JP2009220752A - 車両用シートスライドレール及びシートスライドレール用モール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スライドレール1,2,3は、アッパーレール12(14)に当接または近接するとともに、各上壁部11e及び開口部11aを被覆するモール20を有する。該モール20は、上壁部11eの上方に位置する基部21と、基部21の開口部11aの側端に位置する部位から、アッパーレール12(14)に当接または近接するように該アッパーレール12(14)に向けて突設された片部22とを有している。該片部22は、アッパーレール12(14)との当接により弾性変形可能な樹脂材で構成されるとともに、基部21と連結される基端部24及び、該基端部24に連結されて該基端部24よりも下方に肉厚に構成された肉厚部25を備えることを特徴とする。
【選択図】図6
Description
図1に示すように、スライドレール1〜3(車両用シートスライドレール)は長手方向(A方向)の長さが異なり、車幅方向(B方向)の車室内側壁W側に配設されるスライドレール2はセカンドシート100A(車両用シート)のみを、スライドレール3はサードシート100B(車両用シート)のみを移動自在とする。しかし、車室内側壁W側とは反対側に配設されるスライドレール1はセカンドシート100Aのみではなくサードシート100Bも移動自在とするロングスライドレールであり、スライドレール2よりも車両後方に、そしてスライドレール3よりも車両前方に長く延在している。
<セカンドシート100Aの構成>
図2に示すように、セカンドシート100Aは、座部を構成するシートクッション110Aと、背もたれ部を構成するシートバック120Aとを有する。シートクッション110Aはその下面の両側端で車床Fに配設されたスライドレール1,2とそれぞれ係合する。該スライドレール1,2は、車床Fに互いに平行に固定される一対のロアレール11と、シートクッション110Aの下面の両側端に連結される各ロアレール11にそれぞれ摺動自在に組み付けられる一対のアッパーレール12とを有する。ロアレール11は車両前後方向(A方向)に延在する長尺状をなし、その上面部11Aに長手方向(A方向)に延在する開口部11aを備えている。また、アッパーレール12も車両前後方向(A方向)に延在する長尺状をなしている。また、該スライドレール1,2は、ロアレール11に対してアッパーレール12を所定の位置で固定保持するロック機構(図略)を有する。
図3に示すように、サードシート100Bは、セカンドシートとは異なり、横跳ね収納式車両シートである。該サードシート100Bは、座部を構成するシートクッション110Bと、該シートクッション110Bの後方にリクライニング自在に連係されるとともに背もたれ部を構成するシートバック120Bとを有する。シートクッション110Aは車室内側壁W側の側端部が回動自在にブラケット(図略)に結合されており、スライドレール3のアッパーレール12に固定されている。該アッパーレール12はスライドレール3のロアレール11に摺動自在に組みつけられている。また、シートクッション110Bの車室内側壁W側とは反対側の側端部は、その下面に設けられたシートレッグ130Bを介してスライドレール1のアッパーレール14に着脱自在に係合されている。シートレッグ130Bの下端にはそれぞれストライカ140Bが設けられており、アッパーレール14内に配設されたロック装置(図略)のロック部材14b(図5参照)により該ストライカ140Bが固定される。
スライドレール2〜3は、スライドレール1のセカンドシート100A移動部分と同様であるため、その詳細構成の説明は割愛し、スライドレール1についてのみ詳細に説明する。
同図に示すように、ロアレール11は、平面状の底壁部11bと、該底壁部11bに略垂直である一対の側壁部11dを有しており、全体として断面が車両上下方向(C方向)の中心軸Oに対して対称な略U字状に形成されている。
アッパーレール12(14)は、セカンドシート100A(サードシート100B)に連係されるとともに、前記一対の上壁部11eにより形成される開口部11aに挿入されて前記ロアレール11に対して移動自在に組みつけられている。
