JP2007302358A - 書類の廃棄処理方法及びその情報処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】廃棄書類を配送する際に廃棄処理が完了するまでの間で依頼主が特定されないようにし、依頼主に対して処理状況を正確且つ迅速に通知する。
【解決手段】廃棄依頼主端末と配送者端末と両端末と通信回線を介して接続した管理コンピュータとで廃棄情報処理システムを構成し、配送者端末に廃棄書類が収納された収納箱の管理コードを入力する手段と、廃棄依頼主に関する情報及び配送先に関する情報は含めずに着店仕分けコード及び収納箱管理コードのみを表示した送り状ラベルを出力する手段と、入力した収納箱管理コードを配送処理又は廃棄処理状況データとともに管理コンピュータに通信回線を介して送信する手段とを設け、管理コンピュータに受信した収納箱管理コードと収納箱の処理状況データとを関連付けて廃棄依頼主端末に通信回線を介して送信する手段とを設ける。
【選択図】図1
【解決手段】廃棄依頼主端末と配送者端末と両端末と通信回線を介して接続した管理コンピュータとで廃棄情報処理システムを構成し、配送者端末に廃棄書類が収納された収納箱の管理コードを入力する手段と、廃棄依頼主に関する情報及び配送先に関する情報は含めずに着店仕分けコード及び収納箱管理コードのみを表示した送り状ラベルを出力する手段と、入力した収納箱管理コードを配送処理又は廃棄処理状況データとともに管理コンピュータに通信回線を介して送信する手段とを設け、管理コンピュータに受信した収納箱管理コードと収納箱の処理状況データとを関連付けて廃棄依頼主端末に通信回線を介して送信する手段とを設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、事業活動を通じてオフィスなどから排出される不要となった重要文書や機密文書などの書類、或いは一般家庭の個人情報が記載された書類を廃棄処理する方法、及び廃棄依頼を受けた書類を廃棄処理場所まで配送し廃棄処理が完了するまでの情報を収集し処理するためのシステムに関する。
事業所において不要となった重要文書や機密文書などの書類が溜まり、これを廃棄処分する際に、大量の書類をシュレッダーで裁断するには手間がかかることから、書類の廃棄処分を専門の処理業者に委託するところも多い。
かかる専門の処理業者では、荷物配送業者と提携して、事業者などの廃棄の依頼主先から廃棄処理施設までの廃棄書類の運搬を配送業者に請け負わせ、配送業者の配送ネットワークを利用して廃棄書類の回収と配送処理の効率化を図っているところもある(例えば特許文献1、2参照)。
かかる専門の処理業者では、荷物配送業者と提携して、事業者などの廃棄の依頼主先から廃棄処理施設までの廃棄書類の運搬を配送業者に請け負わせ、配送業者の配送ネットワークを利用して廃棄書類の回収と配送処理の効率化を図っているところもある(例えば特許文献1、2参照)。
配送業者における荷物の配送は、荷物に貼り付けられた配送伝票の記載情報に基づいて行われ、この配送伝票には荷物配送依頼主によって依頼主の氏名や住所、電話番号、配送先の住所や連絡先などが記入される。前記配送業者が廃棄書類の運搬を請け負う場合も同様な配送伝票が用いられ、廃棄書類を収納した容器や箱に貼られる配送伝票には、廃棄を依頼した依頼主の氏名などが記載されることとなる。
この場合、配送業者が廃棄処理施設に持ち運んだ廃棄書類を直ちに溶解や焼却などの廃棄処理をするのであれば、前記依頼主の氏名などが配送業者以外に知られることはない。
しかし、例えば持ち運んだ廃棄書類を施設内で処理日まで数日間保管したり、当該施設から別の場所にある最終処理施設までさらに廃棄書類を移送したりするときには、その間に前記配送伝票の記載から第三者に依頼主の氏名などが知られてしまう機会や危険が生じ、その者が当該依頼主の機密を盗み見る目的でその廃棄書類を抜き取る事態が起こらないとも限らない。
勿論、廃棄処理業者と配送業者の双方が万全の情報管理態勢を整え、廃棄書類の情報が漏洩しないように、例えば書類の処理経路に第三者が立ち入ることのないようにするなどの様々な方策を講じているであろうが、より情報の漏洩に万全を期し、廃棄書類が抜き取られる事態の誘発を避けるためにも、廃棄書類を依頼主から引き取り、これが廃棄処理されるまでの間は、その書類が依頼主のものであることが特定されないように処置されていることが肝要である。
しかし、例えば持ち運んだ廃棄書類を施設内で処理日まで数日間保管したり、当該施設から別の場所にある最終処理施設までさらに廃棄書類を移送したりするときには、その間に前記配送伝票の記載から第三者に依頼主の氏名などが知られてしまう機会や危険が生じ、その者が当該依頼主の機密を盗み見る目的でその廃棄書類を抜き取る事態が起こらないとも限らない。
勿論、廃棄処理業者と配送業者の双方が万全の情報管理態勢を整え、廃棄書類の情報が漏洩しないように、例えば書類の処理経路に第三者が立ち入ることのないようにするなどの様々な方策を講じているであろうが、より情報の漏洩に万全を期し、廃棄書類が抜き取られる事態の誘発を避けるためにも、廃棄書類を依頼主から引き取り、これが廃棄処理されるまでの間は、その書類が依頼主のものであることが特定されないように処置されていることが肝要である。
本発明は従来技術の有するこのような問題点に鑑み、配送業者の配送ネットワークを利用して廃棄書類を廃棄処理施設まで配送する場合に、書類を配送し廃棄処理が完了するまでの間で書類廃棄の依頼主が特定されないようにし、また、依頼主に対して廃棄書類の処理状況を正確且つ迅速に通知することができるようにすることを課題とする。
