JP2009203699A - 電子キーシステムの携帯機 - Google Patents

電子キーシステムの携帯機 Download PDF

Info

Publication number
JP2009203699A
JP2009203699A JP2008046662A JP2008046662A JP2009203699A JP 2009203699 A JP2009203699 A JP 2009203699A JP 2008046662 A JP2008046662 A JP 2008046662A JP 2008046662 A JP2008046662 A JP 2008046662A JP 2009203699 A JP2009203699 A JP 2009203699A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
portable device
electronic key
key system
case
cylindrical case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008046662A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokio Shimura
斗紀夫 志村
Mitsuru Nakagawa
中川  充
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2008046662A priority Critical patent/JP2009203699A/ja
Publication of JP2009203699A publication Critical patent/JP2009203699A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Abstract

【課題】携帯性の高い電子キーシステムの携帯機を提供する。
【解決手段】無線通信により所定の操作信号を送信可能な電子キーシステムの携帯機であって、筒状の形状を備える筒状ケース40と、筒状ケース40の筒軸方向一端部に設けられた操作ボタン41と、筒状ケース40内に格納され、筒状ケース40の筒内径よりも幅狭で筒状ケースの筒軸方向に長い細長平板状の形状を有し、操作ボタン41での操作に基づいて無線通信を行う無線通信回路部が実装されたプリント基板50と、筒状ケース40の筒軸方向他端部に着脱可能に設けられたキャップ70と、無線通信回路部に電力を供給するピン形電池80を収容し、筒状ケース40内に格納された電池ホルダ71とを有するように構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子キーシステムにおいて使用者に携帯される携帯機に関する。
従来、車両に搭載される車載機と使用者に携帯される携帯機とを備え、車載機及び携帯機の間の無線通信による識別コードの照合結果に基づいて車両ドアの施解錠やエンジン始動許可等を行う、いわゆるスマートエントリ機能を有する電子キーシステムがある。また、携帯機側での操作により車両ドアの施解錠等を行うことのできる、いわゆるキーレスエントリ機能をスマートエントリ機能と併せて有する電子キーシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−107348号公報
キーレスエントリ機能を有する電子キーシステムにおいて使用者に携帯される携帯機は、無線通信回路等が実装されたプリント基板を格納する板状のケースを有している。ケースの一方の表面には、複数の操作ボタンが設けられている。各操作ボタンは、使用者の手指による押釦が容易なように、ケース表面においてそれぞれ比較的大面積に形成されている。ケース内には、無線通信回路等に電力を供給するボタン型電池がプリント基板やケースに対して面平行に収納されるようになっている。
上記のような従来の携帯機では、比較的大面積の複数の操作ボタンがケースの一表面上に設けられており、また、プリント基板、操作ボタン及びボタン型電池等が概ね面平行に積み重なって配置される構成を有している。このため、携帯機が比較的大型になってしまい、携帯性が低くなってしまうという問題があった。
本発明の目的は、携帯性の高い電子キーシステムの携帯機を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明は、無線通信により所定の操作信号を送信可能な電子キーシステムの携帯機であって、筒状の形状を備えるケースと、ケースの筒軸方向一端部に設けられた操作ボタンと、ケース内に格納され、ケースの筒内径よりも幅狭でケースの筒軸方向に長い細長平板状の形状を有し、操作ボタンでの操作に基づいて無線通信を行う無線通信回路部が実装されたプリント基板と、ケースの筒軸方向他端部に着脱可能に設けられたキャップと、無線通信回路部に電力を供給する電池を収容し、ケース内に格納された電池ホルダとを有することを特徴とする電子キーシステムの携帯機である。
