JP2009194455A - Dsrcの周波数選択方法、周波数選択装置及びそれを搭載した車載用電子装置 - Google Patents

Dsrcの周波数選択方法、周波数選択装置及びそれを搭載した車載用電子装置 Download PDF

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Abstract

【課題】DSRCにおいて7つの周波数が割り当てられているチャネルを簡易な方法で選択する技術を提供する。
【解決手段】受信部40でDSRCの7つの周波数の電波を受信し、制御部90で7つの周波数を2つの群に分割する。分割した群内に周波数が複数ある場合には、スイッチ70を切り替え、周波数変換装置50で中間周波数に変換した高周波を第1フィルタ60に入力し、電界強度検出部80で検出した第1フィルタの出力の電界強度が所定の値以上となった場合、分割した群内の残りの周波数を更に2つの群に分割して処理を繰り返す。分割した群内にチャネルが1つしかない場合には、スイッチ70を切り替え、高周波を第2フィルタ62に入力し、電界強度検出部80で検出した高周波の電界強度が所定の値以上となった場合に、その周波数を求める周波数として選択する。この処理を繰り返すことにより、7つのチャネルの周波数をすべて選択する。
【選択図】図2

Description

本発明は、DSRCにおいて使用される7つの周波数を選択するための周波数選択技術に関する。
従来のETCシステムでは、2つの周波数の電波が用いられ、その2つの周波数のうちから1つの周波数を選択すればよかった。ところが、DSRC(Dedicated Short Range Communicationの略、「専用狭域通信」と訳される)車載器では、ETC以外にも種々のサービスに対応するため、7つの周波数の電波が用いられている。したがって、各サービスに応じて、その7つ周波数のうちから1つの周波数を選択しなければならない。その際、各サービスを円滑に実行するために、短時間にかつ正確に周波数を選択する必要がある。
これを解決する方法として、DSRC車載器を搭載した車両の車速情報や、ETCに挿入されたカードの情報などによって、周波数をスキャンする頻度を変化させることにより、優先度の高いチャネルの選択を早くする方法がある(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2004−266492号公報 特開2002−57615号公報
上記方法では、対象となるサービスごとに7チャネルの周波数のスキャンの順番及び頻度を決めておく必要がある。ところが、この場合、周波数の組合せ等が非常に複雑となる。したがって、ハードウエアとしての装置構成或いは、装置内部のソフト上の処理が複雑になり、結局各周波数が割り当てられたチャネルの選択が遅くなるという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、DSRCにおいて7つの周波数が割り当てられているチャネルを簡易な方法で選択する技術を提供することを目的とする。
かかる問題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、DSRC車載器の周波数選択方式であって、DSRCにおいて用いられる連続して並んでいる7つのチャネルの周波数を2つの群に分割し、分割した群を更に2つの群に分割することを順次繰り返すことにより、7つのチャネルの周波数をすべて選択することを特徴とする。
このような、DSRC車載器の周波数選択方式によれば、DSRCにおいて7つのチャネルの周波数を簡易かつ迅速に選択することができる。以下説明する。
前述のように、従来のETCシステムでは、2つの周波数の電波が用いられ、その2つの周波数のうちから1つの周波数を選択すればよかった。つまり、予め周波数が決まっている2つの搬送波の周波数を基準周波数として、受信した電波を中間周波数に変換し、変換した中間周波数の高周波の電界強度を検出し、その値が所定の値より大きければ、それが選択された周波数であるとすればよい。つまり、2者の周波数から電波強度の大きい方を選択すればよい。
ところが、DSRC車載器では、ETC以外にも種々のサービスに対応するため、7つの周波数の電波が用いられているため、各サービスに応じて、その7つ周波数のうちから1つの周波数を選択しなければならない。
その際、各サービスを円滑に実行するために、短時間にかつ正確に周波数を選択する必要がある。例えば、ETCに割り当てられている周波数は、迅速に選択しなければ走行中の車両がバーに衝突してしまう。
