JP2009222547A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】非接触トルクセンサの検出コイルとブリッジ回路との接続状態を適切に診断することができる電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】検出コイル13及び14のそれぞれと抵抗体R1及びR2のそれぞれとを個別に直列接続したブリッジ回路に交流電圧を印加し、検出コイル13及び14の端子部に表れる交流電圧の差分に基づいて操舵トルクを検出するトルク検出回路と、少なくとも前記操舵トルクに基づいて電動モータを駆動制御するEPS制御回路とを備え、トルク検出回路の非作動時に、前記検出コイルに電流を通電又は電圧を印加したときに検出コイルの端子間に発生する電圧に基づいて、当該検出コイルの接続状態の良否診断を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置に関し、特に、非接触トルクセンサの検出コイルとその他の回路要素との接続状態を診断判定する電動パワーステアリング装置に関するものである。
従来の電動パワーステアリング装置に適用されるトルクセンサとして、回転軸に生じたトルクに応じて互いに逆方向にインピーダンスが変化する一対の検出コイルのそれぞれと一対の抵抗体のそれぞれとを個別に直列接続したブリッジ回路に交流電圧を印加し、前記一対の検出コイルの端子部に表れる交流電圧の差分電圧に基づいてトルクを検出する、所謂非接触トルクセンサが知られている(例えば、特許文献1参照)。
検出コイルとプリント配線基板とはハンダ付けなどで接続されるが、ハンダ付け不良など接続が確実になされていないと、検出コイルや抵抗体とプリント配線基板との間に接触抵抗が生じ、不正確なトルク信号が出力されてしまうため、ここでは、前記印加した交流電圧の波形と、前記一対の検出コイル端子部に表れる交流電圧の差分の波形との位相差に基づいて、検出コイル抵抗の異常を検出するようにしている。
特許第3649057号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のトルクセンサにあっては、一対の検出コイルの交流差動出力から位相変動を監視する手法を適用しているため、一対の検出コイルとブリッジ回路との間のインピーダンスが同様に変動して差動出力が正常時と変わらないような不良モードでは、異常を検出することができない。
また、上記特許文献1に記載のトルクセンサにあっては、異常を検出する際に非接触トルクセンサの作動を伴うため、予め接続不良に陥っている場合には未然に異常作動を回避することができない。
そこで、本発明は、非接触トルクセンサの検出コイルとブリッジ回路との接続状態を適切に診断することができる電動パワーステアリング装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に係る電動パワーステアリング装置は、回転軸に生じたトルクに応じて互いに逆方向にインピーダンスが変化する一対の検出コイルのそれぞれと、一対の抵抗体のそれぞれとを個別に直列接続したブリッジ回路に交流電圧を印加し、前記一対の検出コイルの端子部に表れる交流電圧の差分に基づいて操舵トルクを検出するトルクセンサと、操舵系に運転者の操舵負担を軽減する操舵補助力を付与する電動モータと、少なくとも前記トルクセンサで検出した操舵トルクに基づいて前記電動モータを駆動制御する制御手段とを備える電動パワーステアリング装置であって、
前記トルクセンサの非作動時に、前記検出コイルに対して電流を通電又は電圧を印加したときに前記検出コイルの端子間に発生する電圧に基づいて、前記検出コイルの接続状態を診断する異常検出手段を備えることを特徴としている。
また、請求項2に係る電動パワーステアリング装置は、請求項1に係る発明において、前記異常検出手段は、前記一対の検出コイルのうち、一方の検出コイルに対して所定電流を通電し、前記所定電流を通電した検出コイルに発生する端子間電圧に基づいて、当該検出コイルの接続状態を診断することを特徴としている。
さらに、請求項3に係る電動パワーステアリング装置は、請求項1に係る発明において、前記異常検出手段は、前記一対の検出コイルのうち、一方の検出コイルに対して所定電圧を印加し、他方の検出コイルの端子間に発生する励磁電圧に基づいて、両検出コイルの接続状態を診断することを特徴としている。
また、請求項4に係る電動パワーステアリング装置は、請求項3に係る発明において、前記異常検出手段は、前記一対の検出コイルのうち、一方の検出コイルに対して所定電圧を印加し、他方の検出コイルの端子間に発生する励磁電圧に基づいて、両検出コイルの接続状態を診断した後、前記他方の検出コイルに対して所定電圧を印加し、前記一方の検出コイルの端子間に発生する励磁電圧に基づいて、両検出コイルの接続状態を二重的に診断することを特徴としている。
