JP2009211346A - 廃棄物重量管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】廃棄物処理場で排出される廃棄物の重量をトラックスケールによる計量作業を行うことなく管理することができ、これによってトラックスケールの設置コストの削減や、トラックスケールでの計量待ちに起因する車両渋滞の解消を図ることのできる廃棄物重量管理システムを提供する。
【解決手段】廃棄物収集車両3に、計量手段(26,27)による計量によって得られる収集廃棄物の重量データを記憶するメモリ21と、このメモリ21に記憶されている重量データを無線送信する無線送信機23およびアンテナ25とを設け、廃棄物処理場8に、廃棄物収集車両3から無線送信される重量データを受信するアンテナ45および無線受信機44と、受信した重量データを管理する管理用パソコン42とを設ける構成とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、廃棄物収集車両によって収集される廃棄物の重量を管理する廃棄物重量管理システムに関するものである。
この種の従来の廃棄物重量管理システムとして、例えば図9に示されるようなものがある。図9に示される廃棄物重量管理システム101においては、廃棄物収集事業所102を出発した廃棄物収集車両103が所定の廃棄物収集場所104,105,106,107を経由して廃棄物処理場108に到着するまでの間に収集する廃棄物の重量をその廃棄物収集車両103に搭載の自重計や台秤等の計量手段109にて計量するようにされている。
ここで、廃棄物収集事業所102には、廃棄物の重量データ等を管理するための管理用パーソナルコンピュータ(以下、「管理用パソコン」という。)110が設置されており、計量手段109によって計量される廃棄物収集場所104〜107毎の廃棄物の重量データは管理用パソコン110に入力され、収集量に応じた収集手数料の請求等を行うために、入力された重量データは収集先(排出事業者)毎に管理される。
廃棄物収集場所104〜107毎の廃棄物の重量データを管理用パソコン110に入力する方法としては、以下の第1の方法あるいは第2の方法が挙げられる。第1の方法は、各廃棄物収集場所104〜107での計量手段109による計量作業を行う毎に専用プリンタを用いて重量データをプリントアウトしておき、廃棄物収集事業所102に帰着したらそれらプリントアウトされた重量データを手作業で管理用パソコン110に入力するという方法である。第2の方法は、各廃棄物収集場所104〜107での計量作業によって得られる廃棄物の重量データを一旦CF(CompactFlash)カード等の電子媒体に記録しておき、廃棄物収集事業所102に帰着したらそのCFカードに記録されている重量データを管理用パソコン110に読み込ませるという方法である。
しかしながら、前記第1の方法では、プリントアウトされた重量データを手作業で管理用パソコン110に入力する作業に手間がかかる上に入力ミスが起きる恐れがあるという問題点がある。
一方、前記第2の方法では、計量手段109や管理用パソコン110に対するCFカードの抜き差しが必要で、やはり手間がかかるという問題点がある。
そこで、各廃棄物収集場所104〜107での計量作業によって得られる廃棄物の重量データを各廃棄物収集場所104〜107での計量作業終了毎に無線送信する重量データ送信手段を廃棄物収集車両103に搭載し、この重量データ送信手段からの重量データを受信する重量データ受信手段を廃棄物収集事業所102に設置し、この重量データ受信手段で受信した重量データを管理用パソコン110で管理するようにした技術(例えば、特許文献1参照)を採用することにより、上記の問題点を解消することができる。
特開2006−127037号公報
ところで、廃棄物収集車両103が収集した廃棄物は廃棄物処理場108で排出されるが、図9に示される廃棄物重量管理システム101においては、廃棄物の排出量(廃棄物収集車両103の廃棄物積載重量(=Wa+Wb+Wc+Wd))を把握するためにトラックスケール111が廃棄物処理場108に設置され、このトラックスケール111による計量の結果得られた廃棄物の重量データが廃棄物処理場108に設置の管理用パソコン112で管理されるようになっている。
