JP2006299525A - 振動防止用弾性体 - Google Patents

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JP2006299525A
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Chisato Karashima
智聡 辛島
Fumiyasu Miura
文靖 三浦
Shinji Koyama
真司 小山
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Abstract


【課題】 スライドドアの車体外方へのばたつきを防ぐことのできる振動防止用弾性体を提供することを目的とする。
【解決手段】 車両1のドア開口部21には、制振部材7がブラケット6を介して取り付けられている。制振部材7は合成ゴムによって一体に形成され、ブラケット6に取り付けられる基部71と、基部71上に立設された複数の当接片73を有している。各々の当接片73は撓み可能で、前方へと延びており、スライドドア3が閉戸状態にある時、スライドドア3の後方斜面32に当接して、その間の摩擦力により、スライドドア3の車体外方へのばたつきを防止する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両のスライドドアが車体外方にばたつくことを防ぐ振動防止用弾性体に関する。
車体のスライドレールに取り付けられたドアストッパに関する従来技術があった(例えば、特許文献1参照)。この従来技術によるドアストッパは合成ゴムによって形成され、車両のスライドドアを閉戸状態にするために、勢いをつけて移動させた場合に、その閉戸位置においてスライドドアと当接することにより、ドアが車体に衝突することを防ぐとともに、スライドドアが車体の内方へ向けて振動することをも防止している。
車両には、走行する路面の性状により発生する様々な振動モードがあり、これらが伝播して、車両ドアにも振動が発生することがあった。また、それに加えて、走行時の車両の周囲に気圧変化も起こり、車両ドアには車体側方に向けた力が働き、これが車両ドアのばたつき現象となって現れることが多い。特に、スライドドア後方は、ドアロック部以外に車体に対する固定部がなく、当該現象が顕著であった。上述した従来技術によるドアストッパは、スライドドアに対して車体内側において当接することで、ドアの車体内方へのばたつきを防ぐことが可能であり、有用性の高いものであった。
特開2004−353183公報(第3図)
しかしながら、この従来技術によるドアストッパは、ドアに対してその車体外側において係合するものではなく、車体外方へのばたつき(振動)に対しては無力であって、この課題解決に対しては、新たな手立てを必要としている。本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、スライドドアの車体外方へのばたつきを防ぐことのできる振動防止用弾性体を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、車両のスライドドアおよび車体のうちの一側に取り付けられ、前記スライドドアを閉状態とした時、前記車両のスライドドアおよび前記車体のうちの他側と当接して、前記スライドドアの前記車体外方への移動を防ぐことを特徴とする振動防止用弾性体とした。
請求項2の発明は、前記車両のスライドドアおよび前記車体のうちの一側に取り付けられる基部と、この基部上に立設され、前記スライドドアを閉状態とした時、前記車両のスライドドアおよび前記車体のうちの他側に対して当接する複数の可撓片とを備えたことを特徴とする請求項1記載の振動防止用弾性体とした。
請求項3の発明は、前記可撓片には、各々その長さ方向に対して、斜めの切込みが形成されていることを特徴とする請求項2記載の振動防止用弾性体とした。
<請求項1の発明>
振動防止用弾性体は、車両のスライドドアおよび車体のうちの一側に取り付けられ、スライドドアを閉状態とした時、車両のスライドドアおよび車体のうちの他側と当接して、スライドドアの車体外方への移動を防ぐことにより、同方向へのばたつきを防止することができる。
<請求項2の発明>
振動防止用弾性体は、基部上に立設され、スライドドアを閉状態とした時、車両のスライドドアおよび車体のうちの他側に対して当接する複数の可撓片を備えたことにより、これによってスライドドアの車体外方へのばたつきを防止するとともに、可撓片が撓みやすいため、スライドドア等の部品精度にばらつきがあっても、ドアの閉まり具合を妨げる抵抗力となることがない。
<請求項3の発明>
可撓片には、各々その長さ方向に対して、斜めの切込みが形成されていることにより、可撓片を更に撓みやすくできるとともに、切込みによって分断された可撓片の一部が撓もうとする際に、その隣接した部位との間の斜面において、摩擦による抵抗力が発生し、可撓片に適度な剛性を持たせることが可能となる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1乃至図4によって説明する。説明中において、図2の左方を前方、上方を車両外方とする。図1および図2に示すように、車両1の車体2の側面には、スライドドア3が車体2のドア開口部21を閉塞可能に設けられている。スライドドア3は、ドア開口部21の上部に位置するボデーパネル22に取り付けられたスライドレール4中を、図示しないガイドローラが転動することにより、車体2に対して前後方向に移動可能に取り付けられている。また、スライドドア3は、その後端部における上下方向の略中央部に、車体2へのロック機構(図示せず)を備えている。
スライドレール4の後端部には、合成ゴムによって形成されたドアストッパ5が装着されている。ドアストッパ5は弾性力を有しており、撓ませながらスライドレール4内に挿入固定されている。ドアストッパ5には、車両外方へと突出するように膨出部51が形成されており、その先端部には3条のリブ52が形成されている。ドアストッパ5は、スライドドア3が開放位置から前方へと移動した後、車両内方(図2において下方)へと移動して、閉戸状態となる時、リブ52がスライドドア3の内側面31を受け止め、スライドドア3が車体2に衝突することを防止している(図3示)。
