JP2009209787A - 内燃機関の状態検知装置 - Google Patents

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宏幸 永井
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Abstract

【課題】 1気筒に2つずつ備えられる吸気弁のうち、両方の吸気弁を開閉する2弁運転と、一方の吸気弁を閉弁状態に保持し他方の吸気弁を開閉する1弁運転(片弁停止運転)とを切換える場合に、それぞれの運転が正しく行われているかを判定する。
【解決手段】 吸気弁の開弁時におけるカム軸回転速度の変化に基づいて、1弁運転(回転変動小)と2弁運転(回転変動大)とを判別する。具体的には、吸気弁の開弁時におけるカム軸回転速度の変動振幅、降下量、降下量の積分値などに基づいて、判別する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、機関弁(吸気弁又は排気弁)のリフト特性を変化させることができる可変動弁機構を備える内燃機関において、機関弁の状態(故障等)を検知する状態検知装置に関する。
特許文献1に記載の技術では、油圧ラッシュアジャスタ付きの可変動弁機構において、不完全閉弁状態を検知するために、ロッカアームの位置を検出する位置センサを設けている。
特開2006−226266号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、シリンダヘッド内に新たにセンサを設置しなければならないために、レイアウト上からの制限があり、更に部品点数が増えるためにコスト高となるという問題点がある。
本発明は、このような実状に鑑み、新たにセンサを追加することなく、可変動弁機構の状態を的確に検知できるようにすることを目的とする。
このため、本発明では、機関弁の開弁時におけるカム軸回転速度の変化に基づいて可変動弁機構の状態を検知する構成とする。
本発明によれば、機関弁の開弁時におけるカム軸回転速度の変化を検知することにより、可変動弁機構の状態(例えば片弁低リフト運転や片弁停止運転の正否)を的確に判別することができる。機関弁のリフト量、弁数により、カム軸駆動トルクが変化し、これに対応してカム軸回転速度が変化するからである。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3を用いて、本発明の一実施形態における可変動弁機構付き内燃機関について説明する。尚、図1は内燃機関の動弁系の平面図であり、V型6気筒エンジンの片側バンクの3気筒のみを示している。また、便宜上、図1における左側を車両搭載時の車両フロント側、図1における右側を車両搭載時の車両リヤ側とする。
図1に示すように、内燃機関1は、同一気筒に一対の吸気弁2a,2bを有している。吸気弁2aは同一気筒内において相対的にフロント側(図1における左側)に位置するものであり、吸気弁2bは同一気筒内において相対的にリヤ側(図1における右側)に位置するものである。尚、図2は各気筒の一方(フロント側)の吸気弁の可変動弁機構の構成図、図3は各気筒の他方(リヤ側)の吸気弁の可変動弁機構の構成図である。
図1〜図3に示すように、各気筒の一対の吸気弁2a,2bは、それぞれロッカアーム3a,3bを介して、ラッシュアジャスタ4a,4bに連係されている。すなわち、吸気弁2aは、同一気筒の一対のロッカアーム3a,3bのうち相対的にフロント側に位置するロッカアーム3aを介して、同一気筒の一対のラッシュアジャスタ4a,4bのうち相対的にフロント側に位置するラッシュアジャスタ4aに連係されている。一方、吸気弁2bは、同一気筒の一対のロッカアーム3a,3bのうち相対的にリヤ側に位置するロッカアーム3bを介して、同一気筒の一対のラッシュアジャスタ4a,4bのうち相対的にリヤ側に位置するラッシュアジャスタ4bに連係されている。尚、ラッシュアジャスタ4aとラッシュアジャスタ4bとは同一構成であり、ロッカアーム3aとロッカアーム3bとは同一形状となっている。従って、区別する必要のない場合は、吸気弁2、ロッカアーム3、ラッシュアジャスタ4と総称する。
ロッカアーム3は、一端が吸気弁2のバルブステム5に当接し、他端がラッシュアジャスタ4のプランジャ42(詳細は後述)に当接するよう配置されている。また、ロッカアーム3には、後述する可変動弁機構10の揺動カム17が接触するローラ6が回転可能に支持されている。
