JP2009200308A - 半導体パッケージ - Google Patents

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Abstract

【課題】集積回路内部で生じる電源電圧変動に伴う回路動作の不具合を未然に防止することが可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】矩形の半導体基板と、半導体基板の主面上に形成された集積回路と、半導体基板の主面上において半導体基板の外郭形状に沿って矩形状に設けられて集積回路に電源電圧を供給する電源配線と、電源配線の1つの角部に接続した主中継パッドと、1つの角部とは別の角部に接続した副中継パッドと、を含むICチップと、ICチップを支持する支持部と、外部電源供給端子と、主及び副中継パッドの双方を外部電源供給端子に接続する中継配線と、を有する半導体パッケージと、を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は集積回路が形成されたICチップとこれを支持する支持基板とを含む半導体パッケージに関する。
半導体集積回路の技術分野においては、更なる小型化、低コスト化を図るべく素子の微細化およびレイアウトの改良がなされている。特許文献1には、従来ボンディングパッドを回避するように形成されていた電源配線をボンディングパッド下に形成することによりチップ面積が縮小できる旨が記載されている。
ところで、ICチップは、パッケージング工程において支持基板としてのリードフレーム上にマウントされ、ICチップ表面に設けられたボンディングパッドとリードフレーム上のポスト部とがワイヤーボンディングにより結線される。これにより、ICチップ内部に形成された集積回路に対して半導体パッケージの外部リード端子を介して外部から電源電圧を供給したり、集積回路によって生成された出力信号を抽出することが可能となる。集積回路が外部より電源電圧の供給を受けて動作すると、集積回路を構成する各素子により充放電が繰り返される。かかる充放電によりICチップ内部に形成された電源配線の電圧は静的又は過渡的に変化する。電源配線上において電源電圧変動が生じると、電源配線に接続された回路ブロックの回路動作が不安定となったり、誤動作が生じる場合がある。このため、回路設計段階においては、かかる電圧変動を考慮して回路設計やパターン設計を行う必要があるが、大規模な回路に対して過渡的な電圧変動を考慮することは容易ではない。これに対処するべく、半導体パッケージを実装するプリント基板上の電源−グランド間にコンデンサを付加する等して電源電圧の安定化が図られている。
特開2000−058765号公報
図1は、ICチップ内部に形成された集積回路からこれに電源電圧を供給する外部電源に至るまでの電源供給経路を模式的に示したものである。符号1はICチップ、符号2はICチップがマウントされた支持基板、符号3は支持基板2が実装されたプリント基板を示している。外部電源108はプリント基板3の電源端子に接続される。コンデンサ109は、電源端子とグランド間に接続され、これにより電源電圧供給経路の電位の安定化が図られる。外部電源108より出力された電源電圧はプリント基板3の基板上配線107、支持基板上に設けられた外部電源供給端子106、中継配線105、ボンディングポスト部104、ボンディングワイヤー103およびICチップ1の表面に形成された電源パッド102を経由してICチップ1に供給される。ICチップ1に供給された電源電圧は、電源パッド102に接続された電源配線101を通じて、集積回路を構成する各回路ブロックに供給される。電源配線101は、ICチップ1の内部に延在する各回路ブロックに対して電源電圧を供給するための電源ラインであり、例えば回路ブロック群の外周を取り囲むように配置される。電源配線101は、その配線長や配線幅に応じた配線抵抗を有することから、図1に示すように複数の抵抗が格子状に接続された等価回路として表すことができる。
上記した如き経路を通じて電源配線101に供給された電源電圧は、集積回路の回路規模が比較的小さい場合には、コンデンサ109が付加されることによりその安定化を図ることが可能である。しかしながら、集積回路の微細化及び大規模化が進展すると、電源配線101の配線長の増大及び配線幅の縮小が余儀なくされることから、配線抵抗及び電流密度の増大を招くこととなる。その結果、電源パッド102に比較的近い領域110においては電源電圧の安定性は維持されるものの、電源パッド102から離れた領域111においては電圧降下の影響等により電源電圧の安定供給が困難となる。すなわち、集積回路の微細化や回路規模の増大が進むとICチップ面内に延在する全ての回路ブロックに電源電圧を安定に供給することが困難となる。その結果、電源配線101を介して安定した電源電圧の供給を受けることができない領域111に配置された回路ブロックにおいては回路動作が不安定となったり、誤動作が生じたりする。また、このような電源電圧変動に起因する回路動作の不具合は、実際にICチップを製造した後のウエハ検査工程や、プリント基板に実装された後の実機試験等において顕在化する場合が多く、このような不具合が発見された場合には、ICチップの回路設計やパターン設計から大幅な見直しが必要となり、製品開発の遅延や開発コストの増大を招く結果となる。さらに、かかる不具合の再発を防止するべく過剰な対策が施され、その結果チップ面積が拡大してしまうといった弊害を伴う場合もある。