前記課題を解決するため本発明の書類の廃棄処理方法は、廃棄書類が収納された収納箱の管理コードを配送者端末に入力する工程と、廃棄依頼主に関する情報及び配送先に関する情報は含めずに着店仕分けコード及び収納箱管理コードのみを表示した送り状ラベルを配送者端末で出力する工程と、配送者端末が、入力した収納箱管理コードを配送処理又は廃棄処理状況データとともに管理コンピュータに通信回線を介して送信する工程と、管理コンピュータが、受信した収納箱管理コードと収納箱の処理状況データとを関連付けて廃棄依頼主端末に通信回線を介して送信する工程とを有することを特徴とする。
また、本発明の情報処理システムは、書類の廃棄処理を依頼する依頼主が有する廃棄依頼主端末と、廃棄書類を廃棄依頼主先から廃棄処理場所まで運搬する配送者が有する配送者端末と、両端末と通信回線を介して接続した管理コンピュータとで書類の廃棄情報を処理するシステムにおいて、前記配送者端末は、廃棄書類が収納された収納箱の管理コードを入力する手段と、廃棄依頼主に関する情報及び配送先に関する情報は含めずに着店仕分けコード及び収納箱管理コードのみを表示した送り状ラベルを出力する手段と、入力した収納箱管理コードを配送処理又は廃棄処理状況データとともに管理コンピュータに通信回線を介して送信する手段とを備え、前記管理コンピュータは、受信した収納箱管理コードと収納箱の処理状況データとを関連付けて廃棄依頼主端末に通信回線を介して送信する手段とを備えて構成されることを特徴とする。
これによれば、依頼主から書類廃棄の依頼を受けて配送担当者が依頼主先に出向き、配送者端末で送り状ラベルを出力し、これを廃棄書類が収納された収納箱に貼り付けて配送処理が行われる。送り状ラベルには、依頼主に関する情報や配送先に関する情報は表示されず、配送者の廃棄処理施設に近い着店コードと収納箱管理コードのみが表示されるので、収納箱を配送する過程で送り状を見て或いは収納箱の外観から依頼者が特定されるようなことはない。収納箱を配送者が廃棄処理施設に持ち運び、これを直ちに廃棄処理すれば、廃棄書類を抜き取られたり紛失したりするなどの事故を誘発する虞もない。また、収納箱を配送し廃棄処理する過程で、収納箱に付された管理コードを配送者端末に入力して管理コンピュータへと送信し、管理コンピュータで収納箱の管理コード毎にその処理状況を登録するとともに廃棄依頼主の端末に送信することで、依頼主は廃棄書類の正確な処理状況をリアルタイムで知ることができる。
本発明の方法及びシステムにおいて、配送者端末は廃棄書類の運搬を担当する配送者が有する情報処理装置、管理コンピュータは配送者端末から送信される配送情報などのデータを受信して各種処理を行う情報処理装置であり、廃棄依頼主に関する情報と廃棄書類の配送及び処理情報は両装置の間でのみ処理される。両装置を配送業者が具備し、書類廃棄の依頼の受け付けから廃棄書類の配送及び廃棄処理までを配送業者が全て請け負う場合、依頼主や廃棄書類に関する情報が第三者に漏洩する機会がなく、機密保持の精度がより高まることとなる。
本発明の好適な一実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の廃棄処理方法を実施するための情報処理システムの一例の構成を示しており、図中、符号1は管理コンピュータ、2は配送者端末、3は書類廃棄依頼主の情報処理端末、4は廃棄書類の運搬に用いられる収納箱である。図示したシステムの構成は、書類廃棄の依頼の受け付けから廃棄書類の配送及び廃棄処理の確認までを配送業者が全て請け負う形態を示している。
図1は本発明の廃棄処理方法を実施するための情報処理システムの一例の構成を示しており、図中、符号1は管理コンピュータ、2は配送者端末、3は書類廃棄依頼主の情報処理端末、4は廃棄書類の運搬に用いられる収納箱である。図示したシステムの構成は、書類廃棄の依頼の受け付けから廃棄書類の配送及び廃棄処理の確認までを配送業者が全て請け負う形態を示している。
管理コンピュータ1は、データの入力手段、演算処理手段、記憶手段、表示出力手段、印字出力手段、通信手段などの処理手段を備え、書類廃棄の依頼を受け付けて依頼主から廃棄書類が収納された収納箱4を集荷し、これを廃棄処理施設に持ち運び廃棄処理が完了するまでの配送情報や廃棄処理情報、依頼主に関する情報、廃棄処理料金の精算に関する情報、その他配送に関する様々な情報を管理する情報処理装置であり、そのデータベースDBには配送情報ファイルや顧客情報ファイル、廃棄情報ファイルなどのデータファイルを登録してある。ここで、配送情報ファイルは収納箱4に付される管理コードである伝票番号、収納箱4の配送処理状況、処理がされた時間などのデータからなるファイルであり、顧客情報ファイルは廃棄依頼主の顧客番号や氏名、住所、電話番号、電子メールアドレスなどの依頼主を特定するデータからなるファイルである。また、廃棄情報ファイルは、前記両ファイルから生成されるファイルであり、図2に示されるような、依頼主の顧客番号や依頼主が廃棄に出した収納箱4の伝票番号、その配送処理状況、廃棄処理状況、各処理時間、請求費用額、精算状況など廃棄処理に関するデータからなるファイルである。
