JP2006321637A - 回収用計量装置およびリサイクル品回収システム - Google Patents

回収用計量装置およびリサイクル品回収システム Download PDF

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孝男 岩淵
Yutaka Murata
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Abstract

【課題】 回収作業を迅速に且つ正確に行うこと。
【解決手段】 客先で作業者が回収物を持ったまま計量器12に乗ると、配置器物の重量が計量部22によって計量され、回収物の正味の重量が表示部18に表示されるとともに、通信部24から計量データとしてデータ記憶計14の通信部28に送信され、記憶部40には、回収物の計量値が品名と客先および回収日時に関連付けて回収情報として記憶されるとともに、回収情報の内容が表示部36の画面に表示される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特に、リサイクル品の回収作業を行うに好適な回収用計量装置およびリサイクル品回収システムに関する。
従来、ゴミ、缶、ペットボトルなどのリサイクル品は、専門の回収業者がコンビニなどを毎日巡回し、巡回先の屋外に設置された各廃棄箱内から回収することが行われている。この作業者は、袋詰された廃棄物を計量器に逐次搭載する計量作業と、廃棄物の計量値を記帳する記帳作業を行っており、廃棄物が3種類あるときには、計量作業と記帳作業をそれぞれ3回以上は繰り返し、廃棄物の種類、重さ、回収日時、担当などの回収情報を記録した所定の記録紙の控えをコンビニなどに配布している。この作業は、次の巡回先でも同様に繰り返している。
全ての巡回先での回収作業が終了し、作業者が、会社(事務所)に帰社後は、コンビニごとに記録紙をファイルしたり、記録紙の内容を月ごとの集計表に転記したりする作業を行っている。また、この集計作業は、通常毎日行われ、月末などには1ヵ月分の計量値が集計され、集計表は、回収先へ提出する請求書の明細となる。
なお、ゴミなどを収集するシステムとしては、例えば、収集拠点に、収集物の搬出状況を把握できる監視装置付の収集物収納箱を設置し、収集車には、収集物の排出状況を乗務員に表示するための表示装置を搭載し、通信ネットワークを介して、収集物収集箱と収集車との間で排出状況の情報を伝送するようにした収集サービスシステムが知られている(特許文献1参照)。
特開平11−106004号公報
リサイクル品を回収するとともに、回収物を回収箱毎に計量し、この計量値を演算し、かつ記帳するのでは、煩雑である。
また、費用請求との関係から回収物の種類とその計量値を回収先に報告しなければならないが、配布用紙に記入するのも煩雑である。
本発明は、前記従来技術の課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、回収作業と回収報告を迅速に且つ正確に行うことにある。
前記目的を達成するために、請求項1に係る回収用計量装置においては、作業者が搭載しつつ、回収物を計量する風袋付計量器と、前記計量器の計量値とともに少なくとも回収先と回収物の種類を記憶するデータ記憶計と、データ記憶計の計量値を出力する出力手段とを備えて構成した。
(作用)回収先で回収物を持った作業者が風袋付計量器に搭載すると、回収物自体が計量され、データ記憶計に正味の計量値が、回収先や回収物の種類とともに記憶され、記憶された計量値が出力手段から出力される。作業員は、回収物の計量値を記帳することなく、回収物を回収でき、回収作業を迅速に且つ正確に行うことができる。また、出力手段、例えば、プリンタにより、計量値などの回収情報を印刷して配布することで、計量値を記入することなく、回収報告することができる。
請求項1に記載のデータ記憶計は、巡回スケジュールとして各回収先の名称を画面に表示してなる構成とした。
(作用)データ記憶計には、各回収先に関連する情報が記憶されており、作業者は、これを確認して巡回ミスを防止できるとともに、スケジュール通りに回収作業が行われているか確認することができる。
請求項1または2のうちいずれか1項に記載の計量器には、前記計量器を持ち運ぶための取っ手が設けられてなる構成とした。
(作用)計量器には計量器を持ち運ぶための取っ手が設けられているため、作業者が計量器を持ち運ぶのが容易となる。
