JP2009213314A - コルゲートクランプ - Google Patents

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Takayuki Hieta
孝之 日永田
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Abstract

【課題】コルゲートクランプと車体側の係止板との外部からの嵌合検知を可能とすると共に、係止力を増強する。
【解決手段】一対の半円環部の一側端を薄肉ヒンジ部で連結すると共に他端にロック結合部を設けた外嵌用円環部と、半円環部の外面から突設した両側枠部、該両側枠部の上下両端をそれぞれ連続させる上端連続枠部と下端連続枠部とで囲む上下開口の係止用空間を備えた固定ボックス部とを備え、係止用空間の下端開口より車体パネルから突設した係止板が挿入され、該係止板に設けた一次係止孔に係止片の一次ロック爪を挿入係止して車体パネルに一次固定し、係止用空間の上部側に、挿入した係止板の上端と接触して上昇する二次固定板を設け、折返用溝が上端連続枠部を越えた位置で該折返用溝を支点として折り返し、該係止板の二次係止孔に二次固定板の二次ロック爪を挿入係止して車体パネルに二次固定できる構成としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、コルゲートクランプに関し、詳しくは、自動車に配索されるワイヤハーネスを挿通したコルゲートチューブに外嵌すると共に、車体パネルから突設した係止板に係止することにより、ワイヤハーネスを車体に取り付けるためのものである。
従来、自動車に配索されるワイヤハーネスには、他の車載部品等から保護するためにコルゲートチューブを外装しており、該コルゲートチューブを外装したワイヤハーネスを車体に取り付ける際には、コルゲートクランプを用いている。
この種のコルゲートクランプとして、本出願人は、特開2007−143309号公報(特許文献1)において、図5に示すコルゲートクランプ1を提供している。該コルゲートクランプ1は、一対の半円環部2、3の一端を薄肉ヒンジ部4で連結すると共に、他端側を開閉自在としており、一方の半円環部2の他端に上下両端開口の固定ボックス部5を設ける一方、他方の半円環部3の他端には外面にロック爪6aを突設したロック片6を設けている。ワイヤハーネスW/Hに外装したコルゲートチューブTを一方の半円環部2に載置した状態で、薄肉ヒンジ部4を支点として他方の半円環部3を回動し、該半円環部3のロック片6を固定ボックス部5へ上端開口より挿入し、固定ボックス部5内に設けた被ロック爪5aにロック片6のロック爪6aを係止して、コルゲートチューブTにコルゲートクランプ1を外嵌して取り付けている。
前記のようにしてコルゲートチューブTに取り付けたコルゲートクランプ1を車体側に取り付ける際には、車体パネル(図示せず)に突設した係止板7をコルゲートクランプ1の固定ボックス部5へ下端開口より挿入し、固定ボックス部5内に設けたロック爪5bを係止板7の係止孔7aに挿入係止している。
しかしながら、特許文献1で提供されているコルゲートクランプ1では、車体側の係止板7との固定を、固定ボックス部5内において、固定ボックス部5のロック爪5bを係止板7の係止孔7aに嵌合させることにより行っているため、嵌合されているか否かを外部から目視により確認することができず、半嵌合が発生する恐れがある点で改善の余地がある。特に、作業スペースが限られている場合には、コルゲートクランプ1を係止板7に取り付けにくいため、半嵌合が発生するおそれが高い。
また、コルゲートチューブで外装するワイヤハーネスが大型で重量が大きな場合に、コルゲートクランプを介して車体に固定する係止力を増強させる必要がある。しかしながら、車体パネルの係止板とコルゲートクランプとの係止部は一カ所であるため、係止力を高めようにすると係止時の挿入力を大となり、作業性が悪い等の問題がある。
