JP2009197704A - 副室式ガスエンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の副室式ガスエンジンでは、主室から副室連通路を通り副室に燃料が流入する際、複数の副室噴孔間で流量のアンバランスが生じ、副室内において、ガス濃度分布が不均一となり着火ロバスト性が向上し難い可能性がある。
【解決手段】そのために、本発明の副室式ガスエンジンは、シリンダ内の主室と、シリンダヘッドの中央に設けられた副室と、前記副室の下部に設けられ前記主室と連通する連通路と、前記副室に燃料ガスを導入するトーチガス導入通路と、前記副室に設けられた着火装置とを備えた副室式ガスエンジンにおいて、前記連通路に偏流低減装置を備えたことを特徴とする。これにより、副室内ガス濃度の均一化を促進することにより、着火ロバスト性を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、副室式ガスエンジンに関し、特に副室内ガス濃度の均一化を促進する副室ガス式エンジンに関する。
従来から、気薄混合ガス燃料をエンジンの主室に導入するとともに、主室に隣接して設けられた副室内で着火しやすい濃度の混合ガス燃料に着火させ、複数の噴孔から噴出する火炎により主室に向けてトーチを形成して、主室内の気薄混合ガス燃料を燃焼させる副室式ガスエンジンが知られている。
副室式ガスエンジンの従来の技術として、図9に示すように、シリンダヘッド10aのほぼ中央に副室を有し、かつ副室の上部から点火用補助ガスを流入させる通路101を有し、さらに点火プラグ13によって副室内で点火し、主燃焼室内へ副室噴孔4からトーチを形成する火花点火エンジンにおいて、前記副室の前記点火プラグ13の前方に、断面が円弧状に絞られたスロート状通路104を設けて、副室の下部室103に縦旋回流等の流を生じさせる一方、副室の上部室102の点火プラグ13付近では比較的穏やかな流れで乱れの少ない濃混合気が形成され安定した点火を得ようとする副室式ガスエンジンが知られている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に記載のものでは、主室から副室に燃料が流入する際、複数の噴孔4間で流量のアンバランスが生じ、特に下部室103内の流況が安定しないことがある。また、上部室102内においても、ガス濃度分布が不均一となり着火ロバスト性を向上させられないという問題がある。
また、図10に示すように、シリンダヘッドのほぼ中央に副室106を持ち、その内部へ点火しやすい混合比のガス燃料をトーチ用ガス燃料導管101から導き点火プラグ13によって点火し副室噴孔105より、主室内へトーチを形成する火花点火エンジンにおいて、圧縮時に副室106内に縦旋回流が生じるように副室噴孔105を副室106の中心軸線に対して、非対称に形成して、副室106内で点火された火炎が旋回流に乗って点火するようにした副室式ガスエンジンが知られている(例えば、特許文献2)。
しかしながら、特許文献2に記載のものでは、副室106内の下部において主に縦旋回流が生じるものの、着火装置13付近においては、十分にガス濃度分布が均一なりにくく着火ロバスト性を向上させにくいという問題がある。
また、図11に示すように、副室式エンジンにおいて、シリンダヘッド10aの中央副室が、副室噴孔4から上方に延出する副室連通路109と、副室連通路109の上端部から拡径して上方に延出する副室空間部108とからなり、点火プラグ13の点火部が、副室空間部108の側部に配置され、副室連通路109の中心軸と点火部とを通る断面において、副室空間部108の中心が副室連通路109の中心軸に対して側方に偏心するように副室を形成して、副室空間部108において、副室連通路109から規則的なガス流動を発生しつつ流入した新気を、燃料供給弁から供給された燃料と良好に混合し、その均質な混合気を点火プラグ13により安定して火花点火し、失火の発生を防止しようとしたものが知られている(例えば、特許文献3)。
しかしながら、特許文献3に記載のものでは、主室から副室連通路109を通り副室空間部108に燃料が流入する際、複数の副室噴孔4間で流量のアンバランスが生じ、副室内において、ガス濃度分布が不均一となり着火ロバスト性が向上し難い可能性がある。
実用新案登録第2567875号公報 特開平2−153221号公報 特開2007−255313号公報
本発明は、上記の従来の各特許文献に記載のものが有していた問題を解決しようとするものであり、副室内において、旋回流れの発達を促し、副室内のガス濃度の均一化を促進し、副室内ガス濃度の均一化を促進することにより、着火ロバスト製を向上させる副室式ガスエンジンを提供することを目的とする。
上記の問題点に対し本発明は、以下の各手段を以って課題の解決を図る。
第1の手段は、シリンダ内の主室と、シリンダヘッドの中央に設けられた副室と、前記副室の下部に設けられ前記主室と連通する連通路と、前記副室に燃料ガスを導入するトーチガス導入通路と、前記副室に設けられた着火装置とを備えた副室式ガスエンジンにおいて、前記連通路に偏流低減装置を備えたことを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段の副室式ガスエンジンにおいて、前記連通路の横断面積は、前記主室の横断面積の1/9〜1/25であることを特徴とする請求項1に記載の副室式ガスエンジン。
第3の手段は、第1又は2の手段の副室式ガスエンジンにおいて、前記偏流低減装置は、前記連通路の下端に設けられた前記連通路2より横断面積の大きい連通路下部拡大部であることを特徴とする。
第4の手段は、第3の手段の副室式ガスエンジンにおいて、前記連通路下部拡大部の横断面積は、前記連通路の横断面積の1.4〜2.3倍であることを特徴とする。
第5の手段は、第1又は2の手段の副室式ガスエンジンにおいて、前記偏流低減装置は、前記連通路の上端に設けられたオリフィスであることを特徴とする。
第6の手段は、第1又は2の手段の副室式ガスエンジンにおいて、前記偏流低減装置は、前記連通路の内壁面に設けられた旋回溝又は突起であることを特徴とする。
第7の手段は、シリンダ内の主室と、シリンダヘッドの中央に設けられた副室と、前記副室の下部に設けられ前記主室と連通する連通路と、前記副室に燃料ガスを導入するトーチガス導入通路と、前記副室に設けられた着火装置とを備えた副室式ガスエンジンにおいて、前記トーチガス導入通路の出口の向きは、前記副室の中心軸線から偏向していることを特徴とする。
第8の手段は、第7の手段の副室式ガスエンジンにおいて、前記連通路の横断面積は、前記主室の横断面積の1/9〜1/25であることを特徴とする。
特許請求の範囲に記載の各請求項に係る発明は、上記の各手段を採用しており、副室内ガス濃度の均一化を促進することにより、着火ロバスト性を向上させることができる。
以下、本発明の各実施の形態に係る副室式ガスエンジンにつき説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る副室付ガスエンジンの縦断面図である。
図2は、本発明の第2の実施の形態に係る副室付ガスエンジンにおける副室の縦断面図、図3は、図2のA−A断面図である。
図4は、本発明の第3の実施の形態に係る副室付ガスエンジンにおける副室の縦断面図、図5は、図4のB−B断面図である。
図6は、本発明の第4の実施の形態に係る副室付ガスエンジンにおける副室の縦断面図である。
図7は、本発明の第5の実施の形態に係る副室付ガスエンジンにおける副室の縦断面図である。
図8は、本発明の第6の実施の形態に係る副室付ガスエンジンにおける副室の縦断面図である。
<本発明の第1の実施の形態>
先ず、図1に基づき、本発明の第1の実施の形態に係る副室付ガスエンジンにつき説明する。
図1に図示のように、副室式ガスエンジンは、シリンダ10と、シリンダ10内に収納され往復運動するピストン11と、シリンダ10のシリンダヘッド10aの周囲に接続された給気ポート14及び排気ポート16と、給気ポート14を開閉する給気弁15と、排気ポート16を開閉する排気弁17とを備えている。
そして、シリンダヘッド10aとピストン11との空間に、燃焼室である主室12が形成されている。
シリンダヘッド10aの中央には、副室1が設けられており、主室12と副室1とは、複数個(例えば4〜10個)の副室噴孔4により連通されている。
副室1の上部には、副室1の混合気を火花点火するための点火プラグ等の着火装置13が設けられ、副室1に燃料ガスを供給するためのトーチガス導入通路(点火用補助ガス通路)5が接続されている。
なお、副室1の下端部はシリンダヘッド10aより下方に突出しており、ピストン11の上面中央には凹部が形成されている。
ピストン11の上面中央に凹部を形成することで、圧縮工程の上死点において、ピストン11の上面周囲はシリンダヘッド10aの下面周囲に近接する。
従って、主室12は、ほぼピストン11の上面中央の凹部のみなり、圧縮率を高めると共に、燃焼率を向上させている。
この副室式エンジンは吸気行程、圧縮行程、燃焼・膨張行程、排気行程を行う4サイクルエンジンであり、吸気行程においては、給気弁15を開いて希薄燃料ガスが主室12内に給気される。
このとき、希薄燃料ガスは、高効率且つ低NOxとするために、この希薄燃料ガスのみでは着火装置13により燃焼させることはできない。
そこで、副室式エンジンでは、副室1を設け、圧縮行程において、主室12から副室噴孔4を経由して流入した希薄燃料ガスにトーチガス導入通路5から燃料ガスを噴出し混合して、着火装置13により着火可能な濃度になるようにしている。
このとき、従来のものでは、主室12から副室噴孔4を通り副室1に希薄燃料ガスが流入する際、複数の副室噴孔4間で流量のアンバランスが生じ、副室1内において、混合燃料ガス濃度分布が不均一となり着火ロバスト性を向上させることができ難かった。
そこで、図1に図示の本発明の第1の実施の形態に係る副室付ガスエンジンにおいては、副室1を漏斗状にし、副室1の下部に連通路2及び連通路下部拡大部3を接続し、この連通路下部拡大部3に複数個の副室噴孔4を穿設している。
即ち、従来のように、副室1に直に副室噴孔4を穿設したものでは、上記のように混合燃料ガスの状態が良くない。
そこで、本実施の形態においては、主室12から複数の副室噴孔4を通して流入し混合した希薄燃料ガスのアンバランスを解消し流速を遅くするために、連通路2が設けられている。
連通路2にて混合され流速が遅くなった希薄燃料ガスは、副室1に流入する。
更に、本実施の形態においては、連通路2の下端に偏流低減装置としての連通路下部拡大部3を設けている。
なお、連通路下部拡大部3の下半分は、シリンダヘッド10aの下面より下方に突出しており、連通路下部拡大部3の下半分の周方向に複数個の副室噴孔4を等間隔で分散配置している。
このような構造によれば、主室12から複数の副室噴孔4を通して流入し混合した希薄燃料ガスのアンバランスは更に解消される。
そして、連通路2から副室1に流入した混合燃料ガスは、着火装置13により燃焼させることが可能なガス濃度になるように、トーチガス導入通路5から供給された燃料ガスと混合される。
このとき、副室1内の混合燃料ガスの濃度分布は均一となり、適度な流速となっているので、確実に着火させることができる。
なお、副室1、連通路2、連通路下部拡大部3の横断面形状は、円状であることが好ましい。
また、副室1の容積は、混合燃料ガスが燃焼し主室12に噴出させる火炎ジェットの量により決定され、この容積、形状(漏斗状)に基づき副室1の直径D1(或いは断面積)が決められる。
一方、連通路2の直径D2(或いは断面積)は、複数の副室噴孔4の合計断面積に基づき決定される。
即ち、連通路2の断面積が複数の副室噴孔4の合計断面積と等しいような直径D2の場合は、希薄燃料ガスの流速を遅くすることができない。
そこで、流速が遅くなるように、少なくとも連通路2の断面積が複数の副室噴孔4の合計断面積の2〜4倍程度となるような直径D2とすることが好ましい。
これより小さいと希薄燃料ガスの流速が遅くならず、これより大きいと縮流による整流効果が悪くなり、アンバランスの解消が悪くなるからである。
また、連通路下部拡大部3の直径D3(或いは断面積)は、連通路2の直径D2の1.2〜1.5倍程度(即ち、横断面積比は、1.44〜2.25倍≒1.4〜2.3倍)とするのが好ましい。
一方、主室12に噴出させる火炎ジェットの量、連通路2における流速等を考慮すると、副室1の直径D1は連通路2の直径D2の3〜5倍程度(即ち、横断面積比は、9〜25倍、言い換えれば、連通路2の横断面積は、副室1の横断面積の1/9〜1/25)となる。
なお、連通路2及び連通路下部拡大部3の合計容積(即ち、横断面積或いは直径)は、上記のごとく、できる限り小さくすることが好ましい。
即ち、副室1における混合燃料ガスの生成過程において、連通路2及び連通路下部拡大部3では、トーチガス導入通路5から供給された燃料ガスが混合され難く、希薄燃料ガスのままの状態となる可能性が高いため、従来の特許文献3に記載のもののように、連通路2(及び連通路下部拡大部3)の合計容積が大きすぎると、燃焼、主室12への火炎ジェットの噴出に悪影響を与える可能性がある。
上記の本発明の第1の実施の形態に係る副室付ガスエンジンによれば、複数の副室噴孔4から流入した希薄燃料ガスは、連通路下部拡大部3及び連通路2通過時の縮流による整流効果で偏流が低減され、副室1内における混合燃料ガスの濃度の均一化が促進される。
<本発明の第2の実施の形態>
次に、図2、3に基づき、本発明の第2の実施の形態に係る副室付ガスエンジンにつき説明する。
図2は副室のみ図示しているが、副室付ガスエンジンとしての主要な構成部材については、上記の本発明の第1の実施のものと同様のものを備えている。
なお、本発明の第2の実施の形態においては、図1に図示の連通路下部拡大部3は無いが、連通路下部拡大部3を設けても良い。
図2、3に図示のように、本発明の第2の実施の形態においては、副室1に燃料ガスを噴出するトーチガス導入通路5aを、副室1の中心軸線Oに対して偏向させている。
即ち、トーチガス導入通路5aの出口6aの向きが、副室1の中心軸線Oに対して角度θとなるようにトーチガス導入通路5aが設けられている。
本発明の第2の実施の形態に係る副室付ガスエンジンによれば、本発明の第1の実施の形態のものと同様に、複数の副室噴孔4から流入した希薄燃料ガスは、連通路2通過時の縮流による整流効果で偏流が低減され、副室1内における混合燃料ガスの濃度の均一化が促進される。
更に、副室1内において、燃料ガスがトーチガス導入通路5aから副室1の中心軸線Oに対して角度θで偏向して噴出されるので、副室1の混合燃料ガスは旋回され、主室12からの希薄燃料ガスの偏流は低減される。
このようにして、副室1内において、横旋回流れの発達を促進し、混合面量ガス濃度の均一化を促進することができる。
<本発明の第3の実施の形態>
次に、図4、5に基づき、本発明の第3の実施の形態に係る副室付ガスエンジンにつき説明する。
本発明の第3の実施の形態のものは、副室1の側面に、トーチガス導入通路5bの出口6bの向きが、副室1の中心軸線Oに対して角度θとなるようにトーチガス導入通路5bが形成されている。
その他の構成は、上記の本発明の第2の実施の形態のものと同様である。
そして、本発明の第3の実施の形態に係る副室付ガスエンジンによれば、本発明の第2の実施の形態のものと同様の作用効果を奏する。
<本発明の第4の実施の形態>
次に、図6に基づき、本発明の第4の実施の形態に係る副室付ガスエンジンにつき説明する。
なお、図6も副室のみ図示しているが、副室付ガスエンジンとしての主要な構成部材については、上記の本発明の第1の実施のものと同様のものを備えている。
なお、本発明の第4の実施の形態においても、図1に図示の連通路下部拡大部3は無いが、連通路下部拡大部3を設けても良い。
図6に図示のように、本発明の第4の実施の形態においては、連通路2の上端の副室1への入口に偏流低減装置としてのオリフィス7(リング状の段差)を設け、偏流を低減させようにしている。
本発明の第4の実施の形態に係る副室付ガスエンジンによれば、本発明の第1の実施の形態のものと同様に、複数の副室噴孔4から流入した希薄燃料ガスは、連通路2通過時の縮流による整流効果で偏流が低減され、副室1内における混合燃料ガスの濃度の均一化が促進される。
そして、希薄燃料ガスが連通路2から副室1に流入する際に、オリフィス7により、更に縮流による整流効で偏流が低減され、副室1内の混合燃料ガス濃度の均一化が促進される。
<本発明の第5の実施の形態>
次に、図7に基づき、本発明の第5の実施の形態に係る副室付ガスエンジンにつき説明する。
なお、図7も副室のみ図示しているが、副室付ガスエンジンとしての主要な構成部材については、上記の本発明の第1の実施のものと同様のものを備えている。
なお、本発明の第5の実施の形態においても、図1に図示の連通路下部拡大部3は無いが、連通路下部拡大部3を設けても良い。
図7に図示のように、本発明の第5の実施の形態においては、連通路2の内壁面に偏流低減装置としての旋回溝8(螺旋状溝、ネジ状溝、螺旋状突起、ネジ状突起も含む)を設け、気筒からの流入ガスの偏流を低減させようにしている。
なお、図7に図示の旋回溝8は、1条のものを1回転させたものとなっているが、これに限定されるものではなく、ネジ状に数回転するものでも、数条のものを各々1回転させるようにしたものでも良い。
本発明の第5の実施の形態に係る副室付ガスエンジンによれば、本発明の第1の実施の形態のものと同様に、複数の副室噴孔4から流入した希薄燃料ガスは、連通路2通過時の縮流による整流効果で偏流が低減され、副室1内における混合燃料ガスの濃度の均一化が促進される。
そして、希薄燃料ガスが連通路2を通過する際に、旋回溝8により、更に横旋回流れの発達を促進し、副室1内の混合燃料ガス濃度の均一化が促進される。
<本発明の第6の実施の形態>
次に、図8に基づき、本発明の第6の実施の形態に係る副室付ガスエンジンにつき説明する。
なお、図8も副室のみ図示しているが、副室付ガスエンジンとしての主要な構成部材については、上記の本発明の第1の実施のものと同様のものを備えている。
なお、本発明の第6の実施の形態においても、図1に図示の連通路下部拡大部3は無いが、連通路下部拡大部3を設けても良い。
また、図6に図示のオリフィス7、或いは、図7に図示の旋回溝8を設けても良い。
図8に図示のように、本発明の第6の実施の形態においては、副室1の底部のテーパ角度αを水平近くまで寝かせ、副室1内における縦旋回流れの発達を促進して混合させるようにしている。
本発明の第6の実施の形態に係る副室付ガスエンジンによれば、本発明の第1の実施の形態のものと同様の作用効果を奏するとともに、
連通路2における希薄燃料ガスの縦旋回流れの発達を促し、副室1内の混合燃料ガスの濃度の均一化を促進する。
<その他の実施の形態>
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明は上記の各実施の形態に限定されず、本発明の各実施の形態のものを組合わせても良く、更には、本発明の範囲内で種々の変更を加えても良いことは言うまでもない。
例えば、副室1における着火装置13は、点火プラグによる火花着火に限定されるものではなく、レーザ光による着火方式としても良い。
また、例えば、図1に図示のごとく連通路下部拡大部3を設け、図2(或いは図3)に図示のごとくトーチガス導入通路5a、5bの出口6a、6bの向きが、副室1の中心軸線Oに対して角度θとなるようにトーチガス導入通路5bを形成し、図6(或いは図7)に図示のごとくオリフィス7(或いは旋回溝8)を設けたものとしても良い。
また、着火装置13は、副室1の頂部ではなく、側面に設けても良い。
本発明の第1の実施の形態に係る副室付ガスエンジンの縦断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る副室付ガスエンジンにおける副室の縦断面図である。 図2のA−A断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る副室付ガスエンジンにおける副室の縦断面図である。 図4のB−B断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る副室付ガスエンジンにおける副室の縦断面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る副室付ガスエンジンにおける副室の縦断面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る副室付ガスエンジンにおける副室の縦断面図である。 従来の副室付ガスエンジンにおける副室の縦断面図である。 従来の副室付ガスエンジンにおける副室の縦断面図である。 従来の副室付ガスエンジンにおける副室の縦断面図である。
符号の説明
1、1a 副室
2a、2b 連通路
3 連通路下部拡大部(偏流低減装置)
4 副室噴孔
5、5a、5b トーチガス導入通路(点火用補助ガス通路)
6a、6b 出口
7 オリフィス(偏流低減装置)
8 旋回溝(偏流低減装置)
10 シリンダ
10a シリンダヘッド
11 ピストン
12 主室
13 着火装置
14 給気ポート
15 給気弁
16 排気ポート
17 排気弁

Claims (8)

  1. シリンダ内の主室と、シリンダヘッドの中央に設けられた副室と、前記副室の下部に設けられ前記主室と連通する連通路と、前記副室に燃料ガスを導入するトーチガス導入通路と、前記副室に設けられた着火装置とを備えた副室式ガスエンジンにおいて、
    前記連通路に偏流低減装置を備えたことを特徴とする副室式ガスエンジン。
  2. 前記連通路の横断面積は、前記主室の横断面積の1/9〜1/25であることを特徴とする請求項1に記載の副室式ガスエンジン。
  3. 前記偏流低減装置は、前記連通路の下端に設けられた前記連通路より横断面積の大きい連通路下部拡大部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の副室式ガスエンジン。
  4. 前記連通路下部拡大部の横断面積は、前記連通路の横断面積の1.4〜2.3倍であることを特徴とする請求項3に記載の副室式ガスエンジン。
  5. 前記偏流低減装置は、前記連通路の上端に設けられたオリフィスであることを特徴とする請求項1又は2に記載の副室式ガスエンジン。
  6. 前記偏流低減装置は、前記連通路の内壁面に設けられた旋回溝又は突起であることを特徴とする請求項1又は2に記載の副室式ガスエンジン。
  7. シリンダ内の主室と、シリンダヘッドの中央に設けられた副室と、前記副室の下部に設けられ前記主室と連通する連通路と、前記副室に燃料ガスを導入するトーチガス導入通路と、前記副室に設けられた着火装置とを備えた副室式ガスエンジンにおいて、
    前記トーチガス導入通路の出口の向きは、前記副室の中心軸線から偏向していることを特徴とする副室式ガスエンジン。
  8. 前記連通路の横断面積は、前記主室の横断面積の1/9〜1/25であることを特徴とする請求項7に記載の副室式ガスエンジン。
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