このため、この廃棄物重量管理システム101では、トラックスケール111の設置コストが必要であるという問題点がある。また、廃棄物収集車両103が廃棄物処理場108に集中する時間帯には、トラックスケール111での計量待ちのために車両渋滞が発生し、排ガス、騒音等による環境悪化を招くという問題点がある。
なお、この廃棄物重量管理システム101に前記特許文献1に係る技術を適用したとしても、廃棄物処理場108でのトラックスケール111による計量作業を省くことができず、それら問題点を解決するには至らない。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、廃棄物処理場で排出される廃棄物の重量をトラックスケールによる計量作業を行うことなく管理することができ、これによってトラックスケールの設置コストの削減や、トラックスケールでの計量待ちに起因する車両渋滞の解消を図ることのできる廃棄物重量管理システムを提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本発明による廃棄物重量管理システムは、
廃棄物収集事業所を出発した廃棄物収集車両が所定の廃棄物収集場所を経由して廃棄物処理場に到着するまでの間に収集する廃棄物の重量を管理する廃棄物重量管理システムであって、
前記廃棄物収集車両に、前記廃棄物の重量を計量する計量手段と、この計量手段による計量によって得られる廃棄物の重量データを記憶する重量データ記憶手段と、この重量データ記憶手段に記憶されている重量データを無線送信する重量データ送信手段とを設け、
前記廃棄物処理場に、前記重量データ送信手段からの重量データを受信する重量データ受信手段と、この重量データ受信手段で受信した重量データを管理する重量データ管理手段とを設けることを特徴とするものである(第1発明)。
第1発明において、前記廃棄物収集事業所に、前記重量データ送信手段からの重量データを受信する重量データ受信手段と、この重量データ受信手段で受信した重量データを管理する重量データ管理手段とが設けられるのが好ましい(第2発明)。
第1発明または第2発明において、送信の許可を示す送信許可メッセージを無線送信するための送信許可メッセージ送信手段が前記廃棄物処理場に設けられるとともに、この送信許可メッセージ送信手段からの送信許可メッセージを受信するための送信許可メッセージ受信手段が前記廃棄物収集車両に設けられ、この送信許可メッセージ受信手段が、前記廃棄物処理場に設けられる送信許可メッセージ送信手段からの送信許可メッセージを受信したとき、前記廃棄物処理場に設けられる重量データ受信手段に向けて前記重量データ送信手段から前記重量データが無線送信されるのが好ましい(第3発明)。
第2発明において、送信の許可を示す送信許可メッセージを無線送信するための送信許可メッセージ送信手段が前記廃棄物収集事業所に設けられるとともに、この送信許可メッセージ送信手段からの送信許可メッセージを受信するための送信許可メッセージ受信手段が前記廃棄物収集車両に設けられ、この送信許可メッセージ受信手段が、前記廃棄物収集事業所に設けられる送信許可メッセージ送信手段からの送信許可メッセージを受信したとき、前記廃棄物収集事業所に設けられる重量データ受信手段に向けて前記重量データ送信手段から前記重量データが無線送信されるのが好ましい(第4発明)。
本発明によれば、廃棄物収集車両に搭載の重量データ記憶手段に記憶されている廃棄物の重量データが重量データ送信手段および重量データ受信手段を介して廃棄物処理場に設置の重量データ管理手段に伝送されるので、廃棄物処理場において排出される廃棄物収集車両からの廃棄物の重量を、従来行われているトラックスケールによる計量作業を行うことなく管理することができる。したがって、トラックスケールの設置コストの削減や、トラックスケールでの計量待ちに起因する車両渋滞の解消を図ることができる。
また、第2発明の構成を採用することにより、廃棄物収集事業所においても収集廃棄物の重量管理を容易に行うことができる。