これにより、電子キーシステムの携帯機を比較的小径で筒軸方向に長い筒状に形成できるため、携帯機の携帯性を向上できる。操作ボタンはケースの筒軸方向端部に設けられているため、携帯機の操作性の低下も防止できる。
請求項2に記載の発明は、電池ホルダは、キャップと一体的に形成されていることを特徴としている。これにより、携帯機の部品点数を削減できるとともに、電池交換が容易になるため携帯機の使い勝手を向上できる。
請求項3に記載の発明は、電池はピン形電池であり、電池ホルダは、ピン形電池をケースの筒軸方向にほぼ平行に収納することを特徴としている。これにより、携帯機を小径にできるため携帯性を向上できる。
請求項4に記載の発明は、操作ボタンは、ケースと一体的に形成されていることを特徴としている。これにより、携帯機の部品点数を削減できるとともに、ケースの筒軸方向一端部での防塵機構や防水機構を不要にすることができる。
請求項5に記載の発明は、無線通信に用いられる発射電波は微弱電波であることを特徴としている。これにより、携帯機の無線局としての手続きが容易又は不要になる。
請求項6に記載の発明は、無線通信により車載機との間で信号の送受信を行う第1の携帯機と、操作ボタンでの操作に基づいて、第1の携帯機の発射電波よりも弱い発射電波を用いた無線通信により所定の操作信号を第1の携帯機に送信する第2の携帯機とを有し、第1の携帯機は、第2の携帯機から受信した操作信号に基づいて所定の機能信号を車載機に送信し、第2の携帯機には、上記発明の携帯機が用いられていることを特徴とする電子キーシステムである。
第2の携帯機の発射電波を第1の携帯機の発射電波よりも弱くすることにより、第2の携帯機を第1の携帯機に対して小型軽量化できる。また、所定の操作を第2の携帯機で行うことができるため、第1の携帯機は収納したままにすることができる。したがって、利便性の高い電子キーシステムが得られる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図1乃至図4を用いて説明する。図1は、本実施形態の携帯機を含む電子キーシステムの概略構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、電子キーシステムは、車両に搭載された車載機100と、使用者に携帯される携帯機システム1とを有している。携帯機システム1は、車載機100との間で無線通信による信号の送受信を行う主携帯機10と、主携帯機10に対して無線通信による信号の送信を行う本実施形態の携帯機(副携帯機)30とを有している。
主携帯機10は、車載機100からの要求に応じて識別コード信号を無線送信するようになっている。車載機100側では、主携帯機10から受信した識別コードと予め登録された識別コードとが照合され、照合結果に基づいて車両ドアの施解錠やエンジン始動許可等が行われる。主携帯機10は、例えば使用者の財布等に収納されたまま用いられることが想定されており、操作ボタン等が設けられていないカード型の形状を有している。
副携帯機30は、使用者の操作に基づき、主携帯機10に対し所定の操作信号を無線送信するようになっている。主携帯機10側では、副携帯機30から受信した操作信号に基づき、車載機100側に所定の機能信号が送信されるようになっている。
主携帯機10は、制御部11と、制御部11にそれぞれ接続された無線送信部12及び無線受信部13とを有している。制御部11、無線送信部12及び無線受信部13には、主携帯機10内部に収容された電池から必要な電力が供給されるようになっている。
制御部11は、各種の制御や演算を行う中央演算装置(CPU)と、固有の識別コードや各種の制御プログラム等が格納された読出し専用の記憶装置(ROM)と、任意の記憶領域においてデータの書込み及び読出しが可能な記憶装置(RAM)と、外部との信号の入出力を行う入出力ポートとを有している。
無線受信部13は、車載機100側から発信されるリクエスト信号等を受信して制御部11に出力するようになっている。また無線受信部13は、副携帯機30側から送信される所定の操作信号を受信して制御部11に出力するようになっている。