本発明に係る電動パワーステアリング装置によれば、非接触トルクセンサの非作動時に、検出コイルに対して電流を通電又は電圧を印加したときに検出コイルの端子間に発生する電圧に基づいて、前記検出コイルの接続状態を診断するので、一対の検出コイルとブリッジ回路との間のインピーダンスが同様に変動して差動出力が正常時と変わらないような不良モードであっても確実に異常を検出することができると共に、非接触トルクセンサの非作動時に異常検出を行うため、予め接続不良に陥っている場合であっても未然に異常作動を回避することができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る電動パワーステアリング装置の主要部を示す断面図であり、図2は、トルク検出部の構成を示す斜視図である。
図中、符号5a及び5bはハウジングであり、入力軸側5aと出力軸側5bとの2分割構造となっている。ハウジング5a及び5bの内部には、入力軸1、その内部に配置されたトーションバー3、及びトーションバー3を介して入力軸1に連結された出力軸2が、軸受6a、6b及び6cによって回転自在に支持されている。
入力軸1、トーションバー3、及び出力軸2は同軸に配置されており、入力軸1とトーションバー3とはスプライン結合し、また、トーションバー3と出力軸2もスプライン結合している。図1において、入力軸1の左端側には、図示されていないステアリングホイールが一体的に取り付けられている。また、出力軸2にはピニオン軸2aが一体的に形成されており、ピニオン軸2aはラック4と噛合して公知のラックアンドピニオン式ステアリング機構を構成している。
また、出力軸2には、これと同軸で且つ一体に回転するウォームホイール7が固着されており、図示されていない電動モータで駆動されるウォーム8と噛合している。ウォームホイール7は金属製のハブ7aに合成樹脂製の歯部7bが一体的に固定されている。電動モータの回転力は、ウォーム8及びウォームホイール7を介して出力軸2に伝達され、電動モータの回転方向を適宜切り換えることにより、出力軸2に任意の方向の操舵補助トルクが付与される。
次に、図1及び図2を参照してトルクセンサのトルク検出部の構成を説明する。トルク検出部は入力軸1の、図1で右端側に形成されたセンサシャフト部11と、ハウジング5aの内側に配置された検出コイル13と14、及び両者の間に配置された円筒部材12から構成される。
図2はトルク検出部の構成を示す斜視図である。入力軸1の、図1で右端に近い外側には磁性材料で構成されたセンサシャフト部11が形成されており、センサシャフト部11の表面には、軸方向に延びた複数(図示の例では9個)の凸条11aが円周方向に沿って等間隔に形成されており、凸条11aの間には凸条11aの幅t1よりも幅広の溝部11bが形成されている。
また、センサシャフト部11の外側には、センサシャフト部11に接近して導電性で且つ非磁性の材料、例えばアルミニウムで構成された円筒部材12がセンサシャフト部11と同軸に配置されており、円筒部材12の延長部12eは出力軸2の端部2eの外側に固定されている。
円筒部材12には、前記したセンサシャフト部11の表面の凸条11aに対向する位置に、円周方向に等間隔に配置された複数個(図2では9個)の長方形の窓12aからなる第1の窓列と、前記第1の窓列から軸方向にずれた位置に、前記窓12aと同一形状で、円周方向の位相が異なる複数個(図2では9個)の長方形の窓12bからなる第2の窓列とが設けられている。
円筒部材12の外周は、同一規格の検出コイル13及び14が捲回されたヨーク15で包囲されている。即ち、検出コイル13及び14は円筒部材12と同軸に配置され、検出コイル13は窓12aからなる第1の窓列部分を包囲し、検出コイル14は窓12bからなる第2の窓列部分を包囲する。ヨーク15はハウジング5aの内部に固定され、検出コイル13及び14の出力線はハウジング5aの内部に配置された回路基板16に接続される。
図3の(a)及び(b)はセンサシャフト部の表面の凸条と円筒部材の窓配置を説明する図で、図3の(a)は、基準位置(トーションバー3が捩れていない状態)におけるセンサシャフト部11の表面の凸条11aと円筒部材12における第1の窓列の窓12aとの位置関係を示し、図3の(b)は基準位置(トーションバー3が捩れていない状態)におけるセンサシャフト部11の表面の凸条11aと円筒部材12における第2の窓列の窓12bとの位置関係を示す図である。
