JP2023026998A - 一般廃棄物処理無人化システムの処理方法 - Google Patents

一般廃棄物処理無人化システムの処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】一般廃棄物の処分場での受け入れ・受付・清算に際して、ペーパーレスで非接触で処理進行を可能とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法を提供することを目的とする。【解決手段】NFC近距離通信技術またはDSRC通信を用いて、受付伝票または清算伝票を用いないペーパーレスで、市町村清掃工場で一般廃棄物収集車の受付処理をする工程と、インターネット経由で市町村の一般廃棄物処理管理部門にて、一般廃棄物処分場での受入一般廃棄物の種類または数量または清算状況をリアルタイムで確認する工程と、確認された一般廃棄物の種類または/及び数量に基づく清算金額を自動的にデータベース化することで、一般廃棄物収集車を使用する一般ごみ専門収集業者ごとの収集実績と清算書の作成を一元管理する工程等を有する一般廃棄物処理無人化システムの処理方法とする。【選択図】図1

Description

本発明は、一般廃棄物処理無人化システムの処理方法等に関する。
市町村による一般廃棄物(法律で産業廃棄物として指定されていないゴミ)は各集積所からパッカー車やトラックに積み込まれ各市町村の清掃工場に集められて処理される。収集物としての分類は、燃えるゴミ、燃えないゴミ、空き缶、ビン類、プラスチック、危険物、雑誌新聞段ボールなどの有価物や粗大ごみ、し尿が知られている。
ごみ処理場には市町村から許可された専門のごみ収集事業者のほか、オフィスや家庭からごみの所有者もしくは収集運搬専門会社が、一般廃棄物を直接持ち込むことが可能である。
一般的に収集されたごみや事業系や家庭から直接持ち込まれたごみは、受付に設置されているトラックスケールにて計量されて受付カード等を配布され、処理場内に所在するそれぞれの処理箇所に積荷をおろしてから再度受付に行き空車の重量を計量する。ゴミ持ち込み時の重量と荷(ゴミ)下ろし後の空車時の重量との差が、ゴミの重量として課金の対象となる。
自治体に登録している専門のごみ収集事業者は計量伝票を発行してもらい月ごとによる売掛清算となっている。一方、事業系や家庭からの持込されたごみ処理の清算については一般的に現金である。
電子決済部分のみが類似する技術思想として産業廃棄物処理に利用可能な決済情報管理システムが下記特許文献1に開示されている。特許文献1では、産業廃棄物管理票である電子マニフェスト情報と廃棄物処理費決済情報を瑕疵、遅延、虚偽無く受け渡すことが可能であり、事業者同士の同時履行確認をもって、廃棄物処理に係る債権債務の移転及び決済を一体的に行うことが可能な、廃棄物、処理情報、処理費情報が常に連動して動く廃棄物処理の決済情報管理システムの提案を目的としている。
そして、特許文献1では、少なくとも1つのサーバ装置と、2以上の端末装置とを備える廃棄物処理の決済情報管理システムであって、第一の端末装置が、廃棄物の処理に関する処理進捗情報及び処理費情報を第二の端末装置との間で送受信し、第一の端末装置及び/又は第二の端末装置が、第一の端末装置から第二の端末装置へ処理進捗情報及び処理費情報が送信されたことを証明する証明データをサーバ装置に送信し、サーバ装置が、受信した証明データに基づいて決済処理を実行するものとされる。
下記特許文献2には、複数の廃棄物排出事業者から出される廃棄物を、複数の収集運搬車両を有する複数の収集運搬事業者及び複数の廃棄物処理事業者を使って効率的に収集運搬処理することにより、運搬収集時に稼働させる車両の台数削減と稼働時間の短縮化を図るだけでなく、廃棄物処理において環境に対する負荷が小さなリサイクル型の処理又は処分の方法を選ぶときに、1以上の広域の廃棄物中間処理事業者又は廃棄物最終処分事業者を使って効率的な収集運搬処理を広域で行うとともに、廃棄物運搬コストの低減を同時に図ることができる廃棄物の収集運搬処理方法を提供することを目的とする発明が開示されている。
また、下記特許文献2には、『[0053]また、連携機能を適用しない従来の収集運搬処理方法では、他の事業者が収集運搬していた廃棄物排出事業者との契約費用や収集運搬及び処理を行ったときの実際の費用を、各収集運搬事業者が単独で知ることは、不可能又は困難であった。そこで、本発明においては、前記ホストコンピュータが有する各種費用に関する情報を整理してその清算を行うこととする。具体的には、本発明で使用する連携用ホストコンピュータは、図2において二点鎖線で囲んだ枠内に示すように、複数の廃棄物排出事業者、複数の収集運搬事業者、複数の廃棄物処理事業者又は廃棄物積替保管場所、及び1以上の広域廃棄物中間処理事業者又は広域廃棄物最終処分事業者を連携させるために取り交わす契約に関わる費用、収集運搬に要する実際の費用、及び前記処理及び処分の費用の少なくとも何れかを算出し、それらの費用の少なくともいずれかを前記複数の収集運搬事業会社間で一括して精算する精算手段を有することが好ましい。そして、前記清算した費用は、前記ホストコンピュータから前記複数の収集運搬事業者及び前記複数の廃棄物処理事業者の各業者に個別に通知される。[0054]このような精算手段を活用することにより、廃棄物の収集運搬及び処理作業で発生する費用を正確、かつ、公正に算出することができるため、連携によるトラブルを未然に防止する効果が得られる。また、清算した費用の中で、契約者の一定数以上が許容できる金額を連携のための資金としてプールし、定期的に積み立てるようなシステムを構築することも可能になる。仮に、複数の廃棄物排出事業者又は複数の収集運搬事業者の間で収集運搬処理作業の受注に偏りが出た場合、相対的に受注の少ない事業者に対して、前記積み立てた資金の一部を短期的な救済の意味合いで提供又は貸し出しを行うことができる。それにより、本発明による連携の枠組みに収集運搬事業者が参画する経済的メリットが生まれ、廃棄物の収集運搬処理の事業を安定的に、かつ、継続することができる。さらに、事業者間の連帯感が強まることにより実際の収集運搬処理に携わる事業者の質の向上を図ることが容易になる。また、廃棄物排出事業者からの信頼感が得られるようになるため、安全で確実な収集運搬処理作業が行われるようになり、結果的に地域住民の安心感の醸成を図ることに役立つ。このような従来知られていない新たな効果は、従来の収集運搬方法では得られることができないものである。』と記載されている。
