JP5561274B2 - 電源設計システム、電源設計方法、及び電源設計用プログラム - Google Patents

電源設計システム、電源設計方法、及び電源設計用プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5561274B2
JP5561274B2 JP2011511281A JP2011511281A JP5561274B2 JP 5561274 B2 JP5561274 B2 JP 5561274B2 JP 2011511281 A JP2011511281 A JP 2011511281A JP 2011511281 A JP2011511281 A JP 2011511281A JP 5561274 B2 JP5561274 B2 JP 5561274B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
current
voltage
impedance
fluctuation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011511281A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2010125752A1 (ja
Inventor
学 楠本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2011511281A priority Critical patent/JP5561274B2/ja
Publication of JPWO2010125752A1 publication Critical patent/JPWO2010125752A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5561274B2 publication Critical patent/JP5561274B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/30Circuit design
    • G06F30/36Circuit design at the analogue level
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/30Circuit design
    • G06F30/36Circuit design at the analogue level
    • G06F30/367Design verification, e.g. using simulation, simulation program with integrated circuit emphasis [SPICE], direct methods or relaxation methods
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2119/00Details relating to the type or aim of the analysis or the optimisation
    • G06F2119/06Power analysis or power optimisation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Description

本発明は、電子機器や電子装置(以下、「電子装置」と称する)の電源を設計するためのツールとして用いられる電源設計システム、電源設計方法、及び電源設計用プログラムに関する。
特に、本発明は、設計段階の上流過程において、電子装置内に設けられた動作回路の概要に基づいたランダムモデルを適用し、電源変動を表す統計値を出力することで電源設計を支援する電源設計システム、電源設計方法、及び電源設計用プログラムに関する。
近年、半導体技術の飛躍的な進歩に伴って、LSI(Large Scale Integration)などを含む電子装置の高性能化及び高速動作化が進んでいる。そのため、電子装置の電源の設計や検証などに要するコストも高騰化してきている。そこで、電子装置の電源の設計コストを低減化させるために、設計の段階においてシミュレーションを使用した電子装置の検証が盛んに行われている。このようなシミュレーションを使用した検証の結果を解析すれば、電子装置における電源の設計の良し悪しや問題点などを判断することができる。これによって、電子装置の試作後に電源の再設計を行わなければならないといった問題を解決することができる。それゆえ、電子装置における電源の設計コストの低減化を図ることが可能となる。
また、シミュレーションを使用して電子装置の電源の設計を支援する技術も種々開示されている。例えば、複数の伝搬路を経由した多重波が相互に干渉を起こして受信波を劣化させるマルチパスフェージング現象を解消するために、シミュレーションを使用してあらかじめ電源のインピーダンスを求め、求められたインピーダンスに基づいて電源の共振の有無を判定して設計支援を行う技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、電子装置の電源回路の測定結果に基づいて、シミュレーションのモデルを調整することで設計支援を行う技術も開示されている(例えば、特許文献2参照)。さらに、電子装置の多くの設計情報より解析モデルを生成し、電源設計を行うための重要な要素の一つである電源回路にコンデンサを配置するためのデカップリング容量を決定することで、設計支援を適切に行う技術も開示されている(特許文献3参照)。
また、電子装置の電源設計においては、電源電圧の変動を抑えることが極めて重要である。すなわち、電子装置の動作部が様々に動作するときに電源から電流が流れる。このとき、電子装置の動作部はLSIやその他多くの電子部品から構成されていて、各電子部品の動作状態に合わせて、電子装置の各種の回路が動いたり止まったりしている。それに伴い、各タイミングで動作する回路の個数に応じて動作部に流れる電流が変化する。したがって、この電流の変化に伴って電源電圧の変動が発生する。そのため、電流の変化に伴う電源電圧の変動を解析して、安定した電源電圧が実現できるような最適な電源設計が行われている。