特開2007−143309号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、コルゲートクランプと車体側の係止板とが嵌合されているか否かを外部から判別可能として、半嵌合の発生を防止し、さらに、コルゲートクランプと車体との係止力を高めることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、自動車に配索されるワイヤハーネスを挿通したコルゲートチューブに外嵌し、車体パネルに固定する樹脂成形品からなるコルゲートクランプであって、
薄肉ヒンジ部で連結されると共に他端がロック結合される一対の半円環部を備え、一方の半円環部のロック結合側の外面に、上記一対の半円環部同士のロック部と車体パネルから突設した係止板とのロック部とを備えた固定ボックス部を突設しており、
前記固定ボックス部は、前記半円環部の外面から突設した両側枠部と、該両側枠部の上下両端をそれぞれ連続させる上端連続枠部と下端連続枠部とで囲む上下開口の係止用空間を備え、
前記下端連続枠部から係止用空間に係止片を突設し、該係止片の内面側に一次ロック爪を設け、該係止片の内面側に前記係止用空間の下端開口より前記車体パネルから突設した係止板が挿入され、該係止板に設けた一次係止孔に前記一次ロック爪を挿入係止して車体パネルに一次固定し、
さらに、前記係止用空間の上部側に、前記挿入した係止板の上端と接触して上昇する二次固定板を設け、該二次固定板は長さ方向の中間位置に折返用溝を有すると共に折り返される先端側に二次ロック爪を備え、
前記係止用空間への前記係止板の挿入に応じて前記二次固定板を上昇させ、前記折返用溝が前記上端連続枠部を越えた位置で該折返用溝を支点として前記係止板の前面側へと折り返し、該係止板に設けた二次係止孔に前記二次ロック爪を挿入係止して車体パネルに二次固定できる構成としているコルゲートクランプを提供している。
前記構成からなる本発明のコルゲートクランプでは、固定ボックス部の係止片に設けた一次ロック爪と係止板の一次係止孔とを嵌合させる一次固定を、コルゲートクランプと係止板との係止固定用とする一方、二次固定板の二次ロック爪と係止板の二次係止孔とを嵌合させる二次固定を、外部より目視可能とすることにより、前記一次固定の確認用としている。
即ち、前記固定ボックス部の係止用空間に係止板を挿入すると、該係止用空間内に配置した二次固定板が係止板により押し上げられ、係止板の一次係止孔に固定ボックス部の係止片に設けた一次ロック爪が嵌合した時に、押し上げられた二次固定板の折返用溝が固定ボックス部の上端連続枠部を越えた位置に突出する。このように、二次固定板の折返用溝が固定ボックス部の外部に突出した状態となると、該折返用溝を支点として二次固定板の先端側を折り返すことができ、折り返した先端側の二次ロック爪を係止板の二次係止孔に嵌合することができる。
逆に、係止片の一次ロック爪と係止板の一次係止孔が嵌合していない状態では、係止板による二次固定板の押し上げ量が足らず、二次固定板の折返用溝が固定ボックス部内に配置されている。よって、折返用溝を支点として二次固定板の先端側を折り返すことができず、二次固定板の二次ロック爪を係止板の二次係止孔に嵌合することができない。
よって、二次固定板の二次ロック爪と係止板の二次係止孔が嵌合されている場合には、係止片の一次ロック爪と係止板の一次係止孔が嵌合されており、二次固定板の二次ロック爪と係止板の二次係止孔が嵌合されていることを外部より目視することにより、係止片の一次ロック爪と係止板の一次係止孔が嵌合されていることを確認することができる。
これにより、二次固定板の二次ロック爪と係止板の二次係止孔が嵌合されていることを外部より目視で確認することにより、係止片の一次ロック爪と係止板の一次係止孔の半嵌合状態の発生を確実に防止することができ、コルゲートクランプを係止板に確実に係止固定することができる。車体パネルから突設する係止板に対して2カ所で2重係止できるため、係止力を飛躍的に高めることができ、ワイヤハーネスが大型で重量が大きな場合に好適に用いることができるコルゲートクランプとなる。
前記二次固定板の折返用溝に識別色を付し、該折返用溝が前記上端連続枠部を越えたことで前記一次ロック爪が一次係止孔に係止された一次固定の検知を可能としていることが好ましい。
