JP2009214811A - 自動変速操作装置 - Google Patents

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【課題】ソレノイドを含むシフトロック機構の構成部品のブラケットに対する組付けを一括して行わせることができ、組付け時の作業性を向上させることができるとともに、当該シフトロック機構への異物の侵入を回避することができる自動変速操作装置を提供する。
【解決手段】車両側から送信される信号に基づき伸縮させ得る操作部を有したソレノイド4を有し、該ソレノイド4の操作部の伸縮によりシフトレバーのパーキング位置からの移動を規制又は許容するシフトロック機構を有する自動変速操作装置において、ソレノイド4を含むシフトロック機構の構成部品が組み付けられて一体化可能とされたユニット部材Yを具備するとともに、当該ユニット部材Yがブラケットに取り付けられた状態でシフトロック機構の構成部品が当該ユニット部材Yで覆われて成るものである。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両側から送信される信号に基づき伸縮させ得る操作部を有したソレノイドを有し、該ソレノイドの操作部の伸縮によりシフトレバーのパーキング位置からの移動を規制又は許容するシフトロック機構を具備した自動変速操作装置に関するものである。
自動車における自動変速操作装置は、車体に固定されたブラケットからシフトレバーが突設されており、該シフトレバーの前後方向への回動操作により自動車が具備する自動変速機に対して所望操作を行い得るよう構成されている。かかる自動変速操作装置において、例えば特許文献1で開示されているように、シフトレバー(同文献においては操作レバー)の突端にプッシュノブが形成され、該プッシュノブの押圧操作により下降するロッドロックピン(同ディテントロッド)にピンを形成する一方、ブラケットの側方に形成された誤操作防止窓部(同ディテント係合部)に当該ピンを挿通させておき、パーキング(P)又はニュートラル(N)位置にあるシフトレバーの回動を規制していた。
即ち、運転者による誤操作防止を図るため、シフトレバーがパーキング(P)又はニュートラル(N)にあるとき、ピンが誤操作防止窓部と係合して揺動動作を規制するとともに、プッシュノブを押圧操作してピンをロッドロックピンと共に下降させれば、誤操作防止窓部との係合が解除され、シフトレバーの回動動作を許容することができるよう構成されているのである。誤操作防止窓部には、シフトレバーのパーキング(P)又はニュートラル(N)に対応した位置に段部が形成されており、かかる段部にピンが係合し、又は段部よりピンが下降して係合が解除され得る形状とされている。
加えて、運転者による誤操作防止をより確実に図るため、シフトレバーがパーキング(P)にあるとき、ピンの下降動作を規制する(即ち、プッシュノブを押圧操作してもピンが下降動作せず、誤操作防止窓部との係合が解除されない)とともに、運転者がブレーキペダルを踏んだことを検知すると、当該ピンの下降動作を許容することにより、シフトレバーのパーキング(P)からの回動動作を許容するシフトロック機構が設けられている。
特開平8−132908号公報
しかしながら、上記従来の自動変速操作装置においては、シフトロック機構を構成する構成部品(例えば、ソレノイドなどの電気式アクチュエータや当該ソレノイドと連動する構成部品)の組付け作業が煩雑になってしまうという問題があった。即ち、ソレノイドを含むシフトロック機構の構成部品を、一つずつブラケットに組付けつつ配線等する必要があるため、組付け作業時の作業性が悪くなってしまうのである。また、ソレノイドを含むシフトロック機構の構成部品は、ブラケットにそれぞれ組み付けられるので、埃や異物等が侵入して、その動作(シフトロック機構の機能)が妨げられてしまう虞もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ソレノイドを含むシフトロック機構の構成部品のブラケットに対する組付けを一括して行わせることができ、組付け時の作業性を向上させることができるとともに、当該シフトロック機構への異物の侵入を回避することができる自動変速操作装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、車両に固定されるブラケットと、該ブラケットに回動自在に支持され、回動により車両の自動変速機を任意操作可能とされたシフトレバーと、車両側から送信される信号に基づき伸縮させ得る操作部を有したソレノイドを有し、該ソレノイドの操作部の伸縮により前記シフトレバーのパーキング位置からの移動を規制又は許容するシフトロック