロックパルスは奇数段のシフトレジスタ段RS(1)・RS(3)・…のTFT24のゲートに入力され、クロック信号CK1のクロックパルスは偶数段のシフトレジスタ段RS(2)・RS(4)・…のTFT24のゲートに入力される。これにより、各TFT24はクロックパルスが入力される度にON状態となり、当該ON期間にゲートラインがLow電圧Vssに固定される。これはゲートラインのLow引きと呼ばれ、ゲートラインが非選択期間においてフローティング状態になることにより、ソースラインなどからのノイズの重畳に起因してゲートラインの電位が不安定化することを防止するために行われる。
特開2001−273785号公報(2001年10月5日公開) 特開2006−24350号公報(2006年1月26日公開) 特開2007−114771号公報(2007年5月10日公開)
しかしながら。特許文献1〜3に記載されているような、従来のゲートモノリシック化された液晶表示装置においては、図11に示されているように、ゲートドライバが表示パネル上で表示領域に対してゲートラインの延びる方向の一方側に隣接する領域に設けられている。従って、ゲートドライバが備えるシフトレジスタの各段を縦続接続するためには、縦続接続方向に各段の回路を密に配置せざるを得ず、高精細化しようとする表示装置においてはシフトレジスタ回路が高密度配置の限界に達してしまう。また、各段の回路が縦続接続方向に密に配置されると、その分、それと直交する方向すなわち走査信号線が延びる方向に回路を拡げる領域を確保する必要も生じるため、額縁領域が大きくなって、表示装置の小型化が阻害される虞がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、シフトレジスタ回路の高密度配置を緩和することのできる表示装置および表示装置の駆動方法を実現することにある。
本発明の表示装置は、上記課題を解決するために、アクティブマトリクス型のパネルを備えた表示装置において、上記パネル上に表示領域とモノリシックに作り込まれた、第1の走査信号線駆動回路と第2の走査信号線駆動回路とを備えており、上記第1の走査信号線駆動回路と上記第2の走査信号線駆動回路とのうちの一方は、上記パネルの表示領域に対して走査信号線の延びる方向の一方側に隣接する領域に設けられており、上記第1の走査信号線駆動回路と上記第2の走査信号線駆動回路とのうちの他方は、上記パネルの表示領域に対して走査信号線の延びる方向の他方側に隣接する領域に設けられており、上記第1の走査信号線駆動回路は第1のシフトレジスタ部を備えており、上記第2の走査信号線駆動回路は第2のシフトレジスタ部を備えており、上記第1の走査信号線駆動回路に接続される走査信号線と上記第2の走査信号線駆動回路に接続される走査信号線との全体のうち、一部の走査信号線からなる第1のグループの走査信号線は上記第1のシフトレジスタ部から走査パルスを出力され、残りの走査信号線からなる第2のグループの走査信号線は上記第2のシフトレジスタ部から走査パルスを出力され、上記第1のシフトレジスタ部の段と上記第2のシフトレジスタ部の段とが、上記第1のシフトレジスタ部の段から走査信号線に出力された走査パルスがシフトパルスとして上記第2のシフトレジスタ部の段に入力されるように、かつ、上記第2のシフトレジスタ部の段から走査信号線に出力された走査パルスがシフトパルスとして上記第1のシフトレジスタ部の段に入力されるように、走査信号線を介して交互に縦続接続されていることを特徴としている。
上記の発明によれば、表示領域を両側から挟むように第1の走査信号線駆動回路と第2の走査信号線駆動回路とを備える。そして、第1の走査信号線駆動回路が備える第1のシフトレジスタ部の段から走査信号線に出力された走査パルスがシフトパルスとして、第2の走査信号線駆動回路が備える第2のシフトレジスタ部に入力されるように、かつ、第2のシフトレジスタ部の段から走査信号線に出力された走査パルスがシフトパルスとして第1のシフトレジスタ部に入力されるように、第1のシフトレジスタ部と第2のシフトレジスタ部とが1段ずつ、走査信号線を介して交互に縦続接続されている。
従って、第1のシフトレジスタ部と第2のシフトレジスタ部とを合わせた全体が1つのシフトレジスタとして動作するので、全走査信号線を走査するシフトレジスタの全段が、表示領域の両側に2分して配置されることとなる。これにより、表示領域の両側の各額縁領域には、従来の半分程度の回路規模のシフトレジスタ回路を配置するだけでよい。
以上により、シフトレジスタ回路の高密度配置を緩和することのできる表示装置を実現することができるという効果を奏する。
本発明の表示装置は、上記課題を解決するために、上記第1の走査信号線駆動回路に接続される走査信号線と上記第2の走査信号線駆動回路に接続される走査信号線との全体のうち、1本おきに配置された走査信号線が上記第1のグループの走査信号線を構成するとともに、残りの一本おきに配置された走査信号線が上記第2のグループの走査信号線を構成しており、上記第1のシフトレジスタ部と上記第2のシフトレジスタ部とのそれぞれには、第1のクロック信号と第2のクロック信号との2つのクロック信号が入力され、上記第1のシフトレジスタ部の各段は、上記第1のクロック信号が入力される第1のクロック入力端子および上記第2のクロック信号が入力される第2のクロック入力端子を備えており、シフトパルスが入力された後に上記第1のクロック入力端子に入力される上記第1のクロック信号のクロックパルスを、対応する走査信号線に伝送することにより走査パルスを出力し、上記第1のシフトレジスタ部の各段は、上記第2のクロック入力端子に入力される上記第2のクロック信号がゲートに入力される、対応する走査信号線を走査パルスの低電位側電源に接続および遮断するように設けられた第1のトランジスタを備えており、上記第2のシフトレジスタ部の各段は、上記第2のクロック信号が入力される第3のクロック入力端子および上記第1のクロック信号が入力される第4のクロック入力端子を備えており、シフトパルスが入力された後に上記第3のクロック入力端子に入力される上記第2のクロック信号のクロックパルスを、対応する走査信号線に伝送することにより走査パルスを出力し、上記第2のシフトレジスタ部の各段は、上記第4のクロック入力端子に入力される上記第1のクロック信号がゲートに入力される、対応する走査信号線を走査パルスの低電位側電源に接続および遮断するように設けられた第2のトランジスタを備えており、上記第1のクロック信号と上記第2のクロック信号とは、上記第1のクロック信号のクロックパルスが上記第2のクロック信号のクロックパルスの次に現れ、上記第2のクロック信号のクロックパルスが上記第1のクロック信号のクロックパルスの次に現れるタイミングを有していることを特徴としている。
上記の発明によれば、第1のシフトレジスタ部と第2のシフトレジスタ部との各段を、2つのクロック信号の一方を走査パルスとして使用するとともに他方をLow引きに使用しながら、全走査信号線を1本ずつ交互に、第1の走査信号線駆動回路と第2の走査信号線駆動回路とによって順次走査することができるという効果を奏する。
本発明の表示装置は、上記課題を解決するために、上記第1の走査信号線駆動回路に接続される走査信号線と上記第2の走査信号線駆動回路に接続される走査信号線との全体のうち、1本おきに配置された走査信号線が上記第1のグループの走査信号線を構成するとともに、残りの一本おきに配置された走査信号線が上記第2のグループの走査信号線を構成しており、上記第1のシフトレジスタ部には、第1のクロック信号と第2のクロック信号との2つのクロック信号が入力され、上記第2のシフトレジスタ部には、第3のクロック信号と第4のクロック信号との2つのクロック信号が入力され、上記第1のシフトレジスタ部の各段は第1のクロック入力端子および第2のクロック入力端子を備えており、上記第1のシフトレジスタ部は、上記第1のクロック入力端子に上記第1のクロック信号が入力されるとともに上記第2のクロック入力端子に上記第2のクロック信号が入力される第1の段と、上記第1のクロック入力端子に上記第2のクロック信号が入力されるとともに上記第2のクロック入力端子に上記第1のクロック信号が入力される第2の段とが交互に並ぶ構成であり、上記第1のシフトレジスタ部の各段は、シフトパルスが入力された後に上記第1のクロック入力端子に入力されるクロック信号のクロックパルスを、対応する走査信号線に伝送することにより走査パルスを出力し、上記第1のシフトレジスタ部の各段は、上記第2のクロック入力端子に入力されるクロック信号がゲートに入力される、対応する走査信号線を走査パルスの低電位側電源に接続および遮断するように設けられた第1のトランジスタを備えており、上記第2のシフトレジスタ部の各段は第3のクロック入力端子および第4のクロック入力端子を備えており、上記第2のシフトレジスタ部は、上記第3のクロック入力端子に上記第3のクロック信号が入力されるとともに上記第4のクロック入力端子に上記第4のクロック信号が入力される第3の段と、上記第3のクロック入力端子に上記第4のクロック信号が入力されるとともに上記第4のクロック入力端子に上記第3のクロック信号が入力される第4の段とが交互に並ぶ構成であり、上記第2のシフトレジスタ部の各段は、シフトパルスが入力された後に上記第3のクロック入力端子に入力されるクロック信号のクロックパルスを、対応する走査信号線に伝送することにより走査パルスを出力し、上記第2のシフトレジスタ部の各段は、上記第4のクロック入力端子に入力されるクロック信号がゲートに入力される、対応する走査信号線を走査パルスの低電位側電源に接続および遮断するように設けられた第2のトランジスタを備えており、上記第1のクロック信号と上記第2のクロック信号と上記第3のクロック信号と上記第4のクロック信号とは、上記第1のクロック信号のクロックパルスが上記第4のクロック信号のクロックパルスの次に現れ、上記第3のクロック信号のクロックパルスが上記第1のクロック信号のクロックパルスの次に現れ、上記第2のクロック信号のクロックパルスが上記第3のクロック信号のクロックパルスの次に現れ、上記第4のクロック信号のクロックパルスが上記第2のクロック信号のクロックパルスの次に現れるタイミングを有していることを特徴としている。
