JP2009192116A - 冷却庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】インバータボックスを機械室内に配設するに当たり、正面側から作業できる利便性を確保した上で省スペース化を図る。
【解決手段】機械室11内には水平な仕切板35が張られて上方室38Uと下方室38Dとに仕切られ、下方室38Dには冷凍装置40が、上方室38Uには電装箱57がそれぞれ収納される。仕切板35には貫通孔72が開口されるとともに、同貫通孔72の奥側の孔縁部に沿って、縦向きの固定板75が、冷却庫本体10の外底面と仕切板35との間にわたされて設けられる。冷却ファン22の回転数制御用のインバータが内蔵されたインバータボックス60が、貫通孔72を貫通して上方室38Uから下方室38Dにわたって配設され、その背面に設けられた取付板65が、ねじ70で固定板75に固定される。
【選択図】図5

Description

本発明は、急速冷却庫等の冷却庫に関する。
急速冷却庫の一例として、断熱箱体製の冷却庫本体内における間口方向の一側に、加熱調理済みの食品を収納する収納室が設けられ、他側に冷却器と冷却ファンとが設置されるとともに、この冷却庫本体の下面側に、圧縮機、空冷式の凝縮器等を含む冷凍装置や、電装箱等を装備した機械室が配設された構造になり、冷凍装置と冷却ファンを駆動することに伴い、冷却器で熱交換されて生成された冷気を収納室に循環供給することにより、食品を急速冷却するようにしたものが知られている。なお、この種の急速冷却庫は、例えば特許文献1に記載されている。
一方、この種の急速冷却庫では、高い冷凍能力を必要とする等の事情があることに鑑み、機械室の構造にも工夫が凝らされている。例えば、機械室内が仕切板によって上下に仕切られ、下方室内に冷凍装置が設置される一方、上方室に電装箱が収納されている。これにより、冷凍装置を構成する凝縮器に対して効率良く冷却空気(外気)を当てることが可能となり、また電装箱については、冷凍装置側からの熱的影響が極力回避されつつ、正面側からの整備等の作業がしやすくなっている。
特開平11−63786号公報
ところで機械室内には、冷却ファンの回転数を制御するためのインバータを内蔵したインバータボックスも併せて収納する場合がある。このインバータボックスは、電装箱と同様に正面側から整備等の作業ができることが望ましく、上方室内で電装箱の側方等に設置するのが好適ではあるが、冷却ファンには容量の大きいものが必要とされる関係上、インバータボックスが電装箱よりも大きく、特に背が高いものにならざるを得ず、したがってインバータボックスを電装箱ともども上方室内に収納しようとすると、上方室すなわち機械室が大型化し、ひいては急速冷凍庫が背の高いものになる不具合がある。そうかといって、インバータボックスを、スペースに比較的余裕のある下方室内の奥側に収納すると、正面側からの整備作業等ができないことになり、さらなる改良が切望されていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、インバータボックスを機械室内に配設するに当たり、正面側から作業できる利便性を確保した上で省スペース化を図るところにある。
本発明は、被冷却物を収納する収納室と、この収納室に冷気を循環供給するべく冷却器と冷却ファンとを内部に設けた断熱箱体製の冷却庫本体に隣接して機械室が設けられた冷却庫において、前記機械室は内部に水平な仕切板が張られることにより上方室と下方室とに仕切られ、前記下方室には、圧縮機、空冷式の凝縮器を含み前記冷却器と循環接続されて冷凍回路を構成する冷凍装置が、前記上方室には電装箱がそれぞれ収納されているとともに、前記仕切板には貫通孔が開口されて、前記冷却ファンの回転数制御用のインバータ等が内蔵されたインバータボックスが、前記貫通孔を貫通しつつ前記上方室から前記下方室にわたって配設されているところに特徴を有する。
この構成によれば、インバータボックスは、仕切板を貫通して下部側を下方室に臨ませた状態において、上方室内に収納される。これにより、インバータボックスの整備等の作業を正面側から行うことが可能となり、しかも上方室すなわち機械室のスペース増を招くことも回避される。
また、以下のような構成としてもよい。