また、管理コンピュータ1は、廃棄書類を集荷する発店、集荷した廃棄書類を仕分ける発・着ベース店(配送センター)及び着ベース店から廃棄書類が移送される廃棄処理施設近辺の着店の各店に各々設置された配送者端末2と専用回線LLで接続して、互いにデータを送受信するコンピュータネットワークを構成し、これら各店の配送者端末2から配送情報などのデータを受信してデータベースDBに登録し、或いはデータファイルからデータを読み出して各店の配送者端末2に送信出力するように設けてある。後述するように管理コンピュータ1で書類廃棄処理の依頼を受け付けた場合に管理コンピュータ1は顧客情報ファイルに登録された依頼主に関する情報を発店の配送者端末2に送信し、また、発店で依頼主から廃棄書類が収納された収納箱4を集荷し、これを廃棄処理施設まで配送する過程の各店で配送処理がなされる毎に各店の配送者端末2からはその収納箱4に付された伝票番号とともに配送処理の種別と処理時間からなる配送情報が管理コンピュータ1に送信され、管理コンピュータ1は受信した情報をデータファイルに登録するようになっている。
さらに、管理コンピュータ1は、インターネットINにWeb情報を発信するWebサーバとしての機能を備えており、電子メールの送受信やWeb閲覧機能を備えた依頼主のパソコンや携帯電話などの情報処理端末3とインターネットINを介して接続し、互いにデータを送受信することができるように構成してある。管理コンピュータ1は、インターネットIN上に開設するWebサイトのWeb情報を発信し、当該サイトを構成する顧客情報登録Webや廃棄処理依頼受付Webを通じて、インターネットINを介して接続した依頼主の情報処理端末3から各種データの入力を受け付け、これを顧客情報ファイルや廃棄情報ファイルに登録するようになっている。また、前記Webサイトを構成する処理状況閲覧Webを通じて、インターネットINを介して接続した依頼主の情報処理端末3に当該依頼主についての前記廃棄情報ファイルに登録された情報を送信し、これを依頼主の情報処理端末3で表示出力したり印字出力したりして依頼主が廃棄書類の処理の状況などを確認することができるようになっている。
配送者端末2は、図1に示されるように、専用回線LLを介して管理コンピュータ1と接続した各店の設置端末21と、配送担当者が携帯する配送情報処理用の携帯端末(PP)22及びこれと接続したプリンタ23により構成してある。設置端末21と携帯端末22は、互いにデータを送受する通信機能を備えており、管理コンピュータ1から送信されたデータを設置端末21を介して携帯端末22に入力し、また、携帯端末22に入力したデータを設置端末21を介して管理コンピュータ1へと送信出力するようになっている。また、携帯端末22は、データ入力操作キーと表示モニタ及び時計機能を具備するとともに、収納箱4に付された伝票番号などの文字や図形などのイメージ情報を読み取る手段、読み取ったイメージ情報をデータに変換する手段、入力し又は変換されたデータを記憶する手段、データを編集しバーコードや二次元コードのデータに変換する手段、プリンタ23を駆動して編集し変換したデータをラベルに印字出力する手段などの各手段を備えて構成してある。廃棄処理施設の最寄の着店のコードを導出するのに必要なデータや後述する顧客番号などの配送処理に必要なデータも、管理コンピュータ1から設置端末21へと送信されて携帯端末22の記憶手段に登録される。配送者端末2は、発店、発・着ベース店及び着店の各店に設置される。
管理コンピュータ1と配送者端末2は、それぞれ記憶部に格納された動作プログラムにより、書類廃棄の依頼から配送、廃棄処理に至るまでの過程で以下のように動作して必要な情報を処理するように構成してある。各動作内容を、処理の段階毎にそれぞれ説明する。
〔依頼主の登録〕
先ず、処理に先立って、書類の廃棄を依頼する依頼主に関する情報を管理コンピュータ1に入力する。入力は、管理コンピュータ1がインターネットIN上に開設するWebサイトの顧客情報登録Webを通じ、依頼主がインターネットINに接続した情報処理端末3のモニタ上に同Web画面を表示させ、同画面中の依頼主の氏名、住所、電話番号、電子メールアドレスなどのデータ入力欄に必要なデータを入力し、これを管理コンピュータ1に送信操作することにより行われる。管理コンピュータ1は、顧客情報登録Webで入力されたデータを受信すると、依頼主に固有の顧客番号を付与し、当該顧客番号とともに入力されたデータを顧客情報ファイルに登録する。
依頼主の登録は、配送担当者が依頼主先で口頭で受け、或いは発店などの各店で郵送書面やファクシミリ書面、電話により受け付けることによっても行われ、これらの場合、受け付け担当者が依頼主に関する情報を管理コンピュータ1に直接入力して行う。
管理コンピュータ1に依頼主の登録がされたならば、管理コンピュータ1は、依頼主の電子メールアドレス宛てに登録が完了した旨を登録する。電子メールの通知に代えて、郵便やファクシミリを利用して通知してもよい。また、管理コンピュータ1は、依頼主居住地の最寄の発店の配送者端末2に対して依頼主の登録があった旨を依頼主に関するデータとともに送信し、これと同時に管理コンピュータ1は、廃棄情報ファイルに依頼主の顧客番号に関連付けをして配送者端末2への情報送信を行った旨を登録する。
先ず、処理に先立って、書類の廃棄を依頼する依頼主に関する情報を管理コンピュータ1に入力する。入力は、管理コンピュータ1がインターネットIN上に開設するWebサイトの顧客情報登録Webを通じ、依頼主がインターネットINに接続した情報処理端末3のモニタ上に同Web画面を表示させ、同画面中の依頼主の氏名、住所、電話番号、電子メールアドレスなどのデータ入力欄に必要なデータを入力し、これを管理コンピュータ1に送信操作することにより行われる。管理コンピュータ1は、顧客情報登録Webで入力されたデータを受信すると、依頼主に固有の顧客番号を付与し、当該顧客番号とともに入力されたデータを顧客情報ファイルに登録する。