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、集積回路内部で生じる電源電圧変動に伴う回路動作の不具合を未然に防止することが可能な半導体パッケージを提供することを目的とする。
本発明の半導体パッケージは、矩形の半導体基板と、前記半導体基板の主面上に形成された集積回路とからなるICチップと、前記ICチップを支持する支持基板とを含む半導体パッケージであって、前記集積回路は、前記半導体基板の主面上において前記半導体基板の外郭形状に沿って矩形状に設けられて前記集積回路に電源電圧を供給する電源配線と、前記電源配線の角部の1つに接続した主中継パッドと、前記1つの角部とは別の角部に接続した副中継パッドと、を含み、前記支持基板上に外部電源供給端子と、前記主及び副中継パッドの双方を前記外部電源供給端子に接続する中継配線と、を有することを特徴としている。
本発明の半導体パッケージによれば、ICチップ内部に形成された電源配線に対して複数の電源電圧供給経路が確保されるので、電源配線上で生じる電源電圧変動に伴う回路動作の不具合を未然に防止することが可能となる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ説明する。尚、以下に示す図において、実質的に同一又は等価な構成要素、部分には同一の参照符を付している。
図2は、本発明の半導体パッケージにおける電供給経路を模式的に示した図である。符号1はICチップ、符号2はICチップがマウントされた支持基板、符号3は半導体パッケージ2が実装されたプリント基板を示している。
ICチップ1は、矩形状の半導体基板からなり、その主面上に複数の回路ブロックからなる集積回路が形成されている。また、ICチップ1の主面上にはその外郭形状に沿って矩形状に配置された電源配線101が形成されている。すなわち、電源配線101は、集積回路を取り囲むように配置されている。集積回路を構成する各回路ブロックは、電源配線101に接続されており、電源配線101を介して電源電圧の供給を受けるようになっている。ICチップ1の周縁部には従来から設けられていた電源パッド(主中継パッド)102に加え、予備電源パッド(副中継パッド)300が形成されている。電源パッド102は例えば、矩形状に設けられた電源配線101上の角部(図中A点)に接続される。予備電源パッド300は例えば電源配線101上の他の角部(図中B点)に接続される。尚、予備電源パッド300は、ICチップ1上に複数設けられていてもよく、この場合、各予備電源パッド300は、例えば電源配線101の各角部(電源パッド102が接続した角部を除く)に接続されている。
ICチップ1は例えば、半田付け等により支持基板2上に固着される。ICチップ1の電源パッド102は、ボンディングワイヤー103により支持基板2上に形成されたポスト部104と結線され、支持基板2上に形成された中継配線105を介して外部電源供給端子106に接続される。一方、ICチップ1の予備電源パッド300は、ボンディングワイヤー403により支持基板2上に形成されたポスト部404に接続され、支持基板2上に形成された中継配線405を介して外部電源供給端子106に接続される。
外部電源108はプリント基板3の電源端子に接続される。コンデンサ109は、外部電源108に並列接続され、これにより電源供給経路の安定化が図られる。尚、コンデンサ109は、プリント基板3上に設けられていても半導体パッケージ2内に設けられていてもよい。外部電源108より出力された電源電圧はプリント基板3の基板上配線107経由して支持基板2の外部電源供給端子106に供給される。
