JP4585166B2 - 廃棄物管理システム、及び、廃棄物管理装置 - Google Patents

廃棄物管理システム、及び、廃棄物管理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排出者が排出した廃棄物の情報を、排出者と廃棄物収集者と地方自治体とが共有して利用するための、廃棄物管理装置、管理方法、管理システム及び廃棄物計量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
産業廃棄物の排出、収集、処理の方法及び管理方法は「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」によって厳しく定められており、産業廃棄物の管理には産業廃棄物管理票(以下「マニフェスト」という)を使用することが定められている。産業廃棄物管理票制度は、排出事業者が産業廃棄物の処理を委託する際に、処理業者にマニフェストを交付し、処理終了後に処理業者からその旨を記載したマニフェストの写しの送付を受けることにより、委託内容どおりに廃棄物が処理されたことを確認することで、適正な処理を確保する制度である。
【0003】
一方で従来、産業廃棄物以外の事業系一般廃棄物及び家庭用ごみは、産業廃棄物と異なり、地方自治体が収集及び処理を行っていたため、公共性が強く商業として成り立ちにくいものであった。しかしながら、平成9年4月に「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の改正が行われ、廃棄物減量計画の作成及び実行が地方自治体に義務付けられた。これに伴い前記法律の改正以降、事業系一般廃棄物についても、自治体レベルで排出事業者に廃棄物排出量の届出及び廃棄物削減計画書提出の義務付けを含んだ条例が制定されるようになった。
【0004】
このような廃棄物を管理するシステムとして、特許文献1には廃棄物を収集する際に、廃棄物の質量を計量する計量器と、廃棄物処理データを記憶させるためのコンピュータと、廃棄物処理データを出力するラベルプリンタとを載せた台車である計量ユニットを用いて、廃棄物処理業者が廃棄物管理を行う廃棄物収集計量システムが提案されている。
【0005】
特許文献1によると、廃棄物処理業者は前記計量ユニットを廃棄物収集所に持ち込み、廃棄物の質量を計量し、廃棄物の種別を含んだ廃棄物の情報を前記ラベルプリンタで印刷し、印刷されたラベルを廃棄物に貼付する。これにより、複数の廃棄物処理業者にわたって処理される廃棄物を、前記コンピュータと廃棄物に添付された前記ラベルを照合することで、廃棄物の最終処分まで管理しようとするものである。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−206219号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の廃棄物収集計量システムには、以下のような問題があった。
従来、産業廃棄物以外の事業系一般廃棄物及び家庭用ごみは、先にも述べたように地方自治体が収集及び処理を行っていたため、公共性が強く、商業として成り立ちにくいものであった。そのため廃棄物の管理に関する発明やサービスは主に産業廃棄物に関して限定されたものがほとんどであり、特許文献1もマニフェストの煩雑さに着目し、産業廃棄物の管理に主眼をおいた発明であり、事業系一般廃棄物及び家庭用ごみの廃棄物情報の収集に適用するためには現実的なものではなかった。
特許文献1では廃棄物処理業者自身が廃棄物収集の都度、計量ユニットを運び、廃棄物の情報を入力し、そして計量ユニットが有するコンピュータに、入力した情報を収集していた。これは非常に労力を要するものであり廃棄物の収集率も低減してしまうという問題点があった。さらに計量ユニットに蓄積された廃棄物の情報は廃棄物処理業者同士の間で使われるだけであり、廃棄物の排出事業者や、地方自治体は廃棄物の情報を利用する手段がなく、廃棄物の情報が有効に活用されていなかった。
そのため、廃棄物の排出者も取扱いやすい計量ユニットの開発と、事業系一般廃棄物及び家庭用ごみの収集に最適化され、廃棄物の情報が排出者と廃棄物収集者などの間で共有できる廃棄物管理システムの開発が望まれていた。
【0008】
従って本発明の課題は、収集した廃棄物の情報を、排出者と廃棄物収集者と地方自治体とが有効に活用できるようにすることで、例えば事業系一般廃棄物及び家庭用ごみの管理を適切に行うことができる廃棄物管理方法、廃棄物管理システム、廃棄物管理装置及び廃棄物計量装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、廃棄物の排出者が廃棄物の質量を測定できるようにするとともに、当該廃棄物の種類と排出者の情報を入力できるようにした廃棄物計量装置から送信された廃棄物の種類、質量、排出者を対応付けた情報を利用して廃棄物の管理を行うようにした廃棄物管理方法、廃棄物管理システム、廃棄物管理装置及び廃棄物計量装置である。
