JP2009196802A - 搬送システム及び搬送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで安定した搬送を実現できる搬送システム及び搬送方法を提供する。
【解決手段】床面2に間隔を隔てて設置された脚3と、脚3の頂部に着脱可能に載置されたスペーサ4と、スペーサ4の上に脚3を架け渡して載置された被搬送物5を搬送すべく床面2を走行する台車6とを備え、台車6は、台車6が床面2を脚3の間を通過するX方向に走行するために台車本体に昇降不能に設けられた第1走行車輪15と、台車6が床面2をX方向と交差するY方向に走行するために台車本体に昇降可能に設けられた第2走行車輪16と、第2走行車輪16を2段階に昇降させ、第2走行車輪16の下端が第1走行車輪15の下端よりも上の上昇位置と下の下降位置とに切り替える昇降手段とを有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、床面上を走行する台車によって被搬送物を搬送する搬送システム及び搬送方法に関する。
本発明者等は、台車によって被搬送物を搬送する搬送システムとして、床面に間隔を隔てて設置された脚と、脚の頂部に脚を架け渡して載置された被搬送物を搬送すべく床面を走行する台車とを備え、この台車は、台車が床面を脚の間を通過するX方向に走行するために台車本体に昇降可能に設けられた第1走行車輪と、台車が床面をX方向と交差するY方向に走行するために台車本体に設けられた第2走行車輪とを有するものを創案した。
この搬送システムにおいては、(1)第1走行車輪を第2走行車輪よりも下降させた状態(第1走行車輪を走行位置とした状態)で台車を第1走行車輪でX方向に走行させることで、その台車を、脚を架け渡して載置された被搬送物の下方に停車させ、(2)停車後、第1走行車輪を更に下降させた状態(第1走行車輪を台車持上位置とした状態)とすることで台車を床面に対して上昇させて被搬送物を脚の頂部から持ち上げ、(3)持上後、第1走行車輪によって台車をX方向に走行させて被搬送物を搬送し、(4)その後、第1走行車輪を第2走行車輪よりも上昇させた状態(第1走行車輪を引込位置とした状態)として、台車を第2走行車輪によってY方向に走行させて被搬送物を搬送するようにする。
なお、関連する先行技術文献として特許文献1〜3が知られている。
特開2001−162455号公報 特開平8−157016号公報 特開2002−227447号公報
ところで、上記搬送システムでは、脚の頂部に架け渡された被搬送物を持ち上げてX方向に搬送し、その後、Y方向に搬送するためには、第1走行車輪の昇降位置を、中間的な高さの走行位置、最も低い台車持上位置、最も高い引込位置の3段階に切り替える必要がある。
かかる3段階切り替えの際、台車に備えられた複数の第1走行車輪の昇降位置を精度良く制御しないと、左右又は前後の第1走行車輪の高さが異なる事態が生じ、被搬送物が傾いて台車の走行の安定性が阻害されてしまう。よって、各第1走行車輪の昇降位置を精度良く3段階に切り替えて位置を固定する必要がある。
しかし乍ら、各第1走行車輪の昇降位置を精度良く3段階に切り替えて固定するには、油圧ジャッキやリンク機構等を用いるにしても特殊な油圧回路や複雑な機構が必要となって、コストアップが避けられない。
そこで、本発明の目的は、低コストで安定した搬送を実現できる搬送システム及び搬送方法を提供することにある。
上記目的を達成するために第1の発明は、床面に間隔を隔てて設置された脚と、該脚の頂部に着脱可能に載置されたスペーサと、該スペーサの上に上記脚を架け渡して載置された被搬送物を搬送すべく、上記床面を走行する台車とを備え、該台車は、この台車が上記床面を上記脚の間を通過する方向に走行するために台車本体に昇降不能に設けられた第1走行車輪と、上記台車が上記床面を上記方向と交差する方向に走行するために上記台車本体に昇降可能に設けられた第2走行車輪と、該第2走行車輪を2段階に昇降させ、上記第2走行車輪の下端が上記第1走行車輪の下端よりも上の上昇位置と下の下降位置とに切り替える昇降手段とを有するものである。
上記スペーサの厚さは、上記台車を上記被搬送物の下方の上記床面に停車させた状態で、上記第2走行車輪を上記上昇位置としたとき上記台車の上面が上記被搬送物の下面から離間し、上記第2走行車輪を上記下降位置としたとき上記台車の上面が上記被搬送物の下面を上方に押圧する厚さに設定されることが好ましい。
