JP2009216081A - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動コアの摩耗を抑制することができ、耐久性・信頼性に優れた燃料噴射弁を提供すること。
【解決手段】インジェクタ(燃料噴射弁)は、筒状のハウジングと、ハウジングの外周側に配設されたコイルと、ハウジングの内周側に配設された磁性材料からなる筒状のステータと、ハウジングの内周側にステータと軸方向に対向して配設され、コイルへの通電によってステータとの間に生じる磁気吸引力によりステータに吸引される磁性材料からなる筒状の可動コア22と、可動コア22と共に軸方向へ移動し、燃料を噴射する噴孔を開閉するニードル(弁部材)とを有する。可動コア22とニードルとは別部品として構成され、ニードルは可動コア22の内周部に軸方向に形成された貫通孔23において摺動可能に貫通配置されている。可動コア22の貫通孔23の内周面231には、表面硬化層61が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関等に燃料を噴射供給する燃料噴射弁に関する。
従来、弁部材を電磁的に駆動させて、内燃機関等に燃料を噴射供給する燃料噴射弁が知られている。
燃料噴射弁としては、例えば、筒状のハウジングと、該ハウジングの外周側に配設されたコイルと、ハウジングの内周側に配設された筒状のステータと、ハウジングの内周側にステータと軸方向に対向して配設され、コイルへの通電によってステータとの間に生じる磁気吸引力によりステータに吸引される筒状の可動コアと、該可動コアと共に軸方向へ移動し、燃料を噴射する噴孔を開閉する弁部材とを有するものがある。
このような燃料噴射弁では、通常、可動コアと弁部材とは一体的に構成されており、弁部材は、スプリング等によって閉弁状態となる方向に付勢されている。
そして、コイルへ通電すると、ステータと可動コアとの間には磁気吸引力が発生する。これにより、一体である可動コア及び弁部材は、スプリングの付勢力に抗してステータ方向へ移動し、開弁状態となって噴孔から燃料が噴射される。一方、コイルへの通電を停止すると、可動コア及び弁部材は、スプリングの付勢力によってステータとは反対方向へ移動し、閉弁状態となって噴孔からの燃料の噴射が停止される。
ところで、上記構成の燃料噴射弁では、開弁時において、一体の可動コア及び弁部材がステータに対して衝突して跳ね返り(バウンス)を起こす。そのため、特に駆動時間が短い場合には、燃料噴射量が駆動時間に対して比例せず、燃料噴射量を制御することが困難となっていた。そして、制御できる最小の燃料噴射量を小さくすることができないという問題があった。
そこで、特許文献1では、上記の問題を解決するために、可動コアと弁部材とを別部品として構成し、弁部材を可動コアの内周部に軸方向に形成された貫通孔において摺動可能に貫通配置した燃料噴射弁が開示されている。このような構成とすることにより、開弁時におけるステータに対する衝突荷重を可動コア及び弁部材の両方ではなく、可動コアのみとすることができ、バウンスの低減を図ることができる。
特開2006−17101号公報
しかしながら、可動コアと弁部材とを二体構造とした場合には、可動コアの貫通孔内を弁部材が摺動することにより、貫通孔の内周面において磨耗が生じる。特に、可動コアは、燃料噴射弁の磁気特性を確保するために磁性材料により構成しなければならず、硬い材料を用いることができないため、摩耗が生じ易い。
また、可動コアの貫通孔の内周面と弁部材との間は、燃料噴射弁の性能確保のために数十μm以下と非常に狭いクリアランスに設定されることが多い。そのため、可動コアの摩耗によってクリアランスが変化すると、燃料噴射弁の性能を維持できなくなる。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、可動コアの摩耗を抑制することができ、耐久性・信頼性に優れた燃料噴射弁を提供しようとするものである。
第1の発明は、筒状のハウジングと、該ハウジングの外周側に配設されたコイルと、上記ハウジングの内周側に配設された磁性材料からなる筒状のステータと、上記ハウジングの内周側に上記ステータと軸方向に対向して配設され、上記コイルへの通電によって上記ステータとの間に生じる磁気吸引力により該ステータに吸引される磁性材料からなる筒状の可動コアと、該可動コアと共に軸方向へ移動し、燃料を噴射する噴孔を開閉する弁部材とを有する燃料噴射弁であって、