一方、従来の周波数選択方式では、前述したように、ハードウエアとしての装置構成或いは、装置内部のソフト上の処理が複雑になり、結局各周波数が割り当てられたチャネルの選択が遅くなる。
ところが、請求項1に記載の周波数選択方式では、7つの周波数を2つの群に分割した後の処理は、例えば、従来ETCの周波数選択で採用していた方式、つまり、2つの周波数から1つの周波数を選択するという簡易な方式を用い、それを繰り返していけばよいので、周波数を迅速に選択することができるのである。
ところで、DSRCでは、7つの周波数が各チャネルに割り当てられているが、その中でも迅速に周波数選択をする必要があるもの、つまり優先的に周波数選択をする必要があるものは、例えば、ETCのように車両走行速度に密接に関係するチャネルに限られる。
そこで、請求項2に記載のように、2つの群に分割する際、優先的に選択したい周波数が割り当てられたチャネルが同一の群に入らないように分割するとよい。
このようにすると、優先的に選択したい周波数が、分割した2つの群の何れかに入ることになるので、分割の仕方によっては、例えば7つの周波数を5:2に分割した場合には、第2段階で優先順位の最も高い周波数を選択することができる。つまり、優先順位の高い周波数を最低限の分割処理回数で選択することができる。
請求項3に記載のDSRCの周波数選択装置(5:この欄においては、発明に対する理解を容易にするため、必要に応じて「発明を実施するための最良の形態」欄において用いた符号を付すが、この符号によって請求の範囲を限定することを意味するものではない。)は、受信手段(40)、周波数変換手段(50)、第1濾波手段(60)、第2濾波手段(62)、切替手段(70)、電界強度検出手段(80)及び制御手段(90)を備えている。
受信手段(40)は、DSRC路側機から送信される7つの周波数の電波を受信し、周波数変換手段(50)は、受信手段(40)で受信した電波を7つの周波数を基準周波数として中間周波数に変換する。
第1濾波手段(60)は、周波数変換手段(50)で変換された高周波を所定の帯域幅で濾波し、第2濾波手段(62)は、周波数変換手段(50)で変換された高周波を第1濾波手段(60)よりも狭い帯域幅で濾波する。
切替手段(70)は、周波数変換手段(50)で周波数変換された高周波を第1濾波手段(60)と第2濾波手段(62)の何れかに入力するかを切り替え、電界強度検出手段(80)は、第1濾波手段(60)又は第2濾波手段(62)で濾波された高周波の電界強度を検出する。
制御手段(90)は、7つの周波数を2つの群に分割し、周波数変換手段(50)の基準周波数を分割した群の各々について設定するとともに、分割した群内に周波数が複数ある場合には、切替手段(70)を第1濾波手段(60)に切り替え、周波数変換手段(50)で中間周波数に変換した高周波を第1濾波手段(60)に入力し、第1濾波手段(60)の出力の電界強度を電界強度検出手段(80)で検出し、検出した高周波の電界強度が所定の値以上となった場合、分割した群内の残りの周波数を更に2つの群に分割して処理を繰り返す。
一方、分割した群内にチャネルが1つしかない場合には、切替手段(70)を第2濾波手段(62)に切り替え、周波数変換手段(50)で中間周波数に変換した高周波を第2濾波手段(62)に入力し、第2濾波手段(62)の出力の電界強度を電界強度検出手段(80)で検出し、検出した高周波の電界強度が所定の値以上となった場合に、その周波数を求める周波数として選択する。
この処理を繰り返すことにより、7つのチャネルの周波数をすべて選択する。
このようなDSRCの周波数選択装置(5)によれば、7つの周波数を2つの群に分割した後の処理は、従来ETCの周波数選択で採用していた簡易な方式を用いて行うことができる。
つまり、7つの周波数を2つの群に分割した後に、周波数変換手段(50)で中間周波数に変換した高周波を第1濾波手段(60)とそれよりも帯域幅の狭い帯域幅を有する第2濾波手段(62)を順次通過させ、各濾波手段を通過した後の電界強度が所定の値以上となったときに、その周波数を求める周波数であるとする簡易な方式を用い、それを繰り返していけばよいので、周波数を迅速に選択することができるのである。
このようにすると、優先的に選択したい周波数が、分割した2つの群の何れかに入ることになるので、分割の仕方によっては、例えば7つの周波数を5:2に分割した場合には、第2段階で優先順位の最も高い周波数を選択することができる。つまり、優先順位の高い周波数を最低限の分割処理回数で選択することができる。
