JP2012081785A - 内装トリム - Google Patents

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Abstract

【課題】内装トリム本体の折曲壁の端部と、折曲壁側の意匠部材の一端部との突合せ部に隙間や段差が生じることを回避して外観品質を向上させることができる内装トリムを提供する。
【解決手段】内装トリム本体5と意匠部材8を備え、内装トリム本体5は、取り付け壁9と折曲壁10を備え、意匠部材8の一端部8Mは折曲壁10の端部10Jに突き合わされ、取り付け壁9の係合孔31に係合する係合爪21が意匠部材8の一端部8Mに形成され、係合爪21は、意匠部材8の端縁8M1よりも内側から意匠面の裏側に突出するとともに、係合爪21の付け根と端縁8M1との間の端部部分8M2に対して鋭角に傾斜し、係合爪21と端部部分8M2で取り付け壁9の一端部9Mを挟持し、意匠部材8の端部部分8M2の裏面に逃げ部19が形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、
内装トリム本体と、前記内装トリム本体に取り付けられる意匠部材とを備え、
前記内装トリム本体は、前記意匠部材が取り付けられる取り付け壁と、前記取り付け壁に対して折曲した折曲壁とを備え、
前記折曲壁側の前記意匠部材の一端部は前記意匠部材の残部に対して折曲して前記折曲壁の端部に突き合わされ、
前記折曲壁側の前記取り付け壁の一端部に係合孔が形成され、
前記係合孔に係合する係合爪が前記意匠部材の一端部に形成され、
前記係合爪は、前記意匠部材の一端部の端縁よりも内側から意匠面の裏側に突出するとともに、前記係合爪の付け根と前記端縁との間の端部部分に対して鋭角に傾斜し、
前記係合爪が前記係合孔に挿入されて、前記係合爪と前記端部部分とで前記取り付け壁の一端部を挟持する車両用の内装トリムに関する。
この種の内装トリムにおいては、内装トリム本体の折曲壁の端部と、折曲壁側の意匠部材の一端部とを突き合わせて前記折曲壁と意匠部材の連結部の見栄えをよくしている。
従来、上記の内装トリムでは、意匠部材の係合爪の付け根と意匠部材の一端部の端縁との間の端部部分は意匠部材の残部と同一の均一な肉厚に設定してあった(特許文献1参照)。
特開2002−172982号公報
上記従来の構造によれば、意匠部材の係合爪の付け根と意匠部材の一端部の端縁との間の端部部分は意匠部材の残部と同一の均一な肉厚に設定してあったために、例えば、前記意匠部材全体が設計値よりも小さく成形された場合、前記取り付け壁の一端部が前記係合爪と前記意匠部材の端部部分との間にうまく収まらず、内装トリム本体の折曲壁の端部と意匠部材の一端部との突き合せ部に隙間や段差が生じて突き合わせ部の外観品質が低下する虞があった。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、内装トリム本体の折曲壁の端部と、折曲壁側の意匠部材の一端部との突き合せ部に隙間や段差が生じることを回避できて外観品質を向上させることができる内装トリムを提供する点にある。
本発明の特徴は、
内装トリム本体と、前記内装トリム本体に取り付けられる意匠部材とを備え、
前記内装トリム本体は、前記意匠部材が取り付けられる取り付け壁と、前記取り付け壁に対して折曲した折曲壁とを備え、
前記折曲壁側の前記意匠部材の一端部は前記意匠部材の残部に対して折曲して前記折曲壁の端部に突き合わされ、
前記折曲壁側の前記取り付け壁の一端部に係合孔が形成され、
前記係合孔に係合する係合爪が前記意匠部材の一端部に形成され、
前記係合爪は、前記意匠部材の一端部の端縁よりも内側から意匠面の裏側に突出するとともに、前記係合爪の付け根と前記端縁との間の端部部分に対して鋭角に傾斜し、
