JP2009207316A - 蓄放電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストの増大を抑えながら、外部負荷へ電気を放出できる時間を長くすることができる蓄放電装置を提供する。
【解決手段】蓄放電装置40において、n個の第1コンデンサC〜Cは、切替え回路40aによって並列に接続された場合、直流発電機10と並列に接続され、切替え回路40aによって直列に接続された場合、第2コンデンサCと並列に接続される。第2コンデンサCは、n個の第1コンデンサC〜Cが複数回接続されることによって蓄えられた電気を第2外部負荷50に放出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、直流発電機が発生する電力によって蓄電され、外部負荷へ放電する蓄放電装置に関する。
一般的に、太陽電池や燃料電池などの直流発電機が発生する電力によって蓄電され、外部負荷へ放電することを目的として、コンデンサを用いた蓄放電装置が知られている。このような蓄放電装置を用いることにより、必要に応じて外部負荷へ電気を供給することができる。
従来、蓄電時には複数のコンデンサを並列に接続し、放電時には複数のコンデンサを直列に接続する蓄放電装置が提案されている(特許文献1参照)。このような蓄放電装置によれば、複数のコンデンサそれぞれへの均等な蓄電と、複数のコンデンサそれぞれからの均等な放電とを行うことができる。
特開平10−285797号公報
ここで、コンデンサ(静電容量C、初期電圧V)から外部負荷(抵抗R)へ放電する場合、コンデンサの電圧Vと時間tとの間には、V=V×exp(−t/RC)の関係が成立する。従って、時定数RCを大きくすることによって、コンデンサの電圧Vが外部負荷の動作電圧より低くなるまでの時間を長くすることができる。すなわち、静電容量Cを大きくすることによって、外部負荷に電気を長時間放出することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の蓄放電装置によって外部負荷へ電気を放出できる時間を長くするには、静電容量の大きな複数のコンデンサを用いる必要がある。そのため、蓄放電装置の製造コストが増大するという問題があった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、製造コストの増大を抑えながら、外部負荷へ電気を放出できる時間を長くすることができる蓄放電装置を提供することを目的とする。
本発明の一の特徴に係る蓄放電装置は、所定の静電容量をそれぞれ有する複数の第1コンデンサと、複数の第1コンデンサそれぞれが有する所定の静電容量の逆数の総和の逆数より大きな静電容量を有する第2コンデンサと、複数の第1コンデンサどうしの接続を並列又は直列に交互に切替える切替え回路とを備え、複数の第1コンデンサは、切替え回路によって並列に接続された場合、直流発電機と並列に接続され、切替え回路によって直列に接続された場合、第2コンデンサと並列に接続され、第2コンデンサは、複数の第1コンデンサが複数回接続されることによって蓄えられた電気を外部負荷へ放出することを要旨とする。
このように、蓄放電装置は、第2コンデンサから外部負荷へ電気を供給する。第2コンデンサは、複数の第1コンデンサそれぞれが有する静電容量の逆数の総和より大きな静電容量を有する。第2コンデンサは、複数の第1コンデンサが発生する電力によって複数回蓄電される。そのため、直列に接続された複数の第1コンデンサから外部負荷へ電気を放出する場合に比べて、電気を放出できる時間を長くすることができる。
本発明の一の特徴において、複数の第1コンデンサから第2コンデンサに向かって順方向の電流を流すダイオードを備え、切替え回路によって直列に接続された複数の第1コンデンサは、ダイオードを介して、第2コンデンサと接続されてもよい。
本発明の一の特徴において、切替え回路を制御する制御部を備え、制御部は、第2コンデンサの電圧に応じて、複数の第1コンデンサどうしの接続を並列又は直列に切り替えてもよい。