無線送信部12は、制御部11からの指令に基づいて、識別コード信号や所定の機能信号を例えばRF帯の電波に重畳させて発信するようになっている。制御部11は、車載機100側からのリクエスト信号が無線受信部13から入力されたときには、無線送信部12から識別コード信号を発信させる。また制御部11は、副携帯機30側からの所定の操作信号(例えば施錠操作信号)が無線受信部13から入力されたときには、操作信号に対応する機能信号(例えば施錠機能信号)を無線送信部12から発信させる。無線送信部12から発射される電波の強度は比較的強く、車載機100との間で通信距離10m以上の遠距離通信が可能になっている。
副携帯機30は、制御部31と、制御部31にそれぞれ接続された無線送信部32及び操作部33を有している。本例の副携帯機30には、無線受信部が設けられていない。制御部31は、CPU、ROM、RAM及び入出力ポートを有している。操作部33は、後述する操作ボタン41及びプッシュスイッチ51を備えている。操作部33は、操作ボタン41が使用者により押釦されると、所定の信号を制御部31に出力するようになっている。
無線送信部32は、制御部31からの指令に基づいて、施錠操作信号を主携帯機10側に無線送信するようになっている。無線送信部32から発射される電波の強度は、主携帯機10の無線送信部12から発射される電波の強度よりも弱く、主携帯機10との間で通信距離1m程度の短距離通信が可能になっている。例えば日本国内向けの製品では、無線送信部32からは電波法の規定に基づく微弱電波が発射されるようになっている。また他国向けの製品である場合でも、無線送信部32からは、例えば当該他国の法令や国際条約等の規定に基づき、無線局としての手続きが容易又は不要な微弱電波が発射されるようになっている。
車両に搭載された車載機100は、制御部101と、制御部101にそれぞれ接続された無線送信部102、無線受信部103、操作部104及びアクチュエータ105とを有している。制御部101は、CPU、ROM、RAM及び入出力ポートを有している。ROMには、主携帯機10の識別コードに対応する固有の識別コードが記憶されている。制御部101は、車両に搭載された他の制御装置(ECU)と所定の通信プロトコルに基づいて通信可能になっている。
無線送信部102は、主携帯機10の接近を検知するために、制御部101で生成されたリクエスト信号を例えばLF帯の電波に重畳させて車室外や車室内に定期的に発信するようになっている。無線受信部103は、車室内外の主携帯機10から発信された識別コード信号や機能信号を受信して制御部101に出力するようになっている。
操作部104は、例えば、車両ドアのハンドル部に設けられた施錠操作用のプッシュスイッチや解錠操作用のタッチスイッチ等を有している。使用者がプッシュスイッチを押すことにより施錠操作が行われると、操作部104は施錠操作信号を制御部101に出力するようになっている。また、使用者がタッチスイッチに触れることにより解錠操作が行われると、操作部104は解錠操作信号を制御部101に出力するようになっている。
制御部101は、無線受信部103で受信した主携帯機10の識別コードと、ROMに予め記憶されている識別コードとを照合し、両識別コードが対応していたら、車両ドアの施解錠を行うアクチュエータ105等の作動を許可する。
図2は、本実施形態の副携帯機30の構成を示す分解斜視図である。図2に示すように、副携帯機30は、比較的小径で筒軸方向に長い略円筒状の形状を有する筒状ケース40を備えている。筒状ケース40は、例えばポリカーボネート、ABS等の硬質樹脂により形成されている。筒状ケース40の筒軸方向一端面には、操作部33を構成し、使用者による押釦操作が可能な1つの操作ボタン41が設けられている。操作ボタン41は、例えば熱可塑性エラストマにより形成され、異材質成形(二色成形)により筒状ケース40と一体成形されている(図2では操作ボタン41と筒状ケース40とを分離して示している)。また、筒状ケース40の筒軸方向一端側には、使用者が副携帯機30を携帯する際にポケットの縁等に係止するための例えば金属製のクリップ(ピン)60が取り付けられている。
筒状ケース40内には、筒状ケース40の内径よりも幅狭で一方向に長い細長平板形状のプリント基板(リジット基板)50が、筒軸方向にほぼ平行に格納されている。筒状ケース40の内周面には、プリント基板50の両側端部を案内する案内溝40aが筒軸方向に延伸して形成されている。プリント基板50の図中下面(裏面)側には、制御部31や無線送信部32を構成する無線通信回路部が実装されている。プリント基板50の上面(表面)側には、無線通信回路部に電力を供給するための一対の電極端子52、53が設けられている。また、プリント基板50の上面側のうち長手方向一端部には、操作ボタン41での操作によりオン状態及びオフ状態が切り替えられる横押し式のプッシュスイッチ51が実装されている。