上記可動コアと上記弁部材とは別部品として構成され、該弁部材は上記可動コアの内周部に軸方向に形成された貫通孔において摺動可能に貫通配置されており、
上記可動コアの上記貫通孔の内周面には、表面硬化層が設けられていることを特徴とする燃料噴射弁にある(請求項1)。
本例の燃料噴射弁では、上記可動コアと上記弁部材とは、別部品として構成されており、上記弁部材は、上記可動コアの内周部に軸方向に形成された貫通孔において摺動可能に貫通配置されている。すなわち、上記可動コアと上記弁部材とは、別体で設けられた二体構造を有しており、互いに固定されておらず、軸方向に相対移動可能に構成されている。
そして、上記弁部材が摺動する面となる上記可動コアの上記貫通孔の内周面には、表面硬化層が設けられている。
そのため、上記弁部材が上記可動コアの上記貫通孔内を摺動しても、該貫通穴の内周面に設けられた上記表面硬化層によって上記可動コアの磨耗を抑制することができ、耐久性向上を図ることができる。また、上記可動コアの摩耗を抑制することによって、上記可動コアと上記弁部材との間のクリアランスの変化を抑制することができる。これにより、燃料噴射弁における噴射量特性等の性能を維持することができ、信頼性向上を図ることができる。
このように、本発明によれば、可動コアの摩耗を抑制することができ、耐久性・信頼性に優れた燃料噴射弁を提供することができる。
第2の発明は、筒状のハウジングと、該ハウジングの外周側に配設されたコイルと、上記ハウジングの内周側に配設された磁性材料からなる筒状のステータと、上記ハウジングの内周側に上記ステータと軸方向に対向して配設され、上記コイルへの通電によって上記ステータとの間に生じる磁気吸引力により該ステータに吸引される磁性材料からなる筒状の可動コアと、該可動コアと共に軸方向へ移動し、燃料を噴射する噴孔を開閉する弁部材とを有する燃料噴射弁であって、
上記可動コアと上記弁部材とは別部品として構成され、該弁部材は上記可動コアの内周部に軸方向に形成された貫通孔において摺動可能に貫通配置されており、
上記可動コアの上記貫通孔の内周面と上記弁部材の外周面との間には、両者のうち少なくとも一方を窪ませてなる燃料溜まり部が形成されていることを特徴とする燃料噴射弁にある(請求項10)。
本例の燃料噴射弁では、上記可動コアと上記弁部材とは、別部品として構成されており、上記弁部材は、上記可動コアの内周部に軸方向に形成された貫通孔において摺動可能に貫通配置されている。すなわち、上記可動コアと上記弁部材とは、別体で設けられた二体構造を有しており、互いに固定されておらず、軸方向に相対移動可能に構成されている。
そして、摺動部分となる上記可動コアの上記貫通孔の内周面と上記弁部材の外周面との間には、両者のうち少なくとも一方を窪ませて空間を形成した燃料溜まり部が設けられている。
そのため、上記可動コアの上記貫通孔内における上記弁部材の摺動を、両者の摺動部分に設けられた上記燃料溜まり部に溜まった燃料によって滑らかにすることができる。これにより、上記可動コアの磨耗を抑制することができ、耐久性向上を図ることができる。また、上記可動コアの摩耗を抑制することによって、上記可動コアと上記弁部材との間のクリアランスの変化を抑制することができる。これにより、燃料噴射弁における噴射量特性等の性能を維持することができ、信頼性向上を図ることができる。
さらに、上記可動コアに摩耗が生じても、その摩耗による摩耗粉が両者の摺動部分に設けられた上記燃料溜まり部に排出される。そのため、両者の間に摩耗粉が残留して上記可動コアの磨耗を促進したり、両者を凝着させたりすることを抑制することができるという効果も得られる。これにより、燃料噴射弁の信頼性をより一層向上させることができる。
このように、本発明によれば、可動コアの摩耗を抑制することができ、耐久性・信頼性に優れた燃料噴射弁を提供することができる。
第1及び第2の発明において、上記可動コアを構成する磁性材料としては、電磁ステンレス鋼、鉄、パーメンジュール等を用いることができる。
また、上記ステータを構成する磁性材料としては、上記可動コアと同様の材料を用いることができる。