詳述すると、ロッカアーム3は、吸気弁2のバルブステム5及びラッシュアジャスタ4のプランジャ42によって一方側(図2及び図3における下方側)から支持され、可変動弁機構10の揺動カム17が他方側(図2及び図3における上方側)からローラ6に当接するよう配置されており、実質的には、吸気弁2及びラッシュアジャスタ4と、可変動弁機構10の揺動カム17とによって挟持されている。
この可変動弁機構10は、本出願人が先に提案したものであるが、例えば特開平11−107725号公報等によって公知となっているので、その概要のみを説明する。
可変動弁機構10は、シリンダヘッド11上部の図示しないカムブラケットに回転自在に支持された中空状のカム軸(駆動軸)12と、このカム軸12に、圧入等により固定された偏心カム13と、カム軸12の上方位置に同じカムブラケットに回転自在に支持されると共にカム軸12と平行に配置された制御軸14と、この制御軸14の偏心カム部15に揺動自在に支持されたロッカアーム部材16と、各吸気弁2の上端部に配置されたロッカアーム3に当接する揺動カム17と、を備えている。偏心カム13とロッカアーム部材16とはリンクアーム18によって連係されており、ロッカアーム部材16と揺動カム17とは、リンク部材19によって連係されている。
カム軸12は、タイミングチェーンないしはタイミングベルトを介して機関のクランク軸によって駆動されるものである。
偏心カム13は、円形外周面を有し、該外周面の中心がカム軸12の軸心から所定量だけオフセットしていると共に、この外周面に、リンクアーム18の環状部が回転可能に嵌合している。
ロッカアーム部材16は、略中央部が偏心カム部15によって支持されており、その一端部に、リンクアーム18の延長部が連係していると共に、他端部に、リンク部材19の上端部が連係している。偏心カム部15は、制御軸14の軸心から偏心しており、従って、制御軸14の角度位置に応じてロッカアーム部材16の揺動中心は変化する。
揺動カム17は、カム軸12の外周に嵌合して回転自在に支持されており、側方へ延びた端部17aに、リンク部材19の下端部が連係している。この揺動カム17の下面には、カム軸12と同心状の円弧をなす基円面20aと、該基円面20aから端部17aへと所定の曲線を描いて延びるカム面20bと、が形成されており、これらの基円面20aならびにカム面20bが、揺動カム17の揺動位置に応じて、ロッカアーム3のローラ6に当接するようになっている。
すなわち、基円面20aはベースサークル区間として、リフト量が0となる区間であり、揺動カム17が揺動してカム面20bがロッカアーム3のローラ6に接触すると、徐々にリフトしていくことになる。尚、ベースサークル区間とリフト区間との間には若干のランプ区間が設けられている。
制御軸14は、一端部に設けられた制御用アクチュエータ(図5参照)によって所定回転角度範囲内で回転するように構成されている。この制御用アクチュエータは、エンジンコントロールユニット(ECU;図5参照)からの制御信号に基づいて制御される。
この可変動弁機構10の作用を説明すると、カム軸12が回転すると、偏心カム13のカム作用によってリンクアーム18が上下動し、これに伴ってロッカアーム部材16が揺動する。このロッカアーム部材16の揺動は、リンク部材19を介して揺動カム17へ伝達され、揺動カム17が揺動する。この揺動カム17のカム作用によって、ロッカアーム3が押圧され、各気筒の吸気弁2a、2bがそれぞれリフトする。
ここで、上記制御用アクチュエータを介して制御軸14の角度が変化すると、ロッカアーム部材16の初期位置が変化し、ひいては揺動カム17の初期揺動位置が変化する。
例えば偏心カム部15が図の上方(図2及び図3における上方)へ位置しているとすると、ロッカアーム部材16は全体として上方(図2及び図3における上方)へ位置し、揺動カム17の端部17aが相対的に上方(図2及び図3における上方)へ引き上げられた状態となる。つまり、揺動カム17の初期位置は、そのカム面20bがロッカアーム3から離れる方向に傾く。従って、カム軸12の回転に伴って揺動カム17が揺動した際に、基円面20aが長くロッカアーム3のローラ6に接触し続け、カム面20bがローラ6に接触する期間は短い。従って、リフト量が全体として小さくなり、かつその開時期から閉時期までの角度範囲つまり作動角も縮小する。