この実施例では、窓12a及び12bがそれぞれ9個設けられているので、第1の窓列の窓12a及び第2の窓列の12bは、それぞれ円周方向に角度θ=360/9=40度ずつずれていることになる。
窓12a、12bの角度aは窓12a、12bのない部分の角度bよりも小さく設定(a<b)され、凸条11aの角度cは溝部11bの角度dよりも小さく設定(c<d)される。これは、検出コイルのインピーダンスの変化を急峻にするためである。
図3の(a)及び(b)から明らかなように、トーションバー3が捩れていない状態、即ち操舵トルクが零(0)の状態では、窓12aの円周方向の幅の中央部にセンサシャフト部11の凸条11aの円周方向の一方の端部が位置し、窓12bの円周方向の幅の中央部に凸条11aの円周方向の他方の端部が位置するように、窓12a及び12bの円周方向の幅と凸条11aの幅、及び窓12a及び12bとの円周方向の相対位置関係が設定される。即ち、凸条11aに対する窓12aと12bとの円周方向の位置関係は互いに逆になっている。
操舵系が直進状態にあって操舵トルクが零である場合はトーションバー3には捩れが発生せず、入力軸1と出力軸2とは相対回転しない。したがって入力軸1の側にあるセンサシャフト部11の表面の凸条11aと、出力軸2の側にある円筒部材12との間にも相対回転が生じない。
一方、ステアリングホイールを操作して入力軸1に回転力が加わると、その回転力はトーションバー3を経て出力軸2に伝達される。このとき、出力軸2には舵輪と路面との間の摩擦力や出力軸2に結合されているステアリング機構のギヤの噛み合い等の摩擦力が作用するため、入力軸1と出力軸2との間を結合するトーションバーに捩れが発生し、入力軸1の側にあるセンサシャフト部11の表面の凸条11aと出力軸2の側にある円筒部材12との間に相対回転が生じる。
円筒部材12に窓がない場合は、円筒部材12は導電性で且つ非磁性材で構成されていることから、検出コイル13及び14に交流電流を流して交番磁界を発生させると、円筒部材12の外周面にコイル電流と反対方向の渦電流が発生する。この渦電流による磁界とコイル電流による磁界とを重畳すると、円筒部材12の内側の磁界は相殺される。
円筒部材12に窓が形成されている場合は、円筒部材12の外周面に発生した渦電流は、窓12a及び12bによって外周面を周回できないため、窓12a及び12bの端面に沿って円筒部材12の内周面側に回り込み、内周面をコイル電流と同方向に流れ、また隣の窓12a及び12bの端面に沿って外周面側に戻り、ループを形成する。つまり、検出コイル内側に渦電流のループを、円周方向に周期的に配置した状態が発生する。
コイル電流による磁界と渦電流による磁界とは重畳され、円筒部材12の内外には、円周方向に周期的に強弱変化する磁界と、中心に向かうほど小さくなる半径方向に勾配を持った磁界が形成される。円周方向の周期的な磁界の強弱は、隣り合う渦電流の影響を受ける窓12a及び12bの中心で強く、そこからずれるに従い弱くなる。
円筒部材12の内側には、磁性材料からなるセンサシャフト部11が同軸に配置されており、その凸条11aは、窓12a及び12bと同じ周期で配置されている。
磁界中に置かれた磁性体は磁化して磁束を生じるが、磁束の量は飽和するまでは磁界の強さに応じて大きくなる。このため、円筒部材12により円周方向の周期的な磁界の強弱と中心に向かうほど小さくなる半径方向に勾配を持った磁界とにより、センサシャフト部11に発生する磁束は、円筒部材12とセンサシャフト部11との相対的な位相により増減する。
磁束が最大となる位相は、円筒部材12の窓12a及び12bの中心とセンサシャフト部11の凸条11aの中心とが一致した状態で、磁束の増減に応じて検出コイル13及び14のインダクタンスも増減し、略正弦波状に変化する。
トルクが作用しない状態では、インダクタンスが最大となる位相(窓12a及び12bと凸条11aの中心とが一致している位相)に対して、センサシャフト部11の凸条11aの中心は凸条11aの中心角cの1/2だけずれた位置に設定されているから、トルクが作用してトーションバー3が捩れ、センサシャフト部11と円筒部材12との間に位相差が生じると、2つの検出コイル13及び14のインダクタンスは、一方が増加し他方が減少する。
図4はトルクの大きさと検出コイル13及び14のインダクタンスの変化を説明する図で、横軸はトルクT、縦軸はインダクタンスLを示す。右操舵トルク発生時は、図3の(a)及び(b)において円筒部材12が時計方向に回転するから、図4に示すように、トルクが増大するにつれ検出コイル13のインダクタンスL13は増加し、検出コイル14のインダクタンスL14は減少する。
また、左操舵トルク発生時は、図3の(a)及び(b)において円筒部材12が反時計方向に回転するから、図4に示すようにトルクが増大するにつれ検出コイル13のインダクタンスL13は減少し、検出コイル14のインダクタンスL14は増加する。