第1の発明において、上記表面硬化層は、上記可動コアを構成する磁性材料よりも硬い材料からなる膜を形成してなるものであることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記表面硬化層によって上記可動コアの磨耗を充分に抑制することができ、燃料噴射弁の耐久性及び信頼性を向上させることができる。
なお、上記可動コアを構成する磁性材料よりも硬い材料からなる膜は、めっき等の公知の方法を用いて形成することができる。例えば、めっきする材料としては、硬質クロム、Ni−P等を用いることができる。
また、上記表面硬化層(上記可動コアを構成する磁性材料よりも硬い材料からなる膜)は、無電解めっきを施すことによって形成してなる無電解めっき膜であることがより好ましい(請求項3)。
すなわち、上記可動コアの内周面のような複雑な形状の部分は、その構造によっては電流が流れ難い場合があり、例えば電解めっき等を精度良く施すことが困難な場合がある。そこで、無電解めっき処理を用いることにより、めっき膜を形成する部分に電流を流す必要がないことから、品質上安定しためっき膜を形成することができる。
なお、無電解めっきとしては、Ni−P、Ni−B、Ni−P−テフロン(登録商標)等の複合めっきがある
また、上記可動コアを構成する磁性材料よりも硬い材料からなる膜の厚みは、1〜15μmであることが好ましい。
膜厚が1μm未満の場合には、上記可動コアの摩耗を充分に抑制することができないおそれがある。一方、15μmを超える場合には、膜厚にばらつきが生じ、膜厚の管理や上記可動コアと上記弁部材との間のクリアランス管理が困難となるおそれがある。
また、上記表面硬化層は、上記可動コアの上記貫通孔の内周面を浸炭処理又は窒化処理することによって形成してなるものであることが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記表面硬化層によって上記可動コアの磨耗を充分に抑制することができ、燃料噴射弁の耐久性及び信頼性を向上させることができる。
また、上記表面硬化層は、上記可動コアを構成する磁性材料よりも硬い材料からなる筒状の部材を上記可動コアの上記貫通孔の内周面に嵌め込んで形成してなるものであることが好ましい(請求項5)。
この場合には、上記表面硬化層によって上記可動コアの磨耗を充分に抑制することができ、燃料噴射弁の耐久性及び信頼性を向上させることができる。
なお、上記可動コアを構成する磁性材料よりも硬い材料からなる筒状の部材は、SUS(ステンレス鋼)(例えば、SUS440C)等の材料を用いて構成することができる。
また、上記表面硬化層は、ビッカース硬度がHv400以上であることが好ましい。
上記表面硬化層のビッカース硬度がHv400未満の場合には、上記可動コアの磨耗を充分に抑制することができないおそれがある。
また、上記可動コアの上記貫通孔の内周面と上記弁部材の外周面との間には、両者のうち少なくとも一方を窪ませてなる燃料溜まり部が形成されていることが好ましい(請求項6)。
この場合には、上記可動コアの上記貫通孔内における上記弁部材の摺動を、両者の摺動部分に設けられた上記燃料溜まり部に溜まった燃料によって滑らかにすることができる。これにより、上記表面硬化層を設けたことによる効果に加えて、上記可動コアの磨耗をより一層抑制することができる。
また、上記可動コアに摩耗が生じても、その摩耗による摩耗粉が両者の摺動部分に設けられた上記燃料溜まり部に排出される。そのため、両者の間に摩耗粉が残留して上記可動コアの磨耗を促進したり、両者を凝着させたりすることを抑制することができるという効果が得られ、燃料噴射弁の信頼性をより一層向上させることができる。
また、上記燃料溜まり部は、周方向全周に渡って形成されていることが好ましい(請求項7)。
この場合には、上記燃料溜まり部を設けたことによる効果をより一層充分に発揮することができる。
なお、上記燃料溜まり部は、上記可動コアの上記貫通孔内を上記弁部材が問題なく摺動することができれば、数、位置、形状等を様々に変更することが可能である。
また、上記可動コアにおける上記ステータとの接触面にも、表面硬化層が設けられていることが好ましい(請求項8)。
すなわち、上記可動コアは、上記ステータとの間に生じる磁気吸引力により該ステータに吸引され、衝突する。そのため、上記可動コアに大きな衝撃力が加わる。そこで、上記可動コアにおける上記ステータとの接触面に表面硬化層を設けることにより、上記可動コアの磨耗を抑制することができる。