依頼主の登録は、配送担当者が依頼主先で口頭で受け、或いは発店などの各店で郵送書面やファクシミリ書面、電話により受け付けることによっても行われ、これらの場合、受け付け担当者が依頼主に関する情報を管理コンピュータ1に直接入力して行う。
管理コンピュータ1に依頼主の登録がされたならば、管理コンピュータ1は、依頼主の電子メールアドレス宛てに登録が完了した旨を登録する。電子メールの通知に代えて、郵便やファクシミリを利用して通知してもよい。また、管理コンピュータ1は、依頼主居住地の最寄の発店の配送者端末2に対して依頼主の登録があった旨を依頼主に関するデータとともに送信し、これと同時に管理コンピュータ1は、廃棄情報ファイルに依頼主の顧客番号に関連付けをして配送者端末2への情報送信を行った旨を登録する。
〔収納箱の配達〕
発店の配送者端末2が依頼主の登録があった旨を受信したならば、発店の配送担当者は、廃棄書類を収納する収納箱4を依頼主先に配達する。
この収納箱4は、廃棄書類を収納する箱が依頼主毎にバラバラであると配送処理に不便をきたす虞れがあることから、配送処理を効率的且つ確実に行うために配送業者によって作製し準備される溶解処理が可能な所定の大きさの段ボール製の箱である。本形態では依頼主が廃棄する書類は届けられた収納箱4のみに収納して廃棄処理がなされるようにしている。収納箱4は、その上面に、図3に示されるような、依頼主控え伝票51、依頼主の署名記入欄が設けられた配送業者控え伝票52及び裏面に粘着剤が塗布された封印シール53をシート54上に剥離自在に配してなる配送伝票5を一体に貼り付けた状態で依頼主に配達される。両伝票51、52及び封印シール53の表面には、その収納箱4の管理コードである伝票番号とそのバーコードが印字してある。
発店の配送者端末2が依頼主の登録があった旨を受信したならば、発店の配送担当者は、廃棄書類を収納する収納箱4を依頼主先に配達する。
この収納箱4は、廃棄書類を収納する箱が依頼主毎にバラバラであると配送処理に不便をきたす虞れがあることから、配送処理を効率的且つ確実に行うために配送業者によって作製し準備される溶解処理が可能な所定の大きさの段ボール製の箱である。本形態では依頼主が廃棄する書類は届けられた収納箱4のみに収納して廃棄処理がなされるようにしている。収納箱4は、その上面に、図3に示されるような、依頼主控え伝票51、依頼主の署名記入欄が設けられた配送業者控え伝票52及び裏面に粘着剤が塗布された封印シール53をシート54上に剥離自在に配してなる配送伝票5を一体に貼り付けた状態で依頼主に配達される。両伝票51、52及び封印シール53の表面には、その収納箱4の管理コードである伝票番号とそのバーコードが印字してある。
〔廃棄処理の依頼〕
依頼主が廃棄する書類を収納箱4に収納し、依頼主から廃棄処理の依頼の連絡があったならば、廃棄処理の依頼を受け付ける。
廃棄処理依頼の受け付けは、管理コンピュータ1がインターネットIN上に開設するWebサイトの廃棄処理依頼受付Webを通じ、依頼主がインターネットINに接続した情報処理端末3のモニタ上に同Web画面を表示させ、同画面中で顧客番号などの依頼に必要なデータを入力し、これを管理コンピュータ1に送信操作することにより行われる。管理コンピュータ1は、廃棄処理依頼受付Webで入力されたデータを受信すると、廃棄処理依頼があった旨を受信時間とともに、廃棄情報ファイルに顧客番号に関連付けをして登録する。廃棄処理依頼の受け付けは、配送担当者が依頼主先で口頭で受け、或いは発店などの各店で郵送書面やファクシミリ書面、電話により受け付けることによっても行われ、これらの場合、受け付け担当者が廃棄処理依頼があった旨を管理コンピュータ1に入力する。
また、管理コンピュータ1は、依頼主居住地の最寄の発店の配送者端末2に対して廃棄処理依頼があった旨を依頼主に関するデータとともに送信し、これと同時に管理コンピュータ1は、廃棄情報ファイルに顧客番号に関連付けをして配送者端末2への情報送信を行った旨を登録する。
依頼主が廃棄する書類を収納箱4に収納し、依頼主から廃棄処理の依頼の連絡があったならば、廃棄処理の依頼を受け付ける。
廃棄処理依頼の受け付けは、管理コンピュータ1がインターネットIN上に開設するWebサイトの廃棄処理依頼受付Webを通じ、依頼主がインターネットINに接続した情報処理端末3のモニタ上に同Web画面を表示させ、同画面中で顧客番号などの依頼に必要なデータを入力し、これを管理コンピュータ1に送信操作することにより行われる。管理コンピュータ1は、廃棄処理依頼受付Webで入力されたデータを受信すると、廃棄処理依頼があった旨を受信時間とともに、廃棄情報ファイルに顧客番号に関連付けをして登録する。廃棄処理依頼の受け付けは、配送担当者が依頼主先で口頭で受け、或いは発店などの各店で郵送書面やファクシミリ書面、電話により受け付けることによっても行われ、これらの場合、受け付け担当者が廃棄処理依頼があった旨を管理コンピュータ1に入力する。
また、管理コンピュータ1は、依頼主居住地の最寄の発店の配送者端末2に対して廃棄処理依頼があった旨を依頼主に関するデータとともに送信し、これと同時に管理コンピュータ1は、廃棄情報ファイルに顧客番号に関連付けをして配送者端末2への情報送信を行った旨を登録する。