上記脚の高さは、上記第2走行車輪を上記上昇位置とした状態で、上記台車の上面に上記被搬送物を載置し、その台車を上記スペーサを取り除いた上記脚の間の上記床面に停車させたとき、上記台車の上面に載置された上記被搬送物が上記脚の頂部から離間する高さに設定されることが好ましい。
また、第2の発明は、床面に間隔を隔てて設置された脚と、該脚の頂部に着脱可能に載置されたスペーサと、該スペーサの上に上記脚を架け渡して載置された被搬送物を搬送すべく、上記床面を走行する台車とを備え、該台車は、この台車が上記床面を上記脚の間を通過する方向に走行するために台車本体に昇降不能に設けられた第1走行車輪と、上記台車が上記床面を上記方向と交差する方向に走行するために上記台車本体に昇降可能に設けられた第2走行車輪と、該第2走行車輪を2段階に昇降させ、上記第2走行車輪の下端が上記第1走行車輪の下端よりも上の上昇位置と下の下降位置とに切り替える昇降手段とを有する搬送システムによる搬送方法であって、上記第2走行車輪を上記上昇位置として上記床面から引き上げ、上記第1走行車輪が上記床面に接地した状態で上記台車を走行させて、その台車を上記スペーサの上に上記脚を架け渡して載置された上記被搬送物の下方に停車させ、上記第2走行車輪を上記下降位置に移動させ、その第2走行車輪で上記床面を押圧することで上記台車を上記床面に対して上昇させ、その台車で上記被搬送物を持ち上げて上記スペーサから上方に離間させ、上記スペーサを上記脚の頂部から取り除き、上記第2走行車輪を上記上昇位置に移動させて上記床面から引き上げると共に上記第1走行車輪を上記床面に接地させ、上記被搬送物が載せられた上記台車を、上記第1走行車輪によって上記床面を走行させ、その後、上記第2走行車輪を下降位置として上記床面に接地させると共に上記第1走行車輪を上記床面から離間させ、上記被搬送物が載せられた上記台車を、上記第2走行車輪によって上記床面を走行させるようにしたものである。
本発明に係る搬送システム及び搬送方法よれば、第1走行車輪ではなく第2走行車輪を昇降するようにすると共に脚の頂部のスペーサを着脱するようにしたので、被搬送物を持ち上げて搬送するのに、第2走行車輪の高さを2段階に切り替えれば足りることになり、低コストで安定した搬送を実現できる。
本発明の好適実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態に係る搬送システムが設けられた建屋1及びそれに隣接する屋外10の平面図である。
この搬送システムは、建屋1内の床面2に間隔を隔てて設置された脚3と、脚3の頂部に着脱可能に載置されたスペーサ4(図5(c)参照)と、スペーサ4の上に脚3を架け渡して載置された被搬送物5(図5(b)参照)を搬送すべく床面2を走行する台車6とを有する。
図1に示すように、脚3は、被搬送物5の略四隅を支持するように、1つの被搬送物5に対して4本、床面2に立設されている。これら4本で一組の脚3を以下脚ユニット3uという。スペーサ4は、各脚3の頂部に夫々着脱可能に載置された盤木からなる。被搬送物5は、本実施形態では、デッキクレーンの基台部であり、建屋1内において、複数行、複数列(図1では3行、5列)に配置されている。これら被搬送物5は、各脚ユニット3uの脚3の頂部に、スペーサ4を介して夫々支持されている。
建屋1内の床面2には、台車6が走行する横行レール7及び走行レール8が直交して敷設されている。横行レール7は、脚ユニット3uの脚3の間を通過する方向(X方向)に敷設され、走行レール8は、X方向と直交する方向(Y方向)に敷設されている。詳しくは、横行レール7は、脚ユニット3uを構成する4本の脚3の内方に位置して、図1の上段、中段、下段に表記された脚ユニット3uを通るようにX方向に沿って対をなして敷設されている。走行レール8は、図1の上段の脚ユニット3uと中段の脚ユニット3uとの間、中段の脚ユニット3uと下段の脚ユニット3uとの間に位置して、建屋1内の奥側から建屋1の出入口9を通って屋外10までY方向に沿って対をなして敷設されている。