前記係合爪が前記係合孔に挿入されて、前記係合爪と前記端部部分とで前記取り付け壁の一端部を挟持する車両用の内装トリムであって、
前記意匠部材の端部部分の裏面に、前記取り付け壁の一端部との干渉を回避する逃げ部が形成されて、前記逃げ部の逃げ面が周囲の前記意匠部材の裏面よりも前記意匠部材の意匠面側に位置している点にある。(請求項1)
この構成によれば、意匠部材の係合爪の付け根と意匠部材の一端部の端縁との間の端部部分の裏面に、前記取り付け壁の一端部との干渉を回避する逃げ部が形成されて、前記逃げ部の逃げ面が周囲の前記意匠部材の裏面よりも前記意匠部材の意匠面側に位置しているから、前記係合爪と前記端部部分が成す前記鋭角の角度が目標値よりも小さくなる状態に係止爪が成形されていても、前記係合爪と前記端部部分とで内装トリム本体の取り付け壁の一端部を円滑に挟持することができる。
その結果、内装トリム本体の折曲壁の端部と、折曲壁側の意匠部材の一端部との突き合せ部に隙間や段差が生じることを回避できて前記突き合わせ部の外観品質を向上させることができる。
例えば、係合爪の付け根の肉厚が厚いとヒケが発生して外観品質が低下するが、上記の構成によれば、前記意匠部材の端部部分の裏面に前記逃げ部が形成されているから、係合爪の付け根の肉厚を薄くすることができてヒケの発生を回避することができ、外観品質をより向上させることができる。しかも、係合爪の周りのスペースを広くすることができ、スライド型を用いて成形する際にスライド型を円滑に抜くことができて、係合爪とその周辺の形状精度を向上させることができる。(請求項1)
前記逃げ面は前記意匠部材の一端部の端縁側ほど前記意匠面側に位置する傾斜面に形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
前記係合爪と前記端部部分との間に前記取り付け壁の一端部を受け入れやすくすることができ、前記意匠部材の端部部分の裏面と、内装トリム本体の取り付け壁の一端部との干渉をより確実に回避することができる。
また、係合爪の付け根側の前記端部部分の肉厚が薄くなりすぎるのを回避できて、逃げ部を形成したことによる意匠部材の端部部分の強度の低下を抑制することができる。(請求項2)
本発明において、
前記逃げ面は前記意匠部材の一端部の端縁側ほど幅広に形成されていると、次の作用を
奏することができる。(請求項3)
前記係合爪と前記端部部分との間に前記取り付け壁の一端部を受け入れやすくすることができ、前記意匠部材の端部部分の裏面と、内装トリム本体の取り付け壁の一端部との干渉をより確実に回避することができる。(請求項3)
本発明において、
前記内装トリム本体はドアトリム本体であり、
前記ドアトリム本体にアームレストが形成され、
前記アームレストは、前記ドアトリム本体から車室内側に膨出するアームレスト本体と、前記アームレスト本体の上壁に取り付けられて前記上壁を上方から覆うアームレストベゼルとから成り、
前記取り付け壁は前記アームレスト本体の上壁であり、
前記折曲壁は前記アームレスト本体の前壁であり、
前記意匠部材はアームレストベゼルであると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
アームレスト本体の前壁の上端部とアームレストベゼルの前端部との突き合せ部に隙間や段差が生じることを回避できてドアトリムの外観品質を向上させることができる。
また、アームレストベゼルの端部部分(アームレストベゼルの係合爪の付け根とアームレストベゼルの前端部の端縁(前端縁)との間の端部部分)の裏面に、アームレスト本体の上壁の前端部との干渉を回避する逃げ部が形成されたことで、アームレストベゼルの係合爪の周りのスペースを広くすることができる。その結果、スライド型を用いて成形する際にスライド型を円滑に抜くことができて、係合爪とその周辺の形状精度を向上させることができる。