【0010】
本発明によると、収集した廃棄物の情報を、排出者と廃棄物収集者とそして地方自治体とが有効に活用できる廃棄物管理装置および廃棄物管理システムが提供され、廃棄物の排出者も容易に取り扱え、かつ前記システムに適用可能な廃棄物計量装置を提供できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に係る廃棄物管理システム全体の一実施形態を各図を参照して説明する。本実施形態では廃棄物の排出者が事業者である場合について記述したものであり、以下排出者を排出事業者という。
【0012】
この廃棄物管理システムは、例えば図1に示すように、廃棄物計量装置1と、排出事業者7の利用する端末装置である排出事業者端末2と、廃棄物管理装置である情報センタサーバ3と、廃棄物収集者である収集運搬業者9が利用する端末装置である収集運搬業者端末4とから主としてなる。
排出事業者端末2と情報センタサーバ3は、回線、例えばインターネット5で接続され、情報を送受信することができる。同様にして、収集運搬業者端末4と情報センタサーバ3は、回線、例えばインターネット5で接続され、情報を送受信することができる。廃棄物計量装置1は情報センタサーバ3と、回線、例えば無線パケット通信網6で接続され、情報を送信することができる。
なお、廃棄物計量装置1には情報センタサーバ3などが発信する情報を受信する機能を持たせてもよい。
【0013】
次に本発明に係る廃棄物管理システムの各構成要素について、詳細に説明する。
【0014】
廃棄物計量装置1は、例えば図2に示すように、廃棄物の入った袋等を置いて前記廃棄物の質量を計量する計量台25と、計量台25と操作部31とを結ぶアーム30と、後述するIDカード60を投入するIDカード投入口29と、後述する印字ラベル57を印字出力する印字部28と、廃棄物計量装置1の操作案内を表示し、計量された廃棄物の質量を表示し、廃棄物の情報を手動で入力できる、液晶画面とタッチパネルを組合せた液晶タッチパネル26と、無線パケット通信網6と接続するための無線アンテナ27とからなる。
【0015】
ここで廃棄物計量装置1は排出事業者の事業所ごとに設置される場合や、テナント施設のように複数の排出事業者が利用する廃棄物集積所などに設置される場合や、地域の廃棄物集積所に設置する場合などが考えられる。
なお、本実施形態では複数の排出事業者が廃棄物集積所等において廃棄物計量装置1を共同利用する場合を想定している。
【0016】
次に廃棄物計量装置1の動作について図3のブロック図を用いて説明する(図1と図2参照のこと)。
【0017】
まず、計量台25で計量された廃棄物11の質量情報と、排出事業者7が液晶タッチパネル26から入力する排出事業者識別情報と、廃棄物11の種別を表す廃棄物種別情報とが廃棄物情報入力部35に入力される。
【0018】
廃棄物入力情報部35に入力された情報は、廃棄物情報蓄積部36に一時記憶され、処理部38へ送られる。処理部38では、廃棄物情報蓄積部36から送られてきた情報と、排出事業者情報蓄積部37に登録されていた情報とをデータ制御部39に送る。
データ制御部39は、処理部38から送られてきた前記情報を表示部41である液晶タッチパネル26に表示し、印字部40から後述するプリントラベルシール57を印字出力する。
【0019】
また処理部38は、廃棄物情報蓄積部36から送られた情報と、あらかじめ排出事業者情報蓄積部37に保存登録されていた排出事業者7に関する情報とを合わせて、一定時間ごとに通信制御部42に送り、無線パケット通信網6を介して情報センタ8の情報センタサーバ3に廃棄物の情報を送信する。
【0020】
以上より、廃棄物計量装置1は、多機能でありながら、コンパクトな据え置き式であり、情報センタサーバ3と無線パケット通信網6を介して通信できるため、設置場所を選ばず、廃棄物集積所ごとに設置することが可能である。
【0021】
次に、廃棄物計量装置1の操作について図4から図10を用いて(図1と図2と図3参照のこと)詳細に説明する。
【0022】
まず廃棄物計量装置1のプラグ32をコンセントにつなぐと液晶タッチパネル26に図4に示される初期の操作画面45aが表示され、廃棄物が計量可能な状態となる。
操作画面45aは、例えば、予め登録された排出事業者の一覧が書かれた事業者選択領域46と、廃棄物の質量を表示する廃棄物質量表示領域47と、事業者選択領域46に表示されていない登録事業者を探す場合に押圧する、ページ戻し領域48とページ送り領域49と、廃棄物計量装置1の電源を切る場合に押圧する計量終了領域50と、秤量の調整等を行う場合に押圧する詳細設定領域51と、廃棄物計量装置1の操作のガイダンスを表示する操作案内領域52とからなっている。