図5は、第1の実施形態のトルク検出回路及びEPS制御回路のブロック図である。
トルク検出回路20の各回路要素には、電源電圧V及び基準電圧Vrefがコネクタ29及びノイズフィルタ28を介して供給され、トルク検出回路20で検出されたメイン検出トルク信号及びサブ検出トルク信号がEPS制御回路40に出力されるようになっている。
トルクを検出するブリッジ回路は、検出コイル13と抵抗R1とが直列に接続された第1のアームと、検出コイル14と抵抗R2とが直列に接続された第2のアームとから構成される。
発振部21は電源電圧V及び基準電圧Vrefの供給を受けて所定周波数の交流電圧を出力する。出力された交流電圧は電流増幅部22で増幅され、増幅された交流電圧Voscが、検出コイル13と抵抗R1とで構成されたブリッジ回路の第1のアーム、及び検出コイル14と抵抗R2とで構成されたブリッジ回路の第2のアームに供給される。なお、トルクが作用しない状態では検出コイル13及び14の両端に表れる電圧が等しくなるように予め抵抗R1及びR2の値を調整しておくものとする。
検出コイル13及び検出コイル14の両端に表れる電圧信号は、メイン増幅・全波整流部23において両検出コイルの差分の信号に変換されて増幅されると共に整流され、更にメイン平滑・中立調整部26で出力波形が調整された後、ノイズフィルタ28を経てメイン検出トルク信号としてEPS制御回路40に出力される。
さらに、検出コイル13及び検出コイル14の両端に表れる電圧信号は、サブ増幅・全波整流部24において両検出コイルの差分の信号に変換されて増幅されると共に整流され、更にサブ平滑・中立調整部27で出力波形が調整された後、ノイズフィルタ28を経てサブ検出トルク信号としてEPS制御回路40に出力される。
このように、トルク検出回路20は、回転軸に生じたトルクに応じて互いに逆方向にインピーダンスが変化する一対の検出コイル13及び14のそれぞれと、一対の抵抗体R1及びR2のそれぞれとを個別に直列接続したブリッジ回路に交流電圧を印加し、前記一対の検出コイル13及び14の端子部に表れる交流電圧の差分電圧に基づいて操舵系に伝達するトルクを検出する、所謂非接触トルクセンサとして作用するものである。
トルク検出回路20をメイン増幅・全波整流部23とメイン平滑・中立調整部26、及びサブ増幅・全波整流部24とサブ平滑・中立調整部27との2組設け、2組の検出トルク信号を出力するように構成されているのは、EPS制御回路40においてこれらの2組の信号を比較することで、検出コイルの断線や短絡、回路要素の故障等を検出できるようにするためである。
また、トルク検出回路20には、サブ増幅・全波整流部24とサブ平滑・中立調整部27との間に監視部25が設けられている。監視部25は、検出コイル13又は14と抵抗R1又はR2との接触不良を接触抵抗の増加により検出するものである。
EPS制御回路40は、トルク検出回路20に近接して配置されており、トルク検出回路20から出力される操舵トルク信号が入力されるトルクセンサI/F41及び、トルクセンサI/F41から出力される操舵トルクTが入力されるCPU42を備え、CPU42では、少なくとも操舵トルクTに基づいて操舵補助指令値を演算し、その操舵補助指令値に基づいて図示しない電動モータを駆動制御することで、操舵系に運転者の操舵負担を軽減する操舵補助力を付与する操舵補助制御を実行する。
また、このEPS制御回路40は、検出コイル13又は14の接続状態を診断するための診断用電流を発生する診断用電流発生器43と、検出コイル13又は14に診断用電流を流したときの検出コイル13又は14の端子間電圧を計測する接続状態診断器44と、接続状態診断器44の計測結果に基づいて検出コイル13又は14の接続状態を診断し、トルク検出回路20の作動判定を行う作動判定器45とを備えている。
ここで、診断用電流発生器43は、作動判定器45から出力される電流発生信号Siに応じて、経路1で検出コイル14に対して診断用電流を流したり、経路2で検出コイル13に対して診断用電流を流したりするようになっている。
図5において、トルク検出回路20及びトルクセンサI/F41がトルクセンサに対応し、CPU42が制御手段に対応し、診断用電流発生器43、接続状態診断器44及び作動判定器45が異常検出手段に対応している。
図6は、作動判定器45で実行される作動判定処理手順を示すフローチャートである。この作動判定処理では、先ずステップS1で、トルク検出回路20が非作動状態(初期診断状態、休止状態、テストモード等)であるか否かを判定し、作動状態であるときにはトルク検出回路20の作動判定を行わないものと判断してそのまま作動判定処理を終了し、非作動状態であるときにはステップS2に移行する。
