JP2008247523A - 塵芥収集車の運行管理システム - Google Patents

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【課題】特に大掛かりな設備を必要とすることなく、どんな廃棄物の収集場所においても適用でき、塵芥収集車の過積載を未然に防止する。
【解決手段】車載器11は、次ステーションに対応する過去の収集データΔMEiを、記憶媒体14のテーブルを参照することにより決定する。そして、自重計16からの現在の積載総重量Miに、次ステーションにおける過去の収集データΔMEiを加算して、予想積載総重量MEiを演算し、この予想積載総重量MEiと予め設定しておいた閾値Mcとを比較する。この比較の結果、予想積載総重量MEiが閾値Mcを越える場合は、予想される過積載量MEOを演算し、次ステーションでの過積載予想を予想過積載量MEOと共に操作盤17のディスプレイ17aに表示し、データ通信可能であれば運行管理センタ1に送信する。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数の廃棄物集積所を巡回し廃棄物を収集する塵芥収集車の運行管理システムに関する。
一般に、店舗や企業等において生じる事業系一般廃棄物や一般家庭で生じる廃棄物(以下、単に廃棄物と称する)は、予め定められた廃棄物集積所(以下、ステーションと称する)に集められ、例えば、予め契約している廃棄物収集業者(以下、単に収集業者と称する)の塵芥収集車によって収集される。塵芥収集車は、通常、所定エリア内の膨大な数のステーションを定期的に巡回し、各ステーションにおいては、車両に同行する作業員が、収集した廃棄物を計量し、計量した重量に基づき請求書伝票等を作成している。
こうした廃棄物収集のシステムでは、塵芥収集車が各ステーションを巡回し、廃棄物を収集している途中において、過積載が生じる可能性がある。このため、例えば、特開2001−163403号公報では、廃棄物の収集場所に設けたコンテナ装置に、廃棄物の重量を計測する装置と、計測した重量をセンタ装置に送信する送信装置とを設け、センタ装置で、塵芥収集車側で計測した残積載量と各収集場所からの廃棄物の重量とを比較して収集すべき次の収集場所情報を算出し、塵芥収集車に通知する技術が開示されている。
特開2001−163403号公報
しかしながら、上述の塵芥収集車の残積載量と各収集場所からの廃棄物重量とを比較して過積載を防止する技術では、各々のステーションに計測装置、及び、送信装置を設けなければならず、設備の設置、維持が大掛かりなものとなり、コストも高価になるという問題がある。また、特に無数にある一般家庭用の廃棄物の収集場所においての適用を考慮すると、このような設備の設置は困難で、適用できる収集システムが限定されるという課題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、特に大掛かりな設備を必要とすることなく、どんな廃棄物の収集場所においても適用でき、塵芥収集車の過積載を未然に防止することが可能な塵芥収集車の運行管理システムを提供することを目的としている。
本発明は、複数の廃棄物集積所を巡回し廃棄物を収集する塵芥収集車に設けられ、現在の積載総重量を計測する積載量計測手段と、上記廃棄物集積所毎の過去の廃棄物の収集データを記憶する収集データ記憶手段と、上記現在の積載総重量と上記廃棄物集積所毎の過去の廃棄物の収集データとに基づき、次に巡回する廃棄物集積所における廃棄物の収集の可否を予測する収集予測手段とを備えたことを特徴としている。
本発明による塵芥収集車の運行管理システムによれば、特に大掛かりな設備を必要とすることなく、どんな廃棄物の収集場所においても適用でき、塵芥収集車の過積載を未然に防止することが可能となる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1〜図7は本発明の実施の一形態を示し、図1は塵芥収集車の運行管理システムの全体構成の概略説明図、図2は運行管理システムの塵芥収集車における機能ブロック図、図3は一台の塵芥収集車が廃棄物収集作業を行う工程を示すフローチャート、図4は現ステーションにおける収集量計測処理ルーチンのフローチャート、図5は次ステーションにおける積載予想処理ルーチンのフローチャート、図6は次ステーションにおける可燃物の収集データの一例を示す説明図、図7は次ステーションにおけるリサイクルゴミ(段ボール)の収集データの一例を示す説明図である。