図3は、副携帯機30の操作ボタン41近傍を筒軸に沿って切断した構成を示す部分的な断面図である。図3に示すように、操作ボタン41は、筒状ケース40に固定された環状の固定部44を有している。固定部44の内周側には、筒軸方向に変位可能な1つの押しボタン部42が配置されている。押しボタン部42は、使用者の手指による押釦操作が容易なように筒状ケース40の端面から突出して設けられている。押しボタン部42の内面側には、押しボタン部42と一体的に筒軸方向に変位し、プッシュスイッチ51の可動片51aに当接する突起部43が形成されている。押しボタン部42と固定部44との間は、U字状の断面形状を有する折返し部45を介して接続されている。折返し部45は、押しボタン部42の筒軸方向への変位量を規制するとともに、弾性力により押しボタン部42を筒軸方向一端側(外側)に付勢するようになっている。
押しボタン部42が使用者により押釦されると、押しボタン部42及び突起部43は筒軸方向他端側に変位する。これにより、可動片51aには突起部43によって押圧力が加えられ、可動片51aに設けられた可動接点とプッシュスイッチ51内に設けられた固定接点とが電気的に接続される。すなわち、プッシュスイッチ51はオン状態になって接点信号を出力する。
使用者による押しボタン部42の押釦が停止されると、押しボタン部42及び突起部43は、折返し部45により与えられる付勢力によって筒軸方向一端側に変位する。これにより、可動片51aに対する押圧力も取り除かれ、可動片51aの可動接点とプッシュスイッチ51内の固定接点とが電気的に分離される。すなわち、プッシュスイッチ51はオフ状態になって接点信号の出力を停止する。
図2に戻り、筒状ケース40の筒軸方向他端側には、副携帯機30の筒軸方向他端面を構成するキャップ70が着脱可能に取り付けられている。キャップ70には、筒状ケース40内に格納される電池ホルダ71が接続されている。キャップ70と電池ホルダ71とは、互いに一体的に形成されている。キャップ70及び電池ホルダ71は、例えばポリカーボネート、ABS等の硬質樹脂により形成されている。
キャップ70は、筒状ケース40の外径にほぼ等しい外径を備え、筒状ケース40の他端側の環状の開口端面40bに当接する略円板状のフランジ部70aと、筒状ケース40の内径にほぼ等しい外径を備え、筒状ケース40内に嵌入する嵌入部70bとを有している。嵌入部70bの外周面には、Oリング溝72(図4参照)が環状に形成されている。Oリング溝72には、Oリング90が筒状ケース40とほぼ同軸に装着されるようになっている。キャップ70が筒状ケース40に取り付けられると、Oリング90はOリング溝72の底面と筒状ケース40の内周面との双方に密着し、キャップ70と筒状ケース40との間が円筒面固定されるようになっている。これにより、キャップ70が筒状ケース40に対し固定されるとともに、筒状ケース40内への粉塵や水分等の浸入が阻止されるようになっている。
図4は、キャップ70及び電池ホルダ71を図2の下方から見た構成を示す斜視図である。図4に示すように、電池ホルダ71の上面部は、キャップ70の嵌入部70bと連続的に形成され、筒状ケース40の内周面に沿う部分円筒状(半円筒状)に形成されている。電池ホルダ71の下面部には、ピン形電池80の略円筒状の本体部81を収容して保持する電池収容溝73と、本体部81の一端面から中心軸上に突出する負極端子82を電池ホルダ71から露出させるための切欠き74とが形成されている。ピン形電池80が電池ホルダ71に収容された状態でキャップ70を筒状ケース40に取り付けると、ピン形電池80の筒軸方向と筒状ケース40の筒軸方向とがほぼ平行になり、ピン形電池80の負極端子82が電極端子53に電気的に接続されるとともに、ピン形電池80の本体部81側面の正極端子が電極端子52に電気的に接続されるようになっている。これにより、ピン形電池80からの電力が無線通信回路部に供給される。
次に、本実施形態の副携帯機30を含む電子キーシステムの作動について説明する。まず、主携帯機10及び副携帯機30を携帯する使用者が、車載機100の搭載された車両のドアをいわゆるスマートエントリ機能によって解錠する手順について説明する。主携帯機10は、出し入れが比較的煩雑であるものの紛失や盗難等の可能性の低い財布等に収納されている。一方、副携帯機30は、紛失等の可能性が比較的高くても出し入れや操作が容易なように携帯されている。
車載機100の無線送信部102は、車両ドアが施錠状態にあるとき、制御部101で生成されたリクエスト信号を主携帯機10の接近を検知するために定期的に発信する。これにより、車室内外に主携帯機10の検知エリアが形成される。
使用者が車両に接近し、使用者の携帯する主携帯機10が検知エリア内に入ると、主携帯機10の無線受信部13は車載機100からのリクエスト信号を受信して制御部11に出力する。制御部11は、受信したリクエスト信号に応答して、識別コード信号を無線送信部12から車載機100側に送信させる。