日本特許第3609305号公報 日本特開2007−133484号公報 日本特開2008−70924号公報
しかしながら、電子装置の詳細な動作状態が決定されていない設計の上流過程においては、シミュレーションを利用して設計を行うことは極めて困難である。そこで、詳細な設計データに基づいてシミュレーションを行ったり、上記特許文献2の技術のように、一度、実際の電子装置を使用して測定データを得てからシミュレーションを行ったりしている。ところが、設計の上流過程ではシミュレーションに必要な情報を集めることができない。そのため、シミュレーションを使用した設計が有効な設計の上流過程においては適切なシミュレーションが行えないのが現状である。
また、実際の電子装置は複雑な動作を行うため、電子装置の動作を忠実に模擬するようなシミュレーションを行うことは極めて困難である。すなわち、電子装置における実際の複雑な動作に伴う電流の変化状態をシミュレーションするためには、シミュレーションモデル自身がかなり複雑になるので、シミュレーションの結果を解析するためには膨大な計算量が必要となる。そこで、現状では、単純な動作の繰り返しなどを仮定することでシミュレーションを行っている。そのため、電子装置におけるごく一部の動作しか考慮することができず、電子装置に低い頻度で発生する現象などについては考慮されない状態で電源の設計がなされている。従って、高品質な電源を設計することができない。尚、前記の特許文献1,2および3の技術においても、電子装置の全ての動作を考慮したシミュレーションを行っているわけではないので、高品質な電源を設計することはできない。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、設計段階の上流過程において、電子装置の動作の概要に基づいたランダムモデルを適用し、統計的な手法で計算を行うことで、シミュレーションを使用して電源変動を表す統計値を出力して電源設計を支援する電源設計システム、電源設計方法、及び電源設計用プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電源設計システムは、電子装置の設計データを入力する入力装置と、前記電子装置内の各回路の動作/非動作に伴う電流変動を表すランダムモデルを記憶する記憶装置と、前記設計データと前記ランダムモデルに基づいて、前記電子装置の電源における電源変動を表す統計値を計算する統計値計算装置と、前記電源変動を表す統計値を出力する出力装置とを具備し、
前記統計値計算装置は、前記設計データと前記ランダムモデルに基づいて、前記電子装置における前記電流変動を示す電流偏差を計算する電流偏差計算部と、前記設計データに基づいて、前記電源のインピーダンスを計算するインピーダンス計算部と、前記電流偏差計算部が計算した前記電流偏差と前記インピーダンス計算部が計算した前記インピーダンスに基づき、前記電源変動を表す統計値として、前記電源の電圧変動を示す電圧偏差を計算する電圧偏差計算部とを具備する。
また、本発明に係る電源設計方法では、入力装置が電子装置の設計データを入力する入力過程と、統計値計算装置が前記設計データと前記電子装置内の各回路の動作/非動作に伴う電流変動を表すランダムモデルに基づいて、前記電子装置の電源における電源変動を表す統計値を計算する統計値計算過程と、出力装置が前記電源変動を表す統計値を出力する出力過程とを含み、前記統計値計算過程は、電流偏差計算部が、前記設計データと前記ランダムモデルに基づいて、前記電子装置における前記電流変動を示す電流偏差を計算する過程と、インピーダンス計算部が、前記設計データに基づいて、前記電源のインピーダンスを計算する過程と、電圧偏差計算部が、前記電流偏差計算部が計算した前記電流偏差と前記インピーダンス計算部が計算した前記インピーダンスに基づき、前記電源変動を表す統計値として、前記電源の電圧変動を示す電圧偏差を計算する過程とを含む。
本発明によれば、電子装置の電源変動を表す統計値(例えば、統計的な指標の一つである標準偏差)から、電圧変動といった電源変動がどの程度のレベルで発生するかという情報が得られる。その結果、電圧変動値といった電源変動に関する値の予測値を取得することができる。例えば、本発明においては、電子装置の各種回路の動作/非動作のモードが一定の確率でランダムに動作するモードであると仮定して、統計的な手法で電流の変化(つまり、電流偏差)を求める。そして、例えば、この電流偏差と回路定数から求めたインピーダンスとに基づいて電圧の変化(つまり、電圧偏差)を算出する。さらに、例えば、電圧変動の幅(電圧偏差)を正規分布とし、標準偏差を使用して一定の電圧変動幅を超える確率に基づいて電源設計の検討を行う。このような手法を採用することで、詳細な設計データに基づくシミュレーションを利用した検証を行わなくても、適切なコストで電源設計を行うことができる。したがって、電子装置における電源の設計コストの低減化を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係る電源設計システムの構成を示すブロック図である。 図1に示す電源設計システムに適用される電源配線のモデルを表した等価回路図である。 図1に示す電源設計システムに適用される電源上に存在する部品の一例の等価回路図であり、コンデンサモデルを表わした等価回路図である。 図1に示す電源設計システムに適用される電源上に存在する部品の他の例の等価回路図であり、インダクタモデルを表わした等価回路図である。 本発明の第2実施形態に係る電源設計システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る電源設計システムの構成を示すブロック図である。 プログラムを使用して本発明に係る電源設計システムを構成した場合の第4実施形態のブロック図である。 図5に示す電流偏差計算部201が行う具体的な動作の実施例を示すフローチャートである。 図5に示すインピーダンス計算部202が行う具体的な動作の実施例を示すフローチャートである。 本発明の一実施例に適用されるインピーダンス特性図である。 図9のインピーダンス特性に基づいて再計算されたインピーダンス特性図である。