さらに、一般廃棄物、産業廃棄物、物流をはじめ、車両や台車等に積まれた荷の重さを車両重量計である台貫にて計量するのが従来は一般的であることが知られている。
特許第6792274号公報 特開2020-129206号公報 特開2014-186527号公報 特開2008-15991号公報 特開2020-95489号公報
上記各特許文献においては、廃棄物運搬業者において車を運行させる場合に、短時間で効率的なルートと処理の追跡を可能とする発明が開示されているものであって、基本的には公衆で使用する携帯電話等による電子決済の仕組みを、産業廃棄物処理の決済へ単純に当てはめ適用しているに過ぎない。
一般廃棄物処理受付時に配布される受付票及び清算伝票を手渡し動作していることから、伝票紛失や毀損等が予測されるほか、現金による清算が発生することによる、現金の盗難や紛失のリスクもある。また、対面式の受付となることから伝染病の感染が危惧されるところである。
一般廃棄物処理に関して、AIシステムを導入しての受付効率化と受付業務等の無人化を可能とし、受付側の集計等の実務処理を効率化させる技術思想についてはこれまで知られていない。
本発明は、上述のような問題点を解決することを目的とし、一般廃棄物の処分場での受け入れ・受付・清算に際して、ペーパーレスでなおかつ非接触で処理進行を可能とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法等を提供することを目的とする。
さらに、好ましくは施設受付エリアでの計量設備の有無にかかわらず、施設への荷物の搬入や搬出時に車両等が自ら所有する重量データを通信可能な技術を用いて施設受付等を含む関係部署に通知することで、施設への出入りが例えばノンストップとなって効率化される。また、計量台貫が無い施設や関係部署においても、車両や新たな輸送技術であるところのドローン等に積載された荷物(廃棄物等)について、事前に自身で計測した重量を関係部署に通知することで、スムースな受付等の処理を行える技術思想等を提供することを目的とする。
NFC近距離通信技術や、DSRC通信等を用いて受付処理をすることで、受付伝票ならびに清算伝票がペーパーレスとなる他、収集された一般廃棄物の種類、数量の清算金額をデータベース化することで、専門のごみ収集業者の収集実績、清算書の作成が一元管理できる。さらに、インターネット経由で自治体の管理部門にて受入廃棄物の種類、数量、清算状況をリアルタイムで確認し、集計結果をプリントして保存したり、請求業務や出納業務、または実績など経理を可能とする。また、事業系や家庭から持込まれるごみの処理代金清算は電子マネーもしくはクレジットカードの決済を可能とするので、現金での決済はシステム導入後には原則不可としてもよい。また、電子マネーについては自治体特有の地域通貨を利用することも可能である。
さらに、好ましくは積荷を運搬する車両等に備え付けられた自重計のアナログデータをアナログ-デジタル変換器を用いてデジタルデータへ変換するか、新たに車両専用のデジタルロードセルを備え付け、データ処理インターフェースから通信インターフェースより発信され電波やレーザ通信光線を受信施設に送信することで、計量台貫の無い施設での受付や既存の台貫での計量工程を省略またはスルーして、処理施設での受付時の工数を低減させてこれを効率化させるものとする。
本発明により、一般廃棄物の処分場での受け入れ・受付・清算に際して、ペーパーレスでなおかつ非接触で処理進行を可能とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法を提供できる。
さらに、好ましくは公知の無人受付の技術思想における受付時等の計量の工程(または行程)を省くことで、迅速で効果的に受付や積み荷・荷下ろし及びその清算処理等の作業効率を向上させることができる。
一般廃棄物の収集専門業者の受付態様の説明をする図である。 一般廃棄物事業系及び一般家庭ごみの収集の受付態様の説明をする図である。 廃棄物の分類と処理業許可の範囲を説明する図である。 一般廃棄物処理無人化システムのスマートフォン携帯タブレットにおいて利用されるアプリケーションソフトウェアについて説明する図である。 家庭ごみ計量伝票のサンプルを説明する図である。 通信式の重量計及びその周辺連携等について説明する図であり、本発明の受入無人システムを構築する上で、受付の従来トラックスケール(計量台貫)に乗らずにそのままゲートを通過できる、車載用の計量器と通信式の移動計量器であり、ゴミ処理の金額がゴミ種類により違う場合においてもスムースな対応が可能となる。 通信型ロードセルの結線態様の一例を説明する概念図である。 ドローンを含む通信式の重量計及びその周辺連携態様等について説明する図である。