【0023】
なお、本実施形態では事業者選択領域46を予め登録された排出事業者ごとに割当てているが、同じ排出事業者であっても、部署ごとに登録することで部署ごとの廃棄物の情報を集計することも可能である。
【0024】
次に排出事業者7は排出する廃棄物11を計量台25に載せる。すると図5の操作画面45bに示すように、廃棄物質量表示領域47に計量された廃棄物11の質量が表示される。そして操作案内領域52の表示に従って、排出事業者7は排出事業者選択領域46の中から自分の排出事業者名を押圧することで排出事業者7を特定する。
【0025】
なお、本実施形態では排出事業者を特定する手段として、排出事業者7が液晶タッチパネル26上に表示される事業者選択領域46において排出事業者名を押圧して選択しているが、この排出事業者を特定する手段は必要に応じて図6に示した、排出事業者ごとに割当てたIDカード60を、IDカード投入口29に投入し、IDカード60の磁気テープ部分61に記録された排出事業者の情報を読み取って排出事業者を特定する方法など、排出事業者を特定する目的を果たす手段であれば適宜変更してもよい。
【0026】
操作画面45bにおいて排出事業者7が排出事業者名を特定すると、液晶タッチパネル26の表示は、図7に示す廃棄物11の種別を選択する操作画面45cとなり、排出事業者7は廃棄物11の内容に応じて廃棄物選択領域54に示された廃棄物の種別の中から最適なものを押圧して廃棄物11の種別を特定する。
【0027】
操作画面45cにおいて排出事業者7が廃棄物11の種別を特定すると、液晶タッチパネル26の表示は、図8に示す廃棄物11の情報を確定する操作画面45dとなり、排出事業者7は廃棄物情報表示領域56の表示を確認し、廃棄物11の情報に誤りがなければ、廃棄物情報確定領域55を押圧して廃棄物11の情報を確定する。
【0028】
ここまでの廃棄物11の情報を確定する一連の操作の中で、入力に誤りがあった場合には、排出事業者7は画面表示後退領域53を押圧することで、入力を訂正する操作画面まで戻り、正しい情報を再入力することができる。
【0029】
以上の操作により廃棄物11の情報が確定した場合、廃棄物計量装置1は、印字部28から図9に示すプリントラベルシール57を印字出力する動作と、確定した廃棄物11の情報を通信制御部42に送る動作とを行う。
【0030】
廃棄物計量装置1の印字部28から印字出力された図9に示されるプリントラベルシール57には、例えば排出事業者名と、プリントラベルシール57が印字された時間と、廃棄物の種別と、廃棄物の質量とが印字される。プリントラベルシール57には必要に応じて廃棄物の情報から生成されるバーコード58等を印刷してもよい。
【0031】
排出事業者7は前記プリントラベルシール57を廃棄物に貼付し、収集運搬業者9に委託して廃棄物11の処理を行う。プリントラベルシール57を用いることで、収集運搬業者9が廃棄物11を収集する際に、排出事業者名を確認でき、プリントラベルシール57に印字された廃棄物の種別や廃棄物の質量と、実際の廃棄物11の種別や廃棄物11の質量とに相違がないかを確認できるため、第三者による廃棄物の不法投棄を防止し、排出事業者7が一つの廃棄物収集袋に複数種類の廃棄物を混合して排出することや、異なる種類の廃棄物収集袋を混在して排出することを防止する。
なお、プリントラベルシール57は貼付する以外にも紐等を用いて廃棄物に添付するなど、添付の方法は問わない。
【0032】
また通信制御部42に送られた情報は、一定時間ごとに通信制御部42から無線パケット通信網6を介して情報センタサーバ3に送信され、情報センタサーバ3内の後述する廃棄物データ蓄積部73に排出事業者ごとのファイル75として保存される。
なお、通信制御部42に送られた情報を一定時間ごとに情報センタサーバ3に送信する方法の他に、廃棄物を計量する度に送信する方法や、廃棄物情報蓄積部36の空き容量が一定量になった場合に送信する方法などを用いてもよい。
【0033】
廃棄物11の情報を確定する操作画面45dにおいて廃棄物11の情報を確定し、プリントラベルシール57の印字が終了すると、液晶タッチパネル26の表示は図4の初期の操作画面45aに戻り、続けて廃棄物の計量を行うことができる。
【0034】
廃棄物計量装置1の操作を終了する場合は、図4に示される初期の操作画面45aにおいて、計量終了領域50を押圧する。すると液晶タッチパネル26の表示は図10に示す終了画面45eとなり、終了画面45eが表示された状態でプラグ32をコンセントから抜くことで廃棄物計量装置1の電源が切れる。
【0035】
以上により、廃棄物計量装置1を用いることで、排出事業者7はタッチパネルを視覚的に操作することで廃棄物11の情報を容易に入力することができる。また実際に排出事業者7が排出する廃棄物11の質量を計量することで、廃棄物削減及びリサイクルの推進の啓蒙効果も期待できる。