本発明の一の特徴において、所定の静電容量をそれぞれ有する複数の第3コンデンサと、複数の第3コンデンサどうしの接続を並列又は直列に交互に切替える他の切替え回路とをさらに備え、複数の第3コンデンサは、他の切替え回路によって並列に接続された場合、直流発電機と並列に接続され、他の切替え回路によって直列に接続された場合、第2コンデンサと並列に接続され、複数の第1コンデンサと複数の第3コンデンサとは、交互に第2コンデンサに接続され、第2コンデンサは、複数の第1コンデンサ及び複数の第3コンデンサが接続されることによって蓄えられた電気を外部負荷へ放出してもよい。
本発明によれば、製造コストの増大を抑えながら、外部負荷へ電気を放出できる時間を長くすることができる蓄放電装置を提供することができる。
次に、図面を用いて、本発明の実施形態について、模式的な図面を用いて説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係る蓄放電装置について、(1)蓄放電システムの概略構成、(2)蓄放電装置の構成、(3)蓄放電装置の動作の順に説明する。
(1)蓄放電システムの概略構成
蓄放電システムの概略構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る蓄放電システム1の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、蓄放電システム1は、直流発電機10、インバーター装置20、第1外部負荷30、蓄放電装置40及び第2外部負荷50を備える。
直流発電機10は、直流電力を発生する発電機である。直流発電機10としては、例えば、太陽電池発電機や燃料電池などを用いることができる。
インバーター装置20は、直流発電機10が発生する直流電力を交流電力に変換する。インバーター装置20は、直流発電機10が発生する直流電力によって第1外部負荷30を動作させることができる場合には、交流電力を後述する第1外部負荷30に供給する。一方、インバーター装置20は、直流発電機10が発生する直流電力によって第1外部負荷30を動作させることができない場合には起動しない。
第1外部負荷30は、インバーター装置20から供給される交流電力によって動作する外部負荷である。第1外部負荷30は、例えば、家庭機器、通信設備、或いは照明などの各種電気機器である。
蓄放電装置40は、直流発電機10が発生する電力によって蓄電され、後述する第2外部負荷50へ放電する。具体的に、蓄放電装置40は、直流発電機10が発生する直流電力が第1外部負荷30の消費電力に対して過大又は過小である場合に、直流電力による蓄電を行う。また、蓄放電装置40は、第2外部負荷50に対して直流電力を供給する。
第2外部負荷50は、蓄放電装置40から供給される直流電力によって動作する外部負荷である。第2外部負荷50は、例えば、家庭機器、通信設備、或いは照明などの各種電気機器である。
(2)蓄放電装置の構成
次に、本実施形態に係る蓄放電装置40の構成について、図2及び図4を参照しながら説明する。図2乃至図4は、蓄放電装置40の内部回路を模式的に示す図である。
蓄放電装置40は、図2及び図4に示すように、n個の第1コンデンサC〜C(nは2以上の自然数)、第2コンデンサC、切替え回路40a、スイッチング素子S〜S、ダイオードD、抵抗制御回路40b、制御部41及びCPU42を備える。
n個の第1コンデンサC〜Cそれぞれは、静電容量Cを有するコンデンサである。従って、n個の第1コンデンサC〜Cそれぞれを並列に接続した場合、並列合成静電容量C´はn×Cである。また、n個の第1コンデンサC〜Cそれぞれを直列に接続した場合、直列合成静電容量C’’は、C/nである。
第2コンデンサCは、n個の第1コンデンサC〜Cの直列合成静電容量C’’よりも大きな静電容量Cを有する。すなわち、第2コンデンサCが有する静電容量Cは、静電容量Cそれぞれの逆数の総和の逆数より大きい。従って、所定の電圧が印加された場合、第2コンデンサCは、直列接続されたn個の第1コンデンサC〜Cより大きな電荷を蓄えることができる。第2コンデンサCには、電圧計Vが接続される。
切替え回路40aは、スイッチング素子S11〜S13、S21〜S23、・・・、S(n−1)1〜S(n−1)3を備える。これらのスイッチング素子は、オンにすると導通し、オフにすると遮断される。このようなオン/オフ動作は、後述する制御部41によって制御される。なお、オン/オフ動作とは、スイッチング素子がオンとオフとを交互に繰り返す動作である。