本発明の半導体パッケージがかかる構成を有することにより、電源配線101上の図中A点に対しては、電源パッド102−ボンディングワイヤー103−ポスト部104−中継配線105−外部電源供給端子106−基板上配線107を経由する電源電圧供給経路を介して電源電圧が供給されるとともに、電源配線101上の図中B点に対しては、予備電源パッド300−ボンディングワイヤー403−ポスト部404−中継配線405−外部電源供給端子106−基板上配線107を経由する電源電圧供給経路を介して電源電圧が供給される。このように、本発明の半導体パッケージにおいては、ICチップ1と外部電源108との間に複数の電源電圧供給経路が設けられ、電源配線101上の複数の箇所に直接的に電源電圧の供給がなされるのである。ボンディングワイヤー403やパッケージ内配線405の抵抗は電源配線101の配線抵抗と比較して十分に小さいため、新たに設けられた電源供給経路により、電源配線101上のB点には適正な電源電圧が供給されることとなり、図中B点およびその周辺領域111の電位の安定化が図られる。その結果、電源配線101の領域111から電源電圧の供給を受ける各回路ブロックの誤動作等の問題は解消されることとなる。尚、ICチップ1上に予備電源パッドを複数設けた場合には、外部電源108からICチップ1に至る電源電圧供給経路は更に追加されることとなる。この場合において、予備電源パッドの各々を電源配線101の各角部に接続することで、電源配線101上の電源電圧変動をより効果的に防止することが可能となる。また、電源パッド102および予備電源パッド300の電源配線101上の接続箇所は角部に限定されないが、各回路ブロックにおける消費電力等を考慮しつつ互いに適当な間隔を確保するように離間して配置することが望ましい。
次に、上記した構成を有する本発明の半導体パッケージの好適な設計手順について以下に説明する。図3は、本発明の半導体パッケージの設計手順を示すフロー図である。図3のフロー図においては、ICチップ1のパターン設計からICチップ1を支持基板2に組み込むまでの一連の工程が示されている。
まず、集積回路を半導体基板上に形成するためのパターン設計を行う(ステップS1)。すなわち、本ステップにおいては、チップ面積、素子の発熱、回路動作の安定性等を考慮しつつ各回路ブロック、配線および各ボンディングパッド等のICチップ上のレイアウトを設計する。また、本ステップにおいては、電源電圧を各回路ブロックに対して供給するための電源配線101のレイアウト設計も行う。電源配線101は、ICチップ面内の広範囲に亘って延在する回路ブロックの各々に電源電圧を供給するため例えば、回路ブロック群の外周を取り囲むように半導体基板の外郭形状に沿って矩形状に配置される。
次に、パターン設計がひととおり完了したICチップパターン上の空き領域を抽出し、予備電源パッド300を追加する位置を決定する。すなわち、本ステップにおいては回路、配線、各ボンディングパッド等が形成されていないチップ上の空き領域のうち予備電源パッド300を追加形成するのに最適な空き領域を抽出する。そして、この空き領域に予備電源パッド300を配置し、これを電源配線101に接続するべくパターン設計を行う(ステップS2)。従来、ICチップ内部に電源電圧を取り込むための電源パッドは1つであり、電源パッドと電源配線101との接続点も1箇所となっていた。つまり、従来のICチップにおいては、電源配線101に対する電源電圧の供給経路は1箇所のみとなっていた。一方、本発明においては、ICチップ1上の空き領域を活用して追加的に予備電源パッド300が設けられる。尚、予備電源パッド300は、ICチップ上の空き領域との関係にもよるが、ICチップ上の複数の箇所に形成されることが望ましく、また、電源配線101の近傍に配置することが望ましい。好適な例としては、空き領域が生じやすく且つ電源配線101に近いICチップ1の角部が挙げられる。この場合、予備電源パッド300は、電源配線101の角部に接続されることとなる。
ここで、図4は、上記ステップS2の内容を実際のICチップで表現したものであり、図4(a)は、予備電源パッド形成前、すなわちステップS1完了後のICチップのレイアウト図であり、図4(b)は予備電源パッド追加後のレイアウト図である。図4(a)に示す如く、ICチップ1内には、複数の入出力セル201が設けられ、これに対応するように複数のボンディングパッド204が設けられる。各ボンディングパッドは、例えばチップ周縁部に沿って配置される。ICチップ1には更にコーナーセル202も設けられる。電源配線101は、ICチップ内に形成された回路ブロック群の外周を取り囲むように、ICチップ1の外郭形状に沿って矩形状に配置される。尚、電源配線101は、チップ面積の縮小を図るべく入出力セル201およびコーナーセル202の上部に絶縁膜を介して設けられている。電源配線101の1つの角部(図示せず)には、電源パッド(主中継パッド)102が接続されており、この電源パッド102を介して電源配線101に対して外部から電源電圧の供給が可能となっている。ICチップ1の角部には、回路ブロック、ボンディングパッドおよび配線等が形成されていない空き領域205が形成されている。上記ステップS2においては、このようなチップ上に形成された空き領域を抽出し、この空き領域205に予備電源パッド300を配置する。予備電源パッド300は、配線301により電源配線101に接続される。尚、ICチップ上に他にも空き領域が存在する場合には、予備電源パッド300は、図3(b)において図示した以外の部分にも形成され得る。