機構とを有する自動変速操作装置において、少なくとも前記ソレノイドを含む前記シフトロック機構の構成部品が組み付けられて一体化可能とされたユニット部材を具備するとともに、当該ユニット部材が前記ブラケットに取り付けられた状態で前記ソレノイドを含む前記シフトロック機構の構成部品が当該ユニット部材で覆われて成ることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の自動変速操作装置において、前記シフトロック機構は、前記ソレノイドの操作部の伸縮と連動して回動することにより前記シフトレバーのパーキング位置からの移動を規制又は許容するシフトロックストッパを具備するとともに、当該シフトロックストッパを回動自在に支持する支持軸が前記ユニット部材から突出形成され、且つ、当該支持軸の先端が前記ブラケットの所定位置に設けられた嵌合孔に嵌合して支持されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の自動変速操作装置において、前記ユニット部材は、電気信号を導通可能なバスバーが一体形成されて成ることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の自動変速操作装置において、前記ユニット部材は、前記バスバーと電気的に連結された端子が形成され、車両側から延びた配線が当該端子に接続した状態を維持すべく当該配線のコネクタと合致し得るカプラーが一体形成されて成ることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか1つに記載の自動変速操作装置において、前記ユニット部材は、前記ソレノイドが具備するコイルを覆って保持するケース部が一体形成されて成ることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れか1つに記載の自動変速操作装置において、前記ユニット部材は、前記シフトレバーの位置を検知し得る位置検知用スイッチが組み付けられることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、少なくとも前記ソレノイドを含むシフトロック機構の構成部品が組み付けられて一体化可能とされたユニット部材を具備するので、当該ソレノイドを含むシフトロック機構の構成部品のブラケットに対する組付けを一括して行わせることができ、組付け時の作業性を向上させることができるとともに、当該ユニット部材がブラケットに取り付けられた状態でソレノイドを含むシフトロック機構の構成部品が当該ユニット部材で覆われて成るので、シフトロック機構への異物の侵入を回避することができる。
即ち、請求項1に係るユニット部材は、ソレノイドを含むシフトロック機構の構成部品を一体的に保持させる保持機能と、当該ソレノイドを含むシフトロック機構の構成部品を覆って異物の侵入を回避するカバーとしての機能とを兼ね備えたものとなっている。
請求項2の発明によれば、シフトロックストッパを回動自在に支持する支持軸がユニット部材から突出形成され、且つ、当該支持軸の先端がブラケットの所定位置に設けられた嵌合孔に嵌合して支持されるので、支持軸が両端支持構造となって強度を向上させることができるとともに、当該支持軸をブラケットにおける所定位置の嵌合孔に嵌合して支持させるので、ブラケットに対してユニット部材を取り付ける際の位置決め(当然、ブラケットに対するソレノイドを含むシフトロック機構の各構成部品の位置決めも同様)を行わせることができる。
請求項3の発明によれば、ユニット部材は、電気信号を導通可能なバスバーが一体形成されて成るので、ソレノイドを含むシフトロック機構の構成部品どうし、或いは当該部品と車両側とを電気的に接続させる配線作業が不要となり、ブラケットに対するソレノイドを含むシフトロック機構の構成部品の組付け時の作業性を更に向上させることができる。
請求項4の発明によれば、ユニット部材は、バスバーと電気的に連結された端子が形成され、車両側から延びた配線が当該端子に接続した状態を維持すべく当該配線のコネクタと合致し得るカプラーが一体形成されて成るので、カプラーを別個に配設する必要がなく、部品点数を削減することができる。
請求項5の発明によれば、ユニット部材は、ソレノイドが具備するコイルを覆って保持するケース部が一体形成されて成るので、当該ケース部をより強固に保持させることができる。従って、ソレノイドの操作部を伸縮させた際にケース部が僅かに動いて異音が生じてしまうのを抑制することができる。