また、上記可動コアの上記接触面に設けられた上記表面硬化層は、電解めっきを施すことによって形成してなる電解めっき膜であることが好ましい(請求項9)。
この場合には、上記可動コアの上記接触面に電解めっきを施すことにより、十分な硬度を確保することができる電解めっき膜よりなる上記表面硬化層を形成することができる。これにより、上記可動コアの磨耗をより一層抑制することができる。
なお、電解めっきとしては、高硬度が得られるクロム等のめっきを採用することが好ましい。
第2の発明において、上記燃料溜まり部は、周方向全周に渡って形成されていることが好ましい(請求項11)。
この場合には、上記燃料溜まり部を設けたことによる効果をより一層充分に発揮することができる。
なお、上記燃料溜まり部は、上記可動コアの上記貫通孔内を上記弁部材が問題なく摺動することができれば、数、位置、形状等を様々に変更することが可能である。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる燃料噴射弁(以下、インジェクタという)について、図を用いて説明する。
本例のインジェクタ1は、図1に示すごとく、例えば直噴式のガソリンエンジンに適用されるものである。インジェクタ1は図示しないエンジンヘッドに搭載される。なお、インジェクタ1は、直噴式のガソリンエンジンに限らず、予混合式のガソリンエンジン、又はディーゼルエンジンなどに適用してもよい。
また、本例のインジェクタ1においては、噴孔34が設けられている側を先端側、その反対側を後端側とする。
同図に示すごとく、インジェクタ1は、筒状のハウジング10を備えている。ハウジング10は、パイプ11、非磁性部12及びホルダ13により構成されており、例えばレーザ溶接等により一体的に接続されている。パイプ11及びホルダ13は、磁性材料(電磁ステンレス鋼)により形成されている。また、非磁性部12は、非磁性材料により形成されている。
パイプ11の内周側には、ステータ21が圧入により収容されている。ステータ21は、磁性材料(電磁ステンレス鋼)により筒状に形成されている。ステータ21の内周側には、後述するアジャスティングパイプ28及び第1スプリング26が収容されている。
パイプ11の後端部112には、外部コネクタ19が圧入されている。外部コネクタ19は、後端部に燃料入口191を形成している。燃料入口191には、図示しない燃料ポンプにより燃料タンクから燃料が供給される。燃料入口191に供給された燃料は、外部コネクタ19の内部に設けられたフィルタ部材18を経由してパイプ11の内周側に流入する。フィルタ部材18は、燃料に含まれる異物を除去する。
パイプ11の先端側には、非磁性部12が配設されている。また、非磁性部12の先端側には、ホルダ13が配設されている。非磁性材料により形成されている非磁性部12は、磁性材料により形成されているパイプ11とホルダ13との間の磁気的な短絡を防止している。
ホルダ13の先端部131には、弁ボディ31が収容されている。弁ボディ31は、筒状に形成され、例えば圧入、溶接等によりホルダ13の先端部131に固定されている。弁ボディ31は、先端に近づくにつれて内径が小さくなる円錐状の内壁面に弁座32を有している。弁ボディ31の先端部には、噴孔34が形成されている。噴孔34は、弁ボディ31の内側と外側とを連通している。噴孔34は、単数又は複数のいずれであってもよい。
ホルダ13の内周側には、可動コア22が収容されている。可動コア22は、磁性材料(電磁ステンレス鋼)により筒状に形成されている。可動コア22は、ステータ21と軸方向に対向して配設されており、後述するコイル51への通電によってステータ21との間に発生する磁気吸引力によりステータ21に吸引されるよう構成されている。可動コア22は、ホルダ13の内周側において軸方向に摺動可能に設けられている。
また、可動コア22は、その内周部において軸方向に貫通するよう設けられた貫通孔23を有する。また、可動コア22は、その外周部において軸方向に貫通するよう設けられた複数の連通孔24を有する。連通孔24は、燃料を流入及び流出させることによって後述するニードル40の開弁及び閉弁を円滑に行うために設けられている。