逆に、偏心カム部15が図の下方(図2及び図3における下方)へ位置しているとすると、ロッカアーム部材16は全体として下方(図2及び図3における下方)へ位置し、揺動カム17の端部17aが相対的に下方(図2及び図3における下方)へ押し下げられた状態となる。つまり、揺動カム17の初期位置は、そのカム面20bがロッカアーム3のローラ6に近付く方向に傾く。従って、カム軸12の回転に伴って揺動カム17が揺動した際に、ロッカアーム3のローラ6と接触する部位が基円面20aからカム面20bへと直ちに移行する。従って、リフト量が全体として大きくなり、かつその作動角も拡大する。
このように可変動弁機構10は、上記の偏心カム部15の位置は連続的に変化させ得るので、これに伴って、バルブリフト特性は、リフトならびに作動角を、両者同時に、連続的に拡大,縮小させることができる。特に、このものでは、リフト・作動角の大小変化に伴い、吸気弁2の開時期と閉時期とがほぼ対称に変化する。
そして、揺動カム17が回転してロッカアーム3のローラ6を押すことにより、ラッシュアジャスタ4によって支持された部分を支点してロッカアーム3が揺動し、この揺動によって吸気弁2のバルブステム5が押される。ロッカアーム3がバルブステム5を押す力と、吸気弁2の図示しないバルブスプリングの付勢力とに基づいて、吸気弁2は開閉動作する。
同一気筒の一対のラッシュアジャスタ4a、4bには、図1に示すように、一対の油圧通路31a,31bを介してオイルポンプ32(後述)からオイル(油圧)が供給されている。ここで、吸気弁2aに連係するラッシュアジャスタ4aにオイル(油圧)を供給する油圧通路31aには、油圧制御弁としての電磁弁33が介装され、オイルポンプ32が運転されていても、ラッシュアジャスタ4aに対してオイル(油圧)の供給を停止できるように構成されている。一方、吸気弁2bに連係するラッシュアジャスタ4bにオイル(油圧)を供給する油圧通路31bには電磁弁が介装されておらず、オイルポンプ32の運転中には必ずオイル(油圧)が供給される構成となっている。この電磁弁33は、エンジンコントロールユニット(ECU;図5参照)からの制御信号に基づいて制御される。
ラッシュアジャスタ4は、図2及び図3に示すように、内燃機関本体となるシリンダヘッド11に収容保持された有底筒状のボディ41と、ボディ41に摺動可能に収容されたプランジャ42と、プランジャ42内部に形成された第1油室43と、ボディ41の底壁41aとプランジャ42の底壁42aとの間に画成され、プランジャ42の底壁42aに貫通形成されたプランジャ底壁連通路44を介して第1油室43と連通する第2油室45と、第2油室45に配置されボディ41の底壁41aとプランジャ42の底壁42aとによって挟持され、プランジャ42を常にボディ41から突出する方向に付勢するスプリング46と、第1油室43から第2油室45へのオイルの流れを許可し、第2油室45から第1油室43へのオイルの流れを禁止するオイル流通制限手段47と、を有している。プランジャ42は、上部プランジャ部材48aと下部プランジャ部材48bの2部品から構成されている。
尚、ロッカアーム3の他端に当接する上部プランジャ部材48aの先端には貫通穴49が形成されており、第1油室43内のオイルが貫通穴49を通り、上部プランジャ部材48aとロッカアーム3他端との摺動面から外部に流出可能となっている。また、スプリング46のバネ力は、吸気弁2の図示しないバルブスプリングのバネ力よりも十分に弱くなるよう設定されている。
第1油室43には、ボディ41に形成されたボディ穴50と、プランジャ42に形成されたプランジャオイル穴51を介して、油圧供給手段としてのオイルポンプ32から吐出されたオイルが供給されている。このオイルポンプ32は、例えば内燃機関1の運転に伴い駆動されるものである。
オイル流通制限手段47は、第2油室45に配置されたボール状の弁体52と、第2油室45に配置されて、プランジャ底壁連通路44を第2油室45側から閉塞するように弁体52を付勢する弁体付勢スプリング53と、弁体付勢スプリング53を保持するカバー部材54と、から大略構成されている。
このようなラッシュアジャスタ4は、第1油室43にオイルポンプ32からオイル(油圧)が供給されていると、図3に示すように、揺動カム17がロッカアーム3から離れようとすれば、スプリング46が伸びてプランジャ42がボディ41から突出し、ラッシュアジャスタ4の全長が相対的に長くなり、プランジャ42によってロッカアーム3が揺動カム17に押し付けられる。このように、ロッカアーム3が揺動カム17に追従して変位するので、ロッカアーム3のローラ6と揺動カム17の間にクリアランスが生じてしまうことを抑制できる。尚、ラッシュアジャスタ4が長くなる場合には、第2油室45の容積が拡大しようとして第2油室45の圧力が低下し、第2油室45と第1油室43との差圧に基づく差圧力が弁体52に作用する。この差圧力によって弁体52が弁体付勢スプリング53の付勢力に抗してプランジャ底壁連通路44を開放すると第1油室43から第2油室45にオイルが流れる。上記差圧力が弁体付勢スプリング53の付勢力よりも小さくなると、プランジャ底壁連通路44は弁体52により閉塞される。