〔収納箱の集荷〕
発店の配送者端末2が廃棄処理依頼があった旨を受信したならば、発店の配送担当者は、依頼主先に出向いて廃棄書類を収納した収納箱4の集荷処理を行う。
集荷処理は、前記配送伝票5の配送業者控え伝票52内に依頼主に署名をしてもらい、収納箱4の蓋板面と側板面間に封印シール53を貼り付けて収納箱4を封印し、封印箇所には依頼主に割り印を押してもらう。そして、配送担当者が携行する携帯端末22を操作して送り状を発行する。
送り状の発行は、携帯端末22に依頼主の顧客番号を入力した後、配送業者控え伝票52又は封印シール53に表示された伝票番号のバーコードを読み取り、ラベルシートがセットされたプリンタ23で、図4(A)に示される3枚綴りラベル61、62、63を印字出力して行う。印字出力したラベルは、ラベル61が収納箱4の送り状であり、このラベルには廃棄処理施設の最寄の着店コード61a(同図の「28−80−01」の表示)とそのバーコード表示61b、及び配送伝票5の伝票番号61cのみが表示され、依頼主の氏名や連絡先、顧客番号などの依頼主を特定する情報は表示されない。ラベル61は、同図(B)に示されるように、収納箱4の上面に貼り付けられる。また、他のラベルは、ラベル62が依頼主控え伝票51に貼られて当該伝票とともに依頼主に引き渡され、ラベル62は配送業者控え伝票52に貼られて配送担当者が発店に持ち帰り保管する。
依頼主先での集荷処理が完了したならば、配送担当者は依頼主から収納箱4を預かって発店に持ち帰る。また、発店において、携帯端末22に入力した伝票番号と顧客番号、及び集荷処理時刻の各データを携帯端末22から設置端末21に送信し、設置端末21から管理コンピュータ1へと送信する。データを受信した管理コンピュータ1は、各データを配送情報ファイルに登録し、併せて廃棄情報ファイルに顧客番号と関連付けて登録する。
発店では、収納箱4を廃棄荷物専用のコンテナ7に入れて(図1参照)、発ベース店へと発送する。
発店の配送者端末2が廃棄処理依頼があった旨を受信したならば、発店の配送担当者は、依頼主先に出向いて廃棄書類を収納した収納箱4の集荷処理を行う。
集荷処理は、前記配送伝票5の配送業者控え伝票52内に依頼主に署名をしてもらい、収納箱4の蓋板面と側板面間に封印シール53を貼り付けて収納箱4を封印し、封印箇所には依頼主に割り印を押してもらう。そして、配送担当者が携行する携帯端末22を操作して送り状を発行する。
送り状の発行は、携帯端末22に依頼主の顧客番号を入力した後、配送業者控え伝票52又は封印シール53に表示された伝票番号のバーコードを読み取り、ラベルシートがセットされたプリンタ23で、図4(A)に示される3枚綴りラベル61、62、63を印字出力して行う。印字出力したラベルは、ラベル61が収納箱4の送り状であり、このラベルには廃棄処理施設の最寄の着店コード61a(同図の「28−80−01」の表示)とそのバーコード表示61b、及び配送伝票5の伝票番号61cのみが表示され、依頼主の氏名や連絡先、顧客番号などの依頼主を特定する情報は表示されない。ラベル61は、同図(B)に示されるように、収納箱4の上面に貼り付けられる。また、他のラベルは、ラベル62が依頼主控え伝票51に貼られて当該伝票とともに依頼主に引き渡され、ラベル62は配送業者控え伝票52に貼られて配送担当者が発店に持ち帰り保管する。
依頼主先での集荷処理が完了したならば、配送担当者は依頼主から収納箱4を預かって発店に持ち帰る。また、発店において、携帯端末22に入力した伝票番号と顧客番号、及び集荷処理時刻の各データを携帯端末22から設置端末21に送信し、設置端末21から管理コンピュータ1へと送信する。データを受信した管理コンピュータ1は、各データを配送情報ファイルに登録し、併せて廃棄情報ファイルに顧客番号と関連付けて登録する。
発店では、収納箱4を廃棄荷物専用のコンテナ7に入れて(図1参照)、発ベース店へと発送する。
〔配送処理〕
発店から発送された収納箱4は、配送途中の発ベース店、着ベース店でそれぞれ着店に向けての配送仕分け処理が行われる。着店に向けての仕分け処理は、収納箱4の上面に貼られた送り状ラベル61の着店コードを見て、或いはそのバーコードを配送者端末2で読み取って行う。この際、携帯端末22で収納箱4の上面に貼られた封印シール53のバーコードを読み取って伝票番号を入力し、入力したデータを配送処理時刻のデータとともに、設置端末21を経由して管理コンピュータ1に送信する。管理コンピュータ1は、受信したデータを配送情報ファイルと廃棄情報ファイルに、伝票番号と関連付けてそれぞれ登録する。各店間での収納箱4の配送は、前記と同様に、廃棄荷物専用のコンテナ7に入れて行われる。
発店から発送された収納箱4は、配送途中の発ベース店、着ベース店でそれぞれ着店に向けての配送仕分け処理が行われる。着店に向けての仕分け処理は、収納箱4の上面に貼られた送り状ラベル61の着店コードを見て、或いはそのバーコードを配送者端末2で読み取って行う。この際、携帯端末22で収納箱4の上面に貼られた封印シール53のバーコードを読み取って伝票番号を入力し、入力したデータを配送処理時刻のデータとともに、設置端末21を経由して管理コンピュータ1に送信する。管理コンピュータ1は、受信したデータを配送情報ファイルと廃棄情報ファイルに、伝票番号と関連付けてそれぞれ登録する。各店間での収納箱4の配送は、前記と同様に、廃棄荷物専用のコンテナ7に入れて行われる。
〔着ベース店での到着処理〕
