JP2012030342A - Mems素子用パッケージ - Google Patents

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Abstract

【課題】使用する部材を最小限に抑え、高い信頼性を維持しつつ、チップのパッドとパッケージのパッドの結線組み合わせを自由に変更する。
【解決手段】パッケージは、通常パッドK01〜K48と、予備パッドK05”〜K10”,K15”〜K20”,K29”〜K34”,K39”〜K44”を有する。チップ1上に配置されたMEMSミラー素子M01〜M12の数をN、使用する素子の数をn、1個の素子あたりの電極数をNe、パッケージの1つの短辺の半分あたりの通常パッドに接続されると想定される素子の最大個数をhとしたとき、予備パッドを、パッケージの2つの短辺の両端にそれぞれNe/2×(N−n)/2個ずつ配置すると共に、(N−n)/2個とh−(N−n)/2個のうち小さい方の個数にNe/2を掛けた個数の予備パッドを、パッケージの2つの長辺の両端にそれぞれ配置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、MEMSミラー素子などのMEMS素子を複数搭載したチップを格納するMEMS素子用パッケージに関するものである。
半導体素子あるいはMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子などでは、汎用性を高めることと異なる顧客の要望に対応すること、コストを低減することなどが強く求められている。
通信用の波長選択スイッチ(WSS:Wavelength Selective Switch)に使用するMEMS素子では、波長多重されている光を波長ごとに分波し、分波した光をMEMS素子(ここではミラー)に当て、ミラーの角度を制御することによって、光路を選択している。櫛歯電極構造の素子の対向電極に電圧を印加したり、固定電極と可動電極からなる並行平板型の対向電極間に電圧を印加したりして、電極間に高電圧をかけた際に発生する静電引力を利用してミラーの角度を制御する素子が多い。一般には、可動電極構造にミラー構造が付属しているか、あるいは可動電極構造そのものがミラー構造になっている(非特許文献1参照)。
図4に従来のミラーモジュールの平面図を示す。図4において、1は複数のMEMSミラー素子M01〜M12が形成されたMEMSミラーアレイチップ、2はMEMSミラーアレイチップ1を収めるパッケージである。また、P01−A〜P12−DはMEMSミラーアレイチップ1上に形成されたパッド、K01〜K48はパッケージ2のパッドである。なお、Pxx−A,Pxx−B,Pxx−C,Pxx−D(xxは01〜12)は、MEMSミラー素子Mxxの電極に接続されていることを示す。パッケージ2には、気密封止が必要な場合には、シームリングが具備されている。また、構成部材にはリッドが加えられる。
ここで、MEMSミラーアレイチップ1に形成されるMEMSミラー素子M01〜M12について、非特許文献1に開示された構造を基に簡単に説明する。図5(A)、図5(B)はMEMSミラーアレイチップ1の組み立て工程図である。MEMSミラーアレイチップ1は、図5(A)に示すようにミラー基板100と電極基板200とを接合した構造を有している。ミラー基板100は、シリコンからなる支持層102と、開口部101に形成された可動電極である板ばね103a,103bと、ミラー104と、板ばね103a,103bとミラー104との連結部となる支持ばね105a,105bとを有する。板ばね103a,103bの一端は、支持層102に固定されている。板ばね103aと板ばね103bの間には、屈曲可能な一対の支持ばね105a,105bにより連結されてミラー104が配置されている。ミラー104は、一対の支持ばね105a,105bを通る、y軸と平行な第1の回動軸廻りに回動することができ、またミラー104の長さ方向と直交するx軸と平行な第2の回動軸廻りに回動することができる。
以上のような板ばね103a、支持ばね105a、ミラー104、支持ばね105bおよび板ばね103bの整列が1つのMEMSミラー素子のミラー基板側の構造を形成しており、このような構造が整列方向と垂直なx軸方向に沿って複数配置されて、MEMSミラーアレイチップ1のミラー基板側の構造を形成している。なお、図5(A)、図5(B)のx軸方向、y軸方向は、それぞれ図4に示したMEMSミラーアレイチップ1の長辺方向、短辺方向に相当する。
一方、電極基板200上には、1つのMEMSミラー素子毎に、板ばね103a,103bを駆動するための駆動用固定電極201a,201bと、ミラー104を駆動するための駆動用固定電極202とが設けられている。なお、図5(A)、図5(B)では図示していないが、駆動用固定電極202はx軸方向に沿って1つのMEMSミラー素子あたり2個設けられている。さらに、電極基板200の上には、所定距離離間してミラー基板100を固定するためのギャップ制御用バンプ204が形成されている。以上のような駆動用固定電極201a,201b,202が1つのMEMSミラー素子の電極基板側の構造を形成しており、このような構造がx軸方向に沿って複数配置されて、MEMSミラーアレイチップ1の電極基板側の構造を形成している。すなわち、一対の板ばね103a,103bと、ミラー104と、一対の支持ばね105a,105bと、一対の駆動用固定電極201a,201bと、一対の駆動用固定電極202で1つのMEMSミラー素子が構成されている。