図4,6に示すように、一対のモール20は、断面視で車両上下方向(C方向)の中心軸Oに対して対称である。そして、ロアレール11の上面部11A、すなわちロアレール11の上壁部11e及び開口部11aの上方に配設されている。該一対のモール20は、その間においてアッパーレール12,14が挿通される、幅がD2であるとともにロアレール11の長手方向(A方向)に延在するスリット20aを断面視で開口部11aの中心軸O上に形成している。すなわち、アッパーレール12,14は、モール20のスリット20aとロアレール11の開口部11aとに挿入された状態となっている。該モール20は、ロアレール11の側壁部11dと略平行である基部21と、該基部21に略垂直である挟持部23を有しており、全体として断面が略T字状に形成されている。
各シート100A,100Bの各M1,M2領域におけるモール20の状態を説明する。
上記構成により、以下の作用効果が得られる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
2 スライドレール(車両用シートスライドレール)
3 スライドレール(車両用シートスライドレール)
11 ロアレール
11A 上面部
11a 開口部
11e 上壁部
12 アッパーレール
14 アーパーレール
20 モール
21 基部
22 片部
24 基端部
25 肉厚部
100A セカンドシート(車両用シート)
100B サードシート(車両用シート)
F 車床
Claims (7)
- 車床に配設され、対向形成された一対の上壁部とそれら上壁部間に直線状に延在する開口部とを上面部に備えるロアレールと、
車両用シートに連係されるとともに、前記開口部に挿入されて前記ロアレールに対して移動自在に組みつけられるアッパーレールと、
前記アッパーレールに当接または近接するとともに、前記各上壁部及び前記開口部を被覆する車両用シートスライドレール用モールとを有する車両用シートスライドレールにおいて、
前記車両用シートスライドレール用モールは、前記上壁部の上方に位置する基部と、
前記基部の前記開口部の側端に位置する部位から、前記アッパーレールに当接または近接するように該アッパーレールに向けて突設された片部とを有しており、
前記片部は、前記アッパーレールとの当接により弾性変形可能な樹脂材で構成されるとともに、前記基部と連結される基端部及び、該基端部に連結されて該基端部よりも下方に肉厚に構成された肉厚部を備えることを特徴とする車両用シートスライドレール。 - 前記片部の前記肉厚部の下面が、該片部の先端から前記基端部に向かって下方に突状に湾曲した曲面をなすことを特徴とする、請求項1に記載の車両用シートスライドレール。
- 前記片部の前記肉厚部は、前記基端部の下面先端縁から前記アッパーレールに向けて斜め下方に延在する斜面を有しており、該斜面から下方に突出するとともに前記基部または前記上壁部の前記開口部の周縁に近接するように構成された突出部を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の車両用シートスライドレール。
- 前記片部の前記肉厚部の下面において、前記曲面は所定の曲率半径で曲形されており、前記斜面の下方端は、該曲率半径の延長線の上方に位置することを特徴とする、請求項3に記載の車両用シートスライドレール。
- 前記肉厚部の先端が尖鋭状をなすとともに、前記肉厚部はその先端から前記基端部の方向に漸次肉厚に変化することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用シートスライドレール。
- 前記アッパーレールの移動方向に対して交差する方向に沿った断面視で、前記モールは、前記開口部の車両上下方向の中心軸に対して対称である一対の部材であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに1項に記載の車両用シートスライドレール。
- 車床に配設されたロアレールがその上面部に備える対向形成された一対の上壁部の上方に位置する基部と、
前記ロアレールの上壁部の外側端から下方に折り曲げられた側壁部に当接するように前記基部から下方に突出する保持部と、
前記基部における前記上壁部間に直線状に延在する開口部の側端に位置する部位から、前記開口部に挿入されて前記ロアレールに対して移動自在に組みつけられるアッパーレールに当接または近接するように、該アッパーレールに向けて突設された片部とを有するシートスライドレール用モールにおいて、
前記片部は、前記アッパーレールとの当接により弾性変形可能な樹脂材で構成されるとともに、前記基部と連結される基端部及び、該基端部に連結されて該基端部よりも下方に肉厚に構成された肉厚部を備えることを特徴とするシートスライドレール用モール。
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