JP2009209940A - 車両用エンジンの自動始動制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自動始動制御装置は、動力源としてのエンジン12と、ブレーキペダル43の踏込み操作に応じて車輪に制動力を付与するサービスブレーキ機構42とを備える車両に適用される。自動始動制御装置は、液圧センサ46及び電子制御装置(ECU)49を備える。液圧センサ46は、制動力を緩和するためのブレーキペダル43の操作状態として、同ペダル43の踏込み量に応じて変化するマスタシリンダ44内の液圧(マスタ圧)を検出する。ECU49は、液圧センサ46の検出値に基づき、マスタ圧の時間当りの変化量を算出する。マスタ圧が変化量判定領域に属し、かつ前記変化量が所定の変化判定値未満である場合、車両11の停車にともない運転停止されているエンジン12を始動させる。
【選択図】図1
Description
請求項1記載の発明では、動力源としてのエンジンと、制動操作部材の操作に応じて車輪に制動力を付与する制動機構とを備える車両に用いられ、前記車両の停車にともない一時的に運転停止されている前記エンジンを、車両の発進に際し始動させるようにした車両用エンジンの自動始動制御装置において、前記制動機構による制動力を緩和するための前記制動操作部材の操作状態を直接又は間接的に検出する操作状態検出手段と、前記操作状態検出手段による操作状態の時間当りの変化量を算出する変化量算出手段と、前記操作状態検出手段による操作状態が所定の領域に属し、かつ前記変化量算出手段による変化量が所定の判定値未満である場合、前記車両の停車にともない運転停止されているエンジンを始動させる始動制御手段とを備えている。
作状態検出手段による液圧が、前記変化量判定領域の下側の領域に属する場合、前記変化量算出手段による変化量にかかわらず前記エンジンを始動させるものであるとする。
制動操作部材に力が加えられないことから、運転者に明らかに発進の意志があると考えれられる場合には、エンジンを始動させて、車両を発進させることができる。
流れる吸入空気との混合気は、点火プラグ17の電気火花によって点火され、燃焼する。点火時期は、点火プラグ17に点火コイル18を介して接続されたイグナイタ19を制御することにより調整される。混合気の燃焼にともない生じた高温高圧の燃焼ガスによりピストン13が往復動され、クランク軸15が回転されて、エンジン12の駆動力(出力トルク)が得られる。なお、エンジン12は前述したものとは異なるタイプ、例えば、直噴ガソリンエンジンやディーゼルエンジンであってもよい。
に応じた制動力が、各車輪に取付けられたドラムやディスクに付与される。
停止状態を継続するようにしている。
式(1)中、a,bは、a+b=1、かつa≧bという条件を満たす定数であり、ここでは、a=15/16、b=1/16としている。すなわち、前回制御周期での基準マスタ圧MCSM(i-1) を主体とし、今回制御周期でのマスタ圧MCを1/16だけ反映させたものを、今回の基準マスタ圧MCSM(i) として求める。なお、前述した定数a,bの各値は一例に過ぎず、上記条件を満たす範囲において適宜変更可能である。
ΔMC=MC−MCSM(i) ……(2)
車両11の停車にともない運転停止されているエンジン12を自動始動させるために、ブレーキペダル43に対する踏力が緩められると、マスタ圧MCが時間の経過にともない低下する。このため、上記式(2)に従って求められる変化量ΔMCは、負の値となる。
T1(例えば500ミリ秒)が経過しているか否かを判定する。この処理は、車両11が完全に停車したかどうかを判定するために行われる。
特に、本実施形態では、マスタ圧MCが下限ガード値以上であるか否かを判定する。この下限ガード値は、前述した変化量判定領域と始動領域との境界となる液圧P1(=0.4MPa )よりも若干低い値であり、ここでは0.2MPa に設定されている。
前記ステップS180の判定条件が満たされていないと、ステップS190,S200の処理を行うことなくステップS210へ移行する。すなわち、停車後、所定時間T2(=2秒)が経過するまでは、変化量ΔMCと変化量判定値との比較、マスタ圧MCと液圧判定値との比較が禁止される。従って、マスタ圧MCが下限ガード値(=0.2MPa )よりも低いか、ストップランプスイッチ47がオフされていれば、変化量ΔMCに関係なくエンジン12が自動始動されることとなる。
43が深くまで踏込まれていて、マスタ圧MCが下限ガード値以上であり、かつストップランプスイッチ47がオンされていれば、ステップS110→S120→S180→S210→S220→リターンの順に処理が行われる。その結果、マスタ圧MCの変化量ΔMCにかかわらずエンジン12が停止し続ける。