また、電極基板200上には、パッドP01−A〜P12−D(図5(A)、図5(B)では不図示)が形成されている。MEMSミラー素子Mxxの駆動用固定電極201a,201bは、それぞれ図示しない配線を介して例えばパッドPxx−A,Pxx−Bと接続される。また、MEMSミラー素子Mxxの2つの駆動用固定電極202は、それぞれ図示しない配線を介して例えばパッドPxx−C,Pxx−Dと接続される。板ばね103a,103bとミラー104と支持ばね105a,105bとは、等電位(例えば接地電位)とされる。
次に、MEMSミラー素子M01〜M12の動作について簡単に説明する。駆動用固定電極201a,201bに駆動電圧を印加することで、静電引力が発生し、板ばね103aまたは103bが電極基板200の側に引き寄せられるように変位する。この結果、ミラー104は、x軸方向に平行な、ミラー104の中央部を通る第2の回動軸廻りに回動する。また、x軸方向に沿って配置された2つの駆動用固定電極202に印加する電圧を制御することで、一対の支持ばね105a,105bを通る第1の回動軸廻りにミラー104を回動させることができる。こうして、ミラー104は、直交する2軸で回動する。
以上の図5(A)、図5(B)の例では、MEMSミラーアレイチップ1をミラー基板と電極基板とからなるものとして説明しているが、ミラー基板と電極基板以外にも構成基板が存在することがある(非特許文献1、非特許文献2参照)。
上記のとおり、MEMSミラー素子Mxxの電極は、配線を介して、電極基板上に配置されたパッドPxx−A,Pxx−B,Pxx−C,Pxx−Dと電気的に接続されている。これらのパッドは、図4に示したように、MEMSミラーアレイチップ1がパッケージ2にダイボンディングされた後に、金ワイヤ3によってパッケージ2の表面のパッドK(K01〜K48)と電気的に接続される。
図6に示したように、パッケージ2の表面のパッドKは、パッケージ内部の多層配線を用いてパッケージ2の裏面あるいは表面に具備されたピン4(あるいはランド)と電気的に接続されている。各MEMSミラー素子M(M01〜M12)の電極とピン4とは1:1に対応しており、パッケージ2のピン4はFPCなどの配線ケーブル6を介して制御ボード5に接続されている。そのため、図4に示したように、MEMSミラーアレイチップ1のパッドPは、全てパッケージ2の対応するパッドKに金ワイヤ3などを利用して接続されている。
また、静電引力を駆動力とするMEMS素子では、高電圧を利用することが多く、オンチップ上もしくは制御ボード5には、外部回路7として昇圧用DC−DCコンバータを必要とする(非特許文献3参照)。このDC−DCコンバータは、MEMSミラー素子の電極の各々に対して1つずつ必要となる。よって、多チャンネルや複数軸駆動のミラーを多数配置しているMEMSミラーやMEMSスキャナでは、多量のコンバータが必要となる。
M.Usui,S.Uchiyama,E.Hashimoto,K.Hadama,Y.Ishii,N. Matsuura,T.Sakata,N.Shimoyama,Y.Sato,H.Ishii,T.Matsuura,F.Shimokawa,and Y.Uenishi,"Electrically Separated Two-axis MEMS Mirror Array Module for Wavelength Selective Switches",Proc.of Optical MEMS'2009,Clearwater Beach,Florida,USA,Aug.17-20,2009,pp.158-159 Yee L.Low,Ronald E.Scotti,David A.Ramsey,Cristian A.Bolle,Steven P.O'Neill and Khanh C.Nguyen,"Packaging of Optical MEMS devices",Proc.SPIE,Vol.4408,2001,pp.409-414 Dong Pan,Harry W.Li,and Bogdan M.Wilamowski,"A Low Voltage to High Voltage Level Shifter Circuit for MEMS Application",University/Government/Industry Microelectronics Symposium,2003.Proceedings of the 15th Biennial,2003,pp.128-131
上記のように、波長選択スイッチ(WSS)では、(1)波長(周波数)とミラーのピッチが光学系の設計によって異なること、(2)多めに作製しているミラーから顧客の望んでいる波長(周波数)に対応したミラーを動作させること、が望まれている。