また、第3発明および第4発明の構成を採用することにより、廃棄物収集車両と廃棄物処理場との間での重量データの送受信、並びに廃棄物収集車両と廃棄物収集事業所との間での重量データの送受信をそれぞれより確実に行うことができる。
次に、本発明による廃棄物重量管理システムの具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る廃棄物重量管理システムの概略説明図が示されている。また、図2には、廃棄物収集車両の概略構成を模式的に表わした図が、図3には、廃棄物収集車両の車載装置の概略システム構成図が、それぞれ示されている。
図1に示される廃棄物重量管理システム1においては、廃棄物収集事業所2を出発した廃棄物収集車両3が所定の廃棄物収集場所4,5,6,7を経由して廃棄物処理場8に到着するまでの間に収集する廃棄物の重量を管理することができるように構成されている。
なお、ここで言う廃棄物は、例えば可燃物(紙ゴミ、生ゴミ等)や、不燃・燃焼不適物(金属、ガラス等)、資源ゴミ(空き缶、空きビン等)、粗大ゴミ(家具等)などを総称するものである。
また、廃棄物収集事業所2は、廃棄物の収集の依頼を受けた廃棄物収集事業者もしくは該廃棄物収集事業者と契約した収集請負業者が廃棄物収集車両3を用いて廃棄物の収集活動を行う上での拠点のことである。
また、廃棄物収集場所4〜7は、廃棄物収集の依頼者たる廃棄物排出事業者(以下、「収集先」という。)が排出する廃棄物を廃棄物収集車両3で収集してもらうために廃棄物を置いておく特定の場所のことである。
また、廃棄物処理場8は、廃棄物に対して、焼却処理や、埋め立て処理、再生処理などを施す施設を総称するものである。
図2に示されるように、廃棄物収集車両3は、車両本体10と、廃棄物を積むための荷台11と、車両本体10に搭載される車載装置12とより構成されている。
車載装置12は、荷台11を計量台としてその荷台11に積み込まれる廃棄物の重量を計量する計量手段20と、記憶手段としてのメモリ21と、印刷手段としてのプリンタ22と、データ信号を電波信号に変換する無線送信機23と、電波信号をデータ信号に変換する無線受信機24と、無線送信機23および無線受信機24にそれぞれ接続されて電波を出したり受けたりするアンテナ25とを有している。
計量手段20は、車両本体10と荷台11との間に設けられてアナログ荷重信号を出力する所要個数(本例では4個:図2には車両前進方向左側2個のみを表わす。)のロードセル26と、車両本体10内に設けられる指示計27とより構成されている。
図3に示されるように、指示計27は、各ロードセル26からのアナログ荷重信号を増幅する増幅回路28と、増幅回路28で増幅されたアナログ荷重信号をデジタル荷重信号に変換するA/D変換器29と、所定プログラムに従って演算処理等を実行する中央処理装置(CPU)30とを備えて構成されている。
CPU30とメモリ21とは、図示されないバスを介して接続されている。メモリ21には、CPU30が実行する所定プログラムや、廃棄物収集車両3の車両番号データ、廃棄物収集先の名称等の収集先データ、収集する廃棄物の種類等の収集廃棄物データなどが記憶されている。また、プリンタ22、無線送信機23および無線受信機24のそれぞれはCPU30と図示されない入出力ポートおよびバスを介して接続されており、CPU30からプリンタ22に印刷指令信号と共に送られるデータ信号に基づいてプリンタ22による印刷が実行され、CPU30から無線送信機23に送信指令信号と共に送られるデータ信号に基づいて電波信号が無線送信機23からアンテナ25を介して無線送信され、アンテナ25を介して無線受信機24で受信された電波信号に基づいてデータ信号が無線受信機24からCPU30に送られるようになっている。
指示計27には、廃棄物の収集先を選択するための収集先選択ボタン31aや、収集する廃棄物の種類を選択するための収集廃棄物選択ボタン31b、計量値を零にリセットするための零リセットボタン31c、計量完了を合図するための計量完了ボタン31d、データ送信を合図するためのデータ送信ボタン31eなどの操作ボタン31が付設されており、これら操作ボタン31からの信号はCPU30に送られるようになっている。また、指示計27には、CPU30から送られるデータ信号に基づく表示内容を表示する表示器32が付設されている。