また、収納箱4が着ベース店に移送されたならば、着ベース店では、収納箱4の到着処理を行う。
到着処理は、到着した収納箱4に破損箇所がないかを確認し、これと並行して収納箱4の上面に貼られた封印シール53のバーコードを携帯端末22で読み取って伝票番号を入力するとともに、廃棄処理施設に運搬するための専用コンテナ8に収納箱4を積み替えることにより行われる。また、廃棄処理施設に運搬する収納箱4が多数あるときは、一つの専用コンテナ8に24個の収納箱4を収納する。
専用コンテナ8に収納箱4を積み替えたならば、携帯端末22を操作して廃棄処理施設への配達票に貼り付けるラベルを発行する。
ラベルの発行は、携帯端末22に封印シール53のバーコードを読み取り、ラベルシートがセットされたプリンタ23で、図5(A)に示される4枚綴りラベル91、92、93、94を印字出力して行う。印字出力したラベルの内、ラベル91には専用コンテナ8に収納された全ての全収納箱4の伝票番号を2次元コードに変換表示した2次元コード91aとコンテナ番号91bが表示され、ラベル92、93にはコンテナ番号とともに専用コンテナ8に収納された収納箱4の伝票番号の一覧が表示され、ラベル94には専用コンテナ8に収納された収納箱4の個数とコンテナ番号が表示される。各ラベルは、同図(B)に示されるように、廃棄処理施設への配達票10内の所定の欄に貼り付けられる。なお、ラベル94の貼り付け箇所は、廃棄処理施設の控えとなる部分である。
配達票10に前記各ラベルを貼り付けたならば、専用コンテナ8を他の搬送コンテナと区別するため、図6に示されるように例えば赤色に着色されたキャップ81を被せて開口部を塞ぎ、このキャップ81のポケットに配達票10を装着しておく。
これらの到着処理が完了したならば、処理が完了した旨を入力した伝票番号とコンテナ番号、到着処理時刻の各データとともに携帯端末22から設置端末21を介して管理コンピュータ1へと送信する。管理コンピュータ1は、受信したデータを配送情報ファイルと廃棄情報ファイルに、伝票番号と関連付けてそれぞれ登録する。
また、収納箱4が着ベース店に移送されたならば、着ベース店では、収納箱4の到着処理を行う。
到着処理は、到着した収納箱4に破損箇所がないかを確認し、これと並行して収納箱4の上面に貼られた封印シール53のバーコードを携帯端末22で読み取って伝票番号を入力するとともに、廃棄処理施設に運搬するための専用コンテナ8に収納箱4を積み替えることにより行われる。また、廃棄処理施設に運搬する収納箱4が多数あるときは、一つの専用コンテナ8に24個の収納箱4を収納する。
専用コンテナ8に収納箱4を積み替えたならば、携帯端末22を操作して廃棄処理施設への配達票に貼り付けるラベルを発行する。
ラベルの発行は、携帯端末22に封印シール53のバーコードを読み取り、ラベルシートがセットされたプリンタ23で、図5(A)に示される4枚綴りラベル91、92、93、94を印字出力して行う。印字出力したラベルの内、ラベル91には専用コンテナ8に収納された全ての全収納箱4の伝票番号を2次元コードに変換表示した2次元コード91aとコンテナ番号91bが表示され、ラベル92、93にはコンテナ番号とともに専用コンテナ8に収納された収納箱4の伝票番号の一覧が表示され、ラベル94には専用コンテナ8に収納された収納箱4の個数とコンテナ番号が表示される。各ラベルは、同図(B)に示されるように、廃棄処理施設への配達票10内の所定の欄に貼り付けられる。なお、ラベル94の貼り付け箇所は、廃棄処理施設の控えとなる部分である。
配達票10に前記各ラベルを貼り付けたならば、専用コンテナ8を他の搬送コンテナと区別するため、図6に示されるように例えば赤色に着色されたキャップ81を被せて開口部を塞ぎ、このキャップ81のポケットに配達票10を装着しておく。
これらの到着処理が完了したならば、処理が完了した旨を入力した伝票番号とコンテナ番号、到着処理時刻の各データとともに携帯端末22から設置端末21を介して管理コンピュータ1へと送信する。管理コンピュータ1は、受信したデータを配送情報ファイルと廃棄情報ファイルに、伝票番号と関連付けてそれぞれ登録する。
〔着店での持ち出し処理〕
専用コンテナ8に収納された収納箱4が着ベース店から着店に移送され、着店から廃棄処理施設に移送するときは、持ち出し処理を行う。
持ち出し処理は、専用コンテナ8に収納された収納箱4に破損箇所がないかを確認し、これと並行して配達票10に貼られたラベル91の2次元コード91aを携帯端末22で読み込み、全ての収納箱4の伝票番号を入力することにより行われる。携帯端末22に入力した伝票番号のデータは、持ち出し処理時刻のデータとともに携帯端末22から設置端末21を介して管理コンピュータ1へと送信される。管理コンピュータ1は、受信したデータを配送情報ファイルと廃棄情報ファイルに、伝票番号と関連付けてそれぞれ登録する。
持ち出し処理完了後、収納箱4を収納した専用コンテナ8を配達票10とともに廃棄処理施設に持ち運ぶ。
専用コンテナ8に収納された収納箱4が着ベース店から着店に移送され、着店から廃棄処理施設に移送するときは、持ち出し処理を行う。
持ち出し処理は、専用コンテナ8に収納された収納箱4に破損箇所がないかを確認し、これと並行して配達票10に貼られたラベル91の2次元コード91aを携帯端末22で読み込み、全ての収納箱4の伝票番号を入力することにより行われる。携帯端末22に入力した伝票番号のデータは、持ち出し処理時刻のデータとともに携帯端末22から設置端末21を介して管理コンピュータ1へと送信される。管理コンピュータ1は、受信したデータを配送情報ファイルと廃棄情報ファイルに、伝票番号と関連付けてそれぞれ登録する。
