JP2001162455A - Ｘｙ進行台車兼組立台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】場内の通路をＸ方向に移動機によつて牽引又は
推進されてきた重荷用の搬送台車を、求める位置の限ら
れた場所に台車をＹ方向に横移動又は求める方向きに横
移動させ、組立台として使用し完了後通路に引きだし、
次の組立工程場所に搬送し出荷までを一貫して最初の台
車を使用する生産工程用の搬送台車兼組立台、生産工程
用には複数の組立台が必要とするが台車構造と操作を簡
単にして小型で専用の移動機が一台あればよい。 【解決手段】Ｘ方向用とＹ方向専用の双輪車輪を分離す
る構造にして、台車を横移動さす必要時に路面に間隙し
て収納されていたＹ方向用の昇降する車輪を、油圧操作
で下降させ接地後台車を少し押しあげて、台車に固定取
付けのＸ方向用の固定車輪に路面より間隙をもうけて、
移動機で台車をＹ方向に押し入れ又は引き出す。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】重量機器の搬送台車と生産工
程用の組立台を兼ねた台車に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】Ｘ方向に進行してきた被牽引台車を横移
動さすには牽引状態では前後に余程の空き地がないと切
替え進行がむづかしく、台車本体を自走式にして車輪の
進行方向を自動操作するか、走行グレーンで吊るし揚げ
て移動する。

【０００３】

【問題を解決しようとする課題】重機器を製造するにＸ
方向に牽引又は推進されてきた搬送台車を組立工程の求
める位置で限られた場所に、台車を横移動又は求める方
向に横移動させ組立台として使用し、完了後通路に引き
だし次の組立工程場所まで搬送し出荷までを一貫して最
初の台車を使用する生産工程用の搬送台車兼組立台。組
立工程には複数の組立台を必要とするが台車構造と操作
性を簡単にして、専用の移動機が一台あればよい。

【０００４】

【問題を解決するための手段】Ｘ方向用とＹ方向用専用
の双輪車輪を分離する構造にして、台車を横移動さす必
要時に路面に間隙して収納されていたＹ方向用の昇降す
る車輪を、移動機よりの油圧操作で下降させ接地後台車
を少し押しあげて、台車枠に固定取付けのＸ方向用の固
定車輪を路面より間隙をもうけて、移動機で台車を押し
入れ又は引き出す。

【０００５】上記台車車体の前後左右に台車を昇降及
び、組立台としての使用時に移動機よりの油圧操作で、
車床面高低を調整するするための油圧ジヤッキを備え
る。

【０００６】

【発明の実施の形態】図１〜図２を参照して台車形状を
説明する、車体１に車輪を平行させ取付け間隔をせまく
して前後左右にＸ進行用車輪２を取付け、Ｘ進行用車輪
２の前後四ケ所に直角状に昇降するＹ進行用車輪３を取
り付け、移動機よりの油圧ホースを台車左右いづれから
でも接続するカップラ５より、Ｙ進行用車輪３の油圧シ
リンダー１３に給油する油圧配管４を設ける。

【０００７】車体枠下面の前後左右に設ける油圧ジャツ
キ６にも油圧ホースを接続するカップラ５を前記カップ
ラに並列して取付け油圧ジャツキに給油する油圧配管４
を設ける。

【０００８】図３〜図４を参照してＹ進行用車輪３の構
造を説明する、車体１に取付ける固定板７の中心長手方
向に変形した軸板８を固着し、軸板８の両側に固定軸１
０を支点にして回動する上部だけの左右を固定した函状
の回動枠９を前記固定軸１０で回動させ、回動枠９の両
側面にＹ進行用車輪１２を取り付ける車軸１１を設け
る。

【０００９】回動枠９の右上部と軸板８の右下部間に固
定軸１０を支点にして回動枠９に取り付けたＹ進行用車
輪３を上下さす油圧シリンダ１３の上下が揺動する金具
１４をもうけ油圧シリンダ１３を装着する。