ところで、7つの周波数を分割するためには、第1濾波手段(60)の帯域幅を請求項5に記載のようにするとよい。つまり、基準周波数の周波数に第1濾波手段(60)の帯域幅の最大値を加算した値が、2つに分割した群のうち、最も高い周波数を有する一つの群に含まれる周波数の最小周波数よりも小さく、かつ、基準周波数の周波数から第1濾波手段(60)の帯域幅の最小値を減算した値が、2つに分割したうちのもう一方の群に含まれる周波数の最大周波数よりも大きくするのである。
このようにすると、2つに分割した群のうち、最も高い周波数を有する一つの群に含まれる周波数の最小周波数が第1濾波手段(60)の最大周波数よりも大きく、かつ、2つに分割したうちのもう一方の群に含まれる周波数の最大周波数が第1濾波手段(60)の最大周波数よりも小さくなる。
つまり、第1濾波手段(60)によって、2つに分割した群のうち、最も高い周波数を有する一つの群に含まれる周波数の最小周波数ともう一方の群に含まれる周波数の最大周波数とを確実に検出することができるので、2つの群を確実に分離して識別することができる。
請求項6に記載の車載用電子装置(1)は、請求項3〜請求項5の何れかに記載のDSRCの周波数選択装置(5)を備えたことを特徴とする。このような車載用電子装置(1)は、請求項3〜請求項5の何れかに記載のDSRCの周波数選択装置(5)の特徴を備えた車載用電子装置(1)となる。
以下、本発明が適用された実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
図1は、本発明が適用された運転支援装置1の概略の構成を示すブロック図である。運転支援装置1は、カーナビゲーション機能を有するとともに、DSRC路側機からの電波を受信し、ETCやその他の情報サービスを提供する運転支援のための装置であり、図1に示すように、位置検出器10、データ入力器20、操作スイッチ群22、制御装置30、外部メモリ32、音声出力装置34、表示装置36及び周波数選択装置5を備えている。
位置検出器10は、いずれも周知の地磁気センサ12、ジャイロスコープ14、距離センサ16及びGPS受信機18を有している。これらのセンサ等12,14,16,18は各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補間しつつ車両の位置を検出できるように構成されている。なお、精度によっては前述したセンサのうちの一部で構成してもよく、さらにステアリングの回転センサ、各転動輪の車輪センサを用いてもよい。
データ入力器20は、位置検出の精度向上のため、いわゆるマップマッチング用データ、地図データ及び目印データを含む各種データを入力するための装置である。媒体としては、そのデータ量からCD−ROMやDVDを用いるのが一般的であるが、メモリカード、HDD装置等の媒体を用いてもよい。
操作スイッチ群22は、運転者などの使用者が、運転支援装置1を操作するためのスイッチ類であり、例えば、表示装置36と一体となったタッチスイッチ若しくはメカニカルスイッチ等が用いられる。
外部メモリ32は、HDD装置やメモリスティックなどであり、音声出力装置34から出力される音声データや運転支援装置1の各種設定に用いる運転者の個人情報など種々のデータが記憶されている。
音声出力装置34は、図示しないスピーカ、オーディオアンプなどから構成される。出力する音声は、外部メモリ32に記憶されているデータ、又は、制御装置30により合成されたものである。
また、音声出力装置34は、運転支援装置1の構成装置としては省略することもできる。その場合、例えば、車両本体のオーディオ機器など他の装置が備えている音声出力装置を利用してもよい。
表示装置36は、経路案内のための地図や機器の操作を行うための複数の選択スイッチ画像(操作スイッチ群22のタッチスイッチに相当)が表示されるものであり、LCDや有機ELディスプレイなどから構成され、カラー表示が可能である。
また、表示装置36の画像には位置検出器10から入力された車両現在位置マーク、データ入力器20から入力された地図データ及び地図上に表示する誘導経路等の付加データを重ねて表示することができる。
制御装置30は、図示しないCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらを接続するバスラインなどにより構成されている。
制御装置30は、操作スイッチ群22から目的地が入力されると、現在位置からその目的地までの最適な経路を自動的に選択して誘導経路を算出し、表示装置36に表示する、いわゆる経路案内機能を備えている。このような自動的に最適経路を算出する手法としては、ダイクストラ法等の公知の方法が用いられている。