図1において、符号100は運行管理システムを示し、この運行管理システム100は、該システム100を管理する運行管理センタ1と、この運行管理センタ1の下で、所定エリアAを巡回し、複数のステーション20の廃棄物を収集する一台または複数台の塵芥収集車10とから主要に構成される。
塵芥収集車10は、複数(例えば、4つ)のGPS(Global Positioning System)衛星30から定期的に電波を受信して現在の車両位置を測位し、その緯度・経度情報等の測位データを、データ通信網Nを介し、運行管理センタ1に送信する。
運行管理センタ1においては、センタ装置1a(例えば、サーバシステム)が設けられ、このセンタ装置1aにより塵芥収集車10との通信制御がなされ、また、塵芥収集車10の作業に係るデータが一元管理されるように構成されている。すなわち、センタ装置1aは、塵芥収集車10から送信されたデータを受信するためのセンタ側通信部1bと、受信したデータを記録するための記録部1cとを備えている。
塵芥収集車10は、図2に示すように、車両運転室であるキャビン10a内に車載器11を搭載し、この車載器11が周辺機器の動作を制御するように構成されている。
キャビン10aにおいては、上述のGPS衛星30からの電波を受信し、車両の緯度・経度を測位するGPS受信機12と、運行管理センタ1とデータ通信網Nを介して通信するためのデータ通信機13とが設けられ、それぞれ車載器11に接続されている。尚、データ通信網Nとしては、例えば既存の携帯電話網やインターネット網を適用することができ、データ通信の方式としてはパケット交換方式が好ましい。
また、キャビン10aにおいて、車載器11には、各種データを記録し、電源供給がとぎれても記録内容が消滅しない記憶媒体(例えば、Compact Flash(登録商標)カード等の不揮発メモリ)14とプリンタ15とが接続されている。尚、記憶媒体14は、抜き差し自在であり、運行管理センタ1のセンタ装置1aによってもデータの読み出し、及び、書き込みが可能になっている。
記憶媒体14には、所定エリアA内の全てのステーション情報(ステーション名(集積所名)、緯度・経度データ、各ステーション毎の過去の廃棄物の月日毎の収集データ等)がステーションリスト(全体リスト)として予め記録され、更に収集作業の度に収集履歴データが記録されるようになっている。この収集履歴データとは、日時情報、収集した廃棄物の計量結果、緯度・経度データ、ステーション名、車載器11固有の情報としての電話番号、データ通信網Nの圏内か否かを識別するフラグ(データ通信圏識別フラグ)等である。尚、全体リストは、緯度又は経度を基準としてソートした状態で記憶されている。
上述のステーション情報における収集データは、例えば、図6、図7に示すように、それぞれのステーション20毎に過去(例えば、5年間)の収集した廃棄物の重量の平均が月日毎、廃棄物の種別毎に記憶されている。図6はあるステーションにおける可燃物の収集データであり、12月〜1月にかけては、他の月よりも収集量が増加した統計となっている。また、図7はあるステーションにおけるリサイクルゴミ(段ボール)の収集データであり、3月〜4月、9月前後では、他の月よりも収集量が増加した統計となっている。また、このステーション情報における収集データは、新たな計測データが入力されると更新される(例えば、新たな計測データを新たなサンプルとする平均値の取得等)。
収集履歴データの車載器11の電話番号は、運行管理センタ1において、管理すべき収集履歴データがどの車載器11(塵芥収集車10)のものであるのかを特定するのに用いられる。すなわち、例えば、複数の塵芥収集車10から持ち込まれた複数の記憶媒体14が、どの車載器11のものであるのかを、それぞれ特定する場合に、その中に記録された電話番号データを参照することにより容易に特定することができる。