以下、本発明に係る電源設計システムの幾つかの実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各実施形態を説明するための全図において、同一要素は原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
《第1実施形態》
図1は、本発明の第1実施形態に係る電源設計システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、電源設計システムは、キーボードやマウスなどを使用して実現される入力装置101と、各種のプログラムの制御に従って動作するデータ処理装置102aと、各種情報を記憶する記憶装置103aと、ディスプレイ装置や印刷装置などを使用して実現される出力装置104とを備えて構成される。
入力装置101は、電子装置における電源の各種回路の消費電流やトランジスタ数などの動作回路情報や、電源配線パターンやコンデンサなどの部品配置の電源回路情報を設計データとして入力する装置である。また、記憶装置103aは、各種データを格納するデータベースであってランダムモデル記憶部301を備えている。このランダムモデル記憶部301は、後述する電流偏差計算部201が入力装置101から入力される動作回路情報に基づいてランダムモデルを生成するためのデータをあらかじめ記憶しているデータベースである。
データ処理装置102aは、電流偏差計算部201とインピーダンス計算部202と電圧偏差計算部203とを備えている。
電流偏差計算部201は、入力装置101から入力された動作回路情報(例えば、消費電流やトランジスタ数など)を元に、ランダムモデル記憶部301よりランダムモデルを呼び出して電流のランダムモデルを構成し、電流変動の標準偏差(電流偏差)を計算する。
インピーダンス計算部202は、入力装置101から入力された電源回路情報(例えば、電源配線パターンやコンデンサなどの部品配置)を元に、電源回路のインピーダンスを計算する。
電圧偏差計算部203は、電流偏差計算部201において計算された電流変動の標準偏差と、インピーダンス計算部202において計算された電源回路のインピーダンスとに基づいて電圧変動の標準偏差(電圧偏差)を計算する。出力装置104は、電圧偏差計算部203で計算された電圧変動の標準偏差(電圧偏差)を出力する。
次に、図1を参照しながら本実施形態に係る電源設計システムの全体の動作について詳細に説明する。入力装置101から入力された電子装置における電源のデータ(前述した動作回路情報や電源回路情報など)は、データ処理装置102aにおいて電流偏差計算部201とインピーダンス計算部202とに渡される。
そして、電流偏差計算部201は、入力装置101から入力された動作回路の条件(動作回路情報)を用いて電流の変動にランダムモデルを当てはめて電流変動の標準偏差(電流偏差)を計算する。例えば、動作回路の条件として消費電流と動作ブロック数が与えられた場合、電流偏差計算部201は、動作ブロックがそれぞれ一定の確率で動作/非動作の状態の2種類を取る2項分布のランダムモデルを電流の変動に当てはめ、その2項分布の標準偏差を求める。具体的には、電流偏差計算部201は、次の式(1)に従って電流変動の標準偏差σiを求める。
Figure 0005561274
ただし、σiは電流変動の標準偏差、iは回路の1ブロックが動作するときの電流、nは動作ブロック数、pは動作ブロックが動作する確率である。
また、動作回路の条件の他の例としては、電流の変動分iaがある。電流の変動分iaが与えられたとき、その電流の変動分iaの範囲内で電流が均一に変化するランダムモデルを仮定して、次の式(2)に従って電流変動の標準偏差σiを求めることもできる。
Figure 0005561274
次に、インピーダンス計算部202は、入力された電源回路情報に基づいて電源のインピーダンス(例えば、周波数をfとしたときのインピーダンス特性z(f))を計算する。このインピーダンス計算部202は、例えば、電源回路情報に含まれる電源回路のレイアウトに関する情報に基づいてインピーダンスを計算する。
図2は、図1に示す電源設計システムに適用される電源配線のモデルを表した等価回路図である。インピーダンス計算部202は、例えば、電源配線パターンを図2のような等価回路に変換し、回路シミュレータを用いてインピーダンスを計算する。尚、電源配線のモデルを表した等価回路では、図2に示すように、インピーダンスZおよびZ/2ならびにコンダクタンスYおよびY/2が多数分布されている。
また、図3Aおよび図3Bは、図1に示す電源設計システムに適用される電源上に存在する部品の例についての等価回路図である。図3Aはコンデンサモデルを表わし、図3Bはインダクタモデルを表わしている。すなわち、インピーダンス計算部202は、例えば、キャパシタ及びインダクタをそれぞれ図3Aおよび図3Bのような等価回路に変換し、回路シミュレータを用いてインピーダンスを計算する。
次に、電圧偏差計算部203は、電流偏差計算部201において計算された電流変動の標準偏差σiと、インピーダンス計算部202において計算された周波数fにおけるインピーダンス特性z(f)とに基づいて、次の式(3)に従って電圧変動の標準偏差σvを計算する。
Figure 0005561274
但し、faは電流の変化する周波数の半分に相当する周波数の値である。
そして、出力装置104は、前述の式(3)で計算された電圧変動の標準偏差σvや電圧変動に正規分布を当てはめたときの電圧変動値とその確率を出力し、電源の設計者に対してどの程度の電圧変動が発生するかという情報を知らせる。
すなわち、本実施形態の電源設計システムによれば、統計的な指標の一つである標準偏差から電圧変動がどの程度発生するかという情報が得られ、その結果、電圧変動値の予測値を取得することができる。言い換えると、本実施形態の電源設計システムにおいては、電圧変動の値を中心とした設計方法を採用した電源設計システムとは異なり、統計的手法を用いた標準偏差を基準とした設計を行っている。