本実施形態においては、一般廃棄物収集車もしくは持込車両が、処分場受付のトラックスケールにて計量される際、スマートフォンや専用携帯タブレット等にてNFC(近接通信技術)もしくはDSRC(専用狭域通信)を利用し、計量データ及び処理料金の精算を行う技術思想を提案する。この発明は、産業廃棄物は対象にしていない。産業廃棄物と一般廃棄物とは、産出・生成業者、運搬・搬入業者・(中間含む)処分・処理場、にわたる、廃棄物生成から最終処分完了に至るまで、当業者や流通ルート及び許認可プロセス等は、全く異なるものとなり、そのような各業務に携わる当業者も互換性・共通性は無く全く相違なる当業者となる。
(現状工程)
一般廃棄物を収集した収集運搬専門の業者が、当該廃棄物を積んだパッカー車やトラックなどの車両にてごみ処理場の受付を行い、受付に設置されているトラックスケールにて車重と積載されているゴミとの総重量を計量し、ごみ処理場内に設けられているごみ分別のための各施設に積荷を降ろし、荷物が積載されてない空車になった状態の車両が再度受付に向かい、トラックスケールにて空車の重量を計量し、最初の受付時の重量と空車の重量との差し引いた重さに対して一般廃棄物の単価を計上して、清算伝票の発行を行っていて、後日集計し売掛清算としている。
さらに、事業系や家庭からゴミ処理場に持込まれる一般廃棄物についても受付で持込された車の総重量をトラックスケールで計量し、受付カード等を配布、その後処理場内の各集積所へ廃棄物を降ろしたのち、再度受付に設置されているトラックスケールにて空車を計量し、重量差分に対する課金を処理費用として現金で精算している。双方とも受付時にソーシャルディスタンス施設を設けているものの、現金や伝票等の現物の受け渡しが発生することから感染症の蔓延防止する観点から考慮すると好ましくない現状である。
(本発明導入後の工程)
NFC通信技術やDSRC通信内蔵型の機器を車載し、もしくは運転者・搭乗者が所持し、一般廃棄物処理の受付時にトラックスケールで受付と同時に車体総重量を計量し、各集積所にて廃棄物を降ろしたのちに再度トラックスケールにて計量すると同時に清算を行う。
一般廃棄物の清算はあらかじめ車両の車検証及び所有者、清算対象となる法人や個人の特定をし、その市町村に税金を納める法人もしくは、その市町村に税金を納める個人の身元を証明するためにマイナンバーや法人登録番号や免許証を登録した車載機器が受付に設置される通信受信機器及びコンピューターなどの電子計算機に通信で車両や法人及び個人の認証を行い、運搬車両、運搬者、清算をする対象者のみを計量受け入れの対象とし、承認を得られない他の市町村等からの持込が判明した場合、受入を拒否することができる。監視カメラもしくはAI等による受入する一般ゴミの内容や大きさを判定確認をし、受入れに適合しない一般廃棄物や粗大ごみの搬入といった不正行為が生じ無いように管理することができる。
さらに受付に認証されたデータはインターネット回線もしくは有線を経由して市町村でデータベース化され、請求書の発行、電子マネーやクレジットカードの処理費用回収を行うほか、廃棄物の種類、数量や重量の統計管理をソフトウェアーやアプリで行うことで、現金清算で発生した伝票の集計業務が不要となり、効率が良くなる。一般廃棄物収集の許可事業者については売掛決済を主たる清算方法とすることも可能であるが、事業系や一般家庭などの一般廃棄物持込など現金決済については専用アプリのダウンロードを行い、所持するスマートフォンや携帯タブレット・携帯電話等での利用を可能とすることが好ましい。また、近年では混雑防止のため、一般ごみの受け入れについて事前予約制としている市町村があるので、専用アプリで予約することも可能とする。
廃棄物処理には大きくわけて「一般廃棄物」と「産業廃棄物」と2種類の廃棄物があり、そのうち事業活動に伴って生じた廃棄物のうち法令で定める20種類の廃棄物を「産業廃棄物」として産業廃棄物処理管理票マニフェストで管理されている。それ以外の廃棄物は「一般廃棄物」となり、市町村などの自治体で処理される可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみ、などの家庭廃棄物とオフィスなどから排出する事業系一般廃棄物となるため、処分場との契約書と産業廃棄物処理管理票マニフェストは必要とされない。
本発明では、一般廃棄物処理の受付効率化に伴う一部電子マネーによる決済導入とAIによる受付無人化と事務処理の効率化を目的としている。従来、産業廃棄物の運搬経路の効率化と産業廃棄物処理に関わる電子決済を目的とした特許出願等があることは知られている。
しかし、本願発明のように、収集運搬専門の業者により収集された一般廃棄物の処理に関して、AIシステムを導入しての受付効率化と受付義用務等の無人化を企図しており、受付側の集計等の実務処理を効率化させるような技術的特徴を開示している公知技術は知られていない。同じ“廃棄物”との称呼・文言上は共通するものの、一般廃棄物は、産業廃棄物とは、その発生事業者や収集業者・収集ルート・処分業者・処分事業所・管理事業者や管理部門等の廃棄物の生成から最終処理・処理完了に至るまでの経路や流通ルート・業者が全く異なることが知られており、互換性や技術の転用等は通常考えられるものではない。
一般家庭の持込ゴミについては現状ではあくまでも現金決済なので、電子マネー化して盗難や感染症経路となるリスクのある現金管理を、本発明により回避できる。この発明では、あくまでも受付処理の効率化は基本的に受け入れ施設の事務処理効率化を目的としており、搬入された産業廃棄物が契約された車両かどうか、運搬されてきた廃棄物がマニフェスト記載のとおりかなど、受け入れ施設が従来人間の目と思考とで判断している事項と同時に人が行うコンピュータ入力作業などの実務をコンピューター自動処理にて行うことで受付する人間が不要となり、無人受付が可能なようにAIを導入する。