また、収集履歴データのデータ通信圏識別フラグは、塵芥収集車10による所定エリアAの巡回が終了し、運行管理センタ1のセンタ装置1aによって記憶媒体14の内容が読み出された際に、どのステーション20が通信圏外で通信できず、収集履歴の更新がなされていないのかを選別するために用いられる。
更に、プリンタ15は、各ステーション20において収集した廃棄物の重量と、その重量に基づき換算した請求額とを印字し、請求書として出力するために設けられている。
車両後部10bには、それまでに集積した廃棄物の総重量(現在の積載総重量)Miと、各ステーションで収集した廃棄物の重量(各ステーションにおける廃棄物の収集量)ΔMiを計量することが可能な自重計16が設けられている。具体的には、ステーションにおいて廃棄物の収集が行われ、自重計16による計測が行われると、現在の積載総重量Miを計測し、この現在の積載総重量Miから前回までの積載総重量を減算することにより、現ステーションにおける廃棄物の収集量ΔMiが演算される。
そして、自重計16は、計量した重量値を表示するディスプレイ16aと、計量開始とプリンタ15での印刷開始とを指示するための計量開始ボタン16bとを有している。
また、自重計16は、車載器11と接続され、計量開始ボタン16bを押すことにより、計量結果が日時情報、ステーション名、緯度・経度データ等と共に、収集履歴データとして記憶媒体14に記録され、同時にデータ通信機13により運行管理センタ1に送信される。尚、計量結果が記憶媒体14に記録される際には、車載器固有の情報としての電話番号、データ通信圏識別フラグも収集履歴データとして同時に記録される。
すなわち、各ステーション20において清掃作業員が廃棄物を収集し、計量開始ボタン16bを押すことにより計量が開始され、計量結果である廃棄物重量、それに基づく請求金額等がプリンタ15で印刷される。また同時に、収集した廃棄物の重量を含む収集履歴データが記憶媒体14に記録され、データ通信可能であれば運行管理センタ1に送信される。
また、車両後部10bには、操作盤17が設けられている。この操作盤17は、車両周辺の複数のステーション名を表示するためのディスプレイ17aと、表示されたステーション名のリストの中から作業員が現在のステーションを選択し、特定するための操作ボタン17bとを有している。
この操作盤17は、車載器11に接続され、操作ボタン17bの操作により選択されたステーション名が現在収集作業を行うステーション(現ステーション)20の名前として特定され、車載器11に出力される。また、車載器11は、操作盤17により現ステーションが特定されると、予め設定された巡回ルート上に存在する、次に巡回するステーション(次ステーション)が特定される。こうして、操作盤17で作業員により選択されたステーション名は、収集履歴データ中のステーション名としてプリンタ15、記憶媒体14、運行管理センタ1に出力される。
更に、塵芥収集車10には、車両情報出力手段18が設けられ、車載器11には、この車両情報出力手段18から、車速情報、サイドブレーキ情報、エンジン回転数等の車両情報が入力される。そして、車載器11は、車両情報出力手段18からの車両情報に基づいて、車両が停止したか否かを判断する。
上述のように構成される塵芥収集車10では、車載器11は、次ステーションに対応する過去の収集データΔMEiを、記憶媒体14のテーブルを参照することにより決定する。そして、自重計16からの現在の積載総重量Miに、次ステーションにおける過去の収集データΔMEiを加算して、予想積載総重量MEiを演算し、この予想積載総重量MEiと予め設定しておいた閾値(例えば、当該塵芥収集車10の最大積載量の90%)Mcとを比較する。この比較の結果、予想積載総重量MEiが閾値Mcを越える場合は、予想される過積載量MEOを演算し、次ステーションでの過積載予想を予想過積載量MEOと共に操作盤17のディスプレイ17aに表示し、データ通信可能であれば運行管理センタ1に送信する。作業者は、この過積載予想により、そのまま次ステーションを巡回することなく、すなわち、過積載を確実に防止して、廃棄物焼却場等に向かうこととなる。また、この場合、運行管理センタ1に過積載の可能性を連絡することにより、運行管理センタ1では、素早く、他の塵芥収集車10を次ステーションに派遣することも可能となり、過積載を確実に防止して効率の良い塵芥収集車の運行管理システムが構築される。尚、次ステーションにおける過積載が予想され、巡回を中断する場合は、操作盤17から信号がスイッチ入力される。