また、制御装置30は、経路案内機能を実行する以外に、操作スイッチ群22から入力された操作指令に基づいて、他の機器の操作出力を行う。
次に周波数選択装置5について図2に基づき説明する。図2は、周波数選択装置5の概略の構成を示すブロック図である。
周波数選択装置5は、図2に示すように受信部40、周波数変換装置50、第1フィルタ60、第2フィルタ62、スイッチ70、電界強度検出部80、復調器82及び制御部90を備えている。
受信部40は、図示しないDSRC路側機から送信される7つの周波数の電波を受信するものであり、DSRC路側機の電波を受信するアンテナ42とアンテナ42で受信した電波を増幅して周波数変換装置50へ出力する増幅器44とを備えている。
周波数変換装置50は、受信部40で受信した電波を基準周波数に基づいて中間周波数に変換する装置であり、周波数変換部52と局部発振器54とを備えている。周波数変換装置50は、周波数変換部52において、受信部40で受信した受信信号と局部発振器54の信号をミックスして両方の信号の周波数差を中間周波数に変換するスーパーへテロダイン方式により周波数変換を行う。
第1フィルタ60は、周波数変換装置50で変換された高周波を所定の帯域幅で濾波するバンドパスフィルタであり、本実施形態では、中心周波数に対し±10MHzの帯域幅を有している。
第2フィルタ62は、周波数変換装置50で変換された高周波を第1フィルタ60よりも狭い帯域幅で濾波するバンドパスフィルタであり、本実施形態では、中心周波数に対し±2MHzの帯域幅を有する。
スイッチ70は、周波数変換装置50で周波数変換された高周波を第1フィルタ60と第2フィルタ62の何れかに入力するかを切り替えるものであり、制御部90からの指令により切替作動を行う。
電界強度検出部80は、第1フィルタ60第2フィルタ62で濾波された高周波の電界強度を検出する検出器である。
復調器82は、受信部40で受信した受信波を、制御部90で選択した周波数で復調するためのものであり、復調波を制御部90へ出力する。
制御部90は、図示しないCPU、ROM、RAM及びI/Oなどから構成され、以下の(ア)〜(ク)の周波数選択処理を実行し、選択した周波数で受信波を復調器82で復調し、復調波から情報を抽出して制御装置30へ出力する。
(ア)7つの周波数を2つの群に分割する。
(イ)周波数変換装置50の基準周波数を分割した群の各々について設定する。
(ウ)分割した群内に周波数が複数あるか否かを判定する。
(エ)分割した群内に周波数が複数ある場合には、スイッチ70を第1フィルタ60に切り替え、周波数変換装置50で中間周波数に変換した高周波を第1フィルタ60に入力する。
(オ)第1フィルタ60の出力の電界強度を電界強度検出部80で検出し、検出した高周波の電界強度が所定の値以上となった場合、分割した群内の残りの周波数を更に2つの群に分割して(イ)〜(オ)の処理を繰り返す。
(カ)一方、分割した群内にチャネルが1つしかない場合には、スイッチ70を第2フィルタ62に切り替え、周波数変換装置50で中間周波数に変換した高周波を第2フィルタ62に入力する。
(キ)第2フィルタ62の出力の電界強度を電界強度検出部80で検出し、検出した高周波の電界強度が所定の値以上となった場合に、その周波数を求める周波数として選択する。
(ク)以上の処理を繰り返すことにより、7つのチャネルの周波数をすべて選択する。
(周波数選択処理)
次に、図3〜図6に基づき、周波数選択処理の内容について説明する。図3〜図5は、周波数選択処理の流れを示すフローチャートであり、図6は、周波数選択の様子を模式的に示した図である。図3〜図6では、優先順位が第1位であるチャネルD1及びD2を優先的に選択する場合を示している。
周波数選択処理では、先ず、図3のS100に示すように、DSRCの7つのチャネルの周波数が図6に示すように、2つの群(D1及びD4〜D7から構成される群とD2及びD3から構成される)に分割される。この場合、優先的にチャネルD1とD2を優先的に選択したいので、それぞれのチャネルに割り当てられている周波数5795MHzと5805MHzとが別々の群に入るように分割される。
続くS105において、スイッチ70が第1フィルタ60に切り替えられ、続くS110において、局部発振器54の発振周波数が5785MHzに設定された後、処理がS115へ移行される。