また、ラッシュアジャスタ4は、第1油室43にオイルポンプ32からオイル(油圧)が供給されていると、揺動カム17によってロッカアーム3が押されれば、その際の力がロッカアーム3を介してプランジャ42に伝達され、プランジャ42がボディ41内に進入しようとする。このとき、プランジャ底壁連通路44は、弁体52によって閉塞されているため第2油室45から第1油室43へのオイルの流れが制限され、第2油室45内のオイルにより、第2油室45の容積を縮小する方向へのプランジャ42の移動、すなわちプランジャ42のボディ41内への進入は制限される。尚、プランジャ42がボディ41内に進入しようとするとき、第2油室45内のオイルが僅かながらボディ41内周面とプランジャ42外周面との間を通ってラッシュアジャスタ4の外部に漏洩するため、それよってプランジャ42がボディ41内に僅かに沈み込むが、こうしたプランジャ42のボディ41内への進入(沈み込み)は、第1油室43にオイルポンプ32からオイルが供給されている状態で揺動カム17がロッカアーム3から離れようとする際のラッシュアジャスタ4の動作を通じて回復される。
一方、ラッシュアジャスタ4は、第1油室43にオイルポンプ32からオイル(油圧)が供給されていないと、第2油室45内のスプリング46の弾性変形によりロッカアーム3の変位が吸収される。ここで、上述したように、スプリング46のバネ力は、吸気弁2のバルブスプリングのバネ力よりも十分に小さいため、ロッカアーム3の変位は、まずスプリング46で吸収され、スプリング46で吸収しきれない分が吸気弁2のバルブステム5に伝達されて吸気弁2を押し開くことになる(図2参照)。
本実施形態においては、可変動弁機構10の制御条件が小リフト・小作動角条件(吸気弁2のリフト・作動角が所定の小リフト・小作動角以下)であったり、吸気弁2のバルブステム5が熱膨張によって僅かに伸びる、といったロッカアーム3の変位が小さい場合には、スプリング46の圧縮変形に伴うプランジャ42のボディ41内への後退によりロッカアーム3の変位が全て吸収され、吸気弁2は開弁しないようにラッシュアジャスタ4が設定されている。つまり、ラッシュアジャスタ4は、第1油室43にオイル(油圧)が供給された状態では、第1油室43にオイル(油圧)が供給されない状態に比べて揺動カム17からロッカアーム3を介して吸気弁2に伝わる動きの量が大きくなるよう構成されている。
そして、本実施形態においては、可変動弁機構10により吸気弁2のリフト・作動角が所定の小リフト・小作動角以下に制御される際に、油圧通路31aに介装された電磁弁33を閉弁するよう制御されている。
電磁弁33が閉弁されることにより、同一気筒の2つのラッシュアジャスタ4a,4bのうち、ラッシュアジャスタ4aにはオイルポンプ32からオイル(油圧)が供給されなくなる。そのため、ラッシュアジャスタ4aと連係する吸気弁2aは、ラッシュアジャスタ4aのスプリング46がロッカアーム3aの変位を全て吸収するため開弁しない。
つまり、本実施形態においては、吸気弁2のリフト・作動角が所定の小リフト・小作動角以下に制御される際に、吸気弁2a,2bのうち、一方の吸気弁2aを閉弁状態に保持し、他方の吸気弁2bのみを開閉する、1弁運転(片弁停止運転)とすることで、筒内スワールの強化の他、吸入空気量の制御精度の向上、気筒間燃焼圧のバラツキ低減、振動低減などを図ることができる。
尚、ラッシュアジャスタ4は、第1油室43にオイルが供給されていない状態で吸気弁2のリフト・作動角が所定の小リフト・小作動角以下に制御される際に電磁弁33を閉弁すると、吸気弁2bよりも小リフト・小作動角で吸気弁2aが開弁するように設定することも可能である。この場合には、吸気弁2が小リフト・小作動角に制御されるアイドル運転状態時もしくは低負荷運転状態時に、同一気筒の一対の吸気弁2a、2bの間にリフト差を発生させて筒内スワールを強化することができ、燃費向上を実現することができる。