ステップS2では、作動判定器45は、診断用電流発生器43に対して電流発生信号Siを出力し、経路1にて検出コイル14に診断用電流を流し込み、ステップS3に移行する。ここで、診断用電流は、当該電流を通電したときの発生電圧に基づいて検出コイルの作動判定が可能となる程度の電流値に設定する。
ステップS3では、作動判定器45は、接続状態診断器44で経路3にて計測した検出コイル14の端子間電圧を読み込み、ステップS4に移行する。
ステップS4では、作動判定器45は、前記ステップS3で読み込んだ検出コイル14の端子間電圧に基づいて、当該検出コイル14の接続状態を判定する。ここでは、計測した端子間電圧が所定電圧以上であるときに、検出コイル14が接続状態(検出コイル14と抵抗R2との間で接触不良が発生していない状態)であると判断する。
次にステップS5では、作動判定器45は、前記ステップS4の判定結果から検出コイル14に異常が発生しているか否かを判定し、検出コイル14に異常が発生しているときにはステップS6に移行して、トルク検出回路20による検出トルクの出力を禁止してから作動判定処理を終了する。一方、前記ステップS5で、検出コイル14が接続状態であると判定したときには、作動判定処理を継続するものと判断してステップS7に移行する。
ステップS7では、作動判定器45は、診断用電流発生器43に対して電流発生信号Siを出力し、経路2にて検出コイル13に診断用電流を流し込み、ステップS8に移行する。
ステップS8では、作動判定器45は、接続状態診断器44で経路4にて計測した検出コイル13の端子間電圧を読み込み、ステップS9に移行する。
ステップS9では、作動判定器45は、前記ステップS8で読み込んだ検出コイル13の端子間電圧に基づいて、当該検出コイル13の接続状態を判定する。ここでは、計測した端子間電圧が所定電圧以上であるときに、検出コイル13が接続状態(検出コイル13と抵抗R1との間で接触不良が発生していない状態)であると判断する。
次にステップS10では、作動判定器45は、前記ステップS9の判定結果から検出コイル13に異常が発生しているか否かを判定し、検出コイル13に異常が発生しているときには前記ステップS6に移行し、検出コイル13が接続状態であると判定したときにはそのまま作動判定処理を終了する。
次に、第1の実施形態における動作及び効果について説明する。
今、電動パワーステアリング装置が初期診断状態であり、トルク検出回路20が非作動状態であるものとすると、EPS制御回路40の作動判定器45の作動判定処理では、ステップS1でYesと判定し、トルク検出回路20の作動判定を行うものと判断してステップS2に移行して、電流発生信号Siを診断用電流発生器43に対して出力することにより経路1にて検出コイル14に診断用電流を流し込む。
このとき、検出コイル14に接触不良などの異常が発生していないものとすると、検出コイル14に診断用電流を通電したときに当該検出コイル14の端子間に電圧が発生するので、ステップS3で計測した検出コイル14の端子間電圧に基づいて、ステップS4で当該検出コイル14に異常が発生していないと判断されるため、ステップS5でNoと判定してステップS7に移行し、検出コイル13の接続状態の良否診断に移行する。
すなわち、ステップS7では、電流発生信号Siを診断用電流発生器43に対して出力することにより経路2にて検出コイル13に診断用電流を流し込む。このとき、検出コイル13にも異常が発生していないものとすると、検出コイル13に診断用電流を通電したときに当該検出コイル13の端子間に電圧が発生するので、ステップS8で計測した検出コイル13の端子間電圧に基づいて、ステップS9で当該検出コイル13に異常が発生していないと判断し、ステップS10でNoと判定する。このように、検出コイル13及び14が共に正常な接続状態であると診断すると、作動判定処理を終了してトルク検出回路20によるトルク検出を開始する。
そして、EPS制御回路40のCPU42にて操舵補助制御処理が実行開始されると、トルク検出回路20から出力される操舵トルク信号に基づいて操舵補助指令値を演算する。このとき、車両が停止状態にあって、ステアリングホイールが操作されていない状態では、トーションバー3には捩れが発生せず、入力軸1と出力軸2とは相対回転しない。したがって、トルク検出回路20からは操舵トルク“0”の操舵トルク信号が出力されるため、EPS制御回路40で演算される操舵補助指令値も“0”となる。これにより、電動モータは停止状態を継続する。