請求項6の発明によれば、ユニット部材は、シフトレバーの位置を検知し得る位置検知用スイッチが組み付けられるので、ソレノイドを含むシフトロック機構の構成部品に加え位置検知用スイッチのブラケットに対する組付けをも一括して行わせることができ、組付け時の作業性を向上させることができるとともに、当該シフトロック機構及び位置検知用スイッチへの異物の侵入を回避することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る自動変速操作装置は、運転者による誤操作防止を図るためシフトレバーのパーキング位置からの移動を規制又は許容するシフトロック機構を具備したもので、図1〜7に示すように、自動車等の車両に固定される筐体としてのブラケット1と、運転者が把持して操作可能なシフトレバー2と、シフトロック機構(ソレノイド4、シフトロックストッパ5、パーキングスイッチ6等)と、ユニット部材Yとから主に構成されている。
ブラケット1は、その上面にエスカッション3が取り付けられるとともに、シフトレバー2、ユニットY等を保持しつつ車両の運転席近傍に固定されるものであり、例えば樹脂成形品やダイカスト成形品等で構成される。尚、エスカッション3には、シフトレバー2のポジションの位置が印刷等にて表示されているとともに、リッドRが形成されているものであり、当該リッドRを取り外した状態とすると、イグニッションキー等を挿通可能な開口が形成されている。
シフトレバー2は、ブラケット1に回動自在に支持され、前後方向への回動により車両の自動変速機(不図示)を任意操作可能とされたものである。このシフトレバー2には、その先端側に運転者が押圧操作可能なプッシュノブ2aが形成されるとともに、その内部に当該プッシュノブ2aの押圧操作に伴って下降するロッドロックピン2b(図2、3参照)が配設されている。かかるロッドロックピン2bは、例えばコイルスプリング等により上方へ付勢されており、プッシュノブ2aの押圧操作後、初期位置まで上昇し得るよう構成されている。
ロッドロックピン2bには、ブラケット1の側方に突出したピンP(図7〜9参照)が形成されており、シフトレバー2及びロッドロックピン2bの回動動作に当該ピンPが追従し得るよう構成されている。一方、ピンPの移動軌跡内には、誤操作防止窓(不図示)が配設されており、シフトレバー2がパーキング位置或いはニュートラル位置にあるとき、当該誤操作防止窓に形成された段部にピンPが干渉して、そこからの回動操作が規制されているとともに、プッシュノブ2aを押圧操作してピンPを下方へ移動させることによりシフトレバー2がパーキング位置或いはニュートラル位置から回動操作可能となっている。
シフトロック機構は、車両側から送信される信号に基づき伸縮させ得る操作部4aを有したソレノイド4を有し、該ソレノイド4の操作部4aの伸縮によりシフトレバー2のパーキング位置からの移動を規制又は許容するものであり、ソレノイド4、シフトロックストッパ5、パーキングスイッチ6等の構成部品から成る。これらシフトロック機構の構成部品は、図5〜7に示すように、ユニット部材Yに組み付けられて一体化されている。尚、符号7は、シフトレバー2を付勢する付勢手段(ディテントピン等)を受けるためのディテントプレートを示している。
ソレノイド4は、汎用的な電気式アクチュエータであり、運転者がブレーキペダルを踏んだことが検知されると通電可能なコイル4bと、該コイル4bを覆って保持する鉄製のケース部4cとを有して構成されている。ケース部4cからは通電のための端子4dが突出形成されている。また、コイル4b内には、磁力により出没可能なプランジャから成る操作部4aが配設されている。而して、コイル4bに対して通電すれば、発生する磁力により操作部4a(プランジャ)が伸長又は縮長可能となっている。
操作部4aの先端には、組付孔4aaが形成されており、この組付孔4aaを介してシフトロックストッパ5が組み付けられている。かかるシフトロックストッパ5は、ソレノイド4の操作部4aの伸縮と連動して回動することによりシフトレバー2のパーキング位置からの移動を規制又は許容するものである。具体的には、シフトロックストッパ5は、支持孔5a、突出部5b、突出部5c及び規制部aなどを具備しており、このうち突出部5bが組付孔4aaに挿通されるとともに、支持孔5aがユニット部材Yに突出形成された支持軸Lを挿通して連結されている。
而して、シフトレバー2がパーキング位置にあり、運転者がブレーキペダルを踏んでいないとき(コイル4bに通電がなされていないとき)、シフトロックストッパ5は図7の位置にあり、プッシュノブ2aを押圧操作してピンPを下方へ移動させようとしても当該ピンPがシフトロックストッパ5の規制部aと干渉するよう設定されている。これにより、シフトレバー2のパーキング位置からの移動が規制されることとなる。