MEMSミラー素子を格納するパッケージと制御ボードとを接続している配線の組み合わせを変えることで顧客の要望に対応することができるが、この場合には配線の種類を顧客が欲するパターン数だけ用意しなければならず、高いイニシャルコストを含めた配線の設計・製造をして、在庫を抱えなければならないという課題がある。また、波長選択スイッチの組み立て作業においては異なる品種のMEMSミラー素子を選択し、その配線から適切な配線を選択しなければならず、組み立て時の部材選別でヒューマンエラーを発生する可能性が高くなるという課題もある。
さらに、顧客に合わせて異なる設計(ピッチあるいは配線の接続先)のMEMSミラーを用意して、顧客に応じてMEMSミラーの部材を選択することも可能であるが、少量の場合にはコスト高になってしまうという課題があった。
また、図4の例では、全てのMEMSミラー素子M01〜M12を使用する場合が示されている。一方、パッケージ2の一部のパッドKが制御ボードに接続されない設計の場合は、単に使用できないMEMSミラー素子が増えるだけである。例えば図7の例では、MEMSミラーアレイチップ1の全てのパッドPはパッケージ2の対応するパッドKに金ワイヤ3によって接続されているが、パッドK01〜04,K21〜K28,K45〜K48が制御ボードに接続されていない。この結果、MEMSミラー素子M01,M02,M11,M12を使用することはできない。
図7の例の場合には問題を生じないが、顧客の要望に合わせて、使用するミラーの組み合わせを変更するために、ワイヤボンディング時に組み合わせを変更しようとすると、図8あるいは図9に示すように、ワイヤが極端に長くなる場合が発生し、信頼性に問題が発生する可能性があった。また、選択の仕方によっては、ワイヤが交差する箇所が発生し、ワイヤが長くなる以上に信頼性の問題を発生させる可能性が高くなるという課題もあった。
例えば図8の例では、図7の例と比較してMEMSミラーアレイチップ1のパッドPとパッケージ2のパッドKとの接続関係を、MEMSミラー素子1個分だけシフトさせている。パッドP01−A〜P01−D、P02−A〜P02−D,P03−A〜P03−D,P12−A〜P12−Dには金ワイヤが接続されていないので、MEMSミラー素子M01,M02,M03,M12を使用することはできない。図8の例の場合、MEMSミラーアレイチップ1の短辺方向に配置されたパッドPとパッケージ2の長辺方向に配置されたパッドKとの間を金ワイヤ3で接続し、またMEMSミラーアレイチップ1の長辺方向に配置されたパッドPとパッケージ2の短辺方向に配置されたパッドKとの間を金ワイヤ3で接続することになるので、非常にワイヤ長が長くなると共に、ワイヤ間隔が小さくなり、信頼性低下の原因となりやすい。
また、図9の例では、図7の例と比較してMEMSミラーアレイチップ1のパッドPとパッケージ2のパッドKとの接続関係を、MEMSミラー素子2個分だけシフトさせている。パッドP01−A〜P01−D、P02−A〜P02−D,P03−A〜P03−D,P04−A〜P04−Dには金ワイヤが接続されていないので、MEMSミラー素子M01,M02,M03,M04を使用することはできない。図9の例の場合、図8の例と同様にMEMSミラーアレイチップ1の短辺方向に配置されたパッドPとパッケージ2の長辺方向に配置されたパッドKとの間を金ワイヤ3で接続し、またMEMSミラーアレイチップ1の長辺方向に配置されたパッドPとパッケージ2の短辺方向に配置されたパッドKとの間を金ワイヤ3で接続することになるので、非常にワイヤ長が長くなると共に、ワイヤ3が交差する部分が発生するために、信頼性低下の原因となりやすい。
通信用システムあるいはそこで使用されている素子のコストを抑えるためには、少ない部材で歩留り良く製造することが必須であり、共通部材を利用して、異なる顧客の要望に対応することが必要である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、使用する部材を最小限に抑え、かつ高い信頼性を維持しつつ、チップのパッドとパッケージのパッドの結線組み合わせを自由に変更することができるMEMS素子用パッケージを提供することを目的とする。
本発明は、複数のMEMS素子を搭載した矩形のチップを格納する矩形のMEMS素子用パッケージにおいて、パッケージ中央部に格納されるチップに対してパッケージの4辺に配置された、前記チップのパッドとの接続用の第1のパッドと、パッケージの4辺に配置された、前記チップのパッドとの接続用の予備の第2のパッドと、前記第1のパッドと接続された外部接続用端子とを備え、前記チップの各パッドはチップの長辺と平行な第1の分割線に対して対称に配置され、各MEMS素子はチップの長辺方向に沿って配置され、このMEMS素子の電極のうち半数は前記第1の分割線で分割されるチップの一方の領域に配置されるパッドと接続され、電極の残りの半数は前記第1の分割線で分割されるチップの他方の領域に配置されるパッドと接続され、前記第1、第2のパッドはパッケージの長辺と平行な第2の分割線に対して対称に配置されているものとし、前記チップ上に配置されたMEMS素子の数をN、使用するMEMS素子の数をn(N≧n)、1個のMEMS素子あたりの電極数をNe、パッケージの1つの短辺の半分あたりの第1のパッド数をNy、パッケージの1つの短辺の半分あたりの第1のパッドに接続されると想定されるMEMS素子の最大個数をh(=Ny/2)としたとき、前記第2のパッドを、パッケージの2つの短辺の両端にそれぞれNe/2×(N−n)/2個ずつ配置すると共に、(N−n)/2個とh−(N−n)/2個のうち小さい方の個数にNe/2を掛けた個数の前記第2のパッドを、パッケージの2つの長辺の両端にそれぞれ配置し、前記第2のパッドは、近隣する辺にある前記第1のパッドと相互に結線されていることを特徴とするものである。
また、本発明のMEMS素子用パッケージの1構成例は、パッケージの長辺に配置された前記第2のパッドのうち最も内側のパッドから外側のパッドに向かって順番に前記第2のパッドを選択し、パッケージの短辺に配置された前記第1のパッドのうち最も外側のパッドから内側のパッドに向かって順番に前記第1のパッドを選択して、選択した第2のパッドと選択した第1のパッドとを接続すると共に、パッケージの短辺に配置された前記第2のパッドのうち最も内側のパッドから外側のパッドに向かって順番に前記第2のパッドを選択し、パッケージの長辺に配置された前記第1のパッドのうち最も外側のパッドから内側のパッドに向かって順番に前記第1のパッドを選択して、選択した第2のパッドと選択した第1のパッドとを接続することを特徴とするものである。
本発明によれば、例えば顧客の要望に応じてMEMS素子を選択して使用する場合において、チップのパッドとMEMS素子用パッケージのパッドとを接続するワイヤを適切な長さにすることができ、MEMS素子用パッケージの信頼性を向上させることができる。また、本発明では、MEMS素子をシフトして使用する場合において、シフト量が想定している最大のシフト量以内であれば、チップのパッドとMEMS素子用パッケージのパッドとを接続するワイヤを適切な長さにすることができると同時にワイヤが交差する部分を無くすことができ、MEMS素子用パッケージの信頼性を向上させることができる。その結果、本発明では、使用する部材を最小限に抑え、かつ高い信頼性を維持しつつ、チップのパッドとMEMS素子用パッケージのパッドの結線組み合わせを自由に変更することができ、任意のパターンのMEMS素子の組み合わせを動作可能にすることができる。
本発明の実施の形態に係るパッケージのパッド配置の例を示す平面図である。 本発明の実施の形態において基本形から1個分シフトしてMEMSミラー素子を使用する場合のMEMSミラーアレイチップとパッケージの結線状態を示す平面図である。 本発明の実施の形態において基本形から2個分シフトしてMEMSミラー素子を使用する場合のMEMSミラーアレイチップとパッケージの結線状態を示す平面図である。 従来のミラーモジュールの平面図である。 従来のMEMSミラーアレイチップの組み立て工程図である。 パッケージと外部の制御ボードとの接続を説明する図である。 従来のミラーモジュールにおいてパッケージの一部のパッドが制御ボードと接続されていない状態を説明する平面図である。 従来のミラーモジュールにおいてMEMSミラーアレイチップのパッドとパッケージのパッドとを、図7の状態からMEMSミラー素子1個分だけずらして結線したときの結線状態を示す平面図である。 従来のミラーモジュールにおいてMEMSミラーアレイチップのパッドとパッケージのパッドとを、図7の状態からMEMSミラー素子2個分だけずらして結線したときの結線状態を示す平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。一般的にパッケージのパッドはパッケージの4辺に配置されるので、この4辺配置の例を示す。MEMSミラーアレイチップの各パッドは、MEMSミラーアレイチップの長辺と平行な分割線に対して対称に配置されているものとする。MEMSミラー素子は、MEMSミラーアレイチップの長辺方向に沿って複数配置されているものとする。1個のMEMSミラー素子の電極のうち半数は、分割線で分割されるMEMSミラーアレイチップの一方の領域に配置されるパッドと接続され、電極の残りの半数は、分割線で分割されるMEMSミラーアレイチップの他方の領域に配置されるパッドと接続されるものとする。また、チップと同様に、パッケージの各パッドは、パッケージの長辺と平行な分割線に対して対称に配置されているものとする。
本実施の形態では、デバイスの数(MEMSミラーアレイチップに搭載されているMEMSミラー素子の数)をNとし、デバイスあたりの電極数をNeとし、パッケージの1つの短辺の半分あたりのパッド数をNyとし、パッケージの1つの長辺あたりのパッド数をNuとし、波長域に応じて選択するデバイス数(チャネル数)をnとする。なお、ここでのNy,Nuは後述する予備パッドを除いたパッドの数である。上記のとおり、1個のMEMSミラー素子の電極のうち半数がMEMSミラーアレイチップの一方の領域に配置されるパッドと接続され、電極の残りの半数がMEMSミラーアレイチップの他方の領域に配置されるパッドと接続されるので、パッケージの1つの短辺の半分あたりのパッドに接続されると想定されるMEMSミラー素子の最大個数はNy/2である。この値をh(=Ny/2)とする。
デバイスに繋がるパッドの総数は、一般的には、N×Neで表される。上記のように対称配置を想定しているので、パッケージの1つの短辺の半分に配置されているパッドの数と同短辺の残りの半分に配置されているパッドの数とが等しくなり、パッケージの対向する2つの短辺に配置されているパッドの総数は4Nyとなる。また、パッケージの1つの長辺と残りの長辺に配置されているパッドの数も等しいので、パッケージの対向する2つの長辺に配置されているパッドの総数は2Nuとなる。したがって、従来のパッケージにおいては、パッケージ上のパッドの総数は2×(2Ny+Nu)となり、この値がN×Neに等しくなる。
例えば、WSSでは、周波数グリッドが規定されていて、各波長の光の中心波長(周波数は波長の逆数)が決まっている。WSS用のMEMSミラーは対応する光の波長(周波数)に対応して、隣接するミラー間の距離が異なっている。ミラーピッチと周波数の関係は、光学系の設計事項である。よって、同じMEMSミラーを使用しても、あるMEMSミラーにあたる光の波長は、A社の光学系とB社の光学系では異なっていることがある。よって、MEMSミラーを多めに作製して、顧客に応じて動作させるMEMSミラーを変えることが実施されている。
本実施の形態では、チップに搭載されているN(Nは偶数)個のデバイスのうち、n(nはN≧nの偶数)個を使用する場合、予備パッドを増設すべきデバイス数を、パッケージの1つの短辺の半分あたり(N−n)/2個とし、また、パッケージの1つの長辺の半分あたりの、予備パッドを増設すべきデバイス数を、(N−n)/2個とh−(N−n)/2個のうち小さい方とする。したがって、予備パッドをパッケージの2つの短辺の両端にそれぞれNe/2×(N−n)/2個ずつ増設すればよい。また、(N−n)/2個とh−(N−n)/2個のうち小さい方の個数にNe/2を掛けた個数の予備パッドを、パッケージの2つの長辺の両端にそれぞれ増設すればよい。
パッケージの2つの短辺については、従来4Ny個のパッドを配置しているが、本実施の形態では、更にNe/2×(N−n)/2個の予備パッドをパッケージの2つの短辺の両端にそれぞれ配置するので、合わせて4Ny+Ne×(N−n)個のパッドを配置することになる。また、パッケージの2つの長辺については、従来2Nu個のパッドを配置しているが、本実施の形態では、更に(N−n)/2個とh−(N−n)/2個のうち小さい方の個数にNe/2を掛けた個数の予備パッドをパッケージの2つの長辺の両端にそれぞれ配置するので、合わせて2Nu+Ne×(N−n)個または2Nu+2{h−(N−n)/2}×Ne個のパッドを配置することになる。
なお、(N−n)/2は、MEMSミラーアレイチップのパッドとパッケージのパッドとの接続関係を、シフトし得るデバイスの最大個数を表している。つまり、本実施の形態では、N個のデバイスのうち中央のn個を使用する場合を基本形とする。この基本形から左右どちらかにシフトしてデバイスを使用する場合、シフトし得るデバイスの最大個数は(N−n)/2個となる。
以下、1例として12個のMEMSミラー素子が配置されたMEMSミラーアレイチップとそれに対応したパッケージを用いる場合で、制御ボードでは8個のMEMSミラー素子だけを駆動できるようにDC−DCコンバータが用意されている場合について図を用いて説明する。さらに顧客は、12個のMEMSミラー素子のうち任意の連続した(隣接した)8個のMEMSミラー素子を使用する場合について説明する。すなわち、N=12、n=8となる。
図1は、本実施の形態に係るパッケージのパッド配置の例を示す平面図であり、図4と同一の構成には同一の符号を付してある。
MEMSミラーアレイチップ1の4辺には、外部と電気的に接続するためのパッドP01−A〜P12−Dが配置されている。これらのパッドPは、MEMSミラーアレイチップ1の長辺と平行な分割線L1に対して対称に配置されている。MEMSミラーアレイチップ1には、12個のMEMSミラー素子M01〜M12が形成されている。図5(A)、図5(B)で説明したとおり、1個のMEMSミラー素子あたりの電極の数はNe=4個である。
MEMSミラーアレイチップ1上に形成されたパッドPxx−A,Pxx−B,Pxx−C,Pxx−D(xxは01〜12)は、MEMSミラー素子Mxxの電極に接続されている。1個のMEMSミラー素子Mxxの電極のうち半数は、分割線L1で分割されるMEMSミラーアレイチップ1の一方の領域に配置されるパッドPxx−A,Pxx−Bと接続され、電極の残りの半数は、分割線L1で分割されるMEMSミラーアレイチップ1の他方の領域に配置されるパッドPxx−C,Pxx−Dと接続される。
パッケージ2aの4辺には、MEMSミラーアレイチップ1と電気的に接続するためのパッドK01〜K48,K05”〜K10”,K15”〜K20”,K29”〜K34”,K39”〜K44”が配置されている。これらのパッドKは、パッケージ2aの長辺と平行な分割線L2に対して対称に配置されている。パッドK01〜K48は従来から存在するパッドである。以下、予備パッドと区別するために、このパッドK01〜K48を通常パッドと呼ぶ。通常パッドK01〜K48は、パッケージ内部の配線を介して、パッケージ2aの裏面あるいは表面に形成された図示しない外部接続用端子(ピンあるいはランド)と接続されている。
この通常パッドのうち、パッドK01〜K04,K21〜K28,K45〜K48は外部の制御ボード(不図示)と接続されない予定のパッドである。したがって、MEMSミラーアレイチップ1のパッドPとパッケージ2aのパッドKとの間を図4、図7と同様の結線で接続したとすると、MEMSミラー素子M01,M02,M11,M12が未使用のデバイスとなる。
一方、K05”〜K10”,K15”〜K20”,K29”〜K34”,K39”〜K44”は予備パッドである。N=12、n=8、Ne=4、h=3なので、予備パッドKyy”(yyは05〜10,15〜20,29〜34,39〜44)は、パッケージ2aの2つの短辺の両端にそれぞれNe/2×(N−n)/2=4個ずつ配置される。例えば図1に示すパッケージ2aの左上隅にはK07”〜K10”の4個の予備パッドが配置され、パッケージ2aの左下隅にはK39”〜K42”の4個の予備パッドが配置されている。
また、(N−n)/2=2個で、h−(N−n)/2=1個なので、予備パッドKyy”は、パッケージ2aの2つの長辺の両端にそれぞれ{h−(N−n)/2}×Ne/2=2個ずつ配置される。例えば図1に示すパッケージ2aの左上隅にはK05”,K06”の2個の予備パッドが配置され、パッケージ2aの右上隅にはK19”,K20”の2個の予備パッドが配置される。
図1に示すように、予備パッドKyy”は、パッケージ内部の配線によって、通常パッドKyyと接続されている。したがって、予備パッドKyy”と通常パッドKyyとは、同一の外部接続用端子(ピンあるいはランド)に接続されていることになる。予備パッドKyy”と通常パッドKyy間の結線の法則は以下のようになる。
まず、パッケージ2aの長辺に配置された予備パッドのうち最も内側のパッドから外側のパッドに向かって順番に予備パッドKyy”を選択し、パッケージ2aの短辺に配置された通常パッドのうち最も外側のパッドから内側のパッドに向かって順番に通常パッドKyyを選択して、選択した予備パッドKyy”と選択した通常パッドKyyとを接続する。このような選択と接続をパッケージ2aの4隅の各々について実施すればよい。
例えばパッケージ2aの左上隅の場合には、予備パッドK05”,K06”がそれぞれ通常パッドK05,K06と接続される。パッケージ2aの右上隅の場合には、予備パッドK19”,K20”がそれぞれ通常パッドK19,K20と接続される。パッケージ2aの左下隅の場合には、予備パッドK43”,K44”がそれぞれ通常パッドK43,K44と接続される。パッケージ2aの右下隅の場合には、予備パッドK29”,K30”がそれぞれ通常パッドK29,K30と接続される。
また、パッケージ2aの短辺に配置された予備パッドのうち最も内側のパッドから外側のパッドに向かって順番に予備パッドKyy”を選択し、パッケージ2aの長辺に配置された通常パッドのうち最も外側のパッドから内側のパッドに向かって順番に通常パッドKyyを選択して、選択した予備パッドKyy”と選択した通常パッドKyyとを接続する。このような選択と接続をパッケージ2aの4隅の各々について実施すればよい。
例えばパッケージ2aの左上隅の場合には、予備パッドK07”〜K10”がそれぞれ通常パッドK07〜K10と接続される。パッケージ2aの右上隅の場合には、予備パッドK15”〜K18”がそれぞれ通常パッドK15〜K18と接続される。パッケージ2aの左下隅の場合には、予備パッドK39”〜K42”がそれぞれ通常パッドK39〜K42と接続される。パッケージ2aの右下隅の場合には、予備パッドK31”〜K34”がそれぞれ通常パッドK31〜K34と接続される。
MEMSミラーアレイチップ1のパッドPの配置は、各MEMSミラー素子M01〜M12の電極と配線しやすい並びとなっている。電極とパッドPとを接続する配線が、交差しないようにしてMEMSミラーアレイチップ1の配線層数を少なくするように設計される。
製造方法の制限などからMEMSミラーアレイチップ1のパッドPの大きさとピッチは制限される。また、MEMSミラーアレイチップ1の電極基板の大きさには、WSSのスイッチシステム全体の大きさから制限がある。よって、電極基板の4辺にパッドPを配置しなければならない。
作製した全MEMSミラー素子を駆動できるようにDC−DCコンバータの数量が足りている場合にはなんら問題が発生しないが、比較的高価なDC−DCコンバータの数量を必要最低限に制限しなければならない場合には、多数あるMEMSミラー素子のうち光学系に応じて対応するMEMSミラー素子のみを動作させるように、MEMSミラー素子の駆動用電極と制御ボードの端子(あるいはDC−DCコンバータ)との相対関係を修正しなければならない。
図5(A)、図5(B)で説明したとおり、1個のMEMSミラー素子あたりの電極の数はNe=4個である。したがって、使用するMEMSミラー素子を8個とすると、DC−DCコンバータは、8ミラー×4駆動電極=32個必要となる。例えば、DC−DCコンバータを搭載した市販のチップを制御ボードとして用いる場合で、このチップが32chを制御できる場合、本実施の形態では1つのチップを用意すればよい。
仮に、12個全てのMEMSミラー素子を駆動できるようにすると、12ミラー×4電極=48chとなり、32ch分のDC−DCコンバータを搭載した市販のチップを2個用意することになるが、32ch×2個−48ch=16ch分のアンプが過剰装備される上、コストが高くなる。また、2個のチップを制御ボードに搭載することになるので、配線と周辺回路を含めて制御ボードの面積を大きくしてしまう原因となってしまう。
必要なDC−DCコンバータの数はMEMSミラー素子の駆動電極数によって異なり、駆動電極が3つの場合は、DC−DCコンバータを24個を用意すればよい。本実施の形態では、1個のMEMSミラー素子あたりの電極の数を4個とし、パッケージ2aと接続される制御ボード(不図示)においては8個のMEMSミラー素子だけ駆動できるように32chのDC−DCコンバータが1つのチップで構成されているものとする。
例えば、制御ボード内の1つの32chチップでMEMSミラー素子を駆動する場合には、上記のとおりパッケージ2a上の一部のパッドK01〜K04,K21〜K28,K45〜K48が制御ボードと接続されないことになり、MEMSミラーアレイチップ1のパッドPとパッケージ2aのパッドKとの間を図4、図7と同様の結線で接続したとすると、4個のMEMSミラー素子M01,M02,M11,M12を駆動できなくなる。ただし、制御ボードと接続するパッケージ2aの外部接続用端子の選択、すなわちパッドKの選択により、駆動できないMEMSミラー素子をM01〜M04にすることもできるし、M01〜M03,M12にすることもできる。
本実施の形態では、MEMSミラーアレイチップ1の中央部のMEMSミラー素子M03〜M10を駆動する際に配線がしやすくなるように設計されている。すなわち、MEMSミラーアレイチップ1の電極基板上の各パッドPとパッケージ2a上の対応するパッドKとが、短い配線で結線できるように設計されている。
N=12個のMEMSミラー素子M01〜M12のうち中央のn=8個のMEMSミラー素子M03〜M10を使用する場合、MEMSミラーアレイチップ1のパッドPとパッケージ2aのパッドKとの間は図4、図7と同様に結線すればよいので、予備パッドK05”〜K10”,K15”〜K20”,K29”〜K34”,K39”〜K44”は使用しない。この基本形から左右どちらかにシフトしてMEMSミラー素子を使用する場合は、予備パッドを使用することになる。
図2は、N=12個のMEMSミラー素子M01〜M12のうち中央のn=8個のMEMSミラー素子M03〜M10を使用する基本形から1個分シフトしてMEMSミラー素子を使用する場合のMEMSミラーアレイチップ1とパッケージ2aの結線状態を示す平面図である。図2の例では、MEMSミラー素子M04〜M11を使用し、MEMSミラーアレイチップ1のパッドPとパッケージ2aのパッドKとの間を金ワイヤ3によって接続する。
図2の例の場合、MEMSミラーアレイチップ1のパッドPとパッケージ2aのパッドKとの接続関係は、図4、図7と比較してパッド2個分(MEMSミラー素子に換算すると、MEMSミラー素子1個分)だけシフトしていることが分かる。例えば図4、図7の例では、MEMSミラーアレイチップ1のパッドP04−Aがパッケージ2のパッドK07と接続されているのに対し、図2の例では、パッドP04−Aがパッケージ2aの予備パッドK05”と接続されている。また、図4、図7の例では、MEMSミラーアレイチップ1のパッドP10−Aがパッケージ2のパッドK19と接続されているのに対し、図2の例では、パッドP10−Aがパッケージ2aの予備パッドK17”と接続されている。
図3は、基本形から2個分シフトしてMEMSミラー素子を使用する場合のMEMSミラーアレイチップ1とパッケージ2aの結線状態を示す平面図である。図3の例では、MEMSミラー素子M05〜M12を使用する。上記のように、基本形から左右どちらかにシフトしてMEMSミラー素子を使用する場合、シフトし得るMEMSミラー素子の最大個数は(N−n)/2=2個なので、図3の例は想定している最大のシフト量の場合を示している。
図3の例の場合、MEMSミラーアレイチップ1のパッドPとパッケージ2aのパッドKとの接続関係は、図4、図7と比較してパッド4個分(MEMSミラー素子に換算すると、MEMSミラー素子2個分)だけシフトしていることが分かる。例えば図4、図7の例では、MEMSミラーアレイチップ1のパッドP05−Aがパッケージ2のパッドK09と接続されているのに対し、図3の例では、パッドP05−Aがパッケージ2aの予備パッドK05”と接続されている。また、図4、図7の例では、MEMSミラーアレイチップ1のパッドP10−Aがパッケージ2のパッドK19と接続されているのに対し、図3の例では、パッドP10−Aがパッケージ2aの予備パッドK15”と接続されている。
以上のように、本実施の形態では、例えばWSSの所望の波長域に応じてMEMSミラー素子を選択して使用する場合においても、MEMSミラーアレイチップのパッドとパッケージのパッドとを接続するワイヤを適切な長さにすることができ、パッケージの信頼性を向上させることができる。また、本実施の形態では、基本形から左右どちらかにシフトしてMEMSミラー素子を使用する場合において、シフト量が想定している最大のシフト量以内であれば、MEMSミラーアレイチップのパッドとパッケージのパッドとを接続するワイヤを適切な長さにすることができると同時にワイヤが交差する部分を無くすことができ、パッケージの信頼性を向上させることができる。その結果、本実施の形態では、使用する部材を最小限に抑え、かつ高い信頼性を維持しつつ、MEMSミラーアレイチップのパッドとパッケージのパッドの結線組み合わせを自由に変更することができ、任意のパターンのMEMSミラー素子の組み合わせを動作可能にすることができる。
なお、本実施の形態では、N=12個のMEMSミラー素子M01〜M12のうちn=8個のMEMSミラー素子を使用する場合について説明しているが、予備パッドの数量は上記の説明から明らかなように条件によって異なる。よって、例えば38個のミラーから32個を選択する際など、別の場合には、チップ上に配置したMEMSミラー素子の数、使用するMEMSミラー素子の数、最大シフト量、通常パッドの配置により予備パッドの配置の仕方が異なることはいうまでもない。
パッケージの作製では、ピン数が多く、パッケージをできるだけ小さくするために、多層配線を使用することが一般的であるために、パッケージに予備パッドを配置したが、電極基板で多層配線を用いている場合には、電極基板に予備パッドを配置しても良い。
本発明は、MEMSミラー素子などのMEMS素子を複数搭載したチップを格納するMEMS素子用パッケージに適用することができる。
1…MEMSミラーアレイチップ、2a…パッケージ、3…金ワイヤ、M01〜M12…MEMSミラー素子、P01−A〜P12−D,K01〜K48…パッド、K05”〜K10”,K15”〜K20”,K29”〜K34”,K39”〜K44”…予備パッド。

Claims (2)

  1. 複数のMEMS素子を搭載した矩形のチップを格納する矩形のMEMS素子用パッケージにおいて、
    パッケージ中央部に格納されるチップに対してパッケージの4辺に配置された、前記チップのパッドとの接続用の第1のパッドと、
    パッケージの4辺に配置された、前記チップのパッドとの接続用の予備の第2のパッドと、
    前記第1のパッドと接続された外部接続用端子とを備え、
    前記チップの各パッドはチップの長辺と平行な第1の分割線に対して対称に配置され、各MEMS素子はチップの長辺方向に沿って配置され、このMEMS素子の電極のうち半数は前記第1の分割線で分割されるチップの一方の領域に配置されるパッドと接続され、電極の残りの半数は前記第1の分割線で分割されるチップの他方の領域に配置されるパッドと接続され、前記第1、第2のパッドはパッケージの長辺と平行な第2の分割線に対して対称に配置されているものとし、
    前記チップ上に配置されたMEMS素子の数をN、使用するMEMS素子の数をn(N≧n)、1個のMEMS素子あたりの電極数をNe、パッケージの1つの短辺の半分あたりの第1のパッド数をNy、パッケージの1つの短辺の半分あたりの第1のパッドに接続されると想定されるMEMS素子の最大個数をh(=Ny/2)としたとき、
    前記第2のパッドを、パッケージの2つの短辺の両端にそれぞれNe/2×(N−n)/2個ずつ配置すると共に、(N−n)/2個とh−(N−n)/2個のうち小さい方の個数にNe/2を掛けた個数の前記第2のパッドを、パッケージの2つの長辺の両端にそれぞれ配置し、
    前記第2のパッドは、近隣する辺にある前記第1のパッドと相互に結線されていることを特徴とするMEMS素子用パッケージ。
  2. 請求項1記載のMEMS素子用パッケージにおいて、
    パッケージの長辺に配置された前記第2のパッドのうち最も内側のパッドから外側のパッドに向かって順番に前記第2のパッドを選択し、パッケージの短辺に配置された前記第1のパッドのうち最も外側のパッドから内側のパッドに向かって順番に前記第1のパッドを選択して、選択した第2のパッドと選択した第1のパッドとを接続すると共に、
    パッケージの短辺に配置された前記第2のパッドのうち最も内側のパッドから外側のパッドに向かって順番に前記第2のパッドを選択し、パッケージの長辺に配置された前記第1のパッドのうち最も外側のパッドから内側のパッドに向かって順番に前記第1のパッドを選択して、選択した第2のパッドと選択した第1のパッドとを接続することを特徴とするMEMS素子用パッケージ。
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