この状態から車両が発進し、運転者による右方向への操舵操作が行われると、入力軸1と出力軸2との間を結合するトーションバー3に捩れが生じ、検出コイル13及び14のインダクタンスL13及びL14は、図4に示すように、インダクタンスL13が増加しインダクタンスL14が減少することになる。これにより、ブリッジ回路に交流電圧を印加したときの検出コイル13及び14の端子部に発生する交流電圧に差が生じ、トーションバー3の捩れ力に応じた操舵トルクが検出される。
そして、EPS制御回路40では、トルク検出回路20で検出された操舵トルクに基づいて操舵補助指令値が演算され、この操舵補助指令値に基づいて電動モータが駆動制御されることで、運転者の操舵負担を軽減するような操舵補助力が発生される。
一方、初期診断状態で予め検出コイル14に接触不良が発生している場合には、EPS制御回路40の作動判定器45の作動判定処理において、ステップS1でYesと判定してステップS2に移行し、電流発生信号Siを診断用電流発生器43に対して出力することにより経路1にて検出コイル14に診断用電流を流し込むが、検出コイル14に接触不良などの異常が発生していることから、ステップS3で計測した検出コイル14の端子間電圧に基づいて、ステップS4で当該検出コイル14に異常が発生していると判断する。したがって、ステップS5でYesと判定してステップS6に移行し、トルク検出回路20からの検出トルクの出力が禁止される。
ところで、電動パワーステアリング装置に適用される非接触トルクセンサでは、検出コイルとプリント配線基板とはハンダ付けなどで接続されるが、ハンダ付け不良など接続が確実になされていないと、検出コイルや抵抗体とプリント配線基板との間に接触抵抗が生じ、不正確なトルク信号が出力されてしまう。そこで、ブリッジ回路に印加した交流電圧の波形と、一対の検出コイル端子部に表れる交流電圧の差分の波形との位相差に基づいて、検出コイル抵抗の異常を検出するというものが知られている。
しかしながら、このようなトルクセンサにあっては、一対の検出コイルの交流差動出力から位相変動を監視する手法を適用しているため、一対の検出コイルとブリッジ回路との間のインピーダンスが同様に変動して差動出力が正常時と変わらないような不良モードでは、異常を検出することができない。また、異常を検出する際に非接触トルクセンサの作動を伴うため、予め接続不良に陥っている場合には未然に異常作動を回避することができない。
これに対して、本実施形態では、トルク検出回路の非作動時に、一対の検出コイルのうち、一方の検出コイルに対して診断用電流を流し込み、当該電流を流し込んだ検出コイルの端子間に発生する電圧を計測することで当該検出コイルの接続状態の良否診断を行うので、上述したような不良モードであっても確実に異常を検出することができる。また、トルク検出回路の非作動時に異常検出を行うため、予め接続不良に陥っている場合であっても未然に異常作動を回避することができる。
このように、上記第1の実施形態では、検出コイルに電流を通電したときの発生電圧に基づいて、検出コイルの接続状態を診断するので、一対の検出コイルとブリッジ回路との間のインピーダンスが同様に変動して差動出力が正常時と変わらないような不良モードであっても確実に異常を検出することができるなど、検出コイルとブリッジ回路との間の接合信頼性を確保することができる。
また、トルク検出回路に近接したEPS制御回路側から、検出コイルとブリッジ回路との間の接続状態を良否診断するので、非接触トルクセンサの非作動時に異常検出を行うことができ、予め接続不良に陥っている場合であっても未然に異常作動を回避することができる。
さらに、検出コイルとブリッジ回路との間をハンダ接合ではなくコネクタ接続とすることができ、いずれかのユニットに異常が発生した場合に部品交換が可能となると共に、組立工程におけるハンダ接合の工数を削減することができる。
また、一対の検出コイルのうち、一方の検出コイルに所定の診断用電流を流し込み、前記診断用電流を流した検出コイルの端子間電圧に基づいて、当該検出コイルの接続状態の良否診断を行うので、各検出コイルに発生している接触不良等の異常を適切に検出することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
この第2の実施形態は、検出コイル13又は14に診断用電圧を印加し、当該電圧を印加していない方の検出コイルの端子間に発生する励磁電圧に基づいて、検出コイル13及び14の接続状態の良否診断を行うようにしたものである。
すなわち、第2の実施形態のトルク検出回路及びEPS制御回路は、図7に示すように、図5に示す前述した第1の実施形態のEPS制御回路40において、診断用電流発生器43を検出コイル13又は14に印加する診断用電圧を発生する診断用電圧発生器46に置換したことを除いては図5と同様の構成を有するため、構成の異なる部分を中心に説明する。