一般廃棄物とは異なる産業廃棄物処理の場合には、広域中間処理事業者・広域廃棄物最終処分事業者や中間処理・法的マニフェストの適用となるので全く異なる処理経路・処理内容として分別されるべきである。市町村のごみ(一般廃棄物)処理場に対しては、広域と言う概念は存在しない。
この発明では、市町村(自治体)が処理する各家庭から出るゴミやオフィスやスーパーなど事業系からでるゴミの処理にかかる処分費の電子決済を目的としており、さらには一般廃棄物の処理費用算出工程の簡素化等を目的としている。さらに、本発明はインターネット等を経由して代表の営業会社が複数の排出事業者に代行請求することをも目的とし、市町村の会計請求を収集運搬会社へ請求もしくは市町村から委託された収集運搬会社が運んだ家庭込み等の実績(市町村などの自治体から収集運搬会社へ支払い)と、一般家庭から持込まれた個人のゴミの清算を電子マネー、クレジットカード、電子地域通貨などを利用して請求する事をも目的としている。
(廃棄物及びその処理の違いについての説明)
図3において、符号200と符号300として示す範囲が、上記特許文献1,2が対象とする処理の範囲である。本発明では、符号100として囲まれている部分を対象としている。
図3において、紙面左側の「事業」系の下へ延伸された線は、“産業廃棄物”と“事業系一般廃棄物”とへ法律的に分岐されており、事業系から排出される廃棄物のうち、“産業廃棄物”とされる以外の廃棄物が、右側の“事業系一般廃棄物”に分類されるものとなる。
上記のうち“産業廃棄物”に分類される廃棄物を処分するには、処理業者と処理委託契約書を事前に交わし、産業廃棄物管理票(マニフェスト)を準備するなど、法律に則った適正な方法で処理する必要がある。“産業廃棄物”を“一般廃棄物”として処理すると不法投棄となり法律で罰せられることにもなる。法律的にも“一般廃棄物”と“産業廃棄物”は全く別の廃棄物として認知されている。
(参考)
(1)一般廃棄物の処理
一般廃棄物については市町村が処理するため、その指導に従って排出することになる。
・市町村自らの回収、
・または市町村の定める手続きのもとに一般廃棄物処理業者(市町村の許可業者)に委託
(2)産業廃棄物の処理
1)処理と処分
産業廃棄物の「処理」とは「分別」「保管」「収集」「運搬」「処分」に区分され、「処分」は「中間処理」と「最終処分」に区分される。
2)処理基準
産業廃棄物を処理する場合は、処理基準(保管基準、収集運搬基準、処分基準)が定められている。なお、産業廃棄物の種類ごとに処分基準が定められている。
3)産業廃棄物処理施設
処分(中間処理および最終処分)の方法、処分しようとする産業廃棄物の種類、施設の規模等により、「産業廃棄物処理施設」が定められており、これに該当する施設を設置する場合には、都道府県ならびに廃棄物処理法に基づく政令市(以下、「県政令市」という。)の許可が必要となる。
4)中間処理
中間処理とは、廃棄物の減容化などを図るために脱水、焼却、破砕などの「処分」を行うことである。
5)最終処分
a) 安定型最終処分場 ・有害物や有機物が付着しておらず、雨水等にさらされても性状がほとんど変化しない「安定型産業廃棄物」 のみを埋め立てる、素掘りの処分場である。「がれき類」、「ガラスくず,コンクリートくず及び陶磁器くず」、「廃プラスチック類」、「金属くず」、「ゴムくず」の 5種類の廃棄物は安定型産業廃棄物となるが、以下のものは除かれている。 ・使用済の空き瓶、プラスチック容器、空き缶など、有機性の物質などが付着、混入した「廃容器包装」 ・廃石膏ボード、鉛、自動車等破砕物など
b) 管理型最終処分場 ・有機物を含む廃棄物を埋め立てるため、土中の微生物により分解し、浸出液、ガスなどが発生する。従って、浸出液が処分場外に漏れ出さないようにシート等により「遮水」し、この浸出液は水処理して場外に放流する処分場である。 ・一定の基準(埋立処分に係る判定基準)に適合しない有害な産業廃棄物は、埋立処分できない。
6)再生利用
廃棄物の「再生」にも、中間処理と同じく処分基準が適用されるが、再生利用を促進するために、以下の 制度が設けられている。
a)再生利用指定制度(個別指定):県政令市知事(市長)の指定のもとに建設汚泥などを再生利用
b)再生利用認定制度:環境大臣の認定のもとに、建設汚泥を高規格堤防に再生利用
c)広域認定制度:製造メーカー等が環境大臣の認定を受けて、石膏ボードなどの自社製品の端材などを広域的に回収して、製品原料等に再生利用
7)委託処理
他人に処理を委託する場合には、「委託基準」を遵守して書面により委託契約を締結し、「運搬」については県政令市の許可を得た収集運搬業者に、「処分」については処分業者に委託しなければならない。また、産業廃棄物管理票(マニフェスト)の交付などが義務づけられている。
上記産業廃棄物の定義を読むと、上記特許文献1,2に記載されている「廃棄物」の種類は、全体的にマニフェストと複数個所に記載されているほか、委託契約の内容も記載されている。このことから上記特許文献1,2は“産業廃棄物”に焦点を当てた発明であることが理解できる。上述のように、一般廃棄物と産業廃棄物は法律で分類され、処理システムの違い、管理管轄の違い、収集運搬の許可の違いがあるので上述したように技術的にも技術思想的にも全く別物であり関係性はない。
図4は、一般廃棄物処理無人化システムのスマートフォン携帯タブレットにおいて利用されるアプリケーションソフトウェアについて説明する図である。