S115では、電界強度検出部80で検出された電界強度の値が取得され、その値が所定の値以上であるか否か、つまり、5785±10MHzに搬送波があるか否かが判定される。そして、5785±10MHzに搬送波があると判定された場合(S115:Yes)、処理がS200へ移行され、5785±10MHzに搬送波がないと判定された場合(S115:No)には、処理がS120へ移行される。
S120では、局部発振器54の発振周波数が5810MHzに設定され、続くS125において、電界強度検出部80で検出された電界強度の値が取得され、その値が所定の値以上であるか否か、つまり、5810±10MHzに搬送波があるか否かが判定される。そして、5810±10MHzに搬送波があると判定された場合(S125:Yes)、処理がS130へ移行され、5810±10MHzに搬送波がないと判定された場合(S125:No)には、処理がS115へ戻される。
S130では、スイッチ70が第2フィルタ62へ切り替えられ、続くS135では、局部発振器54の発振周波数が5800MHzに設定される。
続くS140において、電界強度検出部80で検出された電界強度の値が取得され、その値が所定の値以上であるか否か、つまり、5800±2MHzに搬送波があるか否かが判定される。そして、5800±2MHzに搬送波があると判定された場合(S140:Yes)、処理がS160へ移行され、チャネルD3が選択される。一方、5800±2MHzに搬送波がないと判定された場合(S140:No)には、処理がS145へ移行される。
S145では、局部発振器54の発振周波数が5805MHzに切り替えられ、続くS150において、電界強度検出部80で検出された電界強度の値が取得され、その値が所定の値以上であるか否か、つまり、5805±2MHzに搬送波があるか否かが判定される。そして、5805±2MHzに搬送波があると判定された場合(S150:Yes)、処理がS155へ移行され、チャネルD2が選択される。一方、5805±2MHzに搬送波がないと判定された場合(S150:No)には、処理がS140へ戻される。
次に図4に基づいて処理の続きを説明する。図4に示すように、S200では、スイッチ70が第1フィルタ60に切り替えられ、続くS205において、局部発振器54の発振周波数が5780MHzに設定される。
続くS210において、電界強度検出部80で検出された電界強度の値が取得され、その値が所定の値以上であるか否か、つまり、5780±10MHzに搬送波があるか否かが判定される。そして、5780±10MHzに搬送波があると判定された場合(S210:Yes)、処理がS215へ移行され、5780±10MHzに搬送波がないと判定された場合(S210:No)には、処理がS235へ移行される。
S215では、局部発振器54の発振周波数が5770MHzに設定され、続くS220において、電界強度検出部80で検出された電界強度の値が取得され、その値が所定の値以上であるか否か、つまり、5770±10MHzに搬送波があるか否かが判定される。そして、5770±10MHzに搬送波があると判定された場合(S220:Yes)、処理がS330へ移行され、5770±10MHzに搬送波がないと判定された場合(S220:No)には、処理がS225へ移行される。
S225では、局部発振器54の発振周波数が5795MHzに設定され、続くS230において、電界強度検出部80で検出された電界強度の値が取得され、その値が所定の値以上であるか否か、つまり、5795±10MHzに搬送波があるか否かが判定される。そして、5795±10MHzに搬送波があると判定された場合(S230:Yes)、処理がS300へ移行され、5795±10MHzに搬送波がないと判定された場合(S230:No)には、処理がS215へ戻される。
S235では、スイッチ70が第2フィルタ62に切り替えられ、続くS240において、局部発振器54の発振周波数が5795MHzに設定される。
続くS245において、電界強度検出部80で検出された電界強度の値が取得され、その値が所定の値以上であるか否か、つまり、5795±2MHzに搬送波があるか否かが判定される。そして、5795±2MHzに搬送波があると判定された場合(S245:Yes)、処理がS250へ移行され、チャネルD1が選択される。一方、5795±2MHzに搬送波がないと判定された場合(S245:No)には、処理がS200へ戻される。
次に図5に基づいて処理の続きを説明する。図5に示すように、S300では、スイッチ70が第2フィルタ62に切り替えられ、続くS305において、局部発振器54の発振周波数が5785MHzに設定される。