【0036】
なお、本実施形態では廃棄物の排出事業者7が廃棄物計量装置1を操作しているが、排出事業者名が特定できる廃棄物を収集する場合などにおいては、収集運搬業者9が廃棄物計量装置1を操作することも可能である。
【0037】
また、廃棄物計量装置1はパケット通信網6を介して情報センタ8と通信できることを利用して、情報センタ8にオペレータを配置し、廃棄物計量装置1に情報センタ8を呼出す機能を付加させて、廃棄物計量装置1の操作方法がわからない場合や、廃棄物の種別がわからない場合などに、前記オペレータと直接会話できる機能を廃棄物計量装置1に持たせてもよい
【0038】
また、廃棄物計量装置1は廃棄物集積所の廃棄物の量や排出頻度などの条件に合わせて、ひとつの廃棄物集積所に複数台設置することや排出事業者7ごとに設置することなども考えられる。
【0039】
次に廃棄物管理装置である情報センタサーバ3について詳細に説明する(図1参照のこと)。
情報センタサーバ3の構成を表わすブロック図を図11に示す。情報センタサーバ3は、例えば、情報処理を行う処理部70と、インターネット5と無線パケット通信網6とを介して、廃棄物計量装置1と排出事業者端末2と収集運搬業者端末4との通信を行う通信制御部71と、廃棄物計量装置1から無線パケット通信網6を介して送られてくる廃棄物の情報を排出事業者ごとのファイル75として記憶する廃棄物データ蓄積部73と、排出事業者端末2や収集運搬業者端末4にインターネット5を介して情報を配信する際のWWW画面に使われるファイルを記憶したホームページ用ファイル蓄積部74と、収集運搬業者端末4に最適な廃棄物の収集ルートと配車の指示を送る際の資料データファイルである廃棄物収集ルート検索データ蓄積部72とから主として構成される。
【0040】
本実施形態の情報センタサーバ3は例えば主に3つの機能を有しており、この3つの機能について説明する。
【0041】
(a)各地の事業所や廃棄物集積所などに設置された廃棄物計量装置1から無線パケット通信網6を介して受信した廃棄物の情報(表1参照)を、排出事業者ごとのファイル75(表2参照)に集計して廃棄物データ蓄積部73に記憶し、排出事業者ごとのファイル75(表2参照)を集計加工した情報(後述する図14と図15参照)を、インターネット5を介して排出事業者端末2に送信し、廃棄物データ蓄積部73に記憶された情報に基づいて集計された、収集運搬業者9が収集を委託された排出事業者7の情報(表3参照)を、インターネット5を介して収集運搬業者端末4に送信する機能。
【0042】
(b)廃棄物データ蓄積部73に記憶された情報に基づいて集計された、収集運搬業者9が収集を委託された排出事業者7の情報(表3参照)のうち収集運搬業者9が未収集である廃棄物の情報と、廃棄物収集ルート検索データ蓄積部72の地図などの情報とを用いて、収集運搬業者9の最適な廃棄物を収集するルートを計算し、前記ルートの情報をインターネット5を介して収集運搬業者端末4に送信する機能。
【0043】
(c)地方自治体が制定している廃棄物を減量することを目的とした条例などにより提出が義務づけられている廃棄物の減量計画書を、廃棄物データ蓄積部73に記憶された排出事業者ごとのファイル75(表2参照)に基づいて、地方自治体の書式に合わせて作成し、インターネット5を介して排出事業者端末2に送信する機能である。
【0044】
なお、本実施形態の情報センタサーバ3では以上3つの機能を主に有しているが、サーバの機能の組合せは任意であり、サーバを運用する環境に合わせて適宜変更可能である。
【0045】
【表1】
Figure 0004585166
【0046】
【表2】
Figure 0004585166
【0047】
【表3】
Figure 0004585166
【0048】
次に、排出事業者端末2と収集運搬業者端末4は、インターネット5に接続が可能であり、WWWを見る機能を有している端末という条件を満たすものであれば、パソコン、PDAなどの端末の種類は問わない。したがって、収集運搬業者9の収集運搬車10ごとに収集運搬業者端末4を備えることも可能である。
また、排出事業者端末2と収集運搬業者端末4は前記機能を有する条件を満たすものであれば、端末の所有者も問わない。したがって、端末を共同で利用することや、廃棄物計量装置1に廃棄物の情報を受信する機能を持たせれば、廃棄物計量装置1を排出事業者端末2として使用することも可能である。
【0049】
以上の構成要素からなる本実施形態によると、排出事業者7は、排出した廃棄物の正確な情報を、インターネット5を介して情報センタサーバ3から排出事業者端末2に受信することができるため、廃棄物管理に伴う入力集計作業などを軽減でき、廃棄物の減量計画の立案のための資料作成を容易に行うことができる。