(1)前記機械室が、複数本のフレームを組み付けてなるシャーシにパネルを張ることにより上面開口の箱形に形成され、この機械室の上面に前記冷却庫本体が載置されているものであって、前記インバータボックスを固定するための固定板が、前記冷却庫本体の外底面と前記仕切板との間にわたされて設けられている。固定板が、冷却庫本体の外底面と、シャーシと一体の仕切板との間にわたされているから、シャーシひいては機械室の構造的な補強に有効となる。
(2)前記固定板が、前記貫通孔における奥側の孔縁に沿うようにして正面を向いて設けられている一方、前記インバータボックスの背面における左右の側縁から、前記固定板に対してねじ止めされる取付板が張り出し形成されている。インバータボックスは、機械室の正面側から固定板に対して着脱できる。両取付板の張り出し端の間の幅寸法が、貫通孔の幅寸法よりも大きければ、インバータボックスが下方室に落下することがないから、ねじ止めの作業もしやすい。
(3)前記固定板が、前記貫通孔における奥側の孔縁に沿うようにして正面を向いて設けられている一方、前記インバータボックスの背面における左右の側縁から、前記固定板に対してねじ止めされる取付板が張り出し形成されている。部品点数の削減が図られる。
(4)前記取付板が、前記インバータボックスを構成する背面板と一体的に形成されている。
インバータボックスを固定板から外す場合は、ねじを緩めたのち、取付板の挿通孔における大径部がねじの位置に来るまでインバータボックスを持ち上げ、次にインバータボックスを手前に引いて大径部をねじの頭部に通して取付板をねじの手前に抜き、この状態からインバータボックスの上部側を手前に傾けて下部側を貫通孔を通して上方室内に持ち上げれば、引き続いて上方室の手前側に取り出すことができる。
インバータボックスを固定する場合は、上記とは逆に、インバータボックスの下部側を貫通孔に入れつつ起立姿勢として、挿通孔の大径部をねじの頭部に通し、そののちインバータボックスを降ろすと軸部が小径部に嵌るから、続いてねじを締め込むことで、インバータボックスが固定される。インバータボックスを固定板に対して正面から脱着する作業を簡単に行うことができる。
(5)前記インバータボックスの周面には、多数の通孔が開口されている。内蔵されたインバータを熱的に保護する場合に有効となる。
本発明によれば、インバータボックスを機械室内に配設するに当たり、正面側から作業できる利便性を確保した上で省スペース化を図ることができる。
<実施形態>
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図12に基づいて説明する。この実施形態では、急速冷却庫に適用した場合を例示している。
本実施形態の急速冷却庫は、図1に示すように、機械室11の上面に冷却庫本体10(以下、単に本体10という)が載置され、機械室11の底面に配された脚12によって支持されている。
本体10は前面が開口された縦長の断熱箱体からなり、同本体10の前面開口部13には、断熱扉14(図2)が、正面から見た左側縁を中心として揺動開閉可能に装着されている。本体10の内部すなわち庫内では、図2及び図3に示すように、正面から見た右側の6割程度の領域が、食品の収納室15とされ、残りの左側の領域が、冷却ユニット20の設置室16となっている。
冷却ユニット20は、冷却器21と2個の冷却ファン22とを組み付けてユニット化したものである。冷却器21は、庫内の高さよりも若干低い高さ寸法と、同庫内の奥行きの半分強の幅とを持った縦長のブロック状に形成され、収納室15側の面と、反対側の面の両面に開口部を設けた冷却器カバー23に収められている。一方、冷却ファン22は、ファンケース24内に縦方向に2個並んで装置されており、同ファンケース24が、冷却器カバー23の正面側に揺動開閉可能に取り付けられることで、冷却ユニット20が形成されている。冷却ユニット20では、冷却器21の直前において2個の冷却ファン22が上下に並んで配された状態となる。
このような冷却ユニット20が庫内の左側の設置室16に設置され、より詳細には、庫内の高さ方向並びに奥行方向のほぼ中央部において、冷却器カバー23の背面(収納室15とは反対側の面)と庫内の左側壁10Lとの間に所定の間隔を開けた形態で設置されている。
