JP2009209269A - 炭素繊維強化成形材料の製造方法並びにそれにより得られる炭素繊維強化成形材料及び成形品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 熱硬化性樹脂組成物と炭素繊維とを含む炭素繊維強化成形材料を製造する方法であって、上記製造方法は、相対する一対のメインロール間に上記熱硬化性樹脂組成物及び炭素繊維を通過させた後、上記メインロールに隣接して上記メインロールと同方向に回転する掻き取りロールで掻き取る工程を含む炭素繊維強化成形材料の製造方法である。
【選択図】 図1
Description
したがって、炭素繊維を用いた成形材料であっても、クラスA−表面性や高度な機械的特性を実現できるようにするための工夫の余地があった。
なお、シート状の成形材料を得る場合、SMC製造手法ではシートの厚みと含浸性との間に相関性があったが、本発明の炭素繊維を用いる上記製造手法によれば、シートの厚みと含浸性とが相関しないため、シートに厚みがあっても炭素繊維が均一に分散した成形材料を得ることができ、成形材料の作業性を良好なものとすることが可能となる。
本発明はまた、上記製造方法より得られる炭素繊維強化成形材料でもある。
本発明は更に、上記炭素繊維強化成形材料を用いてなる成形品でもある。
以下に本発明を詳述する。
上記掻き取り工程ではまず、相対する一対のメインロール間に樹脂組成物及び炭素繊維を通過させることになるが、樹脂組成物を供給する際には、シャワー管又はスリット管を用いて一対のメインロールを覆うように投入することが好適である。すなわち、上記熱硬化性樹脂組成物が、シャワー管又はスリット管にて一対のメインロールを覆うように投入される形態は、本発明の好適な形態の1つである。これによって、上記樹脂組成物がより均一にメインロール上に塗布され、炭素繊維への含浸性をより向上することができ、より平滑性に優れた成形品を与えることが可能となる。
上記シャワー管としては、例えば、1〜10mmのピッチ間隔で、穴径0.5〜10mmの穴を有するパイプを用いればよく、その管自体の径は、例えば、0.5〜4インチ径が好適である。また、シャワー管に樹脂組成物を供給する際に、供給側とシャワー管の先端部分との圧力損失差によって生ずる吐出量の分布を緩和するため、供給側の穴径を小さく、先端部分に近づく程穴径を大きくすることが好適である。
上記スリット管としては、0.3〜5mmの連続した隙間を管上に有する管であることが好ましく、上記シャワー管と同様に、供給側の隙間間隔を狭く、先端になるほど広くすることが好適である。
なお、上記シャワー管やスリット管等の樹脂組成物供給管は、20〜60℃に設定し、内部の樹脂組成物もまた、同程度の温度になるように設定することが好適である。これにより、炭素繊維への含浸性をより充分に高めることが可能となる。より好ましくは25〜50℃である。
なお、上記樹脂組成物中に炭素繊維をより均一に分散させるため、メインロールの手前にロービングカッターを設け、炭素繊維がロービングカッターを通してメインロール間に投入されるようにすることが好ましい。中でも、ロービングカッターにより炭素繊維を10〜50mm長に切断することが好適であり、より好ましくは10〜30mmである。
上記炭素繊維の形状は特に限定されず、マット状、チョップ状、ロービング状等の形状であってもよい。
この場合、得られる成形品において高剛性を充分に発揮できるようにするために、炭素繊維の使用量は、炭素繊維とその他の強化繊維とを含む全強化繊維100質量%に対し、25質量%以上とすることが好適であり、より好ましくは50質量%以上である。しかしながら、近年の軽量化及び高剛性化のニーズに適応させることを第一に考えれば、炭素繊維のみを使用する形態であることが特に好適である。
上記メインロールの大きさ及び回転数は、後述する掻き取り速度等を考慮して適宜設定することが好ましい。例えば、メインロールの直径を100〜1000mmとすることが好ましく、より好ましくは200〜800mmである。また、回転数を1〜200rpmとすることが好ましく、より好ましくは5〜95rpmである。
上記掻き取りロールは、相対する一対のものであって、上記メインロールの1つと掻き取りロールの1つとが隣接するように設置されていればよい。また、熱硬化性樹脂組成物及び炭素繊維が通過(進行)する方向にメインロールと隣接していればよく、例えば、メインロールの上方向から熱硬化性樹脂組成物及び炭素繊維を投入し、下方向にメインロール間を通過させる場合には、メインロールの下部に掻き取りロールを設けることが好適である。