屋外10には、大型の門型クレーン11が設けられている。門型クレーン11は、屋外10の地面に建屋1と平行に敷設された一対のレール12と、レール12上を走行する脚部と、脚部の頂部に架け渡されたガーダー13と、ガーダー13に設けられたトロリーとを有する。被搬送物5であるデッキクレーンの基台部は、建屋1内にて、建屋1内に設けられた小型の天井クレーンによって、駆動部(ドラム、モータ)等の吊り上げ高さが低くても済む部品が組み付けられ、その後、台車6によって屋外10に搬出されてハウジング等の吊り上げ高さが高くならざるを得ない部品が組み付けられた後、再び台車6で屋内1に搬入されて運転席等の吊り上げ高さが低くても済む部品が組み付けられる。
図2(a)は台車6をY方向から見た正面図、図2(b)は図2(a)のb−b線断面図、図2(c)は図2(b)のc−c線断面図である。
台車6は、略直方体形状に形成された台車本体14と、台車本体14に昇降不能に設けられ横行レール7上をX方向に沿って走行する第1走行車輪15と、台車本体14に昇降可能に設けられ走行レール8上をY方向に沿って走行する第2走行車輪16と、第2走行車輪16を2段階に昇降させ、第2走行車輪16の下端が第1走行車輪15の下端よりも上の上昇位置(図5(a)参照)と下の下降位置(図5(c)参照)とに切り替える昇降手段17とを備えている。
第1走行車輪15は、略直方体形状に形成された台車本体14の長辺の両側に配設された4組の車輪ユニット15uからなる。車輪ユニット15uは、台車本体14に軸支された2個の車輪本体15aと、各車輪本体15aの回転軸に夫々設けられたスプロケットと、これらスプロケットに巻き掛けられたチェーン15bと、一方の回転軸に連結されたモータ15cとを有する。
第2走行車輪16は、略直方体形状に形成された台車本体14の短辺の両側に配設された4組の車輪ユニット16uからなる。車輪ユニット16uは、ガイドロッド16aによって鉛直方向に昇降可能に案内される昇降ブロック16bと、昇降ブロック16bに軸支された2個の車輪本体16cと、一方の車輪本体16cの回転軸に連結されたモータ16dとを有する。
昇降手段17は、一端が昇降ブロック16bに他端が台車本体14に接続された昇降ジャッキ17aからなる。昇降ジャッキ17aは、各昇降ブロック16b毎に設けられている。
図3(a)は、図2(c)の拡大図であって、第2走行車輪16を昇降ジャッキ17aで引き上げて上昇位置としたときの図2(b)のc−c線断面図、図3(b)は、第2走行車輪16を昇降ジャッキ17aで押し下げて下降位置としたときの図2(b)のc−c線断面図である。
昇降ジャッキ17aを収縮すると、図3(a)に示すように、昇降ブロック16bが引き上げられ、第2走行車輪16の車輪本体16cが上昇位置となって台車本体14内に格納される。このとき、第2走行車輪16の車輪本体16cの下端は、図2(a)に示す第1走行車輪15の車輪本体15cの下端よりも上方に位置する。台車本体14内には、昇降ブロック16bの頂部が押し付けられ、昇降ジャッキ17aの収縮ストロークを定めるストッパとなる荷重受けパッド14aが設けられている。
昇降ジャッキ17aを伸長すると、図3(b)に示すように、昇降ブロック16bが押し下げられ、第2走行車輪16の車輪本体16cが下降位置となって台車本体14から下方に突出する。このとき、第2走行車輪16の車輪本体16c下端は、図2(a)に示す第1走行車輪15の車輪本体15cの下端よりも下方に位置する。台車本体14内には、昇降ブロック16bの下降量を制限し、昇降ジャッキ17aの伸長ストロークを定めるストッパ14bが設けられている。
図4は、台車6を、脚ユニット3uの4本の脚3の頂部にスペーサ4(図5(b)参照)を介して載置された被搬送物5の下方に、停車させた様子を示す平面図である。
台車6のY方向の幅は、左右の脚3の間隔よりも多少狭くなっていて、台車6が左右の脚3の間を通過できるようになっている。
図5は、上述した搬送システムを用いた被搬送物5の搬送方法の概略工程図である。
脚ユニット3uの脚3の頂部にスペーサ4を介して支持された被搬送物5は、以下のようにして台車6で搬送される。
先ず、図5(a)に示すように、第2走行車輪16を上昇位置とすることで、第2走行車輪16を走行レール8及び床面2から上方に離し、第1走行車輪15が床面2の横行レール7に乗った状態とし、台車6を第1走行車輪15により横行レール7に沿ってX方向に走行させる(図1参照)。
図5(b)に示すように、台車6を、スペーサ4の上に脚3を架け渡して載置された被搬送物5の下方に、停車させる。このとき、台車6の上面が被搬送物5の下面から離間している。