前記構成によれば、一次ロック爪と一次係止孔が嵌合されると二次固定板の折返用溝に付した識別色が外部から目視可能となるため、二次固定板の先端側を折り返して二次ロック爪を二次係止孔に挿入係止する前に、前記識別色を外部から目視で確認することにより、一次ロック爪と一次係止孔が嵌合されたことを確認することができる。
このように、二次固定板の折返用溝に付した識別色を外部より目視することにより、一次ロック爪と一次係止孔が嵌合されたことを確認しながら二次固定作業をスムーズに行うことができる。
前記係止用空間を挟む前記両側枠部の内面に上下方向のガイド溝を設け、前記二次固定板の両側をガイド溝に摺動自在に嵌合し、かつ、該二次固定板が前記係止用空間に突出する下端位置において、二次固定板の下端を保持する保持部分を前記両側枠部に設ける一方、該二次固定板を上端連続枠部の背面側を通して配置し、該二次固定板の折り返し時に前記上端連続枠部を挟んで折り返し、折り返し状態で前記係止板の一次係止孔より上側の前記二次係止孔に前記二次ロック爪が係止して前記二次固定がなされるものであることが好ましい。
前記構成によれば、前記二次固定板の先端側を前記固定ボックス部の上端連続枠部を挟んで折り返す構成としているため、二次固定板の折返用溝が上端連続枠部を越えていない状態では、二次固定板の折り返す先端側が上端連続枠部に干渉してしまい、二次固定板の先端側を折り返すことができない。よって、一次ロック爪と一次係止孔が嵌合されていない状態であるにもかかわらず、二次固定板の先端側を折り返して二次ロック爪と二次係止孔を係止してしまう誤操作を確実に防止することができる。
前記固定ボックス部の上端連続枠部に前記他方の半円環部の先端に設けたロック爪が下端中央に係止するロック枠とし、前記一対の半円環部をロック結合している。
前述したように、本発明によれば、二次固定板の二次ロック爪と係止板の二次係止孔が嵌合されていることを外部より目視することにより、係止片の一次ロック爪と係止板の一次係止孔が嵌合されていることを確認することができるため、一次ロック爪と一次係止孔の半嵌合状態の発生を確実に防止することができ、コルゲートクランプを係止板に確実に係止固定することができる。
さらに、車体パネルから突設する係止板に対して2カ所で係止した2重係止とすることができるため、重量が大きなワイヤハーネスを確実に車体パネルに固定することができる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4に、本発明の実施形態を示す。
本実施形態のコルゲートクランプ10は、図1に示すように、自動車に配索されるワイヤハーネスW/Hを通したコルゲートチューブTに外嵌し、車体パネル(図示せず)から突設した係止板30に固定するものである。
前記コルゲートクランプ10は、樹脂成形品からなり、図2に示すように、一対の半円環部11、12の一側端を薄肉ヒンジ部13で連結すると共に他端にロック結合部を設けた外嵌用円環部14と、一方の半円環部11のロック結合側の外面に突設した固定ボックス部15とを備えている。
前記一対の半円環部11、12の内周面には、コルゲートチューブTの凹溝Taに嵌合するリブ11a、12aを周方向に延在させて設けており、半円環部11、12の内周面を、コルゲートチューブTの外周面の凸凹と嵌合する凹凸面としている。
また、他方の半円環部12の他端にロック片12bを突設し、該ロック片12bの内面先端にロック爪12cを設けている。
一方の半円環部11に設けた固定ボックス部15は、半円環部11の外面から突設した両側枠部15a、該両側枠部15aの下端を連続させる下端連続枠部15b、両側枠部15aの上端を連続させる上端連続枠部15cとで囲む上下開口の係止用空間Sを設けている。
前記両側枠部15aは突出側の先端を内方に屈曲させた形状としており、下端位置におおいて屈曲させた先端を前記下端連続枠部15bで連続させている。該下端連続枠部15bから係止用空間S内に可撓性を有する係止片15dを上方に向けて突設し、該係止片15dの内面側に一次ロック爪15eを設けている。また、下端連続枠部15bの上方に、両側枠部15a間に補助枠15fを架け渡して設け、該補助枠15fにより係止片15dの撓みを規制すると共に、該係止片15dを外部材から保護している。