また、吸気弁2a,2bが所定の小リフト・小作動角よりも大きいリフト・作動角に制御される際には、電磁弁33を閉弁しないものとする。これは、吸気弁2a,2bが相対的に大リフト・大作動角に制御される際に電磁弁33を閉弁した場合には、吸気弁2aの着座スピードが過大となり、吸気弁2aが損傷してしまう虞があるからである。換言すれば、所定の小リフト・小作動角は、吸気弁2a,2bがこの所定の小リフト・小作動角以下のリフト・作動角に制御される際に電磁弁33を閉弁しても、吸気弁2aの着座スピードが過大とはならず、吸気弁2aに損傷の虞がない値として定義される。
次に、上記のような片弁停止可能な可変動弁機構を用いて、1気筒に2つずつ設けられる吸気弁のうち、両方の吸気弁を開閉する2弁運転と、一方の吸気弁を閉弁状態に保持して他方の吸気弁のみを開閉する1弁運転(片弁停止運転)とを切換える場合に、正しく2弁運転又は1弁運転が行われているか否かを判定する手法について、説明する。
図4に、クランク角毎の吸気弁のカム軸回転変動のシミュレーション結果を示す。
上段の図は、エンジン回転数600rpm(カム軸回転数300rpm)の時であり、下段の図は、エンジン回転数1000rpm(カム軸回転数500rpm)の時である。
また、それぞれ、クランク角(#1気筒基準クランク角)を横軸にとって、V型6気筒エンジンの片側バンクの#1気筒、#3気筒、#5気筒の吸気弁のバルブリフトと、カム軸回転変動とを示している。
カム軸回転変動は、カム軸回転数の瞬時値−カム軸回転数の平均値として、1弁運転と2弁運転とに分けて表している。
この図より、以下のことがわかる。
(1)バルブリフト上昇中に(開弁期間の前半の図示枠線内の領域にて)、カム軸回転数が大きく降下する。
(2)このカム軸回転数の降下量は、1弁運転より、2弁運転の方が大きく、それに伴い開弁期間全体での変動振幅(カム軸回転数の最大値と最小値との差)も、1弁運転より、2弁運転の方が大きい。
(3)エンジン回転数が高いほど(上段の図に比べ、下段の図の方が)、1弁運転と2弁運転との回転変動(降下量、変動振幅)の差が顕著となる。
従って、吸気弁の開弁時におけるカム軸回転速度の変化、特に、(1)吸気弁の開弁時(開弁期間全体)におけるカム軸回転速度の変動振幅、(2)吸気弁の開弁時(バルブリフト上昇時)におけるカム軸回転速度の降下量、(3)吸気弁の開弁時(バルブリフト上昇時)におけるカム軸回転速度の降下量の積分値、に基づいて、1弁運転と2弁運転とを判別可能である。
このような原理に基づく具体的な判定手法について以下に説明する。
図5は動弁系の故障検知のためのシステム図である。
エンジンコントロールユニット(ECU)50には、エンジン回転数を検出可能なクランク角センサ51、カム軸回転数を検出可能なカム軸センサ52、アクセル開度を検出するアクセル開度センサ53などから信号が入力されている。
ECU50は、これらの信号に基づいて、エンジンの運転状態を判別し、可変動弁機構10における制御軸14の制御用アクチュエータを制御して、吸気弁2のリフト・作動角を制御すると共に、電磁弁33を制御して、片弁停止を制御(2弁運転と1弁運転とを制御)する。同時に、図6、図7又は図8のフローチャートに従って、故障検知を行う。
図6は片弁停止時の故障検知の第1実施例のフローチャートである。これは、片弁停止運転(1弁運転)のときに、何らかの原因により、片弁停止に至らず、両弁駆動になってしまった場合に、カム軸駆動トルクが大きくなって、カム軸回転速度の変化(変動振幅の増大)を生じることから、変動振幅に基づいて、正しく1弁運転されているかを判定するものである。
S1では、片弁停止運転(1弁運転)中、すなわち片弁停止運転(1弁運転)の指令中か否かを判定し、YESの場合にS2へ進む。
S2では、予め定めたカム軸回転変動の検知区間の開始位置か否かを判定する。ここでは、図9を参照し、検知区間を図示のLS1、LS3、LS5(各気筒の吸気弁の開弁期間全体)に設定し、各区間の開始タイミングであるクランク角240度ごとの所定のタイミングであるか否かを判定する。そして、検知区間の開始位置である場合にS3へ進む。
S3では、開弁中の気筒を特定する。すなわち、図9の区間LS1であれば#1気筒、図9の区間LS3であれば#3気筒、図9の区間LS5であれば#5気筒と特定する。そして、S4へ進む。
S4では、カム軸回転数を検知し、その最大値Nmax 及び最小値Nmin を算出する。そして、S5へ進む。
S5では、カム軸回転変動の検知区間の終了位置か否かを判定し、NOの場合はS4へ戻り、YESの場合にS6へ進む。