なお、上記メインロールと隣接すると言っても、これらが接触することを意味するのではなく、上記掻き取りロールがメインロールと同方向に回転できる最低限の間隙は必要である。この間隙の大きさは、例えば、0.1〜2mmであることが好ましく、また、一対のメインロール間の間隙の大きさの1/8〜1/2程度とすることが好適である。
このようなメインロール及び掻き取りロール(好ましくは、回転速度の異なる、これら2種類のロール)を用いることによって、炭素繊維の束が分繊するとともに上記樹脂組成物が炭素繊維に充分に含浸できるため、得られる成形品においてフィラメントが均一に分散した状態となり、高平滑な表面や、高度な機械的特性を呈する成形品を与えることが可能となる。
上記掻き取りロールの形状としては、その断面が円形であってもよいし、多角形や歯車状、羽根車等の特殊な形状であってもよい。
掻き取り速度(m/分)=メインロールの表面線速+掻き取りロールの表面線速
(式中、表面線速(m/分)は、ロールの円周の長さ(m)と回転数(rpm)との積である。)から求められる掻き取り速度が100〜1000m/分となるように、掻き取りロール及びメインロールの直径及び回転数を設定することが好ましい。すなわち、上記掻き取り工程が、上記式から求められる掻き取り速度が100〜1000m/分である形態もまた、本発明の好適な形態の1つである。
上記掻き取り速度が1000m/分を超えると、メインロールと掻き取りロールとの隙間で熱硬化性樹脂組成物が硬化し、連続生産ができなくなるおそれがあり、また、100m/分未満では、充分に掻き取り作業が行われず、樹脂組成物の炭素繊維への含浸性を充分なものとすることができないおそれがある。掻き取り速度の下限値としては、より好ましくは200m/分であり、更に好ましくは300m/分である。また上限値としては、より好ましくは800m/分であり、更に好ましくは700m/分である。
なお、上記粘度とは、30℃における粘度であることが好適である。
上記熟成工程においては、例えば、熟成温度20〜70℃、熟成時間1〜120時間とすることが好ましい。より好ましくは、熟成温度25〜45℃、熟成時間12〜60時間とすることである。
このようにシート状の成形材料を得る場合、従来のSMC製造手法では、図2に示すように、熱硬化性樹脂や硬化剤、充填材等を配合した樹脂組成物(マトリックス)3を、ポリエチレンフィルム等のフィルム10a上に塗布し、その上から、炭素繊維1等の強化繊維を、必要に応じてロービングカッター6を介して切断して散布した後、更にマトリックス3を塗布したフィルム10bを被せ、一対のロール11間を通過させることを行っている。つまり、この手法では、炭素繊維は、両面から樹脂組成物及びフィルムにより圧縮されるのみであるため、シートの厚みと炭素繊維への樹脂組成物の含浸性との間には相関性があり、シートの厚みが大きいと樹脂組成物の炭素繊維への含浸性が著しく低下し、炭素繊維が均一に分散した成形材料は得られない。
したがって、例えば、シート厚さが1.0〜10mmであることが好適である。
なお、シート厚さとしては、例えば、理論密度(g/mm3)と単位面積あたりの質量(g/mm2)とから、理論上のシート厚さとして求めることができる。
まず樹脂組成物供給管7a、7bを通して、一対のメインロール8a、8bのそれぞれを覆うように樹脂組成物3が供給され、その一方で、炭素繊維1がロービングカッター6で切断され、この切断された炭素繊維2が樹脂組成物3上に散布される。
そして樹脂組成物3及び切断された炭素繊維2が、一対のメインロール8a、8b間を通過することとなるが、この一対のメインロール8a、8bは、互いに内側に回転しているため、メインロール間を通過する際に樹脂組成物3が切断された炭素繊維2に含浸する。
その後、メインロールの下方に隣接し、かつメインロールよりも高速回転する掻き取りロール9a、9bにより掻き取られる。
このようにして得られる混合物4が、一対のフィルム10a、10b間に投入され、圧縮ロール11を通して圧縮成形され熟成工程を経て、シート状の成形材料5が得られることになる。
上記炭素繊維強化成形材料は、住宅設備や自動車、電気等の分野で、特に自動車外板用途に好適な高面品質かつ軽量な成形品を与えることができるものであり、このように上記炭素繊維強化成形材料を用いてなる成形品もまた、本発明の1つである。