また、前記上端連続枠部15cは、両側枠部15aの突出側の先端を連続させる第1上端連続枠部15c−1と、両側枠部15aの基部側を連続させる第2上端連続枠部15c−2とからなる。第2上端連続枠部15c−2は、固定ボックス部15に上端開口から半円環部12のロック片12bが挿入されたときに、ロック片12bのロック爪12cが係止されるロック枠としている。
図4に示すように、前記固定ボックス部15の両側壁部15aの内面に上下方向に延在するガイド溝15gを設け、該ガイド溝15gに二次固定板20の両側を摺動自在に嵌合している。ガイド溝15gの上下方向の中央に、二次固定板20の下端を載置して保持する保持部分となる段差部15hを設けている。よって、固定ボックス部15の係止用空間Sに係止板30が挿入されるまでの間は、二次固定板20の下端面両側をガイド溝15gの段差部15hに載置して、二次固定板20を所定の高さ位置に保持している。
前記二次固定板20は、グレー色の平板状の樹脂成形品からなり、二次固定板20の内面には、長さ方向の中間位置に幅方向に延在する折返用溝20aを設けている。また、該折返用溝20aに赤色の識別色Mを付すと共に、二次固定板20の外面にも、折返用溝20aと対応する位置に識別色Mを付している。これら折返用溝20aと識別色Mを設ける位置は、係止板30の一次係止孔30aに係止片15dの一次ロック爪15eが係止する一次固定時に固定ボックス部15の上端連続枠部15cの上端より突出する位置としている。
また、二次固定板20は、折返用溝20aよりも下部側を広幅とする一方、上部側を狭幅として、広幅とした下部側の両側を固定ボックス部15のガイド溝15gに摺動自在に嵌合している。また、二次固定板20の折返し側となる先端外面に二次ロック爪20bを設けている。
前記固定ボックス部15の係止用空間Sに下端開口から挿入される係止板30は、L字状に屈曲させて形成し、屈曲側の先端部を上方に向けて延在させている。該先端部に、固定ボックス部15の係止片15dに設けた一次ロック爪15eが挿入係止される一次係止孔30aを設けると共に、さらに先端側に、二次固定板20の二次ロック爪20bが挿入係止される二次係止孔30bを設けている。
図3(A)および図4(A)に示すように、係止板30の一次係止孔30aと係止片15dの一次ロック爪15eが嵌合するまでは、折返用溝20aおよび識別色Mは固定ボックス部15内に収容されている一方、図3(B)および図4(B)に示すように、係止板30の一次係止孔30aと係止片15dの一次ロック爪15eが嵌合した時に、該係止板30の上端30cと接触して押し上げられた二次固定板20の折返用溝20aと識別色Mが上端連続枠部15cの上端より突出した位置に配置される。
この状態で、図3(C)に示すように、二次固定板20の折返用溝20aを支点として先端側を前面側へと第1上端連続枠部15c−1を挟んで折り返し、先端の二次ロック爪20bを係止板30の二次係止孔30bに挿入係止して二次固定している。
次に、コルゲートクランプ10のコルゲートチューブTへの取付方法、およびコルゲートクランプ10と車体側の係止板30の係止方法と半嵌合検知方法について説明する。
まず、ワイヤハーネスW/Hに外装したコルゲートチューブTを、コルゲートクランプ10の半円環部11と12で挟み、半円環部12のロック片12bを半円環部11の固定ボックス部15に上端開口より挿入し、ロック片12bのロック爪12cを固定ボックス部15の第2上端連続枠部15c−2の下端面中央に係止して、コルゲートクランプ10をコルゲートチューブTに外嵌固定する。このとき、コルゲートチューブTの凹溝Taに半円環部11、12のリブ11a、12aを嵌合させて、コルゲートクランプ10をワイヤハーネスW/Hの長さ方向に位置決めしている。
前記固定ボックス部15の係止用空間Sに車体パネルより突設した係止板30を挿入するまでは、図3(A)および図4(A)に示すように、二次固定板20の下部側の両側部を固定ボックス部15のガイド溝15gに摺動自在に嵌合すると共に、二次固定板20の下端面の両側をガイド溝15gの段差部15hに載置した状態で配置しておく。このとき、折返用溝20aおよび識別色Mは固定ボックス部15内に収容されており、折返用溝20aを支点として先端側を折り曲げることができず、かつ、識別色Mが固定ボックス部15の上方位置で外部より目視できない状態となっている。