持ち出し処理完了後、収納箱4を収納した専用コンテナ8を配達票10とともに廃棄処理施設に持ち運ぶ。
〔廃棄処理〕
専用コンテナ8に入れられて廃棄処理施設に持ち運ばれた収納箱4は、配達担当者の立会いのもと、直ちに溶解炉に投入するなどの廃棄処理がなされる。この際、配達票10に貼られたラベル91の2次元コード91aを携帯端末22で読み取り、廃棄処理する収納箱4の伝票番号を入力する。
廃棄処理完了後、配達票10の廃棄処理控え部分を切り取ってこれを廃棄処理施設側へ引き渡し、配達票10と空の専用コンテナ8、キャプ81は着店に持ち帰る。
そして、着店において、処理が完了した旨を入力した伝票番号と廃棄処理時刻のデータとともに携帯端末22から設置端末21を介して管理コンピュータ1へと送信する。管理コンピュータ1は、受信したデータを配送情報ファイルと廃棄情報ファイルに、伝票番号と関連付けてそれぞれ登録する。
専用コンテナ8に入れられて廃棄処理施設に持ち運ばれた収納箱4は、配達担当者の立会いのもと、直ちに溶解炉に投入するなどの廃棄処理がなされる。この際、配達票10に貼られたラベル91の2次元コード91aを携帯端末22で読み取り、廃棄処理する収納箱4の伝票番号を入力する。
廃棄処理完了後、配達票10の廃棄処理控え部分を切り取ってこれを廃棄処理施設側へ引き渡し、配達票10と空の専用コンテナ8、キャプ81は着店に持ち帰る。
そして、着店において、処理が完了した旨を入力した伝票番号と廃棄処理時刻のデータとともに携帯端末22から設置端末21を介して管理コンピュータ1へと送信する。管理コンピュータ1は、受信したデータを配送情報ファイルと廃棄情報ファイルに、伝票番号と関連付けてそれぞれ登録する。
〔処理完了の通知〕
管理コンピュータ1が廃棄処理完了データを受信しデータファイルに登録したならば、処理がされた該当の伝票番号及び顧客番号をもとに、顧客情報ファイルから依頼主の電子メールアドレスを読み出し、当該電子メールアドレス宛てに処理完了情報を送信して、収納箱4が廃棄処理されたことを依頼主に通知する。併せて、管理コンピュータ1の印字出力手段で廃棄証明書を発行し、これを依頼主宛に送付し、或いは前記最寄の発店から依頼主先に届け、廃棄処理が完了する。
管理コンピュータ1が廃棄処理完了データを受信しデータファイルに登録したならば、処理がされた該当の伝票番号及び顧客番号をもとに、顧客情報ファイルから依頼主の電子メールアドレスを読み出し、当該電子メールアドレス宛てに処理完了情報を送信して、収納箱4が廃棄処理されたことを依頼主に通知する。併せて、管理コンピュータ1の印字出力手段で廃棄証明書を発行し、これを依頼主宛に送付し、或いは前記最寄の発店から依頼主先に届け、廃棄処理が完了する。
依頼主への処理の通知は、収納箱4の配送過程で配送者端末2から管理コンピュータ1に各処理データが入力される都度、処理状況の経過報告として、依頼主の電子メールアドレス宛てに送信してもよく、これにより、依頼主は収納箱4に収納した書類の配送状況や処理状況をリアルタイムで知ることができる。
また、前述の通り、収納箱4を配送し廃棄するまでの過程で、処理の経過と処理時刻が配送者端末2から管理コンピュータ1に送信され、配送情報ファイルと廃棄情報ファイルに顧客番号及び伝票番号に関連付けをして逐次入力される。そして、これらの処理状況の登録情報は管理コンピュータ1がインターネットIN上に開設するWebサイトの処理状況閲覧Webから確認することが可能となっている。従って、依頼主は自身の情報処理端末3をインターネットINを介して処理状況閲覧Webに接続し、管理コンピュータ1から送信される該当の伝票番号の配送状況データを情報処理端末3に表示出力させることによっても、収納箱4に収納した書類の配送状況や処理状況をリアルタイムで知ることが可能である。
また、前述の通り、収納箱4を配送し廃棄するまでの過程で、処理の経過と処理時刻が配送者端末2から管理コンピュータ1に送信され、配送情報ファイルと廃棄情報ファイルに顧客番号及び伝票番号に関連付けをして逐次入力される。そして、これらの処理状況の登録情報は管理コンピュータ1がインターネットIN上に開設するWebサイトの処理状況閲覧Webから確認することが可能となっている。従って、依頼主は自身の情報処理端末3をインターネットINを介して処理状況閲覧Webに接続し、管理コンピュータ1から送信される該当の伝票番号の配送状況データを情報処理端末3に表示出力させることによっても、収納箱4に収納した書類の配送状況や処理状況をリアルタイムで知ることが可能である。
本形態によれば、廃棄書類の配送情報を配送業者の有する管理コンピュータ1と配送者端末2で一元的に管理して配送処理が行われるので、書類を配送し処理するまでの過程で第三者が介在する機会が全くなく、また、収納箱4に貼り付けられる送り状ラベルには、依頼主に関する情報や配送先に関する情報は表示されないので、収納箱4を配送する過程で依頼者が特定されるようなこともなく、廃棄書類や依頼主に関する情報の漏洩防止に対して極めて効果的である。