請求項1、2または3のうちいずれか1項に記載の回収用計量装置と、前記データ記憶計のデータを集計する集計装置とを備え、前記集計装置は、回収先へ回収情報を報知し得るようになってリサイクル品回収システムを構成した。
(作用)回収用計量装置を用いて各回収先に関する回収作業が終了したときに、回収用計量装置に記憶されたデータを集計装置に送ることで、集計装置を用いて各回収先のデータ(回収情報)を集計することができるとともに、回収先に回収情報を報知することができる。すなわち、作業者がリサイクル品を回収したときに、回収先ごとの記録紙を集計表へ転記する作業を行うことなく、回収用計量装置に記憶された回収情報を集計装置に送ることで、各回収先の回収情報を集計することができる。このため、作業者は記録紙を転記するための作業や請求書を発行するための作業や回収情報を発送するための作業から解放されることになる。
以上の説明から明らかなように、請求項1によれば、回収作業と回収報告を迅速に且つ正確に行うことができる。
請求項2によれば、巡回ミスを防止できるとともに、スケジュール通りに回収作業が行われているかを確認することができる。
請求項3によれば、計量器を持ち運ぶのが容易となる。
請求項4によれば、記録紙を転記するための作業や請求書を発行するための作業や回収情報を発送するための作業から作業者を解放することができる。
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施例を示す回収用計量装置のブロック構成図、図2は計量器の平面図、図3はデータ記憶計の平面図である。
これらの図において、回収用計量装置10は、計量器12とデータ記憶計14を備えて構成されている。
計量器12は、携帯用のケースとして構成された計器用本体16を備えており、計量器本体16の上部側には表示部18が配置され、表示部18の近傍には計量器本体16を持ち運ぶための取っ手20が取り付けられ、計量器本体16内には計量部22、通信部24が収納されている。計量部22は、例えば、ロードセルやロードセルの出力を演算する演算器(CPU)などを備えた風袋機能付計量部として構成されており、回収対象として、例えば、リサイクル品などの廃棄物(回収物)が計量器本体16に搭載されたときに、廃棄物の重量を計量し、正味の重量を計量値として通信部24に出力するとともに、表示部18に出力するようになっている。表示部18は、例えば、液晶ドライバや液晶表示画面を備え、計量部22の計量による計量値を液晶表示画面に表示するようになっている。通信部24は、計量部22からの計量値を計量データとして、無線でデータ記憶計14に送信するようになっている。
一方、データ記憶計14は、ハンディタイプのケースを構成するデータ記憶計本体26を備えているとともに、通信部28、表示切替部30、入力・選択部32、操作指令部34、表示部36、印刷部38、記憶部40、電源部42、演算部44を備えており、各部がバスライン46を介して接続されている。データ記憶計本体26の上部側には表示部36が配置されており、表示部36の下部の領域には、電源スイッチを構成するキーボタン48が配置されているとともに、表示切替部30の一要素を構成するキーボタン50、52、54が配置され、入力・選択部32の一要素を構成するキーボタン56〜82が配置され、さらに、操作指令部34の一要素を構成するキーボタン84〜94が配置されている。
電源部42は乾電池を複数個備えており、キーボタン48がオン操作されたときに、各乾電池に蓄積された電力を各部に供給するようになっている。通信部28は、計量器12の通信部24と情報の授受を行い、計量器12の通信部24から計量データが送信されたときに、この送信データを受信し、受信した計量データをバス46を介して演算部44に転送するようになっている。演算部44は、例えば、CPU、RAM、ROMなどを備えたマイクロコンピュータで構成されており、計量器12から送信された計量データを基に演算を行って、計量値を回収物の種別と回収先(客先)および回収日時に関連付けて回収情報として記憶部40に記憶させ、記憶部40に記憶された回収情報の内容を表示部36の画面上に表示するとともに、記憶した回収情報を印刷情報(印字情報)に変換して印刷部38に出力するようになっている。表示部36は、例えば、液晶ドライバや液晶表示画面を備えて構成されており、演算部44の演算結果にしたがった計量値を液晶表示画面に表示するようになっている。