例えば、前記係合爪の付け根の肉厚が厚いとヒケが発生して外観品質が低下するが、上記の構成によれば、前記アームレストベゼルの端部部分の裏面に前記逃げ部が形成されているから、係合爪の付け根の肉厚を薄くすることができてヒケの発生を回避することができ、外観品質をより向上させることができる。しかも、係合爪の周りのスペースを広くすることができ、スライド型を円滑に抜くことができて、係合爪とその周辺の形状精度を向上させることができる。(請求項4)
本発明によれば、
内装トリム本体の折曲壁の端部と、折曲壁側の意匠部材の一端部との突き合せ部に隙間や段差が生じることを回避して外観品質を向上させることができる内装トリムを提供することができた。
サイドドアを車室内側から見た斜視図 斜め上方から見たアームレストベゼル(意匠部材)の斜視図 斜め下方から見たアームレストベゼル(意匠部材)の斜視図 アームレストベゼルとアームレスト本体を示す分解斜視図 第1係合爪と第1係合孔、及び第3係合爪と係合溝の係合構造を示す縦断側面図 第2係合爪と第2係合孔の係合構造を示す縦断正面図であり、図2のA−A断面図 第1係合爪と第2係合爪を下方から見た斜視図 第1係合爪と第2係合爪を車室内側の下方(斜め下方)から見た斜視図 第1係合爪と第2係合爪を車室外側の下方(斜め下方)から見た斜視図
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に、自動車の車体の側部に開閉自在に設けられる右側のフロントサイドドア100(以下、「ドア」と略称する)を示してある。このドア100は、窓用開口50が上部に形成されたドアパネル1と、窓用開口50の下方のドアパネル1を車室内側W1から覆う樹脂製のドアトリム2(内装トリムに相当)とを備えている。ドアパネル1の窓用開口50には昇降可能なウインドガラス51が配置されている。
ドアパネル1はアウタパネルとインナパネルから成る。アウタパネルとインナパネルは周縁部同士が接合され、前記周縁部よりも径方向内方側のパネル部分同士が互いに間隔を空けて対向している。ドアトリム2は意匠面の裏側に設けられた複数のクリップでインナパネルに取り付けられている。
[アームレスト6の構造]
図1,図4に示すように、ドアトリム本体5(内装トリム本体に相当)に車室内側W1に張り出して乗員の腕を載せるアームレスト6が形成されている。アームレスト6は、ドアトリム本体5から車室内側W1に膨出するアームレスト本体7と、アームレスト本体7の上壁9(取り付け壁に相当)に取り付けられて上壁9を上方から覆うアームレストベゼル8(意匠部材に相当)とから成る。
[アームレスト本体7の構造]
前記アームレスト本体7の上壁9は車両前後方向に長く形成されている。アームレスト本体7は、前記上壁9と前壁10と(折曲壁に相当)側壁11と底壁12を備えている。前壁10は上壁9に対して下方に折曲し、上壁9の前端部9M(折曲壁側の取り付け壁の一端部に相当)から下方に延びている。また、側壁11は上壁9の車室内側W1の側部から下方に延び、底壁12は、アームレスト本体7から車室内側W1に張り出して側壁11の下端部に連なっている。
上壁9の前半部と長手方向中間部にはドア前後方向に長い長方形状の前後一対の大きな開口9K1が形成され、後端部に複数の長方形状の小さな開口9K2が形成されている。また、上壁9の前端部9Mに、アームレスト6の幅方向に長いスリット状の第1係合孔31が形成され、上壁9の車室内側W1の側部に複数の第2係合孔32と切り欠き42が形成され、上壁9の後端部9Uに係合溝33が形成されている。
前記係合溝33はアームレスト本体7の長手方向で対向する一対の壁部33Aを上壁9に立設して構成されている。前記複数の第2係合孔32と切り欠き42は、前記上壁9の前端部9Mから後端部9Uにわたって上壁9の長手方向(ドア前後方向)に所定の間隔を空けて並んでいる。切り欠き42は2個形成され、第2係合孔32よりも前方(ドア前方側)に位置している。前記底壁12は車室内側W1ほど上方に位置するように傾斜している。