次いで、係止板30を固定ボックス部15の下面開口より係止用空間S内に挿入すると、二次固定板20の下端面に係止板30の上端30cが接触して、二次固定板20が係止板30により押し上げられる。
さらに、係止板30を固定ボックス部15内に挿入して、図3(B)および図4(B)に示すように、係止板30の一次係止孔30aと係止片15dの一次ロック爪15eが嵌合した時に、押し上げられた二次固定板20の折返用溝20aと識別色Mが上端連続枠部15cの上端より突出した位置に配置される。このとき、二次固定板20の折返用溝20aを支点として二次固定板20の先端側が折り曲げ可能な状態となっていると共に、識別色Mが固定ボックス部15の上方において外部より目視可能な状態となっている。
よって、識別色Mを外部から目視できるようになったことにより、係止板30の一次係止孔30aと固定ボックス部15の係止片15dに設けた一次ロック爪15eが嵌合されて一次固定されていることを判別することができる。
最後に、図3(C)に示すように、二次固定板20の折返用溝20aを支点として先端側を前面側へと第1上端連続枠部15c−1を挟んで折り返し、先端の二次ロック爪20bを係止板30の二次係止孔30bに挿入係止して二次固定する。
前記構成によれば、固定ボックス部15の係止用空間Sに係止板30を挿入すると、該係止用空間S内に配置した二次固定板20が係止板30により押し上げられ、係止板30の一次係止孔30aに係止片15dの一次ロック爪15eが嵌合した時に、押し上げられた二次固定板20の折返用溝20aが固定ボックス部15の上端連続枠部15cを越えた位置に突出する。このように、二次固定板20の折返用溝20aが固定ボックス部15の外部に突出した状態となると、該折返用溝20aを支点として二次固定板20の先端側を折り返すことができ、折り返した先端側の二次ロック爪20bを係止板30の二次係止孔30bに嵌合することができる。
よって、二次固定板20の二次ロック爪20bと係止板30の二次係止孔30bが嵌合されている場合には、係止片15dの一次ロック爪15eと係止板30の一次係止孔30aが嵌合されており、二次固定板20の二次ロック爪20bと係止板30の二次係止孔30bが嵌合されていることを外部より目視することにより、係止片15dの一次ロック爪15eと係止板30の一次係止孔30aが嵌合されていることを確認することができる。
これにより、二次固定板20の二次ロック爪20bと係止板30の二次係止孔30bが嵌合されていることを外部より目視で確認することにより、係止片15dの一次ロック爪15eと係止板30の一次係止孔30aの半嵌合状態の発生を確実に防止することができ、コルゲートクランプ10を係止板30に確実に係止固定することができる。
また、一次ロック爪15eと一次係止孔30aが嵌合されると二次固定板20に付した識別色Mが外部から目視可能となる。よって、二次固定板20の先端側を折り返して二次ロック爪20bを二次係止孔30bに挿入係止する前に、識別色Mを外部から目視で確認することにより、一次ロック爪15eと一次係止孔30aが嵌合されたことを確認しながら二次固定作業をスムーズに行うことができる。
さらに車体パネルの係止板30に対して、一次ロック爪15eと二次ロック爪20bとにより二重係止できるため、コルゲートクランプ10と係止板30との係止力を増強することができる。
本発明の実施形態のコルゲートクランプをコルゲートチューブに取り付けた状態を示し、(A)は車体パネルの係止板に取り付ける前の状態を示す斜視図、(B)は一次固定の状態を示す斜視図、(C)は二次固定の状態を示す斜視図である。 コルゲートクランプの斜視図である。 (A)はコルゲートクランプと係止板の嵌合前の状態を示す断面図、(B)はコルゲートクランプと係止板の一次固定の状態を示す断面図、(C)はコルゲートクランプと係止板の二次固定の状態を示す断面図である。 (A)は係止板をコルゲートクランプの固定ボックス部に挿入する前の状態を示す固定ボックス部の断面図、(B)はコルゲートクランプと係止板の一次固定の状態を示す固定ボックス部の断面図である。 (A)(B)は従来例を示す図面である。