典型的には、NFC近距離通信技術またはDSRC通信を用いて、受付伝票または清算伝票を用いないペーパーレスで、一般廃棄物処分場で一般廃棄物収集車の受付処理をする工程と、インターネット経由で自治体の一般廃棄物処理管理部門にて、前記一般廃棄物処分場での受入一般廃棄物の種類または数量または清算状況をリアルタイムで確認する工程と、前記確認された一般廃棄物の種類または/及び数量に基づく清算金額を自動的にデータベース化することで、前記一般廃棄物収集車を使用する一般ごみ専門収集業者ごとの収集実績と清算書の作成を一元管理する工程と、前記自治体で前記一元管理結果をプリントして保存するか、または請求業務や出納業務または受入実績を含む経理事務を可能とし、受付に認証されたデータはインターネット回線もしくは有線を経由して事業者でデータベース化され、請求書の発行、電子マネーやクレジットカードの処理費用回収を行うほか、廃棄物の種類、数量や重量の統計管理をソフトウェアーやアプリケーションソフトウェアで行うことで、現金清算で発生した伝票の集計業務を不要とし、一般廃棄物収集の専門会社については売掛決済を主たる清算方法とし、持込など現金決済の事業系及び家庭ごみについては専用アプリケーションソフトウェアのダウンロードを行い、所持するスマートフォン携帯タブレットでの利用を可能とする一般廃棄物処理無人化システムの、スマートフォン携帯タブレットにおいて利用されるアプリケーションソフトウェアである。
図4から理解できるように、一般廃棄物運搬車に車載されたまたはその運転者に携帯されたタブレットに、当該車両の車両重量計から積載廃棄物の重量データが無線通信で通知される。当該タブレットには、予め予約情報や事業所・個人や識別情報・車両情報や持ち込みゴミの種類や積み下ろし場所通知や計量通知や料金・決裁通知や不適合通知のデータ等が記録されておりまたは当該通知機能が行えるように構成されることができる。
さらに、図4から理解できるように、受け入れ処理施設の入口等の計量器(ロードセル)では、アプリケーションソフトウェアや受け入れ判定・計量データ集計・実績・請求決裁情報が保持されて通信で提示・通知するように構成しても良い。
また、図4から理解できるように、受け入れ処理施設の入口等のAIカメラにおいては、受入車両の確認や積み荷の確認を行える。AIカメラの映像は、計量器(ロードセル)のデバイスコンピュータに送信されて、そのアプリケーションソフトウェアに基づいて、処理されても良い。
また、図5は、家庭ごみ計量伝票のサンプルを説明する図である。図5に示すように、現在使用されている計量伝票(計量票兼領収書)では、日時と持ち込み車両の車番と持ち込み回数と所属(一般家庭か事業所か等)と種別(家庭粗大ゴミか事業所一般ゴミか等)と出所地区と総重量と風袋重量と正味重量と料金とが明示印刷されるものとなる。
また、図6は、通信式の重量計及びその周辺連携等について説明する図であり、本発明の受入無人システムを構築する上で、受付の従来トラックスケール(計量台貫)に乗らずにそのままゲートを通過できる、車載用の計量器と通信式の移動計量器であり、ゴミ処理の金額がゴミ種類により違う場合においてもスムースな対応が可能となる。
図6の下図(結線イメージ)においては、ロードセルに荷重がかかると専用ケーブルでデータ処理用インターフェース(I/F)を介して表示部で重量が表示されるとともに/またはそれに代えて、通信部から無線通知を用いて検知測定した荷重重量を運転者の携帯端末(車載タブレット)等へ通知するものとできる。また、図6の上図(系統図)においては、ロードセルと表示部と車載タブレットとの連携関係を模式的に説明しているものである。
(デジタル通信式自重計)
上記した一般廃棄物の運搬車両にメカニカル的に車両重量計を装着し、そのデジタル信号をデータ処理I/Fにて演算されたデータを通信にて車載されたデバイスに伝達する事を可能としても良い。
車載機から本願発明のシステムと連動することにより、運搬車両に積載されている荷物の重さを事前に計量ができるので、受付時のトラックスケールでの車体重量の計量を省いて、受付のスムースなチェックインが可能となる。運搬車両に積載される積荷を降ろした後、空車時のデータを計量して新たに該デバイスに伝達することで、荷下ろしが完了したことを本願発明システムに通達し、その差を計算することで、積荷の重さを確定し清算が可能となる。そのことから、トラックスケールによる計量をなくして、清掃工場への出入り受付をノンストップかつ自動で処理することも可能となる。
(デジタル式移動台貫)
また、清掃工場において事業系や家庭ごみの持込の場合、受付で車体重量を計量し、清掃工場内の各場所で分別をした際、ゴミの内容・種類によって料金が変わる場合がある。種類別に仕分けされるゴミの重量を移動式の台貫計量器に載せて重さを計る場合、移動式台貫のデータをデジタル通信で車載機に種別・種類・重さを車載デバイスもしくは本願システムへと通信して清算を個別にできる事を可能とする。なお、車両自重計のデジタル通信技術についてはトラックスケールを利用するもしくは、簡易車両台貫を使用する他の産業についても利用できるものとする。
さらに、図7は、通信型ロードセルの結線態様の一例を説明する概念図であり車載用の計量器とその通信を示しており、図8は、ドローンを含む通信式の重量計及びその周辺連携態様等について説明する図である。廃棄物の運搬は車両に限定されるものではなく、図8に示すようにドローンに積載して運搬することも可能である。ドローンを利用した場合には、本発明の受入無人システムはさらに有効なものとなる。特に、本発明の一態様では、積載廃棄物の重量を自ら備える自重計で計測できるので、搬入・搬出時/受付時/荷下ろし前後/退出時等の固定配置型トラックスケールによる計量をスルーすることが可能となるメリットは大きいといえる。ドローンを利用する場合でも、一般廃棄物収集車両を利用する場合と同様の本発明の技術思想を適用することができる。さらに、ドローンの自重計等においては、自身の重量を除いて搭載された荷重のみ、すなわち吊り下げ運搬等搭載している荷物の重量のみを測定・検知することも可能であるため、その荷重重量を測定・検知して受付システム等に通知する構成としても良い。この場合には、廃棄物等の荷物をドローンから降ろした後の空荷重の重量の再測定を省略することとしても良い。
