JP2009211655A - 半導体装置の設計方法、設計プログラム及び設計システム - Google Patents

半導体装置の設計方法、設計プログラム及び設計システム Download PDF

Info

Publication number
JP2009211655A
JP2009211655A JP2008056713A JP2008056713A JP2009211655A JP 2009211655 A JP2009211655 A JP 2009211655A JP 2008056713 A JP2008056713 A JP 2008056713A JP 2008056713 A JP2008056713 A JP 2008056713A JP 2009211655 A JP2009211655 A JP 2009211655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
design
noise
semiconductor device
power supply
noise parameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008056713A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Ito
伸行 伊東
Kimie Baba
きみえ 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Electronics Corp
Original Assignee
NEC Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Electronics Corp filed Critical NEC Electronics Corp
Priority to JP2008056713A priority Critical patent/JP2009211655A/ja
Priority to US12/379,589 priority patent/US20090228845A1/en
Priority to DE102009011426A priority patent/DE102009011426A1/de
Publication of JP2009211655A publication Critical patent/JP2009211655A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/30Circuit design
    • G06F30/36Circuit design at the analogue level

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】半導体装置の設計において、電源ノイズ量が許容値内に収まるような条件を簡単に把握すること。
【解決手段】半導体装置の設計方法は、(A)半導体装置の設計仕様に基づいて、半導体装置の電源ノイズに寄与するノイズパラメータの設計値を算出することと、(B)算出された設計値を含む所定の範囲内でノイズパラメータを可変的に設定し、設定されたノイズパラメータを用いることによって半導体装置の電源ノイズ量を算出することと、(C)上記所定の範囲内のノイズパラメータと算出された電源ノイズ量との対応関係を示すノイズデータベースを作成することと、を含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体装置の設計技術に関する。特に、本発明は、電源ノイズを考慮した半導体装置の設計技術に関する。
半導体装置の微細化、高速化及び大規模化により、電源ノイズに起因する動作不良が問題となってきている。従って、電源ノイズを考慮し、動作不良が発生しないように半導体装置を設計することが望ましい。電源ノイズを低減するためには、例えば、チップサイズの変更や半導体パッケージの変更が必要となる。このような半導体装置の設計仕様の変更は、大きな後戻りであり、設計期間の増大を招く。従って、設計仕様の検討段階で電源ノイズ量を見積もり、その見積もり結果を設計に反映させることが望ましい。
特許文献1には、回路設計処理の前に、特に設計回路の論理合成の前に電源ノイズ量を見積もるための技術が開示されている。まず、半導体装置の仕様に応じて求められる電気的特性に基づいて、該半導体装置の電源供給部から接地電源までの電源供給網モデルが作成される。続いて、その電源供給網モデルの周波数解析が行われる。また、上記仕様に応じて得られる動作電流波形に基づいて周波数解析が行われる。これら2つの周波数解析の結果に基づいて、電源供給網モデルの電源ノイズが算出される。これにより、論理合成の前に、電源ノイズを把握することができる。
特開2006−163494号公報