車載機100の無線受信部103は、主携帯機10からの識別コード信号を受信すると、受信した識別コード信号を制御部101に出力する。制御部101は、主携帯機10の識別コードとROMに記憶されている識別コードとを照合する。制御部101は、両識別コードが対応していれば、車両ドアの解錠が許可される解錠待機状態に遷移する。
使用者が車両ドアのタッチスイッチに触れると、操作部104は解錠操作信号を制御部101に出力する。制御部101は、上記の解錠待機状態において操作部104から解錠操作信号が入力されると、アクチュエータ105に作動信号を出力して車両ドアの錠を解錠させる。すなわち、主携帯機10を携帯している使用者が車両に近づいてドアを開けるための開扉動作を行うと、自動的にドアが解錠される。
次に、主携帯機10及び副携帯機30を携帯する使用者が、車両のドアをスマートエントリ機能によって施錠する手順について説明する。車両から降車した使用者により車両ドアのプッシュスイッチが押されると、操作部104は施錠操作信号を制御部101に出力する。施錠操作信号が入力された制御部101は、リクエスト信号を無線送信部102から車室内外に発信させる。
使用者の携帯する主携帯機10の無線受信部13は、車載機100からのリクエスト信号を受信して制御部11に出力する。制御部11は、受信したリクエスト信号に応答して識別コード信号を無線送信部12から車載機100側に送信させる。
車載機100の無線受信部103は、主携帯機10からの識別コード信号を受信すると、受信した識別コード信号を制御部101に出力する。制御部101は、主携帯機10が車室外にあると判断し、かつ主携帯機10の識別コードとROMに記憶されている識別コードとが対応していると判断したら、アクチュエータ105に作動信号を出力して車両ドアを施錠させる。
本実施形態の電子キーシステムは、上記のようなスマートエントリ機能に加え、いわゆるキーレスエントリ機能を併せて有している。本実施形態では、副携帯機30を用いたキーレスエントリ機能による車両ドアの施錠が可能になっている。
主携帯機10及び副携帯機30を携帯する使用者は、例えば車両から所定距離だけ離れた後に車両ドアを施錠し忘れたことに気づいたとき、副携帯機30の操作ボタン41を押釦する。これにより、副携帯機30の操作部33から制御部31に所定の信号が出力される。制御部31は、操作部33からの信号が入力されると、施錠操作信号を無線送信部32から主携帯機10側に送信させる。
主携帯機10の無線受信部13は、副携帯機30からの施錠操作信号を受信して制御部11に出力する。制御部11は、施錠操作信号が入力されると、施錠操作信号に基づいて生成された施錠機能信号と、ROMに記憶されている識別コード信号とを無線送信部12から車載機100側に送信させる。
車載機100の無線受信部103は、主携帯機10からの施錠機能信号及び識別コード信号を受信して制御部101に出力する。制御部101は、主携帯機10の識別コードと予め記憶されている識別コードとを照合し、両識別コードが対応していたら、アクチュエータ105に作動信号を出力して車両ドアの錠を施錠させる。
以上のように本実施形態では、使用者が携帯機システム1に対して何ら操作を行うことなく、スマートエントリ機能による車両ドアの施解錠等が可能であるとともに、使用者が副携帯機30のみを操作することにより、キーレスエントリ機能による車両ドアの施錠等が可能になっている。このため、スマートエントリ機能及びキーレスエントリ機能のいずれを用いる際にも、主携帯機10を取り出して操作する必要がない。したがって、携帯機システム1の使用者は、出し入れが比較的煩雑であっても紛失等の可能性の低い財布やカバン等に主携帯機10を収納したままにすることができる。
一方、副携帯機30は、キーレスエントリ機能でのみ使用され、スマートエントリ機能では使用されない。このため、仮に使用者が副携帯機30を紛失したとしても、スマートエントリ機能による車両ドアの施解錠やエンジン始動等に支障は生じない。また副携帯機30には、車載機100の識別コードに対応する識別コードが記憶されていないため、副携帯機30を拾得した他者が、主携帯機10を携帯せずに副携帯機30のみを用いて車両ドアの施解錠等を行うことはできない。さらに、副携帯機30の発射電波は通信距離1m程度の微弱電波であるため、副携帯機30を拾得した他者の操作によって、使用者が携帯する主携帯機10に対し意図しない操作信号が送信される可能性は低い。したがって、携帯機システム1の使用者は、副携帯機30については紛失等の可能性の高低をさほど考慮する必要がなく、出し入れや操作の容易性を優先して副携帯機30を携帯することができる。すなわち使用者は、副携帯機30の出し入れや操作が容易なように、クリップ60等を用いて例えば胸ポケット内に副携帯機30を携帯することができる。