このように、本発明の実施の形態においては、自重計16は積載量計測手段としての機能を有し、記憶媒体14は収集データ記憶手段としての機能を有し、車載器11は収集予測手段として機能を有している。
次に、上述のように構成された運行管理システム100において、一台の塵芥収集車10が所定エリアAを巡回し、廃棄物収集作業を行う工程の一例を、図3のフローチャートに基づいて説明する。
まず、ステップ(以下、「S」と略称)101では、車載器11は、GPS受信機12によりGPS測位を行い、得られた車両の緯度・経度の測位データを、データ通信網Nを介して運行管理センタ1のセンタ装置1aに送信する。これにより、運行管理センタ1では、各塵芥収集車10がどの地点にいるのか常時把握できる。
次いで、S102に進み、車載器11は、車両情報出力手段18からの入力情報に基づいて車両が停車したか否か判定し、車両が停車していないのであれば、S101の処理を繰り返し、車両が停車しているのであれば、S103に進んで、その地点の測位を行う。
次に、S104に進むと、車載器11は、自車両からの距離が近い所定の数のステーション20(ステーション名、緯度・経度情報)をステーションリストから抽出し、自車両からの距離に従いソートするステーション候補抽出処理を行って、操作盤17のディスプレイ17aに表示する。すなわち、ディスプレイ17aには、現在収集作業を行うステーション20の名前が候補として一番上に表示される。
次いで、S105に進み、塵芥収集車10の作業員は、現在位置のステーション20が、ディスプレイ17a中の一番上に表示されている名前のものと同一か否かを判断し、異なる場合は、S106に進んで、ディスプレイ17aに表示されている、その他のステーション候補の中から正しいステーションを選択し、操作ボタン17bによりステーション名を特定する。
また、現在位置のステーション20が、ディスプレイ17a中の一番上に表示されている名前のものと同一の場合は、S107に進み、そのステーションを確認して特定する。
尚、S106、或いは、S107においてステーションの特定が行われる前に車両が走行し始めた場合は、再度、S101からの処理を繰り返す。
S106、或いは、S107においてステーションの特定が行われると、S108に進み、作業員による廃棄物の収集が行われる。
次いで、S109に進み、後述する現ステーションにおける収集量計量処理が行われ、S110に進んで、後述する次ステーション積載予想処理が行われる。
次に、S111に進み、車載器11は、現ステーション位置がデータ通信網Nの圏内であるかを判断し、通信可能であれば、S112に進んで、車載器11は、データ通信網Nを介して運行管理センタ1に収集履歴データ(日時情報、ステーション名、緯度・経度データ、収集廃棄物の計量結果(現在の積載総重量Mi、現ステーションにおける廃棄物の収集量ΔMi))等、及び、次ステーションでの過積載予想を予想過積載量MEOと共に送信する。そして、運行管理センタ1のセンタ装置1aでは、送信された車載器11の電話番号に基づいて塵芥収集車10を特定し、受信した収集履歴データ、及び、次ステーションでの過積載予想、予想過積載量MEOを記録する。
S112の後は、S113に進み、送信した収集履歴データ、及び、次ステーションでの過積載予想、予想過積載量MEOを記憶媒体14に記録する。尚、その際には、運行管理センタ1に送信した上述の信号に加え、車載器固有の情報としての電話番号、データ通信圏識別フラグも記録される。
また、S111の判定の結果、データ通信網Nの圏外と判定された場合、車載器11は、上述の信号を運行管理センタ1に送信せずに、S113に進んで、上述の信号を記憶媒体14に記録する。その際、データ通信圏識別フラグは圏外を示す状態で記録される。