上記のように、ドアトリム2は、ドアトリム本体5(内装トリム本体)と、ドアトリム本体5に取り付けられるアームレストベゼル8(意匠部材)とを備え、ドアトリム本体5は、アームレストベゼル8が取り付けられる上壁9(取り付け壁)と、上壁9に対して折曲した前壁10(折曲壁)とを備えている。
[アームレストベゼル8の構造]
図2,図3に示すように、アームレストベゼル8は車両前後方向(ドア前後方向)に長い平面視長方形状に形成され、車室内側W1の側部に下方に延びるフランジ8Fが連設されている。図6に示すように、フランジ8Fの下端部はアームレスト本体7の上壁9(詳しくは上壁9の側部に形成された段差面)に載置されている。図2,図5に示すように、アームレストベゼル8の前端部8Mはアームレストベゼル8の残部8Nに対して円弧状に下方に折曲してアームレスト本体7の前壁10の上端部10J(折曲壁の端部に相当)に突き合わされている。
そして、図4,図5,図7〜図9に示すように、アームレストベゼル8の前端部8M(意匠部材の一端部に相当)から下方に第1係合爪21が突出し、前記フランジ8Fから下方に複数の第2係合爪22が下方に突出し(図6参照)、図3,図5に示すように、後端部8Gから第3係合爪23が下方に突出している。第3係合爪23はアームレストベゼル8の車室外側W2の側部側に位置している。また、図2,図3に示すように、前記複数の第2係合爪22は、アームレストベゼル8の前端部8Mから後端部にわたってアームレストベゼル8の長手方向(ドア前後方向、車両前後方向)に所定の間隔を空けて並んでいる。
前記第1係合爪21はアームレスト本体7の上壁9に形成された第1係合孔31に係合し(図5参照)、前記第2係合爪22は前記上壁9に形成された第2係合孔32や切り欠き42に係合し(図6参照)、前記第3係合爪23は前記上壁9に形成された係合溝33に係合する(図5参照)。
図7〜図9に示すように、第1係合爪21は、背部をリブ13で支持された長方形状の縦壁14の中央部に、アームレストベゼル8の前方側に突出する下窄まり三角凸部状の爪部15を形成して構成されている。爪部15の左右両側と上側には爪部15の表裏方向への弾性変形を許すスリット16が形成されている。
第2係合爪22は第1係合爪21とほぼ同一の構造に構成され、背部を複数のリブ13で支持された長方形状の縦壁14の中央部に、車室内側W1に突出する下窄まり三角凸部状の爪部15を形成して構成されている。爪部15の左右両側と上側には爪部15の表裏方向への弾性変形を許すスリット16が形成されている。
図3,図5に示すように、第3係合爪23は背部を複数のリブ13で支持された長方形状の縦壁14で構成されている。縦壁14の壁面はアームレスト6の幅方向を向き、縦壁14の前後両端部が係合溝33にアームレスト6の長手方向で係合する。第1係合爪21や第2係合爪22とは異なり第3係合爪23にはスリットは形成されず、第3係合爪23の剛性が第1係合爪21や第2係合爪22の剛性よりも強く設定されている。
図5に示すように、前記第1係合爪21は、アームレストベゼル8の前端縁8M1(前端部8Mの端縁)よりも内側から意匠面8Lの裏側に突出するとともに、第1係合爪21の付け根と前記前端縁8M1との間の端部部分8M2に対して鋭角に傾斜している。第1係合爪21は第1係合孔31に挿入されて、第1係合爪21と前記端部部分8M2とでアームレスト本体7の上壁9の前端部9Mを挟持する。