診断用電圧発生器46は、作動判定器45から出力される電圧発生信号Svに応じて、経路1で検出コイル14に対して診断用電圧を印加したり、経路2で検出コイル13に対して診断用電圧を印加したりするようになっている。
図7において、接続状態診断器44、作動判定器45及び診断用電圧発生器46が異常検出手段に対応している。
図8は、第2の実施形態の作動判定器45で実行される作動判定処理手順を示すフローチャートである。先ず、ステップS21では、作動判定器45は、トルク検出回路20が非作動状態(初期診断状態、休止状態、テストモード等)であるか否かを判定し、作動状態であるときにはトルク検出回路20の作動判定を行わないものと判断してそのまま作動判定処理を終了し、非作動状態であるときにはステップS22に移行する。
ステップS22では、作動判定器45は、診断用電圧発生器46に対して電圧発生信号Svを出力し、経路1にて検出コイル14に診断用電圧を印加し、ステップS23に移行する。ここで、診断用電圧は、当該電圧を印加したときに発生する励磁電圧に基づいて検出コイルの作動判定が可能となる程度の電圧値に設定する。
ステップS23では、作動判定器45は、接続状態診断器44で経路4にて計測した検出コイル13の端子間の励磁電圧を読み込み、ステップS24に移行する。
ステップS24では、作動判定器45は、前記ステップS23で読み込んだ検出コイル13の端子間の励磁電圧に基づいて、検出コイル13及び14の接続状態を判定する。ここでは、計測した励磁電圧が所定電圧以上であるときに、検出コイル13及び14が接続状態であると判断する。
次にステップS25では、作動判定器45は、前記ステップS24の判定結果から検出コイル13及び14に異常が発生しているか否かを判定し、検出コイル13及び14に異常が発生しているときにはステップS26に移行して、トルク検出回路20による検出トルクの出力を禁止してから作動判定処理を終了する。一方、前記ステップS25で、検出コイル13及び14が接続状態であると判定したときには、そのまま作動判定処理を終了する。
次に、第2の実施形態における動作及び効果について説明する。
今、電動パワーステアリング装置が初期診断状態であり、トルク検出回路20が非作動状態であるものとすると、EPS制御回路40の作動判定器45の作動判定処理では、ステップS21でYesと判定し、トルク検出回路20の作動判定を行うものと判断してステップS22に移行して、電圧発生信号Svを診断用電圧発生器46に対して出力することにより経路1にて検出コイル14に診断用電圧を印加する。
このとき、検出コイル13及び14に接触不良などの異常が発生していないものとすると、検出コイル14に診断用電圧を印加することにより検出コイル13の端子間に励磁電圧が発生するため、ステップS23で計測した検出コイル13の端子間の励磁電圧に基づいて、ステップS24で検出コイル13及び14に異常が発生していないと判断され、ステップS25でNoと判定する。このように、検出コイル13及び14が共に正常な接続状態であると診断すると、作動判定処理を終了してトルク検出回路20によるトルク検出を開始する。
そして、EPS制御回路40のCPU42にて操舵補助制御処理が実行開始されると、トルク検出回路20からの操舵トルク信号に基づいて操舵補助指令値が演算され、その操舵補助指令値に基づいて電動モータが駆動制御される。このようにして、運転者の操舵負担を軽減するような操舵補助力が発生される。
一方、初期診断状態で予め検出コイル14に接触不良が発生している場合には、EPS制御回路40の作動判定器45の作動判定処理において、ステップS21でYesと判定してステップS22に移行し、電圧発生信号Svを診断用電圧発生器46に対して出力することにより経路1にて検出コイル14に診断用電圧を印加するが、検出コイル14に接触不良などの異常が発生していることから、検出コイル13の端子間に励磁電圧が発生せず、ステップS23で計測した検出コイル13の端子間の励磁電圧に基づいて、ステップS24で検出コイル13及び14に異常が発生していると判断する。したがって、ステップS25でYesと判定してステップS26に移行し、トルク検出回路20からの検出トルクの出力が禁止される。
このように、上記第2の実施形態では、一対の検出コイルのうち、一方の検出コイルに所定の診断用電圧を印加し、他方の検出コイルの端子間に発生する励磁電圧に基づいて、両検出コイルの接続状態の良否診断を行うので、短時間で両検出コイルの異常検出を行うことができ、初期診断時間を短縮して操舵補助制御が開始されるまでの時間を短縮することができる。