従って、カム軸回転変動の検知区間の間、S4にて、カム軸回転数の瞬時値を検知し、前回までのカム軸回転数の最大値Nmax 及び最小値Nmin と比較し、瞬時値>Nmax であれば、最大値Nmax を更新し、瞬時値<Nmin であれば、最小値Nmin を更新する。
従って、カム軸回転変動の検知区間が終了して、S6へ進むときには、カム軸回転変動の検知区間におけるカム軸回転数の最大値Nmax 及び最小値Nmin が得られている。
S6では、カム軸回転数の最大値Nmax から最小値Nmin を減算して、変動振幅ΔN=Nmax −Nmin を求める。そして、S7へ進む。
S7では、エンジン回転数に対応させて、カム軸回転変動の変動振幅ΔNに対する判定値を定めたテーブルを参照して、判定値を設定する。ここでの判定値は、エンジン回転数が高くなるほど、大きな値となる。
S8では、カム軸回転変動の変動振幅ΔNと、判定値とを比較し、ΔN>判定値か否かを判定する。
この判定の結果、YES(ΔN>判定値)の場合は、カム軸回転変動(変動振幅)が大きく、2弁運転になっていると判定する。すなわち、S3で特定した気筒の片弁停止異常と判定する。
尚、この図6のフローでは、1弁運転中に正しく1弁運転されているか(2弁運転になっていないか)を判定するようにしているが、2弁運転中に正しく2弁運転されているか(1弁運転になっていないか)を判定することも、判定値を適宜設定することにより、容易に実施可能である。
図7は片弁停止時の故障検知の第2実施例のフローチャートである。これは、片弁停止運転(1弁運転)のときに、何らかの原因により、片弁停止に至らず、両弁駆動になってしまった場合に、カム軸駆動トルクが大きくなって、カム軸回転速度の変化(降下量の増大)を生じることから、降下量に基づいて、正しく1弁運転されているかを判定するものである。
S11では、片弁停止運転(1弁運転)中、すなわち片弁停止運転(1弁運転)の指令中か否かを判定し、YESの場合にS12へ進む。
S12では、予め定めたカム軸回転変動の検知区間の開始位置か否かを判定する。ここでは、図9を参照し、検知区間を図示のSS1、SS3、SS5(各気筒の吸気弁の開弁期間の前半のバルブリフト上昇中)に設定し、各区間の開始タイミングであるクランク角240度ごとの所定のタイミングであるか否かを判定する。そして、検知区間の開始位置である場合にS13へ進む。
S13では、開弁中の気筒を特定する。すなわち、図9の区間SS1であれば#1気筒、図9の区間SS3であれば#3気筒、図9の区間SS5であれば#5気筒と特定する。そして、S14へ進む。
S14では、カム軸回転数を検知し、平均値からの降下量最大値Dmax を算出する。そして、S15へ進む。
S15では、カム軸回転変動の検知区間の終了位置か否かを判定し、NOの場合はS14へ戻り、YESの場合にS16へ進む。
従って、カム軸回転変動の検知区間の間、S14にて、カム軸回転数の瞬時値Nを検知し、平均値Nave からの降下量D=Nave −Nを算出し、前回までの降下量最大値Dmax と比較し、降下量D>Dmax であれば、最大値Dmax を更新する。
従って、カム軸回転変動の検知区間が終了して、S16へ進むときには、カム軸回転変動の検知区間におけるカム軸回転数の降下量最大値Dmax (=Nave −Nmin )が得られている。
S16では、カム軸回転数の降下量最大値Dmax を確定する。そして、S17へ進む。
S17では、エンジン回転数に対応させて、カム軸回転変動の降下量最大値Dmax に対する判定値を定めたテーブルを参照して、判定値を設定する。ここでの判定値は、エンジン回転数が高くなるほど、大きな値となる。
S18では、カム軸回転変動の降下量最大値Dmax と、判定値とを比較し、ΔDmax >判定値か否かを判定する。
この判定の結果、YES(Dmax >判定値)の場合は、カム軸回転変動(降下量)が大きく、2弁運転になっていると判定する。すなわち、S13で特定した気筒の片弁停止異常と判定する。
尚、この図7のフローでも、1弁運転中に正しく1弁運転されているか(2弁運転になっていないか)を判定するようにしているが、2弁運転中に正しく2弁運転されているか(1弁運転になっていないか)を判定することも、判定値を適宜設定することにより、容易に実施可能である。
図8は片弁停止時の故障検知の第3実施例のフローチャートである。これは、片弁停止運転(1弁運転)のときに、何らかの原因により、片弁停止に至らず、両弁駆動になってしまった場合に、カム軸駆動トルクが大きくなって、カム軸回転速度の変化(降下量の増大)を生じることから、降下量の積分値に基づいて、正しく1弁運転されているかを判定するものである。