本発明の受入無人システムを構築する上で、処分場の受付に備えられている従来の固定配置タイプの計量台貫に乗らずにそのままゲートを通過できるものとなり、車載用の計量器と通信式の移動計量器とすることによって、荷物重量の集計や金額の清算においてもさらにスムースな対応が可能となる。
また、図7(a)に示すように、通信型ロードセル及びその周辺連携等を含む受入無人システムを構築すると、廃棄物処分場の受付に固定設置された従来の計量台貫に乗らずにそのままゲートを通過できるものとなる。
図7(b)の“結線イメージ”においては、車両に搭載されたロードセル(自重計)に荷重がかかると専用ケーブルでデータ処理用インターフェース(I/F)を介して車両内の表示部に重量が表示されるものとでき、それとともに/またはそれに代えて、通信部から無線通信を用いて検知測定した荷重重量を運転者の携帯端末(車載タブレット)等へ通知するものとできる。また、図1(a)の“系統図”においては、ロードセルと表示部と車載タブレットや車載器との連携関係を模式的に説明しているものである。
(通信式自重計)
また、上記した運搬車両にメカニカル的に車両重量計を装着して、計量されたデジタル信号をデータ処理I/Fにて演算されたデータを、通信にて車載されたデバイスに伝達するものとしても良い。
また、車載機と本発明のシステムと連動することにより、運搬車両に積載されている荷物の重さを、処分場の受付の台貫通過前に、事前に計量ができるので、受付時のトラックスケールでの車体重量の計量を省いて、受付のチェックインをすることが可能となる。さらに、運搬車両に積載される積荷を降ろした後、空車時のデータを新たにデバイスや車載器を通して伝達することで、荷下ろしが完了したことを受付システムに通達し、その差を計算することで、積荷の重さを確定し清算が可能となる。これにより、施設での計量をなくして、出入り受付を自動で処理することが可能となる。このような車載台貫による計量は、車両に搭載された複数種類の廃棄物の種類毎に、それぞれ積載時・荷下ろし時毎に行うものとできる。これにより、複数種類の廃棄物の種類毎にそれぞれ搭載重量等が正確に把握できるものとなる。
(デジタル式移動台貫)
移動式台貫のデータをデジタル通信で車載機に種別・種類・重さを車載デバイスもしくはシステムへと通信して集計や清算等を個別にできる事を可能とすることができる。積荷運搬時の搬入・搬出時において自重計量をデータ化し施設受付への積荷の重量を通知できるので、受付に固定設置された計量施設を必要としない受付システムを提供できる。このため、運搬に使用する車両やドローン等の機器にあらかじめ計量装置を取り付け、計測された積荷の重量を通信技術を用いて受付施設等に通知することができるシステムとすることが好ましい。なお、図8において、廃棄物収集車の運転者が所持するスマートフォンや携帯タブレットに代えて、ドローン搭載機器として、一般廃棄物収集ドローンの運転者が所持するスマートフォンまたは携帯タブレットを利用するものとしても良い。
本実施形態で説明した上述の態様はあくまで説明の便宜上例示した具体例に過ぎず、記載内容に限定されることなく当業者に自明な範囲で、かつ本発明の技術思想の射程の範囲内で、適宜 構成・素材や原材料・工程・方法・構造・作業手順等を変更しアレンジし、また追加し・削除し・修正することが可能である。
ここで、上記特許文献で意味する清算の意味は、受注した収集運搬事業の契約及び運搬費の清算であるが、本発明において説明している清算の意味は、計量したゴミの重量を集計して運搬した事業者に市町村が支払う為の清算となる。文言上では同じ清算のようにも思われるが、上記特許文献では契約・運搬・処理費用の清算であるのに対して、本発明では市町村の住民が出した各ゴミをゴミ集積場から集めて運搬したゴミの運搬費実績費を市町村が運搬事業者に支払う為の集計でありその清算であるので、清算システムの概念と流れが両者では全く異なるものとなる。上記特許文献2における複数の廃棄物処理又は複数の収取運搬事業者の間の収集運搬作業の受注に偏りは、本発明が対象とする一般廃棄物では存在し得ず、本発明における市町村が許可する収集運搬事業者は、担当集積場が地区ごとに決められているので、上記特許文献2のような受注の偏りを調整する必要性が全く存在しない。
本発明は、計量を伴う全産業に利用が可能であり、特に一般廃棄物処理無人化システムに適用可能である。
100・・事業系一般廃棄物と一般廃棄物とされる分類、200・・産業廃棄物とされる分類、300・・特別管理産業廃棄物とされる分類。

Claims (25)

  1. NFC近距離通信技術を用いて、受付伝票または清算伝票を用いないペーパーレスで、一般廃棄物処分場で一般廃棄物収集車の受付処理をする工程と、
    インターネット経由で自治体の一般廃棄物処理管理部門にて、前記一般廃棄物処分場での受入一般廃棄物の種類または数量または清算状況をリアルタイムで確認する工程と、
    前記確認された一般廃棄物の種類または/及び数量に基づく清算金額を自動的にデータベース化することで、前記一般廃棄物収集車を使用する一般ごみ専門収集業者ごとの収集実績と清算書の作成を一元管理する工程と、
    前記自治体で前記一元管理の結果をプリントして保存するか、または請求業務や出納業務または受入実績を含む経理事務を処理する工程と、を有し、
    前記一般廃棄物収集車は前記受付処理工程において、前記一般廃棄物収集車に備えられた自重計で予め計測された重量を受付に通知し、各廃棄物集積所において搬入した廃棄物を降ろした後に、再度前記自重計にて計測された重量を通知してペーパーレスで清算を行う
    ことを特徴とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法。