また、ホルダ13の内周側には、ニードル(弁部材)40が収容されている。ニードル40は、可動コア22に設けられた貫通孔23に貫通配置されている。また、ニードル40は、可動コア22とは別部品で構成されており、可動コア22の貫通孔23内を摺動可能に設けられている。すなわち、本例では、可動コア22とニードル40とは、別体で設けられた二体構造となっており、互いに固定されておらず、軸方向に相対移動可能となっている。
また、ニードル40は、弁ボディ31と略同軸上に配置されており、可動コア22と共に軸方向に移動可能に構成されている。ニードル40は、その先端部にシール部42を有している。シール部42は、弁ボディ31の弁座32に着座可能である。
また、ニードル40は、後端部において弾性部材である第1スプリング26と接している。第1スプリング26は、一方の端部がニードル40の後端部に接しており、他方の端部がアジャスティングパイプ28に接している。また、可動コア22は、先端部において弾性部材である第2スプリング27と接している。なお、上記弾性部材は、スプリングに限らず、例えば板ばね、又は気体や液体のダンパ等を適用可能である。
アジャスティングパイプ28は、ステータ21の内周側に圧入されている。アジャスティングパイプ28の圧入量を調整することにより、第1スプリング26の荷重は調整される。第1スプリング26は、軸方向へ伸びる力を有している。そのため、一体のニードル40及び可動コア22は、第1スプリング26によりシール部42が弁座32に着座する方向へ押し付けられている。また、これと同時に、可動コア22は、第2スプリング27により可動コア22の後端部がニードル40のニードルストッパ401に接する方向へ押し付けられている。
パイプ11の外周側には、コイルアセンブリ50が配設されている。コイルアセンブリ50は、コイル51、モールド樹脂52及び電気コネクタ53から一体に構成されている。コイル51は、モールド樹脂52によって被覆されている。コイル51は、モールド樹脂52によって外周側及び内周側が覆われた状態で円筒状に形成されている。コイル51は、パイプ11の外周側を周方向へ連続して覆っている。モールド樹脂52及び電気コネクタ53は、樹脂により一体に形成されている。コイル51は、配線部材54により電気コネクタ53のターミナル55と接続している。
コイル51の外周側には、ハウジングプレート14が配設されている。ハウジングプレート14は、筒状に形成されている。ハウジングプレート14は、パイプ11との間においてモールド樹脂52に覆われたコイル51を保持している。また、コイル51の後端側には、カバー15が配設されている。カバー15は、コイル51の後端側を覆っている。ハウジングプレート14及びカバー15は、磁性材料(電磁ステンレス鋼)により形成されている。
そして、本例のインジェクタ1においては、図2に示すごとく、可動コア22の貫通孔23の内周面231には、表面硬化層61が設けられている。本例では、表面硬化層61は、可動コア22の貫通孔23の内周面231に加えて、可動コア22の後端面222及び外周面223のうちのハウジング10の内周面に対して摺動する部分である外周摺動面224にも設けられている。
また、同図に示すごとく、表面硬化層61は、可動コア22を構成する磁性材料(電磁ステンレス鋼)よりも硬い材料よりなる膜で構成されており、硬質クロムめっき膜よりなる。表面硬化層61は、公知の電解めっき処理を施すことによって形成されている。
なお、硬質クロムめっき膜よりなる表面硬化層61のビッカース硬度はHv800であり、電磁ステンレス鋼よりなる可動コア22のビッカース硬度よりも大きい。また、表面硬化層61の膜厚は1〜15μmである。
次に、上記構成のインジェクタ1の作動について説明する。
コイル51への通電が停止されているとき、ステータ21と可動コア22との間には磁気吸引力は発生しない。そのため、可動コア22は第1スプリング26の押し付け力によりステータ21から離れている。その結果、コイル51への通電が停止されているとき、ニードル40のシール部42は弁座32に着座している(閉弁状態)。よって、燃料は噴孔34から噴射されない。
コイル51に通電されると、コイル51に発生した磁界によりハウジングプレート14、ホルダ13、可動コア22、ステータ21、パイプ11及びカバー15に形成された磁気回路に磁束が流れる。そのため、互いに離れているステータ21と可動コア22との間には磁気吸引力が発生する。これにより、ステータ21と可動コア22との間に発生する磁気吸引力が第1スプリング26の押し付け力よりも大きくなると、可動コア22及びニードル40はステータ21方向へ移動する。そして、可動コア22がステータ21に当接(衝突)する。その結果、ニードル40のシール部42は弁座32から離座する(開弁状態)。