その状態から、運転者がブレーキペダルを踏むと、コイル4bに通電がなされて操作部4aが移動し、これと連動してシフトロックストッパ5が支持軸Lを中心に回動するよう構成されている。これにより、シフトロックストッパ5は図8の位置まで回動するので、プッシュノブ2aを押圧操作すればピンPが下方へ移動可能とされており、シフトレバー2のパーキング位置からの移動(図9参照)が許容されることとなる。
パーキングスイッチ6は、汎用的なマイクロスイッチから成り、ピンP(或いはシフトレバー2の他の部位)を検出することにより、シフトレバー2がパーキング位置にあることを検知するためのものである。このパーキングスイッチ6は、図5に示すように、ユニット部材Yに形成された突起Y2に嵌め込まれて組み付けらるよう構成されている。尚、ユニット部材Yには、一対の突起Y1が形成されており、これら突起Y1にディテントプレート7が嵌め込まれて組み付けられるとともに、収容空間Ybが形成されており、この収容空間Ybにソレノイド4が収容され組み付けられるよう構成されている。
ここで、ユニット部材Yは、例えば樹脂成形品から成り、少なくともソレノイド4を含むシフトロック機構の構成部品が組み付けられて一体化可能とされたものである。具体的には、図5、6に示すように、ユニット部材Yには、その一面にソレノイド4の他、シフトロックストッパ5、パーキングスイッチ6、ディテントプレート7が組み付けられており、一体部品として取り扱いが可能とされている。
而して、ソレノイド4を含むシフトロック機構の構成部品が組み付けられて一体化されたユニット部材Yは、図13に示すように、ブラケット1の側面にプッシュナットNにて取り付けられるよう構成されている。この取り付け時には、ユニット部材Yから突出形成されてシフトロックストッパ5を回動自在に支持する支持軸Lの先端がブラケット1の所定位置に設けられた嵌合孔1aに嵌合して支持(図4参照)されるようになっている。
また、ユニット部材Yには、その表裏を貫通して形成された貫通孔Yaを有しており、この貫通孔Yaにシフトロックストッパ5の突出部5cが挿通して外側へ突出し得るようになっている。然るに、リッドRを取り外してイグニッションキー等を挿通させると、当該イグニッションキーの先端が、強制解除機構K(図3参照)を介して突出部5cを押圧し得るよう構成されている。これにより、突出部5cが押圧されてシフトロックストッパ5を強制的に回動させ、ソレノイド4に対する通電がなくてもシフトレバー2のパーキング位置からの移動を許容し得るようになっている。
ところで、ユニット部材Yは、図10、11に示すように、電気信号を導通可能なバスバーBが一体形成されて成るものである。かかるバスバーBは、電流を流すことが可能な金属板から成り、図12に示すように、ソレノイド4を含むシフトロック機構の構成部品の配設位置に応じて所定形状に折り曲げ形成されて成るものである。然るに、ユニット部材Y内にバスバーBがインサート成形されることにより、当該バスバーBが一体形成されるようになっている。
また、ユニット部材Yは、図7に示すように、バスバーBと電気的に連結された端子Baが形成され、車両側から延びた配線(不図示)が当該端子Baに接続した状態を維持すべく当該配線のコネクタ(不図示)と合致し得るカプラーCが一体形成されて成る。即ち、車両側との間で電気信号を送受信するための配線は、その先端のコネクタがカプラーCと嵌合して接続されるようになっているのである。尚、ユニット部材Yには、他の端子Bb、Bcが形成されており、端子Bbがソレノイド4の端子4dと接続されるとともに、端子Bcがパーキングスイッチ6の端子と接続されるようになっている。
上記の如きユニット部材Yは、図14に示すように、ブラケット1に取り付けられた状態でソレノイド4を含むシフトロック機構の構成部品(当該構成部品の他、ユニット部材Yに組み付けられた他の部品含む)を覆うようになっている。即ち、ユニット部材Yの表面(一の面)にソレノイド4を含むシフトロック機構の構成部品が組み付けられて一体化されているので、背面(他の面)を外側にしてユニット部材Yをブラケット1に組み付ければ、当該構成部品等がブラケット1とユニット部材Yとの間に保持された状態となって覆われるのである。
本実施形態によれば、ユニット部材Yにより、ソレノイド4を含むシフトロック機構の構成部品のブラケット1に対する組付けを一括して行わせることができ、組付け時の作業性を向上させることができるとともに、当該ユニット部材Yがブラケット1に取り付けられた状態でソレノイド4を含むシフトロック機構の構成部品が当該ユニット部材Yで覆われて成るので、シフトロック機構への異物の侵入を回避することができる。即ち、ユニット部材Yは、ソレノイド4を含むシフトロック機構の構成部品を一体的に保持させる保持機能と、当該ソレノイド4を含むシフトロック機構の構成部品を覆って異物の侵入を回避するカバーとしての機能とを兼ね備えたものとなっているのである。