上記熱硬化性樹脂組成物としては、ラジカル重合性オリゴマー及び重合性単量体からなる熱硬化性樹脂を含むものであることが好適である。
上記ラジカル重合性オリゴマーとしては、例えば、不飽和ポリエステル、ビニルエステル、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、(メタ)アクリレート系重合体及びポリエーテル(メタ)アクリレート等の1種又は2種以上のものから構成されるものであることが好ましい。これらの中でも、成形サイクルに優れ、靱性や機械的強度、耐熱性、耐熱水性等の各種物性に優れるうえ、低収縮化剤の併用により硬化時の収縮率が非常に小さく、高度の表面平滑性をより実現することができる点で、不飽和ポリエステル及びビニルエステルを用いることが特に好適である。すなわち、上記熱硬化性樹脂組成物が、不飽和ポリエステル樹脂及び/又はビニルエステル樹脂を含んでなる形態もまた、本発明の好適な形態の1つである。より好ましくは、不飽和ポリエステル樹脂を含む形態である。なお、アクリル樹脂やエポキシ樹脂、フェノール樹脂であってもよい。
上記α、β−オレフィン系不飽和ジカルボン酸としては、例えば、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸及びこれらジカルボン酸の無水物等が挙げられ、また、これらと併用可能なジカルボン酸としては、例えば、アジピン酸、セバシン酸、コハク酸、グルコン酸、フタル酸無水物、o−フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロフタル酸、テトラクロロフタル酸等が挙げられる。
上記アルカンジオールとしては、例えば、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘキサンジオール等が挙げられる。
上記オキサアルカンジオールとしては、例えば、ジオキシエチレングリコール、トリオキシエチレングリコール等が挙げられる。
上記2価のグリコールと併用可能な1価又は3価のアルコールとしては、例えば、オクチルアルコール、オレイルアルコール、トリメチロールプロパン等が挙げられる。
また上記不飽和ポリエステルの酸価は、10〜60であることが好ましく、より好ましくは、20〜40である。
上記不飽和ポリエステルの合成は、加熱下で実施されることが好ましく、また、副生する水を除去しながら反応を進めることが好適である。
上記エポキシ化合物としては、分子中に少なくとも2個のエポキシ基を有する化合物を含むものであれば、特に限定されるものではないが、例えば、ビスフェノール型エポキシ化合物、ノボラック型エポキシ化合物、脂肪族型、脂環式、単環式エポキシ化合物、アミン型エポキシ化合物等が挙げられる。ビスフェノール型エポキシ化合物としては、ビスフェノールA型エポキシ化合物、ビスフェノールF型エポキシ化合物、ビスフェノールAD型エポキシ化合物、ビスフェノールS型エポキシ化合物、臭素化ビスフェノールA型エポキシ化合物等が挙げられ、ノボラック型エポキシ化合物としては、フェノールノボラック型エポキシ化合物、クレゾールノボラック型エポキシ化合物、臭素化ノボラック型エポキシ化合物等が挙げられ、脂肪族型エポキシ化合物としては、水素添加ビスフェノールA型エポキシ化合物、プロピレングリコールポリグリシジルエーテル化合物等が挙げられ、脂環式エポキシ化合物としては、アリサイクリックジエポキシアセタール、ジシクロペンタジエンジオキシド、ビニルヘキセンジオキシド、ビニルヘキセンジオキシド、グリシジルメタクリレート等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を使用することができる。また、これらのエポキシ化合物は、ビスフェノールA等のフェノール化合物、アジピン酸、セバチン酸、ダイマー酸、液状ニトリルゴム等の二塩基酸により変性したエポキシ化合物として用いてもよい。
これらの中でも、機械的強度、耐食性、耐熱性に優れるビスフェノール型エポキシ化合物が好ましい。
上記重合禁止剤としては、エポキシ化反応による生成物や不飽和一塩基酸の重合反応を抑制することができるものであればよく、例えば、4−メトキシフェノール、ハイドロキノン、メチルハイドロキノン、メトキシハイドロキノン、tert−ブチルハイドロキノン、ベンゾキノン、カテコール、ナフテン酸銅、銅粉等を用いることができる。