次に、上記ステップS1およびS2によって設計されたパターンに従って、ICチップを製造する(ステップS3)。
次に公知のウエハメジャー装置等を使用して、製造されたICチップを実際に動作させ、このときの各予備電源パッド300の電位を測定する(ステップS4)。すなわち、本ステップにおいては、電源配線101の複数箇所に接続された各予備電源パッド300をプロービングして電圧測定を行うことにより、電源配線101上に生じている電源電圧変動を観測するのである。尚、本ステップにおいては、動作保証範囲における不具合を完全に防止する観点から、室温測定のみならず高温や低温で測定を行うこととしてもよく、更に電源電圧を振って測定を行うこととしてもよい。
次に、上記ステップS4において測定した各予備電源パッド300の電位に基づいて、ICチップ1上に形成された予備電源パッド300のうち、実際にワイヤーボンディングを行って電源供給経路として機能させるものを少なくとも1つ選択する(ステップS5)。すなわち、本ステップにおいては、ステップS4において予備電源パッドを通じて測定された電源配線101上の電位が所定の電位に達していない場合や、電位が安定していない場合には、電源配線101上の当該予備電源パッドが接続された部分の近傍で電圧降下等が生じていることが考えられるので、このような適正な電位が観測されない予備電源パッドをワイヤーボンディング対象として選択する。つまり、選択された予備電源パッドは、本発明の副中継パッドとなる。一方、上記ステップS4において予備電源パッド300を通じて測定された電源配線101上の電位が正常であると認められる場合には、当該予備電源パッドはワイヤーボンディングの対象とはされない。
次に、上記ステップS5において選択された予備電源パッドの配置を考慮しつつ、支持基板2の配線105および405を形成する(ステップS6)。すなわち、本ステップにおいては、上記ステップS5において選択された予備電源パッド(副中継パッド)300および電源パッド(主中継パッド)102と外部電源供給端子106とが電気的に接続されるように支持基板2上の配線パターンを作成する。
次に、ステップS3において製造されたICチップ1をステップS6において作成された支持基板2に組み付ける(ステップS7)。本ステップにおいては、まず、半導体ウエハ内に形成された複数のICチップがダイシングされ単一のチップに個片化される。その後ICチップ1は、支持基板2上にマウントされ、ICチップ表面に形成された各ボンディングパッドと対応する支持基板上のポスト部とがワイヤーボンディングにより結線される。このワイヤーボンディングにより、電源パッド(主中継パッド)102とポスト部104とがボンディングワイヤー103により結線されるとともにステップS5において選択された予備電源パッド(副中継パッド)300とポスト部404とがボンディングワイヤー403により結線される。これにより、電源パッド(主中継パッド)102と予備電源パッド(副中継パッド)300の双方がそれぞれボンディングワイヤーおよび中継配線を介して外部電源供給端子106に接続される。ワイヤーボンディング完了後、公知のトランスファーモールド封入法により、支持基板2上にマウントされたICチップは樹脂封止される。以上の工程を経ることにより本発明の半導体パッケージが完成する。
上記した設計手順によれば、以下に示す効果が得られる。すなわち、ICチップ内部に電源電圧を取り込むための予備電源パッドがICチップのパターン設計段階で予め用意されているのでチップ内部における電源電圧変動に起因する不具合が発生した場合でもパターン設計から全面的に見直す必要がなくなるので、不具合対策のために製品開発スケジュールに遅延が生じるといった問題が解消できる。また、予備電源パッドは回路ブロックや配線のレイアウトが確定した後、ICチップの空き領域を活用して設けられるのでチップ面積の拡大を伴わない。また、予め用意された予備電源パッドは、実際の回路動作を通じてワイヤーボンディング対象の選択がなされるので、ほぼ確実に不具合発生を防止することができ、電源配線の面積を必要以上に拡大するといった過剰な対策を回避できる。また、実測に基づいてボンディング対象となる予備電源パッドの選択がなされ、全ての予備電源パッドに対してワイヤーボンディングを行わないので、ワイヤーボンディング回数の増加に伴うコストアップや生産効率の低下を抑制することが可能である。