スイッチング素子S11〜S13それぞれの一端は第1コンデンサC1に接続され、他端は第1コンデンサC2に接続される。同様に、スイッチング素子S(n−1)1〜S(n−1)3それぞれの一端は第1コンデンサC(n−1)に接続され、他端は第1コンデンサCに接続される。
スイッチング素子S〜Sは、オンにすると導通し、オフにすると遮断される。このようなオン/オフ動作は、後述する制御部41によって制御される。
スイッチング素子S、Sの一端は直流発電機10の端子に接続され、他端は切替え回路40aに接続される。スイッチング素子Sの一端は切替え回路40aに接続され、他端は後述するダイオードDに接続される。スイッチング素子Sの一端は切替え回路40aに接続され、他端は第2コンデンサCに接続される。スイッチング素子Sの一端は第2コンデンサCに接続され、他端は後述する抵抗制御回路40bに接続される。
ダイオードDは、n個の第1コンデンサC〜Cと第2コンデンサCとの間に設けられる。ダイオードDは、n個の第1コンデンサC〜Cから第2コンデンサCに向かって順方向の電流を流す。ダイオードDの一端は、スイッチング素子Sに接続され、他端は第2コンデンサCに接続される。
抵抗制御回路40bは、直列に接続された可変抵抗Rxと固定抵抗RLとを備える。固定抵抗RLは、第2外部負荷50と並列に接続される。従って、可変抵抗RXの抵抗値を調整することにより、第2外部負荷50の動作電圧を固定抵抗RLにかけることができる。
制御部41は、電圧計Vによって計測される第2コンデンサCの電圧に応じて、切替え回路40a及びスイッチング素子S〜Sを制御する。
CPU42は、可変抵抗RXと固定抵抗RLとの電圧を測定する。CPU42は、可変抵抗RXの抵抗値を調整することにより、固定抵抗RLにかかる電圧を第2外部負荷50の動作電圧に保つ。
(3)蓄放電装置の動作
次に、蓄放電装置40の動作について、図2乃至図5を参照しながら説明する。図5は、蓄放電装置40の動作を説明するためのフロー図である。
ステップS1において、切替え回路40aを切替えることにより、n個の第1コンデンサC〜Cどうしを並列に接続する。具体的には、図2に示すように、切替え回路40aにおいて、スイッチング素子S12〜S(n−1)2以外のスイッチング素子をオンにする。この際、スイッチング素子S,Sをオンにするとともに、スイッチング素子S,Sをオフにする。
これにより、直流発電機10が発生する電力によって、n個の第1コンデンサC〜Cが蓄電される。
ステップS2において、切替え回路40aを切替えることにより、n個の第1コンデンサC〜Cどうしを直列に接続する。具体的には、図3に示すように、切替え回路40aにおいて、スイッチング素子S12〜S(n−1)2以外のスイッチング素子をオフにする。この際、スイッチング素子S,S及びスイッチング素子Sをオフにするとともに、スイッチング素子S,Sをオンにする。
これにより、直列に接続されたn個の第1コンデンサC〜Cと第2コンデンサCとの電圧が等しくなるまで、第2コンデンサCは蓄電される。
ステップS3において、制御部41は、第2コンデンサCの電圧を電圧計Vによって計測し、第2コンデンサCが満充電されたか否かを判定する。例えば、直流発電機10の電圧が200(V)である場合、第2コンデンサCの電圧が、200×n(V)と略同等であれば、第2コンデンサCは満充電されたといえる。
ステップS3において、第2コンデンサCが満充電されていない場合には、ステップS1に戻る。ステップS3において、第2コンデンサCが満充電されている場合には、ステップS4に進む。
ステップS4において、第2コンデンサCを第2外部負荷50に接続する。具体的には、図4に示すように、スイッチング素子Sをオンにするとともに、スイッチング素子S,Sをオフにする。
これにより、第2コンデンサCから第2外部負荷50へ放電される。この際、第2外部負荷50にかかる電圧を第2外部負荷50の動作電圧に保つ。
(作用及び効果)