続くS310において、電界強度検出部80で検出された電界強度の値が取得され、その値が所定の値以上であるか否か、つまり、5785±2MHzに搬送波があるか否かが判定される。そして、5785±2MHzに搬送波がないと判定された場合(S310:No)、処理がS315へ移行され、5785±2MHzに搬送波があると判定された場合(S310:Yes)には、処理がS335へ移行され、チャネルD5が選択される。
S315では、局部発振器54の発振周波数が5790MHzに設定され、続くS320において、電界強度検出部80で検出された電界強度の値が取得され、その値が所定の値以上であるか否か、つまり、5790±2MHzに搬送波があるか否かが判定される。そして、5790±2MHzに搬送波があると判定された場合(S320:Yes)、処理がS325へ移行され、チャネルD4が選択される。一方、5790±2MHzに搬送波がないと判定された場合(S320:No)には、処理がS305へ戻される。
S330では、スイッチ70が第2フィルタ62に切り替えられ、続くS335において、局部発振器54の発振周波数が5775MHzに設定される。
続くS340において、電界強度検出部80で検出された電界強度の値が取得され、その値が所定の値以上であるか否か、つまり、5775±2MHzに搬送波があるか否かが判定される。そして、5775±2MHzに搬送波があると判定された場合(S340:Yes)、処理がS360へ移行され、チャネルD7が選択される、一方、5775±2MHzに搬送波がないと判定された場合(S340:No)には、処理がS345へ移行される。
S345では、局部発振器54の発振周波数が5780MHzに設定され、続くS350において、電界強度検出部80で検出された電界強度の値が取得され、その値が所定の値以上であるか否か、つまり、5780±2MHzに搬送波があるか否かが判定される。そして、5780±2MHzに搬送波があると判定された場合(S350:Yes)、処理がS355へ移行され、チャネルD6が選択される。一方、5780±2MHzに搬送波がないと判定された場合(S350:No)には、処理がS335へ戻される。
(運転支援装置1の特徴)
以上に説明した運転支援装置1では、DSRCを用いた種々のサービスに対応するため、7つの周波数の電波が用いられている。したがって、各サービスに応じて、その7つ周波数のうちから1つの周波数を選択しなければならない。
ところが、運転支援装置1では、7つの周波数を2つの群に分割した後の処理は、例えば、従来ETCの周波数選択で採用していた方式、つまり、2つの周波数から1つの周波数を選択するという簡易な方式を用い、それを繰り返して周波数を選択しているので、周波数を迅速に選択することができる。
また、2つの群に分割する際、優先的に選択したい周波数が割り当てられたチャネルが同一の群に入らないように分割している。したがって、優先的に選択したい周波数が、分割した2つの群の何れかに入ることになるので、優先順位の高い周波数を最低限の分割処理回数で選択することができる。
具体的には、DSRCの周波数選択装置5によって、7つの周波数を2つの群に分割した後の処理を、従来ETCの周波数選択で採用していた簡易な方式、つまり、周波数変換装置50で中間周波数に変換した高周波を±10MHzの周波数帯域の第1フィルタ60とそれよりも帯域幅の狭い±2MHzの帯域幅を有する第2フィルタ62を順次通過させ、各フィルタ60,62を通過した後の電界強度が所定の値以上となったときに、その周波数を求める周波数であるとする簡易な方式を用い、それを繰り返していく。したがって、簡易な方式で、DSRCの7つの周波数を迅速に選択することができるのである。
また、周波数を2つに分割した群のうち、最も高い周波数を有する一つの群に含まれる周波数の最小周波数が第1フィルタ60の最大周波数よりも大きく、かつ、2つに分割したうちのもう一方の群に含まれる周波数の最大周波数が第1フィルタ60の最大周波数よりも小さくなる。
つまり、第1フィルタ60によって、2つに分割した群のうち、最も高い周波数を有する一つの群に含まれる周波数の最小周波数ともう一方の群に含まれる周波数の最大周波数とを確実に検出することができるので、2つの群を確実に分離し認識することができる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、車載用電子装置として、運転支援装置1を例にして説明したが、DSRCの周波数選択を行う装置であればどのような車載用電子装置であってもよい。例えば、カーナビゲーション装置や運転者などにドライブ情報を提供する情報提供装置などである。
また、周波数選択装置5を備た、DSRCにおける周波数選択を行うDSRC車載器として用いてもよい。