上記ポリイソシアネートとしては、例えば、2,4−トリレンジイソシアネート及びその異性体、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、ナフタリンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート等の1種又は2種以上が好適である。
上記(メタ)アクリル酸類としては、例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸アルキルエステル、(メタ)アクリル酸ハライド等の水酸基とエステル結合を生成しうる(メタ)アクリル酸及びその誘導体であることが好ましい。
上記オキシアルキレン鎖を有する2価以上のアルコール類としては、例えば、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレンエチレングリコール、トリプロピレングリコール等;ビスフェノールF、ビスフェノールZ、ビスフェノールS、ビスフェノールAF、ビスフェノールC、ビスフェノールF−D、水素化ビスフェノールA、ビスフェノールA等のビスフェノールのアルキレンオキシド付加物;ノボラックフェノール、クレゾールノボラック等の3価以上のアルコールのアルキレンオキシド付加物等が好ましく、これらの1種又は2種以上を用いることができる。
上記ポリエーテル(メタ)アクリレートの好ましい形態としては、ビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物と(メタ)アクリル酸とのエステル化物である。
なお、重量平均分子量としては、例えば、ゲルパーミエーション(GPC)装置を用いることにより求めることができる。GPC測定条件としては、例えば、以下のようにすることが可能である。
GPC測定装置:高速GPC装置(商品名「HLC−8120 GPC」、東ソー社製)
検出器:示差屈折計
カラム:TSK gel Super HM−H
TSK gel Super H−2000
溶媒:THF(テトラヒドロフラン)、流量0.6ml/min
試料濃度:0.5質量%
注入量:100μl/回
なお、標準サンプルとしてポリスチレンオリゴマー(商品名「TSKスタンダードポリスチレン」、東ソー社製)を用い、上記GPC測定条件における検量線を作成して求める。
上記単官能ビニル単量体としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、α−エチルスチレン、ビニルトルエン、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルへキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸アルキル(炭素原子数12又は13)、(メタ)アクリル酸トリデシル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸シクロへキシル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸イソボルニル、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸テトラヒドロフルフリル、(メタ)アクリル酸アリル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−メトキシエチル、(メタ)アクリル酸2−エトキシエチル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチルメチルクロライド塩、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチルベンジルクロライド塩、(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸トリフルオロエチル、(メタ)アクリル酸ヘプタデカフルオロデシル、(メタ)アクリル酸ジシクロペンテニル、(メタ)アクリル酸ジシクロペンテニルオキシエチル、(メタ)アクリル酸ジシクロペンタニル、(メタ)アクリル酸メトキシポリエチレングリコール等の単官能(メタ)アクリルモノマー等が挙げられる。
これらの重合性単量体の中でも、単官能ビニル単量体を用いることが好適であり、中でも、スチレンがより好ましい。