本実施形態に係る蓄放電装置40において、n個の第1コンデンサC〜Cは、切替え回路40aによって並列に接続された場合、直流発電機10と並列に接続され、切替え回路40aによって直列に接続された場合、第2コンデンサCと並列に接続される。第2コンデンサCは、n個の第1コンデンサC〜Cが複数回接続されることによって蓄えられた電気を第2外部負荷50に放出する。
このように、本実施形態に係る蓄放電装置40は、第2コンデンサCから第2外部負荷50へ電気を供給する。第2コンデンサCは、n個の第1コンデンサC〜Cそれぞれが有する静電容量Cの逆数の総和(直列合成静電容量C’’)より大きな静電容量Cを有する。第2コンデンサCは、直列に接続されたn個の第1コンデンサC〜Cが発生する電力によって複数回蓄電される。そのため、直列に接続されたn個の第1コンデンサC〜Cから第2外部負荷50へ電気を放出する場合に比べて、電気を放出できる時間を長くすることができる。
ここで、本実施形態に係る効果を、コンデンサの電圧Vと放出時間tとの関係(V=V×exp(−t/RC))に基づいて確認する。なお、10個の第1コンデンサそれぞれの静電容量Cを1000(μF)、第2コンデンサCの静電容量Cを100000(μF)、直流発電機10の電圧を200(V)、第2外部負荷50の抵抗を1000(Ω)とする。また、第2外部負荷50の動作電圧を12(V)として、放出時間Tを求める。
まず、直列に接続された10個の第1コンデンサから第2外部負荷50へ電気を放出する場合、12=2000×exp(−T/1000×1000)が成立する。従って、放出時間Tは、0.5秒である。一方、第2コンデンサから第2外部負荷50へ電気を放出する場合には、12=2000×exp(−T/1000×100000)が成立する。そのため、放出時間Tは、510秒である。
以上より、第2コンデンサCから第2外部負荷50へ電気を放出することにより、放出時間Tを長くできることが判る。なお、図6は、電圧時間特性を示すグラフである。
また、本実施形態に係る蓄放電装置40では、静電容量の大きな第2コンデンサCを一つ備えていればよいため、製造コストの増大を抑えることができる。
また、本実施形態に係る蓄放電装置40は、複数の第1コンデンサC〜Cにおいて蓄えられた電力によって、第2コンデンサCに繰り返し蓄電することができる。そのため、直流発電機10が発生する直流電力が微小である場合であっても、第2コンデンサCを充分に蓄電することができる。
また、本実施形態に係る蓄放電装置40では、複数の第1コンデンサC〜Cと第2コンデンサCとの間にダイオードDが設けられている。従って、第2コンデンサCから複数の第1コンデンサC〜Cへの逆流を抑制することができる。
また、本実施形態に係る蓄放電装置40は、第2コンデンサCの電圧に応じて、複数の第1コンデンサC〜Cの接続を切替える制御部41を備える。従って、複数の第1コンデンサC〜Cへの蓄電、及び第2コンデンサCへの蓄電をスムースに繰り返すことができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、図面を参照しながら説明する。具体的には、(1)蓄放電システムの概略構成、(2)蓄放電装置の構成、(3)蓄放電装置の動作の順に説明する。なお、以下の説明では、上記第1実施形態と異なる点について主に説明する。
(1)蓄放電システムの概略構成
図7及び図8は、本実施形態に係る蓄放電システム2の概略構成を示すブロック図である。図7及び図8に示すように、蓄放電システム2は、太陽電池モジュール110、発電電力検出装置115、蓄放電装置140及びスイッチング素子SW〜SWを備える。
太陽電池モジュール110は、受光により直流電力を発生する直流発電機である。
発電電力検出装置115は、太陽電池モジュール110における発電電力を検出する。発電電力検出装置115を用いて、発電電力を随時監視することにより、又は、最大電圧を監視することにより、太陽電池モジュール110における誘電分極現象の発生を検出できる。
ここで、誘電分極現象とは、微小電流が太陽電池モジュール110の表面にそって漏れることにより、太陽電池モジュール110の表面に電荷が蓄積される現象である。誘電分極現象が発生すると太陽電池モジュール110の性能が低下するため、太陽電池モジュール110に電圧を印加することによって誘電分極現象を解消することが好ましい。本実施形態では、蓄放電装置140を用いて太陽電池モジュール110に電圧を印加する。なお、太陽電池モジュール110への電圧の印加は、夜間など太陽電池モジュール110が発電しない時間帯に行うことが好ましい。