また、主携帯機10は車載機100との間で無線による信号の送受信を行うのに対し、副携帯機30は主携帯機10に対し無線による信号の送信を行うものの主携帯機10からの信号の受信を行わない。このため、副携帯機30には無線受信部を設ける必要がないので、副携帯機30は主携帯機10と比較して小型軽量化できる。したがって、副携帯機30の携帯性を向上できる。
さらに副携帯機30は、主携帯機10の発射電波よりも弱い電波を発射するようになっている。このため、副携帯機30の無線送信部32等を小型軽量化できるので、副携帯機30を主携帯機10に対して小型軽量化できる。したがって、副携帯機30の携帯性をさらに向上できる。
また本実施形態では、副携帯機30の発射電波が微弱電波であるため、副携帯機30の無線局としての手続きが容易又は不要になる。したがって、電子キーシステムのコストの増加を抑制できる。
さらに本実施形態では、携帯機システム1を携帯する使用者は、主携帯機10を財布等に収納したまま副携帯機30で操作を行うことができる。これにより、操作性が向上するとともに主携帯機10の紛失等の可能性が低減するため、利便性のより高い電子キーシステムが得られる。
また本実施形態では、副携帯機30は操作ボタン41、プリント基板50及びピン形電池80等が筒軸方向に組み付けられて作製され、全体として比較的小径で筒軸方向に長いペン型の形状を有している。したがって、使用者は副携帯機30をペンと同様に胸ポケット等に収納できるため、副携帯機30の携帯や出し入れが容易になる。副携帯機30はペンと同様にクリップ60を備えているため、胸ポケットの縁に係止させて固定するのも容易である。
さらに本実施形態では、操作ボタン41が副携帯機30の筒軸方向一端部に設けられているため、操作ボタン41を大型化しなくても使用者による押釦操作が容易になる。したがって、副携帯機30を小型化できるとともに操作性を向上できる。
また本実施形態では、ピン形電池80が用いられている。ピン形電池80は小型軽量であるため、副携帯機30を小型軽量化できる。またピン形電池80は細長円筒形状を有しているため、ピン形電池80の筒軸方向と筒状ケース40の筒軸方向とをほぼ一致させることにより、副携帯機30の径を小さくできる。
さらに本実施形態では、電池ホルダ71とキャップ70とが一体的に形成されている。しがたって、副携帯機30の部品点数を削減できるとともに小型化が可能になる。また、キャップ70を筒状ケース40から取り外すことによりピン形電池80の交換が可能になるため、副携帯機30の使い勝手が向上する。
また本実施形態では、操作ボタン41と筒状ケース40とが異材質成形により一体成形されている。したがって、副携帯機30の部品点数を削減できるとともに、筒状ケース40一端側での防塵機構や防水機構を不要にすることができる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、スマートエントリ機能及びキーレスエントリ機能との双方を有する電子キーシステムにおける副携帯機30に本発明を適用した例を挙げたが、キーレスエントリ機能のみを有する電子キーシステムにも適用可能である。この場合の電子キーシステムは、例えば上記実施形態の副携帯機30とほぼ同様の構造を有する携帯機と車載機100とを備える。この携帯機は、固有の識別コードをROMに記憶しており、使用者の操作に基づいて車載機100に対し所定の信号と識別コード信号とを無線送信する。車載機100側では、携帯機から受信した識別コードと予め登録された識別コードとが照合され、照合結果に基づいて車両ドアの施解錠等が行われる。
また上記実施形態では、ピン形電池80を用いた例を挙げたが、ボタン形電池や円筒形電池を用いてもよい。
さらに上記実施形態では、副携帯機30で操作可能な機能として解錠機能を例に挙げたが、施錠機能や、駐車場での車両位置を使用者に知らせるためにハザードランプの点滅やホーンの吹鳴等を行うカーファインダ機能等の他の機能であってもよい。また、操作ボタン41の押釦操作時間の長短を制御部31により判断し、押釦操作時間の長短によって別々の機能を操作できるようにしてもよい。
また上記実施形態では、1つの操作ボタン41を備えた副携帯機30を例に挙げたが、副携帯機30は複数の操作ボタンを備えていてもよい。
さらに上記実施形態では、クリップ60を備えた副携帯機30を例に挙げたが、副携帯機30は、ストラップやペンダントチェーン、キーリング等が挿通される挿通孔部を有していてもよい。
第1実施形態の携帯機を含む電子キーシステムの概略構成を示す機能ブロック図である。 第1実施形態の携帯機の構成を示す分解斜視図である。 第1実施形態の携帯機の構成を示す部分的な断面図である。 キャップ及び電池ホルダの構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 携帯機システム