本願発明者は次の点に着目した。上述の関連技術によれば、論理合成より前に電源ノイズ量を見積もることができる。見積もられた電源ノイズ量が許容値を超えていた場合、電源ノイズを低減するために設計仕様を変更する必要がある。しかしながら、上述の関連技術では、電源ノイズを低減するために設計仕様をどのように変更すればよいかの指針は与えられない。つまり、設計仕様の何をどの程度変更しなければならないかを知ることはできない。結果として、設計者は、経験と勘に基づいて試行錯誤しながら設計仕様を変更し、電源ノイズの見積もりを繰り返す必要がある。
本発明の第1の観点において、半導体装置の設計方法が提供される。その設計方法は、(A)半導体装置の設計仕様に基づいて、半導体装置の電源ノイズに寄与するノイズパラメータの設計値を算出することと、(B)算出された設計値を含む所定の範囲内でノイズパラメータを可変的に設定し、設定されたノイズパラメータを用いることによって半導体装置の電源ノイズ量を算出することと、(C)上記所定の範囲内のノイズパラメータと算出された電源ノイズ量との対応関係を示すノイズデータベースを作成することと、を含む。
本発明の第2の観点において、半導体装置の設計処理をコンピュータに実行させる設計プログラムが提供される。その設計処理は、(a)半導体装置の設計仕様に基づいて、半導体装置の電源ノイズに寄与するノイズパラメータの設計値を算出することと、(b)算出された設計値を含む所定の範囲内でノイズパラメータを可変的に設定し、設定されたノイズパラメータを用いることによって半導体装置の電源ノイズ量を算出することと、(c)上記所定の範囲内のノイズパラメータと算出された電源ノイズ量との対応関係を示すノイズデータベースを作成することと、を含む。
本発明の第3の観点において、半導体装置の設計システムが提供される。その設計システムは、半導体装置の設計仕様を示す設計仕様情報が格納された記憶装置と、処理装置とを備える。処理装置は、設計仕様に基づいて、半導体装置の電源ノイズに寄与するノイズパラメータの設計値を算出する。また、処理装置は、算出された設計値を含む所定の範囲内でノイズパラメータを可変的に設定し、設定されたノイズパラメータを用いることによって半導体装置の電源ノイズ量を算出する。更に、処理装置は、上記所定の範囲内のノイズパラメータと算出された電源ノイズ量との対応関係を示すノイズデータベースを作成する。
本発明によれば、所定の範囲内のノイズパラメータと電源ノイズ量との対応関係を網羅的に示すノイズデータベースが提供される。そのノイズデータベースを用いることによって、電源ノイズの特性や変動を容易に解析することができる。また、そのノイズデータベースを参照することによって、電源ノイズ量が許容値内に収まるような条件を直ぐに知ることができる。試行錯誤を繰り返して適切な条件や設計制約を得る必要はない。従って、設計期間が大幅に短縮される。
添付図面を参照して、本発明の実施の形態に係る半導体装置の設計方法を説明する。本実施の形態によれば、半導体装置の電源ノイズ量が予め見積もられ、見積もられた電源ノイズ量を利用して半導体装置の設計や検証が行われる。図1は、本実施の形態に係る半導体装置の設計処理フローを概念的に示している。以下、図1で示される各ステップを詳細に説明する。
1.半導体装置の設計仕様の決定(ステップS100)
まず、半導体装置の設計仕様が決定される。特に、後のノイズ見積もり処理(ステップS200)で必要となるパラメータを算出するために用いられる物理的仕様が決定される。物理的仕様とは、チップサイズ、消費電力、パッケージ、実装ボードなどの仕様である。そして、決定された設計仕様(物理的仕様)を示す設計仕様情報DSPECが作成される。図2は、ステップS100における処理の一例を概念的に示している。
(ステップS110)
設計仕様のうち回路規模、動作周波数、搭載コアの種類や数などの情報に基づいて、チップサイズの見積もりが行われる。見積もられたチップサイズを示すチップサイズ情報D110が作成される。
(ステップS120)
回路規模、動作周波数、搭載コアの種類や数などの情報、及び上述のチップサイズ情報D110に基づいて、LSIの消費電力の見積もりが行われる。見積もられた消費電力を示す消費電力情報D120が作成される。
(ステップS130)
上述のチップサイズ情報D110と消費電力情報D120、及びパッケージ要求仕様に基づいて、パッケージの見積もりが行われる。パッケージ要求仕様としては、パッケージの種類、ボディサイズなどの形状、端子数などが挙げられる。見積もられたパッケージの種類、構造、電源端子数などを示すパッケージ情報D130が作成される。
(ステップS140)
上述のパッケージ情報D130及びボード要求仕様に基づいて、実装ボードの見積もりが行われる。ボード要求仕様としては、実装ボードの材質、形状、配線基準、実装されるバイパスコンデンサの容量値と個数などが挙げられる。見積もられた実装ボードの種類、構造、サイズ、設計基準などを示す実装ボード情報D140が作成される。