上記低収縮化剤としては、ラジカル重合性オリゴマーの低収縮化剤として使用されている熱可塑性ポリマーを用いることが好ましく、例えば、ポリブタジエン又はその水素添加体、 ポリイソプレン又はその水素添加体、芳香族ビニル/共役ジエンブロック共重合体又はその水素添加体、ポリスチレン、スチレン/酢酸ビニルブロック共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリメチルメタクリレート等の他、飽和ポリエステル(分子量3000〜100000)やポリエーテル等が好適である。中でも、芳香族ビニル/共役ジエンブロック共重合体又はその水素添加体やポリ酢酸ビニルがより好ましい。
上記芳香族ビニル/共役ジエンブロック共重合体においては、芳香族系ビニル単量体と共役ジエン単量体とのモル比が50:50〜5:95であることが好ましく、より好ましくは、30:70〜10:90である。
また上記芳香族ビニル/共役ジエンブロック共重合体の数平均分子量は、10000〜500000であることが好適であり、より好ましくは、30000〜200000である。
上記硬化剤の添加量は、例えば、熱硬化性樹脂100質量部に対し、0.5〜5質量部が好適である。
上記重合禁止剤の添加量は、成形品の用途により適宜設定され、例えば、熱硬化性樹脂100質量部に対して0.01〜0.5質量部が好適である。
上記内部離型剤の添加量としては、例えば、熱硬化性樹脂100質量部に対して1〜10質量部が好適である。
上記充填材の添加量は、例えば、熱硬化性樹脂100質量部に対し、0〜400質量部が好適である。より好ましくは50〜300質量部であり、更に好ましくは100〜250質量部である。
上記ポリイソシアネートとしては、例えば、芳香族ポリイソシアネートや、脂環族ポリイソシアネート、芳香脂肪族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート、ポリエステルポリオール又はポリエーテルポリオールの末端水酸基とジイソシアネートとを反応させたイソシアネートプレポリマー等の他、これらのポリイソシアネート化合物とモノイソシアネート化合物との混合物等が好適である。
上記モノイソシアネート化合物としては、例えば、フェニルイソシアネート、イソシアネートエチルメタクリレート、m−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネート等が挙げられる。
上記増粘剤の添加量としては、例えば、熱硬化性樹脂100質量部に対し、0.2〜20質量部が好適である。
上記着色剤の添加量としては、成形品の用途により適宜設定される。例えば、熱硬化性樹脂100質量部に対し、30質量部以下が好適である。
上記柄剤としては、例えば、酸化アルミニウム、PETフィルム、マイカ、セラミック及びそれらを着色剤、表面処理剤等でコーティングしたもの、メッキ処理したもの、熱硬化性樹脂と無機フィラーと着色剤等とを熱硬化させて粉砕したもの等が挙げられる。
不飽和ポリエステルAは以下の方法により調整した。
温度計、窒素ガス導入管、還流冷却器及び攪拌機を備えたフラスコを反応器とした。この反応器に、無水マレイン酸980g、プロピレングリコール760gを仕込んだ。次に上記の内容物を窒素ガス雰囲気下で攪拌しながら、180〜200℃の温度範囲で酸価27.0mgKOH/gまで反応させることにより不飽和ポリエステルAを得た。
不飽和ポリエステルBは以下の方法により調整した。
温度計、窒素ガス導入管、還流冷却器及び攪拌機を備えたフラスコを反応器とした。この反応器に、プロピレングリコール501g、イソフタル酸625gを仕込み、内容物を窒素ガス雰囲気下で攪拌しながら、180〜200℃の温度範囲で酸価15.0mgKOH/gまで一次反応させた後、プロピレングリコール232g、無水マレイン酸553gを加え同様に酸価20.0mgKOH/gまで二次反応させることにより不飽和ポリエステルBを得た。
ビニルエステルCは以下の方法により調製した。
温度計、空気導入管、還流管、攪拌装置を備えたフラスコを反応器とし、ハイドロキノン(以下、「HQ」と略記する。)0.1g、トリエチルアミン(以下、「TEA」と略記する。)2.0gの存在下、エポキシ樹脂(「エポミックR−140」、三井化学社製、エポキシ当量187)748gに、メタクリル酸(三菱ガス化学社製)344gを添加し、110〜120℃でエポキシ基を完全に反応させ、ビニルエステルCを得た。