尚、上記した実施例においては、ICチップの角部に電源パッドおよび予備電源パッドを配置する場合を例に説明したが、予備電源パッドをICチップの他の領域に配置することも可能である。また、上記した実施例においては、単一の外部電源に対して適用した場合を例に説明したが外部電源は複数であってもよい。また、上記した実施例においては、電源配線に対して電源供給経路を確保する場合を適用例を示したがグランド配線に対しても同様に適用可能である。すなわち、各回路ブロックに対して接地電位を供給するべくグランド配線がICチップ内部において電源配線と同様に半導体基板の外郭形状に沿って矩形状に配置されている。半導体基板内部に形成された集積回路の回路規模が増大に伴ってグランド配線に流れる電流が増大したり、グランド配線抵抗が増加するとグランド配線上で電圧降下が生じるため、各回路ブロックに対して適正な接地電位を供給できなくなり誤動作を誘発する場合がある。かかる問題に対しては、上記した実施例と同様の手法により対処することが可能である。具体的には、図3に示した工程フローのステップ2においてICチップ内部に接地電位を取り込むための追加的なグランドパッド(予備グランドパッド)を予め用意しておく。予備グランドパッドはグランド配線に接続される。そして、ステップS4において実際に回路動作させた状態で各予備グランドパッドの電位を測定する。ステップS5においては、ステップS4における測定結果に基づいて、適正な接地電位を示さない予備グランドパッドをワイヤーボンディング対象として選択する。ステップS7において選択された予備グランドパッドと対応する支持基板上のポスト部とを結線し、予備グランドパッドを支持基板のグランド端子に接続する。これにより、新たに接地電位供給経路が設けられることになり、グランド配線の電位が安定し、各回路ブロックの誤動作等の問題は解消されることとなる。
従来の半導体パッケージにおける電源供給経路を模式的に示した図である。 本発明の実施例である半導体パッケージの電源供給経路を模式的に示した図である。 本発明の実施例である半導体パッケージの設計手順を示すフロー図である。 本発明の実施例であるICチップのパターンレイアウト図である。
符号の説明
1 ICチップ
2 半導体パッケージ
3 プリント基板
101 電源配線
102 電源パッド
103 403 ボンディングワイヤー
104 404 ポスト部
105 405 中継配線
106 外部電源供給端子
300 予備電源パッド

Claims (7)

  1. 矩形の半導体基板と、前記半導体基板の主面上に形成された集積回路とからなるICチップと、前記ICチップを支持する支持基板とを含む半導体パッケージであって、
    前記集積回路は、前記半導体基板の主面上において前記半導体基板の外郭形状に沿って矩形状に設けられて前記集積回路に電源電圧を供給する電源配線と、前記電源配線の角部の1つに接続した主中継パッドと、前記1つの角部とは別の角部に接続した副中継パッドと、を含み、
    前記支持基板上に外部電源供給端子と、前記主及び副中継パッドの双方を前記外部電源供給端子に接続する中継配線と、を有することを特徴とする半導体パッケージ。
  2. 前記副中継パッドは前記ICチップの角部の各々に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ。
  3. 前記中継配線はワイヤーボンディング配線を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ。
  4. 請求項1に記載の半導体パッケージの設計方法であって、
    前記集積回路、前記電源配線および前記主中継パッドの前記ICチップ上における配置を設計するパターン設計ステップと、
    前記主中継パッドとは別に複数の予備の中継パッドを前記ICチップ上に配置してこれらを前記電源配線に接続したパターンを作成する中継パッド追加パターン作成ステップと、
    作成されたパターンに基づいて前記ICチップを製造するチップ製造ステップと、
    製造されたICチップの動作時における前記予備の中継パッドの各々の電位を測定する測定ステップと、
    前記予備の中継パッドの各々の電位の測定結果に基づいて前記複数の予備の中継パッドのうち前記副中継パッドとすべきものを少なくとも1つ選択する副中継パッド選択ステップと、
    前記ICチップを前記支持基板上に搭載し、前記主および副中継パッドと前記外部電源端子とをボンディングワイヤーを含む前記中継配線で接続するステップと、を含むことを特徴とする半導体パッケージの設計方法。
  5. 前記中継パッド追加パターン作成ステップにおいて、前記予備の中継パッドを前記ICチップ上の前記集積回路、前記電源配線および前記主中継パッドが形成されていない空き領域に配置すること特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージの設計方法。
  6. 前記予備の中継パッドを前記ICチップの角部に配置することを特徴とする請求項5に記載の半導体パッケージの設計方法。
  7. 前記副中継パッド選択ステップにおいて、前記測定ステップにおいて測定対象となった予備の中継パッドのうち、その電位が所定範囲内にないもののみを副中継パッドとして選択することを特徴とする請求項4に記載の半導体パッケージの設計方法。
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