燃料入口191から流入した燃料は、フィルタ部材18、パイプ11の内周側、ステータ21の内周側(アジャスティングパイプ28の内周側を含む)及びニードル40の内部を経由して、燃料孔45からニードル40の外部へ流入する。ニードル40とホルダ13との間に流入した燃料は、弁座32から離座したニードル40と弁ボディ31との間を経由して噴孔34から噴射される。
コイル51への通電を停止すると、ステータ21と可動コア22との間の磁気吸引力は消滅する。これにより、可動コア22及びニードル40は、第1スプリング26の押し付け力によりステータ21とは反対方向へ移動する。そして、可動コア22は、ステータ21から離れる。その結果、ニードル40のシール部42は再び弁座32に着座する(閉弁状態)。よって、噴孔34からの燃料の噴射は終了する。
次に、本例のインジェクタ1における作用効果について説明する。
本例のインジェクタ1では、可動コア22とニードル40とは、別部品として構成されており、ニードル40は、可動コア22の内周部に軸方向に形成された貫通孔23において摺動可能に貫通配置されている。すなわち、可動コア22とニードル40とは、別体で設けられた二体構造を有しており、互いに固定されておらず、軸方向に相対移動可能に構成されている。
そして、ニードル40が摺動する面となる可動コア22の貫通孔23の内周面231には、表面硬化層61が設けられている。
そのため、ニードル40が可動コア22の貫通孔23内を摺動しても、貫通穴23の内周面231に設けられた表面硬化層61によって可動コア22の磨耗を抑制することができ、耐久性向上を図ることができる。また、可動コア22の摩耗を抑制することにより、可動コア22とニードル40との間のクリアランスの変化を抑制することができる。よって、インジェクタ1における噴射量特性等の性能を維持することができ、信頼性向上を図ることができる。
また、本例では、表面硬化層61は、可動コア22を構成する磁性材料(電磁ステンレス鋼)よりも硬い材料よりなる硬質クロムめっき膜である。また、表面硬化層61のビッカース硬度はHv800であり、膜厚は1〜15μmである。そのため、表面硬化層61によって可動コア22の磨耗を充分に抑制することができる。
このように、本例によれば、可動コアの摩耗を抑制することができ、耐久性・信頼性に優れたインジェクタ(燃料噴射弁)を提供することができる。
(実施例2)
本例は、図3、図4に示すごとく、表面硬化層61の構成を変更した例である。
図3の例では、表面硬化層61は、可動コア22の表面を浸炭処理することによって形成されたものである。表面硬化層61は、可動コア22の貫通孔23の内周面231を含む表面全体に対して浸炭処理を施すことによって表面硬度を向上させて形成されている。なお、浸炭処理に代えて窒化処理を用いることもできる。
その他は、実施例1と同様の構成である。
また、図4の例では、表面硬化層61は、可動コア22を構成する磁性材料(電磁ステンレス鋼)よりも硬い材料よりなる筒状の部材で構成されており、可動コア22の貫通孔23の内周面231に圧入されている。表面硬化層61を構成する筒状の部材としては、SUS440Cを用いている。
その他は、実施例1と同様の構成である。
図3、図4のいずれの例においても、表面硬化層61によって可動コア22の磨耗を充分に抑制することができ、インジェクタ1の耐久性及び信頼性を向上させることができる。
その他は、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図5、図6に示すごとく、表面硬化層61に代えて燃料溜まり部62を設けた例である。
本例では、同図に示すごとく、可動コア22の貫通孔23の内周面231とニードル40の外周面400との間には、両者のうち少なくとも一方を窪ませてなる燃料溜まり部62が形成されている。
図5の例では、燃料溜まり部62は、可動コア22の貫通孔23の内周面231を周方向全周に渡って窪ませて形成されている。
また、図6の例では、燃料溜まり部62は、ニードル40の外周面400のうち可動コア22の貫通孔23の内周面231に対して摺動する部分を周方向全周に渡って窪ませて形成されている。