また、本実施形態によれば、シフトロックストッパ5を回動自在に支持する支持軸Lがユニット部材Yから突出形成され、且つ、当該支持軸Lの先端がブラケット1の所定位置に設けられた嵌合孔1aに嵌合して支持されるので、支持軸Lが両端支持構造となって強度を向上させることができるとともに、当該支持軸Lをブラケット1における所定位置の嵌合孔1aに嵌合して支持させるので、ブラケット1に対してユニット部材Yを取り付ける際の位置決め(当然、ブラケット1に対するソレノイド4を含むシフトロック機構の各構成部品の位置決めも同様)を行わせることができる。
更に、ユニット部材Yは、電気信号を導通可能なバスバーBが一体形成されて成るので、ソレノイド4を含むシフトロック機構の構成部品どうし、或いは当該部品と車両側とを電気的に接続させる配線作業が不要となり、ブラケット1に対するソレノイド4を含むシフトロック機構の構成部品の組付け時の作業性を更に向上させることができる。また更に、ユニット部材Yは、バスバーBと電気的に連結された端子Baが形成され、車両側から延びた配線が当該端子Baに接続した状態を維持すべく当該配線のコネクタと合致し得るカプラーCが一体形成されて成るので、カプラーCを別個に配設する必要がなく、部品点数を削減することができる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
本実施形態に係る自動変速操作装置は、上記実施形態と同様、運転者による誤操作防止を図るためシフトレバーのパーキング位置からの移動を規制又は許容するシフトロック機構を具備したもので、図15、16に示すように、ユニット部材Y’を有して構成されており、ブラケット1の側面に取り付けられるものである。尚、上記実施形態と同様な構成要素には同一の符号を付し、それらの詳細な説明を省略する。
ユニット部材Y’は、ソレノイド4を含むシフトロック機構の構成部品が組み付けられて一体化可能とされたもので、ソレノイド4、シフトロックストッパ5、パーキングスイッチ6等の構成部品の他、シフトレバー2の位置を検知し得る位置検知用スイッチ8(ポジション検知スイッチ)が組み付けられている。一方、ユニット部材Y’には、上記実施形態と同様のバスバーBがインサート成形されており、位置検知用スイッチ8にも当該バスバーBが接続されて電気信号を送受信可能となっている。
より具体的には、ユニット部材Y’に組み付けられた位置検知用スイッチ8は、図17、18に示すように、外周に歯面が形成された作動部9が取り付けられ、シフトレバー2の基端2cと一体的に形成された従動部材10の歯面と当該作動部9の歯面とが噛み合って組み付けられるようになっている。即ち、シフトレバー2を揺動操作するのに伴い従動部材10が移動し、それに応じて作動部9も所定角度回転するので、その回転角度を検出することにより当該シフトレバー2のポジションを検知することができるのである。
これにより、ソレノイド4を含むシフトロック機構の構成部品に加え位置検知用スイッチ8のブラケット1に対する組付けをも一括して行わせることができ、組付け時の作業性を向上させることができるとともに、当該シフトロック機構及び位置検知用スイッチ8への異物の侵入を回避することができる。
更に、ユニット部材Y’は、ソレノイド4が具備するコイル4bを覆って保持するケース部4cが一体形成されて成るものである。即ち、ソレノイド4を構成する部品の一つである鉄製のケース部4cは、ユニット部材Y’に予めインサート成形されており、このケース部4cにソレノイド4を構成する他の部品を組み付けるようになっているのである。これにより、ケース部4cをより強固に保持させることができ、ソレノイド4の操作部4aを伸縮させた際にケース部4cが僅かに動いて異音が生じてしまうのを抑制することができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、例えばユニット部材にバスバーBが一体形成されていないもの、或いはパーキングスイッチ6、ディテントプレート7が組み付けられないもの等としてもよい。即ち、ユニット部材は、少なくともシフトロック機構の構成部品としてソレノイド4が組み付けられていれば足り、他のシフトロック機構の構成部品、或いはシフトロック機構の構成部品とは異なる部品は任意組付け可能とされるのである。
また、上記実施形態においては、貫通孔Ya等の開口を有しているが、当該貫通孔Yaを形成せず、開口がないものとしてもよい。この場合、開口がないため、ユニット部材がブラケット1に取り付けられた状態でソレノイド4を含むシフトロック機構の構成部品が当該ユニット部材で略完全に覆われることになるので、シフトロック機構への異物の侵入を更に確実に回避することができる。