S21では、片弁停止運転(1弁運転)中、すなわち片弁停止運転(1弁運転)の指令中か否かを判定し、YESの場合にS22へ進む。
S22では、予め定めたカム軸回転変動の検知区間の開始位置か否かを判定する。ここでは、図9を参照し、検知区間を図示のSS1、SS3、SS5(各気筒の吸気弁の開弁期間の前半のバルブリフト上昇中)に設定し、各区間の開始タイミングであるクランク角240度ごとの所定のタイミングであるか否かを判定する。そして、検知区間の開始位置である場合にS23へ進む。
S23では、開弁中の気筒を特定する。すなわち、図9の区間SS1であれば#1気筒、図9の区間SS3であれば#3気筒、図9の区間SS5であれば#5気筒と特定する。そして、S24へ進む。
S24では、カム軸回転数を検知し、平均値からの降下量を積分する。そして、S25へ進む。
S25では、カム軸回転変動の検知区間の終了位置か否かを判定し、NOの場合はS24へ戻り、YESの場合にS26へ進む。
従って、カム軸回転変動の検知区間の間、S24にて、カム軸回転数の瞬時値Nを検知し、平均値Nave からの降下量D=Nave −Nを算出し、これを積分する(ΣD=ΣD+D)
従って、カム軸回転変動の検知区間が終了して、S26へ進むときには、カム軸回転変動の検知区間におけるカム軸回転数の降下量の積分値(面積値)ΣD=Σ(Nave −N)が得られている。
S26では、カム軸回転数の降下量の積分値ΣDを確定する。そして、S27へ進む。
S27では、エンジン回転数に対応させて、カム軸回転変動の降下量積分値ΣDに対する判定値を定めたテーブルを参照して、判定値を設定する。ここでの判定値は、エンジン回転数が高くなるほど、大きな値となる。
S28では、カム軸回転変動の降下量積分値ΣDと、判定値とを比較し、ΣD>判定値か否かを判定する。
この判定の結果、YES(ΣD>判定値)の場合は、カム軸回転変動(降下量積分値)が大きく、2弁運転になっていると判定する。すなわち、S23で特定した気筒の片弁停止異常と判定する。このように積分値を用いることで、より精度良く判定することが可能になる。
尚、この図8のフローでも、1弁運転中に正しく1弁運転されているか(2弁運転になっていないか)を判定するようにしているが、2弁運転中に正しく2弁運転されているか(1弁運転になっていないか)を判定することも、判定値を適宜設定することにより、容易に実施可能である。
また、図6〜図8のフローにおいて、エンジン回転数が高くなるほど、1弁運転と2弁運転とのカム軸回転変動の差が大きくなるので、エンジン回転数が所定値以上であることを条件として、故障判定を行うようにしてもよい。
次に、気筒毎に吸気弁の開弁時におけるカム軸回転速度の変化(図6のフローの変動振幅ΔN、図7のフローの降下量最大値Dmax 、図8のフローの降下量積分値ΣD)を検知し、これらの気筒間差に基づいて、可変動弁機構の状態を検知するようにした実施例を説明する。
図10は片弁停止時の故障検知の第4実施例のフローチャートである。ここでは、図6のフローの変動振幅ΔNを気筒毎に検知して用いるものとするが、図7のフローの降下量最大値Dmax を気筒毎に検知して用いてもよいし、図8のフローの降下量積分値ΣDを気筒毎に検知して用いてもよい。
S31では、各気筒の変動振幅ΔN、すなわち#1気筒の変動振幅ΔN1、#3気筒の変動振幅ΔN3、#5気筒の変動振幅ΔN5を読込む。そして、S32へ進む。
S32では、これらの気筒の変動振幅の平均値ΔNave =(ΔN1+ΔN2+ΔN3)/3を算出する。そして、S33へ進む。
S33では、#1気筒の変動振幅ΔN1と平均値ΔNave との差の絶対値|ΔN1−ΔNave |を算出し、これが所定値より大きいか否かを判定する。この判定で、YESの場合は、S34へ進んで、#1気筒の異常(片弁停止異常など)と判定する。
また、S35では、#3気筒の変動振幅ΔN3と平均値ΔNave との差の絶対値|ΔN3−ΔNave |を算出し、これが所定値より大きいか否かを判定する。この判定で、YESの場合は、S36へ進んで、#3気筒の異常と判定する。
また、S37では、#5気筒の変動振幅ΔN5と平均値ΔNave との差の絶対値|ΔN5−ΔNave |を算出し、これが所定値より大きいか否かを判定する。この判定で、YESの場合は、S38へ進んで、#5気筒の異常と判定する。
尚、ここでは、1つの気筒の変動振幅を、全気筒の変動振幅の平均値と比較したが、1つの気筒(診断気筒)の変動振幅を、これ以外の気筒の変動振幅の平均値と比較するようしてもよい。
以上説明したように本発明によれば、片弁停止運転(1弁運転)のときに、何らかの原因により、片弁停止に至らず、両弁駆動になってしまった場合に、カム軸駆動トルクが大きくなるため、カム軸回転速度の変化(変動振幅、降下量)も大きくなることから、これを検知することで、正しく1弁運転されているかを的確に判定することができる。
逆に、両弁駆動時に片側が停止してしまった場合にも、これを的確に判定することができる。
また、片弁停止運転を行う場合のみならず、片弁低リフト運転を行う場合にも適用でき、同様にその正否を判定することができる。
更に、油圧リフト切換式の可変動弁機構(VVL、VTEC)のリフト状態の判定にも適用可能である。
また、多気筒内燃機関においては、気筒によって吸気弁の開弁時期が異なるので、検知した時期によって、異常が起きた気筒を判別することもできる。
本発明の一実施形態を示す内燃機関の動弁系の平面図 各気筒の一方の吸気弁の可変動弁機構の構成図 各気筒の他方の吸気弁の可変動弁機構の構成図 吸気弁のカム軸回転変動のシミュレーション結果を示す図 動弁系の故障検知のためのシステム図 片弁停止時の故障検知の第1実施例のフローチャート 片弁停止時の故障検知の第2実施例のフローチャート 片弁停止時の故障検知の第3実施例のフローチャート カム軸回転変動の検知区間の説明図 片弁停止時の故障検知の第4実施例のフローチャート
符号の説明
1 内燃機関
2(2a、2b) 吸気弁
3(3a、3b) ロッカアーム
4(4a、4b) ラッシュアジャスタ
5 バルブステム
6 ローラ
10 可変動弁機構
12 カム軸
13 偏心カム
14 制御軸
15 偏心カム部
16 ロッカアーム部材
17 揺動カム
18 リンクアーム
19 リンク部材
31a、31b 油圧通路
32 オイルポンプ
33 電磁弁
50 ECU
51 クランク角センサ
52 カム軸センサ
53 アクセル開度センサ

Claims (7)

  1. 機関弁のリフト特性を変化させることができる可変動弁機構を備える内燃機関において、機関弁の開弁時におけるカム軸回転速度の変化に基づいて可変動弁機構の状態を検知する状態検知手段を設けたことを特徴とする内燃機関の状態検知装置。
  2. 1気筒に2つずつ機関弁を備え、
    前記可変動弁機構は、一方の機関弁のリフト量を他方の機関弁のリフト量より小さく制御することができるものであり、
    前記状態検知手段は、前記カム軸回転速度の変化に基づいて、前記リフト量制御の状態を検知することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の状態検知装置。
  3. 前記可変動弁機構は、両方の機関弁を開閉する2弁運転と、一方の機関弁を閉弁状態に保持して他方の機関弁のみを開閉する1弁運転とを切換えるものであり、
    前記状態検知手段は、前記カム軸回転速度の変化に基づいて、前記2弁運転と前記1弁運転とのいずれであるかを検知することを特徴とする請求項2記載の内燃機関の状態検知装置。
  4. 前記状態検知手段は、機関弁の開弁時におけるカム軸回転速度の変動振幅に基づいて、可変動弁機構の状態を検知することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の内燃機関の状態検知装置。
  5. 前記状態検知手段は、機関弁の開弁時におけるカム軸回転速度の降下量に基づいて、可変動弁機構の状態を検知することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の内燃機関の状態検知装置。
  6. 前記状態検知手段は、機関弁の開弁時におけるカム軸回転速度の降下量の積分値に基づいて、可変動弁機構の状態を検知することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の内燃機関の状態検知装置。
  7. 前記状態検知手段は、気筒毎に機関弁の開弁時におけるカム軸回転速度の変化を検知し、これらの気筒間差に基づいて、可変動弁機構の状態を検知することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の内燃機関の状態検知装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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