上記の発明によれば、第1のシフトレジスタ部と第2のシフトレジスタ部との各段を、2つのクロック信号の一方を走査パルスとして使用するとともに他方をLow引きに使用しながら、全走査信号線を1本ずつ交互に、第1の走査信号線駆動回路と第2の走査信号線駆動回路とによって順次走査することができるという効果を奏する。
また、クロックパルスのデューティを小さくすることのできる4相クロックを用いるので、シフトレジスタ段の出力端子をLow引きする第1のトランジスタおよび第2のトランジスタのゲートに印加される直流バイアスが低下し、Low引き用のトランジスタの閾値電圧Vthのシフト現象を抑制することができるという効果を奏する。
本発明の表示装置は、上記課題を解決するために、上記第1の走査信号線駆動回路に接続される走査信号線と上記第2の走査信号線駆動回路に接続される走査信号線との全体のうち、1本おきに配置された走査信号線が上記第1のグループの走査信号線を構成するとともに、残りの一本おきに配置された走査信号線が上記第2のグループの走査信号線を構成しており、上記第1のシフトレジスタ部と上記第2のシフトレジスタ部にはそれぞれ、第1のクロック信号と第2のクロック信号と第3のクロック信号と第4のクロック信号との4つのクロック信号が入力され、上記第1のシフトレジスタ部の各段は第1のクロック入力端子と第2のクロック入力端子と第3のクロック入力端子と第4のクロック入力端子とを備えており、上記第1のシフトレジスタ部は、上記第1のクロック入力端子に上記第1のクロック信号が、上記第2のクロック入力端子に上記第2のクロック信号が、上記第3のクロック入力端子に上記第3のクロック信号が、上記第4のクロック入力端子に上記第4のクロック信号が、それぞれ入力される第1の段と、上記第1のクロック入力端子に上記第2のクロック信号が、上記第2のクロック入力端子に上記第1のクロック信号が、上記第3のクロック入力端子に上記第4のクロック信号が、上記第4のクロック入力端子に上記第3のクロック信号が、それぞれ入力される第2の段とが交互に並ぶ構成であり、上記第1のシフトレジスタ部の各段は、シフトパルスが入力された後に上記第1のクロック入力端子に入力されるクロック信号のクロックパルスを、対応する走査信号線に伝送することにより走査パルスを出力し、上記第1のシフトレジスタ部の各段は、上記第2のクロック入力端子に入力されるクロック信号がゲートに入力される、対応する走査信号線を走査パルスの低電位側電源に接続および遮断するように設けられた第1のトランジスタと、上記第3のクロック入力端子に入力されるクロック信号がゲートに入力される、対応する走査信号線を走査パルスの低電位側電源に接続および遮断するように設けられた第2のトランジスタと、上記第4のクロック入力端子に入力されるクロック信号がゲートに入力される、対応する走査信号線を走査パルスの低電位側電源に接続および遮断するように設けられた第3のトランジスタとを備えており、上記第2のシフトレジスタ部の各段は第5のクロック入力端子と第6のクロック入力端子と第7のクロック入力端子と第8のクロック入力端子とを備えており、上記第2のシフトレジスタ部は、上記第5のクロック入力端子に上記第3のクロック信号が、上記第6のクロック入力端子に上記第4のクロック信号が、上記第7のクロック入力端子に上記第1のクロック信号が、上記第8のクロック入力端子に上記第2のクロック信号が、それぞれ入力される第3の段と、上記第5のクロック入力端子に上記第4のクロック信号が、上記第6のクロック入力端子に上記第3のクロック信号が、上記第7のクロック入力端子に上記第2のクロック信号が、上記第8のクロック入力端子に上記第1のクロック信号が、それぞれ入力される第4の段とが交互に並ぶ構成であり、上記第2のシフトレジスタ部の各段は、シフトパルスが入力された後に上記第5のクロック入力端子に入力されるクロック信号のクロックパルスを、対応する走査信号線に伝送することにより走査パルスを出力し、上記第2のシフトレジスタ部の各段は、上記第6のクロック入力端子に入力されるクロック信号がゲートに入力される、対応する走査信号線を走査パルスの低電位側電源に接続および遮断するように設けられた第4のトランジスタと、上記第7のクロック入力端子に入力されるクロック信号がゲートに入力される、対応する走査信号線を走査パルスの低電位側電源に接続および遮断するように設けられた第5のトランジスタと、上記第8のクロック入力端子に入力されるクロック信号がゲートに入力される、対応する走査信号線を走査パルスの低電位側電源に接続および遮断するように設けられた第6のトランジスタとを備えており、上記第1のクロック信号と上記第2のクロック信号と上記第3のクロック信号と上記第4のクロック信号とは、上記第1のクロック信号のクロックパルスが上記第4のクロック信号のクロックパルスの次に現れ、上記第3のクロック信号のクロックパルスが上記第1のクロック信号のクロックパルスの次に現れ、上記第2のクロック信号のクロックパルスが上記第3のクロック信号のクロックパルスの次に現れ、上記第4のクロック信号のクロックパルスが上記第2のクロック信号のクロックパルスの次に現れるタイミングを有していることを特徴としている。
上記の発明によれば、第1のシフトレジスタ部と第2のシフトレジスタ部との各段を、4つのクロック信号のうちの1つを走査パルスとして使用するとともに他の3つをLow引きに使用しながら、全走査信号線を1本ずつ交互に、第1の走査信号線駆動回路と第2の走査信号線駆動回路とによって順次走査することができるという効果を奏する。
また、クロックパルスのデューティを小さくすることのできる4相クロックを用いるので、シフトレジスタ段の出力端子をLow引きする第1〜第6トランジスタのゲートに印加される直流バイアスが低下し、Low引き用のトランジスタの閾値電圧Vthのシフト現象を抑制することができるという効果を奏する。
また、各シフトレジスタ段にLow引き用のトランジスタを3つ設けて順次Low引きを行うので、走査信号線の非選択期間におけるLow引き期間のデューティを大きくすることができ、走査信号線のLow電位を、よりデータ信号線からのノイズを受けにくい安定化した電位とすることができるという効果を奏する。
本発明の表示装置の駆動方法は、上記課題を解決するために、アクティブマトリクス型のパネルを備え、上記パネル上に表示領域とモノリシックに作り込まれた、第1の走査信号線駆動回路と第2の走査信号線駆動回路とを備えており、上記第1の走査信号線駆動回路と上記第2の走査信号線駆動回路とのうちの一方は、上記パネルの表示領域に対して走査信号線の延びる方向の一方側に隣接する領域に設けられており、上記第1の走査信号線駆動回路と上記第2の走査信号線駆動回路とのうちの他方は、上記パネルの表示領域に対して走査信号線の延びる方向の他方側に隣接する領域に設けられた表示装置を駆動する表示装置の駆動方法であって、上記第1の走査信号線駆動回路に接続される走査信号線と上記第2の走査信号線駆動回路に接続される走査信号線との全体のうち、一部の走査信号線からなる第1のグループの走査信号線には上記走査信号線駆動回路から走査パルスを出力し、残りの走査信号線からなる第2のグループの走査信号線には上記第2の走査信号線駆動回路から走査パルスを出力し、上記第1の走査信号線駆動回路から走査信号線に出力された走査パルスがシフトパルスとして上記第2の走査信号線駆動回路に入力されるように、かつ、上記第2の走査信号線駆動回路から走査信号線に出力された走査パルスがシフトパルスとして上記第1の走査信号線駆動回路に入力されるように、上記第1の走査信号線駆動回路と上記第2の走査信号線駆動回路とにシフトレジスタ動作を行わせることを特徴としている。
以上により、シフトレジスタ回路の高密度配置を緩和することのできる表示装置の駆動方法を実現することができるという効果を奏する。
本発明の表示装置は、以上のように、上記パネル上に表示領域とモノリシックに作り込まれた、第1の走査信号線駆動回路と第2の走査信号線駆動回路とを備えており、上記第1の走査信号線駆動回路と上記第2の走査信号線駆動回路とのうちの一方は、上記パネルの表示領域に対して走査信号線の延びる方向の一方側に隣接する領域に設けられており、上記第1の走査信号線駆動回路と上記第2の走査信号線駆動回路とのうちの他方は、上記パネルの表示領域に対して走査信号線の延びる方向の他方側に隣接する領域に設けられており、上記第1の走査信号線駆動回路は第1のシフトレジスタ部を備えており、上記第2の走査信号線駆動回路は第2のシフトレジスタ部を備えており、上記第1の走査信号線駆動回路に接続される走査信号線と上記第2の走査信号線駆動回路に接続される走査信号線との全体のうち、一部の走査信号線からなる第1のグループの走査信号線は上記第1のシフトレジスタ部から走査パルスを出力され、残りの走査信号線からなる第2のグループの走査信号線は上記第2のシフトレジスタ部から走査パルスを出力され、上記第1のシフトレジスタ部の段と上記第2のシフトレジスタ部の段とが、上記第1のシフトレジスタ部の段から走査信号線に出力された走査パルスがシフトパルスとして上記第2のシフトレジスタ部の段に入力されるように、かつ、上記第2のシフトレジスタ部の段から走査信号線に出力された走査パルスがシフトパルスとして上記第1のシフトレジスタ部の段に入力されるように、走査信号線を介して交互に縦続接続されている。
以上により、シフトレジスタ回路の高密度配置を緩和することのできる表示装置を実現することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1ないし図10に基づいて説明すると以下の通りである。
〔第1の実施形態〕
図10に、本実施形態に係る第1の表示装置である液晶表示装置1の構成を示す。
液晶表示装置1は、表示パネル2、フレキシブルプリント基板3、および、コントロール基板4を備えている。