車体2の一部であるボデーパネル22には、取付孔61(図4示)に挿通された図示しないボルトが締め付けられることにより、取付ブラケット6が固定されている。更に、ボデーパネル22には、取付ブラケット6を介して、本発明の振動防止用弾性体である制振部材7が取り付けられている。制振部材7は、NBR、SBRあるいはEPDM等の合成ゴム、または合成樹脂材料によって一体に形成されることにより弾性力を有し、閉戸状態にあるスライドドア3の振動(ばたつき)を防止するため、ロック機構に対して上下方向に最も離れた位置にある、スライドドア3の後端部上方に当接するように取り付けられている。
制振部材7は、取付ブラケット6に取り付けられる基部71を有しており、その内部に貫通した支持孔72を撓ませて、これに取付ブラケット6の取付片62を、しまり嵌めさせることにより取り付けられている。制振部材7の基部71上には、車体2への取付状態において前方に延びた、複数の当接片73(本発明の可撓片に該当する)が立設されている。当接片73は、互いに離れた一対のものが、車両横方向に互いに所定間隔を有して4列に並んでいる。これらは、車体2への取付状態において、その先端部73aが当接するスライドドア3の形状に対応するように、その高さが、車両1の外方に向けて漸次低くなる楔形状に形成されている。
当接片73は、スライドドア3が閉戸状態にある時、スライドドア3の後端部上方に位置する後方斜面32と撓みながら当接し、後方斜面32との間の摩擦力により、スライドドア3の車体外方(図3において上方)への移動を防止できるように、適当な剛性を有している。また、当接片73の先端部73aは、スライドドア3に対する接触面積を増大させるために、曲面にて形成されている。
本実施形態によれば、スライドドア3を閉戸状態とした時、制振部材7がスライドドア3と当接して、スライドドア3の車体外方への移動を防ぐことにより、同方向へのばたつきを防止することができる。また、基部71上に、スライドドア3を閉戸状態とした時、車両1のスライドドア3に対して当接する複数の当接片73を備えたことにより、これによってスライドドア3の車体外方へのばたつきを防止するとともに、当接片73が撓みやすいため、スライドドア3等の部品精度にばらつきがあっても、ドア3の閉まり具合を妨げる抵抗力となることがない。
<実施形態2>
図5に基づいて、実施形態2による制振部材8について説明する。制振部材8は、実施形態1による制振部材7と同様に、合成ゴムまたは合成樹脂材料よって一体に形成されることにより弾性力を有し、取付ブラケット6が挿入可能な支持孔82を有した基部81と、この上に立設された複数の当接片83とを備えている。制振部材7と同様に、一対の当接片83は4列に並ぶように設けられ、各々の当接片83には、一対の切込み83aが形成されている。一対の切込み83aは、当接片83の長さ方向(図5(A)において上下方向)に対して斜めに形成されるとともに、互いに角度を形成するように設けられている。
本実施形態によれば、当接片83には、各々その長さ方向に対して、斜めの切込み83aが形成されていることにより、当接片83を更に撓みやすくできるとともに、切込み83aによって分断された当接片83の一部が撓もうとする際に、その隣接した部位との間の斜面において、摩擦による抵抗力が発生し、当接片83に適度な剛性を持たせることが可能となる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)制振部材をスライドドアに取り付け、スライドドアの閉戸状態において、車体と当接するようにしてもよい。また、制振部材は、スライドドアの後端部上方以外の部位に当接するようにしてもよい。
(2)制振部材は、適当な剛性を有するとともに、スライドドアの閉まり具合を妨げることがないように、その硬度を自由に決めることができる。また、車両への取付性と制振性を考慮して、基部と当接片の硬度を互いに異ならせてもよい。
(3)制振部材の当接片は、適当な剛性を有するとともに、スライドドアの閉まり具合を妨げることがないように、その形状を自由に決めることが可能である。
本発明を適用した車両の側面図である。 実施形態1によるドア開口部の断面図である。 図2に示したスライドドアを閉戸状態にしたところを示した断面図である。 図2に示した制振部材と取付ブラケットの分解斜視図である。 実施形態2による制振部材の平面図(A)と、斜視図(B)である。
符号の説明
1…車両
2…車体
3…スライドドア
7、8…制振部材
71、81…基部
73、83…当接片
83a…切込み

Claims (3)

  1. 車両のスライドドアおよび車体のうちの一側に取り付けられ、前記スライドドアを閉状態とした時、前記車両のスライドドアおよび前記車体のうちの他側と当接して、前記スライドドアの前記車体外方への移動を防ぐことを特徴とする振動防止用弾性体。
  2. 前記車両のスライドドアおよび前記車体のうちの一側に取り付けられる基部と、この基部上に立設され、前記スライドドアを閉状態とした時、前記車両のスライドドアおよび前記車体のうちの他側に対して当接する複数の可撓片とを備えたことを特徴とする請求項1記載の振動防止用弾性体。
  3. 前記可撓片には、各々その長さ方向に対して、斜めの切込みが形成されていることを特徴とする請求項2記載の振動防止用弾性体。
JP2005118325A 2005-04-15 2005-04-15 振動防止用弾性体 Pending JP2006299525A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013147066A (ja) * 2012-01-17 2013-08-01 Toyota Motor Corp スライドドア構造
JP2013203292A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Toyoda Gosei Co Ltd バックドア用異音抑制構造体

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