また、図5,図7〜図9に示すように、前記端部部分8M2の裏面に前記上壁9の前端部9Mとの干渉を回避する凹部状の逃げ部19が形成されて、逃げ部19の逃げ面19Mが周囲のアームレストベゼル8の裏面8Uよりもアームレストベゼル8の意匠面8L側に位置している。従って、逃げ部19が形成された端部部分8M2が周囲の端部部分8M2よりも薄肉になっている。逃げ部19は前記端部部分8M2の両側部間に形成されている。つまり、前記端部部分8M2のうち、第1係合爪21に対向する部分であって、第1係合爪21よりも少し幅広の部分にだけ逃げ部19が形成されている。これにより、後述のように、第1係合爪21と前記端部部分8M2とでアームレスト本体7の上壁9の前端部9Mを円滑に挟持することができる構造でありながら、例えば前記端部部分8M2の全幅にわたって逃げ部19が形成された場合に比べて、前記端部部分8M2の剛性を向上させることができる。
前記逃げ面19Mは、アームレストベゼル8の前端縁8M1側ほど前記意匠面8L側に位置する扁平な傾斜面に形成されるとともに、前記前端縁8M1側ほど幅広に形成されている。第1係合爪21の挟持面21K(図5参照)は傾斜面に形成されて、前記挟持面21Kと逃げ面19Mとの間隔が前記前端縁8M1に対応する側ほど広くなっている。これにより、上壁9の前端部9Mを挟持面21Kと逃げ面19Mの間に受け入れやすくすることができる。
図1〜図4に示すように、前記アームレストベゼル8の長手方向中間部に、ドア50を開閉する際に乗員24が把持する逃げ部状のプルハンドル18が形成されている。このプルハンドル18は、アームレストベゼル8の長手方向中間部を下方に凹ませて形成され、平面視で車室内側W1から車室外側W2に向かって広がる台形状に形成された周壁17と、周壁17の下端部同士を連結する底壁12とを備えている。
プルハンドル18の前方側のアームレストベゼル8の前半部には、ドアロックや電動開閉式ウインドウを操作するためのスイッチアセンブリ用の複数の開口8Kが形成されている。そして、スクリュー孔8Hを備えた複数のボス8Bが、前記前半部の下面とプルハンドル18の底壁12の下面から下方に突出するとともに、プルハンドル18の前後方向両側と上壁9の前端部9Mから車室外側W2に突出している。
[アームレストベゼル8のアームレスト本体7への取り付け方法]
(1) アームレストベゼル8の第1係合爪21をアームレスト本体7の上壁9の第1係合孔31に挿入した後に、第1係合爪21付近を回転中心としてアームレストベゼル8を下方に回転させる。
(2) この回転に伴って、アームレストベゼル8の第2係合爪22をアームレスト本体7の上壁9の第2係合孔32や切り欠き42に順次係合させる。
(3) 最後にアームレストベゼル8の第3係合爪23をアームレスト本体7の上壁9の係合溝33に挿入係合させる。
アームレスト本体7の上壁9に対するアームレストベゼル8の車両前後方向の位置決めは、剛性を備えた第3係合爪23と係合溝33を係合させることで行っている。これにより、乗員の目線から近いアームレストベゼル8の後端部8Gとアームレスト本体7の上壁9との見切りを綺麗に見せている。
従って、車両前方部の見切りを規制する第1係合爪21と第1係合孔31の間には、アームレスト6の長手方向(車両前後方向)に発生する寸法公差を吸収すべく、隙S(図5参照)が形成されている。
また、アームレスト6の長手方向に発生する寸法公差は、第1係合爪21やその周辺部が撓むことにより吸収される。これにより、アームレストベゼル8の前端部8Mとアームレスト本体7の前壁10との段差が極端に大きくなったり小さくなったりするのを防ぎ、アームレスト本体7の前壁10とアームレストベゼル8の意匠面8Lがほぼ連続しているような自然な外観を与えることができる。
上記の構成によれば、