10 主携帯機
30 副携帯機
40 筒状ケース
41 操作ボタン
50 プリント基板
70 キャップ
71 電池ホルダ
80 ピン形電池
100 車載機

Claims (6)

  1. 無線通信により所定の操作信号を送信可能な電子キーシステムの携帯機であって、
    筒状の形状を備えるケースと、
    前記ケースの筒軸方向一端部に設けられた操作ボタンと、
    前記ケース内に格納され、前記ケースの筒内径よりも幅狭で前記ケースの筒軸方向に長い細長平板状の形状を有し、前記操作ボタンでの操作に基づいて前記無線通信を行う無線通信回路部が実装されたプリント基板と、
    前記ケースの筒軸方向他端部に着脱可能に設けられたキャップと、
    前記無線通信回路部に電力を供給する電池を収容し、前記ケース内に格納された電池ホルダと
    を有することを特徴とする電子キーシステムの携帯機。
  2. 前記電池ホルダは、前記キャップと一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子キーシステムの携帯機。
  3. 前記電池はピン形電池であり、
    前記電池ホルダは、前記ピン形電池を前記ケースの筒軸方向にほぼ平行に収納することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子キーシステムの携帯機。
  4. 前記操作ボタンは、前記ケースと一体的に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子キーシステムの携帯機。
  5. 前記無線通信に用いられる発射電波は微弱電波であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子キーシステムの携帯機。
  6. 無線通信により車載機との間で信号の送受信を行う第1の携帯機と、
    操作ボタンでの操作に基づいて、前記第1の携帯機の発射電波よりも弱い発射電波を用いた無線通信により所定の操作信号を前記第1の携帯機に送信する第2の携帯機とを有し、
    前記第1の携帯機は、前記第2の携帯機から受信した前記操作信号に基づいて所定の機能信号を前記車載機に送信し、
    前記第2の携帯機には、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電子キーシステムの携帯機が用いられていることを特徴とする電子キーシステム。
JP2008046662A 2008-02-27 2008-02-27 電子キーシステムの携帯機 Pending JP2009203699A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008046662A JP2009203699A (ja) 2008-02-27 2008-02-27 電子キーシステムの携帯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008046662A JP2009203699A (ja) 2008-02-27 2008-02-27 電子キーシステムの携帯機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009203699A true JP2009203699A (ja) 2009-09-10

Family

ID=41146238

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008046662A Pending JP2009203699A (ja) 2008-02-27 2008-02-27 電子キーシステムの携帯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009203699A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013164805A (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Denso Corp 通信機およびカーファインダシステム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6132623A (ja) * 1984-07-25 1986-02-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 万年筆形無線機器
JPS63102124A (ja) * 1986-10-17 1988-05-07 松下電器産業株式会社 押ボタンスイツチ