また、収集運搬業者9は、排出された廃棄物の情報を、回線であるインターネット5を介して廃棄物管理装置である情報センタサーバ3から収集運搬業者端末4に受信することができるため、廃棄物を収集する前に廃棄物の種別及び質量を把握することで、効率のいい収集運搬車10の手配を行うことができ、廃棄物の排出事業者ごとの廃棄物管理に伴う入力集計作業などの事務作業を軽減することができる。さらに情報センタサーバ3が最適な廃棄物収集ルートをインターネット5を介して収集運搬業者端末4に送信するため、収集運搬業者9は最適ルートで廃棄物の収集を行うことができ、収集運搬車10の運行に伴う燃料の節約や収集時間の短縮及び環境負荷の低減を図ることができる。
【0050】
次に、これらの構成要素からなる本実施形態の廃棄物管理システムの全体的な動作を、時系列に図12のブロック図に従って説明する。(図1と図11参照のこと)
【0051】
まず、排出事業者7’は廃棄物排出(S81)の際に廃棄物計量装置1で廃棄物11の質量を計量し、廃棄物の種別を入力する。廃棄物の質量と、廃棄物の種別と、廃棄物の排出時間と、排出事業者7’を識別する情報とからなる情報は、無線パケット通信網6を介して情報センタ8’の情報センタサーバ3に廃棄物情報取得され(S83)、廃棄物データ蓄積部73に排出事業者ごとのファイル75として記憶される。
【0052】
廃棄物データ蓄積部73に記憶された廃棄物の情報は、情報センタサーバ3において排出状況集計・管理され(S84)、情報センタサーバ3は収集運搬業者9’には廃棄物データ蓄積部73に記憶された廃棄物の情報のうち、収集運搬業者9’が収集を委託された排出事業者の廃棄物の情報を送信し、収集運搬業者端末4が前記情報を受信する(S87)。また情報センタサーバ3は排出事業者7’には廃棄物データ蓄積部73に記憶された廃棄物の情報のうち、排出事業者7’の廃棄物の情報を送信し、排出事業者端末2が前記情報を受信する(S88)。
【0053】
これによって先に述べたように収集運搬業者9’は目測によらない正確な廃棄物の種別と質量といった廃棄物の情報を、廃棄物を収集する前に把握することができるため収集運搬車10の配車の際の無駄を削減することができ、排出事業者ごとの廃棄物管理を行う際の事務作業の効率化をはかることができる。また、排出事業者7’は廃棄物の排出情報が部署ごとや時間ごとに確認できるため、減量計画及びリサイクル計画を細かく立案することができる
【0054】
次に情報センタ8’では、情報センタサーバ3が廃棄物データ蓄積部73に記憶された廃棄物の情報と、廃棄物収集ルート検索データ蓄積部72の地図などの情報とを用いて最適収集ルート作成を行い(S92)、作成された最適ルートの情報はインターネット5を介して収集運搬業者端末4に送信される。
【0055】
収集運搬業者9’は受信した最適ルートの情報に従って、廃棄物収集を行う(S90)。これによって収集運搬業者9’は、廃棄物の情報を、収集する前に把握でき、収集運搬車10の車種や台数といった配車をあらかじめ決定できるだけでなく、最適な廃棄物の収集ルートが指示されるため、収集運搬車10の燃料の節約と収集時間の短縮、それに伴う人件費の削減や経費の削減、環境負荷の低減を行うことができる。
【0056】
また、地方自治体ごとに制定されている廃棄物の削減を目的とした条例などでは、所定期間ごとに排出事業者7’が廃棄物の削減計画書や廃棄物の排出実績報告書を地方自治体80に提出しなくてはならない。そこで情報センタ8’の情報センタサーバ3は廃棄物情報蓄積部73に記憶されている排出事業者7’の廃棄物の情報を定められた所定期間分集計し、各地方自治体の書式に合わせて実績報告書作成を行い、作成された実績報告書はインターネット5を介して排出事業者7’の排出事業者端末2に送信される(S93)。排出事業者7’は実績報告書を印刷するかインターネット5などの通信網を介して地方自治体80に提出する(S95)。
【0057】
ここで、インターネット5を介した廃棄物の集計情報取得(S88)の方法、及び情報センタサーバ3からの実績報告書の送信(S93)の方法について詳しく説明する。(図1及び図12参照のこと)
【0058】
排出事業者7’が排出事業者端末2からインターネット5を介して情報センタサーバ3にアクセスすると、例えばブラウザに図13に示されるログイン画面が表示される。排出事業者7’は情報センタ8’からあらかじめ割当てられた排出事業者7’のIDをID記入領域86に記入し、パスワードをパスワード記入領域87に記入する。記入に誤りがない場合は確定領域88をクリックして情報センタサーバ3にログインする。
【0059】
情報センタサーバ3にログインすると、例えば図14に示すブラウザ画面90がブラウザに表示される。ブラウザ画面90は、情報センタサーバ3に接続中は常に表示されるフレーム画面であるメニュー選択領域91と、メニュー選択領域91で任意に選択することで表示されるフレーム画面90aとからなる。