蓄放電装置140は、太陽電池モジュール110が発生する電力によって蓄電される。また、蓄放電装置140は、太陽電池モジュール110における誘電分極現象を解消する際、太陽電池モジュール110に電圧を印加する。
スイッチング素子SW、SWは、通常、図7に示すように、発電電力検出装置115に接続される。スイッチング素子SWは、誘電分極現象を解消する場合、図8に示すように、SWに接続される。この場合、スイッチング素子SWは、蓄放電装置140に接続される。
スイッチング素子SW、SWは、太陽電池モジュール110の発電電力が第1外部負荷30の消費電力以上である場合には、通常、インバーター装置20に接続される。一方、スイッチング素子SW、SWは、太陽電池モジュール110の発電電力が第1外部負荷30の消費電力未満である場合には、蓄放電装置140に接続されてもよい。すなわち、蓄放電装置140は、太陽電池モジュール110が朝夕に発生する微小な電力によって蓄電することができる。なお、スイッチング素子SW、SWは、太陽電池モジュール110の発電電力が大きい日中であっても、蓄放電装置140に接続されてもよい。この場合には、蓄放電装置140に短時間で蓄電することができる。
スイッチング素子SWの一端は蓄放電装置140に接続され、他端は太陽電池モジュール110のフレームに接続される。スイッチング素子SWは、通常オフにされており、誘電分極現象を解消する際にオンにされる。
(2)蓄放電装置の構成
次に、本実施形態に係る蓄放電装置140の構成について、図9を参照しながら説明する。図9は、蓄放電装置140の内部回路を模式的に示す図である。
蓄放電装置140は、図9に示すように、n個の第1コンデンサC〜C、n個の第3コンデンサC11〜C1n、第2コンデンサC、第1切替え回路40c、第2切替え回路40d、スイッチング素子S11〜S20、ダイオードD及びダイオードDを備える。
n個の第1コンデンサC〜C、及びn個の第3コンデンサC11〜C1nそれぞれは、上記第1実施形態に係るn個の第1コンデンサC〜Cと同様の構成を有する。また、第1切替え回路40c及び第2切替え回路40dは、上記第1実施形態に係る切替え回路40aと同様の構成を有する。
スイッチング素子S11〜S20は、太陽電池モジュール110からn個の第1コンデンサC〜C、又は、n個の第3コンデンサC11〜C1nへの蓄電と、n個の第1コンデンサC〜C、又は、n個の第3コンデンサC11〜C1nから第2コンデンサCへの蓄電と、第2コンデンサCから太陽電池モジュール110への放電とに合わせて適宜切替えられる。
ダイオードDは、n個の第1コンデンサC〜Cと第2コンデンサCとの間に設けられる。ダイオードD1は、n個の第1コンデンサC〜Cから第2コンデンサCに向かって順方向の電流を流す。
ダイオードDは、n個の第3コンデンサC11〜C1nと第2コンデンサCとの間に設けられる。ダイオードDは、n個の第3コンデンサC11〜C1nから第2コンデンサCに向かって順方向の電流を流す。
(3)蓄放電装置の動作
次に、蓄放電装置140の動作について、図9及び図10を参照しながら説明する。図10は、蓄放電装置140の動作を説明するためのフロー図である。
ステップS11において、太陽電池モジュール110と第2コンデンサCとを接続する。具体的には、図9に示すように、スイッチング素子SW11、SW12を同一配線に接続するとともに、スイッチング素子SW15、SW16を同一配線に接続する。これにより、太陽電池モジュール110の出力電圧まで第2コンデンサCが蓄電される。
ステップS12において、第1切替え回路40cを切替えることによって、n個の第1コンデンサC〜Cどうしを並列に接続する。この際、スイッチング素子SW13,SW14をオンにするとともに、スイッチング素子SW12,SW16をダイオードDに接続する。
これにより、太陽電池モジュール110が発生する電力によって、n個の第1コンデンサC〜Cが蓄電される。