そして、S114に進み、作業者により、例えば、過積載が予想されての巡回中断の信号が操作盤17を介して入力されているか否か判断し、巡回中断の信号が入力されている場合には、そのまま処理を終了する。
また、S114の判定の結果、巡回中断の信号が入力されていないのであれば、S115に進み、所定エリアA内の全てのステーション20を巡回したか否か判定され、全ステーションを巡回した場合には処理を終了し、逆に、全ステーションの巡回が終了していないのであれば、再び、S101からの処理を繰り返す。
次に、図4は、上述のS109で実行される、現ステーションにおける収集量計測処理ルーチンのフローチャートを示す。このフローチャートは、自重計16の計量開始ボタン16bを押されると実行され、まず、S201で、自重計16は、現在の積載総重量Miを計測する。
次に、S202に進み、自重計16は、現在の積載総重量Miから前回までの積載総重量を減算することにより、現ステーションにおける廃棄物の収集量ΔMiを演算する。
次いで、S203に進み、自重計16は、現在の積載総重量Mi、現ステーションにおける廃棄物の収集量ΔMiをディスプレイ16aに表示すると共に車載器11に出力し、車載器11は、プリンタ15に、現ステーションで収集した廃棄物の重量と、それに基づいて算出した請求金額等を所定用紙(請求書伝票)に印刷する。
次に、S204に進み、車載器11は、自重計16から入力された現ステーションにおける廃棄物の収集量ΔMiを新たなサンプルとして記憶媒体14の該当する収集データを更新して、ルーチンを抜ける。
尚、現ステーションにおいて収集すべき廃棄物が全く無い場合には、自重計16において、作業員の所定の操作により収集物が無い旨が入力され、計量開始ボタン16bが押される。これにより強制的に廃棄物重量が値0になされる。すなわち、廃棄物を車両に収集せずに計量開始ボタン16bを押した場合には、それまでに集積した廃棄物の総重量の経時変化等により、計量結果として値が0にならない虞があり、これを強制的に0とすることで誤請求等を防止することができる。
次に、図5は、上述のS110で実行される、次ステーション積載予想処理ルーチンのフローチャートを示す。
まず、S301では、車載器11は、現在の積載総重量Miを読み込み、S302に進み、記憶媒体14から次ステーションにおける過去の収集データΔMEiを読み込む。
次いで、S303に進み、現在の積載総重量Miと次ステーションにおける過去の収集データΔMEiとを加算して予想積載総重量MEi(=Mi+ΔMEi)を演算する。
そして、S304に進み、予想積載総重量MEiと閾値Mcとを比較して、予想積載総重量MEiが閾値Mc以下の場合は、S305に進み、次ステーションでの収集か可能であることを、例えば、操作盤17のディスプレイ17aに表示してルーチンを抜ける。
逆に、予想積載総重量MEiが閾値Mcを越える場合は、S306に進み、予想される過積載量MEO(=MEi−Mc)を演算し、S307に進んで、次ステーションでの過積載予想を予想過積載量MEOと共に、例えば、操作盤17のディスプレイ17aに表示してルーチンを抜ける。
このように、本発明の実施の形態によれば、車載器11は、次ステーションに対応する過去の収集データΔMEiを、記憶媒体14のテーブルを参照することにより決定する。そして、自重計16からの現在の積載総重量Miに、次ステーションにおける過去の収集データΔMEiを加算して、予想積載総重量MEiを演算し、この予想積載総重量MEiと予め設定しておいた閾値(例えば、当該塵芥収集車10の最大積載量の90%)Mcとを比較する。この比較の結果、予想積載総重量MEiが閾値Mcを越える場合は、予想される過積載量MEOを演算し、次ステーションでの過積載予想を予想過積載量MEOと共に操作盤17のディスプレイ17aに表示し、データ通信可能であれば運行管理センタ1に送信する。作業者は、この過積載予想により、そのまま次ステーションを巡回することなく、すなわち、過積載を確実に防止して、廃棄物焼却場等に向かうこととなる。