メニュー選択領域91には閲覧できる情報の一覧が表示されており、排出事業者7’は所望の情報の領域をクリックすることで廃棄物の「現在の排出状況」92のフレーム画面や地方自治体80へ提出する実績報告書を作成する「報告書作成」93のフレーム画面などを切り換えて閲覧することができる。
【0060】
ここで図14に示すブラウザ画面90のフレーム画面90aはメニュー選択領域91において「現在の排出状況」92をクリックした場合のブラウザ画面を表している。フレーム画面90aは、例えばログインした排出事業者7’が排出した1ヶ月間の廃棄物を、廃棄物の種別ごとに表示した廃棄物排出状況表95と、任意の期間に排出事業者7’が排出した廃棄物を、廃棄物の種別ごとに集計した廃棄物集計表97と、廃棄物集計表97を円グラフで表示した廃棄物集計図98とからなる。
【0061】
廃棄物排出状況表95は、プルダウンメニューで日付を指定できる日付選択領域94で、任意の月の廃棄物排出状況を指定することができる。また、廃棄物集計表97に表示される情報は、プルダウンメニューで期間を指定できる期間選択領域96で指定した任意の期間の集計状況を閲覧することができる。期間選択領域96において廃棄物集計表97の集計期間が変更された場合、廃棄物集計図98は廃棄物集計表97の情報に合わせて自動的に変更される。
【0062】
次に、図15に示すブラウザ画面90のフレーム画面90bはメニュー選択領域の「報告書作成」93をクリックした場合のブラウザ画面の例を表わしている。フレーム画面90bに表示された減量計画書は、排出事業者7’が減量計画書を提出する地方自治体80の書式に合わせて作成されており、排出事業者7’はこの画面を印刷することで減量計画書を作成することができる。
【0063】
ここで排出事業者7’の月間の廃棄物減量計画の立案例を説明する。図16は1ヵ月に排出事業者7’が排出した廃棄物を、廃棄物の種別ごとに集計した廃棄物排出実績画面100である。
【0064】
排出事業者7’は月末に当月の廃棄物排出実績画面100を基に、廃棄物の種別ごとに発生量102の目標値を任意に設定する。次に、処分量103、資源化量104、資源化率105のいずれかを任意に設定することで設定した以外の2つの項目の値が自動的に入力される。この作業を廃棄物の種別ごとに繰り返して図17に示した翌月の減量化計画画面101が出来上がる。
【0065】
図18は翌月の実績画面106を示している。実績画面106において、発生量107及び処分量108の隣には、減量化計画画面101で設定したそれぞれの項目の目標値に対する現在の実績値の割合である目標指数が表示されており、目標指数が100%以上になると、目標値を上回っていることを示すため、項目例111のように、目標を上回っている項目の領域に着色することで、排出事業者7’に視覚的に警告を出すようになっている。これにより排出事業者7’は廃棄物の排出量を抑制しようと行動する。
【0066】
以上の例では月間の廃棄物の減量計画について述べているが、この計画の期間を地方自治体80で定められた所定期間にすることで図15のフレーム画面90bに示した地方自治体80へ提出する減量計画書を作成することができる。
【0067】
以上の操作により、排出事業者7’は情報センタサーバ3にログインするだけで、廃棄物の管理に関する情報を入手することができ、廃棄物処理伝票から廃棄物管理台帳への記載、集計に係る事務処理作業を効率化することが可能となり、また排出事業者7’内での廃棄物削減計画書や、地方自治体80へ提出が義務付けられている廃棄物の減量計画書も容易に作成することができる。
【0068】
また、以上の操作により作成された廃棄物の減量計画書は正確な廃棄物の情報に基づいているため、地方自治体80は行政区域内の正確な廃棄物の情報を把握することができ、廃棄物減量やリサイクルの的確な政策を立案することができる。
【0069】
なお、本実施形態では、廃棄物の情報の送信方法は排出事業者7’の要求にしたがって、情報センタサーバ3から排出事業者端末2に廃棄物の情報を送信する、いわゆるプル型情報サービスとなっているが、排出事業者7’が情報センタサーバ3にログインした時点で排出事業者端末2が特定できるため、排出事業者7’の要求によらない、いわゆるプッシュ型情報サービスによって廃棄物の情報を排出事業者端末2に送信する方法や、Eメールなどの手段を用いて情報センタサーバ3から廃棄物の情報を発信してもよい。
【0070】
本発明に係る一実施形態によると、廃棄物計量装置1において計量された廃棄物11の質量や、入力された廃棄物11の排出事業者名や、入力された廃棄物11の種別といった廃棄物11の情報が、廃棄物管理装置である情報センタサーバ3を介して、排出事業者7と、収集運搬業者9と、地方自治体80との間で共有され、