  2. 請求項1に記載の一般廃棄物処理無人化システムの処理方法において、
    事業所や家庭で生じる前記一般廃棄物の処理代金の清算は、電子マネーの決済とし、現金での決済は行わない
    ことを特徴とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法。
  3. 請求項2に記載の一般廃棄物処理無人化システムの処理方法において、
    前記電子マネーは、前記自治体の特有の地域通貨を含む
    ことを特徴とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法。
  4. 請求項3に記載の一般廃棄物処理無人化システムの処理方法において、
    前記一般廃棄物処分場である市町村清掃工場等へ搬入された前記一般廃棄物収集車の車載機器が受付に設置される通信受信機器及びコンピューターなどの電子計算機に通信で車両や法人及び個人の認証を行い、受入を認証するが、監視カメラもしくはAIによる一般ゴミの内容や大きさを判定確認し、受入れに適合しない一般廃棄物や粗大ごみの搬入であるところの不正行為が生じた場合や、前記受付処理時に前記AIが判定確認にて承認を得られない他の市町村からの持込が判明した場合、受入を阻止することができる
    ことを特徴とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法。
  5. 請求項4に記載の一般廃棄物処理無人化システムの処理方法において、
    前記一般廃棄物収集車の車載機器は、車載されるか、運転者または搭乗者が所持するかにより、車内に備えられた前記NFC通信端末機である
    ことを特徴とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法。
  6. 請求項5に記載の一般廃棄物処理無人化システムの処理方法において、
    前記自重計は、前記一般廃棄物収集車に搭載されたロードセルを含む
    ことを特徴とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法。
  7. 請求項6に記載の一般廃棄物処理無人化システムの処理方法において、
    受付に認証されたデータはインターネット回線もしくは有線を経由して事業者でデータベース化され、請求書の発行、電子マネーの処理費用回収を行うほか、廃棄物の種類、数量や重量の統計管理をソフトウェアーやアプリケーションソフトウェアで行うことで、現金清算で発生した伝票の集計業務を不要とし、一般廃棄物収集の専門会社については売掛決済を主たる清算方法とし、持込など現金決済の事業系及び家庭ごみについては専用アプリケーションソフトウェアのダウンロードを行い、所持するスマートフォン携帯タブレットでの利用を可能とする
    ことを特徴とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法。
  8. 請求項7に記載の一般廃棄物処理無人化システムの処理方法のスマートフォン携帯タブレットにおいて利用されるアプリケーションソフトウェア。
  9. 請求項6に記載の一般廃棄物処理無人化システムの処理方法において、
    前記車体総重量を計量するトラックスケールまたは積み荷重量を計量するトラックスケールは、運搬車に実装された通信式車載重量計である
    ことを特徴とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法。
  10. 請求項4に記載の一般廃棄物処理無人化システムの処理方法において、
    前記車載機器にはその市町村に税金を納める法人もしくは、その市町村に税金を納める個人の身元を証明するためのマイナンバーまたは法人登録番号または免許証が登録されており、
    前記AIが承認を得られないと判定確認するのは、前記税金を収める市町村等ではない他の市町村等からの持込が判明した場合である
    ことを特徴とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法。
  11. 請求項10に記載の一般廃棄物処理無人化システムの処理方法において、
    前記車載機器は、前記一般廃棄物収集車の運転者が所持するスマートフォンまたは携帯タブレットである
    ことを特徴とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法。
  12. 請求項1乃至請求項7及び請求項9乃至11のいずれか一項に記載の一般廃棄物処理無人化システムの処理方法において、
    前記各廃棄物集積所において搬入した廃棄物を降ろした後に、再度前記自重計にて計測するのは、廃棄物の種類毎である
    ことを特徴とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法。
  13. NFC近距離通信技術を用いて、受付伝票または清算伝票を用いないペーパーレスで、一般廃棄物処分場で一般廃棄物収集ドローンの受付処理をする工程と、
    インターネット経由で自治体の一般廃棄物処理管理部門にて、前記一般廃棄物処分場での受入一般廃棄物の種類または数量または清算状況をリアルタイムで確認する工程と、
    前記確認された一般廃棄物の種類または/及び数量に基づく清算金額を自動的にデータベース化することで、前記一般廃棄物収集ドローンを使用する一般ごみ専門収集業者ごとの収集実績と清算書の作成を一元管理する工程と、
    前記自治体で前記一元管理の結果をプリントして保存するか、または請求業務や出納業務または受入実績を含む経理事務を処理する工程と、を有し、