ステップS13において、第1切替え回路40cを切替えることによって、n個の第1コンデンサC〜Cどうしを直列に接続するとともに、第2切替え回路40dを切替えることによって、n個の第3コンデンサC11〜C1nどうしを並列に接続する。この際、スイッチング素子SW11、SW15をn個の第3コンデンサC11〜C1nに接続するとともに、スイッチング素子SW12,SW16をn個の第1コンデンサC〜Cに接続する。
これにより、n個の第1コンデンサC〜Cが発生する電力によって、第2コンデンサCが蓄電されるとともにに、太陽電池モジュール110が発生する電力によって、n個の第3コンデンサC11〜C1nそれぞれが蓄電される。
ステップS14において、第1切替え回路40cを切替えることによって、n個の第1コンデンサC〜Cどうしを並列に接続するとともに、第2切替え回路40dを切替えることによって、n個の第3コンデンサC11〜C1nどうしを直列に接続する。この際、スイッチング素子SW11、SW15をn個の第1コンデンサC〜C側に接続するとともに、スイッチング素子SW12,SW16をn個の第3コンデンサC11〜C1n側に接続する。
これにより、太陽電池モジュール110が発生する電力によって、n個の第1コンデンサC〜Cそれぞれが蓄電されるとともに、n個の第3コンデンサC11〜C1nの電力によって、第2コンデンサCが蓄電される。
ステップS15において、第2コンデンサCの電圧を計測し、第2コンデンサCが満充電されたか否かを判定する。第2コンデンサCが満充電されていない場合には、ステップS13に戻る。第2コンデンサCが満充電されている場合には終了する。
太陽電池モジュール110の誘電分極現象を解消する場合には、スイッチング素子SW19及びSW20をオンにすることにより、第2コンデンサCが発生する電力によって太陽電池モジュール110に電圧を印加する。
(作用及び効果)
本実施形態に係る蓄放電装置140は、n個の第1コンデンサC〜Cと同様の構成を有するn個の第3コンデンサC11〜C1nを備え、n個の第1コンデンサC〜Cとn個の第3コンデンサC11〜C1nとは、交互に第2コンデンサCに接続される。
このように、n個の第1コンデンサC〜Cとn個の第3コンデンサC11〜C1nとが交互に発生する電力によって、第2コンデンサCは連続的に蓄電される。
そのため、太陽電池モジュール110が発生する電力によって、迅速に第2コンデンサCを蓄電することができる。従って、太陽電池モジュール110が微小な電力を発生する場合であっても、効率的に第2コンデンサCを蓄電することができる。また、太陽電池モジュール110が大きな電力を発生する場合には、短時間で第2コンデンサCを蓄電することができるため、第1外部負荷30への電力供給が滞ることを抑制できる。
(その他の実施形態)
本発明は上記の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上記実施形態では、第2コンデンサCを満充電させた後に、外部負荷へ電荷を放出することとしたが、第2コンデンサCは満充電されていなくてもよい。切替え回路によって直列に接続されたn個のコンデンサが蓄える電荷より多くの電荷が第2コンデンサCに蓄えられていれば、本実施形態に係る効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、図2又は図9に示す切替え回路(40a、40c、40d)を用いてn個のコンデンサを並列又は直列に接続したが、切替え回路はこれに限らない。n個のコンデンサを並列又は直列に接続することができれば、切替え回路は他の構成であってもよい。
また、上記実施形態では、第2コンデンサCとして、大容量コンデンサを一つのみ用いたが、第2コンデンサは数個のコンデンサから構成されていてもよい。
また、上記第1実施形態では、抵抗制御回路40bを用いたが、抵抗制御回路40bの代わりにDC/DCコンバーターを用いてもよい。
また、上記第2実施形態では、蓄放電装置140の内部回路の一例を図9に示したが、蓄放電装置140の内部回路は他の構成であってもよい。例えば、図11に示す構成を採用することにより、図9に示すスイッチング素子SW13,SW14,SW17,SW18を省略することができる。