図4に示されるように、廃棄物処理場8には、無線基地局41が設置されている。この無線基地局41は、各種データを管理するための管理用パーソナルコンピュータ(以下、「管理用パソコン」という。)42と、この管理用パソコン42に接続される無線送信機43および無線受信機44と、これら無線送信機43および無線受信機44に接続されるアンテナ45とより構成されている。
また、廃棄物収集事業所2にも無線基地局51が設置されている。この無線基地局51は、廃棄物処理場8に設置の無線基地局41と同様に、各種データを管理するための管理用パソコン52と、この管理用パソコン52に接続される無線送信機53および無線受信機54と、これら無線送信機53および無線受信機54に接続されるアンテナ55とより構成されている。
ここで、廃棄物収集車両3に搭載の無線送信機23、無線受信機24およびアンテナ25と、廃棄物処理場8(廃棄物収集事業所2)に設置の無線送信機43(53)、無線受信機44(54)およびアンテナ45(55)との組み合わせで構成される無線通信装置としては、例えば、IEEE802.11諸規格に準拠した無線LAN(Local Area Network)方式の通信装置や、SS(Spread Spectrum:スペクトラム拡散)無線方式の通信装置、DSRC(Dedicated Short−Range Communication:狭域通信)無線方式の通信装置などを採用することができる。
次に、廃棄物収集車両3の廃棄物収集時における指示計27の処理内容について、主に図3のブロック図と図5のフローチャートを用いて説明する。なお、図5中記号「S」はステップを表わす。
図5のフローチャートに示される処理内容は、各廃棄物収集場所4〜7で行われる廃棄物収集作業毎に実行される。
(ステップS1)
ステップS1において、CPU30は、収集先選択ボタン31aや収集廃棄物選択ボタン31bからの信号を取り込むとともに、廃棄物収集先の名称等の収集先データや収集する廃棄物の種類等の収集廃棄物データをメモリ21から読み出し、収集先選択ボタン31aの操作によって選択された収集先の名称や、収集廃棄物選択ボタン31bの操作によって選択された収集廃棄物の種類を表示器32に表示させる表示信号を表示器32に送る。
これにより、表示器32には、収集先選択ボタン31aの操作によって選択された収集先の名称や、収集廃棄物選択ボタン31bの操作によって選択された収集廃棄物の種類が表示される。
(ステップS2〜ステップS3)
ステップS2において、CPU30は、零リセットボタン31cがONされたか否かを判断する。零リセットボタン31cがONされたとき、CPU30はステップS3の処理を実行する。
ステップS3において、CPU30は、A/D変換器29からのデジタル荷重信号に基づく現在の演算結果を零にするとともに、計量値「0kg」を表示器32に表示させる表示データ信号を表示器32に送る。
これにより、計量値が零にリセットされるとともに、表示器32には計量値「0kg」が表示される。
(ステップS4)
ステップS4において、CPU30は、A/D変換器29からのデジタル荷重信号に基づいて荷台11に積み込まれる廃棄物の重量の演算を行うとともに、この演算の結果得られる計量値(重量データ)を表示器32に表示させる表示データ信号を表示器32に送る。
これにより、荷台11に積み込まれる廃棄物の重量が計量されるとともに、その計量値が表示器32に表示される。
(ステップS5〜ステップS7)
ステップS5において、CPU30は、計量完了ボタン31dがONされたか否かを判断する。計量完了ボタン31dがONされたとき、CPU30はステップS6の処理を実行し、計量完了ボタン31dがONされていないとき、CPU30はステップS4の処理を繰り返し実行する。
ステップS6において、CPU30は、収集日時や、収集先選択ボタン31aの操作によって選択された収集先の名称、収集廃棄物選択ボタン31bの操作によって選択された収集廃棄物の種類、ステップS4の演算の結果得られた収集廃棄物の重量データなどの廃棄物収集データをメモリ21に記憶させる。