その他は、いずれの例においても、実施例1と同様の構成である。
図5、図6のいずれの例においても、可動コア22の貫通孔23内におけるニードル40の摺動を、両者の摺動部分に設けられた燃料溜まり部62に溜まった燃料によって滑らかにすることができる。これにより、可動コア22の磨耗をより一層抑制することができる。
また、可動コア22に摩耗が生じても、その摩耗による摩耗粉が両者の摺動部分に設けられた燃料溜まり部62に排出される。そのため、両者の間に摩耗粉が残留して可動コア22の磨耗を促進したり、両者を凝着させたりすることを抑制することができるという効果が得られ、インジェクタ1の信頼性をより一層向上させることができる。
その他は、実施例1と同様の作用効果を有する。
なお、燃料溜まり部62は、可動コア22の貫通孔23内をニードル40が問題なく摺動することができれば、可動コア22の貫通孔23の内周面231とニードル40の外周面400との両方に設けることもできる。また、燃料溜まり部62は、その数、位置、形状等を変更することも可能である。
また、本例では、表面硬化層61に代えて燃料溜まり部62を設けたが、表面硬化層61と燃料溜まり部62との両方を設けた構成とすることもできる。
例えば、図7に示すごとく、可動コア22の貫通孔23の内周面231に燃料溜まり部62を設けると共に、その内周面231に実施例1の表面硬化層61を設ける構成とすることもできる。
この場合には、表面硬化層61を設けたことによる効果に加えて、燃料溜まり部62を設けたことによる効果を得ることができる。
(実施例4)
本例は、図8に示すごとく、表面硬化層61の構成を変更した例である。
本例では、同図に示すごとく、可動コア22の貫通孔23の内周面231を含む表面全体に、無電解めっき膜よりなる表面硬化層61aが形成されている。また、さらに、可動コア22の後端面222、すなわちステータ21との接触面には、電解めっき膜よりなる表面硬化層61bが無電解めっき膜よりなる表面硬化層61aの上に形成されている。
また、上記構成の表面硬化層61(表面硬化層61a、61b)を形成するに当たっては、まず、可動コア22の貫通孔23の内周面231を含む表面全体に対して無電解めっき処理を施す。次いで、可動コア22の後端面222に対して電解めっき処理を施す。これにより、無電解めっき膜よりなる表面硬化層61a及び電解めっき膜よりなる表面硬化層61bを所望の場所に形成する。
なお、本例において、無電解めっき膜はNi−Pよりなり、電解めっき膜は硬質クロムよりなる。
その他は、実施例1と同様の構成である。
本例における作用効果について説明する。
本例では、可動コア22の貫通孔23の内周面231には、無電解めっきを施すことによって形成した無電解めっき膜よりなる表面硬化層61aが設けられている。すなわち、無電解めっき処理を用いるため、めっき膜を形成する部分に電流を流す必要がない。よって、可動コア22の貫通孔23の内周面231のような複雑な形状の部分であっても、品質上安定しためっき膜を形成することができる。
また、可動コア22の後端面222には、電解めっきを施すことによって形成した電解めっき膜よりなる表面硬化層61bが設けられている。すなわち、可動コア22は、ステータ21との間に生じる磁気吸引力によりステータ21に吸引され、衝突する。そのため、ステータ21との接触面となる可動コア22の後端面222には、大きな衝撃力が加わる。そこで、本例のように、可動コア22の後端面222に表面硬化層61bを設けることにより、可動コア22の磨耗を抑制することができる。
また、表面硬化層61bは、十分な硬度を確保することができる電解めっき膜であるため、可動コア22の磨耗をより一層抑制することができる。また、この電解めっき膜は、高硬度が得られる硬質クロムであるため、その効果が非常に大きい。
また、表面硬化層61(表面硬化層61a、61b)を形成するに当たっては、まず、可動コア22の貫通孔23の内周面231を含む表面全体に対して無電解めっき処理を施し、その後、可動コア22の後端面222に対して電解めっき処理を施す。そのため、マスキング等の管理が容易となり、コスト面や品質面においても非常に優れている。
その他は、実施例1と同様の作用効果を有する。