本発明の第1実施形態に係る蓄放電システム1の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る蓄放電装置40の内部回路を示す図である(その1)。 本発明の第1実施形態に係る蓄放電装置40の内部回路を示す図である(その2)。 本発明の第1実施形態に係る蓄放電装置40の内部回路を示す図である(その3)。 本発明の第1実施形態に係る蓄放電装置40の動作を説明するためのフロー図である。 本発明の第1実施形態に係る第2コンデンサCの電圧時間特性を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る蓄放電システム2の概略構成を示すブロック図である(その1)。 本発明の第2実施形態に係る蓄放電システム2の概略構成を示すブロック図である(その2)。 本発明の第2実施形態に係る蓄放電装置40の内部回路を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る蓄放電装置40の動作を説明するためのフロー図である。 本発明の第2実施形態に係る蓄放電装置40の内部回路の一例を示す図である。
符号の説明
1、2…蓄放電システム
10…直流発電機
20…インバーター装置
30…第1外部負荷
40…蓄放電装置
40a…切替え回路
40b…抵抗制御回路
40c…第1切替え回路
40d…第2切替え回路
41…制御部
42…CPU
50…第2外部負荷
110…太陽電池モジュール
115…発電電力検出装置
140…蓄放電装置
D…ダイオード
D1…第1ダイオード
D2…第2ダイオード
…固定抵抗
…可変抵抗
S、SW…スイッチング素子

Claims (4)

  1. 直流発電機が発生する電力によって蓄電され、外部負荷へ放電する蓄放電装置であって、
    所定の静電容量をそれぞれ有する複数の第1コンデンサと、
    前記複数の第1コンデンサそれぞれが有する前記所定の静電容量の逆数の総和の逆数より大きな静電容量を有する第2コンデンサと、
    前記複数の第1コンデンサどうしの接続を並列又は直列に交互に切替える切替え回路と
    を備え、
    前記複数の第1コンデンサは、
    前記切替え回路によって並列に接続された場合、前記直流発電機と並列に接続され、
    前記切替え回路によって直列に接続された場合、前記第2コンデンサと並列に接続され、
    前記第2コンデンサは、前記複数の第1コンデンサが複数回接続されることによって蓄えられた電気を前記外部負荷へ放出する
    ことを特徴とする蓄放電装置。
  2. 前記複数の第1コンデンサから前記第2コンデンサに向かって順方向の電流を流すダイオードを備え、
    前記切替え回路によって直列に接続された前記複数の第1コンデンサは、ダイオードを介して、前記第2コンデンサと接続される
    ことを特徴とする請求項1に記載の蓄放電装置。
  3. 前記切替え回路を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記第2コンデンサの電圧に応じて、前記複数の第1コンデンサどうしの接続を並列又は直列に切り替える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄放電装置。
  4. 前記所定の静電容量をそれぞれ有する複数の第3コンデンサと、
    前記複数の第3コンデンサどうしの接続を並列又は直列に交互に切替える他の切替え回路と
    をさらに備え、
    前記複数の第3コンデンサは、
    前記他の切替え回路によって並列に接続された場合、前記直流発電機と並列に接続され、
    前記他の切替え回路によって直列に接続された場合、前記第2コンデンサと並列に接続され、
    前記複数の第1コンデンサと前記複数の第3コンデンサとは、交互に前記第2コンデンサに接続され、
    前記第2コンデンサは、前記複数の第1コンデンサ及び前記複数の第3コンデンサが接続されることによって蓄えられた電気を前記外部負荷へ放出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の蓄放電装置。
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