少なくともソレノイドを含むシフトロック機構の構成部品が組み付けられて一体化可能とされたユニット部材を具備するとともに、当該ユニット部材がブラケットに取り付けられた状態でソレノイドを含むシフトロック機構の構成部品が当該ユニット部材で覆われて成る自動変速操作装置成るものであれば、例えば外観形状等が他の形態の自動変速操作装置であっても適用することができる。
本発明の実施形態に係る自動変速操作装置を示す全体斜視図 同自動変速操作装置を示す正面図 同自動変速操作装置を示す側面図 図3におけるIV−IV線断面図 同自動変速操作装置におけるユニット部材を示す分解斜視図 同自動変速操作装置におけるユニット部材(構成部品が組み付けられた状態)を示す斜視図 同ユニット部材の表面(シフトロックストッパの回動前)、側面、及び背面を示す模式図 同ユニット部材の表面を示す模式図であって、シフトロックストッパが回動した状態(ピンPが下降した状態)を示す図 同ユニット部材の表面を示す模式図であって、シフトロックストッパが回動した状態(ピンPが移動した状態)を示す図 同ユニット部材におけるバスバーを示す透視図であって、当該ユニット部材の表面、側面、及び背面を示す模式図 同ユニット部材におけるバスバーを示すべく透視した斜視図 同ユニット部材におけるバスバー単体を示す斜視図 同ユニット部材をブラケットに取り付ける前の状態を示す模式図 同ユニット部材をブラケットに取り付けた後の状態を示す模式図 本発明の他の実施形態におけるユニット部材の表面、側面、及び背面を示す模式図 同他の実施形態におけるユニット部材を示す斜視図 同他の実施形態におけるユニット部材の位置検知用スイッチとシフトレバーとの位置関係を示す模式図 同他の実施形態におけるユニット部材の位置検知用スイッチとシフトレバーとの位置関係を示す模式図
符号の説明
1 ブラケット
1a 嵌合孔
2 シフトレバー
3 エスカッション
4 ソレノイド
4a 操作部
4b コイル
4c ケース部
5 シフトロックストッパ
6 パーキングスイッチ
7 ディテントプレート
8 位置検知用スイッチ
Y ユニット部材
L 支持軸
B バスバー
C カプラー

Claims (6)

  1. 車両に固定されるブラケットと、
    該ブラケットに回動自在に支持され、回動により車両の自動変速機を任意操作可能とされたシフトレバーと、
    車両側から送信される信号に基づき伸縮させ得る操作部を有したソレノイドを有し、該ソレノイドの操作部の伸縮により前記シフトレバーのパーキング位置からの移動を規制又は許容するシフトロック機構と、
    を有する自動変速操作装置において、
    少なくとも前記ソレノイドを含む前記シフトロック機構の構成部品が組み付けられて一体化可能とされたユニット部材を具備するとともに、当該ユニット部材が前記ブラケットに取り付けられた状態で前記ソレノイドを含む前記シフトロック機構の構成部品が当該ユニット部材で覆われて成ることを特徴とする自動変速操作装置。
  2. 前記シフトロック機構は、前記ソレノイドの操作部の伸縮と連動して回動することにより前記シフトレバーのパーキング位置からの移動を規制又は許容するシフトロックストッパを具備するとともに、当該シフトロックストッパを回動自在に支持する支持軸が前記ユニット部材から突出形成され、且つ、当該支持軸の先端が前記ブラケットの所定位置に設けられた嵌合孔に嵌合して支持されることを特徴とする請求項1記載の自動変速操作装置。
  3. 前記ユニット部材は、電気信号を導通可能なバスバーが一体形成されて成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動変速操作装置。
  4. 前記ユニット部材は、前記バスバーと電気的に連結された端子が形成され、車両側から延びた配線が当該端子に接続した状態を維持すべく当該配線のコネクタと合致し得るカプラーが一体形成されて成ることを特徴とする請求項3記載の自動変速操作装置。
  5. 前記ユニット部材は、前記ソレノイドが具備するコイルを覆って保持するケース部が一体形成されて成ることを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の自動変速操作装置。
  6. 前記ユニット部材は、前記シフトレバーの位置を検知し得る位置検知用スイッチが組み付けられることを特徴とする請求項1〜5の何れか1つに記載の自動変速操作装置。
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