運転支援装置1の概略の構成を示すブロック図である。 周波数選択装置5の概略の構成を示すブロック図である。 周波数選択処理の流れを示すフローチャートである。 周波数選択処理の流れを示すフローチャートである。 周波数選択処理の流れを示すフローチャートである。 周波数選択の様子を模式的に示した図である。
符号の説明
1…運転支援装置、5…周波数選択装置、10…位置検出器、12…地磁気センサ、14…ジャイロスコープ、16…GPS受信機、18…距離センサ、20…データ入力器、22…操作スイッチ群、30…制御装置、32…外部メモリ、34…音声出力装置、36…表示装置、40…受信部、42…アンテナ、44…増幅器、50…周波数変換装置、52…周波数変換部、54…局部発振器、60…第1フィルタ、62…第2フィルタ、70…スイッチ、80…電界強度検出部、82…復調器、90…制御部。

Claims (6)

  1. DSRC車載器の周波数選択方式であって、
    DSRCにおいて用いられる連続して並んでいる7つのチャネルの周波数を2つの群に分割し、
    分割した群を更に2つの群に分割することを順次繰り返すことにより、前記7つのチャネルの周波数をすべて選択することを特徴とするDSRC車載器の周波数選択方式。
  2. 請求項1に記載のDSRC車載器の周波数選択方式において、
    前記2つの群に分割する際、優先的に選択したい周波数が割り当てられたチャネルが同一の群に入らないように分割することを特徴とするDSRC車載器の周波数選択方式。
  3. DSRC路側機から送信される7つの周波数の電波を受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した電波を前記7つの周波数を基準周波数として中間周波数に変換する周波数変換手段と、
    前記周波数変換手段で変換された高周波を所定の帯域幅で濾波する第1濾波手段と、
    前記周波数変換手段で変換された高周波を前記第1濾波手段よりも狭い帯域幅で濾波する第2濾波手段と、
    前記周波数変換手段で周波数変換された高周波を前記第1濾波手段と前記第2濾波手段の何れかに入力するかを切り替える切替手段と、
    前記第1濾波手段又は前記第2濾波手段で濾波された高周波の電界強度を検出するための電界強度検出手段と、
    前記7つの周波数を2つの群に分割し、前記周波数変換手段の基準周波数を分割した群の各々について設定するとともに、
    前記分割した群内に周波数が複数ある場合には、前記切替手段を前記第1濾波手段に切り替え、前記周波数変換手段で中間周波数に変換した高周波を前記第1濾波手段に入力し、前記第1濾波手段の出力の電界強度を前記電界強度検出手段で検出し、検出した前記高周波の電界強度が所定の値以上となった場合、前記分割した群内の残りの周波数を更に2つの群に分割して処理を繰り返し、
    前記分割した群内にチャネルが1つしかない場合には、前記切替手段を前記第2濾波手段に切り替え、前記周波数変換手段で中間周波数に変換した高周波を前記第2濾波手段に入力し、前記第2濾波手段の出力の電界強度を前記電界強度検出手段で検出し、検出した前記高周波の電界強度が所定の値以上となった場合に、その周波数を求める周波数として選択する、
    という処理を繰り返すことにより、前記7つのチャネルの周波数をすべて選択する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするDSRCの周波数選択装置。
  4. 請求項3に記載のDSRCの周波数選択装置において、
    前記制御手段は、
    前記7つの周波数を2つの群に分割する際、優先的に選択したい周波数が割り当てられたチャネルが同一の群に入らないように分割することを特徴とするDSRCの周波数選択装置。
  5. 請求項3に記載のDSRCの周波数選択装置において、
    前記第1濾波手段は、前記基準周波数の周波数に前記第1濾波手段の帯域幅の最大値を加算した値が、前記2つに分割した群のうち、最も高い周波数を有する一つの群に含まれる周波数の最小周波数よりも小さく、かつ、前記基準周波数の周波数から前記第1濾波手段の帯域幅の最小値を減算した値が、前記2つに分割したうちのもう一方の群に含まれる周波数の最大周波数よりも大きいことを特徴とするDSRCの周波数選択装置。
  6. 請求項3〜請求項5の何れかに記載のDSRCの周波数選択装置を備えたことを特徴とする車載用電子装置。
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