なお、上記第2の実施形態においては、検出コイル14に診断用電圧を印加したときに検出コイル13の端子間に発生する励磁電圧に基づいて、検出コイル13及び14の接続状態の良否診断を行う場合について説明したが、検出コイル13に診断用電圧を印加したときに検出コイル14の端子間に発生する励磁電圧に基づいて、検出コイル13及び14の接続状態の良否診断することもできる。
また、上記第2の実施形態においては、検出コイル14に診断用電圧を印加し、検出コイル13の端子間の励磁電圧に基づいて検出コイル13及び14の接続状態の良否診断を行った後、さらに検出コイル13に診断用電圧を印加し、検出コイル14の端子間の励磁電圧に基づいて検出コイル13及び14の接続状態の良否を二重的に診断することもできる。これにより、より確実に両検出コイルの異常検出を行うことができる。
なお、上記各実施形態においては、トルク検出回路20とEPS制御回路40とが近接して配置されている場合について説明したが、トルク検出回路20とEPS制御回路40とが一体基板で構成されている場合にも、本発明を適用可能である。
また、上記各実施形態においては、EPS制御回路40にトルク検出回路20の作動判定を行う作動判定器45をCPU43とは個別に設ける場合について説明したが、作動判定器45を削除しCPU43で作動判定処理を行うこともできる。
本発明の電動パワーステアリング装置の主要部を示す断面図である。 トルクセンサの構成を示す斜視図である。 センサシャフト部の表面の凸条と円筒部材の窓配置を説明する図である。 トルクセンサの大きさと2つの検出コイルのインダクタンスの変化を説明する図である。 第1の実施形態のトルク検出回路及びEPS制御回路のブロック図である。 第1の実施形態の作動判定処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態のトルク検出回路及びEPS制御回路のブロック図である。 第2の実施形態の作動判定処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…入力軸、2…出力軸、3…トーションバー、7…ウォームホイール、8…ウォーム、11…センサシャフト、12…円筒部材、13,14…検出コイル、20…トルク検出回路、21…発振部、22…電流増幅部、23…メイン増幅・全波整流部、24…サブ増幅・全波整流部、26…メイン平滑・中立調整部、24…サブ平滑・中立調整部、28…ノイズフィルタ、40…EPS制御回路、41…トルクセンサI/F、42…CPU、43…診断用電流発生器、44…接続状態診断器、45…作動判定器、46…診断用電圧発生器、R1,R2…抵抗

Claims (4)

  1. 回転軸に生じたトルクに応じて互いに逆方向にインピーダンスが変化する一対の検出コイルのそれぞれと、一対の抵抗体のそれぞれとを個別に直列接続したブリッジ回路に交流電圧を印加し、前記一対の検出コイルの端子部に表れる交流電圧の差分に基づいて操舵トルクを検出するトルクセンサと、操舵系に運転者の操舵負担を軽減する操舵補助力を付与する電動モータと、少なくとも前記トルクセンサで検出した操舵トルクに基づいて前記電動モータを駆動制御する制御手段とを備える電動パワーステアリング装置であって、
    前記トルクセンサの非作動時に、前記検出コイルに対して電流を通電又は電圧を印加したときに前記検出コイルの端子間に発生する電圧に基づいて、前記検出コイルの接続状態を診断する異常検出手段を備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記異常検出手段は、前記一対の検出コイルのうち、一方の検出コイルに対して所定電流を通電し、前記所定電流を通電した検出コイルに発生する端子間電圧に基づいて、当該検出コイルの接続状態を診断することを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記異常検出手段は、前記一対の検出コイルのうち、一方の検出コイルに対して所定電圧を印加し、他方の検出コイルの端子間に発生する励磁電圧に基づいて、両検出コイルの接続状態を診断することを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記異常検出手段は、前記一対の検出コイルのうち、一方の検出コイルに対して所定電圧を印加し、他方の検出コイルの端子間に発生する励磁電圧に基づいて、両検出コイルの接続状態を診断した後、前記他方の検出コイルに対して所定電圧を印加し、前記一方の検出コイルの端子間に発生する励磁電圧に基づいて、両検出コイルの接続状態を二重的に診断することを特徴とする請求項3に記載の電動パワーステアリング装置。
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