記憶部40は、例えば、フラッシュメモリ(不揮発性メモリ)を備えて構成されており、この記憶部40には、回収情報として、4桁の計量値(重量値)、4桁の客先コード、2桁の人名コード、2桁の担当者コード、日時情報(年月日、時分)などが規定の記憶領域に記憶されるようになっているとともに、複数の回収先(客先)を巡回するための巡回スケジュールが各回収先の名称(客先名)や巡回予定時間などとともに記憶されている。計量値は、回収物の種別を特定するためのキーボタン56〜78のうちいずれかのキーボタンが操作されたときに、回収物の種別を品名コードとして、回収先と回収日時に関連付けて記憶されるようになっている。キーボタン56〜78は、「生ゴミ」、「雑ゴミ」、「ビン」などの回収物(廃棄物)の種別を特定するよう構成されているとともに、テンキーとして、「1」、「2」、……、「0」の数字を入力できるようになっている。
キーボタン50、52、54は、表示部36に表示されている計量値を他の表示に切り換えるために操作されるキーボタンであって、キーボタン50が操作されたときには、表示部36の画面上に回収先である客先名が表示され、キーボタン52が操作されたときには、表示部36の画面上に品種の選択画面が表示され、キーボタン54が操作されたときには、表示部36の画面上に計量作業を行う担当者名および収集車の車番が表示されるようになっている。
また、キーボタン76は、表示画面に客先が表示されているときには、前の客先名を表示するときに用いられ、品種選択時にはミックスPキーとして機能するようになっている。キーボタン78は、客先表示中は次の客先名を表示するためのキーとして機能し、品種選択時には古紙キーとして機能するようになっている。
キーボタン80は、品種選択時には品名キーとして機能し、数字入力キーであるキーボタン92が操作されたときには、手動操作で数量を入力するためのキーとして機能するようになっている。キーボタン82は、品種選択時には品名キーとして機能し、数字入力キーとしてのキーボタン92が操作されたときには、手動操作で数量の入力を行うためのキーとして機能するようになっている。キーボタン84は、客先コード番号および数量を間違えて入力したときに、入力した情報をキャンセルするためのキーとして機能し、キーボタン86は、客先コード番号入力時に入力情報を確定するためのキーとして機能し、品種選択時には品名の決定および数字入力時には数量の決定を行うためのキーとして機能するようになっている。キーボタン88は、通信部28を起動し、計量器12の通信部24と情報の授受を行ったり、あるいは集計装置としてのパソコンとデータ通信を行うときに操作されるキーとして機能するようになっている。キーボタン90は、客先ごとの計量伝票発行時に操作されるキーであって、キーボタン90が操作されたときには、印刷部(印字部)38に接続されたプリンタから客先ごとの計量伝票が出力されるようになっている。図4に計量伝票96の一例を示す。なお、印刷部38は、計量値を出力する出力手段として、データ記憶計14に一体化されているが、データ記憶計14と別体で構成することもでき、また、印刷部38とプリンタを一体化することもできる。
キーボタン92は、数量での入力時に用いられるとともに、客先追加時、客先コード番号入力モードで用いられるようになっている。キーボタン94は、客先ごとの計量完了時に計量の完了を演算部44に指令するために用いられるようになっている。
次に、計量器12とデータ記憶計14を用いて回収作業を行うときの処理手順を図5のフローチャートにしたがって説明する。
まず、複数の客先を巡回するに先立って、作業者がキーボタン48をオン操作したあと、キーボタン50を操作すると、演算部44は、記憶部40に記憶された巡回スケジュールにしたがって、最初の客先の名称を巡回予定時間とともに表示部36の画面に表示する(ステップS1)。このとき、表示部36の画面を見て、最初の巡回先である客先を確認した作業者は、データ記憶計14を携帯し、回収用計量装置10とともに収集車で客先まで移動する。客先に到着したときには、作業者は、計量器12を床に置いてセットする(ステップS2)。このあと計量器12の電源スイッチ(図示せず)を押して計量器12の電源を投入すると、計量器12の表示部18には0が表示される(ステップS3)。このあと計量器12の風袋スイッチ(図示せず)を操作したあと、何も持たない状態で作業者が計量器本体16上に乗ると、作業者の体重が計量され、この計量値が表示部18の画面上に表示され、その後約2秒後に、風袋引き完了の確認音が鳴り、表示部18の画面上には計量値0が表示される。このあと作業者が計量器本体16から降りると、表示部18の画面にはマイナスが表示される(ステップS4)。