また、この場合、運行管理センタ1に過積載の可能性を連絡することにより、運行管理センタ1では、素早く、他の塵芥収集車10を次ステーションに派遣することも可能となり、過積載を確実に防止して効率の良い塵芥収集車の運行管理システムが構築される。また、各ステーション毎の過去の廃棄物の月日毎の収集データを予め解析しておくことにより、その月日毎の塵芥収集車10の配車量を可変したり、或いは、各塵芥収集車10の巡回する経路も可変することが可能となる(すなわち、最大積載量の大きい車両を収集量の大きなステーションに優先的に配車するようにする)。更に、各ステーションからの情報を用いることなく、全ては塵芥収集車10、或いは、運行管理センタ1での予想となるため、どのようなステーション(例えば、一般家庭用の廃棄物の収集場所のような小規模な廃棄物集積所)に対しても適用することができ、汎用性が広い。
このように、本発明による塵芥収集車の運行管理システムによれば、特に大掛かりな設備を必要とすることなく、どんな廃棄物の収集場所においても適用でき、塵芥収集車の過積載を未然に防止することが可能となる。
尚、本実施の形態では、各ステーション毎の過去の廃棄物の月日毎の収集データを塵芥収集車10の記憶媒体14に記憶して用いるようになっているが、運行管理センタ1側に記憶して用いるようにしても良い。また、次ステーションでの過積載予想を車載器11で行うようにしているが、この過積載予想も運行管理センタ1側で行うようにしても良い。
塵芥収集車の運行管理システムの全体構成の概略説明図 運行管理システムの塵芥収集車における機能ブロック図 一台の塵芥収集車が廃棄物収集作業を行う工程を示すフローチャート 現ステーションにおける収集量計測処理ルーチンのフローチャート 次ステーションにおける積載予想処理ルーチンのフローチャート 次ステーションにおける可燃物の収集データの一例を示す説明図 次ステーションにおけるリサイクルゴミ(段ボール)の収集データの一例を示す説明図
符号の説明
1 運行管理センタ
1a センタ装置
1b センタ側通信部
1c 記録部
10 塵芥収集車
11 車載器(収集予測手段)
12 GPS受信機
13 データ通信機
14 記憶媒体(収集データ記憶手段)
15 プリンタ
16 自重計(積載量計測手段)
16a ディスプレイ
16b 計量開始ボタン
17 操作盤
17a ディスプレイ
17b 操作ボタン
18 車両情報出力手段
20 ステーション(廃棄物集積所)
30 GPS衛星
100 運行管理システム
A 所定エリア
N データ通信網

Claims (5)

  1. 複数の廃棄物集積所を巡回し廃棄物を収集する塵芥収集車に設けられ、現在の積載総重量を計測する積載量計測手段と、
    上記廃棄物集積所毎の過去の廃棄物の収集データを記憶する収集データ記憶手段と、
    上記現在の積載総重量と上記廃棄物集積所毎の過去の廃棄物の収集データとに基づき、次に巡回する廃棄物集積所における廃棄物の収集の可否を予測する収集予測手段と、
    を備えたことを特徴とする塵芥収集車の運行管理システム。
  2. 上記収集データ記憶手段は、上記塵芥収集車と上記塵芥収集車の運行を管理する運行管理センタの少なくとも一方に設けることを特徴とする請求項1記載の塵芥収集車の運行管理システム。
  3. 上記収集データ記憶手段の上記廃棄物集積所毎の過去の廃棄物の収集データは、過去の月日毎に形成したものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の塵芥収集車の運行管理システム。
  4. 上記収集予測手段は、上記現在の積載総重量と上記次に巡回する廃棄物集積所における過去の廃棄物の収集データとの和が予め設定しておいた閾値を超える場合に収集の不可を予測することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載の塵芥収集車の運行管理システム。
  5. 上記閾値は、上記塵芥収集車の最大積載量を基に予め設定することを特徴とする請求項4記載の塵芥収集車の運行管理システム。
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