排出事業者7は、排出する廃棄物11の正確な情報を容易な操作で入力することができ、排出した廃棄物11の正確な前記情報を、インターネット5を介して情報センタサーバ3から排出事業者端末2に受信することができるため、廃棄物管理に伴う入力集計作業などを軽減でき、廃棄物の減量計画の立案のための資料作成を容易に行うことができる。
収集運搬業者9は、排出された廃棄物11の情報を、回線であるインターネット5を介して廃棄物管理装置である情報センタサーバ3から収集運搬業者端末4に受信することができるため、廃棄物11を収集する前に廃棄物11の種別及び質量を把握することで、効率の良い収集運搬車10の手配を行うことができ、廃棄物の排出事業者ごとの廃棄物管理に伴う入力集計作業などの事務作業を軽減することができる。さらに情報センタサーバ3が最適な廃棄物収集ルートをインターネット5を介して収集運搬業者端末4に送信するため、収集運搬業者9は最適ルートで廃棄物の収集を行うことができ、収集運搬車10の運行に伴う燃料の節約や収集時間の短縮及び環境負荷の低減を図ることができる。
地方自治体80は排出事業者7が提出する正確な情報に基づいた減量計画書を入手することができるので、行政区域内の正確な廃棄物の情報を把握することができ、廃棄物減量やリサイクルの的確な政策を立案することができる。
これらの相乗効果により、廃棄物の削減及びリサイクルが促進され、本発明は排出事業者が予期し得ない第三者による廃棄物の不法投棄や廃棄物処分場の不足といった廃棄物問題の有効な解決手段となりうる。
【0071】
なお、本実施形態では図2において廃棄物計量装置1のデザインの例を提案しているが、本発明に係る廃棄物計量装置1の機能を備えるものであれば、廃棄物計量装置1のデザインは問わない。
【0072】
また、情報センタサーバ3と排出事業者端末2と収集運搬業者端末4とをインターネット5を介して通信し、情報センタサーバ3と廃棄物計量装置1とを無線パケット通信網6を介して通信しているが、通信手段はこれに限定されるものではなく、無線LANや有線LANなどの通信の目的がはたせるものであれば適宜変更が可能である。
【0073】
また、本実施形態では事業者が廃棄物を排出する場合を記述しているが、家庭用ごみを収集する場合においては、廃棄物計量装置1を地域の廃棄物集積所等に設置することで、廃棄物集積所ごとや、世帯ごとの廃棄物排出状況を管理することもでき、地域ごとや、世帯ごとで廃棄物の削減に向けた取り組みを行うことができる。
【0074】
【発明の効果】
本発明によると、収集した廃棄物の情報を、排出者と廃棄物収集者と地方自治体とが有効に活用できる。このため、例えば事業系一般廃棄物及び家庭用ごみの管理を適切に行うことができる廃棄物管理方法、廃棄物管理システム、廃棄物管理装置及び廃棄物計量装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】廃棄物管理システムを示した説明図である。
【図2】廃棄物計量装置の斜視図である。
【図3】廃棄物管理装置の構成図である。
【図4】廃棄物管理装置が計量可能な状態にある画面を表す図である。
【図5】廃棄物管理装置で廃棄物を計量した画面を表す図である。
【図6】IDカードを表す図である。
【図7】廃棄物管理装置で廃棄物の種別を入力する画面を表す図である。
【図8】廃棄物管理装置で廃棄物の情報を確認する画面を表す図である。
【図9】廃棄物管理装置が印刷するプリントラベルシールを表す図である。
【図10】廃棄物管理装置の終了画面を表す図である。
【図11】情報センタサーバの構成図である。
【図12】廃棄物管理システムのフロー図である。
【図13】ログイン時のブラウザ画面を表す図である。
【図14】現在の排出状況のブラウザ画面を表す図である。
【図15】減量計画書のブラウザ画面を表す図である。
【図16】ある月の排出実績のブラウザ画面を表す図である。
【図17】翌月の削減目標のブラウザ画面を表す図である。
【図18】翌月の排出実績のブラウザ画面を表す図である。
【符号の説明】
1 廃棄物計量装置
2 排出事業者端末
3 情報センタサーバ
4 収集運搬業者端末
11 廃棄物
25 計量台
26 液晶タッチパネル
27 無線アンテナ
28 印刷部
31 操作部
45a 計量可能時操作画面
45b 計量時操作画面
45c 廃棄物種別選択操作画面
45d 廃棄物情報確定操作画面
45e 操作終了画面
46 事業者選択領域
47 廃棄物質量表示領域
50 計量終了領域
52 操作案内領域
55 廃棄物情報確定領域
56 廃棄物情報表示領域
57 プリントラベルシール
60 IDカード
85 サーバログイン画面
86 ID記入領域
87 パスワード記入領域
88 確定領域
90a 現在の排出状況を表す画面
90b 減量計画書を表す画面
91 メニュー選択領域
92 「現在の排出状況」選択領域
93 「報告書作成」選択領域