このとき、シミュレーションを使用した検証の結果を解析して電源の電圧変動を求めるには、電源のインピーダンスと電子装置の動作部における電流の変化の情報とが重要となる。この電流は、電子装置の動作部において各種回路が動作することに起因して流れる。その電流の変化は、各種回路の動作/非動作の時間的変化分に応じて発生する。
しかし、各種回路の動作/非動作は、複数の回路が絡み合って決定されるために極めて複雑なモードとなる。そのため、各種回路の動作に基づいて電流の変化を求めるためには莫大な計算量が必要となる。また、詳細な回路動作が決定していない設計の上流過程においては回路動作を求めることができないため、回路動作に基づいて電流の変化を得ることができない。
そこで、本実施形態の電源設計システムにおいては、各種回路の動作/非動作を、一定の確率でランダムに動作するモードであると仮定して電流の変化を求める。このとき、ランダムに動作する各種回路を表現するために、統計的手法を利用して、動作する回路の個数の変化に応じた消費電流の変動の幅を電流変動の標準偏差(電流偏差)で表現する。すなわち、電圧変動の標準偏差σvと、電流変動の標準偏差σiと、周波数fにおけるインピーダンス特性z(f)との関係式は、前述の式(3)で得られることが分かった。
つまり、電流がランダムに変動するとした場合は、前述の式(3)から分かるように、電圧変動の標準偏差σvは、電流変動の標準偏差σiと、インピーダンス特性z(f)の2乗の周波数平均をとって1/2乗して得られる値との積となる。
これは、電流の変動がランダムに発生した場合、その周波数特性は周波数帯域全体に広がることに起因するものである。すなわち、電流の時間的変動を周波数特性に変換し、変換された周波数特性にインピーダンスの周波数特性を掛け合わせ、掛け合わせられた結果を時間波形に戻すことで電圧の時間的変動を求めることができる。これらのことから推定して検討した結果、電圧変動の標準偏差σvと電流変動の標準偏差σiとの関係は、前述の式(3)のような関係にあることが分かった。
ここで、目標とする電圧変動範囲を電圧変動の標準偏差σvとして電源設計を検討することを考える。すなわち、電圧変動の目標レベルとして、一定値以内の電圧変動に抑えることを目標とする。しかし、現実的には全ての条件において電圧変動を一定値以内に抑えることは極めて困難である。また、電圧変動を一定値以内に抑えるためには多くのコストが発生してしまう。さらに、対象とする電子装置にかけられるコストに応じて、抑えられるべき電圧変動のレベルが異なる。そこで、考察の結果、電圧変動の幅を正規分布として、電圧変動の標準偏差σvに基づいて一定の電圧変動幅を超える確率を使用して電源設計を検討すれば、適切なコストで電源設計を行うことができるという結論に至った。
《第2実施形態》
図4は、本発明の第2実施形態に係る電源設計システムの構成を示すブロック図である。前述の図1に示した第1実施形態の電源設計システムと比較して、第2実施形態の電源設計システムは、図4に示すように、データ処理装置102bに電圧レベル判定部204が追加され、かつ、記憶装置103bに判定条件記憶部302が追加されている。判定条件記憶部302は、電圧変動範囲が確率的に所定の範囲(設計レベルの範囲)内に入っているかどうかの判定のために、当該所定の範囲を規定した判定条件を判定データベースとして記憶している。
すなわち、電圧レベル判定部204は、電圧偏差計算部203で計算された電圧変動の標準偏差と、記憶装置103bにおける判定条件記憶部302の判定データベースの情報とに基づいて、電圧変動範囲が確率的に所定の範囲内に入っているか否かを判定する。そして、出力装置104がその判定結果を出力する。これにより、電圧変動の標準偏差の指標ではなく、より直接的な電圧変動の判定結果が得られる。このため、設計者にとっては設計要因となる電圧変動の情報が一層わかりやすくなるので、さらに効果的な設計支援を行うことができる。
《第3実施形態》
図5は、本発明の第3実施形態に係る電源設計システムの構成を示すブロック図である。前述の図4に示した第2実施形態の電源設計システムと比較して、第3実施形態の電源設計システムは、図5に示すように、データ処理装置102cに部品追加変更部205が追加され、かつ、記憶装置103cに対策部品記憶部303が追加されている。対策部品記憶部303は、各電源部品の特性(部品データ)を記憶している。
すなわち、電圧レベル判定部204は、電圧変動範囲が所定の範囲内に入っているか否かの判定結果がNGのとき(すなわち、電圧変動範囲が所定の範囲内に入っていないとき)、その旨の情報を部品追加変更部205へ通知する。これによって、部品追加変更部205は、インピーダンス計算部202のインピーダンス計算結果に基づいて、記憶装置103cの対策部品記憶部303から部品を選択し、選択された部品を電源回路に追加する。
例えば、部品追加変更部205は、インピーダンス計算部202から出力されるインピーダンスの計算結果に基づいて、インピーダンスのピークとなっている周波数を検索し、対策部品記憶部303よりその周波数に適したコンデンサを特定して、特定されたコンデンサを電源回路へ追加する。そして、部品追加変更部205は、部品(コンデンサ)が追加された電源回路の情報をインピーダンス計算部202に通知する。この情報に基づいて、インピーダンス計算部202がインピーダンスを再度計算し、電圧偏差計算部203が電圧変動の標準偏差を再度計算し、電圧レベル判定部204が、再度、電圧変動範囲が所定の範囲内に入っているか否かの判定を行う。
ここで、電圧レベル判定部204の判定結果がOKのときは(すなわち、電圧変動範囲が所定の範囲内に入っているときは)、OKの条件に該当する電子装置の電源回路の情報を出力装置104より出力させる。これによって、設計者に対して自動的に電源の設計支援を行うことができる。
なお、上述した説明では、電圧変動範囲が所定の範囲内に入るように、電源回路に対策部品を追加した。しかし、電圧変動範囲が所定の範囲内に入るように、例えば、電源回路内の特定の部品を変更(すなわち、特定の部品を対策部品で置き換える)ようにしても良い。
《第4実施形態》