図5(c)に示すように、第2走行車輪16を下降位置に移動させ、第2走行車輪16で床面2に敷設された反力受けレール8aを押圧することで台車6を床面2に対して上昇させ、その台車6で被搬送物5を持ち上げてスペーサ4から上方に離間させる。反力受けレール8aは、図1に示すように、各脚ユニット3uの部分の床面2に、第2走行車輪16が降りて来る部分に位置して敷設されている。こうして台車6で被搬送物5を持ち上げた状態で、スペーサ4を脚3の頂部から取り除く。
スペーサ4の厚さは、台車6を被搬送物5の下方に配置した状態で、第2走行車輪16を上昇位置としたとき(図5(b)参照)、台車6の上面が被搬送物5の下面から離間し、第2走行車輪16を下降位置としたとき(図5(c)参照)、台車6の上面が被搬送物5の下面を上方に押圧する厚さに設定されている。
その後、図5(d)に示すように、第2走行車輪16を上昇位置に移動させ、反力受けレール8aから引き上げると共に第1走行車輪15を横行レール7に接地させる。このとき、スペーサ4が脚3の頂部から取り外されているので、台車6に載せられた被搬送物5と脚3の頂部との間には、隙間18が形成された状態となる。
脚3の高さは、第2走行車輪16を上昇位置とした状態で、台車6の上面に被搬送物5を載置し、その台車6をスペーサ4を取り除いた脚3の間に停車させたとき(図5(d)参照)、台車6の上面に載置された被搬送物5が脚3の頂部から離間する高さに設定されている。
図5(e)に示すように、被搬送物5が載せられた台車6を、第1走行車輪15によって横行レール7に沿ってX方向に走行させて、脚ユニット3uの脚3の間から離間させる。台車6は、図1に示す横行レール7と走行レール8とが交差する部分で停車される。
図5(f)に示すように、第2走行車輪16を下降位置とすることで、第2走行車輪16を走行レール8に接地させると共に第1走行車輪15を横行レール7から離間させる。この状態で、被搬送物5が載せられた台車6を、第2走行車輪16によって走行レール8に沿ってY方向に走行させる。こうして、図1に示すように、被搬送物5が載せられた台車6を、建屋1の出入口9から屋外10に搬出する。
図6は、横行レール7と走行レール8との交差する交差部19を示す斜視図である。
横行レール7を走行する第1走行車輪15、走行レール8を走行する第2走行車輪16は、夫々フランジを有するため、交差部19には、各車輪15、16のフランジを通過させるための溝20が形成されている。すなわち、交差部19の中央には、横行レール7と走行レール8とを兼ねる柱状の共用レール片21が設けられている。
図1に示すように、走行レール8に沿ってY方向に移動されて屋外10に搬出された被搬送物5は、大型の門型クレーン11によってハウジング等の部品が組み付けられた後、上述の手順とは逆の手順を経て建屋1内に搬入され、脚ユニット3uの脚3の頂部にスペーサ4を介して再び支持される。
本実施形態に係る搬送システム及び搬送方法よれば、脚ユニット3uの脚3の間を通過する方向に台車6を走行させるときに使用する第1走行車輪15ではなく、そのとき遊んだ状態となっている第2走行車輪16を昇降するようにし、且つ脚3の頂部に載置されたスペーサ4を着脱するようにしたので、被搬送物5の重量を脚3に支持させた状態から持ち上げて搬送するのに、第2走行車輪16の高さを2段階に切り替えれば足りることになり、コストダウンを図ることができる。
すなわち、図3に示すように、第2走行車輪16の高さを2段階に切り替える昇降ジャッキ17aは、伸長方向に作動油を供給する状態と、収縮方向に作動油を供給する状態とに切り替えればよく、簡素な構造で実現でき、低コストで安定した搬送が可能となる。
詳しくは、第2走行車輪16の各車輪ユニット16uを昇降させる昇降ジャッキ17aの伸長ストロークの上限、収縮ストロークの下限は、夫々パッド14a、ストッパ14bを用いることで低コストで精度良く制御できる。よって、各車輪ユニット16uの高さに差が生じることはなく、台車本体14及びそれに載せられた被搬送物5が傾斜した状態となって台車6が走行する状況を回避でき、安定した搬送を低コストで実現できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、横行レール7と走行レール8とは、直交せずに斜めに交差しても構わない。また、各レール7、8、8aを省略し、第1走行車輪15、第2走行車輪16が直接床面2を走行するようにしてもよい。