なお、図示した情報処理システムの構成は一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。管理コンピュータ1及び配送者端末2の処理も上記説明した処理に限定されず、各データファイルも任意のデータにより構成可能である。また、収納箱4の管理コードとして配送伝票5の伝票番号を用いたが、アルファベットなどの数字以外の文字情報や図形情報を管理コードとして用いてもよい。管理コードは、収納箱4に直接印字されていてもよい。管理コンピュータ1は、前記処理機能を備えた1台のコンピュータで構成しても、各処理機能をそれぞれ備えた複数台のコンピュータで構成しても何れでもよい。また、携帯端末22に公衆電話回線網やインターネットINに接続して通信する機能を設け、携帯端末22と管理コンピュータ1との間でデータを送受信するように設けてもよく、携帯端末22とプリンタ23を一体に設けてもよい。
1 管理コンピュータ、2 配送者端末、21 設置端末、22 携帯端末、23 プリンタ、3 依頼主の情報処理端末、4 収納箱、5 配送伝票、61〜63 ラベル、7 コンテナ、8 専用コンテナ、91〜94 ラベル、10 配達票、LL 専用回線、IN インターネット
Claims (2)
- 廃棄書類が収納された収納箱の管理コードを配送者端末に入力する工程と、
廃棄依頼主に関する情報及び配送先に関する情報は含めずに着店コード及び収納箱管理コードのみを表示した送り状ラベルを配送者端末で出力する工程と、
配送者端末が、入力した収納箱管理コードを配送処理又は廃棄処理状況データとともに管理コンピュータに通信回線を介して送信する工程と、
管理コンピュータが、受信した収納箱管理コードと収納箱の処理状況データとを関連付けて廃棄依頼主端末に通信回線を介して送信する工程とを有することを特徴とする書類の廃棄処理方法。 - 書類の廃棄処理を依頼する依頼主が有する廃棄依頼主端末と、廃棄書類を廃棄依頼主先から廃棄処理場所まで運搬する配送者が有する配送者端末と、両端末と通信回線を介して接続した管理コンピュータとで書類の廃棄情報を処理するシステムにおいて、
前記配送者端末は、廃棄書類が収納された収納箱の管理コードを入力する手段と、廃棄依頼主に関する情報及び配送先に関する情報は含めずに着店コード及び収納箱管理コードのみを表示した送り状ラベルを出力する手段と、入力した収納箱管理コードを配送処理又は廃棄処理状況データとともに管理コンピュータに通信回線を介して送信する手段とを備え、
前記管理コンピュータは、受信した収納箱管理コードと収納箱の処理状況データとを関連付けて廃棄依頼主端末に通信回線を介して送信する手段とを備えたことを特徴とする書類の廃棄情報処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006129699A JP2007302358A (ja) | 2006-05-08 | 2006-05-08 | 書類の廃棄処理方法及びその情報処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006129699A JP2007302358A (ja) | 2006-05-08 | 2006-05-08 | 書類の廃棄処理方法及びその情報処理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007302358A true JP2007302358A (ja) | 2007-11-22 |
Family
ID=38836631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006129699A Pending JP2007302358A (ja) | 2006-05-08 | 2006-05-08 | 書類の廃棄処理方法及びその情報処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007302358A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009252155A (ja) * | 2008-04-10 | 2009-10-29 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 運搬状況管理システムおよび運搬状況管理方法 |
JP2010260559A (ja) * | 2009-04-30 | 2010-11-18 | Sg Holdings Co Ltd | 機密文書の溶解処理用紙製箱と機密文書の溶解処理方法および機密文書溶解処理用の宅配管理システム |
JP2016169013A (ja) * | 2015-03-11 | 2016-09-23 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写用メディアを収納するカートン |
JP2018063468A (ja) * | 2016-10-11 | 2018-04-19 | 株木建設株式会社 | 自由空間に搬入される物体の管理方法およびそのシステム |
JP2021005134A (ja) * | 2019-06-25 | 2021-01-14 | 株式会社デルエフ | 機密書類回収システム |
JP2022110638A (ja) * | 2021-01-19 | 2022-07-29 | 株式会社Rdvシステムズ | 機密情報媒体の抹消処理システム |
-
2006
- 2006-05-08 JP JP2006129699A patent/JP2007302358A/ja active Pending
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