実施例1における、インジェクタの構造を示す説明図。 実施例1における、表面硬化層を設けた可動コアを示す説明図。 実施例2における、表面硬化層の別構成例を示す説明図。 実施例2における、表面硬化層の別構成例を示す説明図。 実施例3における、可動コアに燃料溜まり部を設けた例を示す説明図。 実施例3における、ニードルに燃料溜まり部を設けた例を示す説明図。 実施例3における、可動コアに表面硬化層及び燃料溜まり部を設けた例を示す説明図。 実施例4における、表面硬化層の別構成例を示す説明図。
符号の説明
1 インジェクタ(燃料噴射弁)
10 ハウジング
21 ステータ
22 可動コア
23 貫通孔
231 内周面(貫通孔の内周面)
34 噴孔
40 ニードル(弁部材)
51 コイル
61 表面硬化層

Claims (11)

  1. 筒状のハウジングと、該ハウジングの外周側に配設されたコイルと、上記ハウジングの内周側に配設された磁性材料からなる筒状のステータと、上記ハウジングの内周側に上記ステータと軸方向に対向して配設され、上記コイルへの通電によって上記ステータとの間に生じる磁気吸引力により該ステータに吸引される磁性材料からなる筒状の可動コアと、該可動コアと共に軸方向へ移動し、燃料を噴射する噴孔を開閉する弁部材とを有する燃料噴射弁であって、
    上記可動コアと上記弁部材とは別部品として構成され、該弁部材は上記可動コアの内周部に軸方向に形成された貫通孔において摺動可能に貫通配置されており、
    上記可動コアの上記貫通孔の内周面には、表面硬化層が設けられていることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 請求項1において、上記表面硬化層は、上記可動コアを構成する磁性材料よりも硬い材料からなる膜を形成してなるものであることを特徴とする燃料噴射弁。
  3. 請求項2において、上記表面硬化層は、無電解めっきを施すことによって形成してなる無電解めっき膜であることを特徴とする燃料噴射弁。
  4. 請求項1において、上記表面硬化層は、上記可動コアの上記貫通孔の内周面を浸炭処理又は窒化処理することによって形成してなるものであることを特徴とする燃料噴射弁。
  5. 請求項1において、上記表面硬化層は、上記可動コアを構成する磁性材料よりも硬い材料からなる筒状の部材を上記可動コアの上記貫通孔の内周面に嵌め込んで形成してなるものであることを特徴とする燃料噴射弁。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、上記可動コアの上記貫通孔の内周面と上記弁部材の外周面との間には、両者のうち少なくとも一方を窪ませてなる燃料溜まり部が形成されていることを特徴とする燃料噴射弁。
  7. 請求項6において、上記燃料溜まり部は、周方向全周に渡って形成されていることを特徴とする燃料噴射弁。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項において、上記可動コアにおける上記ステータとの接触面にも、表面硬化層が設けられていることを特徴とする燃料噴射弁。
  9. 請求項8において、上記可動コアの上記接触面に設けられた上記表面硬化層は、電解めっきを施すことによって形成してなる電解めっき膜であることを特徴とする燃料噴射弁。
  10. 筒状のハウジングと、該ハウジングの外周側に配設されたコイルと、上記ハウジングの内周側に配設された磁性材料からなる筒状のステータと、上記ハウジングの内周側に上記ステータと軸方向に対向して配設され、上記コイルへの通電によって上記ステータとの間に生じる磁気吸引力により該ステータに吸引される磁性材料からなる筒状の可動コアと、該可動コアと共に軸方向へ移動し、燃料を噴射する噴孔を開閉する弁部材とを有する燃料噴射弁であって、
    上記可動コアと上記弁部材とは別部品として構成され、該弁部材は上記可動コアの内周部に軸方向に形成された貫通孔において摺動可能に貫通配置されており、
    上記可動コアの上記貫通孔の内周面と上記弁部材の外周面との間には、両者のうち少なくとも一方を窪ませてなる燃料溜まり部が形成されていることを特徴とする燃料噴射弁。
  11. 請求項10において、上記燃料溜まり部は、周方向全周に渡って形成されていることを特徴とする燃料噴射弁。
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