ステップS7において、CPU30は、ステップS6でメモリ21に記憶させた廃棄物収集データを読み出し、読み出した廃棄物収集データを印刷指令信号と共にプリンタ22に送る。
これにより、いつ、どこの収集先で、どのような種類の廃棄物を、いくら計量したかが分かる廃棄物収集データがメモリ21に保存されるとともに、かかる廃棄物収集データがプリンタ22によってプリントアウトされる。
次に、全ての廃棄物収集場所4〜7での廃棄物収集作業を終えた廃棄物収集車両3が廃棄物処理場8に到着の際における指示計27の処理内容、および廃棄物処理場8において廃棄物の排出作業を終えた廃棄物収集車両3が廃棄物収集事業所2に帰着の際における指示計27の処理内容について説明するが、前者の処理内容と後者の処理内容とは基本的に同じであるので、代表として前者の処理内容を主に図3のブロック図と図6のフローチャートを用いて以下に説明することとする。なお、図6中記号「Q」はステップを表わす。
(ステップQ1〜ステップQ2)
ステップQ1において、CPU30は、データ送信ボタン31eがONされたか否かを判断する。データ送信ボタン31eがONされたとき、CPU30はステップQ2の処理を実行する。
ステップQ2において、CPU30は、送信指令信号と共に送信の許可の要求を示す送信許可要求メッセージ信号を無線送信機23に送る。
これにより、送信許可要求メッセージが無線送信機23からアンテナ25を介して無線送信される。
(ステップQ3〜ステップQ4)
ステップQ3において、CPU30は、廃棄物処理場8に設置の無線基地局41から無線送信される送信の許可を示す送信許可メッセージをアンテナ25および無線受信機24を介して受信したか否かを判断する。廃棄物処理場8に設置の無線基地局41からの送信許可メッセージを受信したとき、CPU30はステップQ4の処理を実行する。
ステップQ4において、CPU30は、以下の(a)〜(c)のデータをメモリ21から読み出し、読み出したそれらデータに関するデータ信号を送信指令信号と共に無線送信機23に送る。
(a)廃棄物収集車両3の車両番号データ
(b)各収集先の廃棄物収集データ(収集日時、収集廃棄物の種類、収集廃棄物の重量データ)
(c)各収集先で収集した廃棄物の重量データを合計して求められる廃棄物積載重量データ
これにより、これら(a)〜(c)のデータが無線送信機23およびアンテナ25を介して無線送信される。
次に、廃棄物処理場8および廃棄物収集事業所2のそれぞれに設置されている無線基地局41,51での処理内容を説明するが、各無線基地局41,51での処理内容は基本的に同じであるので、代表として廃棄物処理場8に設置の無線基地局41での処理内容を主に図4のブロック図と図7のフローチャートを用いて以下に説明することとする。なお、図7中記号「R」はステップを表わす。
(ステップR1〜ステップR2)
ステップR1において、管理用パソコン42は、廃棄物収集車両3に搭載の無線送信機23からアンテナ25を介して無線送信される送信許可要求メッセージをアンテナ45および無線受信機44を介して受信したか否かを判断する。廃棄物収集車両3からの送信許可要求メッセージを受信したとき、管理用パソコン42はステップR2の処理を実行する。
ステップR2において、管理用パソコン42は、送信指令信号と共に送信の許可を示す送信許可メッセージ信号を無線送信機43に送る。
これにより、送信許可メッセージが無線送信機43からアンテナ45を介して無線送信される。
(ステップR3〜ステップR4)
ステップR3において、管理用パソコン42は、廃棄物収集車両3に搭載の無線送信機23からアンテナ25を介して無線送信される以下の(a)〜(c)のデータをアンテナ45および無線受信機44を介して受信したか否かを判断する。
(a)廃棄物収集車両3の車両番号データ
(b)各収集先の廃棄物収集データ(収集日時、収集廃棄物の種類、収集廃棄物の重量データ)
(c)各収集先で収集した廃棄物の重量データを合計して求められる積載重量データ
廃棄物収集車両3からの上記(a)〜(c)のデータを受信したとき、ステップR4の処理を実行する。