JPH03258195A (ja) * 1990-03-08 1991-11-18 Yuhshin Co Ltd キーコード送信装置
JPH0630681A (ja) * 1992-07-16 1994-02-08 Tomu Komiyuniikeeshiyonzu Kk 電気浮子
JP2002070373A (ja) * 2000-09-05 2002-03-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送信機
JP2002112354A (ja) * 2000-09-28 2002-04-12 Kato Electrical Mach Co Ltd 遠隔操作システム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6132623A (ja) * 1984-07-25 1986-02-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 万年筆形無線機器
JPS63102124A (ja) * 1986-10-17 1988-05-07 松下電器産業株式会社 押ボタンスイツチ
JPH03258195A (ja) * 1990-03-08 1991-11-18 Yuhshin Co Ltd キーコード送信装置
JPH0630681A (ja) * 1992-07-16 1994-02-08 Tomu Komiyuniikeeshiyonzu Kk 電気浮子
JP2002070373A (ja) * 2000-09-05 2002-03-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送信機
JP2002112354A (ja) * 2000-09-28 2002-04-12 Kato Electrical Mach Co Ltd 遠隔操作システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013164805A (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Denso Corp 通信機およびカーファインダシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7290416B2 (en) Engine switch device
KR100966498B1 (ko) 스위치 장치
JP4743669B2 (ja) 電子キー
US9959688B2 (en) Portable wireless key
US20130141212A1 (en) Vehicle access
US9894794B2 (en) Portable wireless key
KR101028455B1 (ko) 차량용 시동버튼장치
JP2004353404A (ja) 電子キーシステムの携帯機
JP4289492B2 (ja) パッシブエントリーシステム
JP2009091839A (ja) コード凹凸キー
JP2009203699A (ja) 電子キーシステムの携帯機
JP5467533B2 (ja) 車両用始動システム
JP2009162027A (ja) 電子キーの携帯機システム
WO2015104747A1 (ja) 車両用電子キーシステムの携帯機
JP2006312821A (ja) 車両用ドアアンロック装置
JP2009121279A (ja) エンジン始動停止スイッチ装置
US20150179369A1 (en) Button assembley of engine start/stop switch for vehicles and engine start/stop switch for vehicles including the same
JP2007297774A (ja) ドア錠制御装置
JP2010077618A (ja) 電子キー
JP4680723B2 (ja) 通信端末
JP2009102835A (ja) 電話機能一体型電子キー及び電子キー機能部品
JP4886059B2 (ja) スイッチ装置、セキュリティシステム
JP2005351003A (ja) 携帯機、車両電力供給装置、及び電子キーシステム
JP4708700B2 (ja) 携帯機、アダプタ、キー装置
JP5043789B2 (ja) スイッチ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120529

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121002