図1は、本実施形態に係る搬送システムが設けられた建屋及びそれに隣接する屋外の平面図である。 図2(a)は、台車をY方向から見た正面図、図2(b)は、図2(a)のb−b線断面図、図2(c)は、図2(b)のc−c線断面図である。 図3(a)は、図2(c)の拡大図であって、第2走行車輪を上昇位置としたときの図2(b)のc−c線断面図、図3(b)は、第2走行車輪を下降位置としたときの図2(b)のc−c線断面図である。 図4は、台車を、脚の頂部にスペーサを介して載置された被搬送物の下方に、停車させた様子を示す平面図である。 図5は、上記搬送システムを用いた被搬送物の搬送方法の概略工程図である。 図6は、横行レールと走行レールとの交差する交差部を示す斜視図である。
符号の説明
2 床面
3 脚
4 スペーサ
5 被搬送物
6 台車
14 台車本体
15 第1走行車輪
16 第2走行車輪
17 昇降手段
X 台車が床面を脚の間を通過する方向
Y 方向Xと交差する方向

Claims (4)

  1. 床面に間隔を隔てて設置された脚と、
    該脚の頂部に着脱可能に載置されたスペーサと、
    該スペーサの上に上記脚を架け渡して載置された被搬送物を搬送すべく、上記床面を走行する台車とを備え、
    該台車は、
    この台車が上記床面を上記脚の間を通過する方向に走行するために台車本体に昇降不能に設けられた第1走行車輪と、
    上記台車が上記床面を上記方向と交差する方向に走行するために上記台車本体に昇降可能に設けられた第2走行車輪と、
    該第2走行車輪を2段階に昇降させ、上記第2走行車輪の下端が上記第1走行車輪の下端よりも上の上昇位置と下の下降位置とに切り替える昇降手段と
    を有することを特徴とする搬送システム。
  2. 上記スペーサの厚さが、上記台車を上記被搬送物の下方の上記床面に停車させた状態で、上記第2走行車輪を上記上昇位置としたとき上記台車の上面が上記被搬送物の下面から離間し、上記第2走行車輪を上記下降位置としたとき上記台車の上面が上記被搬送物の下面を上方に押圧する厚さに設定された請求項1に記載の搬送システム。
  3. 上記脚の高さが、上記第2走行車輪を上記上昇位置とした状態で、上記台車の上面に上記被搬送物を載置し、その台車を上記スペーサを取り除いた上記脚の間の上記床面に停車させたとき、上記台車の上面に載置された上記被搬送物が上記脚の頂部から離間する高さに設定された請求項1又は2に記載の搬送システム。
  4. 床面に間隔を隔てて設置された脚と、
    該脚の頂部に着脱可能に載置されたスペーサと、
    該スペーサの上に上記脚を架け渡して載置された被搬送物を搬送すべく、上記床面を走行する台車とを備え、
    該台車は、
    この台車が上記床面を上記脚の間を通過する方向に走行するために台車本体に昇降不能に設けられた第1走行車輪と、
    上記台車が上記床面を上記方向と交差する方向に走行するために上記台車本体に昇降可能に設けられた第2走行車輪と、
    該第2走行車輪を2段階に昇降させ、上記第2走行車輪の下端が上記第1走行車輪の下端よりも上の上昇位置と下の下降位置とに切り替える昇降手段と
    を有する搬送システムによる搬送方法であって、
    上記第2走行車輪を上記上昇位置として上記床面から引き上げ、上記第1走行車輪が上記床面に接地した状態で上記台車を走行させて、その台車を上記スペーサの上に上記脚を架け渡して載置された上記被搬送物の下方に停車させ、
    上記第2走行車輪を上記下降位置に移動させ、その第2走行車輪で上記床面を押圧することで上記台車を上記床面に対して上昇させ、その台車で上記被搬送物を持ち上げて上記スペーサから上方に離間させ、
    上記スペーサを上記脚の頂部から取り除き、
    上記第2走行車輪を上記上昇位置に移動させて上記床面から引き上げると共に上記第1走行車輪を上記床面に接地させ、上記被搬送物が載せられた上記台車を、上記第1走行車輪によって上記床面を走行させ、
    その後、上記第2走行車輪を下降位置として上記床面に接地させると共に上記第1走行車輪を上記床面から離間させ、上記被搬送物が載せられた上記台車を、上記第2走行車輪によって上記床面を走行させるようにした
    ことを特徴とする搬送方法。
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