ステップR4において、管理用パソコン42は、受信した上記(a)〜(c)のデータを表計算ソフトウエアにて読み込める形式で保存・管理する。
本実施形態の廃棄物重量管理システム1によれば、廃棄物収集車両3の車両番号データと共にメモリ21に記憶されている廃棄物積載重量データが無線送信機23、アンテナ25,45および無線受信機44を介して廃棄物処理場8に設置の管理用パソコン42に伝送されるので、廃棄物処理場8において排出される廃棄物収集車両3からの廃棄物の重量を、従来行われているトラックスケールによる計量作業を行うことなく管理することができる。したがって、トラックスケールの設置コストの削減や、トラックスケールでの計量待ちに起因する車両渋滞の解消を図ることができる。
さらに、従来のトラックスケールによる計量では廃棄物収集車両3の廃棄物積載重量しか管理することができなかったが、本実施形態の廃棄物重量管理システム1によれば、メモリ21に記憶されている各収集先の廃棄物収集データ(収集廃棄物の種類、重量データ等)が無線送信機23、アンテナ25,45および無線受信機44を介して廃棄物処理場8に設置の管理用パソコン42に伝送されるので、収集先(排出事業者)毎に排出される廃棄物の種類と重量を廃棄物処理場8にて細かく管理することができる。
また、本実施形態の廃棄物重量管理システム1によれば、ステップQ4におけるデータ伝送と同様のデータ伝送を廃棄物収集事業所2に設置の管理用パソコン52に対しても行うことができるので、廃棄物収集事業所2においても収集廃棄物の重量管理を容易に行うことができる。
また、本実施形態の廃棄物重量管理システム1によれば、廃棄物収集車両3に搭載の無線受信機24が、廃棄物処理場8(廃棄物収集事業所2)に設置の無線送信機43(53)からの送信許可メッセージを受信したとき、廃棄物収集車両3に搭載の無線送信機23から廃棄物処理場8(廃棄物収集事業所2)に設置の無線受信機44(54)に向けて、ステップQ4のデータ無線送信を実行するようにされているので、廃棄物収集車両3と廃棄物処理場8(廃棄物収集事業所2)との間での重量データ等の送受信をより確実に行うことができる。
なお、本実施形態において、メモリ21が本発明の「重量データ記憶手段」に対応する。
廃棄物収集車両3に搭載の無線送信機23およびアンテナ25を含む構成が本発明の「重量データ送信手段」に対応する。
廃棄物収集車両3に搭載の無線受信機24およびアンテナ25を含む構成が本発明の「送信許可メッセージ受信手段」に対応する。
また、廃棄物処理場8に設けられる無線送信機43およびアンテナ45を含む構成が本発明の「廃棄物処理場に設けられる送信許可メッセージ送信手段」に対応する。
廃棄物処理場8に設けられる無線受信機44およびアンテナ45を含む構成が本発明の「廃棄物処理場に設けられる重量データ受信手段」に対応する。
廃棄物処理場8に設けられる管理用パソコン42が本発明の「廃棄物処理場に設けられる重量データ管理手段」に対応する。
また、廃棄物収集事業所2に設けられる無線送信機53およびアンテナ55を含む構成が本発明の「廃棄物収集事業所に設けられる送信許可メッセージ送信手段」に対応する。
廃棄物収集事業所2に設けられる無線受信機54およびアンテナ55を含む構成が本発明の「廃棄物収集事業所に設けられる重量データ受信手段」に対応する。
廃棄物収集事業所2に設けられる管理用パソコン52が本発明の「廃棄物収集事業所に設けられる重量データ管理手段」に対応する。
以上、本発明の廃棄物重量管理システム1について、一実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
例えば、上記実施形態の廃棄物重量管理システム1における、表示器32、操作ボタン31、メモリ21、無線送信機23、無線受信機24およびアンテナ25の機能を集約した装置として、図8に示されるように、無線LANモジュール等の無線端末を搭載したモバイル型パーソナルコンピュータ60(またはPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯情報端末)を用い、このモバイル型パーソナルコンピュータ60を指示計27に接続する構成を採用した廃棄物重量管理システム1′によっても、上記実施形態の廃棄物重量管理システム1と同様の作用効果を得ることができる。