図6は、プログラムを使用して本発明に係る電源設計システムを構成した場合の第4実施形態のブロック図である。すなわち、図6に示す第4実施形態の電源設計システムは、プログラムを用いて、前述の図1、図4、図5で示した第1、第2、第3実施形態の電源設計システムを構成した場合において、プログラムとそのプログラムに従って動作するコンピュータの構成を示した図である。
図6に示す電源設計システムは、入力装置141、コンピュータ(中央演算処理装置又はプロセッサ)142、記憶装置143、出力装置144、及び電子回路解析プログラム145を備えている。
すなわち、入力装置141から入力されたプログラムは、例えば、図1のデータ処理装置102aの機能を実現するコンピュータ142に読み込まれて、そのコンピュータ142の動作が制御される。さらに、電子回路解析プログラム145がコンピュータ142に読み込まれて、コンピュータ142が記憶装置143を操作しながら前述の第1〜3実施形態における記憶装置103a、103b、103cと同様の内容の情報を生成する。また、コンピュータ142は、電子回路解析プログラム145の制御に従って、前述の第1〜3実施形態におけるデータ処理装置102a、102b、102cが行う処理と同一の処理を実行する。
次に、一例として図5を参照しながら、図7、図8、図9、及び図10を用いて、電源設計システムの具体的な動作の実施例を説明する。尚、図7は、図5に示す電流偏差計算部201が行う具体的な動作の実施例を示すフローチャートである。図8は、図5に示すインピーダンス計算部202が行う具体的な動作の実施例を示すフローチャートである。図9は、本発明の一実施例に適用されるインピーダンス特性図である。図10は、図9のインピーダンス特性に基づいて再計算されたインピーダンス特性図である。なお、図9および図10では横軸に周波数(Hz)、縦軸にインピーダンス(Ω)を示している。
まず、図5において、入力装置101より、動作回路情報の一例として、LSIの動作電圧(1.2V)、消費電力(12W)、動作周波数(128MHz)、回路数(100万)、動作率(0.5)が入力される。また、入力装置101より、電源回路情報の一例として、電源に接続されているコンデンサの情報が入力される。このコンデンサの情報は、例えば、0.1μFのコンデンサが5個、100μのコンデンサが2個、電源に接続されていることを示す情報である。
次に、図7のフローチャートに示すように、データ処理装置102cの電流偏差計算部201が電流偏差を計算する。すなわち、電流偏差計算部201が1回路あたりの消費電流を求める(ステップS1)。このとき、電流偏差計算部201は、消費電力(12W)を動作電圧(1.2V)で割って消費電流(10A)を求める。さらに、電流偏差計算部201は、回路数(100万)に動作率(0.5)を掛けた動作数(50万)で消費電流(10A)を割って1回路当りの消費電流(20μA)を得る。
そして、電流偏差計算部201は、記憶装置103cのランダムモデル記憶部301から、与えられたパラメータ(すなわち、入力装置101から入力された動作回路情報)に基づいてランダムモデルを呼び出す(ステップS2)。この実施例ではランダムモデルとして2項分布のモデルを呼び出すことにする。その後、回路数(つまり、動作ブロック数n=100万)と、動作率(p=0.5)と、1回路当りの消費電流(i=20μA)とを式(1)に代入して、電流偏差、すなわち、電流変動の標準偏差σi(0.01A)を求める(ステップS3)。つまり、σi=20×10−6(10×0.5×0.5)1/2=0.01Aを求める。
次に、図8のフローチャートに示すように、データ処理装置102cのインピーダンス計算部202がインピーダンスを計算する。すなわち、インピーダンス計算部202は、入力装置101から入力された電源回路情報である各電源部品の特性(部品データ)を、記憶装置103cの対策部品記憶部303から呼び出す(ステップS11)。次に、インピーダンス計算部202は、対策部品記憶部303から呼び出された各電源部品(対策部品)のデータに基づいて等価回路モデルを生成して出力する(ステップS12)。そして、インピーダンス計算部202は、生成された等価回路モデルに基づいてインピーダンスを計算する(ステップS13)。
インピーダンス計算部202が計算したインピーダンスの計算結果は、図9に示すように、周波数に応じてインピーダンス値が異なることを示している。
次に、データ処理装置102cの電圧偏差計算部203が電圧偏差(つまり、電圧変動の標準偏差σv)を計算する。すなわち、図7のステップS3で求めた電流偏差(電流変動の標準偏差σi=0.01A)と、図8のステップS13で求めたインピーダンスとを前述の式(3)に代入して電圧偏差(電圧変動の標準偏差σv)を計算する。これにより、電圧偏差(電圧変動の標準偏差)σv=11.4mVが求まる。
次に、データ処理装置102cの電圧レベル判定部204は、電圧変動範囲が所定の範囲内に入っているか否かの判定を行う。このとき、電圧レベル判定部204は、記憶装置103cの判定条件記憶部302の判定データベースより判定条件を呼び出す。本実施例では、電圧レベル判定部204は、入力電圧(動作電圧)に基づいて、入力電圧1.2Vの5%以内に10−9の確率で入る条件である9.8mVを判定条件として呼び出す。
ここで、本実施例では、計算された電圧偏差(電圧変動の標準偏差σv)が11.4mVであって、電圧変動範囲の判定条件9.8mVより大きい。このため、電圧レベル判定部204は、電圧変動範囲が所定の範囲内に入っていないと見なして、電圧変動範囲の判定結果としてNGの情報を生成する。
次に、電圧変動範囲の判定結果がNGであるため、データ処理装置102cの部品追加変更部205が電源回路に部品を追加する。すなわち、部品追加変更部205が、図9のインピーダンス特性図で示されるインピーダンスの計算結果に基づいて、インピーダンスのピークとなっている周波数である3.2MHz(3.2×10Hz)付近で効果のある部品(例えば、1μFのコンデンサ)を選択して電源回路に追加する。
次に、1μFのコンデンサが追加された電源回路について、データ処理装置102cのインピーダンス計算部202が、再度、インピーダンスを計算する。そのインピーダンス計算結果を図10に示す。