【００１０】力点になる油圧シリンダ１３に給油する
と、固定軸１０を支点にしてシリンダのストローク長に
比例して車輪１２が下降し、図４のａからｂの状態にな
り、給油を抜くことにより回動枠９の左上部を貫通し取
付板７と軸板８間に設ける案内長ボルト１５に装着し
た、圧縮コイルバネ１６の圧縮されていたたわみが反発
して回動枠９の左上部が押し上り、車輪は図４ｂの状態
からａに示す車輪位置がもとの位置に戻る構造とする。

【００１１】Ｘ方向に進行の台車をＹ方向の全方向にも
移動できるよう、各Ｙ進行用車輪を構成する取付板７の
中心と車体底部を、回転軸でＹ進行用車輪が回動するよ
う取付け、油圧ジャツキ６で車体を持ち上げ全車輪を求
める方向にして車体に固定する構造とする。

【００１２】積載荷重を増大及び高荷安定のため、車体
構造の床面を低くするのに小型車輪を使用、前記目的に
対応するためＸ進行用車輪２，Ｙ進行用車輪３の車輪構
成を揺動する２軸のＷ車輪構造とする。

【００１３】

【移動操作】Ｘ方向に移動機によつて牽引又は推進され
て通路を進行台車のＹ進行用車輪３は、路面にたいして
間隙があるのでＸ方向に進行中何らの支障はない、カー
ブ等での進行方向時には移動機の構造で車体片側枠を少
し持ち上げるので、移動機側のＸ方向用車輪２は負荷加
重が軽くなり移動機の進行方向に従い蛇行進行が可能で
ある。

【００１４】Ｘ方向に進行中の台車をＹ方向に横移動さ
すには、移動機を台車の側面に付け替え移動機よりの油
圧ホースを台車のカップラ５に接続し移動機よりの給油
によつてＹ進行用車輪３が下降し、台車を持ち上げ台車
に固定されているＸ進行用車輪２が路面に間隙ができる
のでＹ方向の進行が可能である。

【００１５】組立台として台車床面の水平が必要に備え
て、車体の前後左右に設けた複動の油圧ジヤッキで、移
動機よりの油圧操作で床面高低の調整をする。

【００１６】Ｘ方向に進行台車を求める方向に横移動さ
すには、台車前後左右に取付けの油圧ジャツキ６を操作
して台車を少し持ち上げ、Ｙ方向用車輪３を手動で求め
る角度に回転させ取付板７に設けたピン穴１８を車体の
固定穴にピンで固定さす。

【図面の簡単な説明】

【図１ａ】Ｘ方向進行時の正面図

【図１ｂ】Ｙ方向進行時の正面図

【図２】 台車の底面図

【図３】 Ｙ方向用車輪の底面図

【図４ａ】Ｙ方向用車輪の車輪の正面図

【図４ｂ】上記車輪の下降時の正面図

【図面の符号】

１ 車体 ９ 回動枠 １７
調整ナット ２ Ｘ進行用車輪 １０ 固定軸 １８
ビン穴 ３ Ｙ進行用車輪 １１ 車軸 １９
固定穴 ４ 配管 １２ 車輪 ５ カツプラ １３ 油圧シリンダ ６ 油圧ジャッキ １４ 金具 ７ 取付板 １５ 案内長ネジ ８ 軸板 １６ 圧縮コイルバネ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】場内の通路をＸ方向に被牽引又は推進され
   てきた搬送台車を、Ｙ方向に横移動させ生産工程用の組
   立台として使用、台車枠の下面の前後左右に油圧ジャッ
   キ装置を設けることを特徴とするＸＹ進行台車兼組立
   台。
2. 【請求項２】Ｘ方向用の固定車輪を台車長方向平行に前
   後左右に取付け、Ｙ方向用の車輪を固定車輪の前後に車
   輪が油圧で昇降する構成にして、固定車輪に対し直角状
   に取り付けることを特徴とするＸＹ進行台車兼組立台。
3. 【請求項３】昇降するＹ方向用の横行車輪を全方向にも
   進行できる構成にすることを特徴とするＸＹ進行台車兼
   組立台。