アームレストベゼル8の第1係合爪21の付け根とアームレストベゼル8の前端部8Mの端縁8M1(前端縁8M1)との間の端部部分8M2の裏面に、アームレスト本体7の上壁9の前端部9Mとの干渉を回避する逃げ部19が形成されて、逃げ部19の逃げ面19Mが周囲のアームレストベゼル8の裏面8Uよりもアームレストベゼル8の意匠面8L側に位置しているから、第1係合爪21と前記端部部分8M2が成す前記鋭角の角度が目標値よりも小さくなる状態に第1係合爪21が成形されていても、第1係合爪21と前記端部部分8M2とでアームレスト本体7の上壁9の前端部9Mを円滑に挟持することができる。
その結果、アームレスト本体7の前壁10の上端部10Jと、前壁10側のアームレストベゼル8の前端部8Mとの突き合せ部に隙間や段差が生じることを回避できて前記突き合わせ部の外観品質を向上させることができる。
例えば、第1係合爪21の付け根の肉厚が厚いとヒケが発生して外観品質が低下するが、上記の構成によれば、前記アームレストベゼル8の端部部分8M2の裏面に前記逃げ部19が形成されているから、第1係合爪21の付け根の肉厚を薄くすることができてヒケの発生を回避することができ、外観品質をより向上させることができる。しかも、第1係合爪21の周りのスペースを広くすることができ、スライド型を用いて成形する際にスライド型を円滑に抜くことができて、第1係合爪21とその周辺の形状精度を向上させることができる。
5 内装トリム本体(ドアトリム本体)
7 アームレスト本体
8 意匠部材(アームレストベゼル)
8L 意匠部材の意匠面
8M 意匠部材の一端部(前端部、折曲壁側の前記意匠部材の一端部)
8M1 意匠部材の一端部の端縁
8M2 端部部分
8N 意匠部材の残部
8U 意匠部材の裏面
9 上壁(取り付け壁)
9M 折曲壁側の取り付け壁の一端部(上壁の前端部)
10 前壁(折曲壁)
10J 折曲壁の端部(前壁の上端部)
19 逃げ部
19M 逃げ面
21 係合爪(第1係合爪)
31 係合孔(第1係合孔)

Claims (4)

  1. 内装トリム本体と、前記内装トリム本体に取り付けられる意匠部材とを備え、
    前記内装トリム本体は、前記意匠部材が取り付けられる取り付け壁と、前記取り付け壁に対して折曲した折曲壁とを備え、
    前記折曲壁側の前記意匠部材の一端部は前記意匠部材の残部に対して折曲して前記折曲壁の端部に突き合わされ、
    前記折曲壁側の前記取り付け壁の一端部に係合孔が形成され、
    前記係合孔に係合する係合爪が前記意匠部材の一端部に形成され、
    前記係合爪は、前記意匠部材の一端部の端縁よりも内側から意匠面の裏側に突出するとともに、前記係合爪の付け根と前記端縁との間の端部部分に対して鋭角に傾斜し、
    前記係合爪が前記係合孔に挿入されて、前記係合爪と前記端部部分とで前記取り付け壁の一端部を挟持する車両用の内装トリムであって、
    前記意匠部材の端部部分の裏面に、前記取り付け壁の一端部との干渉を回避する逃げ部が形成されて、前記逃げ部の逃げ面が周囲の前記意匠部材の裏面よりも前記意匠部材の意匠面側に位置している車両用の内装トリム。
  2. 前記逃げ面は前記意匠部材の一端部の端縁側ほど前記意匠面側に位置する傾斜面に形成されている請求項1記載の車両用の内装トリム。
  3. 前記逃げ面は前記意匠部材の一端部の端縁側ほど幅広に形成されている請求項1又は2記載の車両用の内装トリム。
  4. 前記内装トリム本体はドアトリム本体であり、
    前記ドアトリム本体にアームレストが形成され、
    前記アームレストは、前記ドアトリム本体から車室内側に膨出するアームレスト本体と、前記アームレスト本体の上壁に取り付けられて前記上壁を上方から覆うアームレストベゼルとから成り、
    前記取り付け壁は前記アームレスト本体の上壁であり、
    前記折曲壁は前記アームレスト本体の前壁であり、
    前記意匠部材はアームレストベゼルである請求項1〜3のいずれか一つに記載の車両用の内装トリム。
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