95 廃棄物排出状況表
97 廃棄物集計表
98 廃棄物集計図
100 廃棄物排出実績画面
101 減量計画画面
106 翌月実績画面

Claims (2)

  1. 通信制御機能、情報処理機能、及び、情報蓄積機能を有する廃棄物管理装置と、
    排出者の廃棄物の質量を排出者自らが測定するための質量測定手段を有すると共に、前記質量測定手段で測定した廃棄物の質量情報、前記廃棄物の排出者情報、及び、廃棄物の種類に関する情報、並びに、廃棄物の計量日時に関する情報を含む廃棄物の情報を前記廃棄物管理装置へ、廃棄物を計量する度に送信するための通信制御機能を有する廃棄物計量装置と、
    前記廃棄物管理装置と回線を介して接続可能な排出者の使用する端末装置と、
    前記廃棄物管理装置と回線を介して接続可能な廃棄物収集者の使用する端末装置と、により構成された廃棄物管理システムであって、
    前記廃棄物管理装置は、前記情報蓄積機能により、前記廃棄物計量装置から送信された前記廃棄物の情報を排出者ごとに記憶し、前記排出者ごとに記憶した廃棄物の情報に基づいて、前記情報処理機能により、前記排出者が排出した所定期間の廃棄物を廃棄物の種類ごとに表示した廃棄物排出状況表、及び、任意の期間に排出者が排出した廃棄物を種類ごとに集計した廃棄物集計表を含む廃棄物の排出状況を作成し、この作成した廃棄物の排出状況を、排出者の要求により、前記回線を介して前記廃棄物を排出した排出者の使用する端末装置に送信し、
    前記廃棄物管理装置は、前記作成した廃棄物の排出状況を、前記回線を介して前記排出者の廃棄物を収集する廃棄物収集者の使用する端末装置に送信し、
    前記廃棄物管理装置は、前記排出者ごとに記憶された廃棄物の情報に基づいて、地方自治体により所定期間ごとに提出が義務付けられている廃棄物の減量計画書を地方自治体の提出期間及び書式に合わせて作成し、この作成した廃棄物の減量計画書を前記回線を介して前記排出者の使用する端末装置に送信し、
    前記廃棄物管理装置は、さらに、前記排出者ごとの廃棄物の情報、前記廃棄物の排出状況、及び、廃棄物の減量計画書を記憶するホームページ用ファイル蓄積部を有し、前記排出者、及び、廃棄物収集者が、それぞれが使用する端末装置から、前記廃棄物管理装置の前記ホームページ用ファイル蓄積部へアクセスして、前記排出者ごとの廃棄物の情報、前記廃棄物の排出状況、及び、廃棄物の減量計画書を閲覧することができるようになっていることを特徴とする廃棄物管理システム。
  2. 通信制御機能、情報処理機能、及び、情報蓄積機能を有する廃棄物管理装置と、
    排出者の廃棄物の質量を排出者自らが測定するための質量測定手段を有すると共に、前記質量測定手段で測定した廃棄物の質量情報、前記廃棄物の排出者情報、及び、廃棄物の種類に関する情報、並びに、廃棄物の計量日時に関する情報を含む廃棄物の情報を前記廃棄物管理装置へ、廃棄物を計量するごとに送信するための通信制御機能を有する廃棄物計量装置と、
    前記廃棄物管理装置と回線を介して接続可能な排出者の使用する端末装置と、
    前記廃棄物管理装置と回線を介して接続可能な廃棄物収集者の使用する端末装置と、により構成された廃棄物管理システムにおける廃棄物管理装置であって、
    前記情報蓄積機能により、前記廃棄物計量装置から送信された前記廃棄物の情報を排出者ごとに記憶し、前記排出者ごとに記憶した廃棄物の情報に基づいて、前記情報処理機能により、前記排出者が排出した所定期間の廃棄物を廃棄物の種類ごとに表示した廃棄物排出状況表、及び、任意の期間に排出者が排出した廃棄物を種類ごとに集計した廃棄物集計表を含む廃棄物の排出状況を作成し、この作成した廃棄物の排出状況を、排出者の要求により、前記回線を介して前記廃棄物を排出した排出者の使用する端末装置に送信し、
    前記作成した廃棄物の排出状況を、前記回線を介して前記排出者の廃棄物を収集する廃棄物収集者の使用する端末装置に送信し、
    前記排出者ごとに記憶された廃棄物の情報に基づいて、地方自治体により所定期間ごとに提出が義務付けられている廃棄物の減量計画書を地方自治体の提出期間及び書式に合わせて作成し、この作成した廃棄物の減量計画書を前記回線を介して前記排出者の使用する端末装置に送信し、
    さらに、前記排出者ごとの廃棄物の情報、前記廃棄物の排出状況、及び、廃棄物の減量計画書を記憶するホームページ用ファイル蓄積部を有し、前記排出者、及び、廃棄物収集者は、それぞれが使用する端末装置から、前記廃棄物管理装置の前記ホームページ用ファイル蓄積部へアクセスして、前記排出者ごとの廃棄物の情報、前記廃棄物の排出状況、及び、廃棄物の減量計画書を閲覧することができるようになっていることを特徴とする廃棄物管理装置。
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