設計仕様情報DSPECは、チップサイズ情報D110、消費電力情報D120、パッケージ情報D130、実装ボード情報D140のうち少なくとも1つを含む。
2.ノイズ見積もり処理(ステップS200)
次に、ステップS100で得られた設計仕様情報DSPECに基づいて、半導体装置の電源ノイズの見積もりが行われる。図3は、ステップS200における処理フローを示している。
(ステップS210)
まず、設計仕様情報DSPECが示す設計仕様(物理的仕様)に基づいて、ノイズパラメータの設計値が算出される。ノイズパラメータとは、半導体装置の電源ノイズに寄与するパラメータであり、例えば次のものが挙げられる。
・チップ上の静止容量値(Cchip)
・チップ上の電源配線のインダクタンス値(Lchip)
・チップ上の電源配線の抵抗値(Rchip)
・パッケージの電源−GND間のループインダクタンス値(Lpkg)
・実装ボード上のバイパスコンデンサの搭載数と各容量値(Cpc)
・実装ボード上の電源配線の特性値(Rbd,Lbd,Cbd)
・実装ボード上の電源プレーンの特性値(US)
・LSI消費電流(Ichip)
ノイズパラメータCchip、Lchip及びRchipの設計値は、チップサイズ情報D110から算出される。ノイズパラメータLpkgの設計値は、パッケージ情報D130から算出される。ノイズパラメータCpc、Rbd、Lbd、Cbd、USの設計値は、実装ボード情報D140から算出される。ノイズパラメータIchipの設計値は、消費電力情報D120から算出される。
尚、ノイズパラメータは、上記例に限られない。また、全てのノイズパラメータを算出する必要はなく、任意の種類のノイズパラメータが算出されればよい。例えば、チップ上の静止容量値(Cchip)とパッケージの電源−GND間のループインダクタンス値(Lpkg)の設計値が算出される。
(ステップS220)
次に、電源ノイズの見積もりにおけるノイズパラメータの解析条件が設定される。具体的には、電源ノイズ量の算出に際し、ステップS210で算出されたノイズパラメータの各々に関してある程度の誤差範囲が考慮される。そのため、算出された設計値を含む所定の変動範囲が、各ノイズパラメータに関して設定される。電源ノイズ量の算出は、その変動範囲内で各ノイズパラメータを様々に変化させる(振る)ことによって行われる。よって、ノイズパラメータを振る際の刻み幅(解析精度)も設定される。このような解析条件(変動範囲、刻み幅)が、次の電源ノイズ量の算出に適用される。
(ステップS230)
次に、回路シミュレーションやモデルを用いた周知のノイズ解析手法により電源ノイズ量が算出される。このとき、各ノイズパラメータは上記変動範囲内で可変的に設定され、それにより電源ノイズ量が網羅的に算出される。
例えば、あるノイズパラメータ(例:Cchip)を変動範囲内で変化させる場合を考える。このとき、他のノイズパラメータ(例:Lpkg)は例えば設計値に固定される。図3に示されるように、まず、当該ノイズパラメータが初期値に設定される(ステップS231)。次に、設定されたノイズパラメータを用いることによって、電源ノイズ量が算出される(ステップS232)。更に、当該ノイズパラメータは変動範囲内で他の値に変更され(ステップS234)、再度電源ノイズ量が算出される(ステップS232)。当該ノイズパラメータのある設定値と他の設定値との差は、上記刻み幅に設定される。このような処理が繰り返され、変動範囲全体にわたって計算が終了すれば(ステップS233;Yes)、当該ノイズパラメータに関する解析は終了する。他のノイズパラメータに関しても同様である。
(ステップS240)
ステップS230での計算結果を示すノイズデータベースDNOSが作成される。このノイズデータベースDNOSは、「上記変動範囲内のノイズパラメータ」と「算出された電源ノイズ量」との対応関係を網羅的に示している。図4及び図5のそれぞれは、得られるノイズデータベースDNOSの一例を説明するためのテーブル及びグラフである。図4及び図5で示される例では、変動範囲内のノイズパラメータ(Cchip)と電源ノイズ量(Vnoise)との関係が示されている。また、変動範囲内のノイズパラメータ(Cchip)と共振周波数(fres)との関係も示されている。ノイズデータベースDNOSは、図4のようなテーブル形式で与えられてもよいし、図5のようなグラフ形式で与えられてもよい。作成されたノイズデータベースDNOSは、例えば表示装置に表示される。
3.ノイズデータベースの解析(ステップS300)
以上に説明されたように、本実施の形態によれば、所定の変動範囲内のノイズパラメータと電源ノイズ量との対応関係を網羅的に示すノイズデータベースDNOSが提供される。そのノイズデータベースDNOSを用いることによって、電源ノイズの特性や変動を容易に解析することができる。例えば、あるノイズパラメータを変化させたとき電源ノイズがどう変動するかを解析することができる。また、どうすれば電源ノイズが低減されるかを判断することもできる。よって、ノイズデータベースDNOSは、ノイズ解析の指針となり得る。