    前記一般廃棄物収集ドローンは前記受付処理時において、前記一般廃棄物収集ドローンに備えられた自重計で予め計測された重量を受付に通知する
    ことを特徴とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法。
  14. 請求項13に記載の一般廃棄物処理無人化システムの処理方法において、
    各廃棄物集積所において搬入した廃棄物を降ろした後に、再度前記自重計にて計測された重量を通知してペーパーレスで清算を行う工程をさらに有する
    ことを特徴とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法。
  15. 請求項14に記載の一般廃棄物処理無人化システムの処理方法において、
    事業所や家庭で生じる前記一般廃棄物の処理代金の清算は、電子マネーの決済とし、現金での決済は行わない
    ことを特徴とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法。
  16. 請求項15に記載の一般廃棄物処理無人化システムの処理方法において、
    前記電子マネーは、前記自治体の特有の地域通貨を含む
    ことを特徴とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法。
  17. 請求項16に記載の一般廃棄物処理無人化システムの処理方法において、
    前記一般廃棄物処分場である市町村清掃工場等へ搬入された前記一般廃棄物収集ドローンのドローン搭載機器が受付に設置される通信受信機器及びコンピューターなどの電子計算機に通信で該ドローンや法人及び個人の認証を行い、受入を認証するが、監視カメラもしくはAIによる一般ゴミの内容や大きさを判定確認し、受入れに適合しない一般廃棄物や粗大ごみの搬入であるところの不正行為が生じた場合や、前記受付処理時に前記AIが判定確認にて承認を得られない他の市町村からの持込が判明した場合、受入を阻止することができる
    ことを特徴とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法。
  18. 請求項17に記載の一般廃棄物処理無人化システムの処理方法において、
    前記一般廃棄物収集ドローンのドローン搭載機器は、NFC通信端末機である
    ことを特徴とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法。
  19. 請求項18に記載の一般廃棄物処理無人化システムの処理方法において、
    前記自重計は、前記一般廃棄物収集ドローンに搭載されたロードセルを含む
    ことを特徴とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法。
  20. 請求項19に記載の一般廃棄物処理無人化システムの処理方法において、
    受付に認証されたデータはインターネット回線もしくは有線を経由して事業者でデータベース化され、請求書の発行、電子マネーの処理費用回収を行うほか、廃棄物の種類、数量や重量の統計管理をソフトウェアーやアプリケーションソフトウェアで行うことで、現金清算で発生した伝票の集計業務を不要とし、一般廃棄物収集の専門会社については売掛決済を主たる清算方法とし、持込など現金決済の事業系及び家庭ごみについては専用アプリケーションソフトウェアのダウンロードを行い、所持するスマートフォン携帯タブレットでの利用を可能とする
    ことを特徴とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法。
  21. 請求項20に記載の一般廃棄物処理無人化システムの処理方法のスマートフォン携帯タブレットにおいて利用されるアプリケーションソフトウェア。
  22. 請求項19に記載の一般廃棄物処理無人化システムの処理方法において、
    前記ドローンの重量または積み荷重量を計測する自重計は、前記ドローンに実装された通信式のドローン搭載重量計である
    ことを特徴とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法。
  23. 請求項17に記載の一般廃棄物処理無人化システムの処理方法において、
    前記ドローン搭載機器にはその市町村に税金を納める法人もしくは、その市町村に税金を納める個人の身元を証明するためのマイナンバーまたは法人登録番号または免許証が登録されており、
    前記AIが承認を得られないと判定確認するのは、前記税金を収める市町村等ではない他の市町村等からの持込が判明した場合である
    ことを特徴とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法。
  24. 請求項23に記載の一般廃棄物処理無人化システムの処理方法において、
    前記ドローン搭載機器は、前記一般廃棄物収集ドローンの運転者が所持するスマートフォンまたは携帯タブレットである
    ことを特徴とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法。
  25. 請求項13乃至請求項20及び請求項22乃至請求項24のいずれか一項に記載の一般廃棄物処理無人化システムの処理方法において、
    前記各廃棄物集積所において搬入した廃棄物を降ろした後に、再度前記自重計にて計測するのは、廃棄物の種類毎である
    ことを特徴とする一般廃棄物処理無人化システムの処理方法。
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