(1)ブレーキペダル43の操作にともなうマスタ圧MC、及びその変化量ΔMCに基づきエンジン12を自動始動させている。このため、車両11を発進させるための発進準備操作として、パーキングブレーキを作動状態から解除する操作を行ったり、シフトレバーを非駆動レンジ(「N」、「P」)から駆動レンジ(「D」、「2」、「1」、「R」)に切替え操作したりする必要はない。上記の煩雑な発進準備操作が不要であり、運転者のブレーキペダル43に対する自然な操作を通じて、エンジン12を円滑に自動始動させることができる。
ΔMCが少ないが、前記のようにマスタ圧MCの領域によって変化量判定値を異ならせることにより、マスタ圧MCの領域に応じた同マスタ圧MCの変化度合の相違を確実に吸収することができる。
施形態では、運転者がある程度ブレーキペダル43を踏んでいる(ステップS150)という条件を満たしているときに、エンジン12を自動停止させている。このため、エンジン12の自動停止時のブレーキペダル43の踏込み状態が次回の自動始動時まで続けられれば、前述した車両11の不用意な動きを未然に防止することができる。
・ブレーキペダル43の踏込み状態を直接又は間接的に検出する操作状態検出手段として、前述したマスタ圧を検出する液圧センサ46に代え、ブレーキペダルの踏込み量(ストローク)を検出するブレーキストロークセンサを用いてもよい。また、ブレーキペダルに加えられる踏力を検出する踏力センサを用いてもよい。
・「自動停止・始動制御ルーチン」のステップS140,S150の少なくともいずれか一方の処理を省略して、エンジン12を自動始動させてもよい。
(A)前記始動制御手段は、前記操作状態検出手段による液圧が、前記変化量判定領域の下側の領域内の所定値よりも低い場合、前記変化量算出手段による変化量にかかわらず前記エンジンを始動させるものである。
Claims (9)
- 動力源としてのエンジンと、制動操作部材の操作に応じて車輪に制動力を付与する制動機構とを備える車両に用いられ、前記車両の停車にともない一時的に運転停止されている前記エンジンを、車両の発進に際し始動させるようにした車両用エンジンの自動始動制御装置において、
前記制動機構による制動力を緩和するための前記制動操作部材の操作状態を直接又は間接的に検出する操作状態検出手段と、
前記操作状態検出手段による操作状態の時間当りの変化量を算出する変化量算出手段と、
前記操作状態検出手段による操作状態が所定の領域に属し、かつ前記変化量算出手段による変化量が所定の判定値未満である場合、前記車両の停車にともない運転停止されているエンジンを始動させる始動制御手段と
を備えることを特徴とする車両用エンジンの自動始動制御装置。 - 前記制動機構は、前記制動操作部材に加えられた力をマスタシリンダで液圧に変換し、その液圧により制動力を発生するものであり、
前記操作状態検出手段は、前記マスタシリンダ内の液圧を前記制動操作部材の操作状態として検出するものであり、
前記始動制御手段は、前記操作状態検出手段による液圧が所定の変化量判定領域に属し、かつ前記変化量算出手段による変化量が前記判定値未満である場合、前記エンジンを始動させる請求項1記載の車両用エンジンの自動始動制御装置。 - 前記始動制御手段は、前記操作状態検出手段による液圧が、前記変化量判定領域の下側の領域に属する場合、前記変化量算出手段による変化量にかかわらず前記エンジンを始動させる請求項2記載の車両用エンジンの自動始動制御装置。
- 前記始動制御手段による変化量の判定値を、前記マスタシリンダの液圧に応じた値に設定する変化量判定値設定手段をさらに備える請求項2又は3記載の車両用エンジンの自動始動制御装置。
- 前記変化量判定値設定手段は、前記マスタシリンダの液圧が高い領域では、低い領域よりも変化量判定値を小さな値に設定する請求項4記載の車両用エンジンの自動始動制御装置。
- 前記車両の停車後、所定時間が経過するまで前記始動制御手段による始動を禁止する始動禁止手段をさらに備える請求項1〜5のいずれか1つに記載の車両用エンジンの自動始動制御装置。
- 前記始動制御手段は、前記操作状態検出手段により前記制動操作部材の非操作状態が検出された場合、前記始動禁止手段による始動禁止の有無にかかわらず、前記エンジンを始動させる請求項6記載の車両用エンジンの自動始動制御装置。
- 前記車両が停車している路面の斜度を検出する路面斜度検出手段と、
前記路面斜度検出手段による路面の斜度に応じた液圧の判定値を設定する液圧判定値設定手段と
をさらに備え、
前記始動制御手段は、前記操作状態検出手段による液圧が所定の変化量判定領域に属する場合、前記変化量算出手段による変化量が前記変化量判定値以上であっても、前記操作状態検出手段による液圧が前記液圧判定値未満であると、前記エンジンを始動させる請求
項2記載の車両用エンジンの自動始動制御装置。 - 前記液圧判定値設定手段は、前記路面斜度検出手段による路面斜度の大きな領域では、小さな領域よりも前記液圧判定値を大きな値に設定する請求項8記載の車両用エンジンの自動始動制御装置。
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