また、ノイズデータベースDNOSを参照することによって、電源ノイズ量が所定の許容値内に収まるような条件を得ることができる。その条件は、電源ノイズ量が許容値内に収まるようなノイズパラメータの“許容範囲”として与えられることに留意されたい。このように得られる条件(ノイズパラメータの許容範囲)が、回路設計における「設計制約(制約範囲)」として用いられる。本実施の形態によれば、電源ノイズ量が許容値以下となる適切な設計制約範囲(ノイズパラメータの許容範囲)を直ぐに知ることができる。それは、所定の変動範囲内のノイズパラメータと電源ノイズ量との対応関係を網羅的に示すノイズデータベースDNOSが参照されるからである。試行錯誤を繰り返して適切な条件や設計制約を得る必要はない。従って、設計期間が大幅に短縮される。
また、設計制約は、ステップS100で決定された物理的仕様において実現可能なものであることが望ましい。例えば、あるチップサイズの半導体チップに搭載可能な最大容量値が30nFである場合、静止容量値Cchipは30nF以下であることが望ましい。従って、その条件(Cchip:30nF以下)を満足するように、ノイズパラメータCchipの許容範囲は決定される。このように、本実施の形態によれば、ノイズパラメータの許容範囲は、物理的仕様(チップサイズ等)から要求される条件を満足するように決定される。言い換えれば、半導体装置の物理的仕様の観点から実現不可能な条件は、設計制約範囲から除外される。実現不可能な条件をあらかじめ設計制約範囲から外しておくことにより、後の段階で設計回路が実現不可能であることが発覚することを未然に防ぐことができる。結果として、回路設計のやり直しや設計仕様の変更が抑制される。
このようにして決定された設計制約範囲を示す設計制約情報DCONが作成される。設計制約情報DCONは、電源ノイズ量が許容値内に収まるような各ノイズパラメータの“許容範囲”を示している。設計制約情報DCONは、チップ制約(Cchip,Lchip,Rchipなどに関する設計制約)、パッケージ制約(Lpkgなどに関する設計制約)、実装ボード制約(Cpc、Rbd、Lbd、Cbd、USなどに関する設計制約)を別々に含んでいてもよい。
4.回路設計(ステップS400)
電源ノイズの見積もり(ステップS200)及び設計制約範囲の決定(ステップS300)を予め行った後に、一般的な方法で回路設計が行われる。具体的には、論理合成や自動レイアウト処理が実行される。回路設計段階で、上述の設計制約情報DCONが参照されてもよい。ステップS400の結果、設計された回路情報を示す設計回路情報DSGNが作成される。
5.設計回路の検証(ステップS500)
続いて、ステップS400で得られた設計回路の検証が行われる。例えば、レイアウト検証やタイミング検証が行われる。また、ノイズ検証も行われる。この場合、上述の設計制約情報DCONが参照され、設計回路が設計制約範囲(ノイズパラメータの許容範囲)を満足しているかどうかが検証される。検証結果がフェイルの場合(ステップS500;No)、回路設計(ステップS400)が再度実施される。検証結果がパスの場合(ステップS500;Yes)、最終的な設計回路が決定する。本実施の形態によれば、設計制約は、電源ノイズ量が許容値以下となるノイズパラメータの“許容範囲”として与えられている。すなわち、設計制約は、許容誤差を含む設計制約範囲として与えられている。そのため、検証結果がフェイルになる確率が極めて低くなる。従って、設計期間と設計コストが大幅に低減される。
以上に説明されたように、本実施の形態によれば、ステップS300で作成された設計制約情報DCONが、ステップS400、S500で参照される。設計回路のノイズパラメータが設計制約情報DCONで示される許容範囲を満足するようにデバイス設計が行われる。尚、設計及び検証は、チップ段階、パッケージ段階、実装ボード段階のそれぞれで実施される。
6.設計システム
本実施の形態に係る設計方法は、コンピュータシステムによって実現され得る。図6は、そのようなコンピュータシステムの構成の一例を示すブロック図である。
図6に示される設計システム1(コンピュータシステム)は、プロセッサ2、記憶装置3、入力装置4及び出力装置5を備えている。プロセッサ2はCPUを含んでいる。記憶装置3としては、RAMやHDDが例示される。記憶装置3には、設計仕様情報DSPEC、ノイズデータベースDNOS、設計制約情報DCON、設計回路情報DSGNなどが格納される。入力装置4としては、キーボード、マウス、メディアドライブが例示される。出力装置5としては、ディスプレイやプリンタが例示される。設計者は、出力装置5から出力される情報を参照しながら、入力装置4を用いることにより各種コマンドやデータを入力することができる。
設計システム1は更に、設計処理のための設計プログラムPROGを備えている。設計プログラムPROGは、プロセッサ2によって実行されるソフトウェアプログラムである。設計プログラムPROGは、記憶装置3に格納されていてもよいし、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。設計プログラムPROGは、ノイズ算出プログラムP200、制約決定プログラムP300、回路設計プログラムP400及び回路検証プログラムP500を含んでいる。ノイズ算出プログラムP200、制約決定プログラムP300、回路設計プログラムP400及び回路検証プログラムP500は、それぞれ上述のステップS200、S300、S400及びS500の処理機能を提供する。
プロセッサ2はそれぞれのプログラムP200〜P500を実行し、それにより本実施の形態に係る設計処理が実現される。具体的には、ノイズ算出プログラムP200に従って、プロセッサ2は、記憶装置3から設計仕様情報DSPECを読み出し、ステップS200の処理を行い、ノイズデータベースDNOSを作成する。ノイズデータベースDNOSは、出力装置5から出力されてもよい。例えば、図5で示されたようなグラフがディスプレイに表示される。また、制約決定プログラムP300に従って、プロセッサ2は、設計仕様情報DSPECとノイズデータベースDNOSを記憶装置3から読み出し、ステップS300の処理を行い、設計制約情報DCONを作成する。また、回路設計プログラムP400に従って、プロセッサ2は、ステップS400の処理を行い、設計回路情報DSGNを作成する。また、回路検証プログラムP500に従って、プロセッサ2は、設計制約情報DCONと設計回路情報DSGNを記憶装置3から読み出し、ステップS500の処理を行う。
7.効果
以上に説明されたように、本実施の形態によれば、所定の変動範囲内のノイズパラメータと電源ノイズ量との対応関係を網羅的に示すノイズデータベースDNOSが提供される。そのノイズデータベースDNOSを用いることによって、電源ノイズの特性や変動を容易に解析することができる。また、ノイズデータベースDNOSを参照することによって、電源ノイズ量が許容値内に収まるような適切な条件(設計制約)を直ぐに知ることができる。試行錯誤を繰り返して適切な条件や設計制約を得る必要はない。従って、設計期間が大幅に短縮される。
また、本実施の形態によれば、設計制約は、電源ノイズ量が許容値内に収まるようなノイズパラメータの“許容範囲”として与えられる。すなわち、設計制約は、許容誤差を含む設計制約範囲として与えられる。比較例として、設計制約がノイズパラメータの“特定の値”として与えられる場合を考える。この場合、その設計制約が回路設計工程で考慮されたとしても、実際に設計される回路がその設計制約を満たす可能性は非常に低い。従って、回路検証の結果がフェイルになり易くなり、回路設計のやり直し回数が増大する。あるいは、回路検証において、電源ノイズの見積もり及び検証を再度実施する必要がある。これらのことは、設計期間と設計コストの増大を招く。一方、本実施の形態に係る回路検証(ステップS500)では、設計回路が設計制約範囲を満足しているかどうかを確認するだけでよい。設計制約が許容誤差を含んでいるため、回路検証(ステップS500)の結果がフェイルになる確率が極めて低くなる。従って、設計期間と設計コストが大幅に低減される。
更に、本実施の形態では、半導体装置の物理的仕様(チップサイズ等)の観点から実現不可能な条件を設計制約範囲から除外することもできる。実現不可能な条件をあらかじめ設計制約範囲から外しておくことにより、後の段階で設計回路が実現不可能であることが発覚することを未然に防ぐことができる。結果として、回路設計のやり直しや設計仕様の変更が抑制される。このことも、設計期間と設計コストの低減に寄与する。
以上、本発明の実施の形態が添付の図面を参照することにより説明された。但し、本発明は、上述の実施の形態に限定されず、要旨を逸脱しない範囲で当業者により適宜変更され得る。
図1は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の設計処理フローを示す概念図である。 図2は、本発明の実施の形態における設計仕様の決定処理の一例を示す概念図である。 図3は、本発明の実施の形態におけるノイズ見積もり処理を示すフローチャートである。 図4は、本発明の実施の形態におけるノイズデータベースの一例を示すテーブルである。 図5は、本発明の実施の形態におけるノイズデータベースの一例を示すグラフである。 図6は、本発明の実施の形態に係る設計システムの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 設計システム
2 プロセッサ
3 記憶装置
4 入力装置
5 出力装置
PROG 設計プログラム
P200 ノイズ算出プログラム
P300 制約決定プログラム
P400 回路設計プログラム
P500 回路検証プログラム
DSPEC 設計仕様情報
DNOS ノイズデータベース
DCON 設計制約情報
DSGN 設計回路情報

Claims (7)

  1. 半導体装置の設計方法であって、
    (A)前記半導体装置の設計仕様に基づいて、前記半導体装置の電源ノイズに寄与するノイズパラメータの設計値を算出することと、
    (B)前記算出された設計値を含む所定の範囲内で前記ノイズパラメータを可変的に設定し、前記設定されたノイズパラメータを用いることによって前記半導体装置の電源ノイズ量を算出することと、
    (C)前記所定の範囲内の前記ノイズパラメータと前記算出された電源ノイズ量との対応関係を示すノイズデータベースを作成することと
    を含む
    設計方法。
  2. 請求項1に記載の設計方法であって、
    更に、
    (D)前記ノイズデータベースを参照し、前記算出された電源ノイズ量が所定の許容値内に収まるような前記ノイズパラメータの許容範囲を決定することと、
    (E)前記ノイズパラメータの前記許容範囲を示す設計制約情報を作成することと
    を含む
    設計方法。
  3. 請求項2に記載の設計方法であって、
    前記ノイズパラメータの前記許容範囲は、更に、前記半導体装置の物理的仕様から要求される条件を満足するように決定される
    設計方法。
  4. 請求項2又は3に記載の設計方法であって、
    更に、(F)前記設計制約情報を参照し、前記ノイズパラメータが前記許容範囲を満足するように前記半導体装置の回路設計を行うことを含む
    設計方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の設計方法であって、
    前記半導体装置の前記設計仕様は、チップサイズ、消費電力、パッケージ及び実装ボードのうち少なくとも1つの情報を含む
    設計方法。
  6. 半導体装置の設計処理をコンピュータに実行させる設計プログラムであって、
    前記設計処理は、
    (a)前記半導体装置の設計仕様に基づいて、前記半導体装置の電源ノイズに寄与するノイズパラメータの設計値を算出することと、
    (b)前記算出された設計値を含む所定の範囲内で前記ノイズパラメータを可変的に設定し、前記設定されたノイズパラメータを用いることによって前記半導体装置の電源ノイズ量を算出することと、
    (c)前記所定の範囲内の前記ノイズパラメータと前記算出された電源ノイズ量との対応関係を示すノイズデータベースを作成することと
    を含む
    設計プログラム。
  7. 半導体装置の設計システムであって、
    前記半導体装置の設計仕様を示す設計仕様情報が格納された記憶装置と、
    処理装置と
    を備え、
    前記処理装置は、
    前記設計仕様に基づいて、前記半導体装置の電源ノイズに寄与するノイズパラメータの設計値を算出し、
    前記算出された設計値を含む所定の範囲内で前記ノイズパラメータを可変的に設定し、
    前記設定されたノイズパラメータを用いることによって前記半導体装置の電源ノイズ量を算出し、
    前記所定の範囲内の前記ノイズパラメータと前記算出された電源ノイズ量との対応関係を示すノイズデータベースを作成する
    設計システム。
JP2008056713A 2008-03-06 2008-03-06 半導体装置の設計方法、設計プログラム及び設計システム Withdrawn JP2009211655A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008056713A JP2009211655A (ja) 2008-03-06 2008-03-06 半導体装置の設計方法、設計プログラム及び設計システム
US12/379,589 US20090228845A1 (en) 2008-03-06 2009-02-25 Method, design program and design system for semiconductor device
DE102009011426A DE102009011426A1 (de) 2008-03-06 2009-03-03 Verfahren, Programm und System für das Entwerfen einer Halbleitervorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008056713A JP2009211655A (ja) 2008-03-06 2008-03-06 半導体装置の設計方法、設計プログラム及び設計システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009211655A true JP2009211655A (ja) 2009-09-17

Family

ID=41054918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008056713A Withdrawn JP2009211655A (ja) 2008-03-06 2008-03-06 半導体装置の設計方法、設計プログラム及び設計システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20090228845A1 (ja)
JP (1) JP2009211655A (ja)
DE (1) DE102009011426A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103574160A (zh) * 2013-11-21 2014-02-12 中国石油集团工程设计有限责任公司 一种管道通过震动峰值为0.4g以上的走滑断层的设计方法

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011253434A (ja) * 2010-06-03 2011-12-15 Hitachi Ltd ゲート駆動回路の設計支援装置および設計支援方法
WO2012006022A1 (en) * 2010-06-28 2012-01-12 National Acquisition Sub, Inc. Power supply system designer for multiple-load devices
US20140068538A1 (en) * 2012-09-04 2014-03-06 Lsi Corporation Automated noise characterization and completeness and correctness of noise deliverables
CN104965939B (zh) * 2015-05-27 2019-05-14 西安电子科技大学 一种周边桁架式可展开天线可靠性分析方法
US9618999B1 (en) * 2015-11-17 2017-04-11 International Business Machines Corporation Idle-aware margin adaption
CN109710997B (zh) * 2018-12-07 2023-05-12 中国电子科技集团公司第十三研究所 在片噪声参数传递标准件的设计方法、系统及终端设备
CN113312877B (zh) * 2021-05-28 2021-11-30 深圳市兴隆鑫科技有限公司 一种基于集成电路的移动电源保护板设计方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7139989B2 (en) * 2002-06-27 2006-11-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Semiconductor integrated circuit designing apparatus, semiconductor integrated circuit designing method, semiconductor integrated circuit manufacturing method, and readable recording media
US6898769B2 (en) * 2002-10-10 2005-05-24 International Business Machines Corporation Decoupling capacitor sizing and placement
JP4237133B2 (ja) 2004-12-02 2009-03-11 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 半導体装置の設計方法および半導体装置の設計プログラム
JP2006323574A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Hitachi Ltd ディスクアレイ装置
US7486096B2 (en) * 2006-10-31 2009-02-03 International Business Machines Corporation Method and apparatus for testing to determine minimum operating voltages in electronic devices

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103574160A (zh) * 2013-11-21 2014-02-12 中国石油集团工程设计有限责任公司 一种管道通过震动峰值为0.4g以上的走滑断层的设计方法
CN103574160B (zh) * 2013-11-21 2016-06-15 中国石油集团工程设计有限责任公司 管道通过震动峰值为0.4g以上的走滑断层的设计方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE102009011426A1 (de) 2009-10-15
US20090228845A1 (en) 2009-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009211655A (ja) 半導体装置の設計方法、設計プログラム及び設計システム
US7805689B2 (en) Circuit board information acquisition and conversion method, program, and device for the same
US10678973B2 (en) Machine-learning design enablement platform
JP4511598B2 (ja) 集積回路設計の層、領域またはセルであるオブジェクトを選択的にスケーリングするための方法、システム、およびプログラム
US7689944B2 (en) Method for designing semiconductor apparatus, system for aiding to design semiconductor apparatus, computer program product therefor and semiconductor package
US20030066037A1 (en) Time synthesis for power optimization of high performance circuits
JP4946573B2 (ja) デカップリングセル配置方法及びデカップリングセル配置装置
JP2009140265A (ja) 半導体装置に対する同時動作信号ノイズ見積り方法における同時動作信号ノイズ基礎特性取得方法、及びプログラム
JP5561274B2 (ja) 電源設計システム、電源設計方法、及び電源設計用プログラム
US20060005152A1 (en) Method and device for designing semiconductor integrated circuit and logic design program
WO2012014597A1 (ja) 電源設計システム、電源設計方法、及び電源設計用プログラム
US8818784B1 (en) Hardware description language (HDL) incorporating statistically derived data and related methods
JP5429889B2 (ja) 半導体集積回路の動作解析方法、動作解析装置、動作解析プログラム及び動作解析システム
JP4756002B2 (ja) 半導体集積回路の設計支援装置、その設計支援方法、その製造方法、プログラム、及び記録媒体
US7761824B2 (en) System and method to generate an IC layout using simplified manufacturing rule
WO2017199309A1 (ja) 評価プログラム、評価装置および評価方法
JP2007199256A (ja) 集積回路の設計方法、設計装置及びプログラム
JP2009140216A (ja) 回路解析方法、回路解析プログラム、及び回路解析装置
JP2010039969A (ja) クロストークノイズの判定方法およびプログラム
JP2009252140A (ja) セル遅延ライブラリとその作成方法、及び遅延解析方法
JP2006268478A (ja) クロック遅延解析装置、クロック遅延解析方法、クロック遅延解析プログラム、および記録媒体
JP2013190937A (ja) 半導体集積回路の電源ノイズ解析装置及び電源ノイズ解析方法
JP4530222B2 (ja) 高周波ノイズ解析装置、高周波ノイズ解析方法及び高周波ノイズ解析プログラム
JP2010097328A (ja) ループ最適化システム、ループ最適化方法、及びループ最適化用プログラム
JP5310312B2 (ja) 集積回路の消費電力検証方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100809

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20110704