庫内右側の収納室15には、ホテルパン等のトレイTが複数段にわたり、前方から出し入れされて収納可能となっている。そのため、収納室15の左右の側面となる冷却ユニット20におけるファンケース24の正面板24Aと、庫内の右側壁10Rとには、一対のトレイ受け25が対向して取り付けられるようになっている。
トレイ受け25はステンレス鋼線等の線材を素材として形成され、大まかには、縦長の長方形をなす枠体26を有し、両縦枠の間に載置棒27が一定のピッチで複数段(図示12段)にわたって差し渡されているとともに、枠体26の四隅の位置に、縦長の環形をなす取付部28が形成されている。
一方、ファンケース24の正面板24Aと、庫内の右側壁10Rとには、それぞれ対応する4箇所に取付具29が取り付けられていて、各トレイ受け25は、四隅の取付部28を対応する取付具29に掛止することにより、収納室15の左右の側面に対向した形態で着脱可能に取り付けられるようになっている。そしてトレイTは、図2に示すように、左右のフランジを同じ段で対向した載置棒27に載せつつ、前方から出し入れされて収納されるようになっている。
続いて、機械室11の構造について説明する。機械室11は、本体10の半分強の高さを持って形成されており、図4に示すように、底板31の四隅からアングル材やチャンネル材からなる柱32が立てられることでシャーシ30が形成され、各柱32の上端が、本体10の外底面の四隅に結合されている。なお、底板31の下面の四隅に、上記した脚12が取り付けられている。このシャーシ30の背面並びに左右の側面にパネル46,48が張られることで、機械室11が形成されている。
機械室11内には、全高の約3/4の高さ位置において、仕切板35が水平姿勢で張られており、上方室38Uと下方室38Dとに分けられている。なお、仕切板35における背面側の端部の幅方向の中央位置には、方形の切欠部36が形成されている。
図5に示すように、下方室38D内には主に冷凍装置40が設置されており、前面開口に臨んで空冷式の凝縮器41が、その直後に凝縮器ファン41Aが設置され、さらにその後方に圧縮機42が設置されている。
下方室38Dの前面開口には、図1に示すように、図示3個の吸気口45を横方向に並べて設けた前面パネル44が着脱可能に装備されている。また、機械室11の背面パネル46には、図6に示すように、下方室38Dの底面から所定寸法上がった位置から上方室38Uの天井面に亘って、ほぼ全幅に開口してなる排気口47が形成されているとともに、下方室38Dの左右の側面を構成する側面パネル48における背面側に寄った位置には、複数の縦向きのスリットを並べてなる補助排気口47Aが形成されている。
この下方室38D内に設置された冷凍装置40と、上記した冷却ユニット20に装備された冷却器21とが、冷媒管50で循環接続されて冷凍回路が構成されている。より具体的には、冷却器21に対して出し入れされる冷媒管50Aが、設置室16の背面壁に開口された貫通孔52を通して並んで背面側に突出されたのち下方に曲げられ、その下端がさらに手前側に屈曲されて、上方室38U内から仕切板35の切欠部36を通して下方室38Dに導入され、冷凍装置40に対して出し入れされる冷媒管50と接続されている。
冷却運転は、冷凍装置40(圧縮機42)と冷却ファン22とが駆動されることで行われ、図3の矢線に示すように、収納室15の空気がファンケース24を通って冷却ユニット20内に吸引されて冷却器21を通過する間に冷気が生成され、冷却ユニット20の背面側に吹き出された冷気が、庫内の左側壁10Lに当たって手前と奥に分かれて同冷却ユニット20の手前側と奥側の側面に回り込んだのち、一部が右側壁10R側まで流通しつつ収納室15に送り込まれるといった循環流を生じ、これによりトレイTに入れられた食品が急速冷却されるようになっている。
この間、冷却ユニット20の奥側の側面に設けられた庫内温度センサ54(図3参照)により庫内温度が検出され、その検出温度と、予め定められた庫内設定温度との比較に基づいて冷凍装置40がオンオフされ、庫内がほぼ設定温度に維持される。
一方、収納された食品には、芯温センサ55が差し込まれて同食品の芯温(内部温度)が検出され、その検出温度が、予め定められた芯温の設定温度まで低下したら、所定の急速冷却が完了したと見なされて、冷却運転が停止されるようになっている。なお、運転モードの選択によっては、急速冷却された食品を冷蔵または冷凍状態に保存する保冷運転に切り替わる。
そのため、機械室11のうちの上方室38U内には、各種制御運転を実行するべく制御装置や各種電装品を格納した電装箱57が収納されている。電装箱57は、横長で背の低い方形箱状に形成されており、正面から見た左側の半分強の領域で、かつ前面開口に寄った位置に、ほぼすっぽりと嵌った形態で収納されている。
この上方室38Uの前面開口には、操作パネル58が着脱可能に装着されている。操作パネル58の表面には、詳しくは図示しないが、各種操作ボタン等が配備された操作部と、表示部とが設けられており、操作ボタンの操作により、運転モードの設定や、庫内温度の設定等が行われ、それらが表示部で表示されるようになっている。
また、上記した電装箱57の正面側には、各種接続口や調整部等が配されており、したがって操作パネル58を外せば、電装箱57を上方室38U内に残したままメンテナンスを行うことが可能である。
さて本実施形態の急速冷却庫では、冷気を循環させるべく冷却ファン22の回転数を制御するためにインバータを使用しており、これを格納したインバータボックス60を機械室11内に装備する必要がある。ここで、急速冷却に対応するべく容量の大きい冷却ファン22を使用する必要があり、また保冷運転も実行可能で回転数の制御範囲も広くなるために、インバータひいてはインバータボックス60も大型化せざるを得ない。この実施形態では、電装箱57の2倍弱の高さを持った縦長の形状とされている(図5参照)。
一方このインバータボックス60は、電装箱57と同様に正面側から整備等の作業ができることが望ましく、上方室38U内で電装箱57の側方に設置するのが好適ではあるが、上記のようにインバータボックス60が背の高いものである以上、電装箱57ともども上方室38U内に収納しようとすると、上方室38Uを大型化しなければならず、そうかといって、スペースに比較的余裕のある下方室38D内の奥側に収納すると、正面側からの整備作業等ができない。
そこで本実施形態では、インバータボックス60の配設構造に工夫が凝らされている。
インバータボックス60は、図7及び図8に示すように、背面と左側面とが開口された本体部61と、背面板62と、左側面板63(図7では想像線で図示)とを組み付けて形成され、全体としては、平面形状がやや横長で、電装箱57よりも背が高い角箱形に形成されている。背面板62のほぼ上半分の領域における左右の側縁からは、縦長の取付板65が張り出し形成されており、右側の取付板65には、ねじ70(図10)の挿通孔66が上下2位置に、左側の取付板65では、そのほぼ中間の高さ位置に、1個の挿通孔66が形成されている。各挿通孔66は、いわゆるだるま孔と称されるものであって、上記したねじ70における軸部71Aの挿通は許容するが頭部71Bは挿通不可とした小径部67Aと、ねじ70の頭部71Bの挿通を許容する大径部67Bとを、互いに連通させて上下に並べて配した形状に形成されている。
また、インバータボックス60の正面、背面、左右両側面及び底面には、多数のパンチ孔からなる通孔68が開口されている。
機械室11内に張られた仕切板35には、電装箱57の設置位置の右側方で、かつ電装箱57の奥端側と対応する位置において、図4及び図10に示すように、インバータボックス60を上下に貫通可能な貫通孔72が開口されている。この貫通孔72は、インバータボックス60の横幅にほぼ等しい横幅と、インバータボックス60の奥行寸法よりも大きい(2倍弱)奥行を持った角孔状に形成されている。
また、上方室38U内における貫通孔72の直ぐ後方位置には、インバータボックス60を着脱可能に取り付けるための固定板75が設けられている。
固定板75は、図9にように、上方室38Uの天井面すなわち本体10の外底面と、上方室38Uの内底面すなわち仕切板35との間隔よりも所定寸法小さい高さ(図10参照)と、インバータボックス60における張り出した両取付板65の張出端間の間隔に等しい横幅を持った横長の長方形に形成されている。この固定板75の上縁には手前側に直角曲げされた取付板76Aが、下縁には奥側に直角曲げされた取付板76Bがそれぞれ形成されており、上側の取付板76Aの左右両端部には、ねじ83(図10)の挿通孔78が、下側の取付板76Bの左右両端部には、ねじ孔79が形成されている。
本体10の外底面にはブラケット80が設けられ、このブラケット80には、上記した貫通孔72の後端部の上方で、かつ天井面から所定寸法下がった高さ位置において、左右方向に水平姿勢で延出した支持板81が設けられている。
そして固定板75は、下側の取付板76Bが、仕切板35の貫通孔72における奥側の孔縁部に載せられ、仕切板35の挿通孔84に通されたねじ83が左右両端のねじ孔79にねじ込まれて固定され、一方上側の取付板76Aが、本体10の外底面に設けられたブラケット80の支持板81に当てられて、左右両端部の挿通孔78に通されたねじ83が、支持板81に形成されたねじ孔85にねじ込まれて固定されている。
本実施形態は上記のような構造であって、インバータボックス60は以下のようにして取り付けられる。
まず、固定板75の左右の計3個のねじ孔77に、それぞれねじ70が仮止めされる。続いてインバータボックス60の下端側が仕切板35の貫通孔72に貫通され、図10に示すように、固定板75の少し手前の位置において高さ調節されて、左右の取付板65の各挿通孔66の大径部67Bが、対応するねじ70の位置に合わせられる。この状態から、同図の矢線aに示すように、各挿通孔66の大径部67Bを対応するねじ70の頭部71Bに通しつつ、背面板62を固定板75の正面に当て、続いてインバータボックス60を同図の矢線bに示すように下げて、各挿通孔66の小径部67Aに対して対応するねじ70の軸部71Aを下方から入れると、インバータボックス60が3本のねじ70で支持された状態となる。最後に各ねじ70を本締めすることで、図11に示すように、取付板65が固定板75に対して固定され、すなわちインバータボックス60が固定板75の正面に固定される。
このようにインバータボックス60が取り付けられると、インバータボックス60は、仕切板35を貫通して下部側を下方室38Dに臨ませた状態において、上方室38U内に収納された状態となる。言い換えるとインバータボックス60は、電装箱57の右側において、少なくとも上部側の正面が、上方室38Uの前面開口に対向した状態で配設され、そのため、操作パネル58を外せば、インバータボックス60の整備等の作業を正面側から行うことが可能となる。
さらに、インバータボックス60は、以下のようにして比較的簡単に上方室38Uの手前側に外すことができる。図11に示す取付状態からねじ70を緩め、続いて同図の矢線cに示すように、インバータボックス60を固定板75に沿って持ち上げて、挿通孔66の大径部67Bをねじ70の頭部71Bに合わせ、矢線dに示すように、手前に引くことでねじ70の頭部71Bを挿通孔66から抜く。この状態から、図12の矢線eに示すように、インバータボックス60の上部側を手前に傾けつつ下部側を貫通孔72から上方室38Uに抜き出し、引き続きインバータボックス60をほぼ寝かせた姿勢にして、前面開口から手前に抜き出すことが可能である。
すなわち本実施形態によれば、インバータボックス60は、仕切板35を貫通して下部側を下方室38Dに臨ませた状態において、上方室38U内に収納されるから、インバータボックス60の整備等の作業を正面側から行うことが可能となり、しかも上方室38Uすなわち機械室11のスペース増を招くことも回避される。
また、固定板75が、本体10の外底面(ブラケット80)と、シャーシ30と一体の仕切板35との間にわたされて取り付けられているから、シャーシ30ひいては機械室11の構造的な補強に有効となる。
インバータボックス60は、上記したように上方室38Uの前面開口から固定板75に対して着脱できるから、取付作業並びにメンテナンス時における取り外し作業を簡単に行うことができる。
インバータボックス60を固定板75にねじ止めするための取付板65が、インバータボックス60の背面板62と一体形成されているから、部品点数の削減が図られる。また、インバータボックス60には周面に通孔68が開口されて、内部に熱気が籠もらないようにしたから、格納されたインバータ等を熱的に保護する場合に有効となる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)インバータボックスに設けられる固定板にねじ止めされる取付板は、インバータボックスとは別体に形成されて後付けされるものであってもよい。
(2)固定板は必ずしも本体の外底面と仕切板との間にわたって設けられる必要はなく、本体の外底面から垂設したり、逆に仕切板に立設するようにしてもよい。
(3)インバータボックスを機械室内の定位置に固定するに当たり、上記実施形態に例示したように、固定板の正面に当ててねじ止めすることに限らず、他の固定手段を採用してもよい。
(4)インバータボックスは、その周面に通孔が開口されていない構造であってもよい。
(5)冷却器と冷却ファンとはユニット化されておらず、収納室の側方に冷却器室を設けてその中に個別に組み付けられるようになっていてもよい。
(6)本発明は、機械室が冷却庫本体の下方に配されたものに限らず、側方等の他の方向に隣接して設けられたものにも適用可能である。
(7)本発明は上記実施形態に例示した急速冷却庫に限らず、被冷却物の収納室と、この収納室に冷気を循環供給するべく冷却器と冷却ファンとを内部に設けた断熱箱体製の冷却庫本体に隣接して機械室が設けられた冷却庫全般に広く適用することができる。
本発明の一実施形態に係る急速冷却庫の断熱扉を外した状態の斜視図 庫内構造を示す正面図 同平断面図 機械室のシャーシの構造を示す斜視図 機械室の構造を示す側面図 機械室の背面図 インバータボックスの一部省略した斜視図 インバータボックスの正面図 固定板の斜視図 インバータボックスの取付前の状態の側断面図 その取付状態を示す側断面図 その取り外し動作を説明する側断面図
符号の説明
10…冷却庫本体 11…機械室 15…収納室 16…設置室 20…冷却ユニット 21…冷却器 22…冷却ファン 30…シャーシ 31…底板 32…柱(フレーム) 35…仕切板 38U…上方室 38D…下方室 40…冷凍装置 41…凝縮器 42…圧縮機 44…前面パネル 46…背面パネル 48…側面パネル 57…電装箱 60…インバータボックス 62…背面板 65…取付板 66…挿通孔 67A…小径部 67B…大径部 68…通孔 70…ねじ 71A…軸部 71B…頭部 72…貫通孔 75…固定板 77…ねじ孔 80…ブラケット 83…ねじ

Claims (6)

  1. 被冷却物を収納する収納室と、この収納室に冷気を循環供給するべく冷却器と冷却ファンとを内部に設けた断熱箱体製の冷却庫本体に隣接して機械室が設けられた冷却庫において、
    前記機械室は内部に水平な仕切板が張られることにより上方室と下方室とに仕切られ、前記下方室には、圧縮機、空冷式の凝縮器を含み前記冷却器と循環接続されて冷凍回路を構成する冷凍装置が、前記上方室には電装箱がそれぞれ収納されているとともに、
    前記仕切板には貫通孔が開口されて、前記冷却ファンの回転数制御用のインバータ等が内蔵されたインバータボックスが、前記貫通孔を貫通しつつ前記上方室から前記下方室にわたって配設されていることを特徴とする冷却庫。
  2. 前記機械室が、複数本のフレームを組み付けてなるシャーシにパネルを張ることにより上面開口の箱形に形成され、この機械室の上面に前記冷却庫本体が載置されているものであって、前記インバータボックスを固定するための固定板が、前記冷却庫本体の外底面と前記仕切板との間にわたされて設けられていることを特徴とする請求項1記載の冷却庫。
  3. 前記固定板が、前記貫通孔における奥側の孔縁に沿うようにして正面を向いて設けられている一方、前記インバータボックスの背面における左右の側縁から、前記固定板に対してねじ止めされる取付板が張り出し形成されていることを特徴とする請求項2記載の冷却庫。
  4. 前記取付板が、前記インバータボックスを構成する背面板と一体的に形成されていることを特徴とする請求項3記載の冷却庫。
  5. 前記取付板にはねじの挿通孔が形成される一方、前記固定板の対応した位置には前記ねじが螺合されるねじ孔が形成されており、前記挿通孔は、前記ねじにおける軸部の挿通は許容するが頭部は挿通不可とした小径部と、前記ねじの頭部の挿通を許容する大径部とを、互いに連通させて上下に並べて配した形状に形成されていることを特徴とする請求項3または請求項4記載の冷却庫。
  6. 前記インバータボックスの周面には、多数の通孔が開口されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の冷却庫。
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