また、例えば、廃棄物収集事業所2における無線基地局51の管理用パソコン52から指示計27に対して追加・変更に係るデータ等を無線送信機53、アンテナ55,25および無線受信機24を介して無線送信してメモリ21に記憶させるようにしてもよい。
また、例えば、廃棄物処理場8(廃棄物収集事業所2)にアンテナ45(55)を複数設置して電波が届く範囲を広げることにより、廃棄物収集車両3が走行しながらでもステップQ4のデータ無線送信を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る廃棄物重量管理システムの概略説明図 廃棄物収集車両の概略構成を模式的に表わした図 廃棄物収集車両の車載装置の概略システム構成図 無線伝送システムの概略構成図 廃棄物収集車両の廃棄物収集時における指示計の処理内容を説明するフローチャート 廃棄物収集車両が廃棄物処理場に到着の際における指示計の処理内容を説明するフローチャート 廃棄物処理場に設置の無線基地局での処理内容を説明するフローチャート 他の態様例の無線伝送システムの概略構成図 従来の廃棄物重量管理システムの概略説明図
符号の説明
1,1′ 廃棄物重量管理システム
2 廃棄物収集事業所
3 廃棄物収集車両
4〜7 廃棄物収集場所
8 廃棄物処理場
20 計量手段
21 メモリ
23 無線送信機
24 無線受信機
25 アンテナ
26 ロードセル
27 指示計
41,51 無線基地局
42,52 管理用パソコン
43,53 無線送信機
44,54 無線受信機
45,55 アンテナ

Claims (4)

  1. 廃棄物収集事業所を出発した廃棄物収集車両が所定の廃棄物収集場所を経由して廃棄物処理場に到着するまでの間に収集する廃棄物の重量を管理する廃棄物重量管理システムであって、
    前記廃棄物収集車両に、前記廃棄物の重量を計量する計量手段と、この計量手段による計量によって得られる廃棄物の重量データを記憶する重量データ記憶手段と、この重量データ記憶手段に記憶されている重量データを無線送信する重量データ送信手段とを設け、
    前記廃棄物処理場に、前記重量データ送信手段からの重量データを受信する重量データ受信手段と、この重量データ受信手段で受信した重量データを管理する重量データ管理手段とを設けることを特徴とする廃棄物重量管理システム。
  2. 前記廃棄物収集事業所に、前記重量データ送信手段からの重量データを受信する重量データ受信手段と、この重量データ受信手段で受信した重量データを管理する重量データ管理手段とが設けられる請求項1に記載の廃棄物重量管理システム。
  3. 送信の許可を示す送信許可メッセージを無線送信するための送信許可メッセージ送信手段が前記廃棄物処理場に設けられるとともに、この送信許可メッセージ送信手段からの送信許可メッセージを受信するための送信許可メッセージ受信手段が前記廃棄物収集車両に設けられ、この送信許可メッセージ受信手段が、前記廃棄物処理場に設けられる送信許可メッセージ送信手段からの送信許可メッセージを受信したとき、前記廃棄物処理場に設けられる重量データ受信手段に向けて前記重量データ送信手段から前記重量データが無線送信される請求項1または2に記載の廃棄物重量管理システム。
  4. 送信の許可を示す送信許可メッセージを無線送信するための送信許可メッセージ送信手段が前記廃棄物収集事業所に設けられるとともに、この送信許可メッセージ送信手段からの送信許可メッセージを受信するための送信許可メッセージ受信手段が前記廃棄物収集車両に設けられ、この送信許可メッセージ受信手段が、前記廃棄物収集事業所に設けられる送信許可メッセージ送信手段からの送信許可メッセージを受信したとき、前記廃棄物収集事業所に設けられる重量データ受信手段に向けて前記重量データ送信手段から前記重量データが無線送信される請求項2に記載の廃棄物重量管理システム。
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