表示パネル2は、ガラス基板上にアモルファスシリコン、多結晶シリコン、CGシリコン、微結晶シリコンなどを用いて表示領域2a、複数のゲートライン(走査信号線)GL…、複数のソースライン(データ信号線)SL…、および、ゲートドライバ(走査信号線駆動回路)5a・5bが作りこまれたアクティブマトリクス型の表示パネルである。表示領域2aは、複数の絵素PIX…がマトリクス状に配置された領域である。絵素PIXは、絵素の選択素子であるTFT21、液晶容量CL、および、補助容量Csを備えている。TFT21のゲートはゲートラインGLに接続されており、TFT21のソースはソースラインSLに接続されている。液晶容量CLおよび補助容量CsはTFT21のドレインに接続されている。
複数のゲートラインGL…はゲートラインGL1・GL2・GL3・…・GLnからなり、そのうち1本おきに配置されたゲートラインGL1・GL3・GL5…からなる第1のグループのゲートラインGL…はゲートドライバ(第1の走査信号線駆動回路)5aの出力に接続されており、残りの1本おきに配置されたゲートラインGL2・GL4・GL6…からなる第2のグループのゲートラインGL…はゲートドライバ(第2の走査信号線駆動回路)5bの出力に接続されている。複数のソースラインSL…はソースラインSL1・SL2・SL3・…・SLmからなり、それぞれ後述するソースドライバ6の出力に接続されている。また、図示しないが、絵素PIX…の各補助容量Csに補助容量電圧を与える補助容量配線が形成されている。
ゲ−トドライバ5aは、表示パネル2上で表示領域2aに対してゲートラインGL…の延びる方向の一方側に隣接する領域に設けられており、第1のグループのゲートラインGL1・GL3・GL5…のそれぞれに順次ゲートパルス(走査パルス)を供給する。ゲ−トドライバ5bは、表示パネル2上で表示領域2aに対してゲートラインGL…の延びる方向の他方側に隣接する領域に設けられており、第2のグループのゲートラインGL2・GL4・GL6…のそれぞれに順次ゲートパルス(走査パルス)を供給する。これらのゲートドライバ5a・5bは表示パネル2に、アモルファスシリコン、多結晶シリコン、CGシリコン、微結晶シリコンなどを用いて、表示領域2aとモノリシックに作りこまれており、ゲートモノリシック、ゲートドライバレス、パネル内蔵ゲートドライバ、ゲートインパネルなどと称されるゲートドライバは全てゲートドライバ5a・5bに含まれ得る。
フレキシブルプリント基板3は、ソースドライバ6を備えている。ソースドライバ6はソースラインSL…のそれぞれにデータ信号を供給する。コントロール基板4はフレキシブルプリント基板3に接続されており、ゲートドライバ5a・5bおよびソースドライバ6に必要な信号や電源を供給する。コントロール基板4から出力されたゲートドライバ5a・5bへ供給する信号および電源は、フレキシブルプリント基板3を介して表示パネル2上からゲートドライバ5a・5bへ供給される。
図1に、ゲートドライバ5a・5bの構成を示す。
ゲートドライバ5aは、複数のシフトレジスタ段SR(SR1、SR3、SR5、…)が縦続接続された第1のシフトレジスタ部51aを備えている。各シフトレジスタ段SRは、セット入力端子Qn−1、出力端子GOUT、リセット入力端子Qn+1、クロック入力端子(第1のクロック入力端子)CKA、クロック入力端子(第2のクロック入力端子)CKB、および、Low電源入力端子VSSを備えている。コントロール基板4からは、クロック信号(第1のクロック信号)CK1、クロック信号(第2のクロック信号)CK2、ゲートスタートパルス(シフトパルス)GSP、および、Low電源VSS(便宜上、Low電源入力端子VSSと同じ符号で代用する)が供給される。Low電源VSSは負電位でもよいし、GND電位でも、正電位でもよいが、TFTを確実にOFF状態とするためにここでは負電位とする。
第1のシフトレジスタ部51a内においてj番目(j=1、2、3、…、i=1、3、5、…、j=(i+1)/2)に位置するシフトレジスタ段SRiの出力端子GOUTからの出力は、i番目のゲートラインGLiに出力されるゲート出力Giとなる。
ゲートドライバ5bは、複数のシフトレジスタ段SR(SR2、SR4、SR6、…)が縦続接続された第2のシフトレジスタ部51bを備えている。各シフトレジスタ段SRは、セット入力端子Qn−1、出力端子GOUT、リセット入力端子Qn+1、クロック入力端子(第3のクロック入力端子)CKA、クロック入力端子(第4のクロック入力端子)CKB、および、Low電源入力端子VSSを備えている。コントロール基板4からは、クロック信号CK1、クロック信号CK2、および、前記Low電源VSSが供給される。
第2のシフトレジスタ部51b内においてk番目(k=1、2、3、…、i=2、4、6、…、k=i/2)に位置するシフトレジスタ段SRiの出力端子GOUTからの出力は、i番目のゲートラインGLiに出力されるゲート出力Giとなる。
上記第1のシフトレジスタ部51aと上記第2のシフトレジスタ部51bとを合わせて全てのシフトレジスタ段SRiが走査信号線GLを介して縦続接続された状態となっており、全体で1つのシフトレジスタが構成されている。
ゲートドライバ5aが備える第1のシフトレジスタ部51aの走査方向の一端側にある初段のシフトレジスタ段SR1のセット入力端子Qn−1にはゲートスタートパルスGSPが入力され、jについて2段目以降のシフトレジスタ段SRiのそれぞれには、ゲートドライバ5bが備える第2のシフトレジスタ部51bのk=j−1番目のシフトレジスタ段SRiのゲート出力Giが、表示領域2aを横断したゲートラインGLiを介して入力される。また、第1のシフトレジスタ部51aの全てのjのシフトレジスタ段SRiについて、リセット入力端子Qn+1には第2のシフトレジスタ部51bのk=j番目のシフトレジスタ段SRiのゲート出力Giが、表示領域2aを横断したゲートラインGLiを介して入力されるが、jについての最終段のシフトレジスタ段SRiに対してk=jに該当するkが存在しない場合には、当該存在しないkについてのシフトレジスタ段SRiのゲート出力Giに相当する信号を適宜用意してリセット入力端子Qn+1に入力することによりリセットする。
ゲートドライバ5bが備える第2のシフトレジスタ部51bのシフトレジスタ段SRiのセット入力端子Qn−1には、ゲートドライバ5aが備える第1のシフトレジスタ部51aのj=k番目のシフトレジスタ段SRiのゲート出力Giが、表示領域2aを横断したゲートラインGLiを介して入力される。また、第2のシフトレジスタ部51bのシフトレジスタ段SRiのリセット入力端子Qn+1には、第1のシフトレジスタ部51aのj=k+1番目のシフトレジスタ段SRiのゲート出力Giが、表示領域2aを横断したゲートラインGLiを介して入力されるが、kについての最終段のシフトレジスタ段SRiに対してj=k+1に該当するjが存在しない場合には、当該存在しないjについてのシフトレジスタ段SRiのゲート出力Giに相当する信号を適宜用意してリセット入力端子Qn+1に入力することによりリセットする。
第1のシフトレジスタ部51aにおけるシフトレジスタ段SRiにおいては、クロック入力端子CKAにクロック信号CK1が入力されるとともに、クロック入力端子CKBにクロック信号CK2が入力される。第2のシフトレジスタ部51bにおけるシフトレジスタ段SRiにおいては、クロック入力端子CKAにクロック信号CK2が入力されるとともに、クロック入力端子CKBにクロック信号CK1が入力される。
クロック信号CK1・CK2は、図3に示すような波形を有している。クロック信号CK1・CK2は、互いのアクティブなクロックパルス(ここではHighレベル期間のパルス)が重ならないようになっているとともに、クロック信号CK1のクロックパルスはクロック信号CK2のクロックパルスの次に現れ、クロック信号CK2のクロックパルスはクロック信号CK1のクロックパルスの次に現れるタイミングを有している。ここでは特に、クロック信号CK1とクロック信号CK2とはクロックパルスのデューティが50%の完全な相補信号となっている。
上記例では、クロック信号CK1・CK2の周期およびクロックパルスのデューティは互いに等しいが、これに限ることはなく、クロックパルスのデューティは任意で互いに異なっていてもよい。
ゲートスタートパルスGSPは、図3に示すように、クロック信号CK1の1つのクロックパルスよりも前に開始タイミングおよび終了タイミングを有するパルスであり、ここでは特に、クロック信号CK1の非アクティブ期間に存在する、クロック信号CK2のクロックパルスの1つ分に等しいパルスである。
ゲートスタートパルスGSPは、図3に示すように、クロック信号CK1の非アクティブ期間内に存在するパルスであり、ここではクロック信号CK2のクロックパルスの1つ分に等しいパルスである。
次に、図2(a)に第1のシフトレジスタ部51aおよび第2のシフトレジスタ部51bの各シフトレジスタ段SRiの構成を示す。
シフトレジスタ段SRiは、トランジスタTr1・Tr2・Tr3・Tr4および容量CAPを備えている。上記トランジスタは全てnチャネル型のTFTである。
トランジスタTr1において、ゲートおよびドレインはセット入力端子Qn−1に、ソースはトランジスタTr4のゲートに、それぞれ接続されている。トランジスタTr4において、ドレインはクロック入力端子CKAに、ソースは出力端子GOUTに、それぞれ接続されている。すなわち、トランジスタTr4は伝送ゲートとして、クロック入力端子CKAに入力されるクロック信号の通過および遮断を行う。容量CAPは、トランジスタTr4のゲートとソースとの間に接続されている。トランジスタTr4のゲートに接続されたノードをnetAと称する。
トランジスタTr2(第1のシフトレジスタ部51aにおいては第1のトランジスタ、第2のシフトレジスタ部51bにおいては第2のトランジスタに相当)において、ゲートはクロック入力端子CKBに、ドレインは出力端子GOUTに、ソースはLow電源入力端子VSSに、それぞれ接続されている。トランジスタTr3において、ゲートはリセット入力端子Qn+1に、ドレインはノードnetAに、ソースはLow電源入力端子VSSに、それぞれ接続されている。
次に、図2(b)を用いて、図2(a)の構成のシフトレジスタ段SRiの動作について説明する。
セット入力端子Qn−1にシフトパルスが入力されると、トランジスタTr1がON状態となり、容量CAPを充電する。このシフトパルスは、シフトレジスタ段SR1についてはそれぞれ、ゲートスタートパルスGSPであり、それ以外のシフトレジスタ段SRiについてはシフトレジスタ全体における前段のシフトレジスタ段SRi−1のゲート出力Gi−1である。容量CAPが充電されることによりノードnetAの電位が上昇し、トランジスタTr4がON状態になり、クロック入力端子CKAから入力されたクロック信号がトランジスタTr4のソースに現れるが、次にクロック入力端子CKAにクロックパルスが入力された瞬間に容量CAPのブートストラップ効果によってノードnetAの電位が急速に上昇し、入力されたクロックパルスがシフトレジスタ段SRiの出力端子GOUTに伝送されて出力され、ゲートパルスとなる。
セット入力端子Qn−1へのゲートパルスの入力が終了すると、トランジスタTr1がOFF状態となる。そして、ノードnetAおよびシフトレジスタ段SRiの出力端子GOUTがフローティングとなることによる電荷の保持を解除するために、リセット入力端子Qn+1に入力されるリセットパルスによってトランジスタTr3をON状態とし、ノードnetAをLow電源VSSの電位とする。
その後、再びセット入力端子Qn−1にシフトパルスが入力されるまでは、クロック入力端子CKBに入力されるクロックパルスによって、トランジスタTr2が周期的にON状態となることにより、ノードnetAおよびシフトレジスタ段SRiの出力端子GOUTをLow電源電位にリフレッシュする、すなわちゲートラインGLiをLow引きする。
このようにして、図3に示すように、ゲートラインG1・G2・G3・…に順次ゲートパルスが出力されていく。
本実施形態によれば、表示領域2aの両側にある各額縁領域に形成されるシフトレジスタ回路の規模は小さい。例えば図11に示す従来のシフトレジスタ501と比較すると、シフトレジスタ段SRiの配置密度は半分程度である。また、シフトレジスタ501のシフトレジスタ段srでは、前段の出力端子GOUTから自段のセット入力端子Qn−1に至る配線と、次段の出力端子GOUTから自段のリセット入力端子Qn+1に至る配線との2本の配線を、同じ額縁領域に互いに交差するように設ける必要があるが、本実施形態の第1のシフトレジスタ部51aと第2のシフトレジスタ部51bとのそれぞれが設けられている各額縁領域では、表示領域2aを横断してきたゲートラインGLが分岐して、1つのシフトレジスタ段SRのリセット入力端子Qn+1と、それに隣接するシフトレジスタ段のセット入力端子Qn−1に接続されるだけであるので、配線本数が半分に減少するとともに配線配置が簡略化される。
〔第2の実施形態〕
本実施形態に係る第2の表示装置は、図10の液晶表示装置1において、ゲートドライバ5a・5bが備えるシフトレジスタの構成を変えたものである。
図4に、この場合のゲートドライバ5a・5bの構成を示す。
ゲートドライバ5aは、複数のシフトレジスタ段SR(SR1、SR3、SR5、…)が縦続接続された第1のシフトレジスタ部52aを備えている。各シフトレジスタ段SRは、セット入力端子Qn−1、出力端子GOUT、リセット入力端子Qn+1、クロック入力端子(第1のクロック入力端子)CKA、クロック入力端子(第2のクロック入力端子)CKB、および、Low電源入力端子VSSを備えている。コントロール基板4からは、クロック信号(第1のクロック信号)CK1、クロック信号(第2のクロック信号)CK2、ゲートスタートパルス(シフトパルス)GSP、および、Low電源VSS(便宜上、Low電源入力端子VSSと同じ符号で代用する)が供給される。Low電源VSSは負電位でもよいし、GND電位でも、正電位でもよいが、TFTを確実にOFF状態とするためにここでは負電位とする。
第1のシフトレジスタ部52a内においてj番目(j=1、2、3、…、i=1、3、5、…、j=(i+1)/2)に位置するシフトレジスタ段SRiの出力端子GOUTからの出力は、i番目のゲートラインGLiに出力されるゲート出力Giとなる。
ゲートドライバ5bは、複数のシフトレジスタ段SR(SR2、SR4、SR6、…)が縦続接続された第2のシフトレジスタ部52bを備えている。各シフトレジスタ段SRは、セット入力端子Qn−1、出力端子GOUT、リセット入力端子Qn+1、クロック入力端子(第3のクロック入力端子)CKA、クロック入力端子(第4のクロック入力端子)CKB、および、Low電源入力端子VSSを備えている。コントロール基板4からは、クロック信号(第3クロック信号)CK3、クロック信号(第4のクロック信号)CK4、および、前記Low電源VSSが供給される。
第2のシフトレジスタ部52b内においてk番目(k=1、2、3、…、i=2、4、6、…、k=i/2)に位置するシフトレジスタ段SRiの出力端子GOUTからの出力は、i番目のゲートラインGLiに出力されるゲート出力Giとなる。
上記第1のシフトレジスタ部52aと上記第2のシフトレジスタ部52bとを合わせて全てのシフトレジスタ段SRiが走査信号線GLを介して縦続接続された状態となっており、全体で1つのシフトレジスタが構成されている。
ゲートドライバ5aが備える第1のシフトレジスタ部52aの走査方向の一端側にある初段のシフトレジスタ段SR1のセット入力端子Qn−1にはゲートスタートパルスGSPが入力され、jについて2段目以降のシフトレジスタ段SRiのそれぞれには、ゲートドライバ5bが備える第2のシフトレジスタ部52bのk=j−1番目のシフトレジスタ段SRiのゲート出力Giが、表示領域2aを横断したゲートラインGLiを介して入力される。また、第1のシフトレジスタ部52aの全てのjのシフトレジスタ段SRiについて、リセット入力端子Qn+1には第2のシフトレジスタ部52bのk=j番目のシフトレジスタ段SRiのゲート出力Giが、表示領域2aを横断したゲートラインGLiを介して入力されるが、jについての最終段のシフトレジスタ段SRiに対してk=jに該当するkが存在しない場合には、当該存在しないkについてのシフトレジスタ段SRiのゲート出力Giに相当する信号を適宜用意してリセット入力端子Qn+1に入力することによりリセットする。
ゲートドライバ5bが備える第2のシフトレジスタ部52bのシフトレジスタ段SRiのセット入力端子Qn−1には、ゲートドライバ5aが備える第1のシフトレジスタ部52aのj=k番目のシフトレジスタ段SRiのゲート出力Giが、表示領域2aを横断したゲートラインGLiを介して入力される。また、第2のシフトレジスタ部52bのシフトレジスタ段SRiのリセット入力端子Qn+1には、第1のシフトレジスタ部52aのj=k+1番目のシフトレジスタ段SRiのゲート出力Giが、表示領域2aを横断したゲートラインGLiを介して入力されるが、kについての最終段のシフトレジスタ段SRiに対してj=k+1に該当するjが存在しない場合には、当該存在しないjについてのシフトレジスタ段SRiのゲート出力Giに相当する信号を適宜用意してリセット入力端子Qn+1に入力することによりリセットする。
第1のシフトレジスタ部52aについて、初段のシフトレジスタ段SR1からjについて1段おきにあるシフトレジスタ段(第1の段)SRiにおいては、クロック入力端子CKAにクロック信号CK1が入力されるとともに、クロック入力端子CKBにクロック信号CK2が入力される。jについて2段目のシフトレジスタ段SR3から1段おきにあるシフトレジスタ段(第2の段)SRiにおいては、クロック入力端子CKAにクロック信号CK2が入力されるとともに、クロック入力端子CKBにクロック信号CK1が入力される。このように、第1のシフトレジスタ部52a内では、第1の段と第2の段とが交互に並ぶ。
第2のシフトレジスタ部52bについて、初段のシフトレジスタ段SR2からkについて1段おきにあるシフトレジスタ段(第3の段)SRiにおいては、クロック入力端子CKAにクロック信号CK3が入力されるとともに、クロック入力端子CKBにクロック信号CK4が入力される。kについて2段目のシフトレジスタ段SR4から1段おきにあるシフトレジスタ段(第4の段)SRiにおいては、クロック入力端子CKAにクロック信号CK4が入力されるとともに、クロック入力端子CKBにクロック信号CK3が入力される。このように、第2のシフトレジスタ部52b内では、第3の段と第4の段とが交互に並ぶ。
クロック信号CK1・CK2・CK3・CK4は、図6に示すような波形を有している。
クロック信号CK1・CK2は、互いのアクティブなクロックパルス(ここではHighレベル期間のパルス)が重ならないようになっているとともに、クロック信号CK1のクロックパルスはクロック信号CK2のクロックパルスの次にクロックパルス1つ分をおいて現れ、クロック信号CK2のクロックパルスはクロック信号CK1のクロックパルスの次にクロックパルス1つ分をおいて現れるタイミングを有している。ここでは特に、クロック信号CK1・CK2はクロックパルスのデューティが25%の信号となっている。
また、クロック信号CK3・CK4は、互いのアクティブなクロックパルス(ここではHighレベル期間のパルス)が重ならないようになっているとともに、クロック信号CK3のクロックパルスはクロック信号CK4のクロックパルスの次にクロックパルス1つ分をおいて現れ、クロック信号CK4のクロックパルスはクロック信号CK3のクロックパルスの次にクロックパルス1つ分をおいて現れるタイミングを有している。ここでは特に、クロック信号CK3・CK4はクロックパルスのデューティが25%の信号となっている。
さらに、クロック信号CK1・CK2・CK3・CK4は、互いのアクティブなクロックパルスが重ならないようになっているとともに、クロック信号CK1のクロックパルスはクロック信号CK4のクロックパルスの次に現れ、クロック信号CK3のクロックパルスはクロック信号CK1のクロックパルスの次に現れ、クロック信号CK2のクロックパルスはクロック信号CK3のクロックパルスの次に現れ、クロック信号CK4のクロックパルスはクロック信号CK2のクロックパルスの次に現れるタイミングを有している。
上記例では、クロック信号CK1・CK2・CK3・CK4の周期およびクロックパルスのデューティは全て等しいが、これに限ることはなく、クロックパルスのデューティは任意で互いに異なっていてもよい。また、クロック信号CK1のクロックパルスとクロック信号CK4のクロックパルスとが、クロック信号CK3のクロックパルスとクロック信号CK1のクロックパルスとが、クロック信号CK2のクロックパルスとクロック信号CK3のクロックパルスとが、クロック信号CK4のクロックパルスとクロック信号CK2のクロックパルスとが、それぞれ部分的に重なっていてもよい。重なりの許容度は、例えばソースラインSL…に出力されるデータ信号の各タイミングに応じて適宜決定すればよい。
ゲートスタートパルスGSPは、図6に示すように、クロック信号CK1の1つのクロックパルスよりも前に開始タイミングおよび終了タイミングを有するパルスであり、ここでは特に、クロック信号CK1の非アクティブ期間に存在する、クロック信号CK4のクロックパルスの1つ分に等しいパルスである。
次に、図5(a)に第1のシフトレジスタ部52aおよび第2のシフトレジスタ部52bの各シフトレジスタ段SRiの構成を示す。
シフトレジスタ段SRiは、トランジスタTr1・Tr2・Tr3・Tr4および容量CAPを備えている。上記トランジスタは全てnチャネル型のTFTである。
トランジスタTr1において、ゲートおよびドレインはセット入力端子Qn−1に、ソースはトランジスタTr4のゲートに、それぞれ接続されている。トランジスタTr4において、ドレインはクロック入力端子CKAに、ソースは出力端子GOUTに、それぞれ接続されている。すなわち、トランジスタTr4は伝送ゲートとして、クロック入力端子CKAに入力されるクロック信号の通過および遮断を行う。容量CAPは、トランジスタTr4のゲートとソースとの間に接続されている。トランジスタTr4のゲートに接続されたノードをnetAと称する。
トランジスタTr2(第1のシフトレジスタ部52aにおいては第1のトランジスタ、第2のシフトレジスタ部52bにおいては第2のトランジスタに相当)において、ゲートはクロック入力端子CKBに、ドレインは出力端子GOUTに、ソースはLow電源入力端子VSSに、それぞれ接続されている。トランジスタTr3において、ゲートはリセット入力端子Qn+1に、ドレインはノードnetAに、ソースはLow電源入力端子VSSに、それぞれ接続されている。
次に、図5(b)を用いて、図5(a)の構成のシフトレジスタ段SRiの動作について説明する。
セット入力端子Qn−1にシフトパルスが入力されると、トランジスタTr1がON状態となり、容量CAPを充電する。このシフトパルスは、シフトレジスタ段SR1についてはそれぞれ、ゲートスタートパルスGSPであり、それ以外のシフトレジスタ段SRiについてはシフトレジスタ全体における前段のシフトレジスタ段SRi−1のゲート出力Gi−1である。容量CAPが充電されることによりノードnetAの電位が上昇し、トランジスタTr4がON状態になり、クロック入力端子CKAから入力されたクロック信号がトランジスタTr4のソースに現れるが、次にクロック入力端子CKAにクロックパルスが入力された瞬間に容量CAPのブートストラップ効果によってノードnetAの電位が急速に上昇し、入力されたクロックパルスがシフトレジスタ段SRiの出力端子GOUTに伝送されて出力され、ゲートパルスとなる。
セット入力端子Qn−1へのゲートパルスの入力が終了すると、トランジスタTr1がOFF状態となる。そして、ノードnetAおよびシフトレジスタ段SRiの出力端子GOUTがフローティングとなることによる電荷の保持を解除するために、リセット入力端子Qn+1に入力されるリセットパルスによってトランジスタTr3をON状態とし、ノードnetAをLow電源VSSの電位とする。
その後、再びセット入力端子Qn−1にシフトパルスが入力されるまでは、クロック入力端子CKBに入力されるクロックパルスによって、トランジスタTr2が周期的にON状態となることにより、ノードnetAおよびシフトレジスタ段SRiの出力端子GOUTをLow電源電位にリフレッシュする、すなわちゲートラインGLiをLow引きする。
このようにして、図6に示すように、ゲートラインG1・G2・G3・…に順次ゲートパルスが出力されていく。
本実施形態によれば、表示領域2aの両側にある各額縁領域に形成されるシフトレジスタ回路の規模は小さい。例えば図11に示す従来のシフトレジスタ501と比較すると、シフトレジスタ段SRiの配置密度は半分程度である。また、シフトレジスタ501のシフトレジスタ段srでは、前段の出力端子GOUTから自段のセット入力端子Qn−1に至る配線と、次段の出力端子GOUTから自段のリセット入力端子Qn+1に至る配線との2本の配線を、同じ額縁領域に互いに交差するように設ける必要があるが、本実施形態の第1のシフトレジスタ部52aと第2のシフトレジスタ部52bとのそれぞれが設けられている各額縁領域では、表示領域2aを横断してきたゲートラインGLが分岐して、1つのシフトレジスタ段SRのリセット入力端子Qn+1と、それに隣接するシフトレジスタ段のセット入力端子Qn−1に接続されるだけであるので、配線本数が半分に減少するとともに配線配置が簡略化される。
また、本実施形態によれば、クロックパルスのデューティを25%といった小さな値にすることのできる4相クロックを用いるので、出力端子GOUTをLow引きするトランジスタTr2のゲートに印加される直流バイアスが低下し、トランジスタTr2の閾値電圧Vthのシフト現象を抑制することができる。
〔第3の実施形態〕
本実施形態に係る第3の表示装置は、図10の液晶表示装置1において、ゲートドライバ5a・5bが備えるシフトレジスタの構成を変えたものである。
図7に、この場合のゲートドライバ5a・5bの構成を示す。
ゲートドライバ5aは、複数のシフトレジスタ段SR(SR1、SR3、SR5、…)が縦続接続された第1のシフトレジスタ部53aを備えている。各シフトレジスタ段SRは、セット入力端子Qn−1、出力端子GOUT、リセット入力端子Qn+1、クロック入力端子(第1のクロック入力端子)CKA、クロック入力端子(第2のクロック入力端子)CKB、クロック入力端子(第3のクロック入力端子)CKC、クロック入力端子(第4のクロック入力端子)CKD、および、Low電源入力端子VSSを備えている。コントロール基板4からは、クロック信号(第1のクロック信号)CK1、クロック信号(第2のクロック信号)CK2、クロック信号(第3のクロック信号)CK3、クロック信号(第4のクロック信号)CK4、ゲートスタートパルス(シフトパルス)GSP、および、Low電源VSS(便宜上、Low電源入力端子VSSと同じ符号で代用する)が供給される。Low電源VSSは負電位でもよいし、GND電位でも、正電位でもよいが、TFTを確実にOFF状態とするためにここでは負電位とする。
第1のシフトレジスタ部53a内においてj番目(j=1、2、3、…、i=1、3、5、…、j=(i+1)/2)に位置するシフトレジスタ段SRiの出力端子GOUTからの出力は、i番目のゲートラインGLiに出力されるゲート出力Giとなる。
ゲートドライバ5bは、複数のシフトレジスタ段SR(SR2、SR4、SR6、…)が縦続接続された第2のシフトレジスタ部53bを備えている。各シフトレジスタ段SRは、セット入力端子Qn−1、出力端子GOUT、リセット入力端子Qn+1、クロック入力端子(第5のクロック入力端子)CKA、クロック入力端子(第6のクロック入力端子)CKB、クロック入力端子(第7のクロック入力端子)CKC、クロック入力端子(第8のクロック入力端子)CKD、および、Low電源入力端子VSSを備えている。コントロール基板4からは、クロック信号CK1、クロック信号CK2、クロック信号CK3、クロック信号CK4、および、前記Low電源VSSが供給される。
第2のシフトレジスタ部53b内においてk番目(k=1、2、3、…、i=2、4、6、…、k=i/2)に位置するシフトレジスタ段SRiの出力端子GOUTからの出力は、i番目のゲートラインGLiに出力されるゲート出力Giとなる。
上記第1のシフトレジスタ部53aと上記第2のシフトレジスタ部53bとを合わせて全てのシフトレジスタ段SRiが走査信号線GLを介して縦続接続された状態となっており、全体で1つのシフトレジスタが構成されている。
ゲートドライバ5aが備える第1のシフトレジスタ部53aの走査方向の一端側にある初段のシフトレジスタ段SR1のセット入力端子Qn−1にはゲートスタートパルスGSPが入力され、jについて2段目以降のシフトレジスタ段SRiのそれぞれには、ゲートドライバ5bが備える第2のシフトレジスタ部53bのk=j−1番目のシフトレジスタ段SRiのゲート出力Giが、表示領域2aを横断したゲートラインGLiを介して入力される。また、第1のシフトレジスタ部53aの全てのjのシフトレジスタ段SRiについて、リセット入力端子Qn+1には第2のシフトレジスタ部53bのk=j番目のシフトレジスタ段SRiのゲート出力Giが、表示領域2aを横断したゲートラインGLiを介して入力されるが、jについての最終段のシフトレジスタ段SRiに対してk=jに該当するkが存在しない場合には、当該存在しないkについてのシフトレジスタ段SRiのゲート出力Giに相当する信号を適宜用意してリセット入力端子Qn+1に入力することによりリセットする。
ゲートドライバ5bが備える第2のシフトレジスタ部53bのシフトレジスタ段SRiのセット入力端子Qn−1には、ゲートドライバ5aが備える第1のシフトレジスタ部53aのj=k番目のシフトレジスタ段SRiのゲート出力Giが、表示領域2aを横断したゲートラインGLiを介して入力される。また、第2のシフトレジスタ部53bのシフトレジスタ段SRiのリセット入力端子Qn+1には、第1のシフトレジスタ部53aのj=k+1番目のシフトレジスタ段SRiのゲート出力Giが、表示領域2aを横断したゲートラインGLiを介して入力されるが、kについての最終段のシフトレジスタ段SRiに対してj=k+1に該当するjが存在しない場合には、当該存在しないjについてのシフトレジスタ段SRiのゲート出力Giに相当する信号を適宜用意してリセット入力端子Qn+1に入力することによりリセットする。
第1のシフトレジスタ部53aについて、初段のシフトレジスタ段SR1からjについて1段おきにあるシフトレジスタ段(第1の段)SRiにおいては、クロック入力端子CKAにクロック信号CK1が、クロック入力端子CKBにクロック信号CK2が、クロック入力端子CKCにクロック信号CK3が、クロック入力端子CKDにクロック信号CK4が、それぞれ入力される。jについて2段目のシフトレジスタ段SR3から1段おきにあるシフトレジスタ段(第2の段)SRiにおいては、クロック入力端子CKAにクロック信号CK2が、クロック入力端子CKBにクロック信号CK1が、クロック入力端子CKCにクロック信号CK4が、クロック入力端子CKDにクロック信号CK3が、それぞれ入力される。このように、第1のシフトレジスタ部53a内では、第1の段と第2の段とが交互に並ぶ。
第2のシフトレジスタ部53bについて、初段のシフトレジスタ段SR2からkについて1段おきにあるシフトレジスタ段(第3の段)SRiにおいては、クロック入力端子CKAにクロック信号CK3が、クロック入力端子CKBにクロック信号CK4が、クロック入力端子CKCにクロック信号CK1が、クロック入力端子CKDにクロック信号CK2が、それぞれ入力される。kについて2段目のシフトレジスタ段SR4から1段おきにあるシフトレジスタ段(第4の段)SRiにおいては、クロック入力端子CKAにクロック信号CK4が、クロック入力端子CKBにクロック信号CK3が、クロック入力端子CKCにクロック信号CK2が、クロック入力端子CKDにクロック信号CK1が、それぞれ入力される。このように、第2のシフトレジスタ部53b内では、第3の段と第4の段とが交互に並ぶ。
クロック信号CK1・CK2・CK3・CK4は、図9に示すような波形を有している。
クロック信号CK1・CK2・CK3・CK4は、互いのアクティブなクロックパルス(ここではHighレベル期間のパルス)が重ならないようになっているとともに、クロック信号CK1のクロックパルスはクロック信号CK4のクロックパルスの次に現れ、クロック信号CK3のクロックパルスはクロック信号CK1のクロックパルスの次に現れ、クロック信号CK2のクロックパルスはクロック信号CK3のクロックパルスの次に現れ、クロック信号CK4のクロックパルスはクロック信号CK2のクロックパルスの次に現れるタイミングを有している。ここでは特に、クロック信号CK1・CK2・CK3・CK4はクロックパルスのデューティが25%の信号となっている。
上記例では、クロック信号CK1・CK2・CK3・CK4の周期およびクロックパルスのデューティは全て等しいが、これに限ることはなく、クロックパルスのデューティは任意で互いに異なっていてもよい。
ゲートスタートパルスGSPは、図9に示すように、クロック信号CK1の1つのクロックパルスよりも前に開始タイミングおよび終了タイミングを有するパルスであり、ここでは特に、クロック信号CK1の非アクティブ期間に存在する、クロック信号CK4のクロックパルスの1つ分に等しいパルスである。
次に、図8(a)に第1のシフトレジスタ部53aおよび第2のシフトレジスタ部53bの各シフトレジスタ段SRiの構成を示す。
シフトレジスタ段SRiは、トランジスタTr1・Tr2・Tr3・Tr4・Tr5・Tr6および容量CAPを備えている。上記トランジスタは全てnチャネル型のTFTである。
トランジスタTr1において、ゲートおよびドレインはセット入力端子Qn−1に、ソースはトランジスタTr4のゲートに、それぞれ接続されている。トランジスタTr4において、ドレインはクロック入力端子CKAに、ソースは出力端子GOUTに、それぞれ接続されている。すなわち、トランジスタTr4は伝送ゲートとして、クロック入力端子CKAに入力されるクロック信号の通過および遮断を行う。容量CAPは、トランジスタTr4のゲートとソースとの間に接続されている。トランジスタTr4のゲートに接続されたノードをnetAと称する。
トランジスタTr2(第1のシフトレジスタ部53aにおいては第1のトランジスタ、第2のシフトレジスタ部53bにおいては第4のトランジスタに相当)において、ゲートはクロック入力端子CKBに、ドレインは出力端子GOUTに、ソースはLow電源入力端子VSSに、それぞれ接続されている。トランジスタTr3において、ゲートはリセット入力端子Qn+1に、ドレインはノードnetAに、ソースはLow電源入力端子VSSに、それぞれ接続されている。
トランジスタTr5(第1のシフトレジスタ部53aにおいては第2のトランジスタ、第2のシフトレジスタ部53bにおいては第5のトランジスタに相当)において、ゲートはクロック入力端子CKCに、ドレインは出力端子GOUTに、ソースはLow電源入力端子VSSに、それぞれ接続されている。トランジスタTr6(第1のシフトレジスタ部53aにおいては第3のトランジスタ、第2のシフトレジスタ部53bにおいては第6のトランジスタに相当)において、ゲートはクロック入力端子CKDに、ドレインは出力端子GOUTに、ソースはLow電源入力端子VSSに、それぞれ接続されている。
次に、図8(b)を用いて、図8(a)の構成のシフトレジスタ段SRiの動作について説明する。
セット入力端子Qn−1にシフトパルスが入力されると、トランジスタTr1がON状態となり、容量CAPを充電する。このシフトパルスは、シフトレジスタ段SR1についてはそれぞれ、ゲートスタートパルスGSPであり、それ以外のシフトレジスタ段SRiについてはシフトレジスタ全体における前段のシフトレジスタ段SRi−1のゲート出力Gi−1である。容量CAPが充電されることによりノードnetAの電位が上昇し、トランジスタTr4がON状態になり、クロック入力端子CKAから入力されたクロック信号がトランジスタTr4のソースに現れるが、次にクロック入力端子CKAにクロックパルスが入力された瞬間に容量CAPのブートストラップ効果によってノードnetAの電位が急速に上昇し、入力されたクロックパルスがシフトレジスタ段SRiの出力端子GOUTに伝送されて出力され、ゲートパルスとなる。
セット入力端子Qn−1へのゲートパルスの入力が終了すると、トランジスタTr1がOFF状態となる。そして、ノードnetAおよびシフトレジスタ段SRiの出力端子GOUTがフローティングとなることによる電荷の保持を解除するために、リセット入力端子Qn+1に入力されるリセットパルスによってトランジスタTr3をON状態とし、ノードnetAをLow電源VSSの電位とする。
その後、再びセット入力端子Qn−1にシフトパルスが入力されるまでは、クロック入力端子CKBに入力されるクロックパルスによってトランジスタTr2が、クロック入力端子CKCに入力されるクロックパルスによってトランジスタTr5が、クロック入力端子CKDに入力されるクロックパルスによってトランジスタTr6が、周期的に順次ON状態となることにより、出力端子GOUTをLow電源電位にリフレッシュする、すなわちゲートラインGLiをLow引きする。
このようにして、図9に示すように、ゲートラインG1・G2・G3・…に順次ゲートパルスが出力されていく。
本実施形態によれば、表示領域2aの両側にある各額縁領域に形成されるシフトレジスタ回路の規模は小さい。例えば図11に示す従来のシフトレジスタ501と比較すると、シフトレジスタ段SRiの配置密度は半分程度である。また、シフトレジスタ501のシフトレジスタ段srでは、前段の出力端子GOUTから自段のセット入力端子Qn−1に至る配線と、次段の出力端子GOUTから自段のリセット入力端子Qn+1に至る配線との2本の配線を、同じ額縁領域に互いに交差するように設ける必要があるが、本実施形態の第1のシフトレジスタ部53aと第2のシフトレジスタ部53bとのそれぞれが設けられている各額縁領域では、表示領域2aを横断してきたゲートラインGLが分岐して、1つのシフトレジスタ段SRのリセット入力端子Qn+1と、それに隣接するシフトレジスタ段のセット入力端子Qn−1に接続されるだけであるので、縦続接続の配線本数が半分に減少するとともに配線配置が簡略化される。
また、本実施形態によれば、クロックパルスのデューティを25%といった小さな値にすることのできる4相クロックを用いるので、出力端子GOUTをLow引きするトランジスタTr2・Tr5・Tr6のゲートに印加される直流バイアスが低下し、Low引き用のトランジスタの閾値電圧Vthのシフト現象を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、各シフトレジスタ段にLow引き用のトランジスタを3つ設けて順次Low引きを行うので、ゲートラインGLの非選択期間におけるLow引き期間のデューティが75%といった大きな値にすることができ、ゲートラインGLのLow電位を、よりソースラインからのノイズを受けにくい安定化した電位とすることができる。
以上、各実施形態について述べた。
各実施形態では、表示領域を両側から挟むように第1の走査信号線駆動回路と第2の走査信号線駆動回路とを備える。そして、第1の走査信号線駆動回路が備える第1のシフトレジスタ部の段から走査信号線に出力された走査パルスがシフトパルスとして、第2の走査信号線駆動回路が備える第2のシフトレジスタ部の段に入力されるように、かつ、第2のシフトレジスタ部の段から走査信号線に出力された走査パルスがシフトパルスとして第1のシフトレジスタ部の段に入力されるように、第1のシフトレジスタ部と第2のシフトレジスタ部とが1段ずつ、走査信号線を介して交互に縦続接続されている。
従って、第1のシフトレジスタ部と第2のシフトレジスタ部とを合わせた全体が1つのシフトレジスタとして動作するので、全走査信号線を走査するシフトレジスタの全段が、表示領域の両側に2分して配置されることとなる。これにより、表示領域の両側の各額縁領域には、従来の半分程度の回路規模のシフトレジスタ回路を配置するだけでよい。
以上により、シフトレジスタ回路の高密度配置を緩和することのできる表示装置を実現することができる。
なお、上記各実施形態では、第1のシフトレジスタ部の段と第2のシフトレジスタ部の段とが走査信号線の並ぶ順序で従属接続される構成について説明したが、これに限ることなく、従属接続される各段の順序は、走査信号線の並ぶ順序とは無関係な任意の順序であってもよい。従って、第1のグループの走査信号線は、第1の走査信号線駆動回路に接続される走査信号線と第2の走査信号線駆動回路に接続される走査信号線との全体のうちの一部の走査信号線からなるとともに、第2のグループの走査信号線は残りの走査信号線からなり、第1のシフトレジスタ部と第2のシフトレジスタ部とが任意の順序で1段ずつ、走査信号線を介して交互に縦続接続されている構成一般が本発明の範囲内にある。すなわち、順次走査しない走査信号線を備えている表示装置にも対応することができる。この一般の場合でも、少なくとも、各額縁領域においてシフトレジスタ回路の規模が半分程度になる効果は得られる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。例えば、本発明を、EL表示装置や、誘電性液体を用いた表示装置など、アクティブマトリクス型の表示装置一般に適用することが可能である。
本発明は、液晶表示装置に好適に使用することができる。
本発明の実施形態を示すものであり、第1の表示装置のゲートドライバの構成を示すブロック図である。 (a)は第1の表示装置のシフトレジスタ段の構成を示す回路図、(b)は(a)の回路の動作を示すタイミングチャートである。 第1の表示装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態を示すものであり、第2の表示装置のゲートドライバの構成を示すブロック図である。 (a)は第2の表示装置のシフトレジスタ段の構成を示す回路図、(b)は(a)の回路の動作を示すタイミングチャートである。 第2の表示装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態を示すものであり、第3の表示装置のゲートドライバの構成を示すブロック図である。 (a)は第3の表示装置のシフトレジスタ段の構成を示す回路図、(b)は(a)の回路の動作を示すタイミングチャートである。 第3の表示装置の動作を示すタイミングチャートである。 第1の表示装置、第2の表示装置、および第3の表示装置の構成を示すブロック図である。 従来技術を示すものであり、表示装置のゲートドライバの構成を示すブロック図である。 従来技術を示すものであり、ゲートドライバのシフトレジスタの構成を示す回路図である。 図12のシフトレジスタの動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 液晶表示装置(表示装置)
5a ゲートドライバ(第1の走査信号線駆動回路)
5b ゲートドライバ(第2の走査信号線駆動回路)
51a 第1のシフトレジスタ部
51b 第2のシフトレジスタ部
52a 第1のシフトレジスタ部
52b 第2のシフトレジスタ部
53a 第1のシフトレジスタ部
53b 第2のシフトレジスタ部
GL1〜GLn ゲートライン(走査信号線)
GL1、GL3、GL5、…
ゲートライン(第1のグループの走査信号線)
GL2、GL4、GL6、…
ゲートライン(第2のグループの走査信号線)
CK1 クロック信号(第1の実施形態における第1のクロック信号)
CK2 クロック信号(第1の実施形態における第2のクロック信号)
CK1 クロック信号(第2の実施形態における第1のクロック信号)
CK2 クロック信号(第2の実施形態における第2のクロック信号)
CK3 クロック信号(第2の実施形態における第3のクロック信号)
CK4 クロック信号(第2の実施形態における第4のクロック信号)
CK1 クロック信号(第3の実施形態における第1のクロック信号)
CK2 クロック信号(第3の実施形態における第2のクロック信号)
CK3 クロック信号(第3の実施形態における第3のクロック信号)
CK4 クロック信号(第3の実施形態における第4のクロック信号)
CKA クロック入力端子(第1の実施形態における第1のシフトレジスタ部51aの第1のクロック入力端子)
CKB クロック入力端子(第1の実施形態における第1のシフトレジスタ部51aの第2のクロック入力端子)
CKA クロック入力端子(第1の実施形態における第2のシフトレジスタ部51bの第3のクロック入力端子)
CKB クロック入力端子(第1の実施形態における第2のシフトレジスタ部51bの第4のクロック入力端子)
CKA クロック入力端子(第2の実施形態における第1のシフトレジスタ部52aの第1のクロック入力端子)
CKB クロック入力端子(第2の実施形態における第1のシフトレジスタ部52aの第2のクロック入力端子)
CKA クロック入力端子(第2の実施形態における第2のシフトレジスタ部52bの第3のクロック入力端子)
CKB クロック入力端子(第2の実施形態における第2のシフトレジスタ部52bの第4のクロック入力端子)
CKA クロック入力端子(第3の実施形態における第1のシフトレジスタ部53aの第1のクロック入力端子)
CKB クロック入力端子(第3の実施形態における第1のシフトレジスタ部53aの第2のクロック入力端子)
CKC クロック入力端子(第3の実施形態における第1のシフトレジスタ部53aの第3のクロック入力端子)
CKD クロック入力端子(第3の実施形態における第1のシフトレジスタ部53aの第4のクロック入力端子)
CKA クロック入力端子(第3の実施形態における第2のシフトレジスタ部53bの第5のクロック入力端子)
CKB クロック入力端子(第3の実施形態における第2のシフトレジスタ部53bの第6のクロック入力端子)
CKC クロック入力端子(第3の実施形態における第2のシフトレジスタ部53bの第7のクロック入力端子)
CKD クロック入力端子(第3の実施形態における第2のシフトレジスタ部53bの第8のクロック入力端子)
Tr2 トランジスタ(第1の実施形態における第1のシフトレジスタ部51aの第1のトランジスタ)
Tr2 トランジスタ(第1の実施形態における第2のシフトレジスタ部51bの第2のトランジスタ)
Tr2 トランジスタ(第2の実施形態における第1のシフトレジスタ部52aの第1のトランジスタ)
Tr2 トランジスタ(第2の実施形態における第2のシフトレジスタ部52bの第2のトランジスタ)
Tr2 トランジスタ(第3の実施形態における第1のシフトレジスタ部53aの第1のトランジスタ)
Tr5 トランジスタ(第3の実施形態における第1のシフトレジスタ部53aの第2のトランジスタ)
Tr6 トランジスタ(第3の実施形態における第1のシフトレジスタ部53aの第3のトランジスタ)
Tr2 トランジスタ(第3の実施形態における第2のシフトレジスタ部53bの第4のトランジスタ)
Tr5 トランジスタ(第3の実施形態における第2のシフトレジスタ部53bの第5のトランジスタ)
Tr6 トランジスタ(第3の実施形態における第2のシフトレジスタ部53bの第6のトランジスタ)

Claims (5)

  1. アクティブマトリクス型のパネルを備えた表示装置において、
    上記パネル上に表示領域とモノリシックに作り込まれた、第1の走査信号線駆動回路と第2の走査信号線駆動回路とを備えており、
    上記第1の走査信号線駆動回路と上記第2の走査信号線駆動回路とのうちの一方は、上記パネルの表示領域に対して走査信号線の延びる方向の一方側に隣接する領域に設けられており、
    上記第1の走査信号線駆動回路と上記第2の走査信号線駆動回路とのうちの他方は、上記パネルの表示領域に対して走査信号線の延びる方向の他方側に隣接する領域に設けられており、
    上記第1の走査信号線駆動回路は第1のシフトレジスタ部を備えており、上記第2の走査信号線駆動回路は第2のシフトレジスタ部を備えており、
    上記第1の走査信号線駆動回路に接続される走査信号線と上記第2の走査信号線駆動回路に接続される走査信号線との全体のうち、一部の走査信号線からなる第1のグループの走査信号線は上記第1のシフトレジスタ部から走査パルスを出力され、残りの走査信号線からなる第2のグループの走査信号線は上記第2のシフトレジスタ部から走査パルスを出力され、
    上記第1のシフトレジスタ部の段と上記第2のシフトレジスタ部の段とが、上記第1のシフトレジスタ部の段から走査信号線に出力された走査パルスがシフトパルスとして上記第2のシフトレジスタ部の段に入力されるように、かつ、上記第2のシフトレジスタ部の段から走査信号線に出力された走査パルスがシフトパルスとして上記第1のシフトレジスタ部の段に入力されるように、走査信号線を介して交互に縦続接続されていることを特徴とする表示装置。
  2. 上記第1の走査信号線駆動回路に接続される走査信号線と上記第2の走査信号線駆動回路に接続される走査信号線との全体のうち、1本おきに配置された走査信号線が上記第1のグループの走査信号線を構成するとともに、残りの一本おきに配置された走査信号線が上記第2のグループの走査信号線を構成しており、
    上記第1のシフトレジスタ部と上記第2のシフトレジスタ部とのそれぞれには、第1のクロック信号と第2のクロック信号との2つのクロック信号が入力され、
    上記第1のシフトレジスタ部の各段は、上記第1のクロック信号が入力される第1のクロック入力端子および上記第2のクロック信号が入力される第2のクロック入力端子を備えており、シフトパルスが入力された後に上記第1のクロック入力端子に入力される上記第1のクロック信号のクロックパルスを、対応する走査信号線に伝送することにより走査パルスを出力し、
    上記第1のシフトレジスタ部の各段は、上記第2のクロック入力端子に入力される上記第2のクロック信号がゲートに入力される、対応する走査信号線を走査パルスの低電位側電源に接続および遮断するように設けられた第1のトランジスタを備えており、
    上記第2のシフトレジスタ部の各段は、上記第2のクロック信号が入力される第3のクロック入力端子および上記第1のクロック信号が入力される第4のクロック入力端子を備えており、シフトパルスが入力された後に上記第3のクロック入力端子に入力される上記第2のクロック信号のクロックパルスを、対応する走査信号線に伝送することにより走査パルスを出力し、
    上記第2のシフトレジスタ部の各段は、上記第4のクロック入力端子に入力される上記第1のクロック信号がゲートに入力される、対応する走査信号線を走査パルスの低電位側電源に接続および遮断するように設けられた第2のトランジスタを備えており、
    上記第1のクロック信号と上記第2のクロック信号とは、上記第1のクロック信号のクロックパルスが上記第2のクロック信号のクロックパルスの次に現れ、上記第2のクロック信号のクロックパルスが上記第1のクロック信号のクロックパルスの次に現れるタイミングを有していることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 上記第1の走査信号線駆動回路に接続される走査信号線と上記第2の走査信号線駆動回路に接続される走査信号線との全体のうち、1本おきに配置された走査信号線が上記第1のグループの走査信号線を構成するとともに、残りの一本おきに配置された走査信号線が上記第2のグループの走査信号線を構成しており、
    上記第1のシフトレジスタ部には、第1のクロック信号と第2のクロック信号との2つのクロック信号が入力され、上記第2のシフトレジスタ部には、第3のクロック信号と第4のクロック信号との2つのクロック信号が入力され、
    上記第1のシフトレジスタ部の各段は第1のクロック入力端子および第2のクロック入力端子を備えており、
    上記第1のシフトレジスタ部は、上記第1のクロック入力端子に上記第1のクロック信号が入力されるとともに上記第2のクロック入力端子に上記第2のクロック信号が入力される第1の段と、上記第1のクロック入力端子に上記第2のクロック信号が入力されるとともに上記第2のクロック入力端子に上記第1のクロック信号が入力される第2の段とが交互に並ぶ構成であり、
    上記第1のシフトレジスタ部の各段は、シフトパルスが入力された後に上記第1のクロック入力端子に入力されるクロック信号のクロックパルスを、対応する走査信号線に伝送することにより走査パルスを出力し、
    上記第1のシフトレジスタ部の各段は、上記第2のクロック入力端子に入力されるクロック信号がゲートに入力される、対応する走査信号線を走査パルスの低電位側電源に接続および遮断するように設けられた第1のトランジスタを備えており、
    上記第2のシフトレジスタ部の各段は第3のクロック入力端子および第4のクロック入力端子を備えており、
    上記第2のシフトレジスタ部は、上記第3のクロック入力端子に上記第3のクロック信号が入力されるとともに上記第4のクロック入力端子に上記第4のクロック信号が入力される第3の段と、上記第3のクロック入力端子に上記第4のクロック信号が入力されるとともに上記第4のクロック入力端子に上記第3のクロック信号が入力される第4の段とが交互に並ぶ構成であり、
    上記第2のシフトレジスタ部の各段は、シフトパルスが入力された後に上記第3のクロック入力端子に入力されるクロック信号のクロックパルスを、対応する走査信号線に伝送することにより走査パルスを出力し、
    上記第2のシフトレジスタ部の各段は、上記第4のクロック入力端子に入力されるクロック信号がゲートに入力される、対応する走査信号線を走査パルスの低電位側電源に接続および遮断するように設けられた第2のトランジスタを備えており、
    上記第1のクロック信号と上記第2のクロック信号と上記第3のクロック信号と上記第4のクロック信号とは、上記第1のクロック信号のクロックパルスが上記第4のクロック信号のクロックパルスの次に現れ、上記第3のクロック信号のクロックパルスが上記第1のクロック信号のクロックパルスの次に現れ、上記第2のクロック信号のクロックパルスが上記第3のクロック信号のクロックパルスの次に現れ、上記第4のクロック信号のクロックパルスが上記第2のクロック信号のクロックパルスの次に現れるタイミングを有していることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 上記第1の走査信号線駆動回路に接続される走査信号線と上記第2の走査信号線駆動回路に接続される走査信号線との全体のうち、1本おきに配置された走査信号線が上記第1のグループの走査信号線を構成するとともに、残りの一本おきに配置された走査信号線が上記第2のグループの走査信号線を構成しており、
    上記第1のシフトレジスタ部と上記第2のシフトレジスタ部にはそれぞれ、第1のクロック信号と第2のクロック信号と第3のクロック信号と第4のクロック信号との4つのクロック信号が入力され、
    上記第1のシフトレジスタ部の各段は第1のクロック入力端子と第2のクロック入力端子と第3のクロック入力端子と第4のクロック入力端子とを備えており、
    上記第1のシフトレジスタ部は、上記第1のクロック入力端子に上記第1のクロック信号が、上記第2のクロック入力端子に上記第2のクロック信号が、上記第3のクロック入力端子に上記第3のクロック信号が、上記第4のクロック入力端子に上記第4のクロック信号が、それぞれ入力される第1の段と、上記第1のクロック入力端子に上記第2のクロック信号が、上記第2のクロック入力端子に上記第1のクロック信号が、上記第3のクロック入力端子に上記第4のクロック信号が、上記第4のクロック入力端子に上記第3のクロック信号が、それぞれ入力される第2の段とが交互に並ぶ構成であり、
    上記第1のシフトレジスタ部の各段は、シフトパルスが入力された後に上記第1のクロック入力端子に入力されるクロック信号のクロックパルスを、対応する走査信号線に伝送することにより走査パルスを出力し、
    上記第1のシフトレジスタ部の各段は、上記第2のクロック入力端子に入力されるクロック信号がゲートに入力される、対応する走査信号線を走査パルスの低電位側電源に接続および遮断するように設けられた第1のトランジスタと、上記第3のクロック入力端子に入力されるクロック信号がゲートに入力される、対応する走査信号線を走査パルスの低電位側電源に接続および遮断するように設けられた第2のトランジスタと、上記第4のクロック入力端子に入力されるクロック信号がゲートに入力される、対応する走査信号線を走査パルスの低電位側電源に接続および遮断するように設けられた第3のトランジスタとを備えており、
    上記第2のシフトレジスタ部の各段は第5のクロック入力端子と第6のクロック入力端子と第7のクロック入力端子と第8のクロック入力端子とを備えており、
    上記第2のシフトレジスタ部は、上記第5のクロック入力端子に上記第3のクロック信号が、上記第6のクロック入力端子に上記第4のクロック信号が、上記第7のクロック入力端子に上記第1のクロック信号が、上記第8のクロック入力端子に上記第2のクロック信号が、それぞれ入力される第3の段と、上記第5のクロック入力端子に上記第4のクロック信号が、上記第6のクロック入力端子に上記第3のクロック信号が、上記第7のクロック入力端子に上記第2のクロック信号が、上記第8のクロック入力端子に上記第1のクロック信号が、それぞれ入力される第4の段とが交互に並ぶ構成であり、
    上記第2のシフトレジスタ部の各段は、シフトパルスが入力された後に上記第5のクロック入力端子に入力されるクロック信号のクロックパルスを、対応する走査信号線に伝送することにより走査パルスを出力し、
    上記第2のシフトレジスタ部の各段は、上記第6のクロック入力端子に入力されるクロック信号がゲートに入力される、対応する走査信号線を走査パルスの低電位側電源に接続および遮断するように設けられた第4のトランジスタと、上記第7のクロック入力端子に入力されるクロック信号がゲートに入力される、対応する走査信号線を走査パルスの低電位側電源に接続および遮断するように設けられた第5のトランジスタと、上記第8のクロック入力端子に入力されるクロック信号がゲートに入力される、対応する走査信号線を走査パルスの低電位側電源に接続および遮断するように設けられた第6のトランジスタとを備えており、
    上記第1のクロック信号と上記第2のクロック信号と上記第3のクロック信号と上記第4のクロック信号とは、上記第1のクロック信号のクロックパルスが上記第4のクロック信号のクロックパルスの次に現れ、上記第3のクロック信号のクロックパルスが上記第1のクロック信号のクロックパルスの次に現れ、上記第2のクロック信号のクロックパルスが上記第3のクロック信号のクロックパルスの次に現れ、上記第4のクロック信号のクロックパルスが上記第2のクロック信号のクロックパルスの次に現れるタイミングを有していることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  5. アクティブマトリクス型のパネルを備え、
    上記パネル上に表示領域とモノリシックに作り込まれた、第1の走査信号線駆動回路と第2の走査信号線駆動回路とを備えており、
    上記第1の走査信号線駆動回路と上記第2の走査信号線駆動回路とのうちの一方は、上記パネルの表示領域に対して走査信号線の延びる方向の一方側に隣接する領域に設けられており、
    上記第1の走査信号線駆動回路と上記第2の走査信号線駆動回路とのうちの他方は、上記パネルの表示領域に対して走査信号線の延びる方向の他方側に隣接する領域に設けられた表示装置を駆動する表示装置の駆動方法であって、
    上記第1の走査信号線駆動回路に接続される走査信号線と上記第2の走査信号線駆動回路に接続される走査信号線との全体のうち、一部の走査信号線からなる第1のグループの走査信号線には上記走査信号線駆動回路から走査パルスを出力し、残りの走査信号線からなる第2のグループの走査信号線には上記第2の走査信号線駆動回路から走査パルスを出力し、
    上記第1の走査信号線駆動回路から走査信号線に出力された走査パルスがシフトパルスとして上記第2の走査信号線駆動回路に入力されるように、かつ、上記第2の走査信号線駆動回路から走査信号線に出力された走査パルスがシフトパルスとして上記第1の走査信号線駆動回路に入力されるように、上記第1の走査信号線駆動回路と上記第2の走査信号線駆動回路とにシフトレジスタ動作を行わせることを特徴とする表示装置の駆動方法。
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