JP2009204949A - 表示装置 - Google Patents

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淳 中澤
Shigeyasu Mori
重恭 森
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Abstract

【課題】開口率を向上させると共に電気的なリークを防止する。
【解決手段】複数の画素21毎に配置されたスイッチング素子22と、互いに並行して延びる複数の第1配線11と、第1配線11に交差して延びる複数の第2配線12,14とが基板上に形成されたアクティブマトリクス基板10を備え、第2配線12,14は、基板表面の法線方向から見て、第1配線11よりも基板側の層において、第1配線11に重ならないように所定の間隔で配置された複数の主配線部31,41と、第1配線11よりも基板とは反対側の層において、隣り合う主配線部31,41同士を架橋して接続する補助配線部32,42とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、アクティブマトリクス表示を行う表示装置に関するものである。
近年、例えば携帯電話等の携帯型端末機器の普及が目覚ましく、その表示装置として、液晶表示装置や有機EL表示装置等の薄型の表示装置を適用することが行われている。液晶表示装置は、低消費電力であり且つ軽量であるといった利点を有する一方、有機EL表示装置は、視野角特性に優れているという利点を有する。これらは、表示品位の観点から、アクティブマトリクス型の表示装置に構成されることが多い。
液晶表示装置を例に挙げて説明すると、液晶表示装置は、アクティブマトリクス基板と、それに対向する対向基板と、これら2つの基板の間に設けられた液晶層とを備え、各画素毎に液晶層に電圧を印加して、液晶層を透過する光の量を調整することによって、所望の画像を形成するようになっている。
図12に回路構成を示すように、アクティブマトリクス基板100には、複数の画素101がマトリクス状に配置され、各画素101にスイッチング素子としてのTFT(Thin-Film Transistor)102が配置されている。さらに、当該基板100には、複数のゲート配線103が平行に延びるように形成されると共に、複数のソース配線104が上記ゲート配線103に直交するように形成され、それぞれ上記TFTに接続されている。さらに、TFTのドレイン(図示省略)には液晶層105が接続されている。
また、各ゲート配線103の間には、補助容量配線106がゲート配線103と平行に延びるように形成されている。補助容量配線106には、アクティブマトリクス基板100の一部の拡大図である図9にも示すように、TFT102のドレインに接続された容量電極107とによって補助容量108が形成されている。すなわち、TFT102には、補助容量108及び液晶層105が並列に接続されている。
また、図9におけるX−X線断面図である図10、及びXI−XI線断面図である図11に示すように、アクティブマトリクス基板100は、ガラス基板110上にシリコン層からなる上記容量電極107及びソース領域113が形成され、この容量電極107及びソース領域113はゲート絶縁膜111によって覆われている。ゲート絶縁膜111上には、上記補助容量配線106が容量電極107に対向するように形成されると共に、上記ゲート配線103が形成されている。
さらに、ゲート絶縁膜111上には、補助容量配線106及びゲート配線103を覆うように層間絶縁膜112が形成され、この層間絶縁膜112の表面に上記ソース配線104が形成されている。ソース配線104の下方には、図10に示すように、補助容量配線106の形状に応じて窪んだ段差領域120が形成される一方、図11に示すように、ゲート配線103の形状に応じて突出した段差領域120が形成されている。
ここで、上記ゲート配線や補助容量配線は、遮光性を有する金属層により構成されているため、これらの面積が増大すると、開口率が低下して表示の明るさが低下することとなる。すなわち、消費電力を抑制しながらも、表示の明るさを増大させるために、開口率を向上させることは、非常に重要な問題である。特に、バックライトによる消費電力の低減が強く要求されるモバイル機器では、この開口率の問題が極めて重要である。
ここで、特許文献1には、開口率を向上させるために、ソース配線を3重構造にすることが開示されている。すなわち、上記ソース配線は、3層の導電層の間にそれぞれ絶縁層が介在されることによって構成されている。
また、特許文献2には、複数のゲート配線の入力端子、及び複数のソース配線の入力端子の双方を、基板の一辺側の端子領域に集めて配置させるために、一のゲート配線の引き出し配線を、他のゲート配線を跨ぐように形成することが開示されている。
すなわち、ゲート配線は、十字状要素、線分要素及び架橋要素により構成されている。十字状要素は一のゲート配線を含んで形成されている。線分要素は、十字状要素と同層においてソース配線に沿って延びるように形成されている。架橋要素は、十字状要素及び線分要素とは絶縁層を隔てた異なる層に形成され、十字要素及び線分要素、又は線分要素同士を架橋して接続するように形成されている。この構成により、複数の端子が基板の一辺側に集められる結果、回路設計の自由度を高めて大画面化を可能としている。
特開昭64−76034号公報 特開2003−173153号公報
しかし、上記特許文献1の表示装置は、絶縁層を介した3重構造のソース配線によって開口率の向上を図っているが、実際にはその3重構造のソース配線を形成するプロセス難易度が高く、実現性に乏しいという問題がある。また、ボトムゲート型のTFTを備えることを前提としており、トップゲート型のTFTを備える表示装置に適用することは困難である。
また、上記特許文献2の表示装置は、複数の架橋要素等が新たな遮光層となるために、開口率が低下することが避けられない。また、架橋要素がソース配線と同じ層に同じ材料によって形成されているため、架橋要素をソース配線に近接して配置した場合に、これらの間を確実に絶縁することは難しい。
また、上記従来の表示装置では、図10及び図11に示すように、ソース配線104の下方にゲート配線又は補助容量配線の形状を反映した段差領域120が形成されるため、ソース配線104を形成する際に、不要な金属膜がエッチングしきれずに残渣として形成される結果、電気的なリークが生じる虞れがあるという問題もある。
すなわち、図10に示すように、補助容量配線106は、容量電極107の形状を反映して凹状に形成された段差領域120を有している。そうすると、実際には、層間絶縁膜112の表面もまた、段差領域120における上記補助容量配線106の凹形状を反映して、段差状に形成される。それに伴って、この層間絶縁膜112の表面に一様に堆積させた金属膜も段差状に形成される結果、その金属膜をエッチングしてソース配線104を形成する際に、局部的に厚みが大きくなった金属膜がエッチングしきれずに残渣として残ることとなる。その結果、上記残渣を介してソース配線が他の配線との間でリークが生じる虞れがある。
一方、図11に示すように、ゲート配線103は、ソース領域113の形状を反映して凸状に形成された段差領域120を有している。そうすると、実際には、層間絶縁膜112の表面もまた、段差領域120における上記ゲート配線103の凸形状を反映して、段差状に形成される。その結果、上記図10の場合と同様に、ゲート配線103の上方においても、残渣を介したソース配線のリーク発生を招くこととなる。
本発明は、斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その主たる目的とするところは、表示装置の開口率を向上させると共に、エッチング残渣の発生を抑制して電気的なリークを防止しようとすることにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る表示装置は、複数の画素毎に配置されたスイッチング素子と、上記スイッチング素子に接続され、互いに並行して延びる複数の第1配線と、上記スイッチング素子に接続され、上記第1配線に交差して延びる複数の第2配線とが基板上に形成されたアクティブマトリクス基板を備えた表示装置であって、上記第2配線は、上記基板表面の法線方向から見て、上記第1配線よりも上記基板側の層において、上記第1配線に重ならないように所定の間隔で配置された複数の主配線部と、上記第1配線よりも上記基板とは反対側の層において、隣り合う上記主配線部同士を架橋して接続する補助配線部とを備えている。
上記第1配線はソース配線であり、上記第2配線はゲート配線であってもよい。
上記第1配線はソース配線であり、上記第2配線は、上記スイッチング素子に接続された補助容量を構成する補助容量配線配線であってもよい。
上記主配線部の上記基板側には、該主配線部に絶縁層を介して対向する容量電極が形成されていてもよい。
上記補助配線部は、所定の間隔で複数配置されていてもよい。
上記補助配線部は、連続して延びる1つの配線を構成していることが好ましい。
2つの上記第1配線の少なくとも一部が、隣り合う画素の間において絶縁層を介して互いに重なっていることが好ましい。
上記アクティブマトリクス基板と、上記アクティブマトリクス基板に対向して配置された対向基板と、上記アクティブマトリクス基板と上記対向基板との間に設けられた液晶層とを備えていてもよい。
−作用−
次に、本発明の作用について説明する。
本発明に係る表示装置が備えるアクティブマトリクス基板は、基板上に形成された第1配線及び第2配線を有している。第2配線は、複数の主配線部と、補助配線部とを備えている。第2配線の主配線部は、第1配線よりも基板側の層に設けられると共に、所定の間隔で配置されている。一方、第2配線の補助配線部は、第1配線よりも基板とは反対側の層に設けられると共に、隣り合う上記主配線部同士を互いに架橋して接続している。
したがって、スイッチング素子の形成プロセスが比較的高温であって、それと同じプロセスにおいて第2配線の主配線部が形成される場合、例えば、W、Ta及びMo等の高融点の金属材料を適用する必要がある。これに対し、本発明では、第1配線の基板とは反対側(つまり第1配線の上方)に配置した補助配線部によって、第2配線の一部を構成するようにしたので、補助配線部を比較的低融点であり且つ低抵抗である金属材料によって形成することが可能になる。すなわち、第2配線の配線幅を補助配線部において縮小することが可能となる結果、開口率が向上することとなる。
また、アクティブマトリクス基板の製造プロセスの初期において、第2配線を構成する部分のうち、所定の間隔で断続的に配置された主配線部だけが形成されるため、製造過程における静電破壊に対する耐性が飛躍的に高まることとなる。
ところで、層間絶縁膜上に堆積させた金属層をフォトリソグラフィによりエッチングして第1配線を形成する場合、層間絶縁膜の下方に大きな段差構造が形成されていると、その層間絶縁膜の表面にも段差形状が反映されてしまう。そのことにより、層間絶縁膜上の金属層も段差状に形成されるため、金属層の一部が段差状の領域においてエッチングしきれずに残渣として残ってしまう。その結果、第1配線と他の配線等との間で電気的なリークが生じる虞れがある。
これに対し、本発明では、第2配線の一部を補助配線部として第1配線の上方に配置し、第1配線の下方に第2配線を配置しないようにしたので、第1配線の下方に大きな段差構造を形成しないようにすることが可能になる。その結果、上述のような、第1配線を構成する金属膜の残渣が発生し難くなり、リークが生じないようにすることが可能になる。
また、第2配線が所定の間隔で配置された複数の補助配線部を備えている場合には、第2配線における比較的多くの領域を主配線部によって構成することが可能になる。一方、補助配線部が連続して延びる1つの配線を構成している場合には、比較的多くの領域を補助配線部によって構成することが可能になる。
また、隣り合う画素において、2つの第1配線の少なくとも一部が絶縁層を介して互いに重なっている場合には、第1配線が互いに重なっている領域の面積分だけ開口率が向上することとなる。
本発明によれば、第2配線が、基板表面の法線方向から見て、第1配線よりも基板側の層において、第1配線に重ならないように所定の間隔で配置された複数の主配線部と、第1配線よりも基板とは反対側の層において、隣り合う主配線部同士を架橋して接続する補助配線部とを備えるようにしたので、表示装置の開口率を向上させると共に、エッチング残渣の発生を抑制して電気的なリークを防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《発明の実施形態1》
図1〜図3は、本発明の実施形態1を示している。
図1は、本実施形態1のアクティブマトリクス基板10の一部を拡大して示す平面図である。図2は、図1におけるII−II線断面図である。図3は、図1におけるIII−III線断面図である。
本実施形態1では、本発明に係る表示装置の一例として、液晶表示装置1を例に挙げて説明する。液晶表示装置1は、アクティブマトリクス基板10と、アクティブマトリクス基板10に対向して配置された対向基板(図示省略)と、アクティブマトリクス基板10と対向基板との間に設けられた液晶層(図示省略)とを備えている。
上記対向基板にはカラーフィルタ、共通電極及びブラックマトリクス等が形成されている。一方、アクティブマトリクス基板10には、複数の画素21がマトリクス状に設けられ、各画素21毎にスイッチング素子である薄膜トランジスタ(以下、TFTと略称する)22がそれぞれ配置されている。
アクティブマトリクス基板10には、互いに並行して延びる複数の第1配線である複数のソース配線11と、ソース配線11に交差して延びる複数の第2配線である複数のゲート配線12とがガラス基板等の基板13上に形成されている。ソース配線11及びゲート配線12は、それぞれ互いに平行に延びて全体として格子状に形成され、各画素21のTFT22にそれぞれ接続されている。
さらに、基板13上には、ソース配線11に交差して延びる複数の第2配線としての複数の補助容量配線14が互いに並行するように形成されている。補助容量配線14は、ゲート配線12と平行に延びると共に各画素21を横断するように配置され、TFT22に接続された補助容量30を構成する。
各画素21は、上記ソース配線11とゲート配線12とによって区画される矩形状の領域により形成されている。各画素21には、液晶層を駆動するための画素電極(図示省略)が形成されている。
TFT22は、ゲート配線12に接続されたゲート電極17と、ソース配線11にコンタクトホール24を介して接続されたソース領域18と、画素電極に接続されたドレイン領域19とを備えている。ソース領域18とドレイン領域19との間には、ゲート電極17に対向するチャネル領域が形成され、これらの各領域は例えばシリコン等の半導体層によって構成されている。
また、各画素21には、液晶層への印加電圧を保持するための補助容量30がそれぞれ設けられている。補助容量30は、上記TFT22のドレイン領域19に接続された容量電極20と、ゲート絶縁膜26を介して容量電極20に対向する補助容量配線14の一部とによって構成されている。
そして、補助容量配線14は、図1及び図2に示すように、基板13表面の法線方向から見て、ソース配線11よりも基板13側の層において、ソース配線11に重ならないように所定の間隔で配置された複数の主配線部31と、ソース配線11よりも基板13とは反対側の層において、隣り合う主配線部31同士を架橋して接続する補助配線部32とを備えている。
基板13の表面に形成された複数の容量電極20は、ゲート絶縁膜26によって覆われている。隣り合う容量電極20同士の間には所定の間隔が設けられており、これら容量電極20は、基板13表面の法線方向から見て、ソース配線11に重ならないように配置されている。また、ゲート絶縁膜26の表面は、隣り合う容量電極20同士の間で(つまり、ソース配線11の下方で)下方に窪んだ凹状の段差形状になっている。
ゲート絶縁膜26の表面には、各容量電極20に対向するように、補助容量配線14の主配線部31がそれぞれ配置されている。言い換えれば、主配線部31の基板13側には、該主配線部31に絶縁層としてのゲート絶縁膜26を介して対向する容量電極20が形成されている。
この補助容量配線14の主配線部31は、図1で左右方向(つまり、補助容量配線14の長さ方向)に延びる横長矩形状に形成され、層間絶縁膜27によって覆われている。層間絶縁膜27の表面には、ソース配線11が形成されている。
さらに、層間絶縁膜27には、ソース配線11を覆うように平坦化膜28が積層されている。平坦化膜28及び層間絶縁膜27には、主配線部31の左右両端部の上方位置にコンタクトホール29が形成されている。そして、平坦化膜28の表面には、補助容量配線14の補助配線部32が形成されている。補助配線部32は、上記コンタクトホール29の内部にも充填されることにより、隣り合う補助配線部32同士を接続している。補助配線部32は、所定の間隔で複数配置されている。
こうして、補助容量配線14は、主配線部31及び補助配線部32が交互に接続されて、図1で左右方向に延びるように形成されると共に、補助配線部32においてソース配線11と交差している。
また、ゲート配線12は、図1及び図3に示すように、基板13表面の法線方向から見て、ソース配線11よりも基板13側の層において、ソース配線11に重ならないように所定の間隔で配置された複数の主配線部41と、ソース配線11よりも基板13とは反対側の層において、隣り合う主配線部41同士を架橋して接続する補助配線部42とを備えている。
基板13の表面に形成されたTFT22のソース領域18は、ゲート絶縁膜26によって覆われている。ソース領域18は、基板13表面の法線方向から見て、ソース配線11に重なるように配置されている。また、ゲート絶縁膜26の表面は、ソース領域18が形成されている領域において(つまり、ソース配線11の下方において)上方に突出する凸状の段差形状になっている。
ゲート絶縁膜26の表面には、ソース領域18に重ならないように、ゲート配線12の主配線部41がそれぞれ配置されている。このゲート配線12の主配線部41は、図1で左右方向(つまり、ゲート配線12の長さ方向)に延びる略横長矩形状に形成されると共に、ゲート電極17が側方に突出して形成されている。このゲート配線12の主配線部41は、層間絶縁膜27によって覆われている。層間絶縁膜27の表面には、ソース配線11が形成されている。
さらに、層間絶縁膜27には、ソース配線11を覆うように平坦化膜28が積層されている。平坦化膜28及び層間絶縁膜27には、主配線部41の左右両端部の上方位置にコンタクトホール39が形成されている。そして、平坦化膜28の表面には、ゲート配線12の補助配線部42が形成されている。補助配線部42は、上記コンタクトホール39の内部にも充填されることにより、隣り合う補助配線部42同士を接続している。補助配線部42は、所定の間隔で複数配置されている。
こうして、ゲート配線12は、主配線部41及び補助配線部42が交互に接続されて、図1で左右方向に延びるように形成されると共に、補助配線部32においてソース配線11と交差している。
そうして、走査電圧がゲート配線12(主配線部31及び補助配線部32)を介してゲート電極17に印加された状態で、信号電圧がソース配線11からソース領域18及びドレイン領域19を介して画素電極へ供給されるようになっている。そのことにより、画素21毎に所定の電圧を印加して液晶層を駆動すると共に、その印加電圧を、補助容量配線14(主配線部41及び補助配線部42)と容量電極20とからなる補助容量30によって維持することにより、所望の表示が行われる。
上記液晶表示装置1は、予め形成したアクティブマトリクス基板10及び対向基板を、シール部材を介して互いに貼り合わせると共に、これら基板の間に液晶層をシール部材によって封入することによって製造する。
アクティブマトリクス基板10を製造する場合には、ガラス基板13上に、シリコン層を一様に堆積させた後に、当該シリコン層をフォトリソグラフィによりパターニングすることにより、上記ソース領域18、チャネル領域、ドレイン領域19及び容量電極20を形成する。その後、ゲート絶縁膜26を一様に形成した後に、ゲート絶縁膜26の表面に例えばW、Ta及びMo等の金属層を形成し、その金属層をフォトリソグラフィによりパターニングすることによって、ゲート配線12の主配線部31と、補助容量配線14の主配線部41とを形成する。
その後、上記各主配線部31,41を覆うように、ゲート絶縁膜26の表面に層間絶縁膜27を堆積させ、その層間絶縁膜27の表面にソース配線11を形成する。すなわち、層間絶縁膜27の表面に一様に金属層を堆積させ、これをフォトリソグラフィによってパターニングすることにより、ソース配線11を形成する。
次に、層間絶縁膜27の表面に、ソース配線11を覆うように平坦化膜28を形成した後に、その平坦化膜28及び層間絶縁膜27に対して、コンタクトホール29,39を形成する。続いて、平坦化膜28の表面及びコンタクトホール29,39の内部に、主配線部31,41よりも電気抵抗が低い例えばAl等の金属層を一様に堆積させた後に、当該金属層をフォトリソグラフィによりパターニングすることによって、補助配線部32,42を形成する。このようにして、上記アクティブマトリクス基板10を製造する。
−実施形態1の効果−
したがって、この実施形態1によると、ゲート配線12及び補助容量配線14が、基板13表面の法線方向から見て、ソース配線11よりも基板13側の層において、ソース配線11に重ならないように所定の間隔で配置された複数の主配線部31,41と、ソース配線11よりも基板13とは反対側の層において、隣り合う主配線部31,41同士を架橋して接続する補助配線部32,42とを、それぞれ備えるようにしたので、液晶表示装置1の開口率を向上させると共に、フォトリソグラフィ時にエッチング残渣の発生を抑制して電気的なリークを防止することができる。
すなわち、TFT22の形成プロセスは比較的高温(例えば600℃未満程度の高温)であるため、仮に、それと同じプロセスにおいてゲート配線12及び補助容量配線14の主配線部31,41が形成される場合には、例えばW、Ta及びMo等の高融点の金属材料を適用する必要がある。これに対し、本実施形態1では、ソース配線11の基板13とは反対側(つまりソース配線11の上方)に配置した補助配線部32,42によって、ゲート配線12及び補助容量配線14の一部をそれぞれ構成するようにしたので、補助配線部32,42を比較的低融点であり且つ低抵抗である金属材料(例えばAl等)によって形成することができる。すなわち、ゲート配線12及び補助容量配線14について、補助配線部32,42において電気抵抗を低減しつつ配線幅を縮小できる結果、液晶表示装置1の開口率を向上させることができる。
さらに、アクティブマトリクス基板10の製造プロセスの初期において、ゲート配線12及び補助容量配線14を構成する部分のうち、所定の間隔で断続的に配置された主配線部31,41だけを形成するため、従来のようにゲート配線及び補助容量配線を長く延びる配線状に形成する場合に比べて、製造過程における静電破壊に対する耐性が飛躍的に高めることができる。
ところで、層間絶縁膜27上に堆積させた金属層をフォトリソグラフィによりエッチングしてソース配線11を形成する場合、層間絶縁膜27の下方に大きな段差構造が形成されていると、その層間絶縁膜27の表面にも段差形状が反映されてしまう。そのことにより、層間絶縁膜27上の金属層も段差状に形成されるため、金属層の一部が段差状の領域においてエッチングしきれずに残渣として残ってしまう。その結果、ソース配線11と他の配線等との間で電気的なリークが生じる虞れがある。
これに対し、本発明では、ゲート配線12及び補助容量配線14の一部を補助配線部32,42としてソース配線11の上方に配置し、ソース配線11の下方にゲート配線12及び補助容量配線14を配置しないようにしたので、ソース配線11の下方に大きな段差構造を形成しないようにすることができる。言い換えれば、ソース配線11の下方における段差を低減することができる。その結果、ソース配線11を構成する金属膜の残渣が発生し難くなり、リークの発生を防止することができる。
また、ゲート配線12及び補助容量配線14が所定の間隔で配置された複数の補助配線部32,42を備えているので、ゲート配線12及び補助容量配線14における比較的多くの領域を主配線部31,41によって構成することが可能になる。
さらに、図2及び図3に示すように、容量電極20の側端部及びソース領域18の側端部が、主配線部31,41によって覆われないようにしたので、その容量電極20の側端部及びソース領域18の側端部における絶縁耐性を向上させることができる。
《発明の実施形態2》
図4は、本発明の実施形態2を示している。
図4は、本実施形態2のアクティブマトリクス基板10の一部を拡大して示す平面図である。尚、以降の各実施形態では、図1〜図3と同じ部分については同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
上記実施形態1では、補助配線部32,42と主配線部31,41とを交互に接続することによってゲート配線12及び補助容量配線14を構成したのに対し、本実施形態2では、補助配線部32,42が、連続して延びる1つの配線を構成している点で相違している。
すなわち、図4に示すように、補助容量配線14の複数の主配線部31は、上記実施形態1と同様に、基板13表面の法線方向から見て、ソース配線11よりも基板13側の層において、ソース配線11に重ならないように所定の間隔で配置されている。また、主配線部31は、ゲート絶縁膜26を介して容量電極20に対向している。
補助容量配線14の補助配線部32は、ソース配線11よりも基板13とは反対側の層においてソース配線11に交差して配線状に長く延びると共に、各主配線部31同士を架橋するように、これらの主配線部31にコンタクトホール29を介して接続されている。補助配線部32の線幅は、上記実施形態1と同様に、主配線部31よりも狭く形成されている。
一方、ゲート配線12の複数の主配線部41は、基板13表面の法線方向から見て、ソース配線11よりも基板13側の層において、ソース配線11に重ならないように、そのソース配線11の側方に島状に配置されている。
ゲート配線12の補助配線部42は、ソース配線11よりも基板13とは反対側の層においてソース配線11に交差して配線状に長く延びると共に、各主配線部41同士を架橋するように、これらの主配線部41にコンタクトホール39を介して接続されている。補助配線部42の線幅は、上記実施形態1と同様に、主配線部41よりも狭く形成されている。
−実施形態2の効果−
したがって、この実施形態2によると、複数の主配線部31,41を架橋するように、ソース配線11の上方に補助配線部32,42を設けるようにしたので、上記実施形態1と同様の効果を得ることができる。そのことに加えて、補助配線部32,42が連続して延びる1つの配線を構成するようにしたので、ゲート配線12及び補助容量配線14のうち比較的多くの領域を低抵抗で配線幅の狭い補助配線部32,42によって構成できるため、開口率をより向上させることができる。
《発明の実施形態3》
図5〜図8は、本発明の実施形態3を示している。
図5は、本実施形態3のアクティブマトリクス基板10の一部を拡大して示す平面図である。図6は、図5におけるVI−VI線断面図である。図7は、図5におけるVII−VII線断面図である。図8は、本実施形態3のアクティブマトリクス基板10の回路構成を示す回路図である。
上記実施形態2では、ソース配線11を各画素21の間に1つずつ設けていたのに対し、本実施形態3では、実施形態2における画素21の一方側に配置されているソース配線11を、当該画素21の他方側のソース配線11に重ねて配置した点で相違している。
すなわち、図5〜図8に示すように、2つのソース配線11a,11bの少なくとも一部が、隣り合う画素21の間において絶縁層である平坦化膜28を介して互いに重なっている。図8に示すように、左右に隣り合う画素列の間には、2つのソース配線11a,11bが配置されることとなる。
図7に示すように、基板13上には、ソース領域18と、これを覆うゲート絶縁膜26と、ゲート絶縁膜26上に配置されたゲート配線12の主配線部41が形成されている。さらに、ゲート絶縁膜26上には、主配線部41を覆うように層間絶縁膜27が積層されている。層間絶縁膜27上には、ソース配線11aが形成されると共に、それを覆う平坦化膜28が形成されている。平坦化膜28上には、ソース配線11bが形成されると共に、それを覆う平坦化膜35が形成されている。さらに、その平坦化膜35の表面には、ゲート配線12の補助配線部42が、図5に示すように、1つの配線として連続して長く延びるように形成されている。層間絶縁膜27及び平坦化膜28,35には、これらを貫通するコンタクトホール39が、ゲート配線12の主配線部41上の位置に形成され、このコンタクトホール39を介して上記補助配線部42が上記主配線部41に接続されている。
一方、図6に示すように、ソース配線11aは、層間絶縁膜27及びゲート絶縁膜26に形成されたコンタクトホール24aを介して、右側の画素列におけるTFT22のソース領域18に接続されている。また、ソース配線11bは、平坦化膜28、層間絶縁膜27及びゲート絶縁膜26に形成されたコンタクトホール24bを介して、左側の画素列におけるTFT22のソース領域18に接続されている。
また、補助容量配線14についても、上記ゲート配線12と同様に、連続して長く延びる補助配線部32が2つのソース配線11a,11bを跨ぐように形成され、層間絶縁膜27及び平坦化膜28,35を貫通するコンタクトホール29を介して主配線部31に接続されている。
−実施形態3の効果−
したがって、この実施形態3によると、複数の主配線部31,41を架橋するように、ソース配線11a,11bの上方に1つの配線状に形成された補助配線部32,42を設けるようにしたので、上記実施形態1及び2と同様の効果を得ることができる。そのことに加えて、2つのソース配線11a,11bを、基板13表面の法線方向から見て、少なくとも一部が互いに重なるように配置したので、これらが重なる面積の分だけ開口率をさらに向上させることができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態3では、2つのソース配線11a,11bの上方に補助配線部32,42を配置するようにしたが、これらソース配線11a,11bの下方に補助配線部32,42を配置するようにしてもよい。例えば、層間絶縁膜27の表面に補助配線部32,42を形成し、これを覆う平坦化膜の上に、ソース配線11a,11bを他の平坦化膜を介して重ねて配置させるようにしてもよい。そのことによっても、上記実施形態3と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態3では、補助配線部32,42を、連続して延びる1つの配線状に形成したが、上記実施形態1のように、複数の補助配線部32,42を所定の間隔で配置するようにしてもよい。そのことにより、製造過程における静電破壊に対する耐性を高めることができる。
上記実施形態1〜3では、液晶表示装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、アクティブマトリクス基板を備える例えば有機EL表示装置等の他の表示装置についても、同様に適用することができる。
以上説明したように、本発明は、アクティブマトリクス表示を行う表示装置について有用であり、特に、開口率を向上させると共に電気的なリークを防止する場合に適している。
図1は、本実施形態1のアクティブマトリクス基板の一部を拡大して示す平面図である。 図2は、図1におけるII−II線断面図である。 図3は、図1におけるIII−III線断面図である。 図4は、本実施形態2のアクティブマトリクス基板の一部を拡大して示す平面図である。 図5は、本実施形態3のアクティブマトリクス基板の一部を拡大して示す平面図である。 図6は、図5におけるVI−VI線断面図である。 図7は、図5におけるVII−VII線断面図である。 図8は、本実施形態3のアクティブマトリクス基板の回路構成を示す回路図である。 図9は、従来のアクティブマトリクス基板の一部を拡大して示す平面図である。 図10は、図9におけるX−X線断面図である。 図11は、図9におけるXI−XI線断面図である。 図12は、従来のアクティブマトリクス基板の回路構成を示す回路図である。
符号の説明
1 液晶表示装置
10 アクティブマトリクス基板
11 ソース配線(第1配線)
12 ゲート配線(第2配線)
13 ガラス基板(基板)
14 補助容量配線(第2配線)
17 ゲート電極
18 ソース領域
19 ドレイン領域
20 容量電極
21 画素
22 TFT
24 コンタクトホール
26 ゲート絶縁膜
27 層間絶縁膜
28 平坦化膜
29,39 コンタクトホール
30 補助容量
31,41 主配線部
32,42 補助配線部

Claims (8)

  1. 複数の画素毎に配置されたスイッチング素子と、
    上記スイッチング素子に接続され、互いに並行して延びる複数の第1配線と、
    上記スイッチング素子に接続され、上記第1配線に交差して延びる複数の第2配線とが基板上に形成されたアクティブマトリクス基板を備えた表示装置であって、
    上記第2配線は、上記基板表面の法線方向から見て、上記第1配線よりも上記基板側の層において、上記第1配線に重ならないように所定の間隔で配置された複数の主配線部と、上記第1配線よりも上記基板とは反対側の層において、隣り合う上記主配線部同士を架橋して接続する補助配線部とを備えている
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載された表示装置において、
    上記第1配線はソース配線であり、
    上記第2配線はゲート配線である
    ことを特徴とする表示装置。
  3. 請求項1に記載された表示装置において、
    上記第1配線はソース配線であり、
    上記第2配線は、上記スイッチング素子に接続された補助容量を構成する補助容量配線配線である
    ことを特徴とする表示装置。
  4. 請求項3に記載された表示装置において、
    上記主配線部の上記基板側には、該主配線部に絶縁層を介して対向する容量電極が形成されている
    ことを特徴とする表示装置。
  5. 請求項1に記載された表示装置において、
    上記補助配線部は、所定の間隔で複数配置されている
    ことを特徴とする表示装置。
  6. 請求項1に記載された表示装置において、
    上記補助配線部は、連続して延びる1つの配線を構成している
    ことを特徴とする表示装置。
  7. 請求項1に記載された表示装置において、
    2つの上記第1配線の少なくとも一部が、隣り合う画素の間において絶縁層を介して互いに重なっている
    ことを特徴とする表示装置。
  8. 請求項1に記載された表示装置において、
    上記アクティブマトリクス基板と、
    上記アクティブマトリクス基板に対向して配置された対向基板と、
    上記アクティブマトリクス基板と上記対向基板との間に設けられた液晶層とを備えている
    ことを特徴とする表示装置。
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