表1〜3に示す組成で、熱硬化性樹脂、熱可塑性ポリマー及び各種添加剤を充分に均一に混合した。こうして得られる樹脂組成物と強化繊維とを、図1に示される下記条件のロール含浸機(社内製)又は図2に示されるSMC含浸機(月島機械社製)に供給し、含浸工程(掻き取り工程)で得られる混合物を、一対のフィルム間に連続投入して圧縮成形を行った後、24時間熟成させ、シート状成形材料を得た。この際、樹脂組成物供給管(図1の7a、7b、図2には明記していない。)及びその内部の樹脂組成物の温度を30℃に設定したが、これと同温度(30℃)での樹脂組成物粘度について、ブルックフィールドアナログ粘度計LVT型(ブルックフィールド社製)を用いて測定した(樹脂液粘度)。このシート状成形材料について、下記方法により各種物性等を評価した。結果を表5〜7に示す。
また実施例4及び比較例1については、シート状成形材料の炭素繊維の分散状態を検証した。シート状成形材料の状態を図3−1、3−2、4−1、4−2に示す。図3−1及び図4−1は、シート状成形材料であり、図3−2(右上部)及び図4−2(中央上部)は、シート状成形材料の内部まで確認したものである。
ポリ酢酸ビニル:商品名「ビナパスC501」、WACKER POLYMERSYSTEMS社製
スチレンブタジエンブロック共重合体:商品名「クレイトンDX1300」、シェル化学社製
有機過酸化物:商品名「パーブチルI」、日本油脂社製
重合禁止剤:パラベンゾキノン
湿潤分散剤:商品名「BYK−W996」、BYK Chemie Gmbh社製
相溶化剤:商品名「BYK−W972」、BYK Chemie Gmbh社製
炭酸カルシウム:商品名「NS−100」、日東粉化工業社製
ポリイソシアネート:商品名「コスモネートPH」、三井化学ポリウレタン社製
15K炭素繊維:フィラメント収束本数15000本、商品名「TR 50S−15L」、三菱レイヨン社製
4800Texガラス繊維:商品名「S235」、日本電気硝子社製
図1中、メインロール8a、8bは、直径400mm、回転数15rpm、メインロール隙間2mmとし、掻き取りロール9a、9bは、直径100mm、メインロールと掻き取りロールとの隙間1mmとした。
また掻き取り速度(掻き取り速度(m/分)=メインロールの表面線速+掻き取りロールの表面線速)については、表4に示す計算表から求めた。
このうち、実施例1〜9、参考例2におけるメインロールと掻き取りロールとの関係を図5−1に概念的に示す。また、比較例2では、掻き取りロールに代えて、固定ヘラを使用して掻き取り工程を行ったが、この固定ヘラを使用する形態の概念図を図5−2に示す。
(1)含浸状態
成形材料内部の強化繊維を目視にて観察し以下の基準で評価を行った。
◎:未含浸の繊維(ドライファイバー)なし。
○:数mm以下の未含浸部が一部観られる。
△:数mm〜数cm以上の未含浸部が観られる。
×:数cm以上の未含浸部が多数観られる。
またシート状成形材料を150mm角に切り出し、積層して300mm角金型の中央に置き、140℃、10MPaの条件で5分間加熱、加圧を行い、300mm角厚さ約2.5mmの成形板を得た。
実施例4、8、9、比較例1、3で得られたシート状成形材料より得られた成形板の表面をスキャナーで電子化した図(図6〜10)を示す。また、参考のため、SMC含浸機を使用した他は実施例8と同様にして得たシート状成形材料より得られた成形板の表面をスキャナーで電子化した図を図11に示す。
シート状成形材料を150mm角に切り出し、積層して300mm角の平板成形用金型の中央に置き、140℃、10MPaの条件で3分間加熱、加圧を行い、300mm角厚さ約2.5mmの成形板を得た。この成形板について、目視にてフクレ個数を数え、含浸性の評価とした。なお、この成形方法では、シート状成形材料に著しい含浸不良がある場合、成形品表面に直径数mmから数十mmの目視可能なフクレを生じる。
シート状成形材料を150mm角に切り出し、積層して300mm角の平板成形用金型の中央に置き、140℃、10MPaの条件で5分間加熱、加圧を行い、300mm角厚さ約2.5mmの成形板を得た。この成形板について、表面粗さ計(東京精密社製、商品名「サーフコム1400D」)を用いて、成形板表面のフクレを避けた任意の位置で100mm測定し、図12のように、断面曲線の凹凸各最大値の平均を算出した。
JIS K6911(1995年)に準じて測定した。
(5)成形品密度(g/cm3)
一定の大きさでの質量を測定し、密度を求めた。
(6)曲げ強さ(MPa)、曲げ弾性率(GPa)、たわみ率(%)
JIS K7017(1999年)に準じて測定した。