次に、再計算されたインピーダンスの値に基づいて、データ処理装置102cの電圧偏差計算部203が式(3)に従って電圧偏差(電圧変動の標準偏差σv)を再度計算する。このときの電圧偏差(電圧変動の標準偏差σv)は8.9mVとなる。
次に、データ処理装置102cの電圧レベル判定部204は、電圧変動範囲が所定の範囲内に入っているか否かの判定を行う。このとき、電圧変動範囲の判定条件は9.8mVであり、電圧偏差(電圧変動の標準偏差σv)は8.9mVであるので、電圧偏差8.9mVは判定基準に入っている。このため、電圧レベル判定部204は、電圧変動範囲の判定結果としてOKの情報を出力する。
そして、最後に、出力装置104から、OKの情報の得られた電源回路情報(例えば、0.1μFが5個、1μFが1個、及び100μFが2個のコンデンサの情報)が出力される。従って、このような電源回路情報に基づいて、設計者に対して適切な設計支援を行うことができる。
以上、実施形態および実施例を参照して本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態および実施例に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更を加えることができる。
なお、図7および図8を参照して前述した電源設計方法は、コンピュータがプログラムを読み込み、このプログラムをコンピュータが実行して実現できる。例えば、前述した電源設計方法の各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することで、前述した各処理が行われる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM、半導体メモリなどをいう。また、通信回線を介してこのプログラムを外部のコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した電源設計方法の機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した電源設計方法の機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上説明したように、電源設計システムでは詳細な設計データを使用したシミュレーションを実施して設計が行われていた。そのため、電子装置の動作が未定な設計段階の上流過程ではシミュレーションに必要な情報を収集することができなかった。したがって、シミュレーションを使用した設計が特に有効な設計段階の上流過程においては適切なシミュレーションを行うことができなかった。
これに対して、本発明の実施形態または実施例に係る電源設計システムでは、電子装置の電流の変動にランダムモデルを適用することで電流変動の標準偏差を求め、別に計算した電源のインピーダンスとの関係に基づいて、電圧変動の標準偏差を予測している。これによって、統計データである電圧変動の標準偏差を用いて電源の設計を行うことができる。そのため、詳細な情報のない設計の上流過程においても、電圧変動の標準偏差を解析して電源の設計を適切に行うことができる。
この出願は、2009年5月1日に出願された日本出願特願2009−112063号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明の電源設計システムによれば、電子装置の電源を設計する際に、電源設計の補助装置や自動設計装置をコンピュータに実現させるためのプログラムなどに有効に利用することができる。
101、141 入力装置
102a、102b、102c データ処理装置(統計値計算装置)
103a、103b、103c、143 記憶装置
104、144 出力装置
142 コンピュータ
145 電子回路解析プログラム
201 電流偏差計算部
202 インピーダンス計算部
203 電圧偏差計算部
204 電圧レベル判定部
205 部品追加変更部
301 ランダムモデル記憶部
302 判定条件記憶部
303 対策部品記憶部

Claims (10)

  1. 電子装置の設計データを入力する入力装置と、
    前記電子装置内の各回路の動作/非動作に伴う電流変動を表すランダムモデルを記憶する記憶装置と、
    前記設計データと前記ランダムモデルに基づいて、前記電子装置の電源における電源変動を表す統計値を計算する統計値計算装置と、
    前記電源変動を表す統計値を出力する出力装置と
    を具備し、
    前記統計値計算装置は、
    前記設計データと前記ランダムモデルに基づいて、前記電子装置における前記電流変動を示す電流偏差を計算する電流偏差計算部と、
    前記設計データに基づいて、前記電源のインピーダンスを計算するインピーダンス計算
    部と、
    前記電流偏差計算部が計算した前記電流偏差と前記インピーダンス計算部が計算した前記インピーダンスに基づき、前記電源変動を表す統計値として、前記電源の電圧変動を示す電圧偏差を計算する電圧偏差計算部と
    を具備する電源設計システム。
  2. 前記電圧偏差計算部が計算した前記電圧偏差に基づいて、前記電源の電圧変動範囲が設計レベルの範囲内に入っているか否かを判定し、前記電源の電圧変動範囲が前記設計レベルの範囲内に入っているか否かの情報を判定結果として生成する電圧レベル判定部をさらに備え、
    前記出力装置は、生成された前記判定結果を出力する請求項1に記載の電源設計システム。
  3. 前記電源の電圧変動範囲が前記設計レベルの範囲内に入っていないとき、前記電源の電圧変動範囲が前記設計レベルの範囲内に入るように、前記電源の回路に対策部品を追加し、又は、前記電源の回路内の部品を対策部品に変更する部品追加変更部をさらに備え、
    前記出力装置は、前記対策部品の追加または変更が行われた前記電源の回路の情報を出力する請求項2に記載の電源設計システム。
  4. 前記部品追加変更部は、前記インピーダンス計算部が計算した前記インピーダンスに基づいて、前記対策部品の追加または変更を行う請求項3に記載の電源設計システム。