符号の説明
10 コルゲートクランプ
11、12 半円環部
13 薄肉ヒンジ部
14 外嵌用円環部
15 固定ボックス部
15a 両側枠部
15b 下端連続枠部
15c 上端連続枠部
15d 係止片
15e 一次ロック爪
15g ガイド溝
20 二次固定板
20a 折返用溝
20b 二次ロック爪
30 係止板
30a 一次係止孔
30b 二次係止孔
M 識別色
T コルゲートチューブ
W/H ワイヤハーネス

Claims (4)

  1. 自動車に配索されるワイヤハーネスを挿通したコルゲートチューブに外嵌し、車体パネルに固定する樹脂成形品からなるコルゲートクランプであって、
    薄肉ヒンジ部で連結されると共に他端がロック結合される一対の半円環部を備え、一方の半円環部のロック結合側の外面に、上記一対の半円環部同士のロック部と車体パネルから突設した係止板とのロック部とを備えた固定ボックス部を突設しており、
    前記固定ボックス部は、前記半円環部の外面から突設した両側枠部と、該両側枠部の上下両端をそれぞれ連続させる上端連続枠部と下端連続枠部とで囲む上下開口の係止用空間を備え、
    前記下端連続枠部から係止用空間に係止片を突設し、該係止片の内面側に一次ロック爪を設け、該係止片の内面側に前記係止用空間の下端開口より前記車体パネルから突設した係止板が挿入され、該係止板に設けた一次係止孔に前記一次ロック爪を挿入係止して車体パネルに一次固定し、
    さらに、前記係止用空間の上部側に、前記挿入した係止板の上端と接触して上昇する二次固定板を設け、該二次固定板は長さ方向の中間位置に折返用溝を有すると共に折り返される先端側に二次ロック爪を備え、
    前記係止用空間への前記係止板の挿入に応じて前記二次固定板を上昇させ、前記折返用溝が前記上端連続枠部を越えた位置で該折返用溝を支点として前記係止板の前面側へと折り返し、該係止板に設けた二次係止孔に前記二次ロック爪を挿入係止して車体パネルに二次固定できる構成としているコルゲートクランプ。
  2. 前記二次固定板の折返用溝に識別色を付し、該折返用溝が前記上端連続枠部を越えたことで前記一次ロック爪が一次係止孔に係止された一次固定の検知を可能としている請求項1に記載のコルゲートクランプ。
  3. 前記係止用空間を挟む前記両側枠部の内面に上下方向のガイド溝を設け、前記二次固定板の両側をガイド溝に摺動自在に嵌合し、かつ、該二次固定板が前記係止用空間に突出する下端位置において、二次固定板の下端を保持する保持部分を前記両側枠部に設ける一方、該二次固定板を上端連続枠部の背面側を通して配置し、該二次固定板の折り返し時に前記上端連続枠部を挟んで折り返し、折り返し状態で前記係止板の一次係止孔より上側の前記二次係止孔に前記二次ロック爪が係止して前記二次固定がなされるものである請求項1または請求項2に記載のコルゲートクランプ。
  4. 前記固定ボックス部の上端連続枠部に前記他方の半円環部の先端に設けたロック爪が下端中央に係止するロック枠とし、前記一対の半円環部をロック結合している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のコルゲートクランプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102412535A (zh) * 2011-11-29 2012-04-11 奇瑞汽车股份有限公司 一种汽车线束支架
JP2015015828A (ja) * 2013-07-04 2015-01-22 星和電機株式会社 フェライトケース
JP2015154040A (ja) * 2014-02-19 2015-08-24 株式会社オートネットワーク技術研究所 クランプ
JP2017153260A (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 住友電装株式会社 固定部材付きワイヤハーネス

Cited By (4)

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