表5に記載の参考例1と比較例1とを比較すると、ガラス繊維を用いてSMC含浸機を使用して行った参考例1に対し、ガラス繊維を炭素繊維に代えた他はほぼ同等の条件で行った比較例1では、炭素繊維への樹脂組成物の含浸性が著しく悪くなり、フクレを生じたり、成形品の平滑性や強度、弾性率等の点で顕著に劣る結果となった。したがって、従来のSMC含浸手法で炭素繊維を使用すると、含浸性が著しく低下し、成形品の各種物性においても性能が充分とはならないことが分かる。
なお、実施例1では、掻き取り工程を行ったが、掻き取り速度が速過ぎて掻き取り部(メインロールと掻き取りロールとの間隙部分)で樹脂組成物が硬化してしまい、連続生産を行うことができなかったものの、不連続な生産工程(すなわち、掻き取り部に蓄積する樹脂組成物を適宜取り除きながら作業を行う工程)では、含浸状態も良好で曲げ強度や弾性率等に優れた成形品が得られた(表6に記載の「実施例1(不連続)」欄参照。)。
これに対し、炭素繊維を用いる場合には、上記比較例1と実施例2〜7との対比結果及び図6と図9との比較から明らかなように、本発明の掻き取り工程を行うことによって初めて、技術常識からは到底予測不可能な程度に炭素繊維が良好に分散するとともに、含浸性を著しく改善でき、フクレ等が抑制されて表面状態も良好で、強度や弾性率、平滑性の点でも優れた成形品を得ることが可能となるのである。
なお、炭素繊維とガラス繊維とを併用して本発明の掻き取り工程を行った実施例8の結果や、その表面状態(図7)とガラス繊維のみを使用して得たシート状成形材料の表面状態(図11)との比較から、炭素繊維のみならずガラス繊維を併用したものであっても、本発明の掻き取り工程を行うことによって含浸状態が飛躍的に改善され、各種物性に優れた成形品が得られることが分かる。
2 ロービングカッターで切断された炭素繊維
3 樹脂組成物(マトリックス)
4 掻き取り工程で得られる混合物
5 シート状の成形材料
6 ロービングカッター
7a、7b 樹脂組成物供給管
8a、8b メインロール
9a、9b 掻き取りロール
10a、10b フィルム(シート)
11 圧縮ロール
Claims (9)
- 熱硬化性樹脂組成物と炭素繊維とを含む炭素繊維強化成形材料を製造する方法であって、
該製造方法は、相対する一対のメインロール間に該熱硬化性樹脂組成物及び炭素繊維を通過させた後、該メインロールに隣接して該メインロールと同方向に回転する掻き取りロールで掻き取る工程を含むことを特徴とする炭素繊維強化成形材料の製造方法。 - 前記掻き取り工程は、下記式;
掻き取り速度(m/分)=メインロールの表面線速+掻き取りロールの表面線速
から求められる掻き取り速度が100〜1000m/分であることを特徴とする請求項1に記載の炭素繊維強化成形材料の製造方法。 - 前記炭素繊維は、前記熱硬化性樹脂組成物及び炭素繊維の総量100体積%に対し、5〜55体積%であることを特徴とする請求項1又は2に記載の炭素繊維強化成形材料の製造方法。
- 前記炭素繊維は、フィラメント収束本数が6000〜60000本であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の炭素繊維強化成形材料の製造方法。
- 前記熱硬化性樹脂組成物は、不飽和ポリエステル樹脂及び/又はビニルエステル樹脂を含んでなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の炭素繊維強化成形材料の製造方法。
- 前記熱硬化性樹脂組成物は、シャワー管又はスリット管にて一対のメインロールを覆うように投入されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の炭素繊維強化成形材料の製造方法。
- 前記製造方法は、更に、前記掻き取り工程で得られる混合物を、一対のフィルム間に投入して圧縮成形する工程を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の炭素繊維強化成形材料の製造方法。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の製造方法より得られることを特徴とする炭素繊維強化成形材料。
- 請求項8に記載の炭素繊維強化成形材料を用いてなることを特徴とする成形品。
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