  5. 前記電流偏差計算部が計算する前記電流偏差は電流変動の標準偏差であり、前記電圧偏差計算部が計算する前記電圧偏差は電圧変動の標準偏差である請求項1から4のいずれか1項に記載の電源設計システム。
  6. 前記インピーダンス計算部は、前記設計データに基づいて等価回路モデルを生成し、生成された前記等価回路モデルに基づき、回路シミュレータを用いて前記インピーダンスを計算する請求項1から5のいずれか1項に記載の電源設計システム。
  7. 前記ランダムモデルは、前記電子装置内の各回路の動作/非動作が一定の確率でランダムに発生すると仮定したモデルである請求項1から6のいずれか1項に記載の電源設計システム。
  8. 前記ランダムモデルは、与えられた電流の変動分の範囲内で電流が均一に変化するモデルである請求項1から6のいずれか1項に記載の電源設計システム。
  9. 入力装置が、電子装置の設計データを入力する入力過程と、
    統計値計算装置が、前記設計データと前記電子装置内の各回路の動作/非動作に伴う電流変動を表すランダムモデルに基づいて、前記電子装置の電源における電源変動を表す統計値を計算する統計値計算過程と、
    出力装置が、前記電源変動を表す統計値を出力する出力過程と
    を含み、
    前記統計値計算過程は、
    電流偏差計算部が、前記設計データと前記ランダムモデルに基づいて、前記電子装置における前記電流変動を示す電流偏差を計算する電流偏差計算過程と、
    インピーダンス計算部が、前記設計データに基づいて、前記電源のインピーダンスを計算するインピーダンス計算過程と、
    電圧偏差計算部が、前記電流偏差計算部が計算した前記電流偏差と前記インピーダンス計算部が計算した前記インピーダンスに基づき、前記電源変動を表す統計値として、前記電源の電圧変動を示す電圧偏差を計算する電圧偏差計算過程と
    を含む電源設計方法。
  10. コンピュータを、
    電子装置の設計データを入力する入力手段、
    前記設計データと前記電子装置内の各回路の動作/非動作に伴う電流変動を表すランダムモデルに基づいて、前記電子装置における前記電流変動を示す電流偏差を計算する電流偏差計算手段、
    前記設計データに基づいて、前記電源のインピーダンスを計算するインピーダンス計算
    手段、
    前記電流偏差計算手段が計算した前記電流偏差と前記インピーダンス計算手段が計算した前記インピーダンスに基づき、前記電源変動を表す統計値として、前記電源の電圧変動を示す電圧偏差を計算する電圧偏差計算手段、
    前記電源変動を表す統計値を出力する出力手段
    として機能させる電源設計用プログラム。
JP2011511281A 2009-05-01 2010-04-12 電源設計システム、電源設計方法、及び電源設計用プログラム Expired - Fee Related JP5561274B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011511281A JP5561274B2 (ja) 2009-05-01 2010-04-12 電源設計システム、電源設計方法、及び電源設計用プログラム

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009112063 2009-05-01
JP2009112063 2009-05-01
PCT/JP2010/002638 WO2010125752A1 (ja) 2009-05-01 2010-04-12 電源設計システム、電源設計方法、及び電源設計用プログラム
JP2011511281A JP5561274B2 (ja) 2009-05-01 2010-04-12 電源設計システム、電源設計方法、及び電源設計用プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010125752A1 JPWO2010125752A1 (ja) 2012-10-25
JP5561274B2 true JP5561274B2 (ja) 2014-07-30

Family

ID=43031912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011511281A Expired - Fee Related JP5561274B2 (ja) 2009-05-01 2010-04-12 電源設計システム、電源設計方法、及び電源設計用プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20120041730A1 (ja)
JP (1) JP5561274B2 (ja)
WO (1) WO2010125752A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140074449A1 (en) * 2012-09-07 2014-03-13 Lsi Corporation Scalable power model calibration
CN104881528B (zh) * 2015-05-17 2018-11-27 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 一种高速列车辅助供电系统的设计方法和装置
CN107621786A (zh) * 2017-08-16 2018-01-23 中国电子科技集团公司第十八研究所 一种空间电源控制装置最坏情况分析方法
CN117388732A (zh) * 2023-07-07 2024-01-12 江苏华翊成电气科技有限公司 高功率密度直流电源安全监测方法和系统

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3609305B2 (ja) * 1999-12-02 2005-01-12 営電株式会社 フェージングシミュレータ
JP4065229B2 (ja) * 2003-11-26 2008-03-19 松下電器産業株式会社 半導体集積回路の電源ノイズ解析方法
WO2006053098A1 (en) * 2004-11-08 2006-05-18 Elder J Scott Method and apparatus for calibrating analog circuits using statistical techniques
WO2006109750A1 (ja) * 2005-04-07 2006-10-19 Nec Corporation 集積回路装置の評価装置、評価方法及び評価プログラム
JP4169755B2 (ja) * 2005-11-08 2008-10-22 三菱電機株式会社 電子基板の発生雑音模擬測定装置及び発生雑音模擬測定方法
JP2008070924A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Nec Electronics Corp 半導体集積回路設計方法、半導体集積回路設計プログラム、及び半導体集積回路設計装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN7014000502; Sanjay Pant et al.: 'A Stochastic Approach To Power Grid Analysis' DAC'04 Proceedings of the 41st annual Design Automation Conference , 2004, pp.171〜176, ACM *

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010125752A1 (ja) 2010-11-04
US20120041730A1 (en) 2012-02-16
JPWO2010125752A1 (ja) 2012-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10275553B2 (en) Custom circuit power analysis
JP4946573B2 (ja) デカップリングセル配置方法及びデカップリングセル配置装置
JP5561274B2 (ja) 電源設計システム、電源設計方法、及び電源設計用プログラム
JP5029096B2 (ja) 電源ノイズモデル生成方法及び電源ノイズモデル生成装置
Ye et al. On-chip droop-induced circuit delay prediction based on support-vector machines
JP5895843B2 (ja) 電源設計システム、電源設計方法、及び電源設計プログラム
JP4908281B2 (ja) 消費電力解析プログラム、消費電力解析方法及び消費電力解析装置
JPWO2006006198A1 (ja) 電力算出装置、電力算出方法、耐タンパ性評価装置及び耐タンパ性評価方法
JP2010128562A (ja) リーク電流分布検証支援プログラム、リーク電流分布検証支援装置およびリーク電流分布検証支援方法
JP2011248843A (ja) クロックジッター解析方法、該クロックジッター解析方法を実行する装置、該クロックジッター解析方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、及び該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US10503841B2 (en) Integrated circuit buffering solutions considering sink delays
JP5370256B2 (ja) 解析支援プログラム、解析支援装置および解析支援方法
US9607118B1 (en) Evaluating on-chip voltage regulation
US8407642B2 (en) Leak current calculation apparatus and method for calculating leak current
JP6070002B2 (ja) 設計支援装置、設計支援方法及びプログラム
JP2001222573A (ja) Emiシミュレーション用半導体集積回路の電源モデル及びその設計方法
Ivanova et al. Methods of Improving the Accuracy of Simulating Delays and Peak Currents of Combinational CMOS-Circuits at the Logical Design Level
WO2013027738A1 (ja) 回路動作解析方法、回路動作解析装置及び回路動作解析プログラム
JP2011014028A (ja) デカップリング容量決定方法、デカップリング容量決定装置およびプログラム
JP4836199B2 (ja) 電流予測方法、シミュレーションプログラム、シミュレーションプログラムが格納された記録媒体および電流予測装置
JP2010108016A (ja) 消費電力計算プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、消費電力計算装置および消費電力計算方法
JP2010049325A (ja) 電流波形解析方法及びその装置
JP2013167960A (ja) 電子機器設計システム、電子機器設計方法、及び電子機器設計用プログラム
JP2010231250A (ja) 見積もり支援プログラム、見積もり支援装置および見積もり支援方法
JP2009187325A (ja) 半導体集積回路の設計方法および設計支援装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140513

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140526

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5561274

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees