JP2008064961A - 配線構造、及び表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】引き回し配線間の抵抗差を低減することが可能な配線構造、及びそれを用いた表示装置を提供すること
【解決手段】本発明にかかる配線構造は、基板上に形成された第1導電層と、第2導電層と、第1導電層と第2導電層との間に設けられた絶縁膜とを備える配線構造であって、第1導電層によって形成された複数の走査配線3(または、信号配線4)と、第1導電層によって形成され、配線と分離された第1の引き回し配線61と、第1の引き回し配線61と配線とを電気的に接続する第1接続部91と、第2導電層によって形成され、複数の配線のうち第1の引き回し配線61と接続されない配線に対応する第2の引き回し配線62と、第2の引き回し配線62と配線とを接続する第2接続部92とを備えるものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、配線構造及び表示装置に関し、特に詳しくは複数の引き回し配線を備える配線構造、及びそれを用いた表示装置に関する。
従来の液晶表示パネルは、アレイ状に配置された複数のゲート線(走査信号線)と複数のソース線(画像信号線)を有する。この液晶表示パネルにおいて、複数の液晶セルがこれらのゲート線とソース線の各交点に対応して形成されている。これらの複数のゲート線はゲート用ドライバICによって駆動され、複数のソース線はソース用ドライバICによって駆動される。これら各配線は、表示領域から引き回し配線を介して基板周辺部に設けられたドライバICに接続される。
引き回し配線は、表示領域周辺のスペース(以下、このスペースを額縁と呼ぶ)に配置される。昨今の液晶表示パネルにおいては、表示領域を有効的に確保するため、額縁は狭くなる(狭額縁化)傾向にある。狭額縁化に伴い、隣り合う引き回し配線同士の間隔はより狭くなる傾向にあり、引き回し配線間の電気的な短絡が発生し易くなっている。そこで、配線間の短絡を防止するため、引き回し配線を本来の層と絶縁膜を介した本来と異なる層とに交互に振り分ける方法が知られている(特許文献1、2)。
特開平5−53127号公報 特開平5−19282号公報
図11は、従来の液晶表示パネルにおける引き回し配線周辺部の概略図である。走査配線3は、表示領域11から引き回し配線6を介してドライバICに接続される外部入力端子10に接続される。引き回し配線6は、第1の引き回し配線61と第2の引き回し配線62とが交互に配置されている。ここで、第1の引き回し配線61は、走査配線3と同層に設けられた第1の導電層によって形成された配線である。第2の引き回し配線62は、第1の導電層と絶縁膜を介して異なる層に設けられた第2の導電層によって形成された配線である。したがって、走査配線3を第2の引き回し配線62に振り分ける際、走査配線3と第2の引き回し配線62との間を電気的に接続するための第2接続部92が必要となる。
図12(a)は第2接続部92の平面図であり、図12(b)は図12(a)のB−B断面の構成を示している。図12において、走査配線3および第2の引き回し配線62上に設けられた絶縁膜15、16には、コンタクトホール17が設けられている。絶縁膜15、16の上には、接続導電膜13が第3の導電層によって形成されている。そして、走査配線3と接続導電膜13とが、コンタクトホール17を介して接続される。第2の引き回し配線62と接続導電膜13とが、コンタクトホール17を介して接続される。すなわち、走査配線3と第2の引き回し配線62とが接続導電膜13を介して電気的に接続されている。ここで、走査配線3と接続導電膜13との間、および第2の引き回し配線62と接続導電膜13との間にはコンタクト抵抗が存在する。これらのコンタクト抵抗値は、製造プロセスのばらつきにより、大きくばらつくことがある。コンタクト抵抗値の変動によって、第2接続部92を有する第2の引き回し配線62の抵抗値が増加すると、第2接続部92を持たない第1の引き回し配線61との抵抗差がさらに増大する。この場合、1本置きにスジが見える等の表示ムラによる表示不良が生じるという問題があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、引き回し配線間の抵抗差を低減することが可能な配線構造、及びそれを用いた表示装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる配線構造は、基板上に形成された第1導電層と、第2導電層と、前記第1導電層と前記第2導電層との間に設けられた絶縁膜と、を備える配線構造であって、前記第1導電層によって形成された複数の配線と、前記第1導電層によって形成され、前記配線と分離された第1の引き回し配線と、前記第1の引き回し配線と前記配線とを電気的に接続する第1接続部と、前記第2導電層によって形成され、前記複数の配線のうち前記第1の引き回し配線と接続されない配線に対応する第2の引き回し配線と、前記第2の引き回し配線と前記配線とを接続する第2接続部とを備えるものである。
本発明によれば、引き回し配線間の抵抗差を低減することが可能な配線構造、及びそれを用いた表示装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。以下の実施形態1〜5では、本発明に係る表示装置の好適な例として、液晶表示装置を用いて説明するが、これに限らず、走査信号配線、画像信号配線、これらを駆動するドライバICが設けられた表示装置であればよい。なお、ドライバICは特に限定されるものではなく、例えば、ドライバICを表示パネルのガラス基板上に配置するCOG(Chip On Glass)方式のドライバであってもよく、外付けのTABドライバでもよい。特に、本発明にかかる配線構造は表示装置の表示ムラの抑制に好適である。
実施の形態1.
まず、図1を用いて、本発明に係る液晶表示パネルの概略構成について説明する。図1は、本発明に係る液晶表示パネルの一構成例を示す概略模式図であり、図1ではその主たる構成のみが示されている。
液晶表示パネル1は、典型的には、アレイ状に配置された複数の画素から構成される表示領域11と、その外周領域である額縁領域12とを有している。すなわち、表示領域11の外周を囲む非表示領域が額縁領域12となる。また、液晶表示パネル1は、配線及びアレイ回路が形成されたアレイ基板20とその対向基板21とを有し、その2つの基板間に液晶が封入されている。対向基板21には、透明導電膜からなる対向電極が形成されている。アクティブマトリクス・タイプの液晶表示パネルは、各画素が画像信号の入出力を制御するスイッチング素子を備えている。典型的なスイッチング素子は、TFT(Thin Film Transistor)である。
カラー液晶表示装置は、対向基板21上にRGBのカラー・フィルター層を有している。液晶表示パネル1の表示領域11内の各画素は、RGBいずれかの色表示を行う。もちろん、白黒ディスプレイにおいては、白と黒のいずれかの表示を行う。透明なガラス基板に所定のパターンを形成することにより、アレイ基板20及び対向基板21が形成される。対向基板21のアレイ基板20側の面には、透明な対向電極が形成されている。この液晶表示パネル1の背面にはバックライト・ユニットが配設される。
表示領域11内においてアレイ基板20上には、複数の走査配線3と複数の信号配線4がアレイ状に配設されている。すなわち、アレイ基板20は複数の配線が形成された配線基板である。図1では、走査配線3のそれぞれは横方向に沿って形成されている。横方向に形成された走査配線3は縦方向に並んで複数配置される。図1において、同じ幅の走査配線3が同じ間隔で形成されている。一方、表示領域11において、信号配線4のそれぞれは縦方向に沿って形成されている。縦方向に形成された信号配線4は横方向に並んで複数配置される。表示領域11において、同じ幅の信号配線4が同じ間隔で形成されている。
走査配線3と信号配線4とはゲート絶縁膜を介してお互いにほぼ直角に重なるように配設され、交差点付近にTFTが配置される。例えば、走査配線3、及び走査配線3から延在されたゲート電極を覆うようにゲート絶縁膜が形成される。ゲート絶縁膜は酸化シリコンや窒化シリコンなどを用いることができる。そして、ゲート絶縁膜の上に半導体膜が形成される。この半導体膜の上には、信号配線4から延在されたソース電極が形成される。これにより、半導体膜のソース領域にはソース電圧を供給することができる。さらには、半導体膜のドレイン領域の上にはドレイン電極が形成されている。ソース電極、及びドレイン電極は、信号配線4と同じ工程で形成することができる。走査配線3と信号配線4には、例えば、AlやCrなどの低抵抗の金属材料を用いることができる。このように、走査配線3と信号配線4とは異なる配線層で形成されている。
そして、このドレイン電極の上には、層間絶縁膜が形成される。さらに、層間絶縁膜の上には画素電極が形成される。このドレイン電極には、層間絶縁膜に設けられたコンタクトホールを介して画素電極が接続される。透過型の液晶表示パネル1の場合、画素電極はITOなどの透明導電膜によって形成される。従って、走査配線3にゲート信号が供給されると、所定のゲート電極にゲート電圧が印加される。これにより、TFTがONとなり、ソース電極からドレイン電極を介して画素電極に画像表示信号電圧が供給される。
額縁領域12には、ドライバIC5が配設されている。図1に示す構成では、ドライバIC5は額縁領域12のうち表示領域11の下辺側に配置される。ドライバIC5には、外部からの制御信号及び表示データが供給される。ドライバIC5は、制御信号及び表示データに基づいて表示を行う。すなわち、ドライバIC5から入力されるゲート電圧によって選択された各画素は、ドライバIC5から入力される画像表示信号電圧に基づき液晶に電界を印加する。これにより、液晶の配向方向が変化して、透過光量が制御される。
走査配線3とドライバIC5との間には、引き回し配線6が形成されている。引き回し配線6は、複数の走査配線3に対応して、複数設けられている。すなわち、走査配線3と同数の引き回し配線6がアレイ基板20上に形成されている。複数の引き回し配線6は額縁領域12に形成される。そして、額縁領域12で、引き回し配線6は走査配線3と接続される。ドライバIC5と走査配線3とは、この引き回し配線6を介して接続されている。すなわち、引き回し配線6を介して、ドライバIC5からゲート信号が供給される。
信号配線4とドライバIC5との間には、引き回し配線7が形成されている。引き回し配線7は、複数の信号配線4に対応して、複数設けられている。すなわち、信号配線4と同数の引き回し配線7がアレイ基板20上に形成されている。複数の引き回し配線7は額縁領域12に形成される。そして、額縁領域12で、引き回し配線7は信号配線4と接続される。ドライバIC5と信号配線4とは、この引き回し配線7を介して接続されている。すなわち、引き回し配線7を介して、ドライバIC5からソース信号が供給される。
次に、引き回し配線6について、図2を用いて詳細に説明する。走査配線3の引き回し配線6および信号配線4の引き回し配線7は同様な構成とすることができるため、ここでは代表して引き回し配線6について説明をする。図2は、本実施の形態に係る液晶表示パネルにおける引き回し配線6周辺部の概略図である。走査配線3とドライバIC5に接続される外部入力端子10との間には、引き回し配線6が形成されている。図2において、狭額縁化による引き回し配線6同士の短絡を防止する等の目的のため、引き回し配線6は異なる層によって形成された第1の引き回し配線61と第2の引き回し配線62とを備えている。第2の引き回し配線62は、複数の走査配線3のうち、第1の引き回し配線61と接続されない走査配線3に対応して接続される。具体的には、複数の走査配線3に対して第1の引き回し配線61と第2の引き回し配線62とは交互に配置される。従って、奇数番目の走査配線3は第1の引き回し配線61と接続され、偶数番目の走査配線3は第2の引き回し配線62と接続される。ここで、第1の引き回し配線61は、走査配線3と同層に設けられた第1の導電層によって形成された配線である。第2の引き回し配線62は、第1の導電層と絶縁膜を介して異なる層に設けられた第2の導電層である信号配線4と同じ導電層によって形成された配線である。第1の導電層と第2の導電層を電気的に接続するために、走査配線3と第2の引き回し配線62との間には第2接続部92が設けられている。この第2接続部92において、配線レイヤーが変換される。本実施の形態においては、第1の引き回し配線61は走査配線3と分離して設けられている。すなわち、走査配線3のパターンと第1の引き回し配線61のパターンの間には隙間が設けられている。そして、走査配線3と第1の引き回し配線61との間に第1接続部91を設けた構造にしている。第1接続部91は、第2接続部92と同様に額縁領域12に配設される。
続いて、図3を用いて、本発明に係る第1接続部91及び第2接続部92の構成について具体的に説明する。図3(a)は、本実施の形態に係る液晶表示パネルにおける第1接続部91の平面図である。図3(b)は、図3(a)のA−A断面図である。図3(c)は、本実施の形態に係る液晶表示パネルにおける第2接続部92の平面図である。図3(d)は、図3(c)のB−B断面図である。
まず、図3(a)、(b)を用いて、第1接続部91について説明する。第1の引き回し配線61は走査配線3と同層に設けられた第1の導電層によって形成されている。そして、第1の引き回し配線61は走査配線3と分離して設けられている。すなわち、走査配線3のパターンと第1の引き回し配線61のパターンの間には隙間が設けられている。走査配線3および第1の引き回し配線61上に設けられた絶縁膜15、16には、コンタクトホール17が設けられている。例えば、絶縁膜15はゲート絶縁膜であり、絶縁膜16は層間絶縁膜である。走査配線3と接続導電膜13とが、このコンタクトホール17を介して接続される。同様に、第1の引き回し配線61と接続導電膜13とが、コンタクトホール17を介して接続される。すなわち、走査配線3と第1の引き回し配線61とが接続導電膜13を介して電気的に接続されている。走査配線3と接続導電膜13との間、および第1の引き回し配線61と接続導電膜13との間にはコンタクト抵抗が存在する。なお、第1接続部91における接続導電膜13は、第2接続部92の接続導電膜13と同様、第1の導電層ならびに第2の導電層と絶縁膜を介した異なる層である第3の導電層によって形成されている。第3の導電層は、例えば画素電極と同じ工程で形成することができる。
次に、図3(c)、(d)を用いて第2接続部92について説明する。走査配線3および第2の引き回し配線62上に設けられた絶縁膜15、16には、コンタクトホール17が設けられている。絶縁膜15、16の上には、接続導電膜13が第3の導電層によって形成されている。そして、走査配線3と接続導電膜13とが、コンタクトホール17を介して接続される。第2の引き回し配線62と接続導電膜13とが、コンタクトホール17を介して接続される。すなわち、走査配線3と第2の引き回し配線62とが接続導電膜13を介して電気的に接続されている。走査配線3と接続導電膜13との間、および第2の引き回し配線62と接続導電膜13との間にはコンタクト抵抗が存在する。
以上のように、本実施の形態では、同じ層の走査配線3と第1の引き回し配線61を分離して配置し、第2の引き回し配線62と同様に第1の引き回し配線61も接続導電膜13と接続される。従って、全ての走査配線3は一旦接続導電膜13によって配線層が変換された後、引き回し配線6と接続される。すなわち、全ての走査配線3は、2つのコンタクトホール17においてコンタクト抵抗が発生する。これにより、第2の引き回し配線62と第1の引き回し配線61との抵抗差が低減し、引き回し配線6間の抵抗の均一化を図ることができる。したがって、表示ムラを低減することができる。特に、製造プロセスのばらつきによる引き回し配線6間のコンタクト抵抗増大が起因となって起きる表示ムラの低減には好適である。さらに、引き回し配線6が交互に異なる層で形成されるため、引き回し配線6のすき間を小さくしても短絡が発生しにくいので、配線幅を太くすることができる。よって、狭額縁でも低抵抗化を図ることができる。なお、信号配線4の引き回し配線7についても同様な構成とすることができる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2を、図4により説明する。図4(a)は第1接続部91の平面図であり、図4(b)は第2接続部92の平面図である。図4において、実施の形態1と同じ構成部分については同一の符号を付し、説明を省略する。本実施の形態では、1本の引き回し配線6に対して接続部を並列に配置する。例えば、走査配線3及び第1の引き回し配線61を、図4(a)に示すように途中で分岐してパターニングする。ここで、走査配線3の分岐箇所を第1の引き回し配線61の分岐箇所に対向配置する。そして、2つの接続導電膜13を、走査配線3及び第1の引き回し配線61の分岐上にそれぞれ形成する。これにより、第1接続部91を並列に接続することができる。並列の第1接続部91の全体の抵抗値は、単体の時の抵抗値の半分となる。同様に、図4(b)では、走査配線3と第1の引き回し配線61との間に、第2接続部92を並列に接続する。
このように、第1接続部91又は第2接続部92を並列に配置することにより、1本の引き回し配線6に対して2つの第1接続部91又は第2接続部92を設けている。これにより、第1接続部91又は第2接続部92における抵抗値を1/2に低減することができ、配線抵抗の増加を抑制することができる。さらに、全ての引き回し配線6に第1接続部91又は第2接続部92を並列接続しているため、引き回し配線6間の抵抗差を抑制できる。また、仮に片方の接続部で断線が生じた場合、もう一方の接続部により配線として機能することができ、歩留まりの低下を防ぐことができる。なお、接続部の並列数は3以上にすることも可能である。
実施の形態3.
本実施の形態では、第1接続部91および第2接続部92が対向基板21の対向電極が形成されていない領域に配置されている。それ以外の構成については実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。例えば、図5に示すように、第1接続部91および第2接続部92が設けられている部分に対向する領域では、対向基板21の対向領域を除去する(対向電極除去エリア18)。図6(a)は第1接続部91周辺の断面図である。図6(b)は第2接続部92周辺の断面図である。第1接続部91および第2接続部92では、接続導電膜13はアレイ基板20の最上層に形成されている。そのため、接続導電膜13が設けられている部分に対向する領域の対向基板21に対向電極19が形成されていると、短絡する可能性がある。したがって、図5、図6に示すように、第1接続部91および第2接続部92に対向する領域では対向電極19を除去している。
このように、第1接続部91および第2接続部92が対向電極19と対向配置されないようにする。すなわち、第1接続部91および第2接続部92は対向電極19が設けられていない対向電極除去エリア18に形成される。これにより、短絡、腐食を防ぐことができ、信頼性及び歩留まりの低下を抑制することができる。
実施の形態4.
実施の形態4では、図7に示すよう、第1接続部91および第2接続部92はシール材22の領域に配置している。それ以外の構成については実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。シール材22は表示領域11を囲むよう枠状に形成されている。したがって、シール材22は額縁領域12に配置される。このシール材22により、アレイ基板20と対向基板21とが貼り合わされている。そして、アレイ基板20と対向基板21の間のシール材22に囲われた空間に液晶が挟持される。図8(a)は第1接続部91周辺の断面図であり、図8(b)は第2接続部92周辺の断面図である。第1接続部91および第2接続部92では、接続導電膜13はアレイ基板20の最上層に形成されている。そのため、対向基板21の対向電極19と短絡する可能性がある。したがって、図7、図8に示すように、接続導電膜13と対向電極19との間にシール材22を設ける。すなわち、第1接続部91および第2接続部92を覆うようにシール材22を配置する。
このように、第1接続部91および第2接続部92はシール材22の領域に形成する。これにより、第1接続部91および第2接続部92がシール材22で保護される。従って、実施の形態3と同様の効果が得られ、短絡、腐食を防ぐことができ、信頼性及び歩留まりの低下を抑制することができる。
実施の形態5.
実施形態1〜4では、液晶表示パネルの走査配線3の引き回し配線6に本発明にかかる配線構造を適用した場合について説明したが、本実施の形態では、上記の配線構造によって保護回路の接続部の一部を形成する場合について説明する。保護回路は静電気放電から保護するための回路で、例えば表示領域11内で走査配線3と接続されるTFTを保護する。図9は、本実施の形態に係る液晶表示パネルにおける引き回し配線6周辺部の概略図である。額縁領域12には、静電気による破壊を防ぐための保護回路23が設けられている。保護回路23を介して走査配線3と引き回し配線6が接続されている。保護回路23は第1保護回路231と第2保護回路232を有している。本実施の形態では、図9に示すように、走査配線3と第1の引き回し配線61との間には第1保護回路231を、走査配線3と第2の引き回し配線62との間には第2保護回路232を、それぞれ配設する。すなわち、複数の引き回し配線6に対して、第1保護回路231と第2保護回路232が交互に設けられている。
図10(a)は第1保護回路231の一構成例を示す平面図である。図10(b)は第2保護回路232の一構成例を示す平面図である。図10において、走査配線3は第1の導電層によって形成されている。コモン配線24は、例えば信号配線4を構成する第2の導電層によって形成されている。第1保護回路231および第2保護回路232は、TFT25を介して走査配線3とコモン配線24を接続する構成となっている。第1保護回路231、第2保護回路232において、コモン配線24を走査配線3との間には2つのTFT25が並列に接続されている。TFT25のゲート電極、ソース電極、及びドレイン電極には、コモン配線24または走査配線3が接続する。例えば、1つの第1保護回路231にはTFT25が2つ設けられている。そして、ソース電極又はドレイン電極の一方とゲート電極とは、コモン配線24又は走査配線3の一方と接続されている。ソース電極又はドレイン電極の他方は、コモン配線24又は走査配線3の他方と接続されている。すなわち、TFT25はダイオード接続されている。ここで、TFT25は、表示領域11内TFTと同じ工程で製造される。したがって、ソース電極又はドレイン電極の一方とゲート電極とを接続するため、導電パターン14が形成される。すなわち、保護回路23内に設けられた導電パターン14を介して第1の導電層と第2の導電層が接続される。この導電パターン14の一部を利用して第1の引き回し配線61と走査配線3とを接続している。
図10(a)では、例えば走査配線3をTFT25のソース電極(又はドレイン電極)に接続するための接続部を利用して、走査配線3と第1の引き回し配線61との第1接続部91を形成している。すなわち、TFT25のゲート電極に接続される走査配線3と、ソース電極に接続される第2の導電層とを接続する導電パターンを延在して、第1の引き回し配線61の上に配置している。そして、この導電パターン14を介して、走査配線3と第1の引き回し配線61とを接続している。図10(b)では、走査配線3をTFT25のソース電極に接続するための接続部に、走査配線3と第2の引き回し配線62との第2接続部92を共用させている。
このように、保護回路23の一部を利用して第1接続部91および第2接続部92を組み込むことにより、新たに第1接続部91および第2接続部92を配置する必要がなく、省スペース化を図ることができる。
実施の形態1〜5を組み合わせて用いてもよく、複数の引き回し配線6の一部にのみ適用してもよい。また、実施の形態1〜5は図1で示した構成と異なる液晶表示パネル1についても適用することができる。ドライバIC5の数は2個以上あってもよい。なお、引き回し配線6は、第1の引き回し配線61と第2の引き回し配線62が交互に配置される配線構造について例示的に説明をしたが、必ずしも交互である必要はなく、各液晶表示パネル1の構造に応じて第1の引き回し配線61と第2の引き回し配線62とを適宜組み合わせて配置することも可能である。また、走査配線3が絶縁膜を介して信号配線4の下に形成される配線構造について例示的に説明をしたが、走査配線3を信号配線4の上に設けてもよい。
実施の形態1〜5に記載の配線構造を表示装置に適用することによって、表示ムラによる表示不良を低減することができる。なお、上記の配線構造は、液晶表示装置に限らず、有機EL表示装置などのフラットパネルディスプレイに好適である。また、アレイ基板20以外の配線基板に適用してもよい。実施の形態1〜5において、走査配線3と引き回し配線6との間の配線構造について例示的に説明をしたが、信号配線4と引き回し配線7との間の配線構造についても適用でき、同様の効果を奏する。第2接続部92では、第2の引き回し配線62と走査配線3とを直接接続してもよい。すなわち、第2の引き回し配線62を走査配線3の上まで延在して、絶縁膜15に設けられたコンタクトホール17を介して第2の引き回し配線62と走査配線3とを接続導電膜13を介さずに接続してもよい。
本発明に係る液晶表示パネルの構成を示す概略模式図である。 本発明の実施の形態1に係る液晶表示パネルにおける引き回し配線周辺部の概略図である。 本発明の実施の形態1に係る液晶表示パネルにおける接続部の平面図と断面図である。 本発明の実施の形態2に係る液晶表示パネルにおける接続部の平面図である。 本発明の実施の形態3に係る液晶表示パネルにおける引き回し配線周辺部の概略図である。 本発明の実施の形態3に係る液晶表示パネルにおける接続部周辺の断面図である。 本発明の実施の形態4に係る液晶表示パネルにおける引き回し配線周辺部の概略図である。 本発明の実施の形態4に係る液晶表示パネルにおける接続部周辺の断面図である。 本発明の実施の形態5に係る液晶表示パネルにおける引き回し配線周辺部の概略図である。 本発明の実施の形態5に係る液晶表示パネルにおける保護回路の一構成例を示す平面図である。 従来の液晶表示パネルにおける引き回し配線周辺部の概略図である。 従来の液晶表示パネルにおける接続部の平面図と断面図である。
符号の説明
1 液晶表示パネル、3 走査配線、4 信号配線、5 ドライバIC、
6、7 引き回し配線、10 外部入力端子、11 表示領域、12 額縁領域、
13 接続導電膜、14 導電パターン、15、16 絶縁膜、
17 コンタクトホール、18 対向電極除去エリア、
19 対向電極、20 アレイ基板、21 対向基板、22 シール材、
23 保護回路、24 コモン配線、25 TFT、
61 第1の引き回し配線、62 第2の引き回し配線、
91 第1接続部、92 第2接続部、
231 第1保護回路、232 第2保護回路

Claims (8)

  1. 基板上に形成された第1導電層と、第2導電層と、前記第1導電層と前記第2導電層との間に設けられた絶縁膜と、を備える配線構造であって、
    前記第1導電層によって形成された複数の配線と、
    前記第1導電層によって形成され、前記配線と分離された第1の引き回し配線と、
    前記第1の引き回し配線と前記配線とを電気的に接続する第1接続部と、
    前記第2導電層によって形成され、前記複数の配線のうち前記第1の引き回し配線と接続されない配線に対応する第2の引き回し配線と、
    前記第2の引き回し配線と前記配線とを接続する第2接続部とを備えた配線構造。
  2. 前記第1導電層、及び前記第2導電層の上に配置された第3導電層により形成された接続導電膜が前記第1接続部、及び前記第2接続部にそれぞれ形成され、
    前記第1接続部において、前記接続導電膜を介して前記配線と前記第1の引き回し配線が接続され、
    前記第2接続部において、前記接続導電膜を介して前記配線と前記第2の引き回し配線が接続されている請求項1に記載の配線構造。
  3. 表示領域内に設けられた画素電極をさらに有し、
    前記画素電極と同じ層で前記接続導電膜が形成されている請求項2記載の配線構造。
  4. 1本の前記配線に対して、前記第1接続部又は前記第2接続部が並列に複数配置されている請求項1乃至3のいずれか1項に記載の配線構造。
  5. 前記基板と対向配置され、対向電極を有する対向基板をさらに備え、
    前記第1接続部および第2接続部が、前記対向電極が設けられている領域以外に形成されている請求項1乃至4のいずれか1項に記載の配線構造。
  6. 前記基板と対向配置される対向基板と、
    表示領域を囲むよう枠状に形成され、前記基板と前記対向基板とを貼り合わせるシール材とを備え、
    前記第1接続部および第2接続部は、前記シール材に覆われるように形成されている請求項1乃至5のいずれか1項に記載の配線構造。
  7. 表示領域外に設けられた保護回路をさらに有し、
    前記保護回路の導電パターンによって前記第1接続部および第2接続部が形成されている請求項1乃至6のいずれか1項に記載の配線構造。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の配線構造が設けられた配線基板を有する表示装置。
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