次に、計量すべき回収物の品種を特定するための入力処理として、作業者は、まず、キーボタン52を操作し、そのあと、キーボタン56〜78のうちいずれかのキーボタンを操作し、回収物の品種(種類)である品名を特定するための操作を行う。例えば、回収物が生ゴミであるときには、キーボタン56を操作すると、表示部36の画面には、回収物の品名として「生ゴミ」が表示される。このあと、作業者がキーボタン86を操作すると、入力した品名が確定される(ステップS5)。なお、品名を間違えて入力したときには、キーボタン86を押す前に、正しい品名に対応したキーボタンを操作することで、表示部36の画面には正規の品名が表示される。
次に、生ゴミが詰め込まれた回収物を作業者が手に持って計量器本体16に乗ると、風袋引きの処理が行われ、計量器12の表示部18の画面には正味の重量(回収物のみの重量)を示す計量値が表示されるとともに、この計量値に関する計量データが通信部24から通信部28に送信される(ステップS6)。
ここで、同一の品種の回収物を続けて計量するときには、ステップS6と同一の処理および作業が繰り返され、作業者が他の回収物を手に持って計量器本体16に乗ると、その回収物の正味の重量が計量値として表示部18の画面に表示されるとともに、その計量値に関する計量データが通信部24から通信部28に送信される。
一方、計量すべき回収物の品名が異なるときには、ステップS5、S6の処理及び作業を繰り返すことになる。
全ての回収物に関する計量が終了したときに、作業者がキーボタン94を操作すると、演算部44は計量に伴う処理を完了する(ステップS7)。このあと印刷部38に、例えば、携帯用のプリンタを接続し、キーボタン90を操作すると、演算部44の処理により、回収情報が印刷情報に変換されてプリンタに転送され、プリンタから、図4に示す計量伝票96が発行される(ステップS9)。
また、作業者がキーボタン50を操作すると、現在計量が完了した客先名が表示部36の画面に表示され、キーボタン80を操作すると、現在計量が完了した累計値が表示部36の画面に表示される(ステップS9)。このあと、作業者がキーボタン78を操作すると、表示部36の画面には次の客先名が表示される(ステップS10)。このあと、作業者は、計量器12の電源スイッチをオフにして次の客先まで移動する(ステップS11)。次の客先では、ステップS2〜S11の処理および作業が実行され、以下同様に、他の客先でも、ステップS2〜S11の処理および作業が実行される。全ての計量が完了したときには(ステップS12)、回収作業を完了する。
本実施例によれば、作業員は、計量器12を用いて回収物の重量を計量するための計量作業を行うときに、データ記憶計14を用いて計量器12と情報の授受を行うための作業を行うだけで、回収物の計量値を記帳することなく、回収物に関する回収情報がデータ記憶計14に記憶されるため、回収作業を迅速に且つ正確に行うことができる。また、データ記憶計14にプリンタなどを接続することで、回収物の計量値などを含む回収情報が印刷されるので、この印刷物を回収先へ配布することができる。
次に、ルートの追加・変更機能について説明する。本実施例における回収用計量装置10は、突然の依頼などで、巡回スケジュールにはない客先での計量業務が発生した場合などに対応するための機能として、ルートの追加・変更機能を備えており、その機能を実行するための操作手順を図6のフローチャートにしたがって説明する。
まず、巡回スケジュールにない客先での計量業務が発生したときに、現在計量業務を行っているときには、作業者は、全ての計量業務を完了させ、その後、キーボタン94を操作する(ステップS21)。このとき、演算部44は、キーボタン94が操作されたことを条件に、ルートの追加・変更処理を開始し、次に、作業者がキーボタン50を操作すると、表示部36の画面に現在の客先名を表示させる(ステップS22)。このあと、作業者がキーボタン92を操作すると、演算部44の処理により、表示部36の画面が客先コード入力画面に変更される(ステップS23)。このあと、作業者がキーボタン56〜74のうちいずれかのキーボタンを操作して、追加すべき客先のコード番号を4桁で入力すると、入力されたコード番号が記憶部40に記憶される(ステップS24)。このあと作業者がキーボタン86を操作すると、演算部44の処理により、追加された客先の登録が終了する(ステップS25)。このあとは、図5に示すステップS2からステップS12の処理および作業を実行することで、追加された客先に関する回収作業を行うことができる。
また、本実施例における回収用計量装置10は、発泡スチロールなど、計量が困難な場合に、手動操作にて数量での入力が行える機能として、数量入力機能を備えており、数量入力機能を実行するための操作手順を図7のフローチャートにしたがって説明する。
まず、発泡スチロールなど、計量が困難な回収物を計量するに際しては、まず、作業者がキーボタン52を操作したあと、キーボタン70を操作して品名「発泡スチロール」を確定させる操作を行うと、演算部44の処理により、表示部36は、計量モード待機画面となる(ステップS31)。このあと、作業者がキーボタン92を操作すると、演算部44の処理により、表示部36の画面は数量入力画面に切り替わる(ステップS32)。このあと、作業者がキーボタン56〜74のうちいずれかのキーボタンを操作して、数量を最大3桁、小数点以下1桁の数値で入力すると、数量に関する情報が演算部44によって処理される(ステップS33)。このあと、作業者がキーボタン86を操作して、入力された数量を確定するための操作を行うと、演算部44は、この数量に関する情報を記憶部40に記憶し、数量を入力するための処理を完了する(ステップS34)。
次に、回収用計量装置10を用いて各客先における回収作業が終了し、作業者が回収センターに戻った後、記憶部40に記憶された計量データを集計装置に送信するための操作を行うと、記憶部40に記憶された計量データが通信部28から通信回線、例えば、インターネットを介して集計装置に送信される。
集計装置は、例えば、パーソナルコンピュータを用いて構成されており、データ記憶計14から送信された計量データを基に各客先ごとの回収情報を集計し、客先ごとの請求書を作成するとともに、運転日報などを作成し、作成した請求書や運転日報などをプリンタから出力するように構成されているとともに、各回収先に集計した回収情報を報知するように構成されている。
本実施例においては、データ記憶計14に各客先に関する巡回スケジュールを記憶するものについて述べたが、各客先の地図や連絡先などをデータ記憶計14に記憶し、巡回スケジュールにしたがって巡回先の名称とともに巡回先の地図を表示部36の画面上に表示したり、あるいはキーボタン88が操作されたときに、通信部28から客先に電話連絡する構成を採用することもできる。客先の地図などを表示すれば、事故などで道路が渋滞したときには、渋滞を避けるためのルートを地図で見つけることができる。また、計量器12とデータ記憶計14とを一体に構成することも可能である。
本実施例によれば、集計装置において、各客先に対する請求書や運転日報が自動的に作成されるとともに、各回収先に集計した回収情報が報知されるため、請求書や運転日報などを作成するための作業や各回収先に集計した回収情報を発送するための作業から作業者を解放することができる。
本発明の一実施例を示す回収用計量装置のブロック構成図である。 計量器の平面図である。 データ記憶計の平面図である。 計量伝票の一例を示す平面図である。 回収用計量装置を用いて計量を行うときの計量手順を説明するためのフローチャートである。 ルートの追加・変更機能に関する操作手順を説明するためのフローチャートである。 数量入力機能に関する操作手順を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 回収用計量装置
12 計量器
14 データ記憶計
16 計量器本体
18 表示部
20 取っ手
22 計量部
24 通信部
26 データ記憶計本体
28 通信部
30 表示切替部
32 入力・選択部
34 操作指令部
36 表示部
38 印刷部
40 記憶部
42 電源部
44 演算部

Claims (4)

  1. 作業者を搭載しつつ、回収物を計量する風袋付計量器と、前記計量器の計量値とともに少なくとも回収先と回収物の種類を記憶するデータ記憶計と、データ記憶計の計量値を出力する出力手段とを備えてなる回収用計量装置。
  2. 請求項1に記載のデータ記憶計は、巡回スケジュールとして各回収先の名称を画面に表示してなることを特徴とする回収用計量装置。
  3. 請求項1または2のうちいずれか1項に記載の計量器には、前記計量器を持ち運ぶための取っ手が設けられてなることを特徴とする回収用計量装置。
  4. 請求項1、2または3のうちいずれか1項に記載の回収用計量装置と、前記データ記憶計のデータを集計する集計装置とを備え、前記集計装置は、回収先へ